JP2895713B2 - ステレオ音声信号のサブバンドフィルタリング方法及びその装置 - Google Patents

ステレオ音声信号のサブバンドフィルタリング方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサブバンドコ−ディング
においてステレオ音声信号をフィルタリングする方法及
びその装置に係り、更に詳細には共有されたフィルタ−
係数を利用しステレオ−Lチャネル及びステレオ−Rチ
ャネルの音声信号に対するフィルタリングを並列に処理
することによりハ−ドウェアの大きさを軽減させ高集積
化に対応するサブバンドフィルタリング方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明はDCC(Digital Compact Cass
ette)、MD(Mini Disk )などでのようにサブバンド
フィルタリング(sub-band filtering)の要る分野に使
用され得るだけでなく有限インパルス応答フィルタ−
(Finite Impulse Responce FILTER ;以下 FIRフィルタ
−という)を使いコンボリュ−ション(convolution )
処理を行う分野にも使用できる。本明細書の記述を簡単
にするためにサブバンドコ−ディング(sub-band codin
g;SBC)の例を挙げ、述べることにする。
【0003】サブバンドコ−ディング(帯域分割符号
化)は音声信号を複数の周波数帯域に分割し、各帯域信
号をナイキスト速度(Nyquist frequency )でダウンサ
ンプリング(down sampling )して低域信号に変換し、
適応差分パルス符号変調(adaptive differential puls
e code modulation;ADPCM)などにより符号化する
方法である。
【0004】各サブ帯域の符号化において、音声信号の
エネルギ−(energy)が集中されているサブ帯域に多く
の量子化ビット数を割り当てることにより、全体的な音
質が向上できる。又、量子化雑音が分割されたサブ帯域
でのみ発生するので、他のサブ帯域には影響を及ぼさな
くなる長所もある。
【0005】サブバンドコ−ディングをヨ−ロッパ特許
289、080 A1(1988 年 4月20日) を参照して説明する。
サブバンドコ−ディングでは音声信号の周波数バンドを
分割させ数個のサブバンドにするが、このサブバンドは
人間の聴覚システム(humanauditory system )によく
反応する周波数範囲、即ち、臨界帯域(critical band
)の帯域幅を有する。この分割は聴覚認識的(psychoa
coustic)な実験を基礎にして適用されたが、各々のサ
ブバンドでの量子化雑音は量子化が人間の聴覚システム
の雑音遮断曲線(noise mask curve)で成される時最適
に遮断される。
【0006】図1はSBCシステムにより分割されたサ
ブバンドの周波数スペクトルを示す図面である。SBC
システムでは音声信号を図1で示したように数個のサブ
バンドに分割し、これを各々符号化/復号化する。
【0007】図2はSBCシステムの基本的な構成を示
すブロック図である。図2の構成による回路の動作を図
3ないし図7を参照して説明する。
【0008】マイクロホン(図示せず)などの音源から
の音声信号Sが低域通過フィルタ−10の入力で提供さ
れる。低域通過フィルタ−10はFs/2(ここでFs
は音声信号がサンプリングされる周波数)以上の周波数
成分を除いた音声信号を発生し、これをA/D変換器1
2に出力する。A/D変換器12は入力されるアナログ
信号をディジタル信号Snに変換し、これを帯域通過フ
ィルタ−14に出力する。帯域通過フィルタ−14はデ
ィジタル信号Snから図3で示した通り特定(k+h )の
帯域(WK1〜WK2)を有する信号Sknを抽出し余弦変調
器16に供給する。余弦変調器16はWK1〜WK2の帯域
信号を図4で示したような周波数WK1を有する余弦波に
変調し、図5で示したようにO〜Wkの周波数帯域を有
する信号Rk(n)に周波数遷移させる。図5において点線
で示した高調波による不必要な部分は低域通過フィルタ
−18により除かれる。デシメ−タ(decimator)20
は周波数遷移された信号Rk(n)をダウンサンプリングし
て符号化器22に出力する。符号化器22はデシメ−ト
(decimate)された信号を符号化して出力する。
【0009】符号化された信号は復号化器24により復
号化され、補間器26によりデシメ−トされた信号が補
間され元のサンプリングされた信号が復元する。
【0010】補間器26での信号は変調器28に送ら
れ、図6で示したようにW1kを有する余弦波により変調
される。変調器28により0〜W1kの基底帯域を有する
信号が図7で示したように元の帯域W1k〜W2kを有する
信号に復元される。帯域W1k〜W2k以外の信号は帯域通
過フィルタ−29により除かれる。
【0011】図8はSBCシステムの他の実施例であ
る。SBCシステムは基本的に図1で示した通りである
が、帯域通過フィルタ−14を除き回路構成を簡単にす
るシステムも提案された。
【0012】図8においてディジタル信号Snは複素信
号ejwkn(ここで、ωk=W1k+W2k)により複素−変
調される。複素−変調はcos(ωkn) により余弦変調する
余弦変調器30aとsin(ωkn) により正弦変調する正弦
変調器30bにより遂行される。変調器30a、30b
からの出力は低域通過フィルタ−32a、32bにより
0〜Wk/2の帯域信号に変換される。複素信号の実数部
分ak(n)は低域通過フィルタ−30aより出力され、虚
数部分bk(n)は他の低域通過フィルタ−30bより出力
される。信号ak(n)とbk(n)はデシメ−タ34a、34
bによりデシメ−トされ、符号化器36により符号化し
出力される。入力信号のサンプリング周波数をFS、与
えられたサブバンドの周波数帯域をFPとすればナイキ
ストサンプリング定理で分かるように低域通過フィルタ
−の出力がデシメ−トされたサンプリングレ−トfD
再サンプリングされれば(ここで、fD≧FP)必要充分
条件が満たされる。大体の場合、処理を簡単にするため
にデシメ−トされたサンプリングレ−トfDはサンプリ
ング周波数FSの1/Dで決定され、ここでDは正の定
数である。例えば、FS=10KHz でFP=1KHz なら低
域通過フィルタ−の出力は10個毎に1個のサンプルを
取ることによりデシメ−トされ得る。このようなデシメ
−ション(decimation)はFIRフィルタ−により具現
される。
【0013】一般的なFIRフィルタ−の応答は次のよ
うに表す。
【0014】
【数1】 FIRフィルタ−の係数hmは必要な低域通過フィルタ
−のインパルス応答により決定される。FIRフィルタ
−の出力は該フィルタ−の前の出力により決定されな
い。もしフィルタ−の出力がファクタ−Dによりデシメ
−トされるなら、フィルタ−の出力をD番目毎に1回ず
つ算出するのが必要である。低域通過フィルタリングと
デシメ−ションに加えFIRフィルタ−は正弦/余弦変
調が行える。
【0015】余弦変調においてのFIRフィルタ−の応
答は次のように表す。
【0016】
【数2】 ここで、ωkは与えられたチャネルの中心周波数を表
し、TSは入力信号xnのサンプリング周期を表す。前記
の通り低域通過フィルタ−の出力はデシメ−トされるの
で、n=Dn′と表すことにより式(2)を再び表せ
る。
【0017】
【数3】 もしデシメ−ションファクタ−Dと周波数fk
【数4】 でありJが正の定数として選択されるなら、式(3)は
次の通りに表現される。
【0018】
【数5】 式(5)で明らかであるように余弦係数はn′と無関係
である。
【0019】もしcm=hmcos 2π(m/D)Jとすれ
ば、式(5)は次の通りに表現される。
【0020】
【数6】 FIRフィルタ−において、式(6)の演算はメモリに
貯蔵された係数cmと入力値xDn'-mの乗算結果を累算す
ることにより遂行される。正弦変調も前記と同一に行わ
れることにより、変調(余弦/正弦変調)と低域通過フ
ィルタリングとデシメ−ション(decimation)がFIR
フィルタ−により同時に遂行され得る。
【0021】図9は従来の分割フィルタ−及び周波数遷
移器を採ったSBCシステムを示すブロック図として、
ヨ−ロッパ特許0、400、755A1(1990年5
月30日)に開示されたものである。図9において入力
信号INはサンプリング周波数FSと(FS/2)の周波
数帯域を有する。デシメ−タ50はそれに入力される信
号INに対しDのファクタ−でデシメ−トした信号(U
m、1≦m<M)を発生しこれを分割フィルタ−52に
出力する。分割フィルタ−52はデシメ−トされた信号
Umに対応し二つのQMF(quadrature mirror filte
r)フィルタリングされた信号を発生し、これを周波数
遷移器54に出力する。周波数遷移器54は2M個のQ
MFフィルタリングされた信号よりM個のサブバンド信
号を形成して出力する。
【0022】図10は図9で示した分割フィルタ−(52-
1)の周波数応答特性を示す図面である。SBCシステム
では帯域分割を2分割単位で行うことを基本とし、返還
成分が相殺されるQMFを使用するのが一般的である。
【0023】図11は図10で示した分割フィルタ−の
インパルス応答を示す図面である。
【0024】図12は図9で示した全ての分割フィルタ
−による周波数応答特性を示す図面である。
【0025】図13は図9のある一分割フィルタ−の構
成を示す詳細なブロック図である。
【0026】図14は図13の分割フィルタ−をDSP
(Digital Signal Processing )専用の集積回路に具現
したものを示すブロック図である。図14で示した分割
フィルタ−はデシメ−トされた音声デ−タを貯蔵する入
力メモリ70、図11で示した係数を貯蔵する係数メモ
リ72、入力メモリ70と係数メモリ72のアドレス指
定及び記録/読み出しを制御するメモリ制御器74、入
力メモリ70からの音声デ−タと係数メモリ72からの
フィルタ−係数を乗算する乗算器76、そして乗算器7
6の演算結果を累算する累算器78を有する。
【0027】図15は図14で示した分割フィルタ−の
係数メモリ72の記録内容を示すメモリマップ(memory
map)である。図15左図は全体係数メモリのメモリマ
ップを示す図面であり、図15右図はメモリマップ中第
1チャネルの余弦係数及び正弦係数の詳細な構成を示し
た図面である。FIRフィルタ−のタブ(tab)の数を
Mとする時係数メモリ72は正弦係数のためのM個のフ
ィルタ−係数と余弦係数のためのM個のフィルタ−係数
を持つべきである。
【0028】前記従来のSBCシステムを多チャネル音
声信号、特に左右のチャネルを有するステレオ音声信号
に適用することにおいて、各チャネルに対し各々のSB
Cシステムを具備すべきであるので、ハ−ドウェアの大
きさと電力消費量が増大する問題点がある。
【0029】又、高音質を実現するためにはFIRフィ
ルタ−のタブ数を増加させなければならない。こういう
場合において、タブ数の増加に対応し、係数メモリの容
量が増大し演算速度が速くならなければならないのでコ
スト負担が増大する。
【0030】これを軽減させる方法として各チャネルを
TDM(time devision modulation)処理する方法があ
るが、TDM方式の場合高いシステムクロックを必要と
するので、HiFi用のオ−ディオ信号に対する処理が不可
能である。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はステレ
オ音声信号のサブバンドフィルタリングを簡単に遂行す
る方法を提供することである。
【0032】本発明の他の目的はステレオ音声信号のサ
ブバンドフィルタリングを簡単に遂行する装置を提供す
ることである。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明によるステレオ音声信号のサブバンドフィル
タリング方法は、ステレオ−Lチャネルとステレオ−R
チャネルのフィルタリング処理に必要なフィルタ−係数
を共有するよう選定する工程と、共有されたフィルタ−
係数を利用してステレオ−Lチャネルとステレオ−Rチ
ャネルのフィルタリングを同時に処理する工程を含むこ
とを特徴とする。
【0034】前記の他の目的を達成するために本発明に
よるステレオ音声信号のサブバンドフィルタリング装置
は、入力端子を通じて流入される左右の音声デ−タを貯
蔵する入力メモリと、フィルタ−係数を貯蔵する係数メ
モリと、入力メモリと係数メモリのアドレス指定及び記
録/読み出しを制御するメモリ制御器と、入力メモリか
らの音声デ−タと係数メモリからのフィルタ−係数を乗
算する乗算器と、乗算器での演算結果を累算する累算器
を含むことを特徴とする。
【0035】
【作用】本発明によるステレオ音声信号のサブバンドフ
ィルタリング方法はステレオ−Lチャネルとステレオ−
Rチャネルのフィルタリング処理に必要なフィルタ−係
数を共有し、ステレオ−Lチャネルとステレオ−Rチャ
ネルのフィルタリングを同時に処理する。又、本発明に
よるステレオ音声信号のサブバンドフィルタリング装置
は記憶場所にあるフィルタ−係数をメモリ制御器により
読み出し、このフィルタ−係数を共通にして左右のステ
レオ音声信号を並列に処理する。
【0036】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明を詳細に
説明する。
【0037】音声信号に対するデシメ−ションと低域通
過フィルタリングに対するFIRフィルタ−の応答特性
は前記式(6)でのように、
【数7】 として表される。
【0038】従って、左右チャネルのステレオ音声信号
に対する応答特性は各々次の通りである。
【0039】
【数8】
【数9】 即ち、同一の係数Cm を使用して左右の音声信号を処理
するのが可能である。これは同一の記憶場所から読み出
された係数を左右チャネルの乗算器に入力することによ
り達成される。
【0040】同様に、デシメ−ションフィルタ−に接続
される周波数遷移器においても周波数遷移に必要な係数
を共有して処理することができる。
【0041】図16は図9で示したSBCシステム中の
周波数遷移器の詳細な構成を示すブロック図である。周
波数遷移器はx個の信号調合器とy個の入力からなる。
y個の入力は各処理器100−1〜100−xに連結し
ており、yは2M個、xはM個となる。各乗算器の係数
αxyは次の通りである。
【0042】αxy= cosφ 、xは奇数 或いは sinφ 、xは偶数 である。ここで
【数10】 である。
【0043】図17は本発明によるステレオ音声信号の
サブバンドフィルタリング装置の分割フィルタ−を具現
した実施例を示すブロック図を示している。図17の構
成による分割フィルタ−はステレオ音声信号を同時にデ
シメ−ション及び低域通過フィルタリング処理するため
のものである。
【0044】入力端子90a、90bを通じて流入され
る左右の音声デ−タを貯蔵する入力メモリ91a、91
b、必要な係数を貯蔵する係数メモリ92、入力メモリ
91a、91bと係数メモリ92のアドレス指定及び記
録/読み出しを制御するメモリ制御器93、入力メモリ
91a、91bからの音声デ−タと係数メモリ92から
のフィルタ−係数を乗算する乗算器94a、94b、そ
して乗算器94a、94bでの演算結果を累算する累算
器95a、95bを具備する。バッファ−メモリ96
a、96bとバッファ−制御器97a、97bは累算器
95a、95bの結果を貯蔵する。
【0045】図17で示した分割フィルタ−の動作にお
いて、係数メモリ92からのフィルタ−係数は一対の乗
算器94a、94bに同時に伝送され、乗算器94a、
94bの乗算結果が累算器95a、95bに累算され
る。累算器95a、95bでの結果は各々の出力バスB
1、B2を通じてバッファ−メモリ96a、96bに貯
蔵される。
【0046】図17で示した装置は左右チャネルの音声
信号に対する分割フィルタリングを同時に(parallel)
処理することにより、係数メモリの容量を最小化し、シ
ステムクロックも一つのチャネルを処理する場合と同一
である。
【0047】図18は本発明によるステレオ音声信号の
サブバンドフィルタリング装置の周波数遷移器を具現し
た他の実施例のブロック図を示している。
【0048】図18で示した周波数遷移器は必要な係数
を貯蔵する係数メモリ112、係数メモリ112のアド
レス指定及び記録/読み出しを制御するメモリ制御器1
13、入力端子110a、110bを通じて流入される
フィルタリングされた信号と係数メモリ112からのフ
ィルタ−係数を乗算する乗算器114a、114b、そ
して乗算器114a、114bでの演算結果を累算する
累算器115a、115bを具備する。バッファ−メモ
リ116a、116bとバッファ−制御器117a、1
17bは累算器115a、115bの結果を貯蔵する。
【0049】図19は本発明によるステレオ音声信号の
サブバンドフィルタリング装置の分割フィルタ−と周波
数遷移器が共通の乗算器と累算器を使用した他の実施例
のブロック図を示している。
【0050】図19で示した装置は分割フィルタ−によ
りフィルタリングされた信号を貯蔵するバッファ−メモ
リ122、バッファ−メモリのアドレス指定及び記録/
読み出しを制御するバッファ−メモリ制御器123、入
力端子120a、120bを通じて流入される左右の音
声デ−タとバッファ−メモリ122でのフィルタリング
された信号を選択的に出力する入力デ−タ選択器12
4、フィルタリングに必要な係数を貯蔵するフィルタ−
係数メモリ125、フィルタ−係数メモリ125のアド
レス指定及び記録/読み出しを制御するフィルタ−係数
メモリ制御器126、周波数遷移に必要な係数を貯蔵す
る周波数遷移係数メモリ127、周波数遷移係数メモリ
127のアドレス指定及び記録/読み出しを制御するメ
モリ制御器128、フィルタ−係数メモリ制御器126
からのフィルタ−係数と周波数遷移係数メモリ127か
らの周波数遷移係数を選択的に出力する係数選択器12
8、係数選択器128からの係数と入力デ−タ選択器1
24からの音声デ−タを乗算する乗算器130、そして
乗算器130での演算結果を累算する累算器131を具
備する。
【0051】図20は本発明によるステレオ音声信号の
サブバンドフィルタリング装置の又他の実施例を示すブ
ロック図として分割フィルタ−と周波数遷移器が直列に
連結された構成を取っている。
【0052】
【発明の効果】以上説明した様に本発明のステレオ音声
信号のサブバンドフィルタリング方法は、ステレオ−L
チャネルとステレオ−Rチャネルのフィルタリング処理
に必要なフィルタ−係数を共有し、ステレオ−Lチャネ
ルとステレオ−Rチャネルのフィルタリングを同時に処
理することにより処理速度を増大させ得る効果を有す
る。
【0053】又、本発明によるステレオ音声信号のサブ
バンドフィルタリング装置によれば、記憶場所にあるフ
ィルタ−係数をメモリ制御器により読み出し、このフィ
ルタ−係数を共通にして左右のステレオ音声信号を並列
に処理することにより係数メモリを節約しハ−ドウェア
の高集積化に対応できる。
【0054】特に、TDM方式により処理が不可能であ
るとか或いは処理可能であっても電力消費量の多い場合
においてDSP集積回路の単一化が可能である。
【0055】本発明を述べることにおいて、サブバンド
フィルタリングのためのデシメ−ションフィルタ−と周
波数遷移器に適用された例を挙げたが、ディジタル信号
処理に慣れている者は本発明の概念を多チャネル入力信
号に対して同一のフィルタリング処理を行う全ての分野
に適用できるということは容易に理解できよう。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来の技術と本発明の全てが適用される
サブバンドコ−ディングシステムにより分割されたサブ
バンドの周波数スペクトルを示す図面である。
【図2】図2は従来の技術と本発明の全てが適用される
サブバンドコ−ディングシステムの基本的な構成を示す
ブロック図である。
【図3】図3は図2で示したシステムのA/D変換器の
出力信号を示すスペクトル図である。
【図4】図4は図2で示したシステムの余弦変調器に入
力される搬送波を示すスペクトル図である。
【図5】図5は図2で示したシステムの余弦変調器の出
力を示すスペクトル図である。
【図6】図6は図2で示したシステムの変調器の再生搬
送波を示すスペクトル図である。
【図7】図7は図2で示したシステムの変調器の出力を
示すスペクトル図である。
【図8】図8は従来の技術と本発明の全てが適用される
サブバンドコ−ディングシステムの他の形態を示すブロ
ック図である。
【図9】図9は従来の分割フィルタ−及び周波数遷移器
を採ったサブバンドコ−ディングシステムを示すブロッ
ク図である。
【図10】図10は図9の分割フィルタ−(52-1)の周波
数応答特性を示す図面である。
【図11】図11は図9の分割フィルタ−(52-1)のイン
パルス応答特性を示す図面である。
【図12】図12は図9の全ての分割フィルタ−群によ
る周波数応答特性を示す図面である。
【図13】図13は図9のある一分割フィルタ−の詳細
な構成を示すブロック図である。
【図14】図14は図13の分割フィルタ−をDSP専
用の集積回路に具現したものを示すブロック図である。
【図15】図15Aは図14で示した分割フィルタ−中
の係数メモリの記録内容を示すメモリマップとその第1
チャネルの余弦係数及び正弦係数の詳細な構成を示す図
である。
【図16】図16は図9で示したサブバンドコ−ディン
グシステムの中の周波数遷移器の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図17】図17は本発明によるステレオ音声信号のサ
ブバンドフィルタリング装置の分割フィルターを具備し
た実施例のブロック図である。
【図18】図18は本発明によるステレオ音声信号のサ
ブバンドフィルタリング装置の周波数遷移器を具現した
他の実施例のブロック図である。
【図19】図19は本発明によるステレオ音声信号のサ
ブバンドフィルタリング装置の分割フィルタ−と周波数
遷移器が共通の乗算器と累算器を使用した他の実施例の
ブロック図である。
【図20】図20は本発明によるステレオ音声信号のサ
ブバンドフィルタリング装置の分割フィルタ−と周波数
遷移器が直列に連結された他の実施例のブロック図であ
る。
【符号の説明】
91a Rチャネル入力メモリ 91b Lチャネル入力メモリ 92 フィルター係数メモリ 93 フィルター係数メモリ制御器 94a,94b 乗算器 95a,95b 累算器 96a Lチャネルバッファーメモリ 96b Rチャネルバッファーメモリ 97a,97b バッファーメモリ制御器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04H 5/00 H04B 14/00 H04S 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオ音声信号のサブバンドコ−ディ
    ング方法において、 ステレオ−Lチャネルとステレオ−Rチャネルのフィル
    タリング処理に必要なフィルタ−係数を共有するよう選
    定する工程と、 共有されたフィルタ−係数を利用してステレオ−Lチャ
    ネルとステレオ−Rチャネルのフィルタリングを同時に
    処理する工程を含むことを特徴とするステレオ音声信号
    のサブバンドフィルタリング方法。
  2. 【請求項2】 ステレオ音声信号のサブバンドコ−ディ
    ング装置において、 入力端子を通じて流入される左右の音声デ−タを貯蔵す
    る入力メモリと、 フィルタ−係数を貯蔵する係数メモリと、 前記入力メモリと前記係数メモリのアドレス指定及び記
    録/読み出しを制御するメモリ制御器と、 前記入力メモリからの音声デ−タと前記係数メモリから
    のフィルタ−係数を乗算する乗算器と、 前記乗算器での演算結果を累算する累算器を具備するこ
    とを特徴とするステレオ音声信号のサブバンドフィルタ
    リング装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ−係数はデシメ−ション及
    び低域通過フィルタリングされたことを特徴とする請求
    項2記載のステレオ音声信号のサブバンドフィルタリン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ−係数は周波数遷移を行う
    のに適することを特徴とする請求項2記載のステレオ音
    声信号のサブバンドフィルタリング装置。
JP5138297A 1992-10-20 1993-06-10 ステレオ音声信号のサブバンドフィルタリング方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2895713B2 (ja)

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DE69326590D1 (de) 1999-11-04
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