JP2893899B2 - 熱電対支持治具 - Google Patents

熱電対支持治具

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱電対支持治具に関し、特に高温・高真空
中で使用する熱電対支持治具に関する。
〔従来の技術〕
従来、タンタル固体電解コンデンサ等の製造工程で使
用する弁作用金属粉末成形体猖獗装置の温度制御及び温
度記録に使用する熱電対の支持治具は、第3図に示すよ
うに、同一径の熱電対通し孔6を有し、図示省略の座金
を介して等間隔にリベット(図示省略)で固定された複
数の熱遮蔽板4と、熱電対1と熱遮蔽板4とを電気的・
熱的に絶縁する貫通ガイシ2と、貫通ガイシ2を固定す
る取付金具3と、熱電対1の先端を固定する熱電対支持
棒5とからなり、熱処理装置(図示省略)の上部あるい
は側部に挿入して使用していた。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来の熱電対支持治具の構造では、高
温・高真空中での熱処理時において熱電対1が変形し、
熱遮蔽板4と接触して温度制御異常を起こすという欠点
があった。
本発明の目的は熱電対と熱遮蔽板との接触を防止した
熱電対支持治具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明に係る熱電対支持治
具においては、熱電対と、熱遮蔽板と、ガイシと、支持
棒とを有する熱電対支持治具であって、 熱電対は、温度制御、温度記録等に使用するものであ
り、 熱遮断板は、複数段に積層形成され、熱電対を挿通さ
せる熱電対通し孔を有するものであり、 ガイシは、熱電対と熱遮蔽板とを電気的及び熱的に絶
縁したものであり、 支持棒は、熱遮蔽板の熱電対通し孔に挿通した熱電対
の先端を固定するものであり、 さらに、熱遮蔽板の熱電対通し孔は、熱電対先端に近
い程大径としたものである。
〔作用〕
熱遮蔽板の熱電対通し孔が熱電対先端に近い程大径に
なっている。したがって、熱電対が変形したとしても、
熱遮蔽板と接触することはない。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す斜視図、第2図
は、同断面図である。
図において、1aは、温度制御に使用する熱電対、1b
は、温度記録に使用する熱電対である。2は、熱電対1
a,1bをそれぞれ電気的及び熱的に絶縁する外径2mmのア
ルミナガイシであり、2つの熱電対1a,1bは、アルミナ
ガイシ2,2を介してタングステン製の取付金具に固定保
持されている。4aは、厚さ1mmのタングステン板に直径3
mmのアルミナガイシ通し孔6aを縦方向間隔30mm、横方向
間隔20mmで4ヵ所明けた第1の熱遮蔽板で、第1の熱遮
蔽板4aは、取付金具3bに溶接により固定されている。4b
は厚さ0.5mmのタングステン板を厚さ2mmの座金を介して
4層に積層一体化した第2の熱遮蔽板であり、第2の熱
遮蔽板4bは、第1の熱遮蔽板4aにリベットにて固定さ
れ、かつ、第1の熱遮蔽板4aのアルミナガイシ通し孔6a
に連通させて熱電対通し孔6bを各々4ヵ所に設けてい
る。
第2の熱遮蔽板4bをなす各段のタングステン板に設け
た熱電対通し孔6bは、上段から下段にかけて直径3.5m
m、4mm、6mm、8mmに設定してあり、熱電対先端に近い程
大径となっている。
5は外径3mmのタングステン棒をU字状に加工したも
のであり、その両端が熱遮蔽板4a,4bを貫通して熱遮蔽
板4aに溶接により固定された熱電対支持棒であり、熱電
対1a,1bの先端は、タンタル線にて熱電対支持棒5に固
定されている。
本発明の熱電対支持治具を熱処理装置の上方より挿入
固定した状態で、加熱温度1500℃〜2000℃、真空度10-3
Paにて熱処理を繰返し、従来の熱電対支持治具を使用し
た場合の温度制御異常回数と寿命を比較すると、下表の
とおりとなり、制御の安定性を確保し、熱電対の長寿命
化を図ることができた。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、熱遮蔽板の熱電対通し
孔を熱電対先端部分に近い程大径としたので、熱電対が
熱変形しても、熱遮蔽板と接触することがなく、温度制
御異常が発生せず、安定な制御を確保できる。このた
め、温度制御異常による製品不良をなくすことができ、
しかも熱電対寿命が延びるので、メンテナンス工数を削
減でき、さらに熱電対に関するランニングコストを安く
することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は本発
明の熱電対通し孔の形状を示す断面図、第3図は従来の
熱電対支持治具を示す断面図である。 1a,1b……熱電対、2……ガイシ 3a,3b……取付金具、4a,4b……熱遮蔽板 5……熱電対支持棒、6b……熱電対通し孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱電対と、熱遮蔽板と、ガイシと、支持棒
    とを有する熱電対支持治具であって、 熱電対は、温度制御、温度記録等に使用するものであ
    り、 熱遮断板は、複数段に積層形成され、熱電対を挿通させ
    る熱電対通し孔を有するものであり、 ガイシは、熱電対と熱遮蔽板とを電気的及び熱的に絶縁
    したものであり、 支持棒は、熱遮蔽板の熱電対通し孔に挿通した熱電対の
    先端を固定するものであり、 さらに、熱遮蔽板の熱電対通し孔は、熱電対先端に近い
    程大径としたものであることを特徴とする熱電対支持治
    具。
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