JP2894884B2 - Eepromにおけるデータ書き込み方法 - Google Patents

Eepromにおけるデータ書き込み方法

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JP2894884B2
JP2894884B2 JP30918391A JP30918391A JP2894884B2 JP 2894884 B2 JP2894884 B2 JP 2894884B2 JP 30918391 A JP30918391 A JP 30918391A JP 30918391 A JP30918391 A JP 30918391A JP 2894884 B2 JP2894884 B2 JP 2894884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はEEPROMにおけるデ
ータ書き込み方法に関し、特に該データを書き込む途中
で電源がオフとなっても該データの内容を正しい値に修
復できるようにした、EEPROMにおけるデータ書き
込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばタイマやカウンタなどにおいて、
時間や過去の累積データなどをEEPROMに逐次書き
込んで行くような場合において、該データを書き込む途
中で電源が切られてしまう(例えばタイマなどにおいて
時間の経過に伴ってその経過時間値を書き込んでいる間
に電源が切られてしまう)ような場合が考えられる。こ
のようなとき、EEPROMの場合には、該電源がオフ
となってもそれ以前のデータが残されているので、該デ
ータの内容が正しければ次回の電源投入時に、該残され
ているデータを再度使用してそれ以降のデータ更新を行
うことが可能となる。
【0003】しかしながら現実には該EEPROMにデ
ータを書き込む途中で電源が切れた場合には、該EEP
ROMの内容(各セルのデータ)が、書き込み前の内容
か、書き込み後の内容か又はその書き込み途中に過渡的
に生ずる不安定な内容となって、一義的に定まらないと
いう事態が生ずる。すなわち一般にEEPROMはその
フローディングゲートに電荷を蓄えることでそのセルデ
ータを“1”から“0”に書き替える構成とされている
ため、該“1”から“0”への書き替えは個別素子毎に
(各セル毎に)可能であるが、逆に該フローディングゲ
ートに蓄えられた電荷を逃がすことによって行われる該
セルデータの“0”から“1”への書き替えは、該セル
単位で選択的に行うことができず、IC全体又はあるま
とまった領域(例えば4ビットあるいは8ビット等のあ
るまとまった最小限の単位)でしか行うことができな
い。
【0004】また該セルデータを“1”から“0”に書
き替える場合にも、図5に示されるように各セル間には
その特性にばらつきがあり、図5に示すように短時間
(例えばほぼ時間t1 )で“1”から“0”への書き込
みがなされるものや、図5示すように該“1”から
“0”への書き込みに長時間(例えば時間t2 )を要す
るものがある。なお図5中、縦軸はセルからの読み出し
電圧を示しており、そのしきい値電圧Vthを境にして該
セルデータが“1”から“0”に書き替えられるものと
する。したがってメーカーは該書き替えが行われるべき
全素子(全セル)のデータが“1”から“0”に書き替
えられるのに要する時間t2 を保証しており、ユーザー
も該時間t2 を確保した設計を行う(一番遅く書き替え
られるものに合せてその書き込み時間を確保する)が、
運悪く例えば時刻t1 で電源がオフになると、上記特性
を有するセルは“0”に書き替えられるが、特性を
有するセルは“1”のままになってしまい、このような
中間的な(過渡的な)データ内容のままで電源が完全に
オフになると、次の電源投入時に例えば該EEPROM
からマイクロコンピュータに入力されるデータが、該書
き込み前のデータあるいは書き込み後のデータとは全く
異なった別の内容に化ける可能性がある。
【0005】ところで例えば4つの素子(セル)からな
るEEPROM(4ビットメモリ)をカウンタとして使
用するような場合において、該カウンタの内容を例えば
“1”から“2”(すなわち2進数の“0010”)に
書き替えるためには、上述したように“0”から“1”
への選択的書き替えはできないため、図4のステップt
b に示すように、“0”から“1”への書き換えができ
る最小単位分(この場合4ビット分)を一旦すべて
“1”にする必要がある。そのためその間に(ステップ
a からtc に至るまでの間に)電源が切られる可能性
が高くなるし、この間で電源が切られた場合には、ステ
ップta からtb に至る間(この間において3つのセル
データが“0”から“1”に書き替えられるタイミング
には上述したようにばらつきがある)およびステップt
b からtc に至る間(この間においても3つのセルデー
タが“1”から“0”に書き替えられるタイミングにば
らつきがある)において、時々刻々データ内容が異なっ
たものとなる。しかもこのようにしてデータ内容が変化
したままで電源が完全にオフとなった場合には、次回の
電源投入時に該データ内容を元の正しい内容に戻すこと
ができなくなる。
【0006】そこで電源がオフとなる直前にもデータが
書込まれる可能性のある用途(例えばタイマの場合、タ
イマの値がインクリメントされるタイミングと電源がオ
フとなるタイミングとが重なることがありうる)では、
電源が完全に切れる前に(電源オフとなっても完全に
切れるまでにはある程度の時間がある)データを早めに
書き込むこと(すなわちデータ書き込み時間の短縮)、
および電源オフ時に残されたデータが万一、不完全な
内容になってもそれを元のデータに修復できるようにす
ること、が要求される。そのために例えば3ページ分
(すなわち上記セルデータの“0”から“1”への書き
替え(セルデータの消去)がまとめてできる領域を1ペ
ージとしてその3領域分)に同じ内容のデータをコピー
して(すなわち書き込んで)おき、該3ページ中、2ペ
ージのデータ内容が等しければ、そのデータ内容を正し
いデータとする(すなわち多数決によってそのデータ内
容を正しいデータと決定するもので、最短の書き込み時
間で該多数決をとりうるようにするためには、上述した
ように3ページ分に同じ内容のデータを書き込めばよ
い)ことが考えられる。
【0007】すなわちこの場合図3に示されるように、
該EEPROMにおいて、上述したようなセルデータの
消去(すなわち“0”から“1”への書き換え)がまと
めてできる領域を3領域分、すなわちM1′,M2′,
M3′の3ページ分(したがって異なるページ、例えば
M1′とM2′とについて上記セルデータの消去をまと
めて行うことはできない)用意しておき、先ずステップ
b 乃至tc で上記図4で説明した要領で領域M1′に
おけるデータの書き替え(この場合ステップt a に示さ
れるデータ“1”からステップtc に示されるデータ
“2”(すなわち2進数の“0010”)への書き替
え)を行い、次いでステップtb ′乃至tc′で領域M
2′における上記データの書き替えを行い、更にステッ
プtb ″乃至tc ″で領域M3′における上記データの
書き替えがなされる。
【0008】しかしながらこのようなデータ書き込み方
法によると、上述したように1ページ当り2ステップ
(例えばM1′についていえばtb ,tc の2ステッ
プ)、したがって合計で(M1′乃至M3′の3ページ
分の書き替えのために)6ステップが必要となり(これ
は新しい値例えば“2”を書き込む前に当該領域におい
て一旦上記データの消去を行う(すなわち“1111”
を書く)必要があるからである)、その間に電源が途中
でオフになる可能性もそれだけ高くなる。換言すれば上
記した方法の場合、仮に電源が切られる瞬間に新たなデ
ータが書き込まれるような場合でも、該新たなデータを
書き込む直前に必ず当該領域において上記データの消去
(“1111”の書き込み)を行う必要があり、かかる
データの消去(例えば上記ステップtb )とそれにつづ
く新たなデータの書き込み(例えば上記ステップtc
とが時間的に直列的にペアとなって(すなわち1ページ
分につき2ステップが必要となって)、それが3ページ
分繰り返されるため上述したように合計で6ステップが
必要となり、それだけその途中で電源がオフになる可能
性が高くなる。ただし、この場合、電源が途中でオフに
なったとしても、該3ページ内におけるデータ内容のう
ち、常に2つは同じ値か“+1”だけ異なった値(上述
したように“+1”づつインクリメントして行く場合)
となるため、これをもとにして元のデータに修復するこ
とは可能であるが、その修復の際に古いデータ(上記の
場合“0001”)に戻る可能性が高くなるという問題
点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる技術的
背景のもとになされたもので、該EEPROMにおける
データ内容の書き替えに要するステップ数を低減させて
該書き替えの途中に電源がオフになる可能性を少くする
とともに、該データの書き替え途中のステップを含みど
のステップで電源がオフになっても該データの修復を可
能とし、しかも上記データ内容の書き換えに要するステ
ップ数を低減させたことに伴って、該データの修復時に
古い方のデータ(書き替え前のデータ)に戻る可能性を
も低減させうるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明によれば、フローティングゲートに蓄積され
た電荷にもとづく各セルのデータをまとめて消去するこ
とができるセル領域を1つの単位として該セル領域を2
領域づつ対にして2組設け、一方の組の各セル領域に前
回のデータが書き込まれている間に他方の組の各セル領
域に次回のデータを書き込み、該次回のデータの書き込
み終了後に前記一方の組の各セル領域に書き込まれてい
た前回のデータを消去し、以後次回のデータの書き込み
と前回のデータの消去とが前記一方の組の各セル領域と
前記他方の組の各セル領域との間で順次交互になされ、
前記各セル領域に書き込まれるデータはカウント値であ
り、前記一方の組又は前記他の組のいずれか一方におい
て各セル領域のデータが等しい場合は、その等しい組の
データを正しいカウント値として採用し、前記一方の組
及び前記他方の組の両方において各セル領域のデータが
等しい場合は、前記一方の組のデータ又は前記他方の組
のデータがメモリ消去に用いる値のとき、その値でない
方の組のデータを正しいカウント値として採用し、前記
一方の組のデータが前記他方の組のデータより1だけ大
きいか又は小さいとき、1だけ大きい方のデータを正し
いカウント値として採用することを特徴とするEEPR
OMにおけるデータ書き込み方法が提供される。また、
本願発明の別の態様によれば、フローティングゲートに
蓄積された電荷にもとづく各セルのデータをまとめて消
去することができるセル領域を1つの単位として該セル
領域を2領域づつ対にして2組設け、一方の組の各セル
領域に前回のデータが書き込まれている間に他方の組の
各セル領域に次回のデータを書き込み、該次回のデータ
の書き込み終了後に前記一方の組の各セル領域に書き込
まれていた前回のデータを消去し、以後次回のデータの
書き込みと前回のデータの消去とが前記一方の組の各セ
ル領域と前記他方の組の各セル領域との間で順次交互に
なされるEEPROMにおけるデータ書き込み方法にお
いて、前記各セル領域に書き込まれるデータはカウント
値であり、前記他方の組の各セル領域に次回のデータを
書き込むときには前記一方の組の各セル領域に書き込ま
れていた前回のデータをそのまま書き込み、前記一方の
組の各セル領域に次回のデータを書き込むときには前記
他方の組の各セル領域に書き込まれていた前回のデータ
とは異なるデータを書き込み、前記一方の組のセル領域
のデータを採用するときは、そのデータを2倍した値か
ら1を引いた値を正しいカウント値として採用し、前記
他方の組のセル領域のデータを採用するときは、そのデ
ータを2倍した値を正しいカウント値として採用される
ことを特徴とするEEPROMにおけるデータ書き込み
方法が提供される。
【0011】
【作用】上記構成によれば、所定の組の各セル領域に次
回のデータを書き込むにあたり、その書き込み直前に当
該領域における前回のデータの消去を行う必要がなく
(すなわちデータ書き替えが行われる過渡時において、
当該領域のデータを消去するステップを必要とせず)、
該古いデータの消去は新しいデータ書き込み終了後にお
ける電源再投入時あるいは電源がオン状態で安定してい
る時に行えばよいため、それだけデータの書き替えに要
するステップ数を少くすることができる。
【0012】したがって該データの書き替えの途中で電
源がオフになる可能性が少くなり、仮に該書き替えの途
中で電源がオフし始めても、該電源が完全にオフになる
までに該データの書き替え(新たなデータの書き込み)
を終えることができる。また仮に該書き替えの途中のス
テップを含むどのステップで電源がオフになっても正し
いデータへの修復を行うことができ、しかも上記書き替
えに要するステップ数が短縮されたことにより、該デー
タの修復時に古い方のデータ(書き替え前のデータ)に
戻る可能性も少くなる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の1実施例としてのEEPRO
Mにおけるデータ書き込み方法を示すもので、上述した
ようにフローディングゲートに蓄積された電荷にもとづ
く各セルのデータ(すなわち“0”)をまとめて消去す
る(すなわち“1”にする)ことができるセル領域とし
て、M1,M2の対からなる2領域の第1組と、M3,
M4の対からなる2領域の第2組とが設けられている。
そしてこの例では該各領域M1乃至M4をそれぞれ4ビ
ット領域とし、かかる各領域M1乃至M4(上述したよ
うに異なる領域、例えばM1およびM2のデータ内容を
まとめて消去することはできない)に、例えばタイマあ
るいはカウンタなどのデータが所定のタイミングで逐次
書き込まれる(この例では“1”づつ順次インクリメン
トされる)ものとする。
【0014】いま該図1に示されるように、タイミング
(ステップ)t1 では、上記第1組の2領域M1,M2
にデータ“1”(すなわち“0001”)が書き込まれ
ており、その際上記第2組の2領域M3,M4における
データ内容は消去された状態(すなわち“1111”が
書き込まれた状態、換言すれば次回のデータ内容が直ち
に書き込みうる状態)とされる。次にステップt2で該
第2組の領域中、先ず領域M3に次回のデータ、すなわ
ち“0010”が書き込まれる(なおこの際、3つのセ
ルのデータが“1”から“0”に書き替えられるタイミ
ングにばらつきがあることは上述したとおりであり、そ
の間に電源がオフになったときにはそのデータが使用で
きないため、その際でもデータの修復ができるように、
上記各組に1対の領域が設けられている)。そして次の
ステップt3 で該第2組の領域中、残りの領域M4に上
記データ“0010”が書き込まれ、これによって該デ
ータ1(“0001”)からデータ2(“0010”)
への書き替えが完了する。なおその間(ステップt2
よびt3 においては)、該第1組の領域のデータ内容
(“0001”)はそのまま保持されている。
【0015】このように本発明の方法では、上記したよ
うに第1組および第2組の領域M1,M2およびM3,
M4を用意しておき、新しい値は現在の値(古い値)が
書き込まれている領域(上記の場合M1,M2)とは別
の領域(上記の場合M3,M4)に書くようにし、該新
しい値の書き込みが終了した後、あるいはこの時点で電
源オフとなれば次の電源再投入時に上記古い方の値を消
去するようにされている。したがってデータ書き替え途
中の(新しいデータを書き込む直前の)ステップで当該
領域のデータを消去するステップを必要とせず、該デー
タ書き替えに要するステップ数は、上記ステップt2
よびt3 で示されるように2ステップで足りることとな
る。
【0016】次に該ステップt3 による新しいデータの
書き込み直後に仮に電源がオフになったとすると、次の
電源再投入時には先ずステップt4 で上記第1組の領域
中、先ず領域M1のデータ(古い方のデータ)を消去し
(“1111”を書込み)、次のステップt5 で該第1
組の領域中、残りの領域M2のデータを消去する。なお
この間、そのときのデータ“0010”は該第2組の領
域M3,M4に保持されている。
【0017】次にステップt6 で再度新しいデータ
“3”(“0011”)を書き込む際には、上記と同様
にして該データ内容が消去された状態にある第1組の領
域中、先ず領域M1に該新しいデータ“0011”が書
き込まれ、つづくステップt7 で該第1組の領域中、残
りの領域M2に該データ“0011”が書き込まれ、こ
の2ステップで該新しいデータ“0011”の書き込み
が終了する。なお該データの書き替えがなされている間
は、第2組の各領域M3,M4のデータ“0010”は
そのまま保持されている。
【0018】このようにして該データの書き替えが終了
した後で、ステップt8 で先ず該第2組の領域中、領域
M3のデータ“0010”(古いデータ)が消去され
(“1111”とされ)、つづくステップt9 で該第2
組の領域中、残りの領域M4のデータが消去されて、上
記ステップt1 に対応する状態となり、以後上記と同様
のステップが繰り返される。このようにして本発明で
は、予め別の組の領域に新しいデータが書き込まれた後
に、上記古い方のデータが消去される。
【0019】ここで上記各ステップにおいて、ペア(対
の領域例えばM1,M2)の値が等しくなっている値
(ただし“1111”は除く)をそのときの正しいデー
タ内容とし、また該ペアの値が両方等しい(すなわちM
1,M2の値が互に等しく、またM3,M4の値も互い
に等しい)ときは大きい方(この場合“1”だけ大き
い)の値(例えばステップt3 の場合には“001
0”)を正しいデータ内容として採用することによっ
て、上記のうちどのタイミング(ステップ)で電源がオ
フになっても正しいデータ内容に修復することができ
る。なお何れのペアの値も等しくなっていない場合、あ
るいは上記M1,M2における値と上記M3,M4にお
ける値との差が“1”でない場合(本例のようにデータ
を“1”づつインクリメントして行く場合に)は、該E
EPROMが不良であることを意味している。
【0020】図2は本発明の他の実施例としてのEEP
ROMにおけるデータの書き込み方法を示すもので、上
記図1に示される実施例のように新しいデータを書き込
む度毎に例えば“1”づつインクリメントする代りに、
上記第2の組の領域M3,M4に新しいデータを書き込
むとき(例えばステップt2 ,t3 )には前回のデータ
(例えば“0001”)をそのまま書き込み、一方上記
第1の組の領域M1,M2に新しいデータを書き込むと
き(例えばステップt6 ,t7 )には、該第2の組の領
域M3,M4に書かれている前回のデータを“1”だけ
インクリメントした値(すなわち“0010”)が書き
込まれる。
【0021】すなわち上記図1に示される実施例におい
て、第1組の領域には常に奇数が書き込まれ、一方第2
組の領域には常に偶数が書き込まれる(上述したように
“1”づつインクリメントして行く場合)ので、末尾の
桁を“1”とするか“0”とするかは、第1組の各領域
M1,M2のデータを採用するか、第2組の各領域M
3,M4のデータを採用するかで決めることができる。
すなわち図2の実施例において、例えば第1組の領域M
1,M2のデータを採用するときは、そのデータを2倍
した値から1を引いた値を正しいデータとして採用すれ
ばよく、一方、第2組の領域M3,M4のデータを採用
するときは、そのデータを2倍した値を正しいデータと
して採用すればよいことになる。このようにして例えば
カウンタにおけるカウントアップの回数を、図1の実施
例の場合の 1/2 の回数とすることができ、したがって
この方法によれば同じ桁のカウンタで2倍のカウント値
までカウントすることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、EEPROMにおける
データ書き替えに要するステップ数を最小限にすること
ができ、したがってその間に電源がオフになる可能性を
低減することができるとともに、仮に該書き替えの途中
で電源がオフし始めても該電源が完全にオフになるまで
に該データの書き替え(新たなデータの書き込み)を終
了させることができる。更にどのステップで電源がオフ
になっても正しいデータへの修復を行うことができ、し
かもその修復の際に古い方のデータ(書き替え前のデー
タ)に戻る可能性を少くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例としてのEEPROMにおけ
るデータ書き込み方法を説明する図である。
【図2】本発明の他の実施例としてのEEPROMにお
けるデータ書き込み方法を説明する図である。
【図3】本発明と比較するための従来技術におけるデー
タ書き込み方法を説明する図である。
【図4】EEPROMにおけるデータ書き替えのための
ステップを説明する図である。
【図5】EEPROMにおける各セルのデータが“1”
から“0”に書き替えられる場合のタイミングを説明す
る図である。
【符号の説明】
M1,M2,M3,M4,M1′,M2′,M3′…フ
ローディングゲートに蓄積された電荷にもとづく各セル
のデータをまとめて消去する(まとめて“0”から
“1”に書き替える)ことができる領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 晃 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28 号 富士通テン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−44823(JP,A) 特開 昭62−173696(JP,A) 特開 昭62−213000(JP,A) 特開 平3−188541(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲートに蓄積された電荷
    にもとづく各セルのデータをまとめて消去することがで
    きるセル領域を1つの単位として該セル領域を2領域づ
    つ対にして2組設け、一方の組の各セル領域に前回のデ
    ータが書き込まれている間に他方の組の各セル領域に次
    回のデータを書き込み、該次回のデータの書き込み終了
    後に前記一方の組の各セル領域に書き込まれていた前回
    のデータを消去し、以後次回のデータの書き込みと前回
    のデータの消去とが前記一方の組の各セル領域と前記他
    方の組の各セル領域との間で順次交互になされ、前記各
    セル領域に書き込まれるデータはカウント値であり、
    記一方の組又は前記他の組のいずれか一方において各セ
    ル領域のデータが等しい場合は、その等しい組のデータ
    を正しいカウント値として採用し、前記一方の組及び前
    記他方の組の両方において各セル領域のデータが等しい
    場合は、前記一方の組のデータ又は前記他方の組のデー
    タがメモリ消去に用いる値のとき、その値でない方の組
    のデータを正しいカウント値として採用し、前記一方の
    組のデータが前記他方の組のデータより1だけ大きいか
    又は小さいとき、1だけ大きい方のデータを正しいカウ
    ント値として採用することを特徴とするEEPROMに
    おけるデータ書き込み方法。
  2. 【請求項2】 フローティングゲートに蓄積された電荷
    にもとづく各セルのデータをまとめて消去することがで
    きるセル領域を1つの単位として該セル領域を2領域づ
    つ対にして2組設け、一方の組の各セル領域に前回のデ
    ータが書き込まれている間に他方の組の各セル領域に次
    回のデータを書き込み、該次回のデータの書き込み終了
    後に前記一方の組の各セル領域に書き込まれていた前回
    のデータを消去し、以後次回のデータの書き込みと前回
    のデータの消去とが前記一方の組の各セル領域と前記他
    方の組の各セル領域との間で順次交互になされるEEP
    ROMにおけるデータ書き込み方法において、前記各セ
    ル領域に書き込まれるデータはカウント値であり、前記
    他方の組の各セル領域に次回のデータを書き込むときに
    は前記一方の組の各セル領域に書き込まれていた前回の
    データをそのまま書き込み、前記一方の組の各セル領域
    に次回のデータを書き込むときには前記他方の組の各セ
    ル領域に書き込まれていた前回のデータとは異なるデー
    タを書き込み、前記一方の組のセル領域のデータを採用
    するときは、そのデータを2倍した値から1を引いた値
    を正しいカウント値として採用し、前記他方の組のセル
    領域のデータを採用するときは、そのデータを2倍した
    値を正しいカウント値として採用することを特徴とする
    EEPROMにおけるデータ書き込み方法。
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