JP2896435B2 - 弁の間欠回転伝達装置および弁 - Google Patents

弁の間欠回転伝達装置および弁

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JP2896435B2 JP28528996A JP28528996A JP2896435B2 JP 2896435 B2 JP2896435 B2 JP 2896435B2 JP 28528996 A JP28528996 A JP 28528996A JP 28528996 A JP28528996 A JP 28528996A JP 2896435 B2 JP2896435 B2 JP 2896435B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流路の途中に
設置される流量調節及び遮断の双方に使用する弁に設け
られ、弁座と弁子とを密着させ又は密着を解除させる際
に回転を間欠的に伝達する弁の間欠回転伝達装置及びこ
れを備えた弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、流体流路の途中に設けられて流量
調節及び遮断の双方に使用する弁としては、例えば、特
開平7−139646号公報に開示したものが知られて
いる。この弁は、所謂ボール弁で、二つの弁座ホルダー
に保持された二つのリング状弁座とボール状の弁子とが
密着して流体流路を遮断する。ステムに取り付けられた
ハンドルを回動することにより、弁子の連通孔の方向を
変えて、流体流量を調節乃至流体流路を遮断する。
【0003】弁座ホルダーのうち、一方の弁座ホルダー
は、くさび機構によって流路方向に弁座を弁子に押圧可
能に設けられている。くさび機構は、調節リングとスラ
ストリングとが互いに傾斜した接触面によってスライド
可能になっており、調節リングに螺合した調節ねじ棒の
回動によって調節リングを上下方向に移動させ、これに
よってスラストリングを流路方向に移動させて、弁座と
弁子とを密着させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記弁
の開閉の際には、人手で調節ねじ棒を回転させて弁座と
弁子の密着を解除した後、ステムに連結されたハンドル
を回動して弁子の連通孔の方向を変え、更に、人手で調
節ねじ棒を回転させて弁座と弁子とを密着させるので、
弁の操作に労力と時間がかかり、特に、地震等緊急遮断
の時には、操作に遅れを生ずる虞れがある。
【0005】本発明の第1の課題は、速やかに弁座と弁
子の密着又は密着を解除出来ると共に、構造が簡便、小
型で、経済的な弁の間欠回転伝達装置を提供することで
ある。 本発明の第2の課題は、上記弁の間欠回転伝達
装置を備え、速やかに弁の開閉が出来ると共に、構造が
簡便、小型で、経済的な弁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、流体の流量を調節又は遮断の双方に使用する
弁に設けられ前記流体を通過させる連通孔を有する弁子
と、該弁子を回動して前記連通孔を所定の方向に設定す
る弁子回動軸部材と、前記弁子を挾持する一対のリング
状弁座と、該一対のリング状弁座のうち少なくとも一方
を押圧し前記一対の弁座と前記弁子とを密着させる弁座
押圧手段と、該弁座押圧手段に螺合し回転することによ
って前記弁座押圧手段が前記一方の弁座を押圧する被回
転軸部材とを有する弁に設けられ、前記被回転軸部材を
間欠的に回転させる弁の間欠回転伝達装置であって、前
記弁子を回動して前記連通孔を所定の方向に設定する時
に、前記被回転軸部材を回転させて前記弁座押圧手段に
よる前記弁座と前記弁子との押圧力を解除して前記弁座
と前記弁子とを密着させないで、前記弁子回動軸部材を
回動させると共に前記弁の間欠回転伝達装置を駆動する
多軸駆動装置によって回転される回転軸部材と前記被回
転軸部材との間に間欠的な回転を伝達する回転伝達手段
を設けたことである。
【0007】弁子を回動して連通孔を所定の方向に設定
する時、例えば弁子の連通孔を流体流路方向に向けて弁
を全開にする時又は弁子の連通孔を流体流路方向と直角
の方向に向けて弁を全閉にする時に、被回転軸部材を間
欠的に回転させることにより、弁座押圧手段は弁座と弁
子との押圧力を解除して弁座と弁子とを密着させない
で、弁子を速やかに回動出来る。弁子回動軸部材を回動
させると共に弁の間欠回転伝達装置を駆動する多軸駆動
装置によって回転される回転軸部材と被回転軸部材との
間に間欠的な回転を伝達する回転伝達手段を設けたこと
により、弁子を回動させる時のみ被回転軸部材を回転さ
せて弁座と弁子との密着を解除することが出来ると共
に、構造が簡便、小型で、経済的である。
【0008】また、本発明は、流体の流量を調節又は遮
断の双方に使用する弁に設けられ前記流体を通過させる
連通孔を有する弁子と、該弁子を回動して前記連通孔を
所定の方向に設定する弁子回動軸部材と、前記弁子を挾
持する一対のリング状弁座と、該一対のリング状弁座の
うち少なくとも一方を押圧し前記一対の弁座と前記弁子
とを密着させる弁座押圧手段と、該弁座押圧手段に螺合
し回転することによって前記弁座押圧手段が前記一方の
弁座を押圧する被回転軸部材とを有する弁に設けられ、
前記被回転軸部材を間欠的に回転させる弁の間欠回転伝
達装置であって、前記弁子を回動して前記連通孔を所定
の方向に設定する時に、前記被回転軸部材を回転させて
前記弁座押圧手段による前記弁座と前記弁子との押圧力
を解除して前記弁座と前記弁子とを密着させないで、
記弁子を回動して前記連通孔を前記流体の遮断する方向
に設定した時に、前記被回転軸部材を回転させて前記弁
座押圧手段によって前記弁座と前記弁子とを密着させ
前記弁子回動軸部材を回動させると共に前記弁の間欠回
転伝達装置を駆動する多軸駆動装置によって回転される
回転軸部材と前記被回転軸部材との間に間欠的な回転を
伝達する回転伝達手段を設けたことである。
【0009】上記弁の間欠回転伝達装置は、先の弁の間
欠回転伝達装置の作用に加え、弁子を回動して連通孔を
流体の遮断する方向に設定した時に、被回転軸部材を回
転させて弁座押圧手段によって弁座と弁子とを密着させ
ることにより、流体流路の遮断を確実に行なうことが出
来る。
【0010】又、流体の流量を調節又は遮断の双方に使
用する弁に設けられ前記流体を通過させる連通孔を有す
る弁子と、該弁子を回動して前記連通孔を所定の方向に
設定する弁子回動軸部材と、前記弁子を挾持する一対の
リング状弁座と、該一対のリング状弁座のうち少なくと
も一方を押圧し前記一対の弁座と前記弁子とを密着させ
る弁座押圧手段と、該弁座押圧手段に螺合し回転するこ
とによって前記弁座押圧手段が前記一方の弁座を押圧す
る被回転軸部材とを有する弁において、上記いずれかの
弁の間欠回転伝達装置を備えたことである。上記いずれ
かの弁の間欠回転伝達装置を備えることにより、速やか
に弁の開閉が出来ると共に、構造が簡便、小型で、経済
的である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の弁の間欠回転伝達
装置を備えた弁の実施の形態を図面に基づいて詳細に説
明する。尚、以下の図1〜3において、同じ構造、作用
部分には同じ参照番号を付けて示す。
【0012】図2は、本実施の形態の弁の間欠回転伝達
装置を備えた弁の一実施の形態を示す縦断面図である。
本実施の形態の弁の間欠回転伝達装置を備えた弁1は、
流路の途中に設けられ流量を調節又は遮断の双方に使用
するものである。構造は大きくわけて五つの部分に分け
られ、弁座と弁子を中心とする流路切替部、弁座を押圧
する弁座押圧手段、多軸駆動装置、流路切替部と多軸駆
動装置とを接続する回動伝達部、それに本発明の多軸駆
動装置と弁座押圧手段とを接続する間欠回転伝達装置で
ある。
【0013】流路切替部は、流体の流量を調節又は遮断
する部分で、弁1の外殻を構成する第1の弁本体2及び
第2の弁本体4内に弁子59が設けられ、この弁子59
自体の回動により左右の流路77は連通乃至遮断され
る。弁子59は、球を平行な二面で切断した欠球形状を
しており、その中心を貫通する連通孔60が穿設され、
その上部にはステム64、下部には弁子ステイ70が設
けられる。ステム64はブッシュ65を介して、弁子ス
テイ70と共に第1の弁本体2に回動自在に支持され、
ブッシュ65と第1の弁本体2との間にOリング66を
設けて流体をシールしている。そして、ステイ64の上
端寄りには、スラストリング68を介してステム64を
固定するグランドフランジ67が設けられている。
【0014】更に、弁子59は一対のリング状弁座6
2、63で挟持される。一対のリング状弁座62、63
は、それぞれ弾性の高い材料が用いられ、それぞれ一方
の弁座ホルダー50と他方の弁座ホルダー56に保持さ
れている。尚、第1の弁本体2と第2の弁本体4とは、
第1の弁本体2に同心円状に植え込まれた複数個の植込
ボルト5及びナット6とでシール材7を介して嵌合固定
されている。
【0015】弁座押圧手段42は、上記一方の弁座62
を保持する一方の弁座ホルダー50と、この一方の弁座
ホルダー50の外側に配置されたスラストリング48及
び調整リング43とを有する。一方の弁座ホルダー50
は、流路の一部を形成する円筒部51を有し、この円筒
部51の一端縁52に設けられ流路方向78に直角な背
面55を持つ鍔状の張出部54を有する。調節リング4
3とスラストリング48とは互いに傾斜した接触面4
5、49によってスライド可能になっており、スラスト
リング48の接触面49と反対側の端面は一方の弁座ホ
ルダー50の張出部背面55に当接している。
【0016】更に、弁座押圧手段42は、調整リング4
3に被回転軸部材である調節ねじ棒33が螺合され、調
節ねじ棒33を、例えば右ねじ方向に回転させることに
より、調節リング43を流路方向78に対して直角の方
向で図の下側に移動させる。調節リング43を図の下側
に移動させるとスラストリング48は、流路方向78で
図の右側に移動させられ、更にスラストリング48は一
方の弁座ホルダー50の一端に設けられた張出部54の
背面55を押圧し、弁座62と弁子59とを密着させ、
同時に弁座63と弁子59とを密着させるものである。
上記とは逆に調整ねじ棒33を左ねじ方向に回転させる
ことにより、弁座62と弁子59との密着を解除させる
ことになる。調整ねじ棒33はブッシュ39、40を介
して第2の弁本体4及びこの第2の弁本体4にボルトで
固定されたスタンド37に支持されている。
【0017】多軸駆動装置74は、別の駆動源から駆動
力を受けて、先に述べた弁子のステム64及び弁座押圧
手段の調整ねじ棒33にそれぞれ回動伝達部、間欠回転
伝達装置を介して回動又は回転を伝達するもので、例え
ば本願出願人が先に開示した特開平8−121642号
公報のものが好適に使用出来る。ここに開示した多軸駆
動装置は、前記調整ねじ棒33を回転させる第1駆動軸
と、この第1駆動軸と連動する回転体と、前記ステム6
4を回転させる第2駆動軸と、前記回転体の回転の動き
を第2駆動軸に回転体の限られた回転区間だけ伝達する
伝達手段とを備えたものである。
【0018】従って、多軸駆動装置74は、第2駆動軸
が、例えば90度回動し弁子の連通孔60の方向を設定
する前に、第1駆動軸が調整ねじ棒33を回転させ、弁
座62、63と弁子59との密着を解除し、更に、第2
駆動軸が、90度回動し弁子の連通孔60の方向を設定
した後で、再度第1駆動軸が調整ねじ棒33を回転さ
せ、弁座62と弁子59とを密着させ、同時に弁座63
と弁子59も密着させるものである。
【0019】回動伝達部は、多軸駆動装置74の第2駆
動軸(図示せず)からの回動を上記ステム64に伝達す
る弁子回動軸部材であるシャフト71と、第1の弁本体
2のフランジ2aと多軸駆動装置74とを結合するボン
ネット72とが設けられたものである。
【0020】間欠回転伝達装置9は、多軸駆動装置74
の第1駆動軸によって上記調節ねじ棒33を間欠的に回
転させるものであって、弁子59を回動して連通孔60
を所定の方向に設定する時に、調節ねじ棒33を回転さ
せて弁座押圧手段42による弁座62と弁子59との密
着を解除して弁座62と弁子59とを密着させないよう
にするものである。これは同時に弁座63と弁子59に
対しても密着させないようにする。更に、弁子59を回
動して連通孔60を流体の遮断する方向に設定された時
には、調整ねじ棒33を回転させて弁座押圧手段42に
よって弁座62、63と弁子59とを密着させて流路を
遮断する。
【0021】そして、間欠回転伝達装置9は、シャフト
71を回動させると共に間欠回転伝達装置9を駆動する
多軸駆動装置74によって回転される回転軸部材10と
調整ねじ棒33との間に間欠的な回転を伝達する回転伝
達手段であるクラッチ機構15を設けたことである。
【0022】図1は、上記クラッチ機構15を示した要
部縦断面図である。クラッチ機構15は、上記のよう
に、回転軸部材10と調整ねじ棒33との間に間欠的な
回転を伝達し、多軸駆動装置74の図示していないの第
1駆動軸により回転される回転軸部材10の先端に凸部
12が設けられ早送り移動して所定の位置迄移動し、調
整ねじ棒33の一端に設けられた凹部35に噛み合うも
のである。従って、回転軸部材10自体は図1の下方に
回転しながら移動するものである。これによって噛み合
った後、調整ねじ棒33は回転され、調整ねじ棒33の
回転と共に図1の下方に調整リング43を流路方向に直
角な下方に移動させる。
【0023】回転軸部材10は、これに設けられた早送
りねじ11とスタンド37側に設けられた早送りめねじ
38によって、調整ねじ棒33の凹部35に噛み合うま
で下方に所定の位置迄速やかに移動する。
【0024】尚、上記実施の形態において、回転軸部材
10は調整ねじ棒33を回転させるものであったが、本
発明はこれに限定されず、回転軸部材10が早送り機構
によって所定の位置まで下がった状態から単に図の下方
に調整リング33を押圧して下方に移動させる構造であ
っても良い。
【0025】以上の構造を有する本実施の形態の弁の間
欠回転伝達装置9は、次のように作用する。即ち、先に
述べた多軸駆動装置74によって、弁子59を回動して
連通孔60を所定の方向に設定する時、例えば弁子の連
通孔60を流体流路方向78に向けて弁を全開にする時
又は弁子の連通孔60を流体流路方向78と直角の方向
に向けて弁を全閉にする時に、調整ねじ棒33を間欠的
に回転させることにより、弁座押圧手段42は弁座62
と弁子59との押圧力を解除して弁座62、63と弁子
59とが密着しないので、弁子59は速やかに駆動トル
クも小さく回動出来る。
【0026】更に、弁子59を回動して連通孔60を流
体の遮断する方向に設定された時には、調整ねじ棒33
を回転させて弁座押圧手段42によって弁座62、63
と弁子59とを密着させることにより、流体流路の遮断
を確実に行なうことが出来る。
【0027】そして、シャフト71を回動させると共に
弁の間欠回転伝達装置9を駆動する多軸駆動装置74に
よって回転される回転軸部材10と調整ねじ棒33との
間に間欠的な回転を伝達するクラッチ機構15を設けた
ことにより、弁子59を回動させる時のみ調整ねじ棒3
3を回転させて弁座62、63と弁子59との密着を解
除することが出来、構造が簡便、小型で、経済的な伝達
装置である。
【0028】又、上記いずれかの弁の間欠回転伝達装置
9を備えた弁1は、速やかに弁の開閉が出来ると共に、
構造が簡便、小型で、経済的である。
【0029】図3は、図1と同様の他の実施の形態を示
す要部縦断面図である。本実施の形態の弁の間欠回転伝
達装置9は、回転軸部材10が図3の上下方向には移動
せず、回転のみを行なうものである。即ち、間欠回転伝
達装置9のクラッチ機構15は、図1のクラッチ機構と
同様に、図示していない多軸駆動装置の第1駆動軸によ
り回転される回転軸部材10の先端近傍に設けられたピ
ン25が、早送り移動して所定の位置迄移動し調整ねじ
棒33の一端に設けられたフランジ29の孔32に噛み
合うものである。
【0030】クラッチ機構15は、回転軸部材10に螺
合する移動ナット17と、この移動ナット17の下に隣
接して設けられ複数のナット23で固定したピン25を
有するピンホルダー22と、このピンホルダー22を上
方に付勢するコイルばね24とを備える。更に、回転軸
部材10に形成された早送りねじ11と、移動ナット1
7に形成された早送りめねじ18とが螺合し、移動ナッ
ト17の外側にはガイド・シュー21が固定され、スタ
ンド37に形成された長溝19に上下方向に摺動可能に
嵌合している。ピンホルダー22は、回転軸部材10の
二面又は四面の回り止め13に固定され、且つピンホル
ダー22の下に配置されたコイルばね24によって上方
に付勢されている。コイルばね24は回転軸部材10の
下端にボルト27によって固定されたばね受26によっ
て支えられる。
【0031】一方、調整ねじ棒33の上端寄りには二面
又は四面の回り止め30が形成され、フランジ29が固
定されている。フランジ29の円周方向にはピン25が
嵌入する孔32が設けられ、フランジ29の下には調整
ねじ棒33との間でフランジ29のクッションの役目を
果たすコイルばね(又は皿ばね)31が設けられてい
る。尚、フランジ29の孔32の数は、ピン25の数に
対応した数とされるが、ピン25の数より多くして嵌入
を容易にしても良い。又、上記ガイド・シュー21、長
溝19、ピン25等は円周方向均等間隔で二つ或いはこ
れ以上設けられる。
【0032】このような構造を有する図3の間欠回転伝
達装置9の作用は、回転軸部材10を、例えば時計方向
に回転させると、早送りねじ11と早送りめねじ18に
よって移動ナット17はガイド・シュー21が長溝19
に案内されて下方に移動する。移動ナット17が下方に
移動するとピンホルダー22及びピン25が下方に移動
し、ピン25がフランジ29の孔32に嵌入する。ピン
25がフランジの孔32に嵌入すると、フランジ29が
回転を始め、同時に調整ねじ棒33が回転し、例えば図
2に示したように、調整ねじ棒33の調整ねじ34と調
整リング43に形成されためねじによって調整リング4
3を下方に移動させ、弁座62と弁子59とを密着さ
せ、同時に弁座63と弁子59とを密着させる。
【0033】逆に、弁座62と弁子59との密着を解除
して弁1を全開にする時は、図3において回転軸部材1
0を反時計方向に回転させ、移動ナット17を一定の距
離だけ上方に移動させる。この間、調整ねじ棒33が回
転して弁座62、63と弁子59との密着を解除する。
一定の距離だけ上方に移動すると、ピンホルダー22は
コイルばね24によって付勢されているのでピン25
は、フランジの孔32から外れ、調整ねじ棒33の回転
が停止し、次に弁子側が90度回動し弁が全開される。
尚、図3の実施の形態の間欠回転伝達装置9は、図1の
ものとは構造が異なるが、調整ねじ棒33を回転させて
弁座押圧手段42を操作する作用は同じであるので、弁
座押圧手段42が弁座を押圧する作用の説明は省略す
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の弁の間欠回転伝達装置によれ
ば、速やかに弁座と弁子の密着又は密着を解除出来ると
共に、構造が簡便、小型で、経済的である。
【0035】又、本発明の弁によれば、上記弁の間欠回
転伝達装置を備えることにより、速やかに弁の開閉が出
来ると共に、構造が簡便、小型で、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弁の間欠回転伝達装置の一実施の
形態を示す要部縦断面図である。
【図2】図1の弁の間欠回転伝達装置を備えた弁の一実
施の形態を示す縦断面図である。
【図3】図1と同様の他の実施の形態を示す要部縦断面
図である。
【符号の説明】
1 弁 9 間欠回転伝達手段 10 回転軸部材 15 クラッチ機構(回転伝達手段) 33 調整ねじ棒(被回転軸部材) 42 弁座押圧手段 59 弁子 60 連通孔 62、63 弁座 71 シャフト(弁子回動軸部材) 74 多軸駆動装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流量を調節又は遮断の双方に使用
    する弁に設けられ前記流体を通過させる連通孔を有する
    弁子と、該弁子を回動して前記連通孔を所定の方向に設
    定する弁子回動軸部材と、前記弁子を挾持する一対のリ
    ング状弁座と、該一対のリング状弁座のうち少なくとも
    一方を押圧し前記一対の弁座と前記弁子とを密着させる
    弁座押圧手段と、該弁座押圧手段に螺合し回転すること
    によって前記弁座押圧手段が前記一方の弁座を押圧する
    被回転軸部材とを有する弁に設けられ、前記被回転軸部
    材を間欠的に回転させる弁の間欠回転伝達装置であっ
    て、前記弁子を回動して前記連通孔を所定の方向に設定
    する時に、前記被回転軸部材を回転させて前記弁座押圧
    手段による前記弁座と前記弁子との押圧力を解除して前
    記弁座と前記弁子とを密着させないで、前記弁子回動軸
    部材を回動させると共に前記弁の間欠回転伝達装置を駆
    動する多軸駆動装置によって回転される回転軸部材と前
    記被回転軸部材との間に間欠的な回転を伝達する回転伝
    達手段を設けたことを特徴とする弁の間欠回転伝達装
    置。
  2. 【請求項2】 流体の流量を調節又は遮断の双方に使用
    する弁に設けられ前記流体を通過させる連通孔を有する
    弁子と、該弁子を回動して前記連通孔を所定の方向に設
    定する弁子回動軸部材と、前記弁子を挾持する一対のリ
    ング状弁座と、該一対のリング状弁座のうち少なくとも
    一方を押圧し前記一対の弁座と前記弁子とを密着させる
    弁座押圧手段と、該弁座押圧手段に螺合し回転すること
    によって前記弁座押圧手段が前記一方の弁座を押圧する
    被回転軸部材とを有する弁に設けられ、前記被回転軸部
    材を間欠的に回転させる弁の間欠回転伝達装置であっ
    て、前記弁子を回動して前記連通孔を所定の方向に設定
    する時に、前記被回転軸部材を回転させて前記弁座押圧
    手段による前記弁座と前記弁子との押圧力を解除して前
    記弁座と前記弁子とを密着させないで、前記弁子を回動
    して前記連通孔を前記流体の遮断する方向に設定た時
    に、前記被回転軸部材を回転させて前記弁座押圧手段に
    よって前記弁座と前記弁子とを密着させ、前記弁子回動
    軸部材を回動させると共に前記弁の間欠回転伝達装置を
    駆動する多軸駆動装置によって回転される回転軸部材と
    前記被回転軸部材との間に間欠的な回転を伝達する回転
    伝達手段を設けたことを特徴とする弁の間欠回転伝達装
    置。
  3. 【請求項3】 流体の流量を調節又は遮断の双方に使用
    する弁に設けられ前記流体を通過させる連通孔を有する
    弁子と、該弁子を回動して前記連通孔を所定の方向に設
    定する弁子回動軸部材と、前記弁子を挾持する一対のリ
    ング状弁座と、該一対のリング状弁座のうち少なくとも
    一方を押圧し前記一対の弁座と前記弁子とを密着させる
    弁座押圧手段と、該弁座押圧手段に螺合し回転すること
    によって前記弁座押圧手段が前記一方の弁座を押圧する
    被回転軸部材とを有する弁において、請求項1または2
    に記載の弁の間欠回転伝達装置を備えたことを特徴とす
    る弁。
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