JP2893037B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2893037B2
JP2893037B2 JP1199833A JP19983389A JP2893037B2 JP 2893037 B2 JP2893037 B2 JP 2893037B2 JP 1199833 A JP1199833 A JP 1199833A JP 19983389 A JP19983389 A JP 19983389A JP 2893037 B2 JP2893037 B2 JP 2893037B2
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crystal display
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澄男 鴨井
浩 藤村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可撓性ポリマーフィルム基板を用いた液晶表
示装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、液晶表示装置の薄型化、軽量化、加工の容易
性、低コスト化等の点から、液晶セルの構成基板として
ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエー
テルサルフォン等の可撓性ポリマーフィルムが盛んに使
用されてきている。可撓性ポリマーフィルム基板を用い
た液晶表示装置は、一般に、一方の面に透明電極を形成
しその上に配向膜を設け配向処理を施した一対の可撓性
ポリマーフィルム基板を、透明電極が互いに対向するよ
うに離間配置し、両基板間の外周部にシール材を介在さ
せてシールし、液晶を注入口から内部に注入した後、封
止材(エンドシール材)にて注入口を封止することによ
り作製される。そして液晶セル内に液晶を封入する方法
としては、例えば第4図に示すように、両基板間の周辺
部に介在させるシール材によるシール部21の一部を欠除
させて液晶注入口22を形成し、該注入口22より減圧注入
等の方法でセル内に液晶を注入した後、注入口22を封止
材23で封止する方法が一般的である。このとき、同じく
第4図に示すように、セル内の注入口22付近に液晶注入
時の進行方向と略直交するような防御壁シール24を設け
ることはすでに公知技術となっている。これは封止材23
による液晶劣化を防止するために行われる。
一方、液晶セルの基板間に分散配置されるギャップ材
の分散状態は液晶表示装置の表示特性と大きく関わって
いる。すなわち、ギャップ材の分散状態にムラが生じる
と、セルギャップが変化し、色ムラとなってあらわれ、
表示の品質を著しく損なうようになる。とりわけSTNモ
ードの液晶表示装置ではわずかなセルギャップ変化によ
り大きな色ムラが生じるので深刻な問題である。したが
って、色ムラのない均一な色調の液晶表示装置を得るた
めには、ギャップ材が均一にムラなく分散されているこ
とが必要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の液晶表示装置には以下のよ
うな問題点があった。
液晶を封入する際、減圧注入を利用しているため、セ
ル内外の気圧差によりポリマーフィルム基板が変形し、
セルのふくらみが発生する。この状態で液晶が注入され
ると、液晶の流れによってギャップ材が移動し、セルギ
ップ異常が発生する。ところが、第4図に示すような防
御壁シール24は液晶劣化(ツイストドメインの発生)の
進行防止には効果があるものの、上記のようなギャップ
材の移動防止に対しては充分な効果がない。第4図中斜
線で示した部分のギャップ材が移動し、そこでセルギャ
ップ値が小さくなり、とりわけSTNモードの液晶表示装
置では大きな色ムラとなってあらわれる。
本発明は以上のような従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、減圧注入工程におけるセルの変形
を小さくし、液晶の流れによるギャップ材移動を防止
し、たとえギャップ材移動が発生したとしても導入路部
分だけでくい止め、有効表示部におけるギャップ材移動
は防止することにより、セルギャップが精度良く制御さ
れ、表示品質が向上した液晶表示装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明によれば、液晶表示
装置を構成する基板のうちの少なくとも1枚以上は可撓
性ポリマーフィルム及び液晶表示装置の側部周辺部はシ
ール材により構成することにより液晶層の周囲を形成し
てなる液晶表示装置において、前記シール材により囲ま
れる部分の外側に、一端は液晶層の部分に開口する液晶
出口であり、液晶注入口が離れて存在する液晶導入路
を、液晶注入口側の幅が液晶出口側の幅より大きくなる
ようにして形成し、液晶導入路の幅は液晶注入口の幅よ
り大きくしたことを特徴とする液晶表示装置が提供され
る。
すなわち、本発明は、有効表示部外に液晶導入路を設
けることにより、有効表示部における液晶の流れを抑制
し、ギャップ材の移動を防止するものである。
液晶導入路はギャップ材移動防止壁により有効表示部
側と隔てられ、液晶注入口と有効表示部とを連通する。
ギャップ材移動防止壁は周辺をシールする材料と同じ材
料を用いて形成することができる。液晶導入路の幅は、
気泡残存のため少なくとも液晶注入口の幅より大きく形
成することが望ましい。このようにしても、液晶導入路
がシール部近傍に形成されることにより、減圧注入工程
においてセルのふくらみが抑制され、ギャップ材の移動
が生じにくくなる。
また、液晶導入路の幅は、液晶注入口部側が最も狭
く、有効表示部への出口側が最も広くなるようにする。
このようにした場合、ギャップ材移動を注入口の近くに
集中できるという利点がある。
さらに、液晶注入時のギャップ制御を精度良く達成す
る手段として、前記の注入口形状に加えて、液晶導入路
を除外した液晶表示部側を2枚の平滑度の良いガラス、
金属あるいはプラスチックの板ではさみ合わせて適切な
圧力でおさえて、液晶注入することも可能である。
〔作 用〕
有効表示部外に液晶導入路を設けたことにより、液晶
注入時に有効表示部でギャップ材の移動が効果的に防止
されるため、ギャップ材が一様に分散されてセルギャッ
プが均一化され、色ムラの発生がなくなる。したがっ
て、可撓性ポリマーフィルム基板を用いた液晶表示装置
において、色ムラがなく均一な色調の表示が可能とす
る。
〔実施例〕
次に実施例及び比較例をあげて本発明を更に詳述す
る。
実施例1 先ず、第1の実施例を第1図にしたがって説明する。
基板1,2として両面にガスバリヤ層が積層されているポ
リカーボネートフィルムを用い、該フィルムの片面に表
面抵抗値が100Ω/□のITO電板をそれぞれ形成し、公知
の方法でパターン加工し、100×160ドット用の電極パタ
ーンを形成し、一方をセグメント電極3、他方をコモン
電極4とした。次いで、その上にポリアミドからなる溶
剤可溶性の配向剤を用いて配向膜を形成し、ツイスト角
が220゜になるようにラビング処理を施した。その後、
両基板1,2を貼り合わせた時に引き出し電極がとり出せ
るように、両基板1,2をプレス型を用いて所定形状にカ
ットした。この時、コモン電極基板に直径2mmの丸穴注
入口6を同時に形成した。次に、コモン電極基板に粒径
6.2μmのプラスチックビーズを150〜200個/mm2の密度
で分散配置するとともに、セグメント電極基板側に可撓
性エポキシ系接着剤からなるシール材をスクリーン印刷
した。この時、第1図に示すように、シール部5の他、
液晶導入路8を構成するためのギャップ材移動防止壁7
が形成されるようなシールパターンとした。次に、両基
板1,2を電極3,4が互いに対向するようにして貼り合わ
せ、120℃で60分間放置し、シール材を硬化させた。シ
ール材硬化後、液晶注入口6よりカイラルネマチック液
晶を減圧注入法で注入させ、注入後、エポキシ−アミン
系接着剤からなる封止剤で封止した。そして、コモン電
極基板側に偏光板を配設するとともに、セグメント電極
基板側に反射体付偏光板を配設し、液晶表示パネルを得
た。
この液晶表示パネルの表示の色ムラを観察したとこ
ろ、液晶注入時のギャップ材移動による色ムラは第1図
中の斜線部の一部にあらわれただけで、有効表示部内の
色ムラは認められなかった。
(実施例2) シール部5及びギャップ材移動防止壁7を第2図に示
すような形状としたこと以外は実施例1と同様にして液
晶表示パネルを得た。
この液晶表示パネルについて表示の色ムラを観察した
ところ、上記と同様、液晶注入時のギャップ材移動によ
る色ムラは第2図の斜視部の一部にあらわれただけで、
有効表示部内の色ムラは認められなかった。
(比較例) ギャップ材移動防止壁7を設けずかつシール部5を第
3図に示すような形状としたこと以外は実施例1と同様
にして液晶表示パネルを得た。
この液晶表示パネルでは、第3図中斜線部で示す所に
色ムラがあらわれ、有効表示部内に影響が及んだ。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、シール
部近傍に液晶注入口を形成するとともに、有効表示部の
外側に該液晶注入口から有効表示部に通じる液晶導入路
を設けたので、液晶注入時におけるセルの変形が小さく
なり、有効表示部内でのギャップ材移動が効果的に防止
される。したがって、セルギャップが均一化され、色ム
ラのない高品位の可撓性プラスチックフィルム基板液晶
表示装置を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本発明による実施例1及び
実施例2の液晶表示装置を示す平面図、第3図は比較例
の液晶表示装置を示す平面図、第4図は従来の液晶表示
装置の一構成例を示す平面図である。 1,2……可撓性ポリマーフィルム基板 3……セグメント電極、4……コモン電極 5……シール部、6……液晶注入口 7……ギャップ材移動防止壁 8……液晶導入路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−64815(JP,A) 特開 昭57−205711(JP,A) 特開 昭58−52618(JP,A) 特開 昭58−219286(JP,A) 特開 昭50−67154(JP,A) 特開 昭58−115417(JP,A) 実開 昭50−151647(JP,U) 実開 昭62−154428(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1339 505

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示装置を構成する基板のうちの少な
    くとも1枚以上は可撓性ポリマーフィルム及び液晶表示
    装置の側部周辺部はシール材により構成することにより
    液晶層の周囲を形成してなる液晶表示装置において、前
    記シール材により囲まれる部分の外側に、一端は液晶層
    の部分に開口する液晶出口であり、液晶注入口が離れて
    存在する液晶導入路を、液晶注入口側の幅が液晶出口側
    の幅より大きくなるようにして形成し、液晶導入路の幅
    は液晶注入口の幅より大きくしたことを特徴とする液晶
    表示装置。
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