JP2893194B2 - 回転角変位検出器 - Google Patents

回転角変位検出器

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JP2893194B2
JP2893194B2 JP110590A JP110590A JP2893194B2 JP 2893194 B2 JP2893194 B2 JP 2893194B2 JP 110590 A JP110590 A JP 110590A JP 110590 A JP110590 A JP 110590A JP 2893194 B2 JP2893194 B2 JP 2893194B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、回転角変位、例えば回転軸の回転角度を
検出する回転角変位検出器に関する。
〔従来の技術〕
従来の技術による回転軸の回転角度を検出する回転角
変位検出器には、周知のものとして回転角度や変位の絶
対位置を検出するアブソリュート方式のエンコーダがあ
る。
又、特公昭56−17605号公報に記載のような検出軸に
光電式検出器を取付けている形式のものもある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の光電式アブソリュートエンコーダでは、スリッ
ト円板のコードを読み取るために、分解能を向上させる
に従って多数の投光素子及び受光素子を必要とし、信号
の処理回路及び出力信号線が増加するという問題があ
る。
また、検出軸に光電式検出器を取付けている形式は、
光電式検出器から引出された出力信号線が検出軸の回転
により捩じれて破損してしまい、多数回転の場合には不
適切である。
〔課題を解決するための手段〕
この発明による回転角変位検出器は、被検測回転をす
る検出軸に取付けられ、所定半径上に位置する光透過孔
が開口された零点回転板、零点回転板に対向して零点回
転板と同一の軸線回りに所定回転速度で回転駆動され、
零点回転板の光透過孔に対向し得るように前記所定半径
上に位置する光透過孔が開口された基準回転板、基準回
転板の光透過孔の回転域と零点回転板の光透過孔の回転
域とを挟んで互に対向して設けられた前記所定半径の発
光面を形成する光照射手段及び前記所定半径の受光面を
形成する受光手段、基準回転板の光透過孔位相検出手
段、並びに受光手段検出位相と基準回転板の光透過孔位
相との位相差検出演算手段から構成されている。
基準回転板の光透過孔位相検出手段及び受光手段検出
位相と基準回転板の光透過孔位相との位相差検出演算手
段は、基準回転板に零点回転板の光透過孔に対向し得る
ように前記所定半径上に位置する光透過孔(第1光透過
孔)の他に同位相の別半径上に位置する別の光透過孔
(第2光透過孔)が開口され、更に別の半径の円周上に
所定ピッチで多パルススリットが列設開口されており、
基準回転板の第2光透過孔の回転域において基準回転板
を挟んで第1発光体及び第1受光体が設けられ、基準回
転板の多パルススリットと固定された同ピッチの部分多
スリットとを挟んで互に対向して第2発光体及び第2受
光体が設けられ、前記受光手段の出力信号と第1受光体
の出力信号とから零点回転板の光透過孔位相と基準回転
板の光透過孔位相との位相差を検出する手段と前記位相
差に相当する第2受光体の出力信号を計数する計数器が
設けられている。
更に、別型の回転角変位検出器は、被検測回転をする
検出軸に取付けられ、所定半径上に位置する光透過孔及
び別の半径の円周上に所定ピッチで多パルススリットが
列設開口された零点回転板、零点回転板に対向して零点
回転板と同一の軸線回りに所定回転速度で回転駆動さ
れ、零点回転板の光透過孔に対向し得るように前記所定
半径上に位置する第1光透過孔及び同位相の別半径上に
位置する第2光透過孔が開口され、零点回転板の多パル
ススリットと同一半径の円周上に同一ピッチで第1多パ
ルススリットが列設開口され、更に別の半径の円周上に
前記の第1多パルススリットと同一ピッチで第2多パル
ススリットが列設開口された基準回転板、基準回転板の
第1光透過孔の回転域と零点回転板の光透過孔の回転域
とを挟んで互に対向して設けられた前記所定半径の発光
面を形成する光照射手段及び前記所定半径の受光面を形
成する受光手段、基準回転板の第2光透過孔の回転域に
おいて基準回転板を挟んで互に対向して設けられた第1
発光体及び第1受光体、基準回転板の第2多パルススリ
ットと同ピッチの固定された部分多スリットとを挟んで
互に対向して設けられた第2発光体及び第2受光体、基
準回転板の第1多パルススリットと零点回転板の多パル
ススリットとを挟んで互に対向して設けられた第3発光
体及び第3受光体、前記受光手段の出力信号と第1受光
体の出力信号との位相検出差手段、第2受光体の出力信
号と第3受光体の出力信号との位相差検出手段、第2受
光体の出力信号周波数倍増器、並びに受光手段の出力信
号と第1受光体の出力信号との位相差に相当する第2受
光体の出力信号を計数し、且つ第2受光体出力信号と第
3受光体出力信号との位相差に相当する第2受光素子の
出力信号周波数倍増器の出力信号を計数する計数器から
構成されている。
そうして、上記の変型の回転角変位検出器に第3受光
体の出力信号の周波数を検出し、基準値と差に応じた出
力値信号を出力する比較検出手段から成る角速度検出手
段を具備させて回転角変位検出器を角速度検出器として
機能させることもできる。
回転角変位検出器における光照射手段及び受光手段の
具体例としては、光照射手段が基準回転板又は零点回転
板の光透過孔の回転域に対向するように前記所定半径の
円筒体端面状先端面を形成し、発光体に対向した基部を
形成するガラスファイバ束より成る発光側光案内体であ
り、受光手段が基準回転板又は零点回転板の光透過孔の
回転域に対向するように前記所定半径の円筒体端面状先
端面を形成し、受光素子に対向した基部を形成するガラ
スファイバ束より成る受光側光案内体である。
〔作用〕
基準回転円板は、所定の一定回転速度で回転駆動され
る。被検出回転体が結合された零点円板は被検出回転体
と一体的に回転する。
光照射手段からの光線は、回転中の基準回転円板の第
1光透過孔又は零点回転板の光透過孔の回転域に常時に
照射される。回転する零点円板の光透過孔の位置が基準
回転円板の第1光透過孔に一致したときは、いつでも受
光手段から出力信号・検出信号が出力される。又、第1
発光体からの光線は、回転通過する基準回転円板の第2
光透過孔を通して第1受光体に断続的に受光され、基準
回転円板の回転周期と同一周期の出力信号、即ち基準零
点信号を出力する。
固定した部分多パルススリットと回転する多パルスス
リットを透過した第2発光体からの光線は、部分多パル
ススリットと回転する多パルススリットとで生じるモア
レ縞により第2受光体に対し透遮を繰返し、第2受光素
子は、基準回転板の回転周期に同期した一定周波数の出
力信号・パルス信号を出力する。
基準零点信号と検出信号とから零点回転板の光透過孔
位相と基準回転板の光透過孔位相との位相差が演算検出
され、計数器においてその位相差に相当する第2受光体
からのパルス信号が計数され、その値により零点回転板
の光透過孔位相と基準回転板の光透過孔位相との位相差
の値が求められる。そうして、即知の基準回転板の回転
角と上記の位相差の値とから零点回転板の回転角、即ち
被検測回転をする検出軸の回転角が演算検出される。
更に、別型の回転角変位検出器においては、第2受光
体が基準回転板の回転周期に同期した一定周波数の出力
信号・パルス信号を出力する上記の作用に加えて、第3
発光体からの光線は、回転する基準回転円板の第3多パ
ルススリットと変位後の停止した零点円板の多パルスス
リットとで生じるモアレ縞により第3受光体に対し透遮
を繰返し、第3受光体は、基準回転板の回転周期に同期
した一定周波数のパルス信号と同一周波数のパルス信号
を出力する。
そうして、零点円板の停止位置における多パルススリ
ットのピッチ内の位相差に応じて両方のパルス信号の間
の位相差が生じる。
他方、第2受光体からのパルス信号は出力信号周波数
倍増器で周波数が任意倍数倍増される。前記のパルス信
号の位相差に応じた倍増周波数のパルス数に基づいて多
パルススリットのピッチ内の端数の位相差が演算検出さ
れ、先の検出軸の回転角に加算されて、一層正確な検出
軸の回転角が演算検出される。
検出軸の回転角速度の測定の場合は、基準回転板が一
定速度で回転しているのに対し、検出軸、即ち零点回転
板が停止していると、第2受光体のパルス信号と同一周
波数のパルス信号が第3受光体から出力され、検出軸が
基準回転板と(軸線方向同側からみて)同一方向に回転
していると、比較的低周波数のパルス信号Smが第3受光
体から出力され、これに反して、検出軸が基準回転板と
(軸線方向同側からみて)反対方向に回転していると、
比較的高周波数のパルス信号が第3受光体から出力され
る。従って、このパルス信号を基準値と比較してその差
に応じた出力値信号に基づいて検出軸の回転方向及び回
転角速度が得られるのである。
〔実施例〕
この発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図に示された第1実施例において、基準回転軸1
の先端には、基準回転円板2が、後端にはモータ3が夫
々取付けられている。基準回転軸1と同軸線関係に回転
自在に設けられた検出軸4に先端には、基準回転円板2
に対向した基準回転円板2より小径の零点円板5が取付
けられている。
零点円板5の所定円周上に半径方向の単一のスリット
6が開孔され、基準回転円板2には、零点円板5のスリ
ット6と対向し得るように同一半径上にスリット6と同
様の単一の第1スリット7が開口されている。更に、零
点円板5に重ならない基準回転円板2の外周側区域にお
いては、第1スリット7と同一半径線上に単一の第2ス
リット8が開口され、第2スリット8より外側には、円
周方向の微少ピッチをもって全周に亘る多パルススリッ
ト9が開口されている。
基準回転円板2の第1スリット7の回転域に対向する
円筒体端面状の先端面を形成するガラスファイバ束より
成るリング状光案内体10が設けられ、又、零点円板5の
スリット6に対しても、リング状光案内体10と同様のリ
ング状光案内体11が設けられている。両リング状光案内
体10,11は、第1図に示すようにガラスファイバ束が基
準回転軸・検出軸貫通部を回避して管状基端部10a,11a
を形成するように束ねられている。
リング状光案内体10の管状基端部10aに対向して発光
ダイオード12が、リング状光案内体11の管状基端部11a
に対向して受光素子13が夫々設けられている。
零点円板5と反対側において、基準回転円板2の第2
スリット8に対向し得る位置に第2スリット8と同形同
寸法のスリット14が開口された固定スリット板15が設け
られ、同じく基準回転円板2の多パルススリット9に対
向し得る位置に多パルススリット9と同形同寸法の数パ
ルス分のパルススリット16が開口された固定スリット板
17が設けられている。基準回転円板2の一定速度の回転
時には、多パルススリット9とパルススリット16とによ
りモアレ縞が発生するようになっている。
基準回転円板2と反対側において、固定スリット板15
に対向して発光ダイオード18が、固定スリット板16に対
向して発光ダイオード19が夫々設けられている。
基準回転円板2を間にして、発光ダイオード18の光軸
線上に受光素子20が、発光ダイオード19の光軸線上に受
光素子21が夫々設けられている。
第4図に示すように、信号処理装置において、受光素
子13,20,21は、その検出信号を入力するように夫々の波
形整形回路30,31,32に接続され、波形整形回路30,31
は、S−Rフリップフロップ回路33に接続され、更に波
形整形回路32はゲート回路34の一方の端子に、S−Rフ
リップフロップ回路33はゲート回路34の他方の端子に夫
々接続されている。そうして、ゲート回路34の出力端子
は、角度カウンタ35に接続され、S−Rフリップフロッ
プ回路33は、インバータ36を介して角度カウンタ35に接
続されている。角度カウンタ35には、表示器37が具備さ
れている。
第2図及び第3図に示された第2実施例は、基本的に
は第1実施例と同じであり、同一部材は第1実施例と同
一符号を付記する。
第2実施例においては、零点円板5には、所定円周上
に半径方向のスリット6が開孔され、更にスリット6よ
り外側(大径側)に円周方向に基準回転円板2の多パル
ススリット9と同数(同一角ピッチ)の全周に亘る多パ
ルススリット22がが開口されている。
基準回転円板2には、零点円板5のスリット6と対向
し得るように同一半径上にスリット6と同様の第1スリ
ット7が開口されていると共に、多パルススリット22と
対向し得るように同一半径上に多パルススリット22と同
数同ピッチの多パルススリット23が開口されている。
更に、零点円板5に重ならない基準回転円板2の外周
側区域におけるスリットは、第1実施例と同様である。
基準回転円板2の多パルススリット23及び零点円板5
の多パルススリット22を間にして、基準回転円板2側の
発光ダイオード24と零点円板5側の受光素子25とが対向
して設けられている。
他の発光ダイオード12,18,19及び受光素子13,20,21に
ついては、第1実施例と同様である。
第4図に示すように、信号処理装置において第1実施
例の回路に加えて、受光素子21の波形整形回路32は、S
−Rフリップフロップ回路38及びマルチプライヤ39に接
続され、受光素子25は、その検出信号を入力するように
波形整形回路40に接続され、波形整形回路40は、受光素
子21の波形整形回路32と共にS−Rフリップフロップ回
路38に接続されると共に、高速F−V変換回路41に接続
されている。更にマルチプライヤ39はゲート回路42の一
方の端子に、S−Rフリップフロップ回路38はゲート回
路42の他方の端子に夫々接続されている。
そうして、ゲート回路42の出力端子は、端数カウンタ
43に接続され、又、S−Rフリップフロップ回路38は、
インバータ44を介して端数カウンタ43に接続されてい
る。端数カウンタ43には、表示器45が具備されている。
上記の両実施例において、発光ダイオード12及び受光
素子13の代りに、環状発光ダイオード及び環状受光素子
を用いれば、リング状光案内体10,11を省略することが
できる。即ち、円筒体端面リング状光案内体10,11の円
筒体端面に相当する形状・位置環状発光ダイオード及び
環状受光素子材を用いることは、その作用と共に容易に
理解できよう。
また、互に対向する発光ダイオート12,18,19,24と受
光素子13,20,21,25とは、基準回転円板2と零点円板5
とに関し、図示とは反対側に設けてもよいことも容易に
理解できよう。
上記の図示の回転角変位検出器の操作・作用について
説明する。
第1実施例において、モータ3により基準回転軸1、
即ち基準回転円板2は、所定の一定回転速度で回転駆動
される。検出軸4は、被検出回転体Mが結合されて回転
し、零点円板5は被検出回転体Mと一体的に回転する。
発光ダイオード12からの光線は、リング状光案内体10
を介して、回転中の基準回転円板2の第1スリット7か
ら常時、零点円板5に向って照射される。又、発光ダイ
オード18からの光線は、固定スリット板15のスリット14
を介して、発光ダイオード19からの光線は、固定スリッ
ト板17のパルススリット16を介して、夫々回転中の基準
回転円板2に向って照射される。
そうして、回転する基準回転円板2の第2スリット7
の位置が固定スリット板15のスリット14に一致する毎
に、即ち基準回転円板2の1回転毎に1回、受光素子20
が光線を受光し、モータ3の回転周期と同一周期の出力
信号、即ち基準零点信号Zsを出力する。又、回転する零
点円板5のスリット6の位置が基準回転円板2の第1ス
リット7に一致したときは、いつでもリング状光案内体
11を介して受光素子13から出力信号・検出信号Zmが出力
される。
パルススリット16を透過した発光ダイオード19からの
光線は、固定しているパルススリット16と回転する多パ
ルススリット9とで生じるモアレ縞により受光素子21に
対し透遮を繰返し、受光素子21は、モータ3の回転周期
に同期した一定周波数の出力信号・パルス信号Scを出力
する。
基準零点信号Zs、検出信号Zm及びパルス信号Scは、夫
々の波形整形回路30,31,32に入力されて、波形整形がさ
れた上、基準零点信号Zsと検出信号Zmと(第5図参照)
は、S−Rフリップフロップ回路33に入力される。S−
Rフリップフロップ回路33からは、基準零点信号Zsと検
出信号Zmとの時間差に応じた出力信号・時間差信号Q1
(第5図参照)が出力され、ゲート回路34の一方の入力
端子に入力される。他方、波形整形回路32からのパルス
信号Sc(第5図参照)は、ゲート回路34の別の入力端子
に入力される。
その結果、ゲート回路34からは、時間差信号Q1の高レ
ベル期間中の検出パルス信号Sc(第5図参照)がカウン
タ35に対し出力され、カウンタ35において、その検出パ
ルス信号Scが計数され、計数値が表示器37に表示され
る。その計数値により検出軸4の回転角変位を読み取り
得る。
そうして、S−Rフリップフロップ回路33からの出力
信号は、インバータ36を介して反転され、反転信号が時
間差をもってに入力され、カウンタ35おける計数は、時
間差信号Q1が低レベルになる度にリセットされる。
第2実施例においては、受光素子21がモータ3の回転
周期に同期した一定周波数の出力信号・パルス信号Scを
出力する第1実施例の場合に加えて、発光ダイオード24
からの光線は、回転する基準回転円板2の多パルススリ
ット23と変位後の停止した零点円板5の多パルススリッ
ト22とで生じるモアレ縞により受光素子25に対し透遮を
繰返し、受光素子25は、モータ3の回転周期に同期した
一定周波数、即ちパルス信号Scと同一周波数の出力信号
・パルス信号Smを出力する。
そうして、零点円板5の停止位置によりパルス信号Sc
とパルス信号Smとの間の位相差φが変化する。
この位相差φがあるパルス信号Scとパルス信号Smとが
S−Rフリップフロップ回路38に入力される結果、S−
Rフリップフロップ回路38から位相差φに応じた出力信
号・位相差信号Q2(第6図参照)が出力され、ゲート回
路42の一方の入力端子に入力される。他方、波形整形回
路32からのパルス信号Scは、マルチプライヤ39でその周
波数が任意倍数、例えば10倍に倍増された上(第6図参
照)、ゲート回路42の別の入力端子に入力される。
その結果、ゲート回路42からは、上記の位相差に応じ
たスリットのピッチの1/10単位の位相差計数信号がカウ
ンタ43に対し出力され、カウンタ43において、その位相
差計数信号(第6図参照)が計数され、計数値が表示さ
れる。その計数値によりスリットの1ピッチ以下の検出
軸4の回転角変位分を読み取り得る。
そうして、S−Rフリップフロップ回路38からの出力
信号は、インバータ44を介して反転され、反転信号が時
間差をもって入力され、カウンタ43おける計数は、時間
差信号Q2が低レベルになる度にリセツトされる。
検出軸4の角速度の測定について述べる。
モータ3により基準回転軸1、即ち基準回転円板2が
一定速度で回転しているのに対し、検出軸4が停止して
いると、パルス信号Scと同一周波数のパルス信号Smが受
光素子25から出力される。
検出軸4が基準回転軸1と(軸線方向同側からみて)
同一方向に回転していると、比較的低周波数のパルス信
号Smが受光素子25から出力される。
これに反して、検出軸4が基準回転軸1と(軸線方向
同側からみて)反対方向に回転していると、比較的高周
波数のパルス信号Smが受光素子25から出力される。
このパルス信号Smが波形整形回路40を介して高速F−
V変換回路41に入力され、F−V変換回路41から検出軸
4の回転方向と角速度とに応じた電圧出力が得られる。
その出力電圧を検測することにより検出軸4の回転方向
及び回転角速度が得られるのである。
〔発明の効果〕
この発明の角変位検出器は、光電式アブソリュートエ
ンコーダとして投光素子及び受光素子が少なくてもよ
く、従って、信号処理回路及び出力信号線も少なく、エ
ンコーダの分解能を上げてもそれらの数が増加すること
がない。
更に、検出軸には、検出ヘッド等が取付けられていな
いので、検出軸の多数回転も出力信号線等による阻害さ
れない。
そうして、停止時を含む検出軸の回転角速度を容易に
検出し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1実施例における角変位検出器
の斜視図、 第2図は、この発明の第2実施例における角変位検出器
の概略正面図、 の断面図、 第3図は、この発明の第2実施例における角変位検出器
の基準回転円板及び零点円板の正面図、 第4図は、この発明の実施例における信号処理装置のブ
ロック図、 第5図は、この発明の第1実施例における角変位検出器
の信号処理説明図、 第6図は、この発明の第2実施例における角変位検出器
の信号処理説明図、 第7図は、この発明の第2実施例における角変位検出器
の回転速度検出信号処理説明図である。 1:基準回転軸、2:基準回転円板、3:モータ 4:検出軸、5:零点円板、6:スリット 7:第1スリット、8:第2スリット 9,22,23:多パルススリット 10,11:リング状光案内体 12,18,19,24:発光ダイオード 13,20,21,25:受光素子、14:スリット 15,17:固定スリット板、16:パルススリット 30,31,32,40:波形整形回路 33,38:S−Rフリップフロップ回路 34,42:ゲート回路、35:角度カウンタ 36,44:インバータ、37,40:表示器 39:マルチプライヤ、41:高速F−V変換回路 43:端数カウンタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検測回転をする検出軸に取付けられ、所
    定半径上に位置する光透過孔が開口された零点回転板、
    零点回転板に対向して零点回転板と同一の軸線回りに所
    定回転速度で回転駆動され、零点回転板の光透過孔に対
    向し得るように前記所定半径上に位置する第1光透過孔
    及び同位相の別半径上に位置する第2光透過孔が開口さ
    れ、更に別の半径の円周上に所定ピッチで多パルススリ
    ットが列設開口された基準回転板、基準回転板の第1光
    透過孔の回転域と零点回転板の光透過孔の回転域とを挟
    んで互に対向して設けられた前記所定半径の発光面を形
    成する光照射手段及び前記所定半径の受光面を形成する
    受光手段、基準回転板の第2光透過孔の回転域において
    基準回転板を挟んで互に対向して設けられた第1発光体
    及び第1受光体、基準回転板の多パルススリット及び同
    ピッチの固定された部分多スリットを挟んで互に対向し
    て設けられた第2受光体及び第2受光体、前記受光手段
    の出力信号と第1受光体の出力信号とから受光手段検出
    位相と基準回転板の光透過孔位相との位相差を検出する
    手段、並びに前記位相差に相当する第2受光体の出力信
    号を計数する計数器から構成された回転角変位検出器。
  2. 【請求項2】被検測回転をする検出軸に取付けられ、所
    定半径上に位置する光透過孔及び別の半径の円周上に所
    定ピッチで多パルススリットが列設開口された零点回転
    板、零点回転板に対向して零点回転板と同一の軸線回り
    に所定回転速度で回転駆動され、零点回転板の光透過孔
    に対向し得るように前記所定半径上に位置する第1光透
    過孔及び同位相の別半径上に位置する第2光透過孔が開
    口され、零点回転板の多パルススリットと同一半径の円
    周上に同一ピッチで第1多パルススリットが列設開口さ
    れ、更に別の半径の円周上に前記の第1多パルススリッ
    トと同一ピッチで第2多パルススリットが列設開口され
    た基準回転板、基準回転板の第1光透過孔の回転域と零
    点回転板の光透過孔の回転域とを挟んで互に対向して設
    けられた前記所定半径の発光面を形成する光照射手段及
    び前記所定半径の受光面を形成する受光手段、基準回転
    板の第2光透過孔の回転域において基準回転板を挟んで
    互に対向して設けられた第1発光体及び第1受光体、基
    準回転板の第2多パルススリットと同ピツチの固定され
    た部分多スリツトとを挟んで互に対向して設けられた第
    2発光体及び第2受光体、基準回転板の第1多パルスス
    リットと零点回転板の多パルススリットとを挟んで互に
    対向して設けられた第3発光体及び第3受光体、前記受
    光手段の出力信号と第1受光体の出力信号との位相検出
    差手段、第2受光体の出力信号と第3受光体の出力信号
    との位相差検出手段、第2受光体の出力信号周波数倍増
    器、並びに受光手段の出力信号と第1受光体の出力信号
    との位相差に相当する第2受光体の出力信号を計数し、
    且つ第2受光体出力信号と第3受光体出力信号との位相
    差に相当する第2受光素子の出力信号周波数倍増器の出
    力信号を計数する計数器から構成された回転角変位検出
    器。
  3. 【請求項3】第3受光体の出力信号の周波数を検出し、
    基準値と差に応じた出力値信号を出力する比較検出手段
    から成る角速度検出手段を具備えた請求項(2)に記載
    の回転角変位検出器。
  4. 【請求項4】光照射手段及び受光手段の少なくとも一方
    に関して、光照射手段が基準回転板又は零点回転板の光
    透過孔の回転域に対向するように前記所定半径の円筒体
    端面状先端面を形成し、発光体に対向した基部を形成す
    るガラスファイバ束より成る発光側光案内体であり、受
    光手段が零点回転板又は基準回転板の光透過孔の回転域
    に対向するように前記所定半径の円筒体端面状先端面を
    形成し、受光素子に対向した基部を形成するガラスファ
    イバ束より成る受光側光案内体である請求項(1)乃至
    (3)に記載の回転角変位検出器。
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