JP2553809Y2 - 固化押出成形装置 - Google Patents
固化押出成形装置Info
- Publication number
- JP2553809Y2 JP2553809Y2 JP1991060009U JP6000991U JP2553809Y2 JP 2553809 Y2 JP2553809 Y2 JP 2553809Y2 JP 1991060009 U JP1991060009 U JP 1991060009U JP 6000991 U JP6000991 U JP 6000991U JP 2553809 Y2 JP2553809 Y2 JP 2553809Y2
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- JP
- Japan
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- former
- resin
- plate
- extruder
- mirror
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【考案の属する技術分野】本考案は固化押出成形装置に
係り、詳しくは溶融軟化した熱可塑性合成樹脂に背圧を
かけつつ、フォーマ内で板状に展開、賦形したのち冷却
固化する固化押出成形装置に関する。
係り、詳しくは溶融軟化した熱可塑性合成樹脂に背圧を
かけつつ、フォーマ内で板状に展開、賦形したのち冷却
固化する固化押出成形装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、熱可塑性合成樹脂特に結晶性熱可
塑性樹脂を溶融押出しつつ溶融軟化している樹脂をフォ
ーマ内で背圧下に冷却して所定形状に賦形する固化押出
装置としては、上型および下型でフォーマを構成し、そ
の上型および下型の内側には、その上型および下型の溶
融樹脂の入口側から冷却固化する出口側に亘る長さで、
かつ内面を平滑加工面にしてある比較的厚手の一枚板の
鋼板が、ボルトなどの固定具によって固定してあるもの
を使用している。
塑性樹脂を溶融押出しつつ溶融軟化している樹脂をフォ
ーマ内で背圧下に冷却して所定形状に賦形する固化押出
装置としては、上型および下型でフォーマを構成し、そ
の上型および下型の内側には、その上型および下型の溶
融樹脂の入口側から冷却固化する出口側に亘る長さで、
かつ内面を平滑加工面にしてある比較的厚手の一枚板の
鋼板が、ボルトなどの固定具によって固定してあるもの
を使用している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、熱可塑性合成
樹脂の押出量の増加を計ることに伴なって固化押出装置
が大型化することになり、フォーマは無論のこと比較的
厚手の一枚板の鋼板もその重量の増大は避けられないと
共に、比較的厚手の鋼板であるが故に熱伝達効率が悪く
なり、特に冷却のために長時間を要し、エネルギーの損
失が大きくなる。
樹脂の押出量の増加を計ることに伴なって固化押出装置
が大型化することになり、フォーマは無論のこと比較的
厚手の一枚板の鋼板もその重量の増大は避けられないと
共に、比較的厚手の鋼板であるが故に熱伝達効率が悪く
なり、特に冷却のために長時間を要し、エネルギーの損
失が大きくなる。
【０００４】また、熱可塑性合成樹脂の内、特に溶融流
動性の少ない樹脂、融点の高い樹脂、あるいは比熱が大
きい樹脂などを押出成形する場合には、従来の固化押出
装置では生産性か低く、コストアッブは脱がれなかっ
た。さらには、その鋼板の加工に要する旋盤加工費や、
磨きに要する研磨加工費などが顕著に増加するなどの問
題もあった。
動性の少ない樹脂、融点の高い樹脂、あるいは比熱が大
きい樹脂などを押出成形する場合には、従来の固化押出
装置では生産性か低く、コストアッブは脱がれなかっ
た。さらには、その鋼板の加工に要する旋盤加工費や、
磨きに要する研磨加工費などが顕著に増加するなどの問
題もあった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題を
解決するための固化押出装置であって、その要旨は、熱
可塑性合成樹脂を押出機より溶融押出しつつ溶融樹脂に
背圧をかけて賦形固化する成形装置であって、押出機に
アダプタを介して上型と下型とからなる１組のフォーマ
を樹脂の押出方向に複数組連設すると共に鏡面仕上面を
有し、かつ連設するフォーマの全長に亘る長さの薄鋼板
を、フォーマの上型と下型の内壁面に、鏡面仕上面を内
側にして付設したことを特徴とする固化押出成形装置に
ある。
解決するための固化押出装置であって、その要旨は、熱
可塑性合成樹脂を押出機より溶融押出しつつ溶融樹脂に
背圧をかけて賦形固化する成形装置であって、押出機に
アダプタを介して上型と下型とからなる１組のフォーマ
を樹脂の押出方向に複数組連設すると共に鏡面仕上面を
有し、かつ連設するフォーマの全長に亘る長さの薄鋼板
を、フォーマの上型と下型の内壁面に、鏡面仕上面を内
側にして付設したことを特徴とする固化押出成形装置に
ある。
【０００６】
【考案の実施の態様】以下、図面に基づき本考案を具体
的に説明する。図１は、本考案の実施例を一部省略した
側面図である。
的に説明する。図１は、本考案の実施例を一部省略した
側面図である。
【０００７】本考案は、図１に側面図で示すように、押
出機１にアダブタ２を介してフオーマ３が連設してあ
る。フオーマ３は、押出機１側に樹脂を加熱するための
加熱用のフオーマ３１と、その加熱用フォーマ３１に接
続して後方に樹脂を冷却するための冷却用のフォーマ３
２とが配設してある。
出機１にアダブタ２を介してフオーマ３が連設してあ
る。フオーマ３は、押出機１側に樹脂を加熱するための
加熱用のフオーマ３１と、その加熱用フォーマ３１に接
続して後方に樹脂を冷却するための冷却用のフォーマ３
２とが配設してある。
【０００８】この加熱用フォーマ３１は、上型３３と下
型３４とからなる１組のフォーマ３１であって、その上
型３３、下型３４の各々の内側には、１っの側板３５
（図示してないが向こう側にもう一つの側板がある。）
を介して１組の板体４、４と１組の厚みが２〜３ｍｍ程
度の薄鋼板５、５が４組のボルト・ナットの固定具３６
によって締結・付設して形成してある。
型３４とからなる１組のフォーマ３１であって、その上
型３３、下型３４の各々の内側には、１っの側板３５
（図示してないが向こう側にもう一つの側板がある。）
を介して１組の板体４、４と１組の厚みが２〜３ｍｍ程
度の薄鋼板５、５が４組のボルト・ナットの固定具３６
によって締結・付設して形成してある。
【０００９】即ち、加熱用フォーマ３１は、上型３３と
下型３４の各々の内壁面に、薄鋼板５、５がその鏡面仕
上面を各々内側にした状態で側縁部を側板３５と板体
４、４とで挟み込み、固定具３６により上型３３、下型
３４間で締付け固定してある。
下型３４の各々の内壁面に、薄鋼板５、５がその鏡面仕
上面を各々内側にした状態で側縁部を側板３５と板体
４、４とで挟み込み、固定具３６により上型３３、下型
３４間で締付け固定してある。
【００１０】また、冷却用フォーマ３２は、上型と下型
とからなる１組のフォーマであって、その上型、下型の
各々の内側には、加熱用フォーマ３１から連なる側板３
５を介して同様に加熱用フォーマ３１から連なる薄鋼板
５、５が４組のボルト・ナットの固定具によって締結・
付設して形成してある。
とからなる１組のフォーマであって、その上型、下型の
各々の内側には、加熱用フォーマ３１から連なる側板３
５を介して同様に加熱用フォーマ３１から連なる薄鋼板
５、５が４組のボルト・ナットの固定具によって締結・
付設して形成してある。
【００１１】即ち、冷却用フォーマ３２は、上型と下型
の各々の内壁面に、薄鋼板５、５がその鏡面仕上面を各
々内側にした状態で側縁部を側板と上型および下型とで
挟み込み、固定具により上型、下型間で締付け固定して
ある。
の各々の内壁面に、薄鋼板５、５がその鏡面仕上面を各
々内側にした状態で側縁部を側板と上型および下型とで
挟み込み、固定具により上型、下型間で締付け固定して
ある。
【００１２】なお、図１の実施例では、薄鋼板５は、加
熱用フォーマ３１において、上型３３、下型３４の各々
の内側に板体４を介して、また、冷却用フォーマ３２に
おいては、板体４を介することなく上型および下型に接
しさせて、加熱用フオーマ３１から冷却用フォーマ３２
に亘り連設したものを例示したが、これに拘束されず必
要に応じて冷却用フォーマ３２にも板体４を介してあっ
てもよいが、要は、薄鋼板５はフォーマ３の全長に亘り
連設してある。
熱用フォーマ３１において、上型３３、下型３４の各々
の内側に板体４を介して、また、冷却用フォーマ３２に
おいては、板体４を介することなく上型および下型に接
しさせて、加熱用フオーマ３１から冷却用フォーマ３２
に亘り連設したものを例示したが、これに拘束されず必
要に応じて冷却用フォーマ３２にも板体４を介してあっ
てもよいが、要は、薄鋼板５はフォーマ３の全長に亘り
連設してある。
【００１３】本考案の固化押出成形装置によって、熱可
塑性合成樹脂Ａから成形板体Ｂを賦形・成形するには、
熱可塑性合成樹脂Ａを押出機１で加熱溶融させ、その溶
融した樹脂Ａは、アダブタ２を通り、加熱用フォーマ３
１に溶融・導入され、加熱用フォーマ３１内で図示して
いない引取機によってブレーキ背圧を受けながら板状に
展開しつつ賦形し、冷却用フォーマ３２内でこれを冷却
・固化して成形板体Ｂに成形する。
塑性合成樹脂Ａから成形板体Ｂを賦形・成形するには、
熱可塑性合成樹脂Ａを押出機１で加熱溶融させ、その溶
融した樹脂Ａは、アダブタ２を通り、加熱用フォーマ３
１に溶融・導入され、加熱用フォーマ３１内で図示して
いない引取機によってブレーキ背圧を受けながら板状に
展開しつつ賦形し、冷却用フォーマ３２内でこれを冷却
・固化して成形板体Ｂに成形する。
【００１４】この賦形の段階において、上型３３および
下型３４の加熱エネルギーを、その内面に付設してある
板体４を介した鏡面仕上面にしである薄鋼板５によって
効率よく熱伝導し、加熱溶融している樹脂Ａの温度を良
好にコントロールしながら加熱用フォーマ３１内で背圧
を掛けて板状に円滑に押出し展開して、板状体に賦形す
る。
下型３４の加熱エネルギーを、その内面に付設してある
板体４を介した鏡面仕上面にしである薄鋼板５によって
効率よく熱伝導し、加熱溶融している樹脂Ａの温度を良
好にコントロールしながら加熱用フォーマ３１内で背圧
を掛けて板状に円滑に押出し展開して、板状体に賦形す
る。
【００１５】そして、加熱用フォーマ３１に続く冷却用
フォーマ３２の上型および下型の冷却エネルギーを、そ
の内面に付設した鏡面仕上面にしてある薄鋼板５によっ
て効率よく熱伝導し、板状体に賦形した溶融状態の樹脂
Ａを、冷却用フォーマ３２内で円滑に押出しながら冷却
・固化して、生産性が良く成形板体Ｂが得られる。
フォーマ３２の上型および下型の冷却エネルギーを、そ
の内面に付設した鏡面仕上面にしてある薄鋼板５によっ
て効率よく熱伝導し、板状体に賦形した溶融状態の樹脂
Ａを、冷却用フォーマ３２内で円滑に押出しながら冷却
・固化して、生産性が良く成形板体Ｂが得られる。
【００１６】
【考案の効果】本考案の固化押出成形装置は、上型と下
型とからなる１組のフォーマを樹脂の押出方向に複数組
連設すると共に鏡面仕上面を有し、かつ連設するフォー
マの全長に亘る長さの薄鋼板を、その鏡面仕上面を内側
にして付設した構成にしたことにより、溶融流動性が小
さな樹脂、融点が高い樹脂、あるいは比熱が大きい樹脂
などであっても、フオーマの溶融樹脂の接触面に組込ま
れた鏡面仕上面を有する薄鋼板により熱伝達効率がよい
ので、溶融樹脂のフォーマ内へ早く充填し、展開されて
板状体に賦形され、賦形された板状体は、速やかに冷却
・固化することができて固化押出成形のスピードアップ
が可能となり、製造コストの低減効果が大きい。
型とからなる１組のフォーマを樹脂の押出方向に複数組
連設すると共に鏡面仕上面を有し、かつ連設するフォー
マの全長に亘る長さの薄鋼板を、その鏡面仕上面を内側
にして付設した構成にしたことにより、溶融流動性が小
さな樹脂、融点が高い樹脂、あるいは比熱が大きい樹脂
などであっても、フオーマの溶融樹脂の接触面に組込ま
れた鏡面仕上面を有する薄鋼板により熱伝達効率がよい
ので、溶融樹脂のフォーマ内へ早く充填し、展開されて
板状体に賦形され、賦形された板状体は、速やかに冷却
・固化することができて固化押出成形のスピードアップ
が可能となり、製造コストの低減効果が大きい。
【００１７】しかも、その薄鋼板の長さを連設するフォ
ーマに亘る長さとしてあるので、溶融状態の樹脂は、フ
ォーマ内、あるいはフォーマ間で間断なく円滑に押出し
展開され、続いて冷却・固化されて成形板体を得ること
ができる。さらに、薄鋼板としてあるので、軽量化され
フォーマの組替え作業が容易、かつ安全に行うことがで
きるなどの効果を奏するものである。
ーマに亘る長さとしてあるので、溶融状態の樹脂は、フ
ォーマ内、あるいはフォーマ間で間断なく円滑に押出し
展開され、続いて冷却・固化されて成形板体を得ること
ができる。さらに、薄鋼板としてあるので、軽量化され
フォーマの組替え作業が容易、かつ安全に行うことがで
きるなどの効果を奏するものである。
【図１】本考案の実施例を一部省略側面図で示す。
Ａ 熱可塑性合成樹脂 Ｂ 成形板体 １ 押出機 ２ アダプタ ３ フオーマ ３１ 加熱用フォーマ ３２ 冷却用フオーマ ３３ 上型 ３４ 下型 ３５ 側板 ３６ 固定具 ４ 板体 ５ 薄鋼板
Claims (1)
- 【請求項１】 熱可塑性合成樹脂を押出機より溶融押
出しつつ溶融樹脂に背圧をかけて賦形固化する成形装置
であって、押出機にアダプタを介して上型と下型とから
なる１組のフォーマを樹脂の押出方向に複数組連設する
と共に鏡面仕上面を有し、かつ連設するフォーマの全長
に亘る長さの薄鋼板を、フォーマの上型と下型の内壁面
に、鏡面仕上面を内側にして付設したことを特徴とする
固化押出成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991060009U JP2553809Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 固化押出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991060009U JP2553809Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 固化押出成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055431U JPH055431U (ja) | 1993-01-26 |
| JP2553809Y2 true JP2553809Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=13129653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991060009U Expired - Lifetime JP2553809Y2 (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | 固化押出成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2553809Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6348694A (ja) * | 1986-08-15 | 1988-03-01 | Nec Corp | 半導体メモリ |
| JPH01244822A (ja) * | 1988-03-26 | 1989-09-29 | Toray Ind Inc | 溶融重合体のキヤスト方法 |
| JP2892413B2 (ja) * | 1989-03-01 | 1999-05-17 | 三菱樹脂株式会社 | 固化押出し成形装置 |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP1991060009U patent/JP2553809Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH055431U (ja) | 1993-01-26 |
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