JP2996978B2 - テキスト音声合成装置 - Google Patents
テキスト音声合成装置Info
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- JP2996978B2 JP2996978B2 JP63157068A JP15706888A JP2996978B2 JP 2996978 B2 JP2996978 B2 JP 2996978B2 JP 63157068 A JP63157068 A JP 63157068A JP 15706888 A JP15706888 A JP 15706888A JP 2996978 B2 JP2996978 B2 JP 2996978B2
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- Japan
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- accent
- isolated
- words
- semi
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、アクセント句分割方式、より詳細には、テ
キスト音声合成のアクセント句分割方式に関する。
キスト音声合成のアクセント句分割方式に関する。
従来技術 音声合成において自然な韻律を付加するために、アク
セント核の位置やレベルを設定することが不可欠であ
り、このためにはまず、入力テキストを、アクセント句
(アクセント核を1つだけ持つ形態素列)に分割する必
要がある。アクセント句の分割位置は普通発声上の制約
や構文的,意味的制約などから複合的に決まるが、単語
によっては他の要因によらず必ずアクセント句境界を作
るものがある。これらの単語は以下の2種類に大きく分
けられる。
セント核の位置やレベルを設定することが不可欠であ
り、このためにはまず、入力テキストを、アクセント句
(アクセント核を1つだけ持つ形態素列)に分割する必
要がある。アクセント句の分割位置は普通発声上の制約
や構文的,意味的制約などから複合的に決まるが、単語
によっては他の要因によらず必ずアクセント句境界を作
るものがある。これらの単語は以下の2種類に大きく分
けられる。
1)特殊な品詞に属すためにアクセント句境界を作るも
の。例えば、固有名詞,数詞等。
の。例えば、固有名詞,数詞等。
2)単語の組成に起因してアクセント句境界を作るも
の。例えば、「各」という接頭辞は単独のアクセント句
を作る性格を持ち、これと「種」という言葉から成り立
つ「各種」という名詞もこの性格を受け継いでいる。
の。例えば、「各」という接頭辞は単独のアクセント句
を作る性格を持ち、これと「種」という言葉から成り立
つ「各種」という名詞もこの性格を受け継いでいる。
1)の場合については品詞情報を用いて規則で対応す
ることも可能であり、この様な方式は従来提案されてい
る。しかし、2)の場合について規則で対応することは
非常に困難であり、この場合に対処する方法は提案され
ていない。
ることも可能であり、この様な方式は従来提案されてい
る。しかし、2)の場合について規則で対応することは
非常に困難であり、この場合に対処する方法は提案され
ていない。
目的 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもの
で、特に、音声のテキスト合成において、適切なアクセ
ント句を抽出することを目的としてなされたものであ
る。
で、特に、音声のテキスト合成において、適切なアクセ
ント句を抽出することを目的としてなされたものであ
る。
構成 本発明は、上記目的を達成するために、単語辞書を備
え、形態素解析処理、アクセント結合処理、合成処理を
行うテキスト音声合成装置において、単語辞書は、独立
単語、半孤立単語が設定された単語を有し、形態素解析
処理は、入力テキストを単語辞書を参照し、音韻記号列
を求めると共に、少なくとも、孤立単語が設定された単
語の前後、及び、半孤立単語が設定された単語の前にて
アクセント句に分割するアクセント句分割を行い、アク
セント結合処理は、アクセント句毎のアクセント核位置
を決定して韻律記号列を求め、合成処理は、音韻記号列
及び韻律記号列に基づいて音声を合成することを特徴と
したものである。以下、本発明の実施例に基いて説明す
る。
え、形態素解析処理、アクセント結合処理、合成処理を
行うテキスト音声合成装置において、単語辞書は、独立
単語、半孤立単語が設定された単語を有し、形態素解析
処理は、入力テキストを単語辞書を参照し、音韻記号列
を求めると共に、少なくとも、孤立単語が設定された単
語の前後、及び、半孤立単語が設定された単語の前にて
アクセント句に分割するアクセント句分割を行い、アク
セント結合処理は、アクセント句毎のアクセント核位置
を決定して韻律記号列を求め、合成処理は、音韻記号列
及び韻律記号列に基づいて音声を合成することを特徴と
したものである。以下、本発明の実施例に基いて説明す
る。
本発明は、適切なアクセント句を容易に抽出するため
に、モーラ数等によらず必ずアクセント句境界を作る単
語を検出し、この単語の近傍にアクセント句境界を設定
するもので、以下の説明に於て、モーラ数等の要因によ
らず、必ず1語で単独のアクセント句を形成する単語を
孤立単語、モーラ数等の要因によらず、必ずアクセント
句の先頭となる単語を半孤立単語と呼ぶことにする。
に、モーラ数等によらず必ずアクセント句境界を作る単
語を検出し、この単語の近傍にアクセント句境界を設定
するもので、以下の説明に於て、モーラ数等の要因によ
らず、必ず1語で単独のアクセント句を形成する単語を
孤立単語、モーラ数等の要因によらず、必ずアクセント
句の先頭となる単語を半孤立単語と呼ぶことにする。
第1図は、本発明の一実施例を説明するための処理の
流れを示す図で、入力となる形態素列は、日本語かな漢
字混じり文に形態素解析処理及びその他の言語解析処理
を施すことによって得られたもので、この中から孤立単
語もしくは半孤立単語を捜す。ここで孤立・半孤立単語
を規則によって判定するのは非常に難しい場合がある。
そこで、本発明では、前記形態素解析処理で用いる単語
辞書の項目に孤立・半孤立単語を表すフラグを用意する
ことによって容易に孤立・半孤立単語を判定する。ここ
で孤立単語が見つかった場合には、その孤立単語の直前
及び直後を分割位置として3つのアクセント句に分割す
る。但し、孤立単語の直前もしくは直後に単語がなかっ
た場合には2つのアクセント句に分割することになる。
また、半孤立単語が見つかった場合には、その半孤立単
語の直前を分割位置として2つのアクセント句に分割す
る。分割されたアクセント句を入力形態素列として、こ
の処理を単語列を構成する単語が2単語未満になるか、
孤立単語及び半孤立単語が見つからなくなるまで繰り返
す。また、こうして分割されたアクセント句を必要に応
じて更にその他の分割手段で分割する。
流れを示す図で、入力となる形態素列は、日本語かな漢
字混じり文に形態素解析処理及びその他の言語解析処理
を施すことによって得られたもので、この中から孤立単
語もしくは半孤立単語を捜す。ここで孤立・半孤立単語
を規則によって判定するのは非常に難しい場合がある。
そこで、本発明では、前記形態素解析処理で用いる単語
辞書の項目に孤立・半孤立単語を表すフラグを用意する
ことによって容易に孤立・半孤立単語を判定する。ここ
で孤立単語が見つかった場合には、その孤立単語の直前
及び直後を分割位置として3つのアクセント句に分割す
る。但し、孤立単語の直前もしくは直後に単語がなかっ
た場合には2つのアクセント句に分割することになる。
また、半孤立単語が見つかった場合には、その半孤立単
語の直前を分割位置として2つのアクセント句に分割す
る。分割されたアクセント句を入力形態素列として、こ
の処理を単語列を構成する単語が2単語未満になるか、
孤立単語及び半孤立単語が見つからなくなるまで繰り返
す。また、こうして分割されたアクセント句を必要に応
じて更にその他の分割手段で分割する。
アクセント句の分割を考える上で特に難しいのは複合
語、即ち、自立語が複数結合した単語列の分割である。
厳密にアクセント句を分割するためには、複合語を構成
する単語間の関係を明らかにする必要があるが、これは
非常に難しい問題である。しかし孤立・半孤立単語を検
出することによって、かなりの数の複合語は分割される
ものと考えられる。以下、具体的な複合語を例に取って
説明する。
語、即ち、自立語が複数結合した単語列の分割である。
厳密にアクセント句を分割するためには、複合語を構成
する単語間の関係を明らかにする必要があるが、これは
非常に難しい問題である。しかし孤立・半孤立単語を検
出することによって、かなりの数の複合語は分割される
ものと考えられる。以下、具体的な複合語を例に取って
説明する。
第2図は、孤立単語が見つけられた例を説明するため
の図で、この例では「各社」及び「各種」が孤立単語で
あり、これらの単語は1語で単独のアクセント句を形成
するので、これらの単語の直前及び直後に分割位置を設
定して、単語列は「生命保険・各社」及び「各種・調査
委員会」という2つづつのアクセント句に分割される。
の図で、この例では「各社」及び「各種」が孤立単語で
あり、これらの単語は1語で単独のアクセント句を形成
するので、これらの単語の直前及び直後に分割位置を設
定して、単語列は「生命保険・各社」及び「各種・調査
委員会」という2つづつのアクセント句に分割される。
第3図は、半孤立単語が見つけられた例を説明するた
めの図で、この例では「全体」が半孤立単語であり、こ
の単語がアクセント句の先頭となるので、この単語の直
前に分割位置を設定して、単語列は「従業員・全体会
議」という2つのアクセント句に分割される。
めの図で、この例では「全体」が半孤立単語であり、こ
の単語がアクセント句の先頭となるので、この単語の直
前に分割位置を設定して、単語列は「従業員・全体会
議」という2つのアクセント句に分割される。
効果 上述のように、本発明によると、モーラ数等によらず
必ずアクセント句境界を作る単語を検出し、この単語の
近傍にアクセント句境界を設定することによって、適切
なアクセント句を容易に抽出することが可能となり、自
然性の高い合成音声を得ることができる。
必ずアクセント句境界を作る単語を検出し、この単語の
近傍にアクセント句境界を設定することによって、適切
なアクセント句を容易に抽出することが可能となり、自
然性の高い合成音声を得ることができる。
第1図は、本発明の一実施例を説明するためのフローチ
ャート、第2図は、孤立単語が見つけられた例を説明す
るための図、第3図は、半孤立単語が見つけられた例を
説明するための図である。
ャート、第2図は、孤立単語が見つけられた例を説明す
るための図、第3図は、半孤立単語が見つけられた例を
説明するための図である。
Claims (1)
- 【請求項1】単語辞書を備え、形態素解析処理、アクセ
ント結合処理、合成処理を行うテキスト音声合成装置に
おいて、単語辞書は、独立単語、半孤立単語が設定され
た単語を有し、形態素解析処理は、入力テキストを単語
辞書を参照し、音韻記号列を求めると共に、少なくと
も、孤立単語が設定された単語の前後、及び、半孤立単
語が設定された単語の前にてアクセント句に分割するア
クセント句分割を行い、アクセント結合処理は、アクセ
ント句毎のアクセント核位置を決定して韻律記号列を求
め、合成処理は、音韻記号列及び韻律記号列に基づいて
音声を合成することを特徴とするテキスト音声合成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63157068A JP2996978B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | テキスト音声合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63157068A JP2996978B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | テキスト音声合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH025097A JPH025097A (ja) | 1990-01-09 |
JP2996978B2 true JP2996978B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15641527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63157068A Expired - Lifetime JP2996978B2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | テキスト音声合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996978B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100463655B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2004-12-29 | 삼성전자주식회사 | 부가 정보 제공 기능이 있는 텍스트/음성 변환장치 및 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2549103B2 (ja) * | 1986-12-30 | 1996-10-30 | 株式会社東芝 | 音声合成装置 |
-
1988
- 1988-06-24 JP JP63157068A patent/JP2996978B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH025097A (ja) | 1990-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071029 Year of fee payment: 8 |
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