JP2892413B2 - 固化押出し成形装置 - Google Patents

固化押出し成形装置

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JP2892413B2
JP2892413B2 JP2016742A JP1674290A JP2892413B2 JP 2892413 B2 JP2892413 B2 JP 2892413B2 JP 2016742 A JP2016742 A JP 2016742A JP 1674290 A JP1674290 A JP 1674290A JP 2892413 B2 JP2892413 B2 JP 2892413B2
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哲朗 田中
満 小野
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Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は固化押出し成形装置に係り、詳しくは溶融軟
化した熱可塑性合成樹脂に背圧をかけつつ押出して、板
状体、棒状体或いは異形型材等を製造するための固化押
出し成形装置に関するものである。
(従来技術とその課題) 従来、熱可塑性合成樹脂、特に結晶性樹脂を溶融押出
しつつ、該溶融軟化樹脂を背圧下でフォーマーによって
所定形状に賦形する固化押出し装置は知られている。
上記固化押出しにおいては、押出し成形品の肉厚中心
部に発生するひけと云う冷却収縮現象を防止するため、
押出し量、押出し速度と引取り速度とを調節し、溶融軟
化中に賦形と共に背圧を高めないと品質の優れた製品が
得られない。
また、使用する樹脂の種類、押出し成形品の形状、肉
厚等によってフォーマー内の溶融樹脂の流れが一様では
なく、従って押出し成形中の成形品の内部に発生する歪
がアンバランスとなり易く、やはり品質の優れた製品を
得ることは困難である。そのため、特に押出し機の口金
内部のマンドレルの形状を変えて、肉厚中心部の溶融樹
脂の固化を促進したり、フォーマーの冷却ゾーンの内面
に油を注入して、冷却しつつ押出し抵抗を減少させる等
の成形方法がある。
しかしながら、上記成形方法に用いる装置は複雑で、
操作上煩雑であると云う問題を抱えていると共に、押出
し量が制限されると云う製造コスト上の問題を残してい
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するための装置であって、そ
の要旨は、熱可塑性合成樹脂を押出し機より溶融押出し
つつ、溶融樹脂に背圧をかけて賦形固化するための成形
装置であって、押出し機と引取り機との間に配設するフ
ォーマーには、加熱と冷却とを任意に切換え選択できる
温度調節ブロックを設け、該ブロックが押出し方向に直
交配列して複数個組み込まれていることを特徴とし、ま
た押出し機の口金に連続して分岐アダプターを配設する
と共に、該分岐アダプターに、上記温度調節ブロックか
らなるフォーマーを複数列連設したことを特徴とする固
化押出し成形装置である。
以下本発明の実施例を図面により具体的に説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す側面図であり、第
2図は本発明の第1実施例装置への導入部を説明するた
めの平面図であり、第3図は本発明の第2実施例装置へ
の導入部を説明するための一部切欠側面図であり、第4
図は本発明の第2実施例を示す側面図である。
本発明は、熱可塑性合成樹脂を押出し機1より溶融押
出しつつ、溶融樹脂に背圧をかけて賦形固化するための
成形装置であって、第1図に側面図で例示する如く、押
出し機1の口金2と引取り機4の間に配設するフォーマ
ー3には、加熱と冷却とを任意に切換えできる温度調節
ブロックの第1ブロック31〜第4ブロック34を具え、該
各ブロックが押出し方向に直交配列して組み込まれてい
る。
本発明で用いるフォーマー3は、図示例では第1ブロ
ック31から第4ブロック34まで押出し方向に直交して連
設してあるが、複数個であればブロック数には拘束され
ない。
上記フォーマー3は、平板状成形品を成形するための
フォーマーであって、各ブロック31,32,33,34は、各々
上金型311と下金型312間に側板313を介して締付け具314
により締結して組み立てられ、上記上金型311と下金型3
12には幅方向、即ち押出し方向に対し直交方向に、加熱
媒体もしくは冷却媒体を通す通孔315を各々複数孔穿設
してある。
上記上下金型311,312に穿設した通孔315には、直接蒸
気や水等の媒体を通してもよく、加熱媒体や冷却媒体を
通すパイプもしくは棒状ヒーター等を挿着して加熱、冷
却を自在に行うことができる。
本発明は、フォーマー3内のブロック31〜34の個々の
ブロックが、上記媒体による加熱、冷却により温度調節
できると共に、1ブロック内の温度を一定にし、各ブロ
ック間で温度差をもたせるようブロック毎に温度調節す
る機能をも具え、同一ブロック内或いはブロック間の温
度調節は同一媒体により、又は異種媒体により任意に切
換え得る。
通常、第1図の第1実施例のフォーマー3において
は、31,32を加熱ブロックとし、33,34を冷却ブロックと
して使用する。
上記フォーマー3、即ち各ブロック毎の上金型、下金
型及び側板は、肉厚鉄製の耐圧仕様のもので、上金型の
幅方向及び長手方向を補強板35で補強してあり、上記金
型により囲繞された内窩部の壁面は平滑に研磨仕上げの
うえテフロン等の弗素樹脂加工を施してある。
上記フォーマー3に隣接して設けられる引取り機4
は、駆動ロール41,41と連動する上下に配列した引取り
ロール42を用い、成形品Aがスリップしない程度に挾圧
しつつ成形品Aを引取ると共に制動する。
上記引取り機4は、合成樹脂押出し機に付帯して通常
使用されるものであってもよいが、樹脂の種類、成形品
の肉厚によっては、背圧が増強でき或いは任意に引取り
速度を調整することができるものが好ましい。
本発明を用いて固化押出しを行うには、先ず、第1実
施例では、第2図に平面図で示す如く、押出し機1によ
り溶融混練された熱可塑性合成樹脂aがスクリュー11に
より矢印方向へ押出され、口金2を通って絞り込まれつ
つフォーマー3入口部の第1ブロック31内へ矢印方向に
吐出され、上金型311、下金型312、側板313に囲繞され
た内窩部に充填される。次いで温度調節されたフォーマ
ー3の第1ブロック31に吐出充填された溶融樹脂aは、
第1図に示す引取り機4の制動に伴う背圧を受けなが
ら、第2ブロック32,第3ブロック33及び第4ブロック3
4内を順次移動する間に冷却固化されつつ賦形され、引
取り機4のロール41,42群により成形品Aが引取られ
る。
また、第2実施例では第3図に一部切欠側面図で示す
如く、押出し機1により溶融混練された樹脂が口金2を
通り、分岐アダプター21により流路を上下211,211′に
分岐し、溶融樹脂a,a′は各々フォーマー3,3′へ導入さ
れるが、上段のフォーマ3の入口部では第1ブロック31
において上金型311、下金型312,側板313に囲繞された内
窩部に充填され、また下段のフォーマー3′の入口部で
は、第1ブロック31′において上金型311′、下金型31
2′、側板313′に囲繞された内窩部に充填される。
次いで、溶融樹脂a,a′は、第4図に示す2段式の引
取り機4,4′の制動に伴う背圧を受けながら、第2ブロ
ック32,32′、第3ブロック33,33′、第4ブロック34,3
4′を順次移動する間に冷却固化されつつ賦形され、引
取りロール4,4′により成形品A,A′が夫々引取られる。
上記引取り機4,4′による引取りは、押出し機1の押
出し圧力をやや下回る制動力を加えつつ行う。
上記分岐アダプター21では、溶融樹脂の流路を2本設
け、同時に上下2枚取り成形するものを示したが、3本
以上の流路を設けて3枚以上の成形品を同時に成形する
ようになしてもよく、或いは上記の上下多段式に代え
て、分岐アダプターを水平に設置し、水平方向に複数列
のフォーマーを連設して成形するようにしてもよい。
(発明の効果) 本発明は押出し機の口金と引取り機の中間にあって、
ブロック内或いはブロック間で任意に温度調節できるフ
ォーマーを具えているので、熱可塑性樹脂の種類、成形
肉厚に応じて成形中の樹脂温が最適条件に設定され、ま
た引取り機による高い背圧を受けながら、溶融樹脂がフ
ォーマー内を円滑に移動しつつ賦形されるので、成形中
に発生し勝ちなひけ現象がなくなり、外観品質の優れた
成形品が得られる。
また、押出し機の口金に分岐アダプターを連設するこ
とにより、複数個の成形品の成形が可能であり、且つそ
の構造並びに操作が簡単であるので、製造コストの削減
効果が大きい等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す側面図であり、第2
図は本発明の第1実施例装置への導入部を説明するため
の平面図であり、第3図は本発明の第2実施例装置への
導入部を説明するための一部切欠側面図であり、第4図
は本発明の第2実施例を示す側面図である。 1…押出し機、2…口金、21…分岐アダプター、3,3′
…フォーマー、31〜34、31′〜34′…温度調節ブロッ
ク、4,4′…引取り機、a,a′…溶融樹脂、A,A′…成形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−258322(JP,A) 特開 昭56−127431(JP,A) 特開 昭60−132728(JP,A) 特開 昭61−27233(JP,A) 特開 昭63−254142(JP,A) 特開 昭52−32959(JP,A) 実開 昭60−32011(JP,U) 実開 昭63−192018(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性合成樹脂を押出し機より溶融押出
    しつつ、溶融樹脂に背圧をかけて賦形固化するための成
    形装置であって、押出し機の口金と引取り機との間に配
    設するフォーマーには、加熱と冷却とを任意に切換え選
    択できる温度調節ブロックを設け、該ブロックが押出し
    方向に直交配列して複数個組み込まれていることを特徴
    とする固化押出し成形装置。
  2. 【請求項2】熱可塑性合成樹脂を押出し機より溶融押出
    しつつ、溶融樹脂に背圧をかけて賦形固化するための成
    形装置であって、押出し機の口金に連続して分岐アダプ
    ターを配設すると共に、該分岐アダプターに、加熱と冷
    却とを任意に切換えできる温度調節ブロックからなるフ
    ォーマーを複数列連設したことを特徴とする固化押出し
    成形装置。
JP2016742A 1989-03-01 1990-01-26 固化押出し成形装置 Expired - Lifetime JP2892413B2 (ja)

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AUPQ499200A0 (en) * 2000-01-07 2000-02-03 Effem Foods Pty Ltd Multi-channel cooling die
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JP5632222B2 (ja) * 2010-07-23 2014-11-26 積水化学工業株式会社 押出成形品の製造方法

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