JP2892621B2 - 簡易設置型トイレ - Google Patents
簡易設置型トイレInfo
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- JP2892621B2 JP2892621B2 JP20486396A JP20486396A JP2892621B2 JP 2892621 B2 JP2892621 B2 JP 2892621B2 JP 20486396 A JP20486396 A JP 20486396A JP 20486396 A JP20486396 A JP 20486396A JP 2892621 B2 JP2892621 B2 JP 2892621B2
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- Japan
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- manure
- mesh
- power
- water
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- Non-Flushing Toilets (AREA)
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として屋外に配
置される簡易設置型トイレに係り、特にその便槽におけ
る糞尿の収容効率の向上と水道施設のない場所における
真水を用いない水洗技術とに関するものである。
置される簡易設置型トイレに係り、特にその便槽におけ
る糞尿の収容効率の向上と水道施設のない場所における
真水を用いない水洗技術とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋外に簡易的に設置されるトイレは、通
常、便室の下部に設けた便槽内に糞尿が収容され、一定
量となった場合にバキュームカーにより汲み取るように
なっている。近年では、このような簡易設置式のトイレ
を水洗式とする場合、便器を段上に設けてこの段内に真
水を貯蓄しておき、便器に流すようにするか、また、便
器の糞尿を流すための水分を便槽に収容された糞尿から
濾し出して便器に汲み上げるようにする等の方法が取ら
れている。便槽から糞尿の水分を汲み上げる方法では、
その端部に複数の孔が形成された管を便槽に配し、管の
孔によって糞尿の水分のみを吸引するようにしている。
常、便室の下部に設けた便槽内に糞尿が収容され、一定
量となった場合にバキュームカーにより汲み取るように
なっている。近年では、このような簡易設置式のトイレ
を水洗式とする場合、便器を段上に設けてこの段内に真
水を貯蓄しておき、便器に流すようにするか、また、便
器の糞尿を流すための水分を便槽に収容された糞尿から
濾し出して便器に汲み上げるようにする等の方法が取ら
れている。便槽から糞尿の水分を汲み上げる方法では、
その端部に複数の孔が形成された管を便槽に配し、管の
孔によって糞尿の水分のみを吸引するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
ある通常の簡易設置式のトイレでは、便器の排出口から
糞尿が常に便槽の一定位置に排出されるので、便槽の一
定位置に糞尿が堆積し、排出口付近に盛り上がり、便器
の排出口を塞いでしまうといった問題があった。これ
は、結果として、便槽にはまだ収容スペースがあるにも
拘わらず、トイレは使用できないということとなり、便
槽の容量に対する使用可能量が低く効率が悪いばかりか
排出口近くまで糞尿が盛り上がると該排出口から悪臭を
放つという問題がある。また、便槽の悪臭が便器の排出
口から出ないようにする点については、便器の排出口に
開閉蓋を設ければよいのではあるが、堆積した糞尿が排
出口から突出してしまうほど盛り上がっては意味がな
い。
ある通常の簡易設置式のトイレでは、便器の排出口から
糞尿が常に便槽の一定位置に排出されるので、便槽の一
定位置に糞尿が堆積し、排出口付近に盛り上がり、便器
の排出口を塞いでしまうといった問題があった。これ
は、結果として、便槽にはまだ収容スペースがあるにも
拘わらず、トイレは使用できないということとなり、便
槽の容量に対する使用可能量が低く効率が悪いばかりか
排出口近くまで糞尿が盛り上がると該排出口から悪臭を
放つという問題がある。また、便槽の悪臭が便器の排出
口から出ないようにする点については、便器の排出口に
開閉蓋を設ければよいのではあるが、堆積した糞尿が排
出口から突出してしまうほど盛り上がっては意味がな
い。
【0004】一方、従来の、真水を貯蓄しておき便器に
流すようにした簡易設置式のトイレでは、水道水がすぐ
に補給できるような箇所にしか設置できないといった問
題があり、また、水道を引かない場合では定期的に真水
を補給するといった煩わしさも生ずる。そして、水道が
引ける場合にあっても断水した時などは水道水の補給が
できず、従って貯蓄した真水を使ってしまえば水洗トイ
レとして機能しないといった問題がある。
流すようにした簡易設置式のトイレでは、水道水がすぐ
に補給できるような箇所にしか設置できないといった問
題があり、また、水道を引かない場合では定期的に真水
を補給するといった煩わしさも生ずる。そして、水道が
引ける場合にあっても断水した時などは水道水の補給が
できず、従って貯蓄した真水を使ってしまえば水洗トイ
レとして機能しないといった問題がある。
【0005】また、従来の、便槽の糞尿の水分を汲み上
げるようにした簡易設置式のトイレでは、管が特に何の
配慮もなく便槽内に配されているだけなので、便槽内の
糞尿の水分がある場所に的確に管が配されるとは限ら
ず、確実に糞尿の水分を汲み上げることができるとは言
い難い。また、そのように管が配されることから糞尿の
固形物に管が埋まって糞尿の固形物が孔に詰まるといっ
た問題、さらに、糞尿の水分と共に孔を通った固形物ま
でも汲み上げ、便器に流される流水に小固形物が混じる
ので、実用的ではない。
げるようにした簡易設置式のトイレでは、管が特に何の
配慮もなく便槽内に配されているだけなので、便槽内の
糞尿の水分がある場所に的確に管が配されるとは限ら
ず、確実に糞尿の水分を汲み上げることができるとは言
い難い。また、そのように管が配されることから糞尿の
固形物に管が埋まって糞尿の固形物が孔に詰まるといっ
た問題、さらに、糞尿の水分と共に孔を通った固形物ま
でも汲み上げ、便器に流される流水に小固形物が混じる
ので、実用的ではない。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためのも
のであり、便槽の収容スペースを効率よく使用できると
共に便槽に堆積した糞尿で便器の排出口を塞いでしまう
ことがなく、さらに、便槽の糞尿の水分のみを確実に汲
み上げることができる簡易設置型トイレを提供すること
を目的とする。
のであり、便槽の収容スペースを効率よく使用できると
共に便槽に堆積した糞尿で便器の排出口を塞いでしまう
ことがなく、さらに、便槽の糞尿の水分のみを確実に汲
み上げることができる簡易設置型トイレを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る簡易設置型トイレは、便器からの糞
尿を回転円板の周端部に分配して受け、この回転円板上
の糞尿の水分が網状部材によりこの網状部材の外部に濾
し出て、この網状部材の外部に濾し出た水分を便器に汲
み上げるようにしたものであり、また、必要に応じて、
回転円板の回転動力が、便槽の糞尿の水分を汲み上げる
動力を兼ねるようにした。
めに、本発明に係る簡易設置型トイレは、便器からの糞
尿を回転円板の周端部に分配して受け、この回転円板上
の糞尿の水分が網状部材によりこの網状部材の外部に濾
し出て、この網状部材の外部に濾し出た水分を便器に汲
み上げるようにしたものであり、また、必要に応じて、
回転円板の回転動力が、便槽の糞尿の水分を汲み上げる
動力を兼ねるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の簡易設置型トイレは、便
室の下部に便器の排出口と連通して設けた便槽と、この
便槽内の上下壁部でその回転軸が軸支され該回転軸を中
心に回転して糞尿をその周端部の複数箇所に受ける回転
円板と、回転軸に回転動力を付与する動力付与機構と、
前記回転円板上に受けた糞尿の水分を濾し出すために該
回転円板の周端に立設した100メッシュ以上のステン
レス製の網状部材と、網状部材の外部に濾し出た糞尿の
水分を便器に汲み上げる汲上機構とを備えたものであ
り、また、動力付与機構の動力が汲上機構の汲み上げの
ための動力を兼ねるようにしたものである。
室の下部に便器の排出口と連通して設けた便槽と、この
便槽内の上下壁部でその回転軸が軸支され該回転軸を中
心に回転して糞尿をその周端部の複数箇所に受ける回転
円板と、回転軸に回転動力を付与する動力付与機構と、
前記回転円板上に受けた糞尿の水分を濾し出すために該
回転円板の周端に立設した100メッシュ以上のステン
レス製の網状部材と、網状部材の外部に濾し出た糞尿の
水分を便器に汲み上げる汲上機構とを備えたものであ
り、また、動力付与機構の動力が汲上機構の汲み上げの
ための動力を兼ねるようにしたものである。
【0009】上記構成によれば、糞尿排泄後、動力付与
機構に使用者の動力を与えると、回転円板を回転させる
ために動力が回転軸に伝達される。そして、回転円板
は、いま排泄した糞尿を受けた位置が移動して、別の該
回転円板の周端部が便器の排出口の下方に配されるよう
に回転する。この回転円板上の糞尿の固形物は網状部材
の内部、つまり回転円板上に残り、一方、糞尿の水分は
網状部材の外部に濾し出る。そして、便槽内の水分を汲
み上げる汲上機構に動力を付与すると、汲上機構は、網
状部材の外部における糞尿の水分を便器に汲み上げる。
このようにすることにより、確実に糞尿の水分のみを便
器に汲み上げることができ、また、便器の排出口の下方
に位置する便槽に糞尿が堆積することなく、便槽内のス
ペースを最大限に利用することができる。また、動力付
与機構の動力が汲上機構の汲み上げのための動力を兼ね
るようにしたことにより、回転円板を回転させる作用と
便器を水洗する作用とを一度の動作により奏することが
できる。
機構に使用者の動力を与えると、回転円板を回転させる
ために動力が回転軸に伝達される。そして、回転円板
は、いま排泄した糞尿を受けた位置が移動して、別の該
回転円板の周端部が便器の排出口の下方に配されるよう
に回転する。この回転円板上の糞尿の固形物は網状部材
の内部、つまり回転円板上に残り、一方、糞尿の水分は
網状部材の外部に濾し出る。そして、便槽内の水分を汲
み上げる汲上機構に動力を付与すると、汲上機構は、網
状部材の外部における糞尿の水分を便器に汲み上げる。
このようにすることにより、確実に糞尿の水分のみを便
器に汲み上げることができ、また、便器の排出口の下方
に位置する便槽に糞尿が堆積することなく、便槽内のス
ペースを最大限に利用することができる。また、動力付
与機構の動力が汲上機構の汲み上げのための動力を兼ね
るようにしたことにより、回転円板を回転させる作用と
便器を水洗する作用とを一度の動作により奏することが
できる。
【0010】本発明において、発明者は、実験により網
目部材による糞尿の濾過性能について実験を行ったとこ
ろ、網目が100メッシュより小さい(1つの網目が約
200μmより大)であると、糞尿の固形物が網目を通
過しようとして網目が詰まることがあり、また、さらに
網目が大きいと糞尿の固形物が網目を通過してしまうの
で網目の役目を果たさないことを知見した。そして、網
状部材の最適な網目の大きさ(細かさ)について各種の
検証を行った結果、網状部材の網目は100メッシュ以
上(1つの網目が約200μm以下)とし、静止状態に
ある糞尿の固形物に対して一瞬急加速で回転させれば、
網目の孔と孔とを仕切る部分が移動して静止している固
形物が網目に侵入しようとすることが防止できると共に
目詰まりを生じている状態をも解消することができた。
また、網状部材の材質は、糞尿は腐食性が強いので耐食
性に富んだステンレス製とした。
目部材による糞尿の濾過性能について実験を行ったとこ
ろ、網目が100メッシュより小さい(1つの網目が約
200μmより大)であると、糞尿の固形物が網目を通
過しようとして網目が詰まることがあり、また、さらに
網目が大きいと糞尿の固形物が網目を通過してしまうの
で網目の役目を果たさないことを知見した。そして、網
状部材の最適な網目の大きさ(細かさ)について各種の
検証を行った結果、網状部材の網目は100メッシュ以
上(1つの網目が約200μm以下)とし、静止状態に
ある糞尿の固形物に対して一瞬急加速で回転させれば、
網目の孔と孔とを仕切る部分が移動して静止している固
形物が網目に侵入しようとすることが防止できると共に
目詰まりを生じている状態をも解消することができた。
また、網状部材の材質は、糞尿は腐食性が強いので耐食
性に富んだステンレス製とした。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の簡易設置型トイレの実施例
を説明する。図1は、本発明の請求項1に対応する第1
実施例の簡易設置型トイレの全体を示す斜視図である。
図2は、第1実施例の簡易設置型トイレの要部を示す斜
視図である。図3は、動力付与機構の駆動部を示す図で
ある。図4は、動力付与機構の他の駆動部を示す図であ
る。図5は、汲上機構を部分的に示す図である。図6
は、本発明の請求項2に対応する第2実施例による簡易
設置型トイレの要部を示す斜視図である。図7は、バキ
ュームカーによる汲み取り時の状態を示す図である。
を説明する。図1は、本発明の請求項1に対応する第1
実施例の簡易設置型トイレの全体を示す斜視図である。
図2は、第1実施例の簡易設置型トイレの要部を示す斜
視図である。図3は、動力付与機構の駆動部を示す図で
ある。図4は、動力付与機構の他の駆動部を示す図であ
る。図5は、汲上機構を部分的に示す図である。図6
は、本発明の請求項2に対応する第2実施例による簡易
設置型トイレの要部を示す斜視図である。図7は、バキ
ュームカーによる汲み取り時の状態を示す図である。
【0012】第1実施例の簡易設置型トイレ(以下、ト
イレと略す)1は、便室2の下部に便器3の排出口3a
と連通して設けた便槽4を有している。なお、便器3
は、段部2a上に配置されている。この便槽4内には、
上下壁部に設けた支持部材5a,5bによりその回転軸
6aが軸支され該回転軸6aを中心に回転して糞尿をそ
の周端部の複数箇所に受ける回転円板6を有している。
さらに、トイレ1は、回転軸6aに回転動力を付与する
動力付与機構7と、回転円板6上に受けた糞尿の水分を
濾し出すために該回転円板6の周端に立設した100メ
ッシュ以上のステンレス製の網状部材8と、網状部材8
の外部に濾し出た糞尿の水分を便器3に汲み上げる汲上
機構9とを備えている。
イレと略す)1は、便室2の下部に便器3の排出口3a
と連通して設けた便槽4を有している。なお、便器3
は、段部2a上に配置されている。この便槽4内には、
上下壁部に設けた支持部材5a,5bによりその回転軸
6aが軸支され該回転軸6aを中心に回転して糞尿をそ
の周端部の複数箇所に受ける回転円板6を有している。
さらに、トイレ1は、回転軸6aに回転動力を付与する
動力付与機構7と、回転円板6上に受けた糞尿の水分を
濾し出すために該回転円板6の周端に立設した100メ
ッシュ以上のステンレス製の網状部材8と、網状部材8
の外部に濾し出た糞尿の水分を便器3に汲み上げる汲上
機構9とを備えている。
【0013】回転円板6は、その周端部が、便器3の排
出口3aの下部に位置しており、回転することにより、
糞尿を異なる位置で受け取るようにしている。以下、こ
の回転円板6を回転させるために動力を付与する動力付
与機構7について説明する。回転軸6aは、回転円板6
と一体的に設けてあり、その上部が支持部材5aを貫通
して該支持部材5a上に設けたベアリング10により軸
受され、一方、その下部が支持部材5bとしての円錐上
の枢支部により枢支されている。回転軸6aの上端部
は、歯車11を回転軸6aに対して遊嵌している。この
歯車11の中心部は、ラチェット溝12を形成してい
る。このラチェット溝12内には、内歯13を嵌装して
いる。この内歯13とラチェット溝12の間には、ボー
ル14が嵌入されている。内歯13と回転軸6aとは一
体的に固定している。この構成において、歯車11を図
3に示す状態で時計回りに回転させると、ボール14が
内歯13に食い込んで歯車11と内歯13は一体となっ
て回転し、回転軸6aが回転する。また、歯車11を図
3に示す状態で反時計回りに回転させると、ボール14
が遊転して内歯13は回転しない。
出口3aの下部に位置しており、回転することにより、
糞尿を異なる位置で受け取るようにしている。以下、こ
の回転円板6を回転させるために動力を付与する動力付
与機構7について説明する。回転軸6aは、回転円板6
と一体的に設けてあり、その上部が支持部材5aを貫通
して該支持部材5a上に設けたベアリング10により軸
受され、一方、その下部が支持部材5bとしての円錐上
の枢支部により枢支されている。回転軸6aの上端部
は、歯車11を回転軸6aに対して遊嵌している。この
歯車11の中心部は、ラチェット溝12を形成してい
る。このラチェット溝12内には、内歯13を嵌装して
いる。この内歯13とラチェット溝12の間には、ボー
ル14が嵌入されている。内歯13と回転軸6aとは一
体的に固定している。この構成において、歯車11を図
3に示す状態で時計回りに回転させると、ボール14が
内歯13に食い込んで歯車11と内歯13は一体となっ
て回転し、回転軸6aが回転する。また、歯車11を図
3に示す状態で反時計回りに回転させると、ボール14
が遊転して内歯13は回転しない。
【0014】さらに、上記のように歯車11を回転させ
るために、該歯車11には、チェーンベルト15が噛合
している。このチェーンベルト15は、一端が便槽4の
一側壁部から架けられたスプリング16に係合し、他端
が便室2内に設けたペダル2bから架けられたワイヤー
17と係合している。スプリング16はチェーンベルト
15を該スプリング16の基端側に引っ張るように付勢
し、このとき歯車11が反時計回りする。一方、ペダル
2aを踏むと、ワイヤー17が引っ張られ、このとき歯
車11が時計回りする。なお、ワイヤー17は、車17
a,17b,17cによりペダル2bの配置位置まで案
内されている。
るために、該歯車11には、チェーンベルト15が噛合
している。このチェーンベルト15は、一端が便槽4の
一側壁部から架けられたスプリング16に係合し、他端
が便室2内に設けたペダル2bから架けられたワイヤー
17と係合している。スプリング16はチェーンベルト
15を該スプリング16の基端側に引っ張るように付勢
し、このとき歯車11が反時計回りする。一方、ペダル
2aを踏むと、ワイヤー17が引っ張られ、このとき歯
車11が時計回りする。なお、ワイヤー17は、車17
a,17b,17cによりペダル2bの配置位置まで案
内されている。
【0015】また、上記のような、ラチェット機構とし
ては、図4に示すような構成としてもよい。すなわち、
図4において、11は歯車であり、回転軸6aに対して
遊嵌しており、この歯車11の中心部にはラチェット溝
18を形成している。ラチェット溝18内には、回転軸
6aと一体的に設けたラチェット部材19を設けてい
る。このラチェット部材19の側面には、スプリング2
0で周方向に付勢された爪部材21を設けている。図4
に示すものは、歯車11を図示する状態で時計方向に回
転すると、爪部材21がラチェット溝18の歯18aと
係合して歯車11とラチェット部材19は一体となって
回転し、回転軸6aは回転する。また、歯車11を図示
する状態で反時計方向に回転すると、爪部材21がラチ
ェット溝18の歯18aを滑って歯車11のみが回転
し、回転軸6aは回転しない。
ては、図4に示すような構成としてもよい。すなわち、
図4において、11は歯車であり、回転軸6aに対して
遊嵌しており、この歯車11の中心部にはラチェット溝
18を形成している。ラチェット溝18内には、回転軸
6aと一体的に設けたラチェット部材19を設けてい
る。このラチェット部材19の側面には、スプリング2
0で周方向に付勢された爪部材21を設けている。図4
に示すものは、歯車11を図示する状態で時計方向に回
転すると、爪部材21がラチェット溝18の歯18aと
係合して歯車11とラチェット部材19は一体となって
回転し、回転軸6aは回転する。また、歯車11を図示
する状態で反時計方向に回転すると、爪部材21がラチ
ェット溝18の歯18aを滑って歯車11のみが回転
し、回転軸6aは回転しない。
【0016】次に、図5を参照して汲上機構9について
説明する。汲上機構9は、例えば、ペダル22を踏むこ
とでパイプ23内に送られる空気により、該パイプ23
内に浸入した糞尿の水分を送り出すという原理によっ
て、便槽4から便器3に糞尿の水分を汲み上げている。
ペダル22の下面には伸縮自在な蛇腹24を設けてい
る。この蛇腹24の下部には、該蛇腹24内に空気を吸
入することを許容し、該蛇腹24外に空気が排出するこ
とを禁止する逆止弁25を設けている。また、蛇腹24
の下部で、パイプ23の基端部には、該蛇腹24内の空
気を吸入することを許容し、パイプ23内の空気が排出
することを禁止する逆止弁26を設けている。網状部材
8の外側で、かつ、便槽4の底部に位置するパイプ23
には、図5(b)に示すような弁27を設けている。こ
の構成の汲上機構9は、ペダル22を踏むと、蛇腹24
内の空気がパイプ23に押し出され、この圧力により、
弁27が閉じてパイプ23内の糞尿の水分を送り出すの
である。
説明する。汲上機構9は、例えば、ペダル22を踏むこ
とでパイプ23内に送られる空気により、該パイプ23
内に浸入した糞尿の水分を送り出すという原理によっ
て、便槽4から便器3に糞尿の水分を汲み上げている。
ペダル22の下面には伸縮自在な蛇腹24を設けてい
る。この蛇腹24の下部には、該蛇腹24内に空気を吸
入することを許容し、該蛇腹24外に空気が排出するこ
とを禁止する逆止弁25を設けている。また、蛇腹24
の下部で、パイプ23の基端部には、該蛇腹24内の空
気を吸入することを許容し、パイプ23内の空気が排出
することを禁止する逆止弁26を設けている。網状部材
8の外側で、かつ、便槽4の底部に位置するパイプ23
には、図5(b)に示すような弁27を設けている。こ
の構成の汲上機構9は、ペダル22を踏むと、蛇腹24
内の空気がパイプ23に押し出され、この圧力により、
弁27が閉じてパイプ23内の糞尿の水分を送り出すの
である。
【0017】次に、上記構成のトイレ1の使用時におけ
る動作、及び効果について説明する。まず、初期準備と
して400リットルの容量の便槽4に対して、水道水を
約60リットルを供給しておく。これは、トイレ1の初
期の使用時には、便器3を水洗する程、便器3と便槽4
とを循環する糞尿の水分が溜まっていないことからの配
慮である。そして、排泄時、糞尿は便器3の排出口3a
から便槽4の回転円板6上に落下する。落下した糞尿等
は網状部材8の内部にあり、外部に該糞尿の水分のみが
濾し出る。排泄後に、汲上機構9のペダル22を数回踏
むと、便槽4内の網状部材8の外部の水分が汲み上げら
れ、便器3を水洗する。本発明のトイレ1では、100
メッシュ以上(1つの網目の大きさが200μm以下)
の網目部材8によりその固形物が該網状部材8の外部に
出ることがないので、便槽4から汲み上げた糞尿の水分
は便器3において流水とすることができる。
る動作、及び効果について説明する。まず、初期準備と
して400リットルの容量の便槽4に対して、水道水を
約60リットルを供給しておく。これは、トイレ1の初
期の使用時には、便器3を水洗する程、便器3と便槽4
とを循環する糞尿の水分が溜まっていないことからの配
慮である。そして、排泄時、糞尿は便器3の排出口3a
から便槽4の回転円板6上に落下する。落下した糞尿等
は網状部材8の内部にあり、外部に該糞尿の水分のみが
濾し出る。排泄後に、汲上機構9のペダル22を数回踏
むと、便槽4内の網状部材8の外部の水分が汲み上げら
れ、便器3を水洗する。本発明のトイレ1では、100
メッシュ以上(1つの網目の大きさが200μm以下)
の網目部材8によりその固形物が該網状部材8の外部に
出ることがないので、便槽4から汲み上げた糞尿の水分
は便器3において流水とすることができる。
【0018】上記のように汲上機構9により便器3を水
洗した後には、動力付与機構7を動作させ、いま便器3
の排出口3aの下方に位置する排泄した糞尿を回転円板
6上の別の周端部へ移動させる。ペダル2bを踏むと、
ワイヤー17及びチェーンベルト15が該ペダル2b方
向に引っ張られ、スプリング16が伸長する。そして、
歯車11と共に内歯13が一体に回る一方向に回転して
回転軸6a及び回転円板6が回転する。この後、ペダル
2bの踏み付けを終えると、スプリング16が圧縮し、
チェーンベルト15が該スプリング16の基端側に引っ
張られ、歯車11のみが他方向に回転し、回転円板6は
惰性で前述の方向に暫く回転する。
洗した後には、動力付与機構7を動作させ、いま便器3
の排出口3aの下方に位置する排泄した糞尿を回転円板
6上の別の周端部へ移動させる。ペダル2bを踏むと、
ワイヤー17及びチェーンベルト15が該ペダル2b方
向に引っ張られ、スプリング16が伸長する。そして、
歯車11と共に内歯13が一体に回る一方向に回転して
回転軸6a及び回転円板6が回転する。この後、ペダル
2bの踏み付けを終えると、スプリング16が圧縮し、
チェーンベルト15が該スプリング16の基端側に引っ
張られ、歯車11のみが他方向に回転し、回転円板6は
惰性で前述の方向に暫く回転する。
【0019】この回転円板6の回転は、該回転円板6上
における糞尿の落下位置を変更するという効果に加え
て、次のような効果がある。本発明のトイレ1は、10
0メッシュ以上(1つの網目が約200μm以下)の網
状部材8を一瞬急加速で回転させると、網目の孔と孔と
を仕切る部分が移動して、静止状態にある糞尿の固形物
が網目に侵入しようとすることを防止できると共に目詰
まりを生じている状態をも解消することができる。
における糞尿の落下位置を変更するという効果に加え
て、次のような効果がある。本発明のトイレ1は、10
0メッシュ以上(1つの網目が約200μm以下)の網
状部材8を一瞬急加速で回転させると、網目の孔と孔と
を仕切る部分が移動して、静止状態にある糞尿の固形物
が網目に侵入しようとすることを防止できると共に目詰
まりを生じている状態をも解消することができる。
【0020】図6は、請求項2に対応する第2実施例の
簡易設置型トイレ(以下、トイレと略す)31を示す。
第2実施例のトイレ31は、上記した第1実施例のトイ
レ1と較べて、動力付与機構の動力を汲上機構の動力に
も用いるように構成した点が異なり、その他は、同じで
ある。すなわち、ペダル32は、伸縮自在な蛇腹状とし
ている。このペダル32の後方下部には、ペダル32内
に空気を吸入することを許容し、該ペダル32外に空気
が排出することを禁止する逆止弁33を設けている。ま
た、ペダル32の先端部で、パイプ34の基端部には、
該ペダル32内の空気を吸入することのみを許容し、パ
イプ34内の空気が排出することを禁止する逆止弁35
を設けている。網状部材8の外側で、かつ、便槽4の底
部に位置するパイプ34には、上記した図5(b)に示
したような弁36を設けている。さらに、ペダル32の
踏み付け面の裏面には、動力付与機構7からのワイヤー
17が架けられている。
簡易設置型トイレ(以下、トイレと略す)31を示す。
第2実施例のトイレ31は、上記した第1実施例のトイ
レ1と較べて、動力付与機構の動力を汲上機構の動力に
も用いるように構成した点が異なり、その他は、同じで
ある。すなわち、ペダル32は、伸縮自在な蛇腹状とし
ている。このペダル32の後方下部には、ペダル32内
に空気を吸入することを許容し、該ペダル32外に空気
が排出することを禁止する逆止弁33を設けている。ま
た、ペダル32の先端部で、パイプ34の基端部には、
該ペダル32内の空気を吸入することのみを許容し、パ
イプ34内の空気が排出することを禁止する逆止弁35
を設けている。網状部材8の外側で、かつ、便槽4の底
部に位置するパイプ34には、上記した図5(b)に示
したような弁36を設けている。さらに、ペダル32の
踏み付け面の裏面には、動力付与機構7からのワイヤー
17が架けられている。
【0021】上記構成の第2実施例のトイレ31は、ペ
ダル32の踏み付けストロークにより、ワイヤー17が
引っ張られると共に蛇腹がパイプ34に空気を送り込
む。これにより、ペダル32を踏むだけで、回転円板6
を回転させ、かつ、便器3の水洗をも行うことができる
ので、操作性が向上する。
ダル32の踏み付けストロークにより、ワイヤー17が
引っ張られると共に蛇腹がパイプ34に空気を送り込
む。これにより、ペダル32を踏むだけで、回転円板6
を回転させ、かつ、便器3の水洗をも行うことができる
ので、操作性が向上する。
【0022】以上のように、上記第1、第2実施例のト
イレ1,31においては、網状部材8を有したことによ
る格別な効果がある。すなわち、網状部材8の内部に
は、糞尿の固形物ばかりでなく、紙等の汚物が存在して
おり、これらは、網状部材8の内表面に貼り付いて網状
部材8の濾過効率を低下させている場合がある。このよ
うな場合、第1、第2実施例のトイレ1,31におい
て、便槽4にある程度糞尿が溜まった時にバキュームカ
ーにより、網状部材8の内部に堆積する糞尿の固形物を
汲み取る。すると、図7に示すように、網状部材8の内
部で水位の下がった分、網状部材8の外部の水分が内部
に流れ込む。この網状部材8の内部に流入する水分によ
り、網状部材8の網目に張り付いた紙等の汚物(又は網
目を塞いでいる物質)を剥がし、又は網目の目詰まりを
解消するので、網状部材8の網目は定期的に自然に掃除
でき、適正に機能する。
イレ1,31においては、網状部材8を有したことによ
る格別な効果がある。すなわち、網状部材8の内部に
は、糞尿の固形物ばかりでなく、紙等の汚物が存在して
おり、これらは、網状部材8の内表面に貼り付いて網状
部材8の濾過効率を低下させている場合がある。このよ
うな場合、第1、第2実施例のトイレ1,31におい
て、便槽4にある程度糞尿が溜まった時にバキュームカ
ーにより、網状部材8の内部に堆積する糞尿の固形物を
汲み取る。すると、図7に示すように、網状部材8の内
部で水位の下がった分、網状部材8の外部の水分が内部
に流れ込む。この網状部材8の内部に流入する水分によ
り、網状部材8の網目に張り付いた紙等の汚物(又は網
目を塞いでいる物質)を剥がし、又は網目の目詰まりを
解消するので、網状部材8の網目は定期的に自然に掃除
でき、適正に機能する。
【0023】このように、本発明の第1、第2実施例の
トイレ1,31は、回転円板6が回転することにより、
その周端に堆積する糞尿を該回転円板6上に分散させる
ことができ、従って、従来のように便槽の一定位置に糞
尿が堆積し、排出口付近に盛り上がり、便器の排出口を
塞いでしまうといったことはなく、便槽の容量に対する
使用可能量が低く効率が悪いといった問題点を解消する
ことができる。
トイレ1,31は、回転円板6が回転することにより、
その周端に堆積する糞尿を該回転円板6上に分散させる
ことができ、従って、従来のように便槽の一定位置に糞
尿が堆積し、排出口付近に盛り上がり、便器の排出口を
塞いでしまうといったことはなく、便槽の容量に対する
使用可能量が低く効率が悪いといった問題点を解消する
ことができる。
【0024】また、本発明の第1、第2実施例のトイレ
1,31は、100メッシュ以上のステンレス製の網状
部材8を有したので、便器3へ便槽4から糞尿の水分を
汲み上げる際に、確実に糞尿の水分のみを汲み上げるこ
とができる。さらに、網状部材8が回転円板6と共に回
転するので、容易に目詰まりすることがない。また、本
発明の第1、第2実施例のトイレ1,31は、動力付与
機構7及び汲上機構9における動力は、簡単な手動方式
であり、また、便器3の水洗は便槽4を循環した糞尿の
水分で行っているので、設備の整っていない環境で設置
しても、十分に機能させることができる。
1,31は、100メッシュ以上のステンレス製の網状
部材8を有したので、便器3へ便槽4から糞尿の水分を
汲み上げる際に、確実に糞尿の水分のみを汲み上げるこ
とができる。さらに、網状部材8が回転円板6と共に回
転するので、容易に目詰まりすることがない。また、本
発明の第1、第2実施例のトイレ1,31は、動力付与
機構7及び汲上機構9における動力は、簡単な手動方式
であり、また、便器3の水洗は便槽4を循環した糞尿の
水分で行っているので、設備の整っていない環境で設置
しても、十分に機能させることができる。
【0025】なお、本発明は、上記第1、第2実施例に
限られず、例えば、動力付与機構7及び汲上機構9など
の機構内部における動力伝達のための構成は、種々の変
形が可能である。さらに、ベアリング10に代えて回転
軸6aの周方向に多少の遊びを持って軸受可能な部材を
設ければ、設計組立の向上が図れる。また、便槽4に最
初に入れる真水に、例えば、色付で脱臭作用のある薬品
を混合しておけば、循環した糞尿の水分の色や臭いを改
善することができる。
限られず、例えば、動力付与機構7及び汲上機構9など
の機構内部における動力伝達のための構成は、種々の変
形が可能である。さらに、ベアリング10に代えて回転
軸6aの周方向に多少の遊びを持って軸受可能な部材を
設ければ、設計組立の向上が図れる。また、便槽4に最
初に入れる真水に、例えば、色付で脱臭作用のある薬品
を混合しておけば、循環した糞尿の水分の色や臭いを改
善することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る簡易設置型
トイレによれば、回転円板が排泄後の糞尿を受けた後に
回転して、糞尿を回転円板上に分配して受けるようにし
たので、便槽の一定箇所に糞尿が堆積して便器の排出口
を塞いでしまうといったことがなく、従って、便槽のス
ペースを無駄なく使用することができる。また、本簡易
設置型トイレは、網目部材の網目を100メッシュ以上
の細かさとし、網目部材に接した糞尿が網目に詰まる間
もなく回転円板が回転するので、目詰まりを防止するこ
とができる。また、網目に洗浄についても、バキューム
カーにより回転円板上の糞尿を汲み取った際に網目部材
の外部から水分が流入して目詰まりが解消されるという
効果を有する。
トイレによれば、回転円板が排泄後の糞尿を受けた後に
回転して、糞尿を回転円板上に分配して受けるようにし
たので、便槽の一定箇所に糞尿が堆積して便器の排出口
を塞いでしまうといったことがなく、従って、便槽のス
ペースを無駄なく使用することができる。また、本簡易
設置型トイレは、網目部材の網目を100メッシュ以上
の細かさとし、網目部材に接した糞尿が網目に詰まる間
もなく回転円板が回転するので、目詰まりを防止するこ
とができる。また、網目に洗浄についても、バキューム
カーにより回転円板上の糞尿を汲み取った際に網目部材
の外部から水分が流入して目詰まりが解消されるという
効果を有する。
【0027】また、本簡易設置型トイレは、網状部材を
回転部材の周端に設け、回転部材に受けた糞尿の水分の
みを網状部材の外部に濾し出すようにしたので、見た目
にも糞の混じらないきれいな流水を便器に流すことがで
き、しかも、水道水も電力も使用しないため、いかなる
場所にも即座に設置可能で、特に断水時、災害時にも大
きな威力を発揮する。また、便器に水分を汲み上げる汲
上機構が詰まったりすることがない。また、網状部材
は、その網目を100メッシュ以上とし、材質をステン
レス製としたので、糞尿等が網目に容易に詰まることが
なく、また速やかに糞尿の水分を濾すことができると共
に耐食性に優れている。さらに、動力付与機構は、回転
円板を回転させる動力と、糞尿の水分を汲み上げるため
の動力とを使用者による一度の動力付与により同時に伝
達するようにしたので、排泄後に無駄な労力を要しな
い。
回転部材の周端に設け、回転部材に受けた糞尿の水分の
みを網状部材の外部に濾し出すようにしたので、見た目
にも糞の混じらないきれいな流水を便器に流すことがで
き、しかも、水道水も電力も使用しないため、いかなる
場所にも即座に設置可能で、特に断水時、災害時にも大
きな威力を発揮する。また、便器に水分を汲み上げる汲
上機構が詰まったりすることがない。また、網状部材
は、その網目を100メッシュ以上とし、材質をステン
レス製としたので、糞尿等が網目に容易に詰まることが
なく、また速やかに糞尿の水分を濾すことができると共
に耐食性に優れている。さらに、動力付与機構は、回転
円板を回転させる動力と、糞尿の水分を汲み上げるため
の動力とを使用者による一度の動力付与により同時に伝
達するようにしたので、排泄後に無駄な労力を要しな
い。
【図1】本発明の請求項1に対応する第1実施例の簡易
設置型トイレの概略構成を示す図であり、(a)は斜視
図、(b)は部分拡大図である。
設置型トイレの概略構成を示す図であり、(a)は斜視
図、(b)は部分拡大図である。
【図2】第1実施例の簡易設置型トイレの要部を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】第1実施例の簡易設置型トイレにおける回転軸
の駆動部を示す図である。
の駆動部を示す図である。
【図4】第1実施例の簡易設置型トイレにおける回転軸
の他の駆動部を示す図である。
の他の駆動部を示す図である。
【図5】第1実施例の簡易設置型トイレにおける汲上機
能を示す図であり、(a)は概略構成図、(b)は弁を
示す図である。
能を示す図であり、(a)は概略構成図、(b)は弁を
示す図である。
【図6】本発明の請求項2に対応する第2実施例の簡易
設置型トイレの要部を示す斜視図である。
設置型トイレの要部を示す斜視図である。
【図7】本発明の簡易設置型トイレにおいて、網状部材
内にある糞尿をバキュームカーにより汲み取ったときの
効果を説明するための図である。
内にある糞尿をバキュームカーにより汲み取ったときの
効果を説明するための図である。
1 (簡易設置型)トイレ 3 便器 3a 排出口 4 便槽 6 回転円板 7 動力付与機構 8 網状部材 9 汲上機構 31 (簡易設置型)トイレ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47K 11/00 E03D 5/016
Claims (2)
- 【請求項1】 主として屋外に簡易的に設置されて使用
される簡易型設置トイレであって、便室の下部に便器の
排出口と連通して設けた便槽と、この便槽内の上下壁部
でその回転軸が軸支され該回転軸を中心に回転して糞尿
をその周端部の複数箇所に受ける回転円板と、前記回転
軸に回転動力を付与する動力付与機構と、前記回転円板
上に受けた糞尿の水分を濾し出すために該回転円板の周
端に立設した100メッシュ以上のステンレス製の網状
部材と、前記網状部材の外部に濾し出た糞尿の水分を便
器に汲み上げる汲上機構とを備えたことを特徴とする簡
易設置型トイレ。 - 【請求項2】 動力付与機構の動力が汲上機構の汲み上
げのための動力を兼ねるようにしたことを特徴とする請
求項1に記載の簡易設置型トイレ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20486396A JP2892621B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 簡易設置型トイレ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20486396A JP2892621B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 簡易設置型トイレ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043090A JPH1043090A (ja) | 1998-02-17 |
JP2892621B2 true JP2892621B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=16497652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20486396A Expired - Lifetime JP2892621B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 簡易設置型トイレ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892621B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100742673B1 (ko) | 2006-12-19 | 2007-07-25 | 주식회사 한국그린피아 | 건조 발효식 화장실 |
JP5495191B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-05-21 | Toto株式会社 | 圧送式便器装置 |
FI123840B (en) * | 2012-06-18 | 2013-11-15 | Kekkilae Oy | A composting toilet arrangement |
CN104706263A (zh) * | 2013-12-17 | 2015-06-17 | 北京智盈同创电子科技有限公司 | 除便装置 |
JP6035693B2 (ja) * | 2015-03-16 | 2016-11-30 | Toto株式会社 | 便器装置 |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP20486396A patent/JP2892621B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1043090A (ja) | 1998-02-17 |
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