JP2895481B1 - 移動体通信基地局および移動体通信における制御チャネルと通信チャネルの使用方法 - Google Patents

移動体通信基地局および移動体通信における制御チャネルと通信チャネルの使用方法

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JP2895481B1
JP2895481B1 JP10169299A JP16929998A JP2895481B1 JP 2895481 B1 JP2895481 B1 JP 2895481B1 JP 10169299 A JP10169299 A JP 10169299A JP 16929998 A JP16929998 A JP 16929998A JP 2895481 B1 JP2895481 B1 JP 2895481B1
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厚行 澤邉
克彦 遠藤
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第二電電株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 PHSシステムにおいて、接続型ユニットに
よる通信用チャネルの拡張および制御信号の共用による
無線干渉の抑制、周波数の有効利用を行ない得る移動体
通信における制御チャネルと通信チャネルの使用方法の
提供。 【解決手段】 基地局本体には接続型ユニットが接続さ
れる。基地局本体側はTX側,RX側共に1つの制御信
号用スロット5,7と3つの通信用スロットを有し、接
続型ユニットではTX側は4つとも通信用スロットとさ
れ、RX側は1つの制御信号用スロット8と3つの通信
用スロットが割当てられる。本体と接続型ユニットは移
動機からの制御信号を共に受信し共有する。移動機から
接続要求があると接続型ユニットの通信スロット割当て
が優先される。接続型ユニットが3台の移動機と通信中
に他の移動機から接続要求があった場合は接続ユニット
の制御信号用スロット8を通信用スロットとして4台目
の移動機と通信可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信、特に
PHSシステムにおける制御チャネルと通信チャネルの
使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無線伝送区間における設備の技術的条件
を規定している「ARIB STD・28」(第二世代
コードレス電話システム 標準規格 第3版第1分冊
(社団法人 電波産業会編)によれば、 ・通信方式:マルチキャリアTDMA−TDD方式を使
用した復信方式とする。 ・多重数 :TDMAの多重数は4多重(フルレートコ
ーデック使用時)とすること。なお、移動局が同時に使
用可能な最大チャネル数はチャネル切替時を除き、2と
する。また、子機間直接通話の場合には使用可能なチャ
ネル数は、1とする。 ことが規定されている。
【0003】図10は従来のPHSシステムの説明図で
あり、PHSシステムでは移動機3−1,3−2,・
・,3−nおよび基地局本体1は上記各条件を満たすよ
うに製造されている。図11は従来のPHSシステムの
スロットの構成を示す説明図であり、TX(送信側),
RX(受信側)の各スロットは制御信号数=1,通信用
チャネル数=3のTDMA4多重方式により動作してい
る。なお、図11で送信側(TX)と受信側(RX)に
それぞれ示されている4つの枠はチャネルを示し、斜線
で示される1個の枠は制御信号用スロットを意味し、空
白で示される3個の枠は通信用スロットを意味する。そ
して、TX側制御信号用スロットは制御信号の送信用と
して用いられ、RX側制御信号用スロットは制御信号の
受信用として用いられる。また、TX側通信用スロット
およびRX側通信用スロットは通信用チャネルとして用
いられる。従って、1台の基地局で最大3通話まで可能
となっている(以下の説明で斜線で示される枠は制御信
号用スロットを意味し、空白で示される枠は通信用スロ
ットを意味する)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12はPHSシステ
ムの従来例を示し、基地局の本体に接続ユニット2を付
属させた例を示す説明図である。図12に示すようにP
HSシステムで、基地局の本体1に接続ユニット2を付
属させることにより接続ユニット2側で保持している通
信用スロット(図13(c))を基地局本体1側の無線
制御部で一括管理して恰も本体1側の通信用スロットと
して使用可能とすることができる。すなわち、図13で
接続ユニット2を接続する前のTX,RXのTDMAス
ロット構成は(a)となるが、本体1に接続ユニット2
を接続した後のTDMAスロット構成は(b)に示すよ
うに本体1のTX側通信用スロットと接続ユニット2の
TX側通信用スロット、本体1のRX側通信用スロット
と接続ユニット2のRX側通信用スロットが対となるの
で、基地局本体1側の無線制御部で一括管理して管理で
きるが次に述べるような問題点がある。
【0005】(1) 接続ユニット側でも制御信号の送
信を行なう場合の問題点 図14(a),(b)に示すように接続ユニット2側で
も本体1側と同様に制御信号の送信を行なう場合には、
送信用スロットを増設する毎に制御信号の回線増を必要
とするので周波数の利用効率の低下と、制御信号同士の
干渉による制御信号到達距離の短縮(基地局毎のエリア
の縮小)を招くという問題点がある。 (2) 接続ユニット側では制御信号の送信を行なわな
い場合の問題点 図15(a)に示すように本体1側では制御信号の送信
を行なうが、(b)に示すように接続ユニット2側では
制御信号の送信を行なわない場合には、本体1側と接続
ユニット2側の制御信号の共用を必要とするので、接続
ユニット2の設置位置を本体1の近くにする必要が生じ
る。また、送信出力の異なる接続ユニットを接続した場
合、呼の割当てを行なうユニット選択時に接続ユニット
の設置位置での無線環境(受信レベル等)を判断要素と
して加味することができないという問題点がある。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、PHSシステム等の移動体通信システ
ムにおいて、接続型ユニットによる通信用チャネルの拡
張および制御信号の共用による無線干渉の抑制、周波数
の有効利用を行ない得る移動体通信における制御チャネ
ルと通信チャネルの使用方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明の移動体通信基地局は、移動機との間
で制御信号の送受信を行なう制御チャネル用スロット
と、移動機と通信を行なう通信チャネル用スロットとを
有する本体部と、本体部とケーブルを介して接続し、移
動機からの制御信号の受信を行なう制御チャネル用スロ
ットと、移動機と通信を行なう通信チャネル用スロット
とを有する接続型ユニットを備え、更に、本体部は、本
体部と接続型ユニットがそれぞれの制御チャネル用スロ
ットで同じ移動機からの制御信号を受信したとき、その
受信レベルを測定する制御信号送受信処理手段と、測定
結果に基づいて接続型ユニットの通信チャネル用スロッ
トを該移動機との通信に優先的に割当てる無線制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0008】また、第2の発明は、上記第1発明の移動
体通信基地局において、無線制御手段は、接続ユニット
の全ての通信スロットが使用されているときは接続ユニ
ットの制御チャネル用スロットを通信チャネルとして割
当てることを特徴とする。
【0009】また、第3の発明は、上記第1の発明の移
動体通信基地局において、無線制御手段は、本体部と接
続する複数の接続型ユニットがそれぞれの制御チャネル
用スロットで同じ移動機からの制御信号を受信したと
き、それぞれの接続型ユニットと移動機との距離を基と
して設定された閾値と受信レベルとを比較し、その比較
結果に基づいて移動機との通信に優先的に割当てる通信
スロットを決定することを特徴とする。
【0010】また、第4の発明は、上記第1,第2また
は第3の発明の移動体通信基地局において、接続ユニッ
トは、その全ての通信スロットが移動機との通信に使用
され、且つ前記接続ユニットの制御チャネル用スロット
も通信チャネルとして移動機との通信に使用されている
ときに、1台の移動機との通信が終了した場合は、移動
機との通信に使用されている制御チャネル用スロットで
通信している移動機が通信が終了したスロットを用いる
ようにスロットの切替えを行ない、制御チャネル用スロ
ットでの制御信号の受信を可能とするスロット切替え手
段を有することを特徴とする。
【0011】また、第5の発明の移動体通信における制
御チャネルと通信チャネルの使用方法は、制御チャネル
用スロットと通信チャネル用スロットとを有する本体部
と、本体部と接続し、制御チャネル用スロットと通信チ
ャネル用スロットとを有する接続型ユニットからなる移
動体通信基地局において、本体部と接続型ユニットがそ
れぞれの制御チャネル用スロットで同じ移動機からの制
御信号を受信したときその受信レベルを判定して、その
判定結果に基づいて接続型ユニットの通信チャネル用ス
ロットを該移動機との通信に優先的に割当てることを特
徴とする。
【0012】また、第6の発明は、上記第5の発明の移
動体通信における制御チャネルと通信チャネルの使用方
法において、さらに、接続ユニットの全ての通信スロッ
トが使用されているときは接続ユニットの制御チャネル
用スロットを通信チャネルとして割当てることを特徴と
する。
【0013】また、第7の発明は、上記第5または第6
の発明の移動体通信における制御チャネルと通信チャネ
ルの使用方法において、接続ユニットの全ての通信スロ
ットが移動機との通信に使用され、且つ前記接続ユニッ
トの制御チャネル用スロットも通信チャネルとして移動
機との通信に使用されているときに、1台の移動機との
通信が終了した場合は、移動機との通信に使用されてい
る制御チャネル用スロットで通信している移動機が通信
が終了したスロットを用いるようにスロットの切替えを
行ない、制御チャネル用スロットでの制御信号の受信を
可能とすることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の移動体通信にお
ける制御チャネルと通信チャネルの使用方法を適用した
一実施例としてのPHSシステムの説明図であり、PH
Sシステム10は、基地局本体1,接続型ユニット2’
および移動機(移動局)3(複数)を備え、接続型ユニ
ット2’は基地局本体1とケーブルで接続されている。
移動機3は基地局本体1と直接通信を行なうか、または
接続型ユニット2’を介して基地局本体1と通信を行な
う。また、基地局本体1に複数の接続型ユニットの連結
(接続)を行ない、本来基地局本体1側に接続を要求す
る移動機3に対して可能な限り接続型ユニット2’側へ
の優先的な呼の割当てを行ない、周波数の有効利用と通
信(無線)回線の分散を実現する(図8)。
【0015】また、PHSサービスにおいて、従来のよ
うに1基地局で最大3通話まで可能な基地局構成では対
応できない通信トラフィックが発生したり、発生が予測
された時点で周波数利用効率に優れたタイプの接続ユニ
ットや、局地的トラフィックに対応する低出力型などの
接続ユニットを既設基地局本体1に接続する場合に、基
地局本体1から離れた位置に設置する接続型ユニット
2’毎に受信レベルの閾値を定め(接続型ユニット2’
を複数接続している場合には各ユニット毎に)、設置環
境の無線状態を監視することにより基地局本体1側の無
線制御機能を共用しつつ、通信呼の接続先を分散する
(図9)。なお、受信レベルの閾値は、規定値として後
述の制御信号送受信処理手段51に規定しておいてもよ
いが、接続ユニットの設置位置、将来の無線環境の変化
にフレキシブルな対応をするために接続型ユニット2’
の設置時に本体1のフラッシュメモリ等の記録媒体に予
め登録するように構成することが望ましい。
【0016】また、接続型ユニット2’側においても制
御信号を監視しつつ必要に応じて制御信号用スロットを
通信用チャネルとして使用することにより無線回線リリ
ースの有効利用を実現する(図9のステップT7〜1
1)。
【0017】[基地局本体の構成および動作]図2は基
地局本体1の通信制御手段の構成例を示すブロック図で
あり、通信制御手段50は制御信号送受信処理手段5
1,通信手段52,通信周波数監視手段53および無線
制御手段54を備えている。基地局本体1は、図示しな
いが、CPU,プログラム格納用ROM,RAMおよび
フラッシュメモリや磁気ディスク等の記録媒体にデータ
の書込/読み出しを行なう記録装置等を備えている。ま
た、上記通信制御手段50の各モジュールはハードウエ
アで構成することもできるが本実施例ではプログラムで
構成されプログラム格納用ROMに格納されている。ま
た、上記通信制御手段50の各モジュールの一部をハー
ドウエアで他をプログラムで構成してもよい。
【0018】図3は制御信号送受信処理手段51の構成
例を示すブロック図である。制御信号送受信処理手段5
1は、図3に示すように移動機3に制御信号(例えば、
報知情報,規制情報,通信スロット割当て情報等)の送
信を行なう制御信号送信処理手段511、移動機3から
の制御信号(通信要求,位置登録要求等)の受信を行な
う制御信号受信処理手段512および移動機3からの制
御信号の受信レベルの測定を行なう受信レベル測定手段
513を有している。通信手段52は通信チャネルを使
用した移動機3との通信および通信中のスロットを交換
する。通信周波数監視手段53は前述した基準規格ST
D−28で定められている通信で使用する周波数の事前
の非希望波測定を行なう。無線制御手段54は移動機3
から受信した制御信号に基づいて通信を行なうスロット
の指定(割当て)を行なう。ただし、接続型ユニット
2’側でも後述(図8)するように制御信号の受信を行
なっているので接続型ユニット2’側で制御信号を受信
した場合には接続型ユニット2’側のスロットに優先的
に通信割当てを行なうための指示を行なう。
【0019】なお、接続型ユニット2’側で制御信号を
受信したか否かの判定は、受信レベル測定手段513に
よって測定された移動機3からの制御信号の受信レベル
が所定値より大きい(測定受信レベル>ρ(ρは閾
値))か否かによって行なう。 (イ):通常運用時のスロットの割当て状態 図4は、無線制御手段54による制御信号用スロットお
よび通信スロットの割当の一実施例を示す図であり、通
常運用時のTDMAスロット割当てを示す図である。図
4で、(a)は基地局本体1のTX,RXのTDMAス
ロット構成を示し、(b)は本体1に接続された接続型
ユニット2’の接続後のTDMAスロット構成を示す。
図から明らかなように基地局本体1のスロットはTX
(受信側),RX(送信側)共に1つの制御信号用スロ
ット5,7と3つの通信用スロットからなるが、接続型
ユニット2’ではTX(送信)側は4つとも通信用スロ
ットとして制御信号用スロットは割当てられず、RX
(受信)側では1つの制御信号用スロット8と3つの通
信用スロットが割当てられる。 (ロ) 移動機3台が通話中の場合の割当て状態 また、図5は無線制御手段54による制御信号用スロッ
トおよび通信スロットの割当の一実施例を示す図であ
り、3台の電話機が通話中の場合のスロットの状態を示
した図である。なお、図5で電話機の形をした絵柄9が
記入された枠は通信中のスロットを意味する(以下、同
じ)。
【0020】図5で、(a)は基地局本体1のTX側,
RX側のTDMAスロット構成を示し、(b)は本体1
に接続された接続型ユニット2’の通話スロットすべて
が通話中の場合のスロットの状態構成を示す説明図であ
る。図から明らかなように接続型ユニット2’側ではT
X側は4つの通信用スロットのうち3つが通信(送信)
中であり、RX側では1つの制御信号用スロットと通信
(受信)中の3スロットからなる。 (ハ) 移動機が通信中の場合の割当ての変更(3台→
4台) 無線制御手段54は、当該接続型ユニットが3台の移動
機と通信中の場合に他の移動機からの制御信号を受信し
た場合はその接続型ユニットの制御信号の受信を行なっ
ているスロット8(図4)の制御信号受信動作を中止さ
せ、図5(b)に示すように制御信号スロットを通信用
スロットとして用いるためにスロット割当て制御を行な
う。 (ニ) 移動機の通話終了時のスロットの切替え また、図6は無線制御手段54による制御信号用スロッ
トおよび通信スロットの割当の一実施例を示す図であ
り、4台の電話機が通話中の場合に1台または1台以上
の移動機との通信が終了した場合のスロットの切替え状
態を示す図である。
【0021】図6で、(a)は基地局本体1のTX側,
RX側のTDMAスロット構成を示し、(b)は本体1
に接続された接続型ユニット2’で、1つの通信スロッ
トでの通信が終了した場合の通信スロットの状態を示し
ている(この例では、通信中であった3番目のスロット
の通信が終了した様子を示し、それが白抜きの電話機の
絵柄9’で示されている)。
【0022】無線制御手段54は、接続型ユニット2’
で通信中の移動機が4台の場合で、1台の通信が終了す
ると、元々制御信号を受信していたスロットを使用して
いる移動機に接続型ユニット2’の通信手段62を介し
て制御信号を送り、スロットの交換(元々制御信号を受
信していたスロットから空いたスロットへの切替え)を
指示する。指示したスロットへの交換が終了すると接続
型ユニット2’のRX側では制御信号の受信を再開す
る。
【0023】[接続ユニットの構成および動作]図7は
接続型ユニット2’のユニット通信制御手段の構成例を
示すブロック図であり、ユニット通信制御手段60は、
制御信号受信手段61,通信手段62,通信用周波数監
視手段63およびスロット切替手段64を備えている。
接続型ユニット2’は、図示しないが、CPUおよびR
AMを備えている。また、上記ユニット通信制御手段6
0の各モジュールはハードウエアで構成することもでき
るが本実施例ではプログラムで構成され本体のプログラ
ム格納用ROMに格納されている(接続型ユニットにプ
ログラム格納用ROMを備えてユニット通信制御手段6
0を格納するようにしてもよい)。また、上記ユニット
通信制御手段60の各モジュールの一部をハードウエア
で他をプログラムで構成してもよい。
【0024】制御信号受信手段61は、図5(b)に示
したように、制御信号の受信を行なう。接続型ユニット
2’側で制御信号を受信した場合には、本体1の無線制
御手段54によって接続型ユニット2’側のスロットが
優先的に指定される。通信手段62は通信スロットを使
用した移動機3との通信および通信中のスロットを交換
する。通信周波数監視手段63は基準規格STD−28
で定められている通信で使用する周波数の事前の非希望
波測定を行なう。スロット切替手段64は、本体1(無
線制御手段54)の指示により、通常は制御信号を受信
しているスロットを通信用スロットとして使用方法を変
更する。また、本体1(無線制御手段54)の指示によ
り、通信用スロットとしているスロットが元々は制御信
号を受信していたスロットの場合に、それを再び制御信
号の受信用スロットとして使用変更する(制御信号受信
用スロットに戻す)ことができる。
【0025】[基地局(本体および接続ユニット)の動
作]図8は基地局側での通信スロットの選択動作を示す
フローチャートである。基地局から移動機3への制御信
号(報知情報,規制情報および通信スロット割当て情報
等)は図4に示したように本体1からのみ送信されるが
(S0)、移動機3からの制御信号(通信要求や位置登
録要求信号等)は本体1と接続型ユニット2’の両者で
受信し制御信号の共有を行なう(S1)。本体1は移動
機3からの制御信号を受信した場合に接続ユニット側で
の受信レベルを測定し、受信レベルが閾値ρ(ρ=接続
型ユニット2’側で通信可能と判断できるレベル値(な
お、接続型ユニットが本体1に複数接続されている場合
には各接続型ユニット毎に規定される))以上と判断し
た場合には接続型ユニット2’に通信スロット割当指示
信号を送出しS5に遷移する(S2)。また、上記ステ
ップS2で受信レベルが閾値ρ未満の場合には、本体1
側の通信スロットを割当てて(S3)、制御信号を受信
した移動機との通信を開始する(S4)。上記ステップ
S2で受信レベルが閾値ρ以上の場合には、接続型ユニ
ット2’はその通信スロットを割当てて(S5)、制御
信号を受信した移動機との通信を開始する(S6)。
【0026】図9は接続ユニットの制御用スロットと通
信用スロットとの切替え動作を示すフローチャートであ
る。
【0027】図8の移動機3からの制御信号の受信があ
った場合で、接続型ユニット2’への通信呼割当て開始
(図8のS2参照)にあたって、接続型ユニット2’で
現在通信中の移動機の数を調べ、それが3台の場合には
接続型ユニット2’の制御信号用スロットに通信を開始
させるための通信開始指示を出してT4に遷移する(T
1)。また、上記ステップT1で接続型ユニット2’で
現在通信中の移動機の数が2台以下の場合には図9のS
5に遷移する(T2)。また、上記ステップT1,ステ
ップT2以外の場合、すなわち接続型ユニット2’で現
在通信中の移動機の数が4台の場合はそのうちの1台の
終了を待ち、1台の通信が終了した場合にはスロット切
替指示を送出してT6に遷移する(T3)。
【0028】接続型ユニット2’は、上記ステップT1
での本体1からの通信開始指示を受取ると直ちに制御信
号の受信を停止し(T4)、制御信号用スロットを用い
て接続要求のあった移動機との通信を開始する(T
5)。
【0029】接続型ユニット2’は、また、上記ステッ
プT3での本体1からのスロット切替え指示を受取る
と、元々制御信号を受信していたスロットを通信の終了
した通信スロットに切替える処理を実行する(T6)。
この場合、通信の終了したスロットが元々制御信号用ス
ロットの場合には(通信が終っているので)直ちに切替
えてT11に遷移する(T7)。上記ステップT7で、
通信の終了したスロットが元々制御信号用スロットでは
ない場合には切替を実施して元制御信号受信スロットで
の通信が終了しているかの判定を行ない、通信が終了し
ている場合にはT10に遷移する(T8)。また、上記
ステップS8でスロットの切替えが成功しなかった場合
には接続型ユニット2’は一定の時間をおいてT6に戻
ってスロット切替えを繰り返し、制御信号の受信処理
(図8のステップS1)への移行を行なうための試行を
繰り返す(T9)。上記ステップT8でスロットの切替
えが成功した場合にはその通信スロットを用いていまま
で通信中の移動機との通信を続行する(T10)。
【0030】上記T7で通信の終了したスロットが元々
制御信号用スロットの場合か上記T10で切替え動作後
の元制御スロットで通信が継続されていない場合には、
制御用スロットでの制御信号の受信を再開してS1(図
8)の制御信号の受信処理に遷移する(T11)。
【0031】なお、上記実施例の説明では接続型ユニッ
ト2’が1台の場合について説明したが、図1に示した
ように基地局本体1と接続型ユニット2’はケーブル4
で接続されるので、複数の接続型ユニットを基地局本体
に接続して上述したような制御信号用スロットと通信ス
ロットの切替え等の制御を行なうことができる。また、
この場合も制御信号を基地局本体と共有するので、それ
ぞれの接続型ユニット同士または基地局本体1と制御信
号の干渉が生じない。
【0032】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の接続ユニットを基地局本体に接続して制御信号の共
有を行ない、本体側通信スロットに接続要求を行なう移
動機に対して接続型ユニット側への優先的呼の割当てを
行なうことができるので、周波数の有効利用および通信
(無線)回線の分散化を実現できる。
【0034】また、接続ユニット側で3台の移動機との
通話中に新たに移動機からの接続要求があった場合に、
制御信号受信用として用いているスロットを通信用スロ
ットに切替えて4台目の移動機との通話を行なうことが
できるので、制御信号の増設を行なうことなく実質的に
通信用チャネルの増設を実現できる。
【0035】また、複数の接続型ユニットを基地局本体
とケーブルで接続できるので、接続型ユニットの設置位
置が基地局本体と離れている場合にも、基地局本体側で
接続型ユニットの通信用チャネルの監視、移動機から本
体側に送られる制御信号の共用、および受信レベルの測
定によるダイナミックな周波数割当てを行なうことがで
きる。また、接続ユニットと本体との距離を基に定めた
閾値と受信レベルの比較によって、ユニット選択時に接
続型ユニットの設置位置での無線環境を加味して判断す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信における制御チャネルと通
信チャネルの使用方法を適用した一実施例としてのPH
Sシステムの説明図である。
【図2】基地局本体の通信制御手段の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】制御信号送受信手段の構成例を示すブロック図
である。
【図4】無線制御手段による制御信号用スロットおよび
通信スロットの割当の一実施例を示す図である。
【図5】無線制御手段による制御信号用スロットおよび
通信スロットの割当の一実施例を示す図である。
【図6】無線制御手段による制御信号用スロットおよび
通信スロットの割当の一実施例示す図である。
【図7】接続型ユニットのユニット通信制御手段の構成
を示すブロック図である。
【図8】基地局側での通信スロットの選択動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】接続型ユニットの制御用スロットと通信用スロ
ットとの切替え動作を示すフローチャートである。
【図10】従来のPHSシステムの説明図である。
【図11】従来のPHSシステムのスロットの構成を示
す説明図である。
【図12】PHSシステムの従来例を示し、基地局の本
体に接続ユニットを付属させた例を示す説明図である。
【図13】図12のPHSシステムでのスロットの構成
を示す説明図である。
【図14】図12で、接続ユニット側でも制御信号の送
信を行なう場合のスロットの構成を示す説明図である。
【図15】図12で、接続ユニット側では制御信号の送
信を行なわない場合のスロットの構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基地局本体(本体部) 2’ 接続型ユニット 3 移動機 4 ケーブル 5 本体側制御信号送信用スロット(制御チャネル用ス
ロット) 7 本体側制御信号受信用スロット(制御チャネル用ス
ロット) 8 接続型ユニット側制御信号受信用スロット(制御チ
ャネル用スロット) 9 通信中スロット 9’ 通信終了スロット 51 制御信号送受信処理手段 54 無線制御手段 64 スロット切替え手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−327066(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26 - 7/26 113 H04Q 7/04 - 7/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動機との間で制御信号の送受信を行な
    う制御チャネル用スロットと、移動機と通信を行なう通
    信チャネル用スロットとを有する本体部と、本体部とケ
    ーブルを介して接続し、移動機からの制御信号の受信を
    行なう制御チャネル用スロットと、移動機と通信を行な
    う通信チャネル用スロットとを有する接続型ユニットを
    備え、更に、 前記本体部は、 該本体部と前記接続型ユニットがそれぞれの制御チャネ
    ル用スロットで同じ移動機からの制御信号を受信したと
    き、その受信レベルを測定する制御信号送受信処理手段
    と、前記測定結果に基づいて前記接続型ユニットの通信
    チャネル用スロットを該移動機との通信に優先的に割当
    てる無線制御手段と、を有することを特徴とする移動体
    通信基地局。
  2. 【請求項2】 前記無線制御手段は、前記接続ユニット
    の全ての通信スロットが使用されているときは前記接続
    ユニットの制御チャネル用スロットを通信チャネルとし
    て割当てることを特徴とする請求項1記載の移動体通信
    基地局。
  3. 【請求項3】 前記無線制御手段は、前記本体部と接続
    する複数の接続型ユニットがそれぞれの制御チャネル用
    スロットで同じ移動機からの制御信号を受信したとき、
    それぞれの接続型ユニットと移動機との距離を基として
    設定された閾値と受信レベルとを比較し、その比較結果
    に基づいて前記移動機との通信に優先的に割当てる通信
    スロットを決定することを特徴とする請求項1記載の移
    動体通信基地局。
  4. 【請求項4】 前記接続ユニットは、該接続ユニットの
    全ての通信スロットが移動機との通信に使用され、且つ
    前記接続ユニットの制御チャネル用スロットも通信チャ
    ネルとして移動機との通信に使用されているときに、 1台の移動機との通信が終了した場合は、移動機との通
    信に使用されている制御チャネル用スロットで通信して
    いる移動機が前記通信が終了したスロットを用いるよう
    にスロットの切替えを行ない、制御チャネル用スロット
    での制御信号の受信を可能とするスロット切替え手段を
    有することを特徴とする請求項1,2または3記載の移
    動体通信基地局。
  5. 【請求項5】 制御チャネル用スロットと通信チャネル
    用スロットとを有する本体部と、本体部と接続し、制御
    チャネル用スロットと通信チャネル用スロットとを有す
    る接続型ユニットからなる移動体通信基地局において、 前記本体部と前記接続型ユニットがそれぞれの制御チャ
    ネル用スロットで同じ移動機からの制御信号を受信した
    ときその受信レベルを判定して、その判定結果に基づい
    て前記接続型ユニットの通信チャネル用スロットを該移
    動機との通信に優先的に割当てることを特徴とする移動
    体通信における制御チャネルと通信チャネルの使用方
    法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記接続ユニットの全ての通信
    スロットが使用されているときは前記接続ユニットの制
    御チャネル用スロットを通信チャネルとして割当てるこ
    とを特徴とする請求項5記載の移動体通信における制御
    チャネルと通信チャネルの使用方法。
  7. 【請求項7】 前記接続ユニットの全ての通信スロット
    が移動機との通信に使用され、且つ前記接続ユニットの
    制御チャネル用スロットも通信チャネルとして移動機と
    の通信に使用されているときに、 1台の移動機との通信が終了した場合は、移動機との通
    信に使用されている制御チャネル用スロットで通信して
    いる移動機が前記通信が終了したスロットを用いるよう
    にスロットの切替えを行ない、制御チャネル用スロット
    での制御信号の受信を可能とすることを特徴とする請求
    項5または6記載の移動体通信における制御チャネルと
    通信チャネルの使用方法。
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