JP2892031B2 - テキスト音声合成装置 - Google Patents
テキスト音声合成装置Info
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- JP2892031B2 JP2892031B2 JP1070031A JP7003189A JP2892031B2 JP 2892031 B2 JP2892031 B2 JP 2892031B2 JP 1070031 A JP1070031 A JP 1070031A JP 7003189 A JP7003189 A JP 7003189A JP 2892031 B2 JP2892031 B2 JP 2892031B2
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- speech
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、テキスト音声合成装置、より詳細には、テ
キスト音声合成装置の音色選択方式に関する。
キスト音声合成装置の音色選択方式に関する。
従来技術 従来、テキスト音声合成において、声色(男声、女声
など)の選択は、ユーザーがなんらかの方法で指定して
やることによって行なっていた。中には、特公昭60−73
589号公報に記載の発明のように、入力文章の形式的な
特徴によってシステムが自動的に声色を切り換える方法
もあるが、入力文章の言語的特徴、つまり、使用する語
彙や文体に基づいてそれに適した声色を選択するものは
なかった。
など)の選択は、ユーザーがなんらかの方法で指定して
やることによって行なっていた。中には、特公昭60−73
589号公報に記載の発明のように、入力文章の形式的な
特徴によってシステムが自動的に声色を切り換える方法
もあるが、入力文章の言語的特徴、つまり、使用する語
彙や文体に基づいてそれに適した声色を選択するものは
なかった。
而して、テキスト音声合成装置で音声を合成する場
合、論説的な文章ならば、どんな声色でもそれほど違和
感はないが、エッセイや小説のように、文体や言葉使い
に男性的、女性的、あるいは幼児的な特徴が表われる文
章を朗読させる場合には、それぞれの文章の特徴に適し
た声色で出力された方が自然である。
合、論説的な文章ならば、どんな声色でもそれほど違和
感はないが、エッセイや小説のように、文体や言葉使い
に男性的、女性的、あるいは幼児的な特徴が表われる文
章を朗読させる場合には、それぞれの文章の特徴に適し
た声色で出力された方が自然である。
目的 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもの
で、特に、入力文章を言語解析した結果を用いて、その
文書の言語的特徴をとらえ、その文章に適した声色を選
択することによって、より自然な朗読を実現することを
目的としてなされたものである。
で、特に、入力文章を言語解析した結果を用いて、その
文書の言語的特徴をとらえ、その文章に適した声色を選
択することによって、より自然な朗読を実現することを
目的としてなされたものである。
構成 本発明は、上記目的を達成するために、(1)文章を
言語解析し、読み、アクセント、イントネーションなど
を自動的に生成し、合成音声で出力するテキスト音声合
成装置において、単語毎に話者属性を設けた単語辞書
と、前記単語辞書をもちいて前記入力文章を言語解析
し、単語分割するとともに各単語の話者属性を抽出する
言語解析手段と、前記入力文章から前記言語解析手段で
抽出された話者属性のうち最も多い話者属性をその入力
文章に適した音色として選択して音声を出力する音声合
成手段とを設けたこと、或いは、(2)文章を言語解析
し、読み、アクセント、イントネーションなどを自動的
に生成し、合成音声で出力するテキスト音声合成装置に
おいて、単語辞書と、話者属性を有する単語を記憶させ
たテーブルと、前記単語辞書をもちいて前記入力文章を
単語に分割するとともに、該単語のうち前記テーブルに
登録されているものについては話者属性を抽出する言語
解析手段と、前記入力文書から前記言語解析手段で抽出
された話者属性のうち最も多い話者属性をその入力文章
に適した音色として選択して音声を出力する音声合成手
段とを設けたことを特徴としたものである。以下、本発
明の実施例に基づいて説明する。
言語解析し、読み、アクセント、イントネーションなど
を自動的に生成し、合成音声で出力するテキスト音声合
成装置において、単語毎に話者属性を設けた単語辞書
と、前記単語辞書をもちいて前記入力文章を言語解析
し、単語分割するとともに各単語の話者属性を抽出する
言語解析手段と、前記入力文章から前記言語解析手段で
抽出された話者属性のうち最も多い話者属性をその入力
文章に適した音色として選択して音声を出力する音声合
成手段とを設けたこと、或いは、(2)文章を言語解析
し、読み、アクセント、イントネーションなどを自動的
に生成し、合成音声で出力するテキスト音声合成装置に
おいて、単語辞書と、話者属性を有する単語を記憶させ
たテーブルと、前記単語辞書をもちいて前記入力文章を
単語に分割するとともに、該単語のうち前記テーブルに
登録されているものについては話者属性を抽出する言語
解析手段と、前記入力文書から前記言語解析手段で抽出
された話者属性のうち最も多い話者属性をその入力文章
に適した音色として選択して音声を出力する音声合成手
段とを設けたことを特徴としたものである。以下、本発
明の実施例に基づいて説明する。
第1図は、本発明によるテキスト音声合成装置の一実
施例を説明するための構成図で、図中、1は言語解析
部、2は単語辞書、3は音声合成器で、言語解析部1で
は、単語辞書(単語の読み、文法情報などが登録されて
いる)2を検索しながら、入力された文章を単語に分割
し、読み、アクセント、イントネーションなどを付け、
音声合成器3が処理可能な記号列(以後、これを韻律記
号列と呼ぶ)に変換する。韻律記号列の中には、入力文
章の読み、アクセント、イントネーションを表わす情報
の他に、発話速度や音色など合成音声に関する様々な属
性を指定する情報も埋め込むこができる。
施例を説明するための構成図で、図中、1は言語解析
部、2は単語辞書、3は音声合成器で、言語解析部1で
は、単語辞書(単語の読み、文法情報などが登録されて
いる)2を検索しながら、入力された文章を単語に分割
し、読み、アクセント、イントネーションなどを付け、
音声合成器3が処理可能な記号列(以後、これを韻律記
号列と呼ぶ)に変換する。韻律記号列の中には、入力文
章の読み、アクセント、イントネーションを表わす情報
の他に、発話速度や音色など合成音声に関する様々な属
性を指定する情報も埋め込むこができる。
音声合成器3は、韻律記号列を解釈して、そこで指定
された速度や声色の合成音声を出力する。ここでは、音
声合成器3は、男声、女声、子供の声の3種類の音声素
片を持っており、韻律記号列中に指定された声色に対応
する音声素片を選択することによって、指定の声色で合
成音声を出力することができるようになっている。
された速度や声色の合成音声を出力する。ここでは、音
声合成器3は、男声、女声、子供の声の3種類の音声素
片を持っており、韻律記号列中に指定された声色に対応
する音声素片を選択することによって、指定の声色で合
成音声を出力することができるようになっている。
(1)単語辞書中に話者属性を表わすフラグを設ける方
法 さて、入力された文章に適した声色を選択するため
に、辞書の中には、各々の単語がどのような声色に適し
ているかを表わす1バイトの話者属性フラグを設ける。
そして、この話者属性フラグを第2図のように定義す
る。
法 さて、入力された文章に適した声色を選択するため
に、辞書の中には、各々の単語がどのような声色に適し
ているかを表わす1バイトの話者属性フラグを設ける。
そして、この話者属性フラグを第2図のように定義す
る。
例えば、以下の単語の話者属性フラグは、次のような
値になる。
値になる。
言語解析の結果、入力文章は単語に区切られると同時
に各単語の話者属性が得られる。
に各単語の話者属性が得られる。
例えば、次のような文では、下線の部分が男性に適す
る単語であるという情報が得られる。
る単語であるという情報が得られる。
入力文:おい、犬よ、俺たちはずっと川の上の方から降
りてきたんだぞ。
りてきたんだぞ。
文全体で、男性に適する単語が最も多いので、この文は
男声で朗読した方がよいと判断し、言語解析部は男声を
指定する情報を付加した韻律記号列を音声合成器に送
る。上記の入力文に対する韻律記号列は、例えば次のよ
うな形になる。
男声で朗読した方がよいと判断し、言語解析部は男声を
指定する情報を付加した韻律記号列を音声合成器に送
る。上記の入力文に対する韻律記号列は、例えば次のよ
うな形になる。
韻律記号列:Vm[オ]イ,イ[ヌ]ヨ,オ[レ]タチハ
・・・。
・・・。
Vm:男声の指定を表わす ,:ボーズを表わす []:アクセントの上がり、下がりを表わす 音声合成器は、上記の韻律記号列を解釈し、その指示
に従って、男声の音声素片を選択し、男声の合成音声を
出力する。
に従って、男声の音声素片を選択し、男声の合成音声を
出力する。
(2)話者属性を持つキーワードのテーブルを参照する
方法。
方法。
話者属性を持つ単語は、代名詞や終助詞、感嘆詞など
限られた単語である場合が多い。そこで、この実施例で
は、単語辞書とは別に、このような話者属性を持つキー
ワードとそのキーワードが表わす話者属性フラグとを記
憶したテーブルを用意する。このテーブルはちょうど表
1のような形式になっているとする。
限られた単語である場合が多い。そこで、この実施例で
は、単語辞書とは別に、このような話者属性を持つキー
ワードとそのキーワードが表わす話者属性フラグとを記
憶したテーブルを用意する。このテーブルはちょうど表
1のような形式になっているとする。
言語解析した結果、入力文章が単語に区切られ、それ
ぞれの品詞が同定される。文章中の言語の中に話者属性
を持つ可能性が高い代名詞、終助詞、感嘆詞などがあっ
た場合には、上記のテーブルを検索し、それぞれの単語
の話者属性を求める。以後は、上記(1)と同様にし
て、入力文章に適した声色を選択し、その声色の合成音
を出力する。
ぞれの品詞が同定される。文章中の言語の中に話者属性
を持つ可能性が高い代名詞、終助詞、感嘆詞などがあっ
た場合には、上記のテーブルを検索し、それぞれの単語
の話者属性を求める。以後は、上記(1)と同様にし
て、入力文章に適した声色を選択し、その声色の合成音
を出力する。
効果 以上の説明から明らかなように、本発明によると、入
力文章を読み上げるのに適した声色をシステムが自動的
に選択することが可能になり、テキスト音声合成装置の
自然性が増し、ユーザにとってより親しみ易いものにな
る。
力文章を読み上げるのに適した声色をシステムが自動的
に選択することが可能になり、テキスト音声合成装置の
自然性が増し、ユーザにとってより親しみ易いものにな
る。
第1図は、本発明によるテキスト音声合成装置の一実施
例を説明するための構成図、第2図は、話者属性フラグ
の定義を示す図である。 1…言語解析部、2…単語辞書、3…音声合成器。
例を説明するための構成図、第2図は、話者属性フラグ
の定義を示す図である。 1…言語解析部、2…単語辞書、3…音声合成器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−225483(JP,A) 特開 昭61−15274(JP,A) 特開 平1−35598(JP,A) 特開 昭60−73589(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10L 3/00 - 9/18 G06F 15/38 JOISファイル(JICST)
Claims (2)
- 【請求項1】文章を言語解析し、読み、アクセント、イ
ントネーションなどを自動的に生成し、合成音声で出力
するテキスト音声合成装置において、単語毎に話者属性
を設けた単語辞書と、前記単語辞書をもちいて前記入力
文章を言語解析し、単語分割するとともに各単語の話者
属性を抽出する言語解析手段と、前記入力文章から前記
言語解析手段で抽出された話者属性のうち最も多い話者
属性をその入力文章の適した音色として選択して音声を
出力する音声合成手段とを設けたことを特徴とするテキ
スト音声合成装置。 - 【請求項2】文章を言語解析し、読み、アクセント、イ
ントネーションなどを自動的に生成し、合成音声で出力
するテキスト音声合成装置において、単語辞書と、話者
属性を有する単語を記憶させたテーブルと、前記単語辞
書をもちいて前記入力文章を単語に分割するとともに、
該単語のうち前記テーブルに登録されているものについ
ては話者属性を抽出する言語解析手段と、前記入力文書
から前記言語解析手段で抽出された話者属性のうち最も
多い話者属性をその入力文章に適した音色として選択し
て音声を出力する音声合成手段とを設けたことを特徴と
するするテキスト音声合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1070031A JP2892031B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | テキスト音声合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1070031A JP2892031B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | テキスト音声合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02247696A JPH02247696A (ja) | 1990-10-03 |
JP2892031B2 true JP2892031B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=13419818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1070031A Expired - Fee Related JP2892031B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | テキスト音声合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892031B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3270356B2 (ja) * | 1996-12-04 | 2002-04-02 | 株式会社ジャストシステム | 発話文書作成装置,発話文書作成方法および発話文書作成手順をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP6320397B2 (ja) * | 2013-09-20 | 2018-05-09 | 株式会社東芝 | 音声選択支援装置、音声選択方法、およびプログラム |
JP2017122928A (ja) * | 2017-03-09 | 2017-07-13 | 株式会社東芝 | 音声選択支援装置、音声選択方法、およびプログラム |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP1070031A patent/JP2892031B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02247696A (ja) | 1990-10-03 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |