JP2948994B2 - ウェット洗浄装置及びその薬液交換方法 - Google Patents
ウェット洗浄装置及びその薬液交換方法Info
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- JP2948994B2 JP2948994B2 JP27744992A JP27744992A JP2948994B2 JP 2948994 B2 JP2948994 B2 JP 2948994B2 JP 27744992 A JP27744992 A JP 27744992A JP 27744992 A JP27744992 A JP 27744992A JP 2948994 B2 JP2948994 B2 JP 2948994B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RCA洗浄で代表され
るウェット洗浄装置及びその薬液交換方法に関する。
るウェット洗浄装置及びその薬液交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウェット洗浄装置及びその薬液交
換方法を図4を参照しながら説明する。同図において、
1は薬液S中に製品(例えば、シリコンウエハ)を浸漬
した状態で洗浄する洗浄槽、2はこの洗浄槽1にシリコ
ンウエハ等の製品を浸漬した時にこの洗浄槽1からオー
バーフローする薬液を受けるオーバーフロー槽、3はこ
のオーバーフロー槽2内の薬液Sの液面Lを検出する液
面センサー、4はこの液面センサー3から得られる情報
に基づいて開閉して供給配管5を介して薬液Sを上記オ
ーバーフロー槽2へ供給して液面Lを常に一定状態にす
る供給用バルブ、6はこの供給用バルブ4の開放時に供
給された薬液Sを循環配管7を介して循環させる循環ポ
ンプ、8はこの循環ポンプ6からの薬液Sを瀘過する瀘
過器であるフィルター、9はこのフィルター8によって
瀘過された薬液Sを上記洗浄槽1へ循環させる循環配管
である。また、10、11は上記循環配管7、9にそれ
ぞれ配設され、上記フィルター8の両側の圧力差を検出
する圧力計、12は上記洗浄槽1の底面から延設された
第1排出配管、13は上記オーバーフロー槽2の底面か
ら延設された第2排出配管、14はこれらの両排出配管
12、13が合流する第3排出配管、15はこの第3排
出配管14から薬液Sを排出する際に用いられる排出バ
ルブである。
換方法を図4を参照しながら説明する。同図において、
1は薬液S中に製品(例えば、シリコンウエハ)を浸漬
した状態で洗浄する洗浄槽、2はこの洗浄槽1にシリコ
ンウエハ等の製品を浸漬した時にこの洗浄槽1からオー
バーフローする薬液を受けるオーバーフロー槽、3はこ
のオーバーフロー槽2内の薬液Sの液面Lを検出する液
面センサー、4はこの液面センサー3から得られる情報
に基づいて開閉して供給配管5を介して薬液Sを上記オ
ーバーフロー槽2へ供給して液面Lを常に一定状態にす
る供給用バルブ、6はこの供給用バルブ4の開放時に供
給された薬液Sを循環配管7を介して循環させる循環ポ
ンプ、8はこの循環ポンプ6からの薬液Sを瀘過する瀘
過器であるフィルター、9はこのフィルター8によって
瀘過された薬液Sを上記洗浄槽1へ循環させる循環配管
である。また、10、11は上記循環配管7、9にそれ
ぞれ配設され、上記フィルター8の両側の圧力差を検出
する圧力計、12は上記洗浄槽1の底面から延設された
第1排出配管、13は上記オーバーフロー槽2の底面か
ら延設された第2排出配管、14はこれらの両排出配管
12、13が合流する第3排出配管、15はこの第3排
出配管14から薬液Sを排出する際に用いられる排出バ
ルブである。
【0003】次に、動作について説明する。洗浄槽1で
製品を洗浄する場合には、循環ポンプ6が常に駆動し、
薬液Sが常に洗浄槽1からオーバーフロー槽2へオーバ
ーフローしている。そして、このオーバーフロー槽2へ
オーバーフローした薬液Sは循環ポンプ6によって循環
配管7を介してフィルター8へ循環する。フィルター8
では循環して来る薬液Sを瀘過し、異物が除去された薬
液Sは循環配管9を経て洗浄槽1へ戻され、その洗浄能
力が劣化するまでその循環を続ける。
製品を洗浄する場合には、循環ポンプ6が常に駆動し、
薬液Sが常に洗浄槽1からオーバーフロー槽2へオーバ
ーフローしている。そして、このオーバーフロー槽2へ
オーバーフローした薬液Sは循環ポンプ6によって循環
配管7を介してフィルター8へ循環する。フィルター8
では循環して来る薬液Sを瀘過し、異物が除去された薬
液Sは循環配管9を経て洗浄槽1へ戻され、その洗浄能
力が劣化するまでその循環を続ける。
【0004】そして、薬液Sの洗浄能力が劣化すると新
しい薬液Sと交換する。薬液Sを交換する際には、まず
供給用バルブ4を一旦閉じて薬液Sの供給を停止すると
共に循環ポンプ6を停止させる。その後、排出バルブ1
5を開放して洗浄槽1及びオーバーフロー槽2の薬液S
を抜き取り、これら両槽1、2内の薬液Sが全て抜き取
られた時点で排出用バルブ15を閉じると共に供給用バ
ルブ4を開放して新たな薬液Sを所定量になるまで供給
する。そして、薬液Sが所定量に達したら再び循環ポン
プ6を駆動させて薬液Sの循環を開始して薬液Sの交換
を終了する。
しい薬液Sと交換する。薬液Sを交換する際には、まず
供給用バルブ4を一旦閉じて薬液Sの供給を停止すると
共に循環ポンプ6を停止させる。その後、排出バルブ1
5を開放して洗浄槽1及びオーバーフロー槽2の薬液S
を抜き取り、これら両槽1、2内の薬液Sが全て抜き取
られた時点で排出用バルブ15を閉じると共に供給用バ
ルブ4を開放して新たな薬液Sを所定量になるまで供給
する。そして、薬液Sが所定量に達したら再び循環ポン
プ6を駆動させて薬液Sの循環を開始して薬液Sの交換
を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ウェット洗浄装置では、薬液Sを交換する際に、上述の
ように循環ポンプ6を停止した状態で行なわれ、フィル
ター8での薬液Sの流れがなくなるため、フィルター8
内部に付着していた異物が遊離して薬液交換直後の薬液
S中の異物量が著しく増加し、この異物が薬液Sと共に
洗浄槽1内に流れ込み、この薬液Sで製品を洗浄する
と、薬液交換直後の洗浄製品に大量の異物が付着して製
品上に残るという課題があった。
ウェット洗浄装置では、薬液Sを交換する際に、上述の
ように循環ポンプ6を停止した状態で行なわれ、フィル
ター8での薬液Sの流れがなくなるため、フィルター8
内部に付着していた異物が遊離して薬液交換直後の薬液
S中の異物量が著しく増加し、この異物が薬液Sと共に
洗浄槽1内に流れ込み、この薬液Sで製品を洗浄する
と、薬液交換直後の洗浄製品に大量の異物が付着して製
品上に残るという課題があった。
【0006】そこで、薬液交換時にフィルター8内部の
薬液Sを全て取り除く方法も考えられるが、フィルター
8内部の薬液Sを全て取り除くと薬液交換後の再起動時
にフィルター8の内部が乾燥することがあるため、この
フィルター8内部に薬液Sが染み込まず再起動できない
ことがあり、通常は薬液交換時でもフィルター8及び循
環ポンプ6内部の薬液Sを全て取り除くようなことは行
なうことはない。そのため、フィルター8及び循環ポン
プ6内部の薬液Sを交換し難いという課題があった。
薬液Sを全て取り除く方法も考えられるが、フィルター
8内部の薬液Sを全て取り除くと薬液交換後の再起動時
にフィルター8の内部が乾燥することがあるため、この
フィルター8内部に薬液Sが染み込まず再起動できない
ことがあり、通常は薬液交換時でもフィルター8及び循
環ポンプ6内部の薬液Sを全て取り除くようなことは行
なうことはない。そのため、フィルター8及び循環ポン
プ6内部の薬液Sを交換し難いという課題があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、薬液交換直後に洗浄槽の薬液に異物を混入
させずに薬液交換後も円滑に再起動でき、延いては再起
動時の製品に異物を付着させることがないウェット洗浄
装置及びその薬液交換方法を提供することを目的として
いる。また、フィルターおよび循環ポンプ内部の乾燥が
発生することなく、それら内部に残存する薬液を完全に
新しい薬液と交換できるようにする薬液交換方法および
ウェット洗浄装置を提供することを目的とする。
れたもので、薬液交換直後に洗浄槽の薬液に異物を混入
させずに薬液交換後も円滑に再起動でき、延いては再起
動時の製品に異物を付着させることがないウェット洗浄
装置及びその薬液交換方法を提供することを目的として
いる。また、フィルターおよび循環ポンプ内部の乾燥が
発生することなく、それら内部に残存する薬液を完全に
新しい薬液と交換できるようにする薬液交換方法および
ウェット洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のウェット洗浄槽の薬液交換方法は、洗浄槽内の薬液を
外部に排出する間、並びに薬液の排出に伴い前記洗浄槽
内が空のとき、切れ間なく連続して瀘過器に薬液を流し
続けながら、薬液交換を行うものである。
のウェット洗浄槽の薬液交換方法は、洗浄槽内の薬液を
外部に排出する間、並びに薬液の排出に伴い前記洗浄槽
内が空のとき、切れ間なく連続して瀘過器に薬液を流し
続けながら、薬液交換を行うものである。
【0009】また、本発明の請求項2に記載のウェット
洗浄装置は、薬液の循環先を洗浄槽とオーバーフロー槽
との間で切り替える切替バルブを設けたものである。
洗浄装置は、薬液の循環先を洗浄槽とオーバーフロー槽
との間で切り替える切替バルブを設けたものである。
【0010】また、本発明の請求項3に記載のウェット
洗浄の方法は、薬液循環系内部の古い薬液を残すことな
く交換できるようにするためにオーバーフロー槽内にそ
の内部を分離分割するように仕切るものである。
洗浄の方法は、薬液循環系内部の古い薬液を残すことな
く交換できるようにするためにオーバーフロー槽内にそ
の内部を分離分割するように仕切るものである。
【0011】また、本発明の請求項4に記載のウェット
洗浄装置は、フィルター内部の古い薬液を残すことなく
交換できるようにするため、オーバーフロー槽内に仕切
手段を設けたものである。
洗浄装置は、フィルター内部の古い薬液を残すことなく
交換できるようにするため、オーバーフロー槽内に仕切
手段を設けたものである。
【0012】また、本発明の請求項5に記載のウェット
洗浄装置では、仕切手段は、オーバーフロー槽の底面と
の間で隙間を有する仕切板である。
洗浄装置では、仕切手段は、オーバーフロー槽の底面と
の間で隙間を有する仕切板である。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、瀘過
手段で薬液を瀘過しながら薬液を交換するため、常にフ
ィルターに薬液が流れてフィルターに圧力が加わってフ
ィルター内部の異物を遊離させることなく薬液を交換す
ることができる。
手段で薬液を瀘過しながら薬液を交換するため、常にフ
ィルターに薬液が流れてフィルターに圧力が加わってフ
ィルター内部の異物を遊離させることなく薬液を交換す
ることができる。
【0014】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、薬液を交換する際には、切替バルブによって薬液
の循環先をオーバーフロー槽へ切り替えて循環ポンプを
駆動させた状態で薬液を交換することができるため、常
にフィルター内を薬液が流れてかつフィルターに圧力が
加わってフィルター内部の異物を遊離させることなく薬
液を交換することができる。
れば、薬液を交換する際には、切替バルブによって薬液
の循環先をオーバーフロー槽へ切り替えて循環ポンプを
駆動させた状態で薬液を交換することができるため、常
にフィルター内を薬液が流れてかつフィルターに圧力が
加わってフィルター内部の異物を遊離させることなく薬
液を交換することができる。
【0015】また、本発明の請求項3および請求項4に
記載の発明によれば、薬液を交換する際には、切替バル
ブによって薬液の循環先をオーバーフロー槽の洗浄槽側
へ切り替えて循環ポンプを駆動させた状態で薬液を交換
することができるため、循環薬液は洗浄槽内へオーバー
フローし、また薬液供給手段からの薬液はオーバーフロ
ー槽の外側に供給され常にフィルターを薬液が流れてフ
ィルターに圧力が加わってフィルター内部の異物を遊離
させることなく薬液を交換することができる。
記載の発明によれば、薬液を交換する際には、切替バル
ブによって薬液の循環先をオーバーフロー槽の洗浄槽側
へ切り替えて循環ポンプを駆動させた状態で薬液を交換
することができるため、循環薬液は洗浄槽内へオーバー
フローし、また薬液供給手段からの薬液はオーバーフロ
ー槽の外側に供給され常にフィルターを薬液が流れてフ
ィルターに圧力が加わってフィルター内部の異物を遊離
させることなく薬液を交換することができる。
【0016】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、オーバーフロー槽の外側に供給された薬液によ
り、オーバーフロー槽に残っている古い薬液は、隙間を
通って押し出され、オーバーフロー槽から洗浄槽へオー
バーフローして洗浄槽から外部に排出される。
れば、オーバーフロー槽の外側に供給された薬液によ
り、オーバーフロー槽に残っている古い薬液は、隙間を
通って押し出され、オーバーフロー槽から洗浄槽へオー
バーフローして洗浄槽から外部に排出される。
【0017】
【実施例】以下、図1〜図3に示す実施例に基づいて従
来と同一または相当部分には同一符号を付して本発明を
説明する。尚、各図中、図1は本発明のウェット洗浄装
置の一実施例を示す構成図、図2は本発明のウェット洗
浄装置の他の実施例を示す構成図、図3は薬液交換終了
から薬液循環に要した時間とその時の洗浄でシリコンウ
エハ上に残った0.1μmレベルの異物の数との相関関
係を示すグラフである。
来と同一または相当部分には同一符号を付して本発明を
説明する。尚、各図中、図1は本発明のウェット洗浄装
置の一実施例を示す構成図、図2は本発明のウェット洗
浄装置の他の実施例を示す構成図、図3は薬液交換終了
から薬液循環に要した時間とその時の洗浄でシリコンウ
エハ上に残った0.1μmレベルの異物の数との相関関
係を示すグラフである。
【0018】実施例1. 本実施例のウェット洗浄装置は、薬液S中に浸漬した状
態でシリコンウエハ等の製品(図示せず)を洗浄する洗
浄槽1と、この洗浄槽1に製品を浸漬した時にこの洗浄
槽1からオーバーフローする薬液Sを受けるオーバーフ
ロー槽2と、このオーバーフロー槽2内の薬液量として
液面Lを検出する制御手段である液面センサー3と、こ
の液面センサー3により薬液Sの液面Lが制御された状
態下で薬液Sをフィルター8で瀘過しながら上記洗浄槽
1へ循環させる薬液循環系とを備えて構成されている。
そして、以下に説明する点以外は従来と同様に構成され
ている。
態でシリコンウエハ等の製品(図示せず)を洗浄する洗
浄槽1と、この洗浄槽1に製品を浸漬した時にこの洗浄
槽1からオーバーフローする薬液Sを受けるオーバーフ
ロー槽2と、このオーバーフロー槽2内の薬液量として
液面Lを検出する制御手段である液面センサー3と、こ
の液面センサー3により薬液Sの液面Lが制御された状
態下で薬液Sをフィルター8で瀘過しながら上記洗浄槽
1へ循環させる薬液循環系とを備えて構成されている。
そして、以下に説明する点以外は従来と同様に構成され
ている。
【0019】また、上記洗浄槽1の底面には薬液Sを排
出する排出配管12が連結され、この排出配管12に排
出バルブ15が取り付けられている。しかし、上記オー
バーフロー槽2の底面には従来のような排出配管はな
い。従って、本実施例のウェット洗浄槽は、その薬液S
を交換する際には、上記洗浄槽1だけから薬液Sを排出
するに構成されている。
出する排出配管12が連結され、この排出配管12に排
出バルブ15が取り付けられている。しかし、上記オー
バーフロー槽2の底面には従来のような排出配管はな
い。従って、本実施例のウェット洗浄槽は、その薬液S
を交換する際には、上記洗浄槽1だけから薬液Sを排出
するに構成されている。
【0020】上記薬液循環系は、上記薬液Sを循環させ
るベローズポンプ等の循環ポンプ6と、この循環ポンプ
6が配設され且つ上記オーバーフロー槽2と上記フィル
ター8とを連通する循環配管7と、上記フィルター8と
上記洗浄槽2または上記オーバーフロー槽2へ薬液Sを
循環供給する循環配管9とを備えて構成されている。ま
た、上記循環配管9には切替バルブ16が配設され、更
にこの切替バルブ16には上記洗浄槽1へ薬液Sを供給
する第1分岐配管17及び上記オーバーフロー槽2へ薬
液Sを供給する第2分岐配管18とが連結され、この切
替バルブ16によって薬液Sの循環先を上記洗浄槽1と
上記オーバーフロー槽2との間で切り替えるように構成
されている。
るベローズポンプ等の循環ポンプ6と、この循環ポンプ
6が配設され且つ上記オーバーフロー槽2と上記フィル
ター8とを連通する循環配管7と、上記フィルター8と
上記洗浄槽2または上記オーバーフロー槽2へ薬液Sを
循環供給する循環配管9とを備えて構成されている。ま
た、上記循環配管9には切替バルブ16が配設され、更
にこの切替バルブ16には上記洗浄槽1へ薬液Sを供給
する第1分岐配管17及び上記オーバーフロー槽2へ薬
液Sを供給する第2分岐配管18とが連結され、この切
替バルブ16によって薬液Sの循環先を上記洗浄槽1と
上記オーバーフロー槽2との間で切り替えるように構成
されている。
【0021】次に、上記ウェット洗浄装置を用いた本発
明の薬液交換方法に一実施例について説明する。洗浄槽
1で製品を洗浄する場合には、切替バルブ16によって
薬液Sの循環先を洗浄槽1に設定しておく。これによっ
て従来の場合と同様にして製品を洗浄することができ
る。そして、薬液Sの洗浄能力が劣化して薬液Sを新し
い薬液Sと交換する際には、まず切替バルブ16を操作
して薬液Sの循環先をオーバーフロー槽2へ切り替え、
このオーバーフロー槽2へ第2分岐配管18を介して薬
液Sが戻される。この時、オーバーフロー槽2の液面L
が上昇して液面センサー3がその液面Lを検出して供給
用バルブ4を閉止して供給配管5からの薬液Sの供給は
停止する。
明の薬液交換方法に一実施例について説明する。洗浄槽
1で製品を洗浄する場合には、切替バルブ16によって
薬液Sの循環先を洗浄槽1に設定しておく。これによっ
て従来の場合と同様にして製品を洗浄することができ
る。そして、薬液Sの洗浄能力が劣化して薬液Sを新し
い薬液Sと交換する際には、まず切替バルブ16を操作
して薬液Sの循環先をオーバーフロー槽2へ切り替え、
このオーバーフロー槽2へ第2分岐配管18を介して薬
液Sが戻される。この時、オーバーフロー槽2の液面L
が上昇して液面センサー3がその液面Lを検出して供給
用バルブ4を閉止して供給配管5からの薬液Sの供給は
停止する。
【0022】上述のようにして薬液循環系を介してオー
バーフロー槽2に古い薬液Sを溜めた状態でその薬液S
を循環させた状態下で、排出バルブ15を開放して洗浄
槽1の古い薬液Sを排出配管12を介して徐々に排出す
る。このようにして洗浄槽1内の古い薬液Sを全て排出
した後、排出バルブ15を閉じると共に、切替バルブ1
6を操作して薬液Sの循環先を洗浄槽1へ切り替え、こ
の洗浄槽1へ第1分岐配管17を介して薬液Sが供給す
る。
バーフロー槽2に古い薬液Sを溜めた状態でその薬液S
を循環させた状態下で、排出バルブ15を開放して洗浄
槽1の古い薬液Sを排出配管12を介して徐々に排出す
る。このようにして洗浄槽1内の古い薬液Sを全て排出
した後、排出バルブ15を閉じると共に、切替バルブ1
6を操作して薬液Sの循環先を洗浄槽1へ切り替え、こ
の洗浄槽1へ第1分岐配管17を介して薬液Sが供給す
る。
【0023】これによってオーバーフロー槽2への薬液
Sの循環がなくなってその液面Lが低下し、これによっ
て液面センサー3が作動して供給用バルブ4を開放して
供給配管5から薬液Sを供給し始める。洗浄槽1へ供給
されて減少したオーバーフロー槽2の薬液Sは供給配管
5から供給されて、洗浄槽1での新たな薬液Sが所定量
に達すると、洗浄槽1からオーバーフロー槽2への薬液
Sのオーバーフローが加わってオーバーフロー槽2の液
面Lが上昇する。これを液面センサー3で検出して供給
用バルブ4を閉じて薬液Sの交換を終了する。
Sの循環がなくなってその液面Lが低下し、これによっ
て液面センサー3が作動して供給用バルブ4を開放して
供給配管5から薬液Sを供給し始める。洗浄槽1へ供給
されて減少したオーバーフロー槽2の薬液Sは供給配管
5から供給されて、洗浄槽1での新たな薬液Sが所定量
に達すると、洗浄槽1からオーバーフロー槽2への薬液
Sのオーバーフローが加わってオーバーフロー槽2の液
面Lが上昇する。これを液面センサー3で検出して供給
用バルブ4を閉じて薬液Sの交換を終了する。
【0024】以上説明したように本実施例によれば、洗
浄槽2の薬液Sを交換する間、循環ポンプ6を停止させ
ることなく駆動させて薬液Sが常にフィルター8に流
れ、フィルター8に常に圧力を加えた状態にしているた
め、フィルター8内部の異物が遊離したり、ほぐれたり
することがない。従って、薬液交換後においても従来の
ように異物が洗浄槽1内に混入して再起動時に洗浄され
た製品への異物の付着を確実に防止することができる。
浄槽2の薬液Sを交換する間、循環ポンプ6を停止させ
ることなく駆動させて薬液Sが常にフィルター8に流
れ、フィルター8に常に圧力を加えた状態にしているた
め、フィルター8内部の異物が遊離したり、ほぐれたり
することがない。従って、薬液交換後においても従来の
ように異物が洗浄槽1内に混入して再起動時に洗浄され
た製品への異物の付着を確実に防止することができる。
【0025】実施例2. 本実施例のウェット洗浄装置は、図2に示すように、オ
ーバーフロー槽2内にその内部を洗浄槽側2Aとその外
側2Bとに分割する仕切手段として仕切板19を設け且
つ薬液Sの循環先を上記洗浄槽1と上記オーバーフロー
槽2の洗浄槽側2Aとの間で切り替える切替バルブ16
を設け、薬液Sを供給する供給配管5からの薬液Sを薬
液供給手段(図示せず)を用いて上記オーバーフロー槽
2の外側2Bへ供給するように構成されている以外は実
施例1のウェット洗浄装置と同様に構成されている。
尚、液面センサー3は上記オーバーフロー槽2の外側2
Bの液面Lを管理するように設置されている。
ーバーフロー槽2内にその内部を洗浄槽側2Aとその外
側2Bとに分割する仕切手段として仕切板19を設け且
つ薬液Sの循環先を上記洗浄槽1と上記オーバーフロー
槽2の洗浄槽側2Aとの間で切り替える切替バルブ16
を設け、薬液Sを供給する供給配管5からの薬液Sを薬
液供給手段(図示せず)を用いて上記オーバーフロー槽
2の外側2Bへ供給するように構成されている以外は実
施例1のウェット洗浄装置と同様に構成されている。
尚、液面センサー3は上記オーバーフロー槽2の外側2
Bの液面Lを管理するように設置されている。
【0026】次に、上記ウェット洗浄装置を用いた本発
明の薬液交換方法の一実施例について説明する。洗浄槽
1での製品の洗浄は、実施例1の場合と同様にして行な
われる。そして、薬液Sの洗浄能力が劣化して薬液Sを
新しい薬液Sと交換する際には、まず切替バルブ16を
操作して薬液Sの循環先をオーバーフロー槽2の洗浄槽
側2Aへ切り替え、この洗浄槽側2Aへ第2分岐配管1
8を介して薬液Sが戻される。この時、オーバーフロー
槽2の外側2Bの液面Lが上昇して液面センサー3がそ
の液面Lを検出して供給用バルブ4を閉止して供給配管
5からの薬液Sの供給は停止する。
明の薬液交換方法の一実施例について説明する。洗浄槽
1での製品の洗浄は、実施例1の場合と同様にして行な
われる。そして、薬液Sの洗浄能力が劣化して薬液Sを
新しい薬液Sと交換する際には、まず切替バルブ16を
操作して薬液Sの循環先をオーバーフロー槽2の洗浄槽
側2Aへ切り替え、この洗浄槽側2Aへ第2分岐配管1
8を介して薬液Sが戻される。この時、オーバーフロー
槽2の外側2Bの液面Lが上昇して液面センサー3がそ
の液面Lを検出して供給用バルブ4を閉止して供給配管
5からの薬液Sの供給は停止する。
【0027】上述のようにして薬液循環系を介してオー
バーフロー槽2に古い薬液Sを溜めた状態でその薬液S
を循環させた状態下で、排出バルブ15を開放して洗浄
槽1の古い薬液Sを排出配管12を介して徐々に排出す
る。このようにして洗浄槽1内の古い薬液Sを全て排出
した後、液面センサー3を切ると共に供給用バルブ4を
開放してオーバーフロー槽2の外側2Bへ新しい薬液S
を供給する。これによってオーバーフロー槽2内に残っ
ている古い薬液Sが新しい薬液Sによって洗浄槽側2A
へ押し出されてオーバーフロー槽2から洗浄槽1へオー
バーフローし、排出配管12を介して排出バルブ15か
ら排出される。なお、仕切板19とオーバーフロー槽2
の底面との間には隙間Cが形成されているので、この隙
間Cを通じて古い薬液Sは新しい薬液Sによって洗浄槽
側2Aへ押し出されている。一方、オーバーフロー槽2
の外側2Bへ供給された新しい薬液Sの一部は循環ポン
プ6によってフィルター8を経由して第2分岐配管18
からオーバーフロー槽2の洗浄槽側2Aへ戻され、更に
その多くは上述のようにして排出バルブ15から排出さ
れる。
バーフロー槽2に古い薬液Sを溜めた状態でその薬液S
を循環させた状態下で、排出バルブ15を開放して洗浄
槽1の古い薬液Sを排出配管12を介して徐々に排出す
る。このようにして洗浄槽1内の古い薬液Sを全て排出
した後、液面センサー3を切ると共に供給用バルブ4を
開放してオーバーフロー槽2の外側2Bへ新しい薬液S
を供給する。これによってオーバーフロー槽2内に残っ
ている古い薬液Sが新しい薬液Sによって洗浄槽側2A
へ押し出されてオーバーフロー槽2から洗浄槽1へオー
バーフローし、排出配管12を介して排出バルブ15か
ら排出される。なお、仕切板19とオーバーフロー槽2
の底面との間には隙間Cが形成されているので、この隙
間Cを通じて古い薬液Sは新しい薬液Sによって洗浄槽
側2Aへ押し出されている。一方、オーバーフロー槽2
の外側2Bへ供給された新しい薬液Sの一部は循環ポン
プ6によってフィルター8を経由して第2分岐配管18
からオーバーフロー槽2の洗浄槽側2Aへ戻され、更に
その多くは上述のようにして排出バルブ15から排出さ
れる。
【0028】このような一連の薬液Sの循環によって古
い薬液Sを全て排出したら切替バルブ16を操作して薬
液Sの循環先を洗浄槽1へ切り替え、この洗浄槽1へ第
1分岐配管17を介して薬液Sを供給すると共に、液面
センサー3の作動を復帰させる。これによってオーバー
フロー槽2への薬液Sの循環がなくなってその液面Lが
低下し、これによって液面センサー3が作動して供給用
バルブ4を開放して供給配管5から薬液Sを供給し始め
る。洗浄槽1へ供給されて減少したオーバーフロー槽2
の薬液Sは供給配管5から供給されて、洗浄槽1での新
たな薬液Sが所定量に達すると、洗浄槽1からオーバー
フロー槽2への薬液Sのオーバーフローが加わってオー
バーフロー槽2の液面Lが上昇する。これを液面センサ
ー3で検出して供給用バルブ4を閉じて薬液Sの交換を
終了する。
い薬液Sを全て排出したら切替バルブ16を操作して薬
液Sの循環先を洗浄槽1へ切り替え、この洗浄槽1へ第
1分岐配管17を介して薬液Sを供給すると共に、液面
センサー3の作動を復帰させる。これによってオーバー
フロー槽2への薬液Sの循環がなくなってその液面Lが
低下し、これによって液面センサー3が作動して供給用
バルブ4を開放して供給配管5から薬液Sを供給し始め
る。洗浄槽1へ供給されて減少したオーバーフロー槽2
の薬液Sは供給配管5から供給されて、洗浄槽1での新
たな薬液Sが所定量に達すると、洗浄槽1からオーバー
フロー槽2への薬液Sのオーバーフローが加わってオー
バーフロー槽2の液面Lが上昇する。これを液面センサ
ー3で検出して供給用バルブ4を閉じて薬液Sの交換を
終了する。
【0029】以上説明したように本実施例によれば、洗
浄槽2の薬液Sを交換する際に、仕切手段である仕切板
19によってオーバーフロー槽2内の古い薬液Sを新し
い薬液Sで押し出して洗浄槽側2A及び洗浄槽1を介し
て排出するようにしたため、古い薬液Sを残すことなく
新しい薬液Sに交換することができる他、実施例1と同
様の作用効果を期することができる。
浄槽2の薬液Sを交換する際に、仕切手段である仕切板
19によってオーバーフロー槽2内の古い薬液Sを新し
い薬液Sで押し出して洗浄槽側2A及び洗浄槽1を介し
て排出するようにしたため、古い薬液Sを残すことなく
新しい薬液Sに交換することができる他、実施例1と同
様の作用効果を期することができる。
【0030】[洗浄特性評価]本評価では、上記各実施
例のウェット洗浄装置及び従来のウェット洗浄装置を用
いて未洗浄の6インチシリコンウエハ(FZタイプ:信
越シリコン(株)製)を洗浄した場合の薬液交換終了か
ら薬液循環に要した時間と、その時の洗浄によって得ら
れるシリコンウエハ上の0.1μmレベルの異物の数と
の相関性によって各ウェット洗浄装置の洗浄特性を下記
条件下で評価したところ、図3に示す結果が得られた。
例のウェット洗浄装置及び従来のウェット洗浄装置を用
いて未洗浄の6インチシリコンウエハ(FZタイプ:信
越シリコン(株)製)を洗浄した場合の薬液交換終了か
ら薬液循環に要した時間と、その時の洗浄によって得ら
れるシリコンウエハ上の0.1μmレベルの異物の数と
の相関性によって各ウェット洗浄装置の洗浄特性を下記
条件下で評価したところ、図3に示す結果が得られた。
【0031】図3に示す結果によれば、実施例1のウェ
ット洗浄装置及び実施例2のウェット洗浄装置はいずれ
も薬液交換直後においても従来のウェット洗浄装置に比
べて格段に優れた洗浄効果を得ることができることが判
った。また、実施例2の方が実施例1よりも洗浄特性に
優れていることが判った。 (1) 洗浄装置の薬液循環系の機器条件 循環ポンプ; 形式:テフロンベローズポンプ(イワキ製) 形番:FA80R 最大能力:17リットル/分 フィルター; 形式: 形番:PF80(日本ミリポア・リミテッド製) 能力:0.1μmフィルター 流量:11.3リットル/分(エアー入圧2.0Kg/cm2) (2) シリコンウエハ上の異物の測定条件 日立電子エンジニアリング(株)製の表面検査装置LS
−6000を用い、シリコンウエハ端から8mmの部分
を除いた範囲で測定を行なった。 (3) 6インチシリコンウエハの状態 予めクラス10000のクリーンルームに10分間放置
したものを用い、このシリコンウエハについて上記表面
検査装置を用いて0.1μm以上の微粒子の数を測定し
たところ、全てのシリコンウエハで、その微粒子の数
は、100〜300の範囲にあり、それぞれの平均値が
170であった。
ット洗浄装置及び実施例2のウェット洗浄装置はいずれ
も薬液交換直後においても従来のウェット洗浄装置に比
べて格段に優れた洗浄効果を得ることができることが判
った。また、実施例2の方が実施例1よりも洗浄特性に
優れていることが判った。 (1) 洗浄装置の薬液循環系の機器条件 循環ポンプ; 形式:テフロンベローズポンプ(イワキ製) 形番:FA80R 最大能力:17リットル/分 フィルター; 形式: 形番:PF80(日本ミリポア・リミテッド製) 能力:0.1μmフィルター 流量:11.3リットル/分(エアー入圧2.0Kg/cm2) (2) シリコンウエハ上の異物の測定条件 日立電子エンジニアリング(株)製の表面検査装置LS
−6000を用い、シリコンウエハ端から8mmの部分
を除いた範囲で測定を行なった。 (3) 6インチシリコンウエハの状態 予めクラス10000のクリーンルームに10分間放置
したものを用い、このシリコンウエハについて上記表面
検査装置を用いて0.1μm以上の微粒子の数を測定し
たところ、全てのシリコンウエハで、その微粒子の数
は、100〜300の範囲にあり、それぞれの平均値が
170であった。
【0032】尚、本発明のウェット洗浄装置及びその薬
液交換方法は、上記各実施例に制限されるものでないこ
とはいうまでもない。
液交換方法は、上記各実施例に制限されるものでないこ
とはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の発明によれば、フィルターで薬液を瀘過しながら
薬液を交換するようにしたため、異物をフィルターから
遊離させることなく薬液を交換できるウェット洗浄装置
の薬液交換方法を提供することができる。
記載の発明によれば、フィルターで薬液を瀘過しながら
薬液を交換するようにしたため、異物をフィルターから
遊離させることなく薬液を交換できるウェット洗浄装置
の薬液交換方法を提供することができる。
【0034】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、切替バルブ弁によって薬液の循環先を洗浄槽とオ
ーバーフロー槽との間で切り替えるようにしたため、薬
液交換後に洗浄槽の薬液に異物を混入させずに薬液交換
後も円滑に再起動でき、延いては再起動時の製品に異物
を付着させることがないウェット洗浄装置を提供するこ
とができる。
れば、切替バルブ弁によって薬液の循環先を洗浄槽とオ
ーバーフロー槽との間で切り替えるようにしたため、薬
液交換後に洗浄槽の薬液に異物を混入させずに薬液交換
後も円滑に再起動でき、延いては再起動時の製品に異物
を付着させることがないウェット洗浄装置を提供するこ
とができる。
【0035】また、本発明の請求項3および請求項4に
記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、
オーバーフロー槽内にその内部をを洗浄槽側とその外側
とに分割する仕切手段を設けたため、古い薬液を洗浄槽
に残すことなく薬液を交換でき、更に薬液交換後に洗浄
槽の薬液に異物を混入させずに薬液交換後も円滑に再起
動でき、延いては再起動時の製品に異物を付着させるこ
とがないウェット洗浄装置の薬液交換方法を提供するこ
とができるとともに、ウェット洗浄装置を提供すること
ができる。
記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、
オーバーフロー槽内にその内部をを洗浄槽側とその外側
とに分割する仕切手段を設けたため、古い薬液を洗浄槽
に残すことなく薬液を交換でき、更に薬液交換後に洗浄
槽の薬液に異物を混入させずに薬液交換後も円滑に再起
動でき、延いては再起動時の製品に異物を付着させるこ
とがないウェット洗浄装置の薬液交換方法を提供するこ
とができるとともに、ウェット洗浄装置を提供すること
ができる。
【0036】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、仕切板とオーバーフロー槽の底面との間に隙間が
形成されているので、この隙間を通じて古い薬液は新し
い薬液によってオーバーフロー槽の洗浄槽側へ円滑に押
し出される。
れば、仕切板とオーバーフロー槽の底面との間に隙間が
形成されているので、この隙間を通じて古い薬液は新し
い薬液によってオーバーフロー槽の洗浄槽側へ円滑に押
し出される。
【図1】 本発明のウェット洗浄装置の一実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】 本発明のウェット洗浄装置の他の実施例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図3】 薬液交換終了から薬液循環に要した時間とそ
の時の洗浄でシリコンウエハ上に残った0.1μmレベ
ルの異物の数との相関関係を示すグラフである。
の時の洗浄でシリコンウエハ上に残った0.1μmレベ
ルの異物の数との相関関係を示すグラフである。
【図4】 従来のウェット洗浄装置の一例を示す構成図
である。
である。
1 洗浄槽、2 オーバーフロー槽、3 液面センサー
(制御手段)、6 循環ポンプ(薬液循環系)、7 循
環配管(薬液循環系)、8 フィルター(瀘過器)、9
循環ポンプ(薬液循環系)、16 切替バルブ、19
仕切板(仕切手段)
(制御手段)、6 循環ポンプ(薬液循環系)、7 循
環配管(薬液循環系)、8 フィルター(瀘過器)、9
循環ポンプ(薬液循環系)、16 切替バルブ、19
仕切板(仕切手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/304 642 H01L 21/304 648 B08B 3/04
Claims (5)
- 【請求項1】 薬液を瀘過しながら循環させる薬液循環
系を備えたウェット洗浄装置における薬液交換方法にお
いて、洗浄槽内の薬液を外部に排出する間、並びに薬液
の排出に伴い前記洗浄槽内が空のとき、切れ間なく連続
して瀘過器に薬液を流し続けながら、薬液交換を行うこ
とを特徴とするウェット洗浄装置の薬液交換方法。 - 【請求項2】 薬液中に浸漬した状態で製品を洗浄する
洗浄槽と、この洗浄槽からオーバーフローする薬液を受
けるオーバーフロー槽と、このオーバーフロー槽内の薬
液量を制御する制御手段と、薬液を瀘過する瀘過器と、
これに薬液を送り込むポンプとを備えたウェット洗浄装
置において、上記薬液の循環先を上記洗浄槽と上記オー
バーフロー槽との間でそれぞれ切り替える切替バルブを
上記薬液循環系に設け、上記薬液の交換の際には上記切
替バルブによって薬液の循環さきを上記オーバーフロー
槽へ切り替えて薬液を上記濾過器に流し続けながら薬液
交換を行うようになっていることを特徴とするウェット
洗浄装置。 - 【請求項3】 薬液中に浸漬した状態で製品を洗浄する
洗浄槽と、この洗浄槽からオーバーフローする薬液を受
けるオーバーフロー槽と、このオーバーフロー槽内へ薬
液を供給する薬液供給手段と、薬液を瀘過器で瀘過しな
がら上記洗浄槽へ循環させる薬液循環系と、この薬液循
環系に設けられ上記オーバーフロー槽内にその内部を上
記洗浄槽側とその外側とに分割する仕切手段を設け且つ
上記薬液の循環先を上記洗浄槽と上記オーバーフロー槽
の洗浄槽側との間で切り替える切替バルブとを備えたウ
ェット洗浄装置の薬液交換方法であって、薬液を交換す
る際に、上記薬液供給手段からの薬液を上記オーバーフ
ロー槽の外側に供給し、かつ上記切替バルブによって薬
液の循環先を上記オーバフロー槽の洗浄槽側へ切り替え
て薬液を上記濾過器に流し続けながら薬液循環系内部の
古い薬液を新しい薬液と交換するウェット洗浄装置の薬
液交換方法。 - 【請求項4】 薬液中に浸漬した状態で製品を洗浄する
洗浄槽と、この洗浄槽からオーバーフローする薬液を受
けるオーバーフロー槽と、このオーバーフロー槽内へ薬
液を供給する薬液供給手段と、薬液を瀘過器で瀘過しな
がら上記洗浄槽へ循環させる薬液循環系とを備えたウェ
ット洗浄装置において、上記オーバーフロー槽内にその
内部を上記洗浄槽側とその外側とに分割する仕切手段を
設け且つ上記薬液の循環先を上記洗浄槽と上記オーバー
フロー槽の洗浄槽側との間で切り替える切替バルブを上
記薬液循環系に設け、薬液交換の際に、上記薬液供給手
段からの薬液を上記オーバーフロー槽の外側へ供給し、
薬液の循環先を上記オーバーフロー槽の洗浄槽側に切り
替えられるようになっていることを特徴とするウェット
洗浄装置。 - 【請求項5】 仕切手段は、オーバーフロー槽の底面と
の間で隙間を有する仕切板である請求項4に記載のウェ
ット洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27744992A JP2948994B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | ウェット洗浄装置及びその薬液交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27744992A JP2948994B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | ウェット洗浄装置及びその薬液交換方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06132270A JPH06132270A (ja) | 1994-05-13 |
JP2948994B2 true JP2948994B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=17583735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27744992A Expired - Fee Related JP2948994B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | ウェット洗浄装置及びその薬液交換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2948994B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011134899A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Tokyo Electron Ltd | 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体 |
CN102343340B (zh) * | 2011-10-20 | 2016-01-13 | 高佳太阳能股份有限公司 | 硅片清洗机的漂洗槽 |
CN110067029B (zh) * | 2019-06-03 | 2020-11-17 | 西安奕斯伟硅片技术有限公司 | 蚀刻装置及蚀刻装置的工作方法 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP27744992A patent/JP2948994B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06132270A (ja) | 1994-05-13 |
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