JP2893195B2 - 業務用アイスクリームの製造法 - Google Patents

業務用アイスクリームの製造法

Info

Publication number
JP2893195B2
JP2893195B2 JP2005517A JP551790A JP2893195B2 JP 2893195 B2 JP2893195 B2 JP 2893195B2 JP 2005517 A JP2005517 A JP 2005517A JP 551790 A JP551790 A JP 551790A JP 2893195 B2 JP2893195 B2 JP 2893195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice cream
cone
lid
container
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005517A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03210151A (ja
Inventor
栄一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MYA KK
Original Assignee
MYA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MYA KK filed Critical MYA KK
Priority to JP2005517A priority Critical patent/JP2893195B2/ja
Publication of JPH03210151A publication Critical patent/JPH03210151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2893195B2 publication Critical patent/JP2893195B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は喫茶店、飲食店、アイススクリームの専門店
等の業務用に使用されるアイスクリームの製造法に関
し、さらに詳しくは容器体内にに固化されたアイスクリ
ームの層内に、上端を表面上に開口させた空洞部を形成
する場合の合理化をはかるとともに、製造されたアイス
クリームからのコーンの取り出し性を容易にすることを
目的とする。
(従来の技術) 業務用のアイスクリームは通常少なくとも1800cc以上
の容量をもつ円筒状等の缶あるいは紙などの容器内に冷
凍固結化された状態にて収容されている。
したがってこれを使用する場合には、冷凍庫よりとり
出した後、その蓋体を除去してアイスクリームの上面を
露出させ、デッシャーにより順次掬い取るのが普通であ
る。
ところが冷凍固結化された状態のアイスクリームは堅
く、ある程度の時間放置しても軟化するのは上面のきわ
めて表層部および容器体の側壁に接する周側層部のみで
あり、内層部は依然として軟化しない。そのために取り
出しに際してデッシャーが内層部になかなか食い込ま
ず、とくに女子従業員にとっては重労働となり、その繰
り返し作業には耐え難い苦痛を伴うばかりでなく、デッ
シャー自体の折り曲がりによる損傷も少なくないところ
から、最近では容器体内に固化されたアイスクリームの
層内にV字状の空洞部を形成するとともに、該空洞部の
上端をアイスクリームの上面に開口させるようにしたも
のが開発されるに至った(実開昭61−146186号公報参
照)。そして該公報に記載の考案中には特に第5図にあ
らわされているようにコーンを蓋体と一体に構成し、施
蓋によりコーンをアイスクリーム原料中に差し込むとと
もに、凍結後上記蓋体を取り外すことによりコーンをも
同時に取り除かれるようにした構成のものが開示されて
いる。
(発明の解決すべき課題) このような構造とすることにより使用に際しての労苦
は著しく軽減され、しかも製造時におけるコーン差し込
みに際しての不都合、すなわちアイスクリームミックス
の状態でコーンを挿入しても徐々に沈降し、あるいは傾
倒してしまったり、またいくぶん凍結させた状態におい
て挿入する場合にはそれだけ作業工程が増すことになる
ばかりでなく、量産すべき多数の容器体内に1個宛手作
業により直立させ、かつ中心位置合わせしつつ挿入する
ことは著しく非能率的でしかもコスト高となる、といっ
た課題を解消することができるはずであった。ところが
実際にはアイスクリームミックスを凍結させた後に前記
したコーンを取り出すのは容易ではなく、蓋体を取り外
す場合においても、下面に一体に取り付けられているコ
ーンがアイスクリーム表面に凍結密着しているために容
易に取り外すことができず、無理に外そうとすると蓋体
が損壊してしまうことが多く、しかも蓋体は除去できて
もコーンだけが残存して容易に取り除くことができない
といった問題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記した諸事情に鑑み、これらを解決し、コ
ーンの簡単でしかも安定的な挿入をはかり、しかも凍結
後のコーンの取り出し性を容易にし、全体として著しい
作業性の向上をはかるようにしたものであって、具体的
には、容器体内に固化されたアイスクリームの層内に、
上端を表面上に開口させた空洞部を形成する場合におい
て、容器体内にアイスクリームミックスを充填し、かつ
オーバーランさせ、あるいはオーバーランさせたアイス
クリームミックスを充填した後、凍結前に、裏面中央部
に前記空洞部を形成するためのコーンを一体的に突出さ
せるとともに、該コーン内に臨む位置に、容易に除去可
能な押し抜き部を形成した蓋体により施蓋し、上記コー
ンを容器体内層中に挿入するようにしたことを特徴とす
る業務用アイスクリームの製造法に関する。
(作用) 容器体内にアイスクリームミックスを充填し、かつオ
ーバーランさせ、あるいはオーバーランさせたアイスク
リームミックスを容器体内に充填させた状態で、該容器
体内の開口部に裏面中央部にコーンを一体的に突出させ
るとともに、該コーン内に臨む位置に、容易に除去可能
な押し抜き部を形成した蓋体を被嵌すると、蓋体裏面に
突出させたコーンが容器体内のアイスクリームミックス
層内の中心に位置して正確に直立状態にて挿入されたま
ま蓋体に保持される。さらにコーン取り出しに際して
は、蓋体中央部に形成した押し抜き部を押圧して該部分
を除去し、蓋体をしたままコーンを外方に開口させて、
蓋体の押し抜き部からコーン内に水又はお湯を注入し、
コーンの周りを溶かしてから蓋体を取り外してコーンを
除去する。
(実施例) 以下において本発明の具体的な内容を図示の実施例を
もとに説明すると、1は上部を開口させた円筒状の容器
体、2は該容器体1の上部開口に被嵌するための蓋体を
示す。
容器体1および蓋体2は金属、プラスチック、その他
の合成樹脂材、厚紙等により構成され、容器体1の上面
開口部には同質又は異質材の蓋体2が被嵌される。
さらに蓋体2の中心部には押圧により容易に除去可能で
あるように周囲をミシン線2aにより縁どりされた押し抜
き部2bが形成されているとともに、裏面の中心部にはコ
ーン3が一体的に接着されている。
このコーン3は、保型性のある紙質あるいは合成樹脂
等の材質からなるところの内部を中空とした逆円錐状を
なし、断面がV字状をなすべく先端部(下端部)を比較
的鋭突とするとともに上端部にはフランジ3aを有し、こ
れを蓋体2の裏面中央部に、その開口部を前記蓋体2の
押し抜き部2bに一致させて接着されている。
この場合においてコーンの上端開口部の径は、保型す
べき固形アイスクリームICの上面にデッシャー(図示省
略)の開口部と略同径の開口を施すことができる程度と
するのが好ましい。
尚上記したコーンの形状については必ずしも上記した
ような逆円錐形状のものに限られるものではなく、逆三
角、逆四角あるいはそれ以上の逆多角錐形状となし、ま
たは円柱、角柱等種々の形状に任意に設計変更が可能で
ある。
尚前記蓋体2の押し抜き部2bについては、必ずしも周
囲をミシン線により縁どりする場合に限られるものでは
なく蓋体上面に貼着した接着テープの剥離に伴って押し
抜き部2bが除去される構造とし、あるいは蓋体中央にあ
らかじめ窓孔を開設しておき、その上面に薄紙を貼着し
ておくなどの手段であってもよい。
したがって容器体内に原料を混合したアイスクリーム
ミックスを充填し、かつ攪拌しながら空気を送り込んで
細かい気泡を多く含ませて容積を増量(オーバーラン)
させ、あるいはオーバーランさせたアイスクリームミッ
クスを容器体内に充填した後、凍結前に容器体開口部に
中央部にコーンを一体的に突出させるとともに、該コー
ン内に臨む位置に、容易に除去可能な押し抜き部を形成
した蓋体を被嵌して上記コーンを容器体内層中に挿入さ
せたままフリーザー室にて凍結させて製品化する。
(発明の効果) 本発明は上記した通り、容器体内にアイスクリームミ
ックスを充填し、かつオーバーランさせ、あるいはオー
バーランさせたアイスクリームミックスを充填した後、
凍結前に、裏面中央部に前記空洞部を形成するためのコ
ーンを一体的に突出させるとともに、該コーン内に臨む
位置に、容易に除去可能な押し抜き部を形成した蓋体に
より施蓋し、上記コーンを容器体内のアイスクリームミ
ックス層内に挿入するようにしたものであるために、容
器体内に固化されたアイスクリームの層内に、上端を表
面上に開口させた空洞部を形成する場合に、アイスクリ
ームミックスの固化状態如何にかかわらず、蓋体を被嵌
するだけでコーンを定位置に正確に、しかも安定的に保
持させることができ、作業性を向上させるのみならず、
凍結後において施蓋のまま、その中央部に形成した押し
抜き部を押し抜き除去して穴をあけ、そこからコーンの
中空部内に水あるいはお湯を注ぎ込み、若干の時間を経
過した後蓋体を除去することにより、蓋体を損壊するこ
となしに容易にコーンを除去することができ、また再度
施蓋することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用される業務用アイスクリー
ム容器体の斜視図、 第2図は第1図におけるA−A線矢視方向縦断面図を示
す。 1……容器体、2……蓋体 2a……ミシン線、2b……押し抜き部 3……コーン、3a……フランジ IC……アイスクリーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体内に固化させたアイスクリームの層
    内に、上端を表面上に開口させた空洞部を形成する場合
    において、容器体内にアイスクリームミックスを充填
    し、かつオーバーランさせ、あるいはオーバーランさせ
    たアイスクリームミックスを充填した後、凍結前に、裏
    面中央部に前記空洞部を形成するためのコーンを一体的
    に突出させるとともに、該コーン内に臨む位置に、容易
    に除去可能な押し抜き部を形成した蓋体により施蓋し、
    上記コーンを容器体内層中に挿入するようにしたことを
    特徴とする業務用アイスクリームの製造法。
JP2005517A 1990-01-12 1990-01-12 業務用アイスクリームの製造法 Expired - Fee Related JP2893195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005517A JP2893195B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 業務用アイスクリームの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005517A JP2893195B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 業務用アイスクリームの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03210151A JPH03210151A (ja) 1991-09-13
JP2893195B2 true JP2893195B2 (ja) 1999-05-17

Family

ID=11613383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005517A Expired - Fee Related JP2893195B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 業務用アイスクリームの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2893195B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03210151A (ja) 1991-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015098216A1 (ja) 成型容器
EP0942882B1 (en) Drip collecting support for ice-creams, yogurts, ice-lollies and the like packaged in wrappers which are removable at consumption time
US4033453A (en) Combination drinking cup and storage container
US3491907A (en) Break-away container
JP2893195B2 (ja) 業務用アイスクリームの製造法
US3659738A (en) Can closure structure
US2948305A (en) Containers for ice cream products and the like
US2770958A (en) Magnetic holder for paper cups
JPH0739428Y2 (ja) 業務用アイスクリーム
US6182847B1 (en) Container for gelatin
US2737316A (en) Dispenser holder for sealed liquid containers
JPH0235607Y2 (ja)
JPS6040462Y2 (ja) アイスクリ−ム容器
JP3225257U (ja) バーアイスホルダー
JPS603076Y2 (ja) おまけ付缶ジユ−ス
JPH0731684U (ja) 菓子収納容器
JPS6137673Y2 (ja)
JPS6037341Y2 (ja) アイスクリ−ム容器
JPS5922077Y2 (ja) パツクの開口及び密閉具
JPS594291U (ja) 氷菓子
JPS5831794Y2 (ja) 合成樹脂製口栓
JPH0441572Y2 (ja)
JPS5815346Y2 (ja) アイスキヤンデイ−用容器
JP2011116384A (ja) 氷菓子容器
JPS6335962Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees