JP2893258B1 - 熱電素子及びその製造方法 - Google Patents

熱電素子及びその製造方法

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JP2893258B1 JP10019452A JP1945298A JP2893258B1 JP 2893258 B1 JP2893258 B1 JP 2893258B1 JP 10019452 A JP10019452 A JP 10019452A JP 1945298 A JP1945298 A JP 1945298A JP 2893258 B1 JP2893258 B1 JP 2893258B1
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Abstract

【要約】 【課題】 熱電素子に備わるエレメントの機械的強度を
高め、製造時の歩留まりを向上させる。 【解決手段】 P型熱電材料からなるP型エレメント
3,…と、N型熱電材料からなるN型エレメント4,…
と、これらP型及びN型の異種エレメント3、4を一対
ずつ接合してPN接合対を形成可能な金属電極5,…を
有する基板2B、2Aと、を備えた熱電素子1である。
P型及びN型エレメント3,…、4,…は、底面3b,
…、4b,…と、該底面3b,…、4b,…と平行な上
面3a,…、4a,…とを有し、これらと平行な断面の
面積が底面3b,…、4b,…から上面3a,…、4
a,…に向けて連続的に減少する形状に形成されてい
る。また、底面3b,…、上面4a,…が基板2Bの金
属電極5,…に、上面3a,…、底面4b,…が基板2
Aの金属電極5,…にそれぞれ固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、P型及びN型熱電
材料からなるエレメントを備え、ゼーベック効果による
温度差発電(熱発電)や、ペルチェ効果による電子冷却
・発熱を可能とする熱電素子、及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱電素子は、P型熱電材料とN型熱電材
料とを、金属電極を介して接合し、PN接合対を形成す
ることにより作製される。この熱電素子は、接合対間に
温度差を与えることによりゼーベック効果に基づく電力
を発生することから発電装置として、また、素子に電流
を流すことにより接合部の一方で冷却、他方で発熱が起
こるいわゆるぺルチェ効果を利用した冷却装置や精密温
度制御装置などとしての用途がある。一般に、熱電素子
は、複数個の柱状(直方体)のP型及びN型の熱電材料
片(以下、エレメントと呼ぶ)と、これらを接合する金
属電極を備えた2枚の基板とにより構成されている。P
型及びN型のエレメントは、2枚の基板に挟み込まれた
状態で、一端面が一方の基板の金属電極に、他端面がも
う一方の基板の金属電極にそれぞれ固着され、該金属電
極を介してPN接合対が形成されるとともに、各PN接
合対が直列につながれるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記エレメ
ントは、例えば、Bi−Te系材料などにより形成され
た脆くてへき開し易いものであるため、特に、熱電素子
が製造される過程において、応力により破壊され易かっ
た。そして、各エレメントは直列につながれているた
め、破壊された一部のエレメントが原因で、オープン不
良(断線)や、ショート不良を引き起こしたりすること
があった。それにより、歩留まりを低下させていた。ま
た、上記の柱状のエレメントの他に、例えば、特開平8
−97472に開示されているように、高さ方向の断面
積が断続的に変化するものもあるが、これについても同
様に、断続的に変化する部分が応力により破壊されてし
まうことがあった。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、機械的強度が高く、歩留まり
を向上させることが可能なエレメントを備えた熱電素子
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、P型熱電材料からなるP型
エレメントと、N型熱電材料からなるN型エレメント
と、これらP型及びN型の異種エレメントを一対ずつ接
合してPN接合対を形成可能な金属電極を有する第1の
基板と、該第1の基板とともに、前記P型及びN型エレ
メントを挟み込む状態に配置され、前記金属電極を有す
る第2の基板と、を備えた熱電素子において、前記P型
エレメント及びN型エレメントが、それぞれ所定の形状
の底面と、該底面と平行な上面とを有し、これら底面及
び上面と平行な断面の面積が前記底面から前記上面に向
けて連続的に減少する形状に形成されるとともに、前記
P型エレメントが、その底面が前記第1の基板の金属電
極に、その上面が前記第2の基板の金属電極にそれぞれ
固着され、一方、前記N型エレメントが、その底面が前
記第2の基板の金属電極に、その上面が前記第1の基板
の金属電極にそれぞれ固着されている構成とした。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、P型エ
レメント及びN型エレメントが、底面及び上面と平行な
断面の面積が底面から上面に向けて連続的に減少する形
状に形成されているため、従来の同じ特性を有する柱状
(直方体)のエレメントと比較して、P型及びN型の各
エレメントの底面と、第1又は第2の基板との固着面の
面積が拡大され、外部からの衝撃等に対して、P型及び
N型の各エレメントと、第1又は第2の基板との接合強
度が向上することとなる。また、P型及びN型エレメン
トの形状を上記形状としたことにより、せん断応力等に
対するP型及びN型エレメント自体の機械的強度が向上
し、歩留まりを向上させることが可能となる。
【0007】具体的に、P型及びN型熱電材料として
は、例えば、Bi−Te系材料、Fe−Si系材料、S
i−Ge系材料、Co−Sb系材料などが挙げられる。
また、底面及び上面の形状は、例えば、正方形、長方形
などの四角形、その他の多角形、或いは円形など何れの
形状としてもよい。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の熱
電素子であって、前記P型エレメント及びN型エレメン
トの前記断面の形状が、四角形である構成とした。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、P型エ
レメント及びN型エレメントの断面の形状が、四角形で
あるため、P型及びN型エレメントの成形が容易とな
る。また、それとともに、P型及びN型エレメントの成
形工程を最小限とすることができる。
【0010】請求項3記載の発明は、P型熱電材料から
なるP型エレメントと、N型熱電材料からなるN型エレ
メントと、これらP型及びN型の異種エレメントを一対
ずつ接合してPN接合対を形成可能な金属電極を有する
第1の基板と、該第1の基板とともに、前記P型及びN
型エレメントを挟み込む状態に配置され、前記金属電極
を有する第2の基板と、を備えた熱電素子の製造方法に
おいて、前記P型エレメント及びN型エレメントを、そ
れぞれ所定の形状の底面と、該底面と平行な上面とを有
し、これら底面及び上面と平行な断面の面積が前記底面
から前記上面に向けて連続的に減少する形状に形成し、
前記P型エレメントの底面を前記第1の基板の金属電極
に、一方、前記N型エレメントの底面を前記第2の基板
の金属電極に、それぞれ固着した状態としてから、前記
P型エレメントの上面を前記第2の基板の金属電極に、
一方、前記N型エレメントの上面を前記第1の基板の金
属電極にそれぞれ固着するように、前記第1の基板と前
記第2の基板とを組み合わせて接合することを特徴とす
る熱電素子の製造方法。
【0011】この請求項3記載の発明によれば、P型エ
レメント及びN型エレメントを、それぞれ所定の形状の
底面と、該底面と平行な上面とを有し、これら底面及び
上面と平行な断面の面積が底面から上面に向けて連続的
に減少する形状に形成し、P型エレメントの底面を第1
の基板の金属電極に、一方、N型エレメントの底面を第
2の基板の金属電極に、それぞれ固着した状態としてか
ら、P型エレメントの上面を第2の基板の金属電極に、
一方、N型エレメントの上面を第1の基板の金属電極に
それぞれ固着するように、第1の基板と第2の基板とを
組み合わせて接合するため、両基板を組み合わせる前
に、P型及びN型エレメントが何れか一方の基板に強固
に固着された状態となり、P型及びN型エレメントが基
板より離れたり、倒れたりすることが低減されることと
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図4の図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明に係る熱電素子の概観を示す
斜視図、図2は図1の熱電素子の縦断面図である。図3
は、P型エレメントが固着された基板(第1の基板)の
PN接合前の状態を示す断面図である。また、図4は、
N型エレメントが固着された基板(第2の基板)のPN
接合前の状態を示す断面図である。
【0014】この実施の形態の熱電素子1は、図1及び
図2に示すように、P型熱電材料からなるP型エレメン
ト3,…と、N型熱電材料からなるN型エレメント4,
…と、これら異種エレメント3,…、4,…を一対ずつ
接合してPN接合対を形成可能な金属電極5,…を有す
る基板2B(第1の基板)、2A(第2の基板)等、か
ら構成されている。
【0015】P型エレメント3,…及びN型エレメント
4,…は、例えば、Bi−Te系材料の焼結体により構
成されている。ここで、P型エレメント3,…は、その
主な特性が、例えば、ゼーベック係数が202μV/
K、比抵抗率が0.93mΩcm、熱伝導率が1.46
W/mK、一方、N型エレメント4,…は、その主な特
性が、例えば、ゼーベック係数が−188μV/K、比
抵抗率が0.97mΩcm、熱伝導率が1.61W/m
Kとなっている。P型エレメント3は、図3に示すよう
に、底面3b(例えば、形状が正方形)と、該底面3b
と平行な上面3a(例えば、形状が正方形)とを有し、
これら底面3b及び上面3aと平行な断面の面積が、底
面3bから上面3aに向けて連続的に減少する形状に形
成されている。このP型エレメント3は、その底面3b
が基板2Bの金属電極5に、その上面3aが基板2A
(図2)の金属電極5に、それぞれ、金属層6(例え
ば、Ni)および接合層7…等を介して固着されてい
る。一方、N型エレメント4は、P型エレメント3と同
様、図4に示すように、底面4b(例えば、形状が正方
形)と、該底面4bと平行な上面4a(例えば、形状が
正方形)とを有し、これら底面4b及び上面4aと平行
な断面の面積が、底面4bから上面4aに向けて連続的
に減少する形状に形成されている。このN型エレメント
4は、その底面4bが基板2Aの金属電極5に、その上
面4aが基板2B(図2)の金属電極5に、それぞれ、
金属層6(例えば、Ni)および接合層7…等を介して
固着されている。ここで、各エレメント3,…、4,…
の上面3a,…、4a,…と、底面3b,…、4b,…
との面積比は、各エレメント3,…、4,…同士の間隔
及び各エレメント3,…、4,…の高さを考慮して、例
えば、1:1から1:10までの範囲に設定されてい
る。
【0016】そして、P型エレメント3,…及びN型エ
レメント4,…は、2枚の基板2A、2Bに挟み込ま
れ、一端が基板2Aの金属電極5,…に、他端が基板2
Bの金属電極5,…にそれぞれ固着された状態におい
て、該金属電極5,…を介してPN接合対が形成される
とともに、これらPN接合対が直列につながれるように
なっている。
【0017】このように構成されるP型エレメント3,
…及びN型エレメント4,…は、従来の同じ特性を有す
る柱状(直方体)のエレメントと比較すると、各エレメ
ント3,…、4,…の底面3b,…、4b,…と、基板
2B、2Aとの固着面の面積が拡大されるため、外部か
らの衝撃等に対して、基板2B、2Aに対する接合強度
が向上することとなる。また、各エレメント3,…、
4,…は、それぞれ、底面3b,…、4b,…及び上面
3a,…、4a,…と平行な断面の面積が、底面3b,
…、4b,…から上面3a,…、4a,…に向けて連続
的に減少する形状に形成されているため、各エレメント
3,…、4,…自体のせん断応力に対する機械的強度が
向上し、歩留まりを向上させることが可能となる。
【0018】次に、このように構成される熱電素子1の
製造方法について、本発明に係る部分を中心に、説明す
る。
【0019】先ず、P型エレメント3,…を、図3に示
すように、その底面3b,…が基板2Bの金属電極5,
…に固着し、一方、N型エレメント4,…を、図4に示
すように、その底面4b,…が基板2Aの金属電極5,
…に固着した状態に形成する。ここで、各エレメント
3,…、4,…は、例えば、Niメッキ6等を介して基
板2B、2Aに接合されたP型及びN型熱電材料ウェハ
を、直交する縦横の2方向(基板2B、2Aの平面方
向)から、切断・削除することによって、基板2B、2
Aに固着された状態で形成することができる。また、上
記熱電材料ウェハの切断・削除に際して、例えば、シリ
コン半導体などの切断で使用されるダイシングブレード
などを用いることができる。このダイシングブレードの
刃の形状(厚さ、先端部のカーブ等)は、エレメント
3,…(エレメント4,…)同士の間隔、及びエレメン
ト3,…(エレメント4,…)の形状を考慮して、選定
され、それにより、所望の形状及び間隔のエレメント
3,…、4,…を形成することができる。
【0020】そして、それぞれ異種の型のエレメント
3,…、4,…が接合された基板2B、2Aを向かい合
わせ、各エレメント3,…、4,…の上面3a,…、4
a,…を、対向する基板2A、2Bの接合されるべき金
属電極5,…に位置を合わせて、加圧しながら加熱する
ことにより、上面3a,…、4a,…の接合層(図示省
略)が溶融し、各エレメント3,…、4,…と前記金属
電極5,…との接合が行われて、基板2B、2A上でP
N接合を有する熱電素子1が完成される。
【0021】このように、P型エレメント3,…が、そ
の底面3b,…を基板2Bの金属電極5,…に固着した
状態に形成され、一方、N型エレメント4,…が、その
底面4b,…を基板2Aの金属電極5,…に固着した状
態に形成されてから、2枚の基板2B、2Aが接合され
るため、基板2B、2Aの接合前に、各エレメント3,
…、4,…が何れか一方の基板2B、2Aに強固に固着
され、基板2B、2Aの接合までに、各エレメント3,
…、4,…が基板2B、2Aより離れたり、倒れたりす
ることが低減されることとなる。
【0022】また、エレメント3,…、4,…自体の機
械的強度、並びに、エレメント3,…、4,…と基板2
B、2Aとの接合強度の向上により、エレメント3,
…、4,…を小型化することが可能となり、同じ大きさ
の熱電素子1に、より多くのPN接合対を形成すること
が可能となる。そのため、小温度差においても、大きな
電力を発生させることが可能となり、熱電素子1を、例
えば、電子式腕時計などの各種携帯用電子機器の発電に
使用することが可能となる。また、熱電素子1は、冷却
素子として用いる場合においても、絶大なる効果を発揮
する。即ち、冷却性能は熱電素子1に入力する電力によ
って決まるが、この熱電素子1の場合、所定の電力を低
電流で供給することが可能となる。これにより、入出力
用の配線を太くしたり、使用する電源を電流型の大きな
ものにする必要がなくなる。従って、この熱電素子1
を、例えば、半導体レーザをはじめ、各種電子機器の冷
却等に使用することが可能となる。
【0023】なお、この実施の形態で示したエレメント
3,…、4,…の大きさ及び材料、或いは特性について
は、これに限定されるものではない。例えば、大きさに
ついては、一般的な大きさである数百μmからミリオー
ダーのものについても適用可能である。また、エレメン
ト3,…、4,…の材料として、Bi−Te系材料の焼
結体を例として挙げたが、例えば、Fe−Si系材料、
Si−Ge系材料、Co−Sb系材料等の各種熱電材料
についても適用可能である。また、熱電素子1の製造方
法で示したエレメント3,…、4,…の形成方法につい
ても、従来の方法で行われてきたように、個々のエレメ
ント3,…、4,…を形成してから、各々の基板2A、
2Bに固着するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、P型エレ
メント及びN型エレメントが、底面及び上面と平行な断
面の面積が底面から上面に向けて連続的に減少する形状
に形成されているため、従来の同じ特性を有する柱状
(直方体)のエレメントと比較して、P型及びN型の各
エレメントの底面と、第1又は第2の基板との固着面の
面積が拡大され、外部からの衝撃等に対して、P型及び
N型の各エレメントと、第1又は第2の基板との接合強
度が向上することとなる。また、P型及びN型エレメン
トの形状を上記形状としたことにより、せん断応力等に
対するP型及びN型エレメント自体の機械的強度が向上
し、歩留まりを向上させることが可能となる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、P型エレメ
ント及びN型エレメントの断面の形状が、四角形である
ため、P型及びN型エレメントの成形が容易となる。ま
た、それとともに、P型及びN型エレメントの成形工程
を最小限とすることができる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、P型エレメ
ント及びN型エレメントを、それぞれ所定の形状の底面
と、該底面と平行な上面とを有し、これら底面及び上面
と平行な断面の面積が底面から上面に向けて連続的に減
少する形状に形成し、P型エレメントの底面を第1の基
板の金属電極に、一方、N型エレメントの底面を第2の
基板の金属電極に、それぞれ固着した状態としてから、
P型エレメントの上面を第2の基板の金属電極に、一
方、N型エレメントの上面を第1の基板の金属電極にそ
れぞれ固着するように、第1の基板と第2の基板とを組
み合わせて接合するため、両基板を組み合わせる前に、
P型及びN型エレメントが何れか一方の基板に強固に固
着された状態となり、P型及びN型エレメントが基板よ
り離れたり、倒れたりすることが低減されることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱電素子の概観を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の熱電素子の縦断面図である。
【図3】P型エレメントが固着された基板(第1の基
板)のPN接合前の状態を示す断面図である。
【図4】N型エレメントが固着された基板(第2の基
板)のPN接合前の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 熱電素子 2A 基板(第2の基板) 2B 基板(第1の基板) 3 P型エレメント 4 N型エレメント 5 金属電極 6 金属層 7 接合層
フロントページの続き (72)発明者 山本 三七男 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株式会社エスアイアイ・アールディセン ター内 (72)発明者 根本 裕彦 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株式会社エスアイアイ・アールディセン ター内 (56)参考文献 特開 平8−195510(JP,A) 特開 平8−153901(JP,A) 特開 平8−97472(JP,A) 特開 平8−46247(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 35/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P型熱電材料からなるP型エレメント
    と、 N型熱電材料からなるN型エレメントと、 これらP型及びN型の異種エレメントを一対ずつ接合し
    てPN接合対を形成可能な金属電極を有する第1の基板
    と、 該第1の基板とともに、前記P型及びN型エレメントを
    挟み込む状態に配置され、前記金属電極を有する第2の
    基板と、を備えた熱電素子において、 前記P型エレメント及びN型エレメントは、それぞれ所
    定の形状の底面と、該底面と平行な上面とを有し、これ
    ら底面及び上面と平行な断面の面積が前記底面から前記
    上面に向けて連続的に減少する形状に形成されるととも
    に、 前記P型エレメントは、その底面が前記第1の基板の金
    属電極に、その上面が前記第2の基板の金属電極にそれ
    ぞれ固着され、 一方、前記N型エレメントは、その底面が前記第2の基
    板の金属電極に、その上面が前記第1の基板の金属電極
    にそれぞれ固着されていることを特徴とする熱電素子。
  2. 【請求項2】 前記P型エレメント及びN型エレメント
    の前記断面の形状は、四角形であることを特徴とする請
    求項1記載の熱電素子。
  3. 【請求項3】 P型熱電材料からなるP型エレメント
    と、 N型熱電材料からなるN型エレメントと、 これらP型及びN型の異種エレメントを一対ずつ接合し
    てPN接合対を形成可能な金属電極を有する第1の基板
    と、 該第1の基板とともに、前記P型及びN型エレメントを
    挟み込む状態に配置され、前記金属電極を有する第2の
    基板と、を備えた熱電素子の製造方法において、 前記P型エレメント及びN型エレメントを、それぞれ所
    定の形状の底面と、該底面と平行な上面とを有し、これ
    ら底面及び上面と平行な断面の面積が前記底面から前記
    上面に向けて連続的に減少する形状に形成し、 前記P型エレメントの底面を前記第1の基板の金属電極
    に、一方、前記N型エレメントの底面を前記第2の基板
    の金属電極に、それぞれ固着した状態としてから、 前記P型エレメントの上面を前記第2の基板の金属電極
    に、一方、前記N型エレメントの上面を前記第1の基板
    の金属電極に、それぞれ固着するように前記第1の基板
    と前記第2の基板とを組み合わせて接合することを特徴
    とする熱電素子の製造方法。
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