JP2896549B2 - 油水分離装置 - Google Patents
油水分離装置Info
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Description
分を油水分離フィルタによって分離する油水分離装置に
関する。
水分離フィルタ使用して油だけを吸い取る油水分離装置
として、例えば、半導体基板の洗浄に使用される超音波
洗浄装置の洗浄液の油水分離に使われるものが知られて
いる。この超音波洗浄装置に使用される油水分離装置
は、ポンプを使用することで洗浄液を流動し、洗浄漕と
油水分離器との間で洗浄液を循環させて洗浄液を再利用
するようにしている。
うな洗浄液を流動し油水分離フィルタを通過させて油水
分離を行うものは、油水フィルタの通過時の負荷を考慮
しある程度の出力を有す るポンプを使用しなければなら
ず、そのため消費電力が大きくなっていた。また、油水
分離フィルタが汚れて目詰まりしてくるとポンプにかか
る負荷が大きくなり効率が悪くなるので、油水分離フィ
ルタの交換を容易に行えるようにすることも考慮しなけ
ればならなかった。本発明の目的とするところは、出力
の低いポンプによる水溶液(洗浄液)の流れであっても
十分に油水分離が行え、かつ、油水分離フィルタの交換
が容易に行える油水分離装置を提供することにある。
の油水分離装置は、水槽を複数の仕切壁により複数の連
通する室に区分し、上流室に油の混入した水溶液の流入
口を設け、下流室の下方部に水溶液の排出口を設け、下
流室の上方部に前の室からの水溶液の流入部を設け、こ
の流入部に着脱自在に油水分離フィルタを備えた油水分
離器と、この油水分離器の下流室の排出口より若干高い
位置に位置する下流室の水位下位限界を検知する第1の
水位センサと、油水分離器の下流室の油水分離フィルタ
より若干低い位置に位置する下流室の水位上位限界を検
知する第2の水位センサと、前記下流室の排出口から洗
浄液を吸い出すポンプとを備え、第1のセンサが作動し
ているときはポンプを停止し、第2のセンサが作動して
いるときはポンプを連続運転し、それ以外はポンプを断
続運転することを特徴としている。
水分離装置の正面断面図であり図2は本実施例の油水分
離装置を用いた超音波洗浄装置の正面断面図である。
すぎ漕3および第二すすぎ漕4から構成されている。こ
の洗浄漕2にはアルカリ性の洗浄液5が満たされてお
り、この洗浄漕2中の超音波振動子6よって超音波振動
が与えらており、この振動によるキャビテーション効果
を利用して洗浄漕2に入れられる被洗浄物の脱脂が行わ
れる。
被洗浄物に付いた洗浄液をすすぎ落とすためのものでそ
れぞれ精製水7が満たされ、精製水7は流入口8から第
二すすぎ漕4、第一すすぎ漕3の順で流れ、排出管9を
とおり外部に排出される。またこの第一、第二すすぎ漕
3、4および前記洗浄漕2には図示しないヒータが備え
られており、それぞれ所定の温度に設定可能となってい
る。
れ、下方のみ開口した仕切壁15および上方のみを開口
した仕切壁16によって上流室17、中間室18と下流
室19に分割され、内部に洗浄液5を満たした水槽14
であり、下流室19の上側の洗浄液の流入部191には
油水分離フィルタ20を配置している。また、この油水
分離器10の上流室17と洗浄漕2との間には配水管1
1が渡され、洗浄槽2から溢れた洗浄液5が流入するよ
うにしてあり、下流室19の下方に通された配水管12
の先に、ポンプ13を設けて洗浄液5を再び洗浄漕2に
戻るようにしてある。
下流室19の上側の洗浄液の流入部191に配置されて
いるので、洗浄漕2から流入してきた洗浄液5が仕切壁
16の上部に達し、これを乗り越え油水分離フィルタ2
0の上面にあふれ出ると、洗浄液5は重力の作用によっ
て油水分離フィルタ20を通過し、洗浄液5に含まれる
油分の分離が行われるようになっている。なお、この油
水分離フィルタ20は、下流室の上部に仕切壁16と水
槽の側壁141に渡して載せてあるだけで、油水分離フ
ィルタ20が汚れてきたら、簡単に交換できるようにし
てある。
センサであるフロートセンサ21が備えられている。こ
のフロートセンサ21はフロート22が水位の多少によ
って上下動するとリードスイッチ23またはリードスイ
ッチ24を作動させてを検知するもので、リードスイッ
チ23は油水フィルタ20の下方近傍に位置し、リード
スイッチ24は配水管12への開口部121の上方近傍
に位置し、リードスイッチ23が作動したら水位上位限
界と判断され、リードスイッチ24が作動したら水位下
位限界と判断されようにしてある。
超音波洗浄装置の電気的構成を表すブロック図である。
データ入力手段26は、洗浄漕2および第一、第二すす
ぎ漕3、4の夫々の温度や、超音波振動子6の振動数の
入力を行うもので、入力されたデータは制御部25を介
してメモリ27に記憶される。この記憶されたデータを
基にし、ヒータ制御回路28を介して洗浄漕2および第
一、第二すすぎ漕3、4の水温制御を行い、超音波制御
回路29を介して洗浄漕2の超音波の振動数を制御して
いる。
ッチ24が作動すると、これを基に制御部25はポンプ
制御回路30を介してポンブ13の駆動を制御し、下流
室19の水位を制御するようにしてある。
例の作動を説明する。超音波洗浄装置1の電源が入力さ
れると、すべての回路や装置が正常に作動するか確認さ
れ、入力されたデータに従って、洗浄漕2、第1すすぎ
漕3および第2すすぎ槽4を所定の温度にし、洗浄漕2
の洗浄液5に所定の振動数で超音波振動が与えられる
(101)。
ッチ24が作動しているか確認される(102、10
3)。ここで、油水分離器10の下流室19の水位が適
量であれば、両方のリードスイッチ23、24は共に作
動しないので、ポンプ13が断続的に運転し(10
4)、洗浄漕2と油水分離器10との間で洗浄液5が循
環する。
と、一時的に油水分離器に流入する洗浄液5の量が減少
または0になり、ポンプ13が断続運転するごとに下流
室19の洗浄液5が減少するときがある。この場合、フ
ロートセンサ21のフロート22が下降してリードスイ
ッチ24が作動し(102)、続いてモータ13が停止
することになる(105)。
の洗浄液5の排出が止られ、下流室19の水位が増えリ
ードスイッチ24が非作動状態になるまでポンプ13の
停止状態は続くようにしてある(ステップ102と10
5の繰り返し)。
や、洗浄液5を急激に追加したときには、常態時で循環
する洗浄液5の量より油水分離器10に流入する量が一
時的に多くなり下流漕19の洗浄液が増量するときがあ
る。この場合、フロートセンサ21のフロート22が上
昇しリードスイッチ23が作動し(103)、ポンプ1
3を連続運転させることになる(106)。
19の洗浄液5が早く排出するようになり、下流室19
の水位が減りリードスイッチ23が非作動状態になるま
でポンプ13の連続運転は続くようにしてある(ステッ
プ103と106の繰り返し)。
分離フィルタ20が汚れて目詰まりし、洗浄液5が循環
しなくなると、下流室19の水位が減りリードスイッチ
24が常に作動し、ポンプ13が停止したままとなる。
この場合、図示しないタイマーによって停止している時
間を計り、所定時間が過ぎてもポンプ13が停止してい
るようなら、ブザーや表示手段などにより操作者に警告
を与えるようにすればよい。もし油水分離フィルタ20
の汚れによるものなら、前述するように本実施例の油水
分離フィルタ20は簡単に取り外し交換することができ
る。
油水分離器に於ける油水分離フィルタの配置例を示して
おり、このように下流室19の上部の流入部191に油
水分離フィルタ31、32を着脱自在に配置すること
で、仕切壁を越えてきた洗浄液5は、重力の作用による
自然体流によって油水分離フィルタ31、32を通過す
るようになっている。
力による自然体流を利用して油水分離フィルタに油分の
混入した水溶液を通過させて油水分離を行い、油分分離
後の水溶液を下流室に一旦貯えるようにし、その水量を
水位センサによって検知しながらポンプの駆動を制御す
るので、低出力のポンプであっても十分に油分を分離し
た水溶液を次の行程に流出することができ、また、使用
する油水分離フィルタは油水分離器の下流室の上側の流
入部に着脱自在に備えてあるので、引上げるだけで簡単
に交換ができ実用的である。
の側断面図
の電気的構成を表すブロック図
Claims (1)
- 【請求項1】 水槽を複数の仕切壁により複数の連通す
る室に区分し、上流室に油の混入した水溶液の流入口を
設け、下流室の下方部に水溶液の排出口を設け、下流室
の上方部に前の室からの水溶液の流入部を設け、この流
入部に着脱自在に油水分離フィルタを備えた油水分離器
と、この油水分離器の下流室の排出口より若干高い位置
に位置する下流室の水位下位限界を検知する第1の水位
センサと、油水分離器の下流室の油水分離フィルタより
若干低い位置に位置する下流室の水位上位限界を検知す
る第2の水位センサと、前記下流室の排出口から洗浄液
を吸い出すポンプとを備え、第1のセンサが作動してい
るときはポンプを停止し、第2のセンサが作動している
ときはポンプを連続運転し、それ以外はポンプを断続運
転することを特徴とする油水分離装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32331793A JP2896549B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 油水分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32331793A JP2896549B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 油水分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07155503A JPH07155503A (ja) | 1995-06-20 |
JP2896549B2 true JP2896549B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=18153445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32331793A Expired - Fee Related JP2896549B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 油水分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2896549B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102581425B1 (ko) * | 2022-11-01 | 2023-09-27 | (주)홍익바이오텍 | 하향식 계단형 안료 수비 장치 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP32331793A patent/JP2896549B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07155503A (ja) | 1995-06-20 |
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