JP2549103B2 - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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JP2549103B2 JP61311865A JP31186586A JP2549103B2 JP 2549103 B2 JP2549103 B2 JP 2549103B2 JP 61311865 A JP61311865 A JP 61311865A JP 31186586 A JP31186586 A JP 31186586A JP 2549103 B2 JP2549103 B2 JP 2549103B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は文字コードの列として与えられる入力単語、
特に固有名詞を簡易な処理によって自然性よく音声合成
することのできる音声合成装置に関するものである。
(従来の技術) 近時文字コードの列として入力された単語の韻律パラ
メータおよび音韻パラメータを求めこれらの韻律パラメ
ータと音韻パラメータとに従って音声を規制合成するこ
とが行われている。このような音声合成は音声認識処理
とともに、自然性の高いマンマシンインタフェースを実
現する上での重要な技術となっている。
ところでこのような音声の規制合成において自然性お
よび了解度の高い合成音声を得るためにはその単語固有
のアクセントを正しく再現することが重要な課題であ
る。しかし姓名や企業名、地名等の固有名詞はそれぞれ
固有のアクセントを持つことが多い。このためその固有
名詞に特有なアクセントをその単語を示す入力文字コー
ドの系列から正しく求めることが非常に困難である。そ
こで従来の音声合成装置では単純固有名詞毎にその単純
語固有のアクセント型、および複数の単純語の組合せで
構成される場合の複合語のアクセント型をアクセント辞
書として登録しておき、入力単語をこのアクセント辞書
と照合してその固有名詞に特有なアクセントを求めるよ
うにしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら従来の音声合成装置では複数の単純語で
構成される複合語が入力された場合アクセント辞書内に
複数の単純語のうち1つでも登録されていないと他の単
純語が照合できても照合に失敗しアクセント辞書内のア
クセント情報を参照せずにその複合語全体を1つのアク
セント句とし平板型のアクセントで音声出力している。
たとえば「トウシバトウキョウシテン」なる入力があっ
た時「トウシバ」と「トウキョウ」は照合できても、
「シテン」がなかったために照合に失敗する。この場合
正確なアクセントが付かないばかりか、「トーシバトー
キョーシテン」と出力されるはずが「トウシバトウキョ
ウシテン」と出力されることもあり自然性に乏しい合成
音となるという問題があった。
またただ単に照合できた単純語に対しては無条件にア
クセント情報を用いる方法が考えられるがこれでは単純
語間の区切り位置を誤る可能性が大きい。たとえば「ツ
バイ」なる「企業名」の入力があった場合アクセント辞
書に「ツバイ」と「バイ」が未登録で「ツ」なる「地
名」が登録されているとすると、「ツ」で照合されるた
め「ツ」と「バイ」が切り離され2つのアクセント句に
検定される恐れがある。このようにアクセント辞書に1
モーラの単語が登録されていればその単語を含む入力文
字列があった場合、1モーラの単語と照合される確率が
高くしかも誤った位置で切り離される場合が多いという
問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものでそ
の目的とするところは、アクセント辞書に登録されてい
る読み情報、アクセント型等の情報を効率良く活用し、
アクセント検定を高精度に行い自然性の高い合成音声を
効果的に得ることのできる音声合成装置を提供すること
にある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明は、文字コード列化
された単語を入力する入力部と、単語のアクセント情報
および読み情報を記憶するアクセント辞書と、前記入力
部から入力される入力単語を前記アクセント辞書に記憶
されている単語と照合しこの入力単語にアクセント情報
と読み情報を与える単語照合部と、複数の単純語からな
る複合語を構成する単純語のうち前記単語照合部で照合
できる単語数をnとし照合できた単純語の総モーラ数を
mとした場合に、(n>1)かつ(n<m)なる条件が
記憶されている条件テーブルと、アクセント情報と読み
情報に基づいて韻律パラメータと音韻パラメータとを決
定するパラメータ決定手段と、入力単語が複数の単純語
からなる複合語の場合に該複合語を構成する一部の単純
語の照合が不可能であっても前記条件テーブルに記憶さ
れている条件を満たせば該複合語を構成する単純語のう
ち照合されたものには前記決定されたアクセント情報と
読み情報とを前記パラメータ決定手段に与える複合語ア
クセント検定部と、前記パラメータ決定手段で決定され
た韻律パラメータと音韻パラメータに従い合成音声を生
成する音声合成部とを具備する。
(作用) 入力単語が複数の単純語からなる複合語の場合に、こ
の複合語を構成する一部の単純語が単語照合部において
不可能であっても条件テーブルに記憶されている条件を
満たせば、この複合語を構成する単純語のうち照合され
たものにはアクセント辞書で決定されたアクセント情報
と読み情報が用いられるため、アクセント情報および読
み情報の利用頻度が高まりアクセント検定が高精度に行
われる。
(実施例) 以下図面に基づいて本発明の一実施例を詳細に説明す
る。第1図は本発明の一実施例に係る音声合成装置の構
成ブロック図である。同図に示されるようにこの音声合
成装置は文字列入力部1、単語照合部2、アクセント辞
書3、音韻系列検定部4、複合語アクセント検定部5、
条件テーブル6、音声素片ファイル7、音韻パラメータ
生成部8、韻律パラメータ生成部9、音声合成部10とか
らなる。
音声合成に供せられる単語の情報は文字列入力部1か
ら文字コード系列として入力される。この入力単語の情
報はたとえば姓名や企業名、地名等の固有名詞を含む。
単語照合部2は入力単語を第2図に示すように固有名詞
のアクセント情報および読み情報を予め登録してあるア
クセント辞書3と照合し一致検出された単語に関するア
クセント情報および読み情報をアクセント辞書3から求
めている。ここで求められたアクセント情報および読み
情報は入力単語が一つの単純語と判定された時は音韻系
列検定部4および韻律パラメータ生成部9に与えられる
が、入力単語が複数の単純語から成る複合語を構成して
いると判定された時はそれらの情報は複合語アクセント
検定部5に与えられる。また複合語の場合には個々の単
純語に対して照合されたか否かの照合情報も複合語アク
セント検定部5に与えられる。複合語アクセント検定部
5は照合された入力単語が複数の単純語から成る複合語
を構成する場合その単純語の種類および照合検出された
アクセント情報に従ってその複合語におけるアクセント
を検定するものである。また複数の単純語のうち1つで
も照合されなかった単純語がある場合、条件テーブル6
を参照して照合できた単純語のみにアクセント辞書のア
クセント情報を与えるかあるいは照合失敗として判定し
て複合語全体を1つのアクセント句として平板型のアク
セントを与えるかの検定を行った上で、音韻系列検定部
4に入力単語あるいは入力単語に対する読み情報を与
え、韻律パラメータ生成部9に入力単語に対するアクセ
ント情報を与えている。条件テーブル6には第3図に示
すように照合単語数(入力単語中照合できた単純語の
数)をn、照合総モーラ数(照合できた単純語の総モー
ラ数)をmとしたとき (n>1)・(n<m) なる条件が登録されている。ここで「・」は「かつ」を
意味する。韻律パラメータ生成部9は、このようにして
アクセント検定された文字コード系列の韻律パラメータ
を求めるもので、その韻律パラメータの系列は音声合成
部10に与えられる。音韻系列検定部8は単語照合部2あ
るいは複合語アクセント検定部5から求められる読み情
報からその音韻が鼻音化および音声化するか否かの検定
を行っている。そしてその検定結果に従って前記読み情
報に対応した音韻系列を生成しこれを音韻パラメータ生
成部8に与える。音韻パラメータ生成部8では音声素片
ファイル7を参照して上記音韻系列に対応した音韻パラ
メータの系列を作成している。音声合成部10はこのよう
にして作成された音韻パラメータの系列と前述した韻律
パラメータの系列とに従って前記入力文字コード系列が
示す単語を規制合成法により音声合成する。
次に本実施例の動作について説明する。文字列入力部
1にたとえば「カブシキガイシャトウシバスズキキヨタ
カ」なる入力が与えられたとすると単語照合部2でたと
えば第2図に示す内容のアクセント辞書3との照合が行
われる。照合の結果「カブシキガイシャ」「トウシバ」
「スズキ」の3つの単純語は一致するが、「キヨタカ」
はアクセント辞書3にないため一致しない。入力単語が
複合語のためそれぞれの単純語に対するアクセント辞書
の内容は複合語アクセント検定部5へ与えられる。複合
語アクセント検定部5では、入力単語にアクセント辞書
3の内容と一致しない単純語があるため、第3図のよう
な条件テーブル6を参照して、入力単語を照合失敗とす
るか、あるいは一部照合とするの判定を行う。本実施例
では「カブシキガイシャ」が7モーラ、「トウシバ」が
4モーラ、「スズキ」が3モーラであり、照合単語数n
は「3」、照合総モーラ数mは7+4+3=「14」で、
条件テーブル6の条件(n>1)・(n<m)を満たし
ているので一部照合と判定され、上記3つの単純語のみ
アクセント辞書内の情報が用いられる。
一方「キヨタカ」に対してはアクセント辞書3にない
ため、読み情報として入力と同様の「キヨタカ」を用い
平板型のアクセントを付する。このようにして得られた
結果は第4図のようになる。
これらの音韻情報を音韻系列検定部4へ、アクセント
型を韻律パラメータ生成部9へそれぞれ与えることによ
って最終的には音声合成部10から音声の合成音が出力さ
れる。
このように本実施例では入力単語が複数の単純語から
成る複合語を構成する場合において、入力単語がアクセ
ント辞書3との照合に失敗した単純語を含んでいても、
所定の条件を満たせばアクセント辞書3との照合に成功
した単純語についてはアクセント情報および読み情報が
簡易にしかも正しく求められ、またこれを高精度に検定
することができる。したがって、このアクセント情報に
基づいて入力単語に固有なアクセントを表現して韻律パ
ラメータの系列を求め、読み情報を音韻系列に変換して
それに基づいて音韻パラメータを求めることが可能とな
り、アクセントの不自然さの少ない、すなわち単語固有
のアクセントを反映した明瞭な自然性の高い合成音声を
得ることが可能となる。
なお本発明はその技術的思想の範囲内で種々の変形が
可能である。たとえば照合単語数、照合モーラ数は上述
した例に限定されないことはいうまでもない。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように本発明によれば、アクセン
ト辞書の利用頻度が高くアクセント検定が高精度に行わ
れその結果自然性および明瞭度の高い合成音声を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る音声合成装置の構成ブ
ロック図、第2図はアクセント辞書3の内容を示す図、
第3図は条件テーブル6に記憶されている条件を示す
図、第4図は複合語アクセント検定部5の出力内容を示
す図である。 1……文字列入力部 2……単語照合部 3……アクセント辞書 4……音韻系列検定部 5……複合語アクセント検定部 6……条件テーブル 8……音韻パラメータ生成部 9……韻律パラメータ生成部 10……音声合成部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字コード列化された単語を入力する入力
    部と、 単語のアクセント情報および読み情報を記憶するアクセ
    ント辞書と、 前記入力部から入力される入力単語を前記アクセント辞
    書に記憶されている単語と照合しこの入力単語にアクセ
    ント情報と読み情報を与える単語照合部と、 複数の単純語からなる複合語を構成する単純語のうち前
    記単語照合部で照合できる単語数をnとし照合できた単
    純語の総モーラ数をmとした場合に、(n>1)かつ
    (n<m)なる条件が記憶されている条件テーブルと、 アクセント情報と読み情報に基づいて韻律パラメータと
    音韻パラメータとを決定するパラメータ決定手段と、 入力単語が複数の単純語からなる複合語の場合に該複合
    語を構成する一部の単純語の照合が不可能であっても前
    記条件テーブルに記憶されている条件を満たせば該複合
    語を構成する単純語のうち照合されたものには前記決定
    されたアクセント情報と読み情報とを前記パラメータ決
    定手段に与える複合語アクセント検定部と、 前記パラメータ決定手段で決定された韻律パラメータと
    音韻パラメータに従い合成音声を生成する音声合成部
    と、 を具備することを特徴とする音声合成装置。
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