JP2890948B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2890948B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にバリアメタルを用いた金属配線の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の金属配線の形成方法について、図
3(a)〜(c)を参照して説明する。
【0003】はじめに図3(a)に示すように、シリコ
ン基板1の表面に例えばイオン注入により拡散層2を形
成する。つぎに第1の絶縁膜3を堆積したのち拡散層2
上にコンタクトを開口する。
【0004】つぎに図3(b)に示すように、全面に高
融点金属として例えば厚さ0.1μmの窒化チタン4を
スパッタする。つぎに厚さ1μmのアルミニウム5をス
パッタする。このアルミニウム5はシリコンおよび銅が
含有したものでも良い。
【0005】つぎに高融点金属として例えばチタンタン
グステン7をスパッタする。
【0006】つぎに図3(c)に示すように、チタンタ
ングステン7、アルミニウム5、窒化チタン4を異方性
エッチングによりパターニングして金属配線が完成す
る。
【0007】この金属配線において、窒化チタン4はア
ルミニウム5が拡散層2の外側に移動して短絡する、い
わゆるアロイスパイクを防止するバリアメタルとなる。
またチタンタングステン7はアルミニウム5のエレクト
ロマイグレーションおよびストレスマイグレーションを
抑制する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】アルミニウムの上にシ
リコンを吸収し易い高融点金属を形成すると、アルミニ
ウムの下にバリアメタルを形成しても、アロイスパイク
を完全に防ぐことはできない。
【0009】この対策としてアルミニウムに含有させる
シリコンの割合を増やすことが考えられるが、アルミニ
ウムの抵抗率が高くなり、シリコンが局所的に結晶化し
てコンタクト不良を起す恐れがある。またアルミニウム
配線をエッチングするとき、シリコン粒が残るという問
題がある。
【0010】もう一つの対策としてアルミニウムの上に
シリコンをスパッタしてから高融点金属を堆積すること
が考えられるが、シリコンと高融点金属例えばチタンタ
ングステンとのコンタクト抵抗が大きくなる。
【0011】また上層の高融点金属を例えばチタンタン
グステンと窒化チタンとの2層構造にする方法では、ア
ロイスパイクやコンタクト抵抗の問題は解決するが、エ
ッチング加工が困難になるという新たな問題が生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板表面に拡散層を形成する工程と、
前記拡散層上に開口を有する絶縁膜を形成する工程と、
全面に高融点金属または高融点金属を主成分とする合金
からなる第1の導電膜を堆積する工程と、全面にアルミ
ニウムを主成分とする第2の導電膜を堆積する工程と、
前記第2の導電膜の表面にシリコンをイオン注入する工
程と、全面に高融点金属または高融点金属を主成分とす
る合金からなる第3の導電膜を堆積する工程と、前記第
3の導電膜、前記第2の導電膜、前記第1の導電膜を順
次エッチングして前記第1の導電膜、前記第2の導電
膜、前記第3の導電膜からなる積層配線を形成する工程
とを含むものである。
【0013】
【実施例】本発明の第1の実施例について、図1(a)
〜(d)を参照して説明する。
【0014】はじめに図1(a)に示すように、シリコ
ン基板1の表面に例えばイオン注入により拡散層2を形
成する。つぎに第1の絶縁膜3を堆積したのち拡散層2
上にコンタクトを開口する。
【0015】つぎに図1(b)に示すように、全面に高
融点金属として例えば厚さ0.1μmの窒化チタン4を
スパッタする。つぎに厚さ1μmのアルミニウム5をス
パッタする。このアルミニウム5はシリコンおよび銅を
が含有したものでも良い。
【0016】つぎにシリコン6をイオン注入する。この
ときシリコン6がアルミニウム5の表面近傍に止まるよ
うに、加速エネルギーを設定する。
【0017】つぎに図1(c)に示すように、高融点金
属として例えば厚さ0.1μmのチタンタングステン7
をスパッタする。
【0018】つぎに図1(d)に示すように、チタンタ
ングステン7、アルミニウム5、窒化チタン4を異方性
エッチングによりパターニングして金属配線が完成す
る。
【0019】本実施例において、チタンタングステン7
に吸収されるシリコンはアルミニウム5の表面近傍にイ
オン注入したシリコン6でまかなわれ、アルミニウム5
とシリコン基板1との間のアロイスパイクの発生を防ぐ
ことができる。
【0020】また、チタンタングステン7に吸収される
シリコンの量は、チタンタングステン7の膜厚によって
異なるので、膜厚に応じてシリコンイオン注入の注入量
(ドース)を増減することにより、アロイスパイクの発
生を十分防ぐことができる。
【0021】つぎに本発明の第2の実施例について図2
(a)〜(d)を参照して説明する。
【0022】はじめに図2(a)に示すように、シリコ
ン基板1の表面に例えばイオン注入により拡散層2を形
成する。つぎに第1の絶縁膜3を堆積したのち拡散層2
上にコンタクトを開口する。つぎに全面に高融点金属と
して例えば厚さ0.1μmの窒化チタン4をスパッタす
る。つぎに厚さ1μmの第1のアルミニウム5aをスパ
ッタする。第1のアルミニウム5aはシリコンおよび銅
が含有したものでも良い。つぎにアルミニウム5aおよ
び窒化チタン4を異方性エッチングによりパターニング
して下層配線とする。
【0023】つぎに図2(b)に示すように、全面に第
2の絶縁膜3aを形成し、下層配線である第1のアルミ
ニウム5aの上にスルーホール8を開口する。
【0024】つぎに図2(c)に示すように、全面に第
2のアルミニウム5bをスパッタする。第2のアルミニ
ウム5aもシリコンおよび銅が含有したものでも良い。
つぎに全面にシリコン6をイオン注入する。このときシ
リコン6が第2のアルミニウム5bの表面近傍に止まる
ように、加速エネルギーを設定する。
【0025】つぎに図2(d)に示すように、高融点金
属として例えば厚さ0.1μmのチタンタングステン7
をスパッタする。つぎにチタンタングステン7および第
2のアルミニウム5bを異方性エッチングによりパター
ニングして上層配線とする。
【0026】本実施例ではスルーホール8において、第
1のアルミニウム5aと第2のアルミニウム5bとが接
している。第2のアルミニウム5bの下にさらに高融点
金属として例えば窒化チタンを追加するとスルーホール
抵抗が非常に高くなる。したがってストレスマイグレー
ション対策として第2のアルミニウムの上のみに高融点
金属を形成形成せざるを得ない。
【0027】第2のアルミニウム5bの上にシリコンを
吸収し易い高融点金属を形成すると、第1のアルミニウ
ム5aを介してシリコン基板1のシリコンを吸い上げて
しまい、アロイスパイクが発生する。
【0028】したがって、多層配線のうち上層配線に本
発明を適用することにより、アロイスパイクを防止する
ことができる。
【0029】
【発明の効果】アルミニウム配線のストレスマイグレー
ション対策用高融点金属層が吸収するシリコンを予めイ
オン注入によって供給する。その結果、アルミニウム配
線内でのシリコンの移動を防止して、アロイスパイクに
よるリーク電流の発生を防ぐことができる。
【0030】多層配線のうち上層配線に対して本発明を
適用しても、スルーホールにおけるシリコンの移動を抑
えて、シリコンノジュールによるスルーホール不良を防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を工程順に示す断面図で
ある。
【図3】従来の金属配線の形成方法を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 拡散層 3 第1の絶縁膜 3a 第2の絶縁膜 4 窒化チタン 5 アルミニウム 5a 第1のアルミニウム 5b 第2のアルミニウム 6 シリコン 7 チタンタングステン 8 スルーホール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面に拡散層を形成する工程
    と、前記拡散層上に開口を有する絶縁膜を形成する工程
    と、全面に高融点金属または高融点金属を主成分とする
    合金からなる第1の導電膜を堆積する工程と、全面にア
    ルミニウムを主成分とする第2の導電膜を堆積する工程
    と、前記第2の導電膜の表面にシリコンをイオン注入す
    る工程と、全面に高融点金属または高融点金属を主成分
    とする合金からなる第3の導電膜を堆積する工程と、前
    記第3の導電膜、前記第2の導電膜、前記第1の導電膜
    を順次エッチングして前記第1の導電膜、前記第2の導
    電膜、前記第3の導電膜からなる積層配線を形成する工
    程とを含む半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板表面に拡散層を形成する工程
    と、前記拡散層上に開口を有する第1の絶縁膜を形成す
    る工程と、全面に高融点金属または高融点金属を主成分
    とする合金からなる第1の導電膜を堆積する工程と、全
    面にアルミニウムを主成分とする第2の導電膜を堆積す
    る工程と、前記第2の導電膜、前記第1の導電膜を順次
    エッチングして前記第1の導電膜および前記第2の導電
    膜からなる第1の積層配線を形成する工程と、前記第1
    の積層配線表面の所定の場所に開口を有する第2の絶縁
    膜を形成する工程と、全面にアルミニウムを主成分とす
    る第3の導電膜を堆積する工程と、前記第3の導電膜の
    表面にシリコンをイオン注入する工程と、全面に高融点
    金属または高融点金属を主成分とする合金からなる第4
    の導電膜を堆積する工程と、前記第4の導電膜および前
    記第3の導電膜を順次エッチングして前記第3の導電膜
    および前記第4の導電膜からなる第2の積層配線を形成
    する工程とを含む半導体装置の製造方法。
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