JP2895297B2 - Atm試験方式 - Google Patents

Atm試験方式

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JP2895297B2
JP2895297B2 JP3358098A JP35809891A JP2895297B2 JP 2895297 B2 JP2895297 B2 JP 2895297B2 JP 3358098 A JP3358098 A JP 3358098A JP 35809891 A JP35809891 A JP 35809891A JP 2895297 B2 JP2895297 B2 JP 2895297B2
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治彦 松永
之治 金山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非同期転送モード(A
TM)方式によるセルの伝送路におけるビット誤り率を
測定することにより行う伝送路試験方式としてのATM
試験方式に関するものである。伝送路には伝送装置や交
換機が含まれることは云うまでもない。
【0002】
【従来の技術】非同期転送モード(ATM)方式という
のは、低速データから高速動画像通信までの多種多様な
通信を、一元的かつ経済的に提供するための通信方式と
して開発が進められている方式であるため、非同期転送
モード(ATM)方式によるセルの伝送路を対象とした
伝送路試験方式は、これまでのところ報告されていな
い。なおATMでは、伝送すべきすべての情報が、セル
と呼ばれる一定の長さ(固定長)の情報ブロックに分割
され、各セルに宛先を示すヘッダが付けられて伝送され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ATM網内において、
新しいバーチャルパスおよびバーチャルチャンネルを設
定する場合の導通試験、バーチャルパスおよびバーチャ
ルチャンネルが品質を満たしているか否かの特性試験、
および伝送路等に故障が起きた時にその故障箇所を特定
したいという場合の故障箇所切分け試験を行う必要があ
るが、これまで、これらの試験方式は開発されていなか
った。
【0004】特にATM網内においては、固有の現象と
して、伝送途中におけるセルの損失及び誤配が頻繁に起
きるという問題がある。損失というのは、セルがどこか
へ消えて無くなることであり、誤配とはよそのチャンネ
ルからセルが紛れ込んでくることである。
【0005】伝送路の試験に際しては、試験用擬似ラン
ダムパターンを幾つかに区切り、その一つ一つを、それ
ぞれ載せた試験用セルを、その順に送信側からATMモ
ードで伝送路上に送信してくるのを受信又はモニタして
行うわけなので、セルの損失や誤配が起きると、受信側
で試験用擬似ランダムパターンが連続しなくなり、試験
がうまく行えない。
【0006】本発明は、このような従来の技術的問題を
克服して上述の試験を有効に行うことのできる伝送路試
験方式としてのATM試験方式を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、試験用擬似ランダムパターンを幾つか
に区切り、その一つ一つを、それぞれ載せた試験用セル
を、その順に送信側からATMモードで伝送路上に送信
してくるのを受信又はモニタして行うATM試験方式に
おいて、試験用セル検出回路と、参照用擬似ランダムパ
ターン生成回路と、比較回路と、判断回路と、誤りビッ
トカウンタと、を具備した。
【0008】
【作用】かかるATM試験方式において、試験用セル検
出回路は、区切られた試験用擬似ランダムパターンを載
せて伝送路上を送信されてくる試験用セルを伝送路から
検出する。そして参照用擬似ランダムパターン生成回路
は、試験用セル検出回路により検出したセルから取り出
したパターンを取り込み、該パターンに同期した参照用
擬似ランダムパターンの生成を開始する。詳しく述べれ
ば、取り込んだパターンを構成する最初のビット列か
ら、それに続くビット列を或る規則に基づいて予測して
作成することにより生成する。
【0009】次に該ランダムパターン生成回路により生
成されたパターンと前記試験用セル検出回路により検出
したセルから取り出したパターンとを、該パターンを構
成するビット毎に、比較回路で比較する。比較の結果、
一致する割合が一定値以上であるとき、判断回路は、前
記ランダムパターン生成回路は伝送路上を送信されてく
る試験用セルに同期したと判断して、該ランダムパター
ン生成回路への検出セルから取り出したパターンの取り
込みを止め、その同期状態で以後、参照用擬似ランダム
パターンの生成を自分で持続させる。
【0010】比較回路による比較の結果として一致しな
いビットを誤りビットとして誤りビットカウンタがカウ
ントする。また前記判断回路は、前記比較回路による比
較の結果を監視していてその一致しない割合が予め設定
された一定値以上であることを検出すると、試験用セル
の損失又は誤配が生じたことにより同期外れが起きたと
判断して、前記ランダムパターン生成回路を、検出セル
から取り出したパターンの取り込み側へ切り替えて同期
のとり直しをさせる。
【0011】こうして、試験用セルの損失又は誤配が生
じても、そのことに関わりなく、伝送路におけるビット
誤り率の測定が行えて伝送路試験方式としてのATM試
験方式を提供することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。以下では簡単のため、疑似ランダムパターンをP
Nパターンと略記する。図1は、本発明の一実施例を示
す概念図である。同図において、1は送信側装置、2は
受信側装置、3は試験対象とする伝送路、101は送信
側装置1内の試験用セル送信部、201は受信側装置2
内の試験用セル受信部、である。
【0013】図1において、送信側装置1内の試験用セ
ル送信部101が、試験用擬似ランダムパターンを幾つ
かに区切り、その一つ一つを、それぞれ試験用セルに載
せ、その順にATMモードで伝送路3上に送信し、これ
を受信側装置2内の試験用セル受信部201が受信し、
受信側で生成する参照用PNパターンと比較することに
より、該パターンを構成する各ビット毎のビット誤りを
検出するのである。
【0014】図2は、図1における試験用セル送信部1
01の詳細を示すブロック図である。図2において、試
験用セル送信部101は、PNパターン生成回路10
4、試験用セル組立回路103、および試験用セル挿入
回路102を有している。
【0015】図2を参照する。PNパターン生成回路1
04は、PNパターンを生成する。試験用セル組立回路
103は、PNパターン生成回路104から受信したP
Nパターンを搭載した試験用セルを組み立てる。試験用
セル挿入回路102は、組み立てた該試験用セルを伝送
路3に挿入する。試験用セルは伝送路3を転送される。
【0016】図3は、図1における試験用セル受信部2
01の構成例を示すブロック図である。図3において、
伝送路3に接続される試験用セル受信部201は、試験
用セル検出回路202、PNパターン同期検出回路20
8、セレクタ206、参照用PNパターン生成回路20
7、比較回路203、誤りビットカウンタ204、およ
びPNパターン同期保護回路205を有している。
【0017】図3を参照する。試験用セル検出回路20
2は、伝送路3から伝送されて来た試験用セルを検出
し、伝送路3から分離し、更に試験用セルを分解する。
PNパターン同期検出回路208は、セレクタ206お
よび参照用PNパターン生成回路207を有している。
試験用セルから取り出されたPNパターンはセレクタ2
06のB側を介して参照用PNパターン生成回路207
に取り込まれ、該参照用PNパターン生成回路207
は、それを用いて、図2のPNパターン生成回路104
が生成するPNパターンと同一の参照用PNパターンを
新たに発生する。
【0018】比較回路203は、該参照用PNパターン
と、前記試験用セル検出回路202から検出、取り出さ
れたPNパターンとの比較を、該パターンを構成する各
ビット毎に行う。誤りビットカウンタ204は、比較回
路203で不一致となったビットをカウントする。PN
パターン同期保護回路205は、比較回路203におけ
る比較結果を見ながら、参照用PNパターン生成回路2
07から生成されている参照用PNパターンと、試験用
セル検出回路202が伝送路3から受信している受信P
Nパターンと、が同期しているか否かの判断を行う回路
である。
【0019】以下、PNパターン同期検出回路208、
誤りビットカウンタ204、およびPNパターン同期保
護回路205の動作について改めて説明する。試験開始
時点では、セレクタ206は、B側に切り替わった状態
にある。受信PNパターンの一部は、参照用PNパター
ンを生成するための素として、セレクタ206を介し
て、参照用PNパターン生成回路207に入力される。
【0020】参照用PNパターン生成回路207は、受
信PNパターンの一部を素に参照用PNパターンを生成
する。比較回路203は、順次参照用PNパターンと受
信PNパターンのビット比較を行っており、その比較結
果はPNパターン同期保護回路205に通知される。
【0021】PNパターン同期保護回路205は、予め
設定される同期条件(例えば、PNパターンを構成する
連続30ビットについて、ビット間の一致が見られたら
同期と見なす)を保持しており、比較結果を参照して該
同期条件を満足するか否かを監視している。もし、該同
期条件を満足する比較結果が得られた場合、参照用PN
パターンと受信PNパターンの同期が確立したとして、
PNパターン同期保護回路205は、セレクタ206を
A側へ切り替え、誤りビットカウンタ204にカウンタ
開始のトリガを与え、それ以降、ビット誤りカウンタ2
04においてビット誤りを測定する試験中となる。
【0022】同期条件に達せず、比較結果が同期条件を
満足しない場合、PNパターン同期保護回路205は、
該同期条件を満足するまで比較結果を参照しつづける。
即ちセレクタ206は、B側に切り替わった状態を維持
している。
【0023】試験中、比較回路203による比較結果
は、誤りビットカウンタ204およびPNパターン同期
保護回路205に通知され、誤ったビット(一致しなか
ったビット)は誤りビットカウンタ204によりカウン
トされる。同時にPNパターン同期保護回路305は、
予め設定された同期はずれ条件(例えば、PNパターン
を構成する384ビットのブロック中、15ビット以上
の不一致が生じたら同期はずれと見なす)を保持してお
り、比較結果を参照して該同期はずれ条件を満足するか
否かを監視している。
【0024】もし、該同期はずれ条件を満足する比較結
果が得られた場合、参照用PNパターンと受信PNパタ
ーンの同期がはずれたとして、PNパターン同期保護回
路205は、セレクタ306をB側に切り替わった状態
に切り替え、誤りビットカウンタ204にカウント中止
のトリガを与えるとともに、同期はずれ判断中に生じた
誤りビットがカウントされないように、誤りビットカウ
ンタ204を制御する(例えば、誤りビットカウンタ2
04から余分なビット数を差し引く、あるいはブロック
毎に、誤りビットをカウントする為に設けたカウンタを
リセットする)。
【0025】参照用PNパターンと受信PNパターンの
同期がはずれて非同期状態に戻ったため、改めて、同期
確立過程が行なわれる。すなわちB側に切り替わった状
態にあるセレクタ206を介して、受信PNパターンが
参照用PNパターン生成回路207に引き込まれる。参
照用PNパターン生成回路207が生成した参照用PN
パターンと、受信PNパターンのビット比較を、比較回
路203により行い、PNパターン同期保護回路205
の保持する同期条件に基づき両パターンの再同期が確立
する。両パターンの再同期確立時点で誤りビットカウン
タ204の誤りビットのカウントが再開される。以上の
動作が試験中、繰り返し行なわれるわけである。
【0026】図4および図5は、試験実施時における図
3のセレクタ206の動作を説明するための説明図であ
る。即ち、図4および図5に上記動作を特徴づけるセレ
クタ206の動作を時系列的に示した。特にATM方式
に固有のセルの誤配、損失が生じた場合について図4お
よび図5はそれぞれ表わしている。
【0027】図4において、試験開始の時点501から
PNパターンの同期が確立するまでの間の同期確立過程
502中、セレクタ206はB側に切り替わった状態に
ある。前記した同期条件を満足した場合、PNパターン
の同期503が確立し、直ちにセレクタ206はA側に
切り替わった状態に切り替わり、誤りビットカウンタ2
04により誤りビットがカウントされる。
【0028】試験中に誤配されたセル504が受信PN
パターンに混入したとする。同期はずれと判定されるま
で、セレクタ206はA側に切り替わった状態を保持
し、同期はずれ判定により、セレクタ206はB側に切
り替わった状態に切り替わる。この同期はずれ判断期間
509中にカウントされた誤りビットは、カウントされ
たことにならないように制御される。
【0029】誤配セル504では同期が確立することは
ないため、セレクタ206はB側に切り替わった状態を
保持し、再同期確立過程506が継続する。PNパター
ンが再受信され同期条件を満足した後、PNパターンの
再同期507が確立し、セレクタ206はA側に切り替
わった状態に切り替わり、誤りビットのカウントが再開
される。
【0030】図5図において、試験開始の時点601か
らPNパターンの同期が確立する間の同期確立過程60
2中、セレクタ206はB側に切り替わった状態にあ
る。前記同期条件を満足した場合、PNパターンの同期
603が確立し、直ちに、セレクタ206はA側に切り
替わった状態に切り替わり、誤りビットカウンタ204
により誤りビットがカウントされる。
【0031】試験中に試験用セル604が損失(紛失)
したとする。次の試験用セルが受信されるが、このセル
のパターン(受信PNパターン)では、パターンが不連
続となるため、受信PNパターンと参照用PNパターン
は一致せず、同期はずれ判定状態になる。同期はずれと
判定されるまで、セレクタ206はA側に切り替わった
状態を保持し、同期はずれ判定後セレクタ206はB側
に切り替わった状態に切り替わる。
【0032】この同期はずれ判断期間609中にカウン
トされた誤りビットは、カウントされたことにならない
ように誤りビットカウンタ204は制御される。その後
改めて再同期確立過程606を経てPNパターンの再同
期607が確立し、セレクタ206はA側に切り替わっ
た状態に切り替わり、誤りビットのカウントが再開され
る。
【0033】図6は、図1における試験用セル受信部2
01の別の構成例を示すブロック図である。図6におい
て、図3におけるのと同じもの、対応せるものには同じ
符号を付した。そのほか、210はセルクロックであ
る。セルクロックは、伝送路3を伝送されてくるセルの
先頭やお尻を識別するために該セルと同期して送信側か
ら伝送されてくる。
【0034】図6を参照して回路動作を説明する。試験
用セル検出回路202は、伝送路3より転送されてくる
試験用セルを検出し、伝送路3から分離し、更に試験用
セルを分解する。PNパターン同期検出回路208は、
セル周期に同期したセルクロック210を受信するのに
従って、1セル時間毎に切り替わるセレクタ206およ
び参照用PNパターン生成回路207を有しており、参
照用PNパターン生成回路207は、伝送路3から分離
されたPNパターンを用いて、図2のPNパターン生成
回路104が生成するPNパターンと同一の参照用PN
パターンを、新たに発生する。
【0035】比較回路203は、該参照用PNパターン
と前記分離されたPNパターンとの比較を行う。誤りビ
ットカウンタ204は、比較回路203で不一致となっ
たビット数をカウントする。PNパターン同期保護回路
205は、参照用PNパターンと受信PNパターンが同
期しているが否かの判断を行う回路である。
【0036】以下、PNパターン同期検出回路208、
誤りビットカウンタ204、およびPNパターン同期保
護回路205の動作について改めて説明する。各試験用
セル受信時点では、セレクタ206は、B側に切り替わ
った状態にある。受信PNパターンの一部は、参照用P
Nパターンを生成するための素として、セレクタ206
を介して、参照用PNパターン生成回路207に引き込
まれる。
【0037】参照用PNパターン生成回路207は、受
信PNパターンを素に、参照用PNパターンを生成す
る。比較回路203は、順次参照用PNパターンと受信
PNパターンのビット比較を行っており、その比較結果
はPNパターン同期保護回路205に通知される。
【0038】PNパターン同期保護回路205は、予め
設定された同期条件(例えば、連続30ビットの間一致
したら同期と見なす)を保持しており、比較結果を参照
して該同期条件を満足するか否かを監視している。も
し、該同期条件を満足する比較結果が得られた場合、参
照用PNパターンと受信PNパターンの同期が確立した
として、PNパターン同期保護回路205は、セレクタ
206をA側に切り替わった状態に切替え、誤りビット
カウンタ204にカウント開始のトリガを与える。
【0039】本同期状態は1セル期間中継続し、1セル
分のPNパターンが終了する時点で状態がリセットさ
れ、改めてセレクタ206はB側に切り替わった状態に
切り替わる。もし、比較結果が同期条件を満足しない場
合、PNパターン同期保護回路205は、該同期条件を
満足するまで比較結果を参照しつづける。本状態は、1
セル期間中継続し、1セル時間後同期条件を満足しなく
てもセレクタ206はB側に切り替わった状態になる。
【0040】B側に切り替わった状態になったセレクタ
206は、次の試験用セルの受信を待って上記動作を繰
り返す。試験中、比較回路203による比較結果は、誤
りビットカウンタ204およびPNパターン同期保護回
路205に通知され、誤ったビットは誤りビットカウン
タ204によりカウントされる。
【0041】同時にPNパターン同期保護回路205
は、予め設定された同期はずれ条件(たとえばビットブ
ロック中15ビット以上の不一致が生じたら同期はずれ
と見なす)を保持している。もし、該同期はずれ条件を
満足する比較結果が得られた場合、参照用PNパターン
と受信パターンの同期がはずれたとして、PNパターン
同期保護回路205は、セレクタ206をB側に切り替
わった状態に切替え、誤りビットカウンタ204にカウ
ント中止のトリガを与えるとともに、同期はずれが発生
した試験用セル中に生じた誤りビットはカウントされな
いよう、誤りビットカウンタ204は制御される(例え
ば、誤りビットカウンタ204から余分なビット数を差
し引く、あるいはブロック毎に誤りビットをカウントす
る為に設けたカウンタをリセットする)。
【0042】同期はずれ状態は、該試験用セル中のPN
パターンが終了するまで継続し、次の試験用セル受信時
に改めて同期確立過程が行なわれる。すなわち、B側に
切り替わった状態にあるセレクタ206を介して受信P
Nパターンが参照用PNパターン生成回路207に引き
込まれる。
【0043】参照用PNパターン生成回路207が生成
した参照用PNパターンと受信PNパターンのビット比
較を比較回路403により行い、PNパターン同期保護
回路205の保持する同期条件に基づき、両パターンの
再同期が確立する。両パターンの再同期確立時点で、誤
りビットカウンタ204の誤りビットのカウントが再開
される。以上の動作が試験中繰り返し行われる。
【0044】図7および図8に、上記動作を特徴づける
セレクタ206の動作を時系列的に示した。特にATM
方式に固有のセルの誤配、損失が生じた場合について、
図7および図8はそれぞれ表している。
【0045】図7において、最初の試験用セルが受信さ
れる試験開始点701からPNパターンの同期が確立す
る間の同期確立過程702中、セレクタ406はB側に
切り替わった状態にある。前記同期条件を満足した場
合、PNパターンの同期703が確立し、直ちにセレク
タ206はA側に切り替わった状態に切り替わり、誤り
ビットカウンタ204により誤りビットがカウントされ
る。この動作は試験用セル受信毎に繰り返される。
【0046】今、試験中に誤配されたセル704が混入
したとする。セル受信時セレクタ206はB側に切り替
わった状態にあり、通常の同期確立過程705を行う
が、誤配セルでは同期が確立することはないため、セレ
クタ206はB側に切り替わった状態を保持しつづけ同
期確立過程705が継続される。
【0047】次に受信された試験セルに搭載されている
PNパターンによる同期確立過程をへて、同期確立点7
06でPNパターンの同期が確立し、セレクタ206は
A側に切り替わった状態に切り替わるとともに、誤りビ
ットカウンタ204により誤りビットのカウントが再開
される。
【0048】図8において、最初の試験用セルが受信さ
れる試験開始点801からPNパターンの同期が確立す
る間の同期確立過程802中、セレクタ206はB側に
切り替わった状態にある。前記同期条件を満足した場
合、PNパターンの同期803が確立し、直ちにセレク
タ206はA側に切り替わった状態に切り替わり、誤り
ビットカウンタ204により誤りビットがカウントされ
る。この動作は試験用セル受信毎に繰り返される。
【0049】今、試験中に試験用セル804が損失した
とする。次の試験用セルが受信されたときセレクタ20
6はすでにB側に切り替わった状態であるため、通常の
同期確立過程805を行いPNパターンの同期が同期確
立点806で確立し、セレクタ206はA側に切り替わ
った状態に切り替わり、誤りビットカウンタ204によ
り誤りビットのカウンタが再開される。
【0050】図9は、試験用セルの一構成例(フォーマ
ット)を示す説明図である。同図を参照する。ヘッダ9
01において、バーチャルパスおよびバーチャルチャン
ネルに対する保守管理運用のためのセルであることを識
別する。ペイロード(情報を載せてユーザから料金を貰
うことのできる領域というほどの意味)902内のOA
M(Operation,Administrarion and Maintainance)種
別フィールド903において、試験用セルであることを
識別する。残りのペイロード領域904は、全てPNパ
ターン905を収容するための領域である。
【0051】図10は、本発明にかかるATM試験方式
を用いて行う試験例を示すブロック図である。一般に、
送信装置側の試験用セル送信部および受信装置側の試験
用セル受信部の動作設定および試験時間等は、外部制御
手段(例えばオペレーションセンタ)により必要に応じ
指定される。
【0052】図10において、伝送路1010に対して
試験を行う場合、装置(A)1001の試験用セル送信
部1005および装置(B)1002の試験用セル受信
部1006を動作させる。試験用セルが伝送路1010
中を転送されるため、試験用セル受信部1006におい
て、伝送路1010中に生じたビット誤りが検出でき
る。
【0053】また、伝送路1010および伝送路101
1に対して試験を行う場合、装置(A)1001の試験
用セル送信部1005および装置(C)1003の試験
用セル受信部1007を動作させる。試験用セルが伝送
路1010および伝送路1011中を転送されるため、
試験用セル受信部1007において伝送路1010およ
び伝送路1011中に生じたビット誤りが検出できる。
【0054】このとき装置(B)1002の試験用セル
受信部1006を同時に動作させ、伝送路1010中を
転送されてくる試験用セルをモニタさせることにより伝
送路1010についても同時に試験可能となる。また、
伝送路1010、伝送路1011および伝送路1012
に対して試験を行う場合、装置(A)1001の試験用
セル受信部1005および装置(D)1004の試験用
セル受信部1008を動作させる。
【0055】試験用セル伝送路1010、伝送路101
1および伝送路1012を転送されるため、試験用セル
受信部1008において、伝送路1010、伝送路10
11および伝送路1012中に生じたビット誤りが検出
できる。このとき、装置(B)の試験用セル受信部10
06および装置(C)1003の試験用セル受信部10
07を同時に動作させ、伝送路1010および伝送路1
011中を転送されてくる試験用セルをモニタさせるこ
とにより伝送路1010および伝送路1011について
も同時に試験可能となる。
【0056】このように、任意に装置の試験用セル送信
部と試験用セル受信部を動作させることにより、任意の
装置間の伝送路について試験可能である。図10は、一
例であって、装置の試験用セル送信部および試験用セル
受信部を同時に接続できる伝送路および装置は試験可能
なものであることは容易に類推できるであろう。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、送信装置側にPNパタ
ーンを発生する手段、試験用セルの組立手段と、試験用
セルを伝送路に挿入する手段を有する試験用セル送信部
を配し、されに受信装置側に試験用セルを伝送路から分
離する手段、PNパターンを同期検出する手段、同期の
確立および同期はずれを検出する手段、および誤りビッ
トをカウントする手段を有する試験用セル受信部を配
し、PNパターンを搭載した試験用セルの送受を行うこ
とにより、試験中に生じた誤りビットの正確なカウント
が行え、バーチャルパスおよびバーチャルチャンネルの
導通試験、特性試験、および故障切り分け試験を任意の
装置内および任意の装置間に対して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概念図である。
【図2】図1における試験用セル送信部の詳細を示すブ
ロック図である。
【図3】図1における試験用セル受信部の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】試験実施時に誤配セルがある場合の図3のセレ
クタの動作を説明するための説明図である。
【図5】試験実施時に損失セルがある場合の図3のセレ
クタの動作を説明するための説明図である。
【図6】図1における試験用セル受信部の別の構成例を
示すブロック図である。
【図7】試験実施時に誤配セルがある場合の図6のセレ
クタの動作を説明するための説明図である。
【図8】試験実施時に損失セルがある場合の図6のセレ
クタの動作を説明するための説明図である。
【図9】試験用セルの一構成例(フォーマット)を示す
説明図である。
【図10】本発明にかかるATM試験方式を用いて行う
試験例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…送信側装置、2…受信側装置、101…試験用セル
送信部、102…試験用セル挿入回路、103…試験用
セル組立回路、104…PNパターン生成回路、201
…試験用セル受信部、202…試験用セル検出回路、2
03…比較回路、204…誤りビットカウンタ、205
…PNパターン同期保護回路、206…セレクタ、20
7…参照用PNパターン生成回路、208…PNパター
ン同期検出回路、210…セルクロック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/26 H04L 29/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験用擬似ランダムパターンを幾つかに
    区切り、その一つ一つを、それぞれ載せた試験用セル
    を、その順に送信側からATMモードで伝送路上に送信
    してくるのを受信又はモニタして行うATM試験方式に
    おいて、 前記試験用セルを伝送路から検出する試験用セル検出回
    路と、検出したセルから取り出したパターンを取り込
    み、該パターンに同期した参照用擬似ランダムパターン
    の生成を開始する参照用擬似ランダムパターン生成回路
    と、 該ランダムパターン生成回路により生成されたパターン
    と前記試験用セル検出回路により検出したセルから取り
    出したパターンとを、該パターンを構成するビット毎
    に、比較する比較回路と、 比較の結果、一致する割合が一定値以上であるとき、前
    記ランダムパターン生成回路は伝送路上を送信されてく
    る試験用セルに同期したと判断して、前記ランダムパタ
    ーン生成回路への検出セルから取り出したパターンの取
    り込みを止め、その同期状態で以後、参照用擬似ランダ
    ムパターンの生成を自分で持続させる判断回路と、 前記比較回路による比較の結果として一致しないビット
    を誤りビットとしてカウントする誤りビットカウンタ
    と、 前記比較回路による比較の結果を監視していてその一致
    しない割合が予め設定された一定値以上であることを検
    出すると、試験用セルの損失又は誤配が生じたことによ
    り同期外れが起きたと判断して、前記ランダムパターン
    生成回路を、検出セルから取り出したパターンの取り込
    み側へ切り替えて同期のとり直しをさせる前記判断回路
    と、 を具備して成ることを特徴とするATM試験方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のATM試験方式におい
    て、前記参照用擬似ランダムパターン生成回路が、伝送
    路上を送信されてくる試験用セルに同期していない期間
    は、前記誤りビットカウンタにおける誤りビットのカウ
    ントを中止する手段を具備したことを特徴とするATM
    試験方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のATM試験方式におい
    て、伝送路上を送信側から伝送されてくる前記試験用セ
    ルと同期して送られてくるセルクロックを検出すること
    により、試験用セルの各々を識別し、各セル毎に、前記
    参照用擬似ランダムパターン生成回路における同期のと
    り直しをさせる手段を具備したことを特徴とするATM
    試験方式。
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