JP2893343B2 - Vベルト式自動変速機 - Google Patents

Vベルト式自動変速機

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JP2893343B2
JP2893343B2 JP1059377A JP5937789A JP2893343B2 JP 2893343 B2 JP2893343 B2 JP 2893343B2 JP 1059377 A JP1059377 A JP 1059377A JP 5937789 A JP5937789 A JP 5937789A JP 2893343 B2 JP2893343 B2 JP 2893343B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車や雪上車などに用いられるベルト
式自動変速機に関するものである。
〔従来の技術〕
この種のVベルト式自動変速機は、可動プーリとカム
プレートとの間に介装されたウェイトが、回転速度の変
動に応じて絶えず径方向に移動して変速が行われるた
め、ウェイトの摩耗が問題となる。このため、従来、特
開昭61−180057号公報に開示されているように、固体潤
滑材が混入された樹脂系複合剤からなる薄膜層をウェイ
トの外周面に設けることによって、ウェイトが移動する
際の摩耗を抑制するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような構造では、必ずしもウェイ
トの偏摩耗が低減できないという不具合があった。これ
は、ウェイトに設けた薄膜層で潤滑を行っており、ウェ
イトの可動プーリに対する潤滑条件と、カムプレートに
対する潤滑条件が等しくなるために、ウェイトのそれら
との接触部に作用する摩擦力が略等しく、ウェイトが姿
勢を変えない状態で径方向に移動してしまい、常時ウェ
イト外周面の同じ部分と可動プーリおよびカムプレート
とが接触するためと考えられる。本発明はこのような事
情に鑑みなされたもので、ウェイトの偏摩耗が低減でき
るVベルト式自動変速機を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るVベルト式自動変速機は、エンジンのク
ランク軸上に、このクランク軸に固定された固定プーリ
とクランク軸に軸方向進退自在に支承され前記固定プー
リに対向してベルト溝を形成する可動プーリからなる駆
動プーリと、可動プーリの背面側に位置して前記クラン
ク軸に固定された可動プーリからなる駆動プーリと、前
記可動プーリの背面側に位置して前記クランク軸に固定
されたカムプレートと、前記可動プーリとカムプレート
の対向する面をその対向間隔が径方向外方に向って漸次
狭小となるように互いに接近する方向へ傾斜させて形成
したカム面に挟持されたウェイトとを備え、前記可動プ
ーリをアルミニウム材から形成し、カムプレートを鋼材
から形成し、可動プーリの外周縁い軸方向背面側に突出
する周壁を一体形成するとともにこの周壁の内側にカム
プレートの外周縁を位置させ、エンジンに接近する側か
らカムプレート、可動プーリ、固定プーリの順に並べて
配設し、ウェイトがクランク軸の回転に伴なう遠心力で
径方向に移動して可動プーリを押動し駆動プーリに対す
るベルトの巻き掛け径を変化させるようにしたVベルト
式自動変速機において、前記ウェイトを、円筒状の金属
製ウェイト本体の外周面を固体潤滑剤としてポリテトラ
フルオルエチレンをナイロン樹脂に混入してなる樹脂部
で覆って形成し、このウェイトを可動プーリのカム面に
直接接触させるとともに、鋼材製カムプレートのカム面
に、ウェイトとのすべり摩擦において摩擦係数が可動プ
ーリのカム面との摩擦係数よりも小さくかつ鋼材との摩
擦係数よりも小さい非鉄金属鍍金層を設けたものであ
る。
〔作用〕
ウェイトが自己潤滑性をもち、表面の摩擦係数が小さ
く、耐熱性、耐摩耗性、耐疲労性に優れるものになると
ともに、ウェイトが可動プーリやカムプレートを損傷す
ることなく、またこれらによって損傷されることもな
い。さらに、鋼材製カムプレートの摩擦係数が非鉄金属
鍍金層によって小さくなり、ウェイトの可動プーリに対
する摩擦力とカムプレートに対する摩擦力とに大きな差
が生じる。さらにまた、エンジンに接近する側に配設さ
れたカムプレートは、エンジンから放出される熱によっ
て可動プーリより熱せられ、ウェイトのカムプレートと
接触する部分の温度が可動プーリと接触する部分の温度
より高くなり、温度が上昇すると摩擦係数が低下すると
いうポリテトラフルオルエチレンの性質によりウェイト
のカムプレートと接触する部分の摩擦力と可動プーリと
接触する部分の摩擦力との差が一層大きくなる。
このため、ウェイトが径方向に移動する際に容易に転
動するようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。
第1図は本発明に係るVベルト式自動変速機の要部を示
す断面図、第2図はカムプレートを示す正面図、第3図
はカムプレートの拡大断面図で、第1図において符号1
で示すものはスクータ等のユニットスイング式エンジン
に備えられたVベルト式自動変速機を示す。このVベル
ト式自動変速機1は、エンジンのクランク軸2上に支承
された駆動プーリ3と、スクータの後輪側に配設された
図示しない被動プーリと、これらプーリ間に掛け渡され
たVベルト4などから構成されている。
前記駆動プーリ3は、クランク軸2に固定された固定
プーリ3aと、この固定プーリ3aに対向してベルト溝を形
成し軸線方向に進退自在に軸装された可動プーリ3bとか
らなる。これら両プレート部材は、例えばアルミニウム
合金などから傘状に形成され、可動プーリ3bの外周縁に
は周壁が一体に軸方向に突設されている。この周壁の内
側には内径方向に突出し軸線方向に延在する3個の係合
部5が円周方向に等間隔をおいて配設されている。
6は前記可動プーリ3bの背面側、すなわちエンジン側
に位置してクランク軸2上に固定されたカムプレート
で、このカムプレート6は、例えば鋼板などプレス加工
材から傘状に形成され、可動プーリ3bとの間に後述する
ウェイトを介装するための空間を形成している。また、
第2図に示すように、外周には前記係合部5が臨む3個
の切欠き7が設けられている。
8は前記切欠き7に嵌合された可動プーリ3bの係合部
5に係合する合成樹脂製の3個のガイド部材である。こ
のガイド部材8は、鞍型状に形成され外側には前記切欠
き7に嵌合する嵌合溝が形成され、内側には係合部5に
係合する係合凹部が形成されており、カムプレート6に
対して可動プーリ3bを軸線方向に案内するとともに、こ
れら両部材が一体となって回転するように円周方向に連
結している。
11は円筒状のウェイトであり、前記カムプレート6と
可動プーリ3bとの間に円周方向に間隔をおいて6個介装
されており、可動プーリ3bの背面側に形成されたカム面
12と、カムプレート6の正面側に形成されたカム面13に
よって径方向に移動自在に挾持されている。これらカム
面12,13は、駆動プーリ3の回転に伴うウェイト11の遠
心力で、可動プーリ3bを押動しVベルト4と巻き掛け半
径を変化させるように、外径方向に向かって対向間隔が
漸次狭小となるように形成されている。前記ウェイト11
は円筒状に形成された横銅製のウェイト本体11aと、こ
のウェイト本体11aの外周面に設けられた樹脂部11bとか
らなる。樹脂部11bは、繊維状のカーボンファイバーな
どとポリテトラフルオルエチレンなどを複合した固体潤
滑剤を、6・6ナイロンなどのナイロン樹脂材に混入さ
せた材料によって形成されている。
前記ウェイト11が接触するカムプレート6のカム面13
には、ウェイト11とのすべり摩擦において摩擦係数が可
動プーリ3bのカム面12との摩擦係数よりも小さくかつカ
ムプレート6を形成する鋼材との摩擦係数よりも小さい
非鉄金属鍍金層14が設けられている。この非鉄金属鍍金
層14は、化学鍍金の一種であるカニゼン鍍金(登録商標
「kanigen」)によって得られる硬質なニッケル燐合金
の鍍金層である。また、この非鉄金属鍍金層14は、第2
図に示すように、カムプレート6のカム面13に斜線を網
目状に施して示すように設けられている。
このように構成されたVベルト式自動変速機において
は、クランク軸2の回転速度に応じてウェイト11が径方
向に移動し、固定プーリ3aと可動プーリ3bとの対向間隔
が変化するために、Vベルト4と駆動プーリ3とのかみ
合い半径が連続的に変化して変速が行われる。
また、ウェイト11の可動プーリ3b側の部分は直接カム
面12に接触し、カムプレート6側の部分は非鉄金属鍍金
層14を介してカム面13に接触するようになる。カムプレ
ート6に非鉄金属鍍金層14を設けることにより、もとも
と摩擦係数の小さい鋼材製カムプレート6の摩擦係数を
さらに小さくすることができるから、上述した接触状態
においてはウェイト11の可動プーリ3bに対する摩擦力
と、カムプレート6に対する摩擦力とに大きな差が生じ
る。
また、ウェイト11の樹脂部11aを構成するナイロン樹
脂は、高い耐熱性を有し、繰り返し衝撃荷重にも強く、
長期にわたって安定した性質を維持でき、かつ非鉄金属
層14によって削られずアルミニウム材を削らない適度な
硬度をもつ樹脂である。このようなナイロン樹脂の特性
とポリテトラフルオルエチレンが有する小さな摩擦係数
により、ウェイト11が優れた自己潤滑性を有し、表面の
摩擦係数が小さく、耐熱性、耐摩耗性、耐疲労性に優れ
たものとなり、しかも、ウェイト11が可動プーリ3bやカ
ムプレート6の非鉄金属鍍金層14を損傷することなく、
またこれらによって損傷されることもない。
さらに、このVベルト式自動変速機1は、エンジンに
接近する側からカムプレート6、可動プーリ3b、固定プ
ーリ3aの順に並べて配設しているので、エンジンに接近
する側に配設されたカムプレート6は、エンジンから放
出される熱によって可動プーリ3bより熱せられ、ウェイ
ト11のカムプレート6と接触する部分の温度が可動プー
リ3bと接触する部分の温度より高くなる。温度が上昇す
ると摩擦係数が低下するというポリテトラフルオルエチ
レンの性質によりウェイト11のカムプレート6と接触す
る部分の摩擦力と可動プーリ3bと接触する部分の摩擦力
との差が一層大きくなる。このため、ウェイト11が径方
向に移動する際に容易に転動するようになり、ウェイト
11の局部摩耗を確実に抑制することができる。
したがって、ウェイト11のカムプレート6に接触する
側を滑らせ、可動プーリ3bに接触する側を転がらせるこ
とができ、ウェイト11が径方向に移動する際に回転させ
ることができる。すなわち、ウェイト11の外周面全体を
可動プーリ3bおよびカムプレート6に接触させ、外周面
が局部的に摩耗する偏摩耗を抑えることができる。
また、カムプレート6に非鉄金属鍍金層14を設けてい
るので、鍍金工程や前処理工程を容易に施すことができ
る。これは、カムプレート6は可動プーリ3bに比較して
形状が小さく軽量であるばかりでなく、ベルト溝の壁面
を円滑にする必要がある可動プーリ3bに比較して制約が
少ないからである。しかも、カムプレート6のカム面13
は可動プーリ3bのカム面12よりも傾斜角度が小さいの
で、より摩擦力を小さくしやすい構造となっている。
加えて、ウェイト本体11aを金属材で円筒状に形成す
ることによって表面積を増加させ、可動プーリ3bをアル
ミニウム材から形成するとともにカムプレート6を鋼材
から形成し、さらにカムプレート6のカム面13に設けら
れるのは非鉄金属鍍金層14であるから、ウェイト11およ
びVベルト4の放熱性がよく、これらの冷却性が向上し
て耐久性を高くすることができる。
なお、カムプレート6の非鉄金属鍍金層14は、カムプ
レート6のカム面側の表面全体に設けるようにしてもよ
い。このようにすれば非鉄金属鍍金層14を設ける作業が
容易になる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るVベルト式自動変速
機は、エンジンのクランク軸上に、このクランク軸に固
定された固定プーリとクランク軸に軸方向進退自在に支
承され前記固定プーリに対向してベルト溝を形成する可
動プーリからなる駆動プーリと、前記可動プーリの背面
側に位置して前記クランク軸に固定されたカムプレート
と、前記可動プーリとカムプレートの対向する面をその
対向間隔が径方向外方に向って漸次狭小となるように互
いに接近する方向へ傾斜させて形成したカム面に挟持さ
れたウェイトとを備え、前記可動プーリをアルミニウム
材から形成し、カムプレートを鋼材から形成し、可動プ
ーリの外周縁に軸方向背面側に突出する周壁を一体形成
するとともにこの周壁の内側にカムプレートの外周縁を
位置させ、エンジンに接近する側からカムプレート、可
動プーリ、固定プーリの順に並べて配設し、ウェイトが
クランク軸の回転に伴なう遠心力で径方向に移動して可
動プーリを押動し駆動プーリに対するベルトの巻き掛け
径を変化させるようにしたVベルト式自動変速機におい
て、前記ウェイトを、円筒状の金属製ウェイト本体の外
周面を固体潤滑剤としてポリテトラフルオルエチレンを
ナイロン樹脂に混入してなる樹脂部で覆って形成し、こ
のウェイトを可動プーリのカム面に直接接触させるとと
もに、鋼材製カムプレートのカム面に、ウェイトとのす
べり摩擦において摩擦係数が可動プーリのカム面との摩
擦係数よりも小さくかつ鋼材との摩擦係数よりも小さい
非鉄金属鍍金層を設けたため、もともと摩擦係数の小さ
い鋼材製カムプレートの摩擦係数をさらに小さくするこ
とができ、ウェイトの可動プーリに対する摩擦力と、カ
ムプレートに対する摩擦力とに大きな差が生じる。ま
た、ウェイトの樹脂部を構成するナイロン樹脂は、高い
耐熱性を有し、繰り返し衝撃荷重にも強く、長期にわた
って安定した性質を維持でき、かつ前記非鉄金属に削ら
れずアルミニウム材を削らない適度な硬度をもつ樹脂で
ある。このようなナイロン樹脂の特性とポリテトラフル
オルエチレンが有する小さい摩擦係数により、ウェイト
11が優れた自己潤滑性を有し、表面の摩擦係数が小さ
く、耐熱性、耐摩耗性、耐疲労性に優れたものとなり、
しかも、ウェイトが可動プーリやカムプレートの非鉄金
属鍍金層を損傷することなく、またこれらによって損傷
されることもない。さらに、エンジンに接近する側から
カムプレート、可動プーリ、固定プーリの順に並べて配
設しているので、エンジンに接近する側に配設されたカ
ムプレートは、エンジンから放出される熱によって可動
プーリより熱せられ、ウェイトのカムプレートと接触す
る部分の温度が可動プーリと接触する部分の温度より高
くなる。温度が上昇すると摩擦係数が低下するというポ
リテトラフルオルエチレンの性質によりウェイトのカム
プレートと接触する部分の摩擦力と可動プーリと接触す
る部分の摩擦力との差が一層大きくなる。
このため、ウェイトが径方向に移動する際に容易に転
動するようになり、ウェイトの局部摩耗を確実に抑制す
ることができる。
したがって、Vベルト式自動変速機の変速特性を長期
にわたって安定させることができ、また、ウェイトと可
動プーリおよびカムプレートが接触する部分にグリース
などの潤滑油を供給しなくてもよく、潤滑油の飛散を防
ぐカバーが不要になり、保守、点検を簡素化できるとと
もにウェイトの冷却性も向上できる。
さらにまた、相対的に小さくて軽量でかつ制約の少な
いカムプレートに非鉄金属鍍金処理を施したので製作が
容易である。
加えて、ウェイト本体を金属材で円筒状に形成するこ
とによって表面積を増加させ、可動プーリをアルミニウ
ム材から形成するとともにカムプレートを鋼材から形成
し、さらにカムプレートのカム面に設けられるのは非鉄
金属鍍金層であるから、ウェイトおよびVベルトの放熱
性がよく、これらの冷却性が向上して耐久性を高くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るVベルト式自動変速機の要部を示
す断面図、第2図はカムプレートを示す正面図、第3図
はカムプレートの拡大断面図である。 1……Vベルト式自動変速機、3b……可動プーリ、6…
…カムプレート、11……ウェイト、14……非鉄金属鍍金
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−180058(JP,A) 特開 昭60−245865(JP,A) 特開 昭61−180061(JP,A) 実開 昭58−157052(JP,U) 実開 昭53−107780(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 9/00 - 9/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのクランク軸上に、このクランク
    軸に固定された固定プーリとクランク軸に軸方向進退自
    在に支承され前記固定プーリに対向してベルト溝を形成
    する可動プーリからなる駆動プーリと、前記可動プーリ
    の背面側に位置して前記クランク軸に固定されたカムプ
    レートと、前記可動プーリとカムプレートの対向する面
    をその対向間隔が径方向外方に向って漸次狭小となるよ
    うに互いに接近する方向へ傾斜させて形成したカム面に
    挟持されたウェイトとを備え、前記可動プーリをアルミ
    ニウム材から形成し、カムプレートを鋼材から形成し、
    可動プーリの外周縁に軸方向背面側に突出する周壁を一
    体形成するとともにこの周壁の内側にカムプレートの外
    周縁を位置させ、エンジンに接近する側からカムプレー
    ト、可動プーリ、固定プーリの順に並べて配設し、ウェ
    イトがクランク軸の回転に伴なう遠心力で径方向に移動
    して可動プーリを押動し駆動プーリに対するベルトの巻
    き掛け径を変化させるようにしたVベルト式自動変速機
    において、前記ウェイトを、円筒状の金属製ウェイト本
    体の外周面を固体潤滑剤としてポリテトラフルオルエチ
    レンをナイロン樹脂に混入してなる樹脂部で覆って形成
    し、このウェイトを可動プーリのカム面に直接接触させ
    るとともに、鋼材製カムプレートのカム面に、ウェイト
    とのすべり摩擦において摩擦係数が可動プーリのカム面
    との摩擦係数よりも小さくかつ鋼材との摩擦係数よりも
    小さい非鉄金属鍍金層を設けたことを特徴とするVベル
    ト式自動変速機。
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