JPH0517832Y2 - - Google Patents
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- JPH0517832Y2 JPH0517832Y2 JP7710386U JP7710386U JPH0517832Y2 JP H0517832 Y2 JPH0517832 Y2 JP H0517832Y2 JP 7710386 U JP7710386 U JP 7710386U JP 7710386 U JP7710386 U JP 7710386U JP H0517832 Y2 JPH0517832 Y2 JP H0517832Y2
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- Japan
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- heating element
- shaped
- rod
- protrusion
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、抵抗加熱発熱体吊持機構に関し、と
くに弁作用金属粉末の成形体を、高温・高真空中
で加熱する抵抗加熱発熱体の構造の改良に関す
る。
くに弁作用金属粉末の成形体を、高温・高真空中
で加熱する抵抗加熱発熱体の構造の改良に関す
る。
一般に、弁作用金属粉末の成形体を陽極として
製造する固体電解コンデンサ、例えば、タンタル
電解コンデンサは、タンタル金属を陽極体として
タンタル金属の表面に陽極酸化によつて生成させ
た酸化タンタル皮膜を、誘電体層とし、この誘電
体層上に二酸化マンガン等の固体層を被着する
か、或いは、硫酸水溶液等の電解質を接触形成さ
せて陰極とするコンデンサである。
製造する固体電解コンデンサ、例えば、タンタル
電解コンデンサは、タンタル金属を陽極体として
タンタル金属の表面に陽極酸化によつて生成させ
た酸化タンタル皮膜を、誘電体層とし、この誘電
体層上に二酸化マンガン等の固体層を被着する
か、或いは、硫酸水溶液等の電解質を接触形成さ
せて陰極とするコンデンサである。
陽極体素子は、タンタル粉末に陽極リードとし
て導出するタンタル線を植立しながら所定の形
状、寸法に加圧成形した後、温度1600℃乃至2000
℃、真空度１×10-5mmHg以上の高温、高真空中
で焼結して得られる。
て導出するタンタル線を植立しながら所定の形
状、寸法に加圧成形した後、温度1600℃乃至2000
℃、真空度１×10-5mmHg以上の高温、高真空中
で焼結して得られる。
このため、陽極体素子を高温、高真空中で焼結
する発熱体の材料としては、タンタルまたはタン
グステンなどの材料が用いられており、焼結装置
の構造によつて、円筒状に成形した図示省略した
抵抗加熱発熱体（以後発熱体と略称）あるいは、
第２図の如き断面Ω状に成形した半円筒状の発熱
１が使用されており、この発熱体の吊持機構は、
円弧状の頂部に固着した突出部２と、この突出部
２を挟持し、且つピン４で連接した吊持棒３と、
この吊持棒３を絶縁管７を介して保持する保持体
６と、この保持体６を複数の支持棒８を介して連
結固定した断面円弧状の断熱遮蔽板５からなつて
いる。
する発熱体の材料としては、タンタルまたはタン
グステンなどの材料が用いられており、焼結装置
の構造によつて、円筒状に成形した図示省略した
抵抗加熱発熱体（以後発熱体と略称）あるいは、
第２図の如き断面Ω状に成形した半円筒状の発熱
１が使用されており、この発熱体の吊持機構は、
円弧状の頂部に固着した突出部２と、この突出部
２を挟持し、且つピン４で連接した吊持棒３と、
この吊持棒３を絶縁管７を介して保持する保持体
６と、この保持体６を複数の支持棒８を介して連
結固定した断面円弧状の断熱遮蔽板５からなつて
いる。
この吊持機構は、発熱体１が、高温加熱される
に従つて材料の弾性率の低下の発熱体に流れる電
流により発生する電磁力作用によつて発熱体を大
きく変形させることを防止している。
に従つて材料の弾性率の低下の発熱体に流れる電
流により発生する電磁力作用によつて発熱体を大
きく変形させることを防止している。
しかしながら、高温、高真空中で使用する第２
図の如き、発熱体の吊持機構は、発熱体の円弧状
の頂部に固着した突出部と、この突出部を挟持す
る吊持棒をピンにより連接する構造となつている
ため、これらの組立、解体に多大な工数を要する
と共に使用中におけるピンあるいは、吊持棒の結
晶化による破断又は、突出部と吊持棒の溶着等の
問題により、発熱体を変形させ、発熱体のランニ
ング寿命を短かくするという欠点が有つた。
図の如き、発熱体の吊持機構は、発熱体の円弧状
の頂部に固着した突出部と、この突出部を挟持す
る吊持棒をピンにより連接する構造となつている
ため、これらの組立、解体に多大な工数を要する
と共に使用中におけるピンあるいは、吊持棒の結
晶化による破断又は、突出部と吊持棒の溶着等の
問題により、発熱体を変形させ、発熱体のランニ
ング寿命を短かくするという欠点が有つた。
本考案の目的は、この点に鑑み、発熱体の変形
を極力防止し、ランニング寿命を延長させると共
に、容易にかつ確実に組立、解体が可能な抵抗加
熱発熱体吊持機構を提供することにある。
を極力防止し、ランニング寿命を延長させると共
に、容易にかつ確実に組立、解体が可能な抵抗加
熱発熱体吊持機構を提供することにある。
本考案によれば、断面Ω状に成形された半円筒
状抵抗加熱発熱体の円弧状の頂部に固着した〓状
の突出部と、前記突出部にはめあう逆Ｔ字状の吊
持棒と、この吊持棒を、絶縁管を介して保持する
保持体と、この保持体を複数の支持棒を介して連
接固定した、断面円弧状の断熱遮蔽板とを有する
ことを特徴とすとる抵抗加熱発熱体吊持機構が得
られる。
状抵抗加熱発熱体の円弧状の頂部に固着した〓状
の突出部と、前記突出部にはめあう逆Ｔ字状の吊
持棒と、この吊持棒を、絶縁管を介して保持する
保持体と、この保持体を複数の支持棒を介して連
接固定した、断面円弧状の断熱遮蔽板とを有する
ことを特徴とすとる抵抗加熱発熱体吊持機構が得
られる。
以下、本考案の実施例について、従来例の第２
図と比較して第１図ａ，ｂにより説明する。
図と比較して第１図ａ，ｂにより説明する。
図中、符号１はタンタル製の板厚１mm半径70
mm、幅25mmの半円筒状に成形し、かつ両端を外側
に折り曲げた固定縁部１ａを突出して設けた断面
Ω状の発熱体、２は発熱体１の円弧状の頂部に凹
状に打抜き形成したタンタル加工板を溶接などの
手段で添着固定した突出部、３は外径５mm、長さ
100mmのタンタル製丸棒の一方に、外径15mm厚さ
５mmで断面凹状のスリツト加工したタンタル製円
板をＴ字状に溶接などの手段で添着固定し、かつ
他方の先端部にはM5のネジ加工を施した吊持棒
であり、この吊持棒３の〓状のスリツト部３ａ
で、突出部２を吊持して連接する。
mm、幅25mmの半円筒状に成形し、かつ両端を外側
に折り曲げた固定縁部１ａを突出して設けた断面
Ω状の発熱体、２は発熱体１の円弧状の頂部に凹
状に打抜き形成したタンタル加工板を溶接などの
手段で添着固定した突出部、３は外径５mm、長さ
100mmのタンタル製丸棒の一方に、外径15mm厚さ
５mmで断面凹状のスリツト加工したタンタル製円
板をＴ字状に溶接などの手段で添着固定し、かつ
他方の先端部にはM5のネジ加工を施した吊持棒
であり、この吊持棒３の〓状のスリツト部３ａ
で、突出部２を吊持して連接する。
５は発熱体１の外側に同心円状に配設し、吊持
棒３が貫通する孔５ａを中心に有する断熱板、６
は吊持棒３を絶縁碍子などの内部絶縁管７を介し
て保持する保持板、８は断熱板５の外側面に保持
板６の四隅から植立させた支持棒、９は孔５ａか
ら洩れる発熱体１の幅射熱を遮蔽するためのリン
グ状の断熱円板、１０は内部絶縁管７の外周に密
接して保持板６上に載置する外部絶縁管。
棒３が貫通する孔５ａを中心に有する断熱板、６
は吊持棒３を絶縁碍子などの内部絶縁管７を介し
て保持する保持板、８は断熱板５の外側面に保持
板６の四隅から植立させた支持棒、９は孔５ａか
ら洩れる発熱体１の幅射熱を遮蔽するためのリン
グ状の断熱円板、１０は内部絶縁管７の外周に密
接して保持板６上に載置する外部絶縁管。
１１は吊持棒３を中心孔に挿通し、外部絶縁管
１０上に載置した座金、１２は吊持棒３の一端に
設けたネジ山と螺合させて座金１１を押圧し、吊
持棒３を固定するナツトである。
１０上に載置した座金、１２は吊持棒３の一端に
設けたネジ山と螺合させて座金１１を押圧し、吊
持棒３を固定するナツトである。
次に、本考案（第１図）の発熱体吊持機構によ
るものと、従来（第２図）の発熱体吊持機構によ
るものについて、真空度１×10-5mmHg以下、温
度1800℃30分の加熱条件において1000サイクルの
昇温および降温試験を繰り返した。この結果、本
考案による吊持機構を有する発熱体の幅方向の変
形量は２mm／mmであるのに対し、従来例による発
熱体の幅方向の変形量は５mm／mmと、本考案は1/
２以下に変形量を抑えることが出来ると共に突出
部と吊持棒との溶着は見られなかつた。
るものと、従来（第２図）の発熱体吊持機構によ
るものについて、真空度１×10-5mmHg以下、温
度1800℃30分の加熱条件において1000サイクルの
昇温および降温試験を繰り返した。この結果、本
考案による吊持機構を有する発熱体の幅方向の変
形量は２mm／mmであるのに対し、従来例による発
熱体の幅方向の変形量は５mm／mmと、本考案は1/
２以下に変形量を抑えることが出来ると共に突出
部と吊持棒との溶着は見られなかつた。
以上、本考案により次の効果がある。
(i) 発熱体の吊持機構の構造を変更することによ
り、発熱体の変形を大幅に抑制することができ
る。
り、発熱体の変形を大幅に抑制することができ
る。
(ii) 従つて、発熱体のランニング寿命を延長さ
せ、設備のメンテナンス頻度を大幅に低減する
ことが出来る。
せ、設備のメンテナンス頻度を大幅に低減する
ことが出来る。
(iii) さらに、メンテナンス時における組立、解体
が容易となるためメンテナンス工数を大幅に節
減出来る。
が容易となるためメンテナンス工数を大幅に節
減出来る。
第１図ａは本考案の抵抗加熱発熱体吊持機構の
断面図、第１図ｂは本考案の吊持機構の拡大斜視
図、第２図は従来の抵抗加熱発熱体吊持機構の断
面図。 １……（抵抗加熱）発熱体、１ａ……固定縁
部、２……突出部、３……吊持棒、３ａ……（吊
持棒の）スリツト部、４……ピン、５……断熱
板、５ａ……孔、６……保持板、７……内部絶縁
管、８……支持棒、９……断熱円板、１０……外
部絶縁管、１１……座金、１２……ナツト。
断面図、第１図ｂは本考案の吊持機構の拡大斜視
図、第２図は従来の抵抗加熱発熱体吊持機構の断
面図。 １……（抵抗加熱）発熱体、１ａ……固定縁
部、２……突出部、３……吊持棒、３ａ……（吊
持棒の）スリツト部、４……ピン、５……断熱
板、５ａ……孔、６……保持板、７……内部絶縁
管、８……支持棒、９……断熱円板、１０……外
部絶縁管、１１……座金、１２……ナツト。
Claims (1)
- 断面Ω状に成形された半円筒状抵抗加熱発熱体
の、円弧状の頂部に固着した〓状の突出部と、前
記突出部にはめあう逆Ｔ字状の吊持棒と、前記吊
持棒を絶縁管を介して保持する保持体と、前記保
持体を複数の支持棒を介して連結固定した断面円
弧状の断熱遮蔽板とを有することを特徴とする抵
抗加熱発熱体吊持機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7710386U JPH0517832Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7710386U JPH0517832Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62188084U JPS62188084U (ja) | 1987-11-30 |
| JPH0517832Y2 true JPH0517832Y2 (ja) | 1993-05-12 |
Family
ID=30924795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7710386U Expired - Lifetime JPH0517832Y2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517832Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2622492A (en) * | 2021-07-22 | 2024-03-20 | Guangdong Brunp Recycling Technology Co Ltd | Method for selectively extracting lithium from retired battery and application of method |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5596286B2 (ja) * | 2008-11-04 | 2014-09-24 | 株式会社アルバック | 熱処理装置 |
-
1986
- 1986-05-21 JP JP7710386U patent/JPH0517832Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2622492A (en) * | 2021-07-22 | 2024-03-20 | Guangdong Brunp Recycling Technology Co Ltd | Method for selectively extracting lithium from retired battery and application of method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62188084U (ja) | 1987-11-30 |
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