JP2891333B2 - 培養スライドのアセンブリ - Google Patents
培養スライドのアセンブリInfo
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- JP2891333B2 JP2891333B2 JP8104873A JP10487396A JP2891333B2 JP 2891333 B2 JP2891333 B2 JP 2891333B2 JP 8104873 A JP8104873 A JP 8104873A JP 10487396 A JP10487396 A JP 10487396A JP 2891333 B2 JP2891333 B2 JP 2891333B2
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B21/00—Microscopes
- G02B21/34—Microscope slides, e.g. mounting specimens on microscope slides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/30—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration
- C12M41/36—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration of biomass, e.g. colony counters or by turbidity measurements
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細胞培養過程にお
いて使用するためのアセンブリ及び同アセンブリを使用
する方法に関する。特に、当該アセンブリは、チャンバ
と、スライドと、同スライドからチャンバを分離するた
めの手段とを含む。
いて使用するためのアセンブリ及び同アセンブリを使用
する方法に関する。特に、当該アセンブリは、チャンバ
と、スライドと、同スライドからチャンバを分離するた
めの手段とを含む。
【0002】
【従来の技術】特定の培地内で種々の細菌、細胞又は組
織を成長させ、次いで、生じた成長を試験することは医
学研究過程のみならず生化学の研究においてしばしば望
ましいことである。この技術の特別な使用方法は、宿主
細胞(host cell)を成長せしめ、次いで、こ
の成長させた細胞を使用してウイルスの活性を検知する
ウイルス学の研究におけるものである。
織を成長させ、次いで、生じた成長を試験することは医
学研究過程のみならず生化学の研究においてしばしば望
ましいことである。この技術の特別な使用方法は、宿主
細胞(host cell)を成長せしめ、次いで、こ
の成長させた細胞を使用してウイルスの活性を検知する
ウイルス学の研究におけるものである。
【0003】組織細胞の成長のような生化学反応又は成
長を行うために有用な典型的な装置が米国特許第3,7
26,764号に記載されている。この米国特許第3,
726,764号における装置は、液体不浸透性のシー
ルを備えたガラス製のスライドに取り付けられたチャン
バである。このチャンバをガラス製のスライドから分離
するために特別な工具がシール内に打ち込まれる。
長を行うために有用な典型的な装置が米国特許第3,7
26,764号に記載されている。この米国特許第3,
726,764号における装置は、液体不浸透性のシー
ルを備えたガラス製のスライドに取り付けられたチャン
バである。このチャンバをガラス製のスライドから分離
するために特別な工具がシール内に打ち込まれる。
【0004】米国特許第3,726,764号に記載さ
れているような典型的な装置に直面しているユーザーが
有する問題点は、チャンバをスライドから取り外すため
に別個の工具を使用することは、不便であり且つチャン
バとスライドとを分離するのに高い技能と注意力を払う
にもかかわらず、ガラス製のスライドを壊さない可能性
が常に確実なわけではなく、従って、スライド上の細胞
の汚染防止もまた確実ではないということである。
れているような典型的な装置に直面しているユーザーが
有する問題点は、チャンバをスライドから取り外すため
に別個の工具を使用することは、不便であり且つチャン
バとスライドとを分離するのに高い技能と注意力を払う
にもかかわらず、ガラス製のスライドを壊さない可能性
が常に確実なわけではなく、従って、スライド上の細胞
の汚染防止もまた確実ではないということである。
【0005】医学及び研究製品の効能に関して特に強調
すると、細胞培養製造を有効に且つ効率良く行うための
改良された装置が必要とされている。この改良された装
置は、作業を行う人をより良く保護すると共に、現在市
販されている器具と比較して製造が比較的簡単で且つ低
廉である。
すると、細胞培養製造を有効に且つ効率良く行うための
改良された装置が必要とされている。この改良された装
置は、作業を行う人をより良く保護すると共に、現在市
販されている器具と比較して製造が比較的簡単で且つ低
廉である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、細胞培養製
造を有効に且つ効率良く行うための改良された組織の成
長又は細胞の培養のような生化学的な反応及び成長を行
うための培養スライド装置を提供することを目的とす
る。
造を有効に且つ効率良く行うための改良された組織の成
長又は細胞の培養のような生化学的な反応及び成長を行
うための培養スライド装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、好まし
くは、ベース部材、複数のチャンバを含む協働可能な容
器、容器をベース部材に取り外し自在に取り付けるため
の手段、及びベース部材を容器から分離するための手段
を含む。この装置は、容器の孔を覆うための蓋を更に有
するのが望ましい。
くは、ベース部材、複数のチャンバを含む協働可能な容
器、容器をベース部材に取り外し自在に取り付けるため
の手段、及びベース部材を容器から分離するための手段
を含む。この装置は、容器の孔を覆うための蓋を更に有
するのが望ましい。
【0008】好ましくは、容器は、前方部分と、後方部
分と、頂面から底面まで延びている側壁とを含み、底面
は、ベース部材と取り外し自在にかみ合う。最も好まし
くは、容器の底面は、液体不浸透性シールによってベー
ス部材に取り外し自在に取り付けられる。好ましくは、
液体不浸透性のシールは、オルガノポリシロキサンのエ
ラストマのみならずシリコン又はアクリレートの組成物
のエラストマによって作ってもよい。ベース部材を容器
から分離するための手段は、可動レバーであるのが最も
好ましい。レバーは、容器の後方部分に隣接して取り付
けられるのが望ましい。このレバーは、容器とベース部
材とを分離するためにこれらの間に適当な力を付与する
ために使用してもよい。
分と、頂面から底面まで延びている側壁とを含み、底面
は、ベース部材と取り外し自在にかみ合う。最も好まし
くは、容器の底面は、液体不浸透性シールによってベー
ス部材に取り外し自在に取り付けられる。好ましくは、
液体不浸透性のシールは、オルガノポリシロキサンのエ
ラストマのみならずシリコン又はアクリレートの組成物
のエラストマによって作ってもよい。ベース部材を容器
から分離するための手段は、可動レバーであるのが最も
好ましい。レバーは、容器の後方部分に隣接して取り付
けられるのが望ましい。このレバーは、容器とベース部
材とを分離するためにこれらの間に適当な力を付与する
ために使用してもよい。
【0009】最も好ましくは、このベース部材は顕微鏡
用スライドである。このベース部材と容器とは、ガラス
又はプラスチックで作られるのが最も好ましい。
用スライドである。このベース部材と容器とは、ガラス
又はプラスチックで作られるのが最も好ましい。
【0010】装置内で生化学反応又は成長を行わせるた
めに、液体組織培地がベース部材と接触している容器内
に配置される。この培地は、培養されて組織培養が成長
してベース部材に付着するのを可能にする。液体培地
は、次いで容器から取り外され、容器がレバーの助けを
借りてベース部材から取り外される。ベース部材上の組
織培養の成長は、次いで、所望通りに処理され且つ顕微
鏡によって検査される。この装置は、嫌気性のチャンバ
として又は微生物アッセイのための血液培養チャンバと
しても有用である。
めに、液体組織培地がベース部材と接触している容器内
に配置される。この培地は、培養されて組織培養が成長
してベース部材に付着するのを可能にする。液体培地
は、次いで容器から取り外され、容器がレバーの助けを
借りてベース部材から取り外される。ベース部材上の組
織培養の成長は、次いで、所望通りに処理され且つ顕微
鏡によって検査される。この装置は、嫌気性のチャンバ
として又は微生物アッセイのための血液培養チャンバと
しても有用である。
【0011】本発明の特徴は、使用が容易であり、容器
とスライドとの間に分離工具を打ち込む必要なく、レバ
ーによってベース部材から容易に取り外すことができ、
取り外しのための力が実質的に減じられる。本発明の別
の特徴は、このアセンブリは、レバーがアセンブリに取
り付けられる点において実質的に自己装備(self−
contained)型であるという点である。また、
この装置は、光学的に透明なプラスチックによって作る
ことができるので、容易に廃棄可能である。更に、本発
明の装置は、容器をベース部材から分離する手段によっ
て、生化学反応の完全性を維持することによってスライ
ド上に生化学反応を行うための方法を改良する。
とスライドとの間に分離工具を打ち込む必要なく、レバ
ーによってベース部材から容易に取り外すことができ、
取り外しのための力が実質的に減じられる。本発明の別
の特徴は、このアセンブリは、レバーがアセンブリに取
り付けられる点において実質的に自己装備(self−
contained)型であるという点である。また、
この装置は、光学的に透明なプラスチックによって作る
ことができるので、容易に廃棄可能である。更に、本発
明の装置は、容器をベース部材から分離する手段によっ
て、生化学反応の完全性を維持することによってスライ
ド上に生化学反応を行うための方法を改良する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は多くの異なった形態によ
る実施形態によって実現することができるけれども、本
明細書においては、本発明の好ましい実施形態を図示し
且つ詳細に説明する。しかしながら、本開示は、本発明
の原理の例示と考えられるべきものであり、本発明を図
示した実施形態に限定することを意図するものではな
い。本発明の範囲と精神から逸脱することなく種々の他
の変形が当業者に明らかであろう。本発明の範囲は、特
許請求の範囲及びその等価物によって決められるであろ
う。
る実施形態によって実現することができるけれども、本
明細書においては、本発明の好ましい実施形態を図示し
且つ詳細に説明する。しかしながら、本開示は、本発明
の原理の例示と考えられるべきものであり、本発明を図
示した実施形態に限定することを意図するものではな
い。本発明の範囲と精神から逸脱することなく種々の他
の変形が当業者に明らかであろう。本発明の範囲は、特
許請求の範囲及びその等価物によって決められるであろ
う。
【0013】本発明の好ましい装置が図1に示されてい
る。装置10は、ベース部材12と、容器14と、可動
のレバー16と、蓋18とを含む。
る。装置10は、ベース部材12と、容器14と、可動
のレバー16と、蓋18とを含む。
【0014】ベース部材12は、平らな上面20と、上
面20に直角の互いに対向する端部22と24とを有す
る。ベース部材12の上面20は平らであって容器14
のための係合面を形成している。ベース部材12は顕微
鏡用スライドであるのが好ましい。このような顕微鏡用
スライドは、洗浄されて生化学または細菌の成長を抑制
する油、グリース、界面活性剤、研磨剤、又はその他の
物質が除去されたソーダーガラスによって製造されるの
が好ましい。別の方法として、顕微鏡用スライドは、プ
ラスチックによって製造してもよい。このようなプラス
チック材料としてはポリスチレン等がある。
面20に直角の互いに対向する端部22と24とを有す
る。ベース部材12の上面20は平らであって容器14
のための係合面を形成している。ベース部材12は顕微
鏡用スライドであるのが好ましい。このような顕微鏡用
スライドは、洗浄されて生化学または細菌の成長を抑制
する油、グリース、界面活性剤、研磨剤、又はその他の
物質が除去されたソーダーガラスによって製造されるの
が好ましい。別の方法として、顕微鏡用スライドは、プ
ラスチックによって製造してもよい。このようなプラス
チック材料としてはポリスチレン等がある。
【0015】容器14は、端部24に近接して配置され
且つベース部材12の上面20に当て付けられて係合し
て上面20の実質的な部分30を端部22の近くで露出
させた状態にする。この自由な面領域30は、エッチン
グを施して、ラベルのような特定するための適当なマー
キングを受け入れることができるようにすることができ
る。
且つベース部材12の上面20に当て付けられて係合し
て上面20の実質的な部分30を端部22の近くで露出
させた状態にする。この自由な面領域30は、エッチン
グを施して、ラベルのような特定するための適当なマー
キングを受け入れることができるようにすることができ
る。
【0016】容器14は、開口した底部42と開口した
頂部44とを形成している、互いに対向する長手方向の
側壁34と36と、互いに対向した横側壁38及び40
とを含む。これらの側壁は、頂面から底面まで延びてい
る。底面には、底部開口42を取り巻いている周方向に
沿って外方を向いたフランジ50が設けられている。容
器14は、更に、側壁38と40とに平行でこれらの側
壁から等距離だけ隔てられた仕切り51を有し、2つの
チャンバ53及び54を形成している。
頂部44とを形成している、互いに対向する長手方向の
側壁34と36と、互いに対向した横側壁38及び40
とを含む。これらの側壁は、頂面から底面まで延びてい
る。底面には、底部開口42を取り巻いている周方向に
沿って外方を向いたフランジ50が設けられている。容
器14は、更に、側壁38と40とに平行でこれらの側
壁から等距離だけ隔てられた仕切り51を有し、2つの
チャンバ53及び54を形成している。
【0017】図2に示すように、レバー16は、後方端
部52と前方すなわち作動端部54とを有する。レバー
16の後方端部52と前方端部54とは、枢支位置56
において合致している。後方端部52は、容器14の側
壁40に沿ってフランジ50に取り付けられている。こ
のレバーは、ほぼ垂直方向上方又は下方に動かすことが
できるように容器に取り付けられている。
部52と前方すなわち作動端部54とを有する。レバー
16の後方端部52と前方端部54とは、枢支位置56
において合致している。後方端部52は、容器14の側
壁40に沿ってフランジ50に取り付けられている。こ
のレバーは、ほぼ垂直方向上方又は下方に動かすことが
できるように容器に取り付けられている。
【0018】図2に示すように、蓋18は、容器の開口
した頂部を覆って嵌合させて同開口頂部を塞ぐことがで
き且つ容易に取り外すことができる。
した頂部を覆って嵌合させて同開口頂部を塞ぐことがで
き且つ容易に取り外すことができる。
【0019】容器14は、透明なポリマー材料によって
作るのが好ましい。このような材料としては、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、セルロイド、ポリメタクリレー
ト及びポリメチルメタクリレートがあるが、これらに限
定されるわけではない。
作るのが好ましい。このような材料としては、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、セルロイド、ポリメタクリレー
ト及びポリメチルメタクリレートがあるが、これらに限
定されるわけではない。
【0020】本発明の装置の製造においては、底面48
は、接着のような適当な手段によって端面24の近くの
ベース部材12の上面20に取り外し自在に取り付けら
れている。このような接着剤としては、シリコン又はア
クリレートがある。
は、接着のような適当な手段によって端面24の近くの
ベース部材12の上面20に取り外し自在に取り付けら
れている。このような接着剤としては、シリコン又はア
クリレートがある。
【0021】有用な接着剤のための基本的な条件は、こ
の接着剤が容器14とベース部材12との間の所望の取
り外し自在の接着特性を提供し、液体不浸透性のシール
を提供し、装置内でひき続いて使用される生化学物質に
対して実質的に有毒性がなく、不所望な微生物のための
成長源として作用せず、容器をベース部材から分離する
のに必要な分離力の大きさを減じることである。
の接着剤が容器14とベース部材12との間の所望の取
り外し自在の接着特性を提供し、液体不浸透性のシール
を提供し、装置内でひき続いて使用される生化学物質に
対して実質的に有毒性がなく、不所望な微生物のための
成長源として作用せず、容器をベース部材から分離する
のに必要な分離力の大きさを減じることである。
【0022】図3に示すように、レバーが作動される
と、ベース部材の上面に向かって作動端部に手動による
力がかけられて枢動位置がベース部材の上面と接する。
この動きによって、レバーの作動端部がフランジとチャ
ンバの底面とに上方への力を付与することができ、それ
によって、容器がベース部材から取り外される。図4に
示すように、この容器は、レバーを使用することによっ
てベース部材から取り外すことができる。
と、ベース部材の上面に向かって作動端部に手動による
力がかけられて枢動位置がベース部材の上面と接する。
この動きによって、レバーの作動端部がフランジとチャ
ンバの底面とに上方への力を付与することができ、それ
によって、容器がベース部材から取り外される。図4に
示すように、この容器は、レバーを使用することによっ
てベース部材から取り外すことができる。
【0023】レバー16は、プラスチック又はその他の
可撓性の材料によって作ってもよい。任意的ではある
が、図5に示すように、レバーは、容器の後端52と側
壁40との間の孔の開いた端縁60において容器から取
り外してもよい。
可撓性の材料によって作ってもよい。任意的ではある
が、図5に示すように、レバーは、容器の後端52と側
壁40との間の孔の開いた端縁60において容器から取
り外してもよい。
【0024】本発明の装置は、例えば、組織培養を成長
させるために以下の方法において採用することができ
る。まず、蓋が容器から取り外される。次いで、成長さ
れるべき細胞の懸濁液を含む所望の液体組織培地が容器
内に配置される。次いで、この装置は、適当な培養器内
に配置され、公知の条件下で培養されて組織培養成長を
行う。所望ならば、この成長中に細胞及び培地に適当な
処理を実施して、細胞内の細胞病理学上の変化をさせて
もよい。成長期間が終了すると、多量の組織細胞がベー
ス部材に付着する。この組織培地は、次いで、吸引によ
ってチャンバから取り外される。この容器は、次いで、
図3に示すように、レバーに人が力をかけて図4に示す
ように容器を取り外すことにより、ベース部材から取り
外される。ベース部材に付着した多量の組織細胞は次い
ですすがれてベース部材に固定され、固定された組織細
胞は、次いで、適当な染料によって処理されて細胞が着
色される。
させるために以下の方法において採用することができ
る。まず、蓋が容器から取り外される。次いで、成長さ
れるべき細胞の懸濁液を含む所望の液体組織培地が容器
内に配置される。次いで、この装置は、適当な培養器内
に配置され、公知の条件下で培養されて組織培養成長を
行う。所望ならば、この成長中に細胞及び培地に適当な
処理を実施して、細胞内の細胞病理学上の変化をさせて
もよい。成長期間が終了すると、多量の組織細胞がベー
ス部材に付着する。この組織培地は、次いで、吸引によ
ってチャンバから取り外される。この容器は、次いで、
図3に示すように、レバーに人が力をかけて図4に示す
ように容器を取り外すことにより、ベース部材から取り
外される。ベース部材に付着した多量の組織細胞は次い
ですすがれてベース部材に固定され、固定された組織細
胞は、次いで、適当な染料によって処理されて細胞が着
色される。
【0025】上記したチャンバは4つの側面を有するけ
れども、本発明の装置は、これより多くの又は少ない側
面を有してもよいだけではなく円のような他の幾何学的
形状を採用することもできることが理解できる。更に、
本発明は、いかなる所望の数のチャンバを含むこともで
きることが分かる。
れども、本発明の装置は、これより多くの又は少ない側
面を有してもよいだけではなく円のような他の幾何学的
形状を採用することもできることが理解できる。更に、
本発明は、いかなる所望の数のチャンバを含むこともで
きることが分かる。
【0026】図6及び7は、本発明の更に別の実施形態
を示しており、これらの実施形態は、図1〜5に示した
部品とほぼ等しい多くの構成部品を含む。従って、図6
における同様の部品を特定するために添字“a”が使用
され、図7においては同様の部品を特定するために添字
“b”が使用されている以外は、同様な機能を果たす同
様の構成部品には同じ番号が付されている。
を示しており、これらの実施形態は、図1〜5に示した
部品とほぼ等しい多くの構成部品を含む。従って、図6
における同様の部品を特定するために添字“a”が使用
され、図7においては同様の部品を特定するために添字
“b”が使用されている以外は、同様な機能を果たす同
様の構成部品には同じ番号が付されている。
【0027】図6に示すように、本発明の別の実施形態
は、ベース部材12a、容器14a、レバー16a及び
蓋18aを有する4つのチャンバ装置70を含む。容器
14aは、更に、仕切り80及び82によって形成され
ている4つのチャンバ72,74,76,78を含む。
は、ベース部材12a、容器14a、レバー16a及び
蓋18aを有する4つのチャンバ装置70を含む。容器
14aは、更に、仕切り80及び82によって形成され
ている4つのチャンバ72,74,76,78を含む。
【0028】図7に示すように、本発明の更に別の実施
形態は、ベース部材12b、容器14b、レバー16b
及び蓋18bを有する6つのチャンバ装置90を含む。
容器14bは、更に、仕切り104,106,108に
よって形成されている6つのチャンバ92,94,9
6,98,100,102を含む。
形態は、ベース部材12b、容器14b、レバー16b
及び蓋18bを有する6つのチャンバ装置90を含む。
容器14bは、更に、仕切り104,106,108に
よって形成されている6つのチャンバ92,94,9
6,98,100,102を含む。
【図1】本発明の培養スライド装置の斜視図である。
【図2】図1の培養スライド装置の線2−2に沿った側
方断面図である。
方断面図である。
【図3】レバーの動きを示す図1の培養スライドのアセ
ンブリの側面図である。
ンブリの側面図である。
【図4】レバーによって容器をベース部材から取り外す
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図5】孔の開いた端縁からレバーを取り外す状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】本発明の付加的な実施形態である4つのチャン
バの培養スライド装置の斜視図である。
バの培養スライド装置の斜視図である。
【図7】本発明の付加的な実施形態である6つのチャン
バの培養スライド装置の斜視図である。
バの培養スライド装置の斜視図である。
10 培養スライド装置、 12 ベース部材、14
容器、 16 レバー、 18 蓋、 51
仕切り、53,55 チャンバ
容器、 16 レバー、 18 蓋、 51
仕切り、53,55 チャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 595117091 1 BECTON DRIVE, FR ANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417−1880, UNI TED STATES OF AMER ICA (72)発明者 ティモシー・エイ・スティーブンズ アメリカ合衆国ニュージャージー州 07940,マディソン,メイン・ストリー ト 171,アパートメント 57 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12M 1/00 C12M 1/34 C12M 3/00
Claims (9)
- 【請求項1】 ベース部材と、複数のチャンバを含む容
器と、同容器を前記ベース部材に取り外し自在に取り付
ける手段と、前記容器に取り付けられ同容器を前記ベー
ス部材から分離するための可動のレバーと、を含む培養
スライド装置。 - 【請求項2】 前記容器を前記ベース部材に取り外し自
在に取り付けるための前記手段が接着剤である、請求項
1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記接着剤が、前記容器と前記ベース部
材との間に液体不浸透性のシールを提供する、請求項2
に記載の装置。 - 【請求項4】 前記ベース部材が、平らな上面と、同上
面と直角の互いに対向する端部とを含む、請求項1に記
載の装置。 - 【請求項5】 前記ベース部材が顕微鏡用スライドであ
る、請求項4に記載の装置。 - 【請求項6】 前記容器が、頂面と底面と、前方部分
と、後方部分と、前記頂面から前記底面まで延びている
側壁とを有し、前記底面は前記ベース部材に取り外し自
在に取り付けられている、請求項1に記載の装置。 - 【請求項7】 前記レバーが後方端と前方端とを有し、
前記後方端と前方端とが枢動位置で結合されている、請
求項1に記載の装置。 - 【請求項8】 前記レバーが、孔の開いた端縁によって
前記容器に取り外し自在に取り付けられている、請求項
7に記載の装置。 - 【請求項9】 取り外し自在の蓋を更に含む、請求項1
に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US468782 | 1995-06-06 | ||
US08/468,782 US5518925A (en) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | Culture slide assembly |
Publications (2)
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