JP2890379B2 - カルシウム吸収促進栄養剤、食品及び飼料 - Google Patents

カルシウム吸収促進栄養剤、食品及び飼料

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カルシウム吸収促進栄養剤、食品または飼
料に関する。
従来の技術 日本人のカルシウム摂取量は長年に亘り所要量を下回
っており、カルシウム強化食品、カルシウム吸収促進作
用を有する食品の摂取が望まれる。しかし、日本人の平
均的な食習慣では充分なカルシウム量を含有する献立を
継続することは相当の努力を要する。従って、カルシウ
ム吸収促進作用を有する食品は少ない摂取量を吸収率上
昇によって補うものと言える。カルシウムの腸管におけ
る吸収は食事因子によって影響を受けることが知られて
おり、ビタミンD、糖類等がカルシウム吸収を促進する
とされている。例えば、Schuetteら[AmJ.Clin Nur 50,
1084〜1087(1989)]は、グルコース、ガラストース混
合物、乳糖及びマンニトールのヒトにおけるカルシウム
吸収促進作用について検討しており、グルコース、ガラ
クトース混合物がカルシウム吸収を促進するが、乳糖は
予想したほど促進せず、マンニトールよりわずかに優れ
ている程度であったと報告している。また、飽和脂肪酸
はカルシウムと不溶性の塩を形成し、カルシウム吸収を
低下させるとされている。
短鎖脂肪酸およびそれらを含有する化合物を取得する
際、試薬の調製法としては、カラムクロマトグラフィー
等を用いた分取が検討されているが、この方法には処理
量が少ない、効率が良くない等の不利な点がある。食品
素材等の原料に供する目的で、短鎖脂肪酸およびそれら
を含有する化合物を効率良く取得する方法は、開発され
ていない。
発明が解決しようとする課題 本発明は、上記したように食事因子によってカルシウ
ム吸収性に差違のあることに着目し、食事因子を選択す
ることによって、カルシウム吸収を促進する食品等を開
発しようとするものである。その結果、例えばカルシウ
ムの摂取量が少なくとも吸収率の向上をはかり、カルシ
ウム所要量を満たし、疾患を予防あるいは治療し、健康
を増進しようとするものである。
すなわち、本発明の課題はカルシウム吸収促進作用を
有する医薬、食品、飼料を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するためになされたもので
あって、食事因子を選択することによって食品等からの
カルシウムの吸収率の改善をはかることを目的として種
々の食事因子について検討した。その結果、短鎖脂肪
酸、特に酪酸またはその塩を含有させた食品等がカルシ
ウムの吸収を増加する効果があることを見出して本発明
を完成するに至ったものである。
また、本発明では前記短鎖脂肪酸またはその塩として
乳または乳製品から抽出して得られる短鎖脂肪酸画分、
あるいは酪酸または酪酸カルシウムを用いるとカルシウ
ムの吸収が促進されること、さらにこれらのことは食品
ばかりではなく栄養剤、飼料等にも適用できることを見
出した。
特に、従来から、食品中の長鎖飽和脂肪酸は腸管内で
カルシウムと結合して不溶性の塩を形成し、カルシウム
吸収性を低下させる食事因子といわれていた。しかし、
本発明では、短鎖脂肪酸、特に酪酸が水溶液中でカルシ
ウム共存下でもよく溶解する点に着目し、酪酸のカルシ
ウム吸収促進作用を見出したものである。
すなわち、本発明は、酪酸のカルシムウ塩あるいは酪
酸と水溶性カルシウムとを含有せしめたカルシウム吸収
促進栄養剤、食品あるいは飼料に関する。
酪酸としては、酪酸自体あるいは乳または乳製品から
抽出して得られる多量の酪酸を含有する短鎖脂肪酸画分
などが用いられる。
本発明における乳または乳製品から抽出して得られる
短鎖脂肪酸およびそれらを含有する化合物の画分は、乳
または乳製品由来の脂質画分を遠心液々分配クロマトグ
ラフィーを使用し、適当な溶媒を選択することにより効
率良く分取されたものである。
遠心液々分配クロマトグラフィー(Centrifugal Part
ition Chromatography,CPC)は、例えば特開昭59−6232
1号公報に記載されているように、二層に分離される二
層分離液を溶媒として使用し、そのうち一方を固定相と
して遠心力により保持しつつ、他方を移動相として連続
的に固定相内を通過させて移動相内に注入された試料を
分画、精製する方法である。
本発明においては、このような試料(原料)として、
乳、乳製品の大部分を使用できるが、特にバター、バタ
ーオイルあるいはバターミルク粉等を使用するのが望ま
しい。また、必要に応じて、脂質成分をアルカリ処理に
より脂肪酸に分解したものや、メチル基、エチル基、プ
ロピル基等のアルキル基とエステル化したものを試料
(原料)とすることも可能である。
混合溶媒は、短鎖脂肪酸およびそれらを含有する化合
物の画分を効率良く分取でき、かつ安価なものから選択
される。このような観点から、飽和炭化水素、ニトリ化
合物、有機酸、アルコールおよび水等からなる混合液が
溶媒として用いられる。飽和炭化水素ではペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン等が望ましく、アルコールではメタノ
ール、エタノールが望ましい。さらに分離を効率良く行
うために、ニトリル化合物としてアセトニトリル等を、
有機酸として酢酸等を添加して溶媒として用いる。
CPCは下層液を固定相、上層液を移動相として用いる
上昇法、上層液を固定相、下層液を移動相として用いる
下降法のどちらかの分離方法を選択して行われる。さら
に、溶出は目的物を移動相に分配させる正溶出もしくは
固定相に分配させる反転溶出のどちらか選択して行われ
る。
本発明の乳または乳製品由来の短鎖脂肪酸およびそれ
らを含有する化合物を分画、精製する方法の概略を、好
適条件をあげて説明する。
まず、乳または乳製品から脂質画分を得るために、
(1)クロロホルム:エタノールの比率が4:1〜2:1の溶
媒、もしくは(2)ヘキサン、石油エーテル等の炭化水
素溶媒のどちらか、または必要に応じて(1)(2)を
併用し、抽出を行う。これにより得られた溶媒抽出物を
濃縮し、CPCの出発物質とする。これらの脂質画分を得
うための溶媒抽出の方法は上記方法に限定されるもので
はなく、他の脂質採取手段も用いて実施することができ
る。この工程を実施することにより、CPCに対する負を
軽減し、処理時間を短縮することができる。
このようにして得られた乳または乳製品由来の脂質画
分を、遠心液々分配クロマトグラフィー(CPC)を使用
し、飽和炭化水素、ニトリル化合物、有機酸、アルコー
ルおよび水等からなる混合液を溶媒として用いて上昇法
で、短鎖脂肪酸を含有するトリグリセライド画分を高濃
度に得ることができる。上記混合液溶媒の組成はヘキサ
ン:メタノール:酢酸:水=5〜3:3〜2:1〜0.5:1〜0.
5、もしくは、ヘプタン:エタノール:アセトニトリ
ル:酢酸:水=4〜2:2〜0.5:2〜0.5:2〜0.5:1〜0.5が
好ましい。
また、短鎖脂肪酸としては、炭素数4の酪酸が用いら
れる。また、そのカルシウム塩を用いることもできる。
カルシウム塩を用いると、有機酸残基によるカルシウム
吸収促進効果とカルシウム自体の吸収性とが相乗的に作
用してカルシウムの吸収効果を高めるので望ましい。酪
酸カルシウムを用いるとカルシウムの吸収が促進される
ばかりではなく、酪酸自体の特有の臭気を消臭し、嗜好
性を損なわないようにする面で効果がある。また、酪酸
を用いるときは、塩化カルシウムのような水溶性カルシ
ウム塩と併用する。
本発明における短鎖脂肪酸またはその縁の使用量は、
製品中0.1〜2重量%が望ましく、この使用量より低い
とカルシウム吸収促進効果が低下し、また多いと特異臭
が付与されるので好ましくない。
また、短鎖脂肪酸抽出画分もこの程度の脂肪酸含量と
なるように使用するとよい。
なお、酪酸に関しては、2−ヘプタノン,2−ノナノ
ン,2−ペプタノール,フェノール,1−オクテン−3−オ
ール及びメチルシンナメート等と併用して食品にチーズ
フレーバーを付与することに用いられているが(特公昭
53−23391号公報)、ここで使用される酪酸は多種類の
ケトン類、ラクトン類、フェノールと併用して用いられ
ており、またその使用量も少なく(全て実施例について
みても11〜20mg%の範囲で使用されいる。)であり、本
発明の効果を奏する使用量は使用されていない。
本発明の食品の例を挙げると、飲料、チーズ、ゼリ
ー、錠剤、パン、麺、スープ、ソーセージ等があり、飼
料には、飼料添加物、その他の飼料が、さらに栄養剤と
しては経口的に投与できる錠剤、顆粒剤、液剤等があげ
られる。これらの栄養剤は経口的に投与され、骨粗鬆症
(オステオポローシス)の予防あるいは治療に用いられ
る。投与量は成人、約3,000〜7,000mg/1日を数回に分け
て投与することが望ましい。また、前記画分あるいは酪
酸、酪酸カルシウムは、元来天然に存在する成分であっ
て、ラットによる動物試験でも急性毒性は認められなか
った。
次に、本発明のカルシウム吸収促進効果について試験
例を挙げて説明する。
(試験例1) ラット腸管を用いたカルシウム吸収試験による、酪酸の
カルシウム吸収促進作用の濃度依存性 被験試料は最終濃度で150mMの塩化カルシウムと300,4
50,600mMの酪酸を含有する水溶液とした。対照には150m
Mの塩化カルシウム水溶液を用いた。1試験群につき4
匹ずつを実験に供し、腸管の部位は十二指腸と回腸を用
いた。
カルシウム吸収試験はカット腸管結紮法で行った。即
ち、まずラットをエーテル麻酔下で開腹し十二指腸部分
と回腸のそれぞれ2ヵ所ずつを糸で結紮することにより
長さ4cmのソーセージ状の腸管ループを作成し、その中
に試験溶液0.3mlを注入して腹部を縫合した。60分後に
開腹し十二指腸を取り出し、腸管内に注入したカルシウ
ム量から腸管内に残存したカルシウム量を差引してカル
シウム吸収量とし、投与量で割って吸収率とした。な
お、カルシウム量は原子吸光装置で測定した。
十二指腸を用いた場合の試験結果を第1図に、回腸を
用いた場合の結果を第2図に示す。第1図,第2図共に
カルシウム溶液だけの対照群に比べ、酪酸添加群ではカ
ルシウム吸収率の上昇がみられ、その上昇はほぼ酪酸濃
度依存的であった。
(試験例2) ラット腸管を用いたカルシウム吸収試験における、酪酸
のカルシウム吸収作用の乳酸、乳糖との比較 次に、酪酸によるカルシウム吸収促進作用の効果を既
にカルシウム吸収促進作用が報告されている乳糖及び鉄
吸収促進が報告されている乳酸と比較した。
被験試料は最終濃度で150mMの塩化カルシウムと450mM
の酪酸、乳酸または乳糖を含有する水溶液とした。対照
には150mMの塩化カルシウム水溶液を用いた。1試験群
につき4匹ずつを実験に供し、腸管の部位は十二指腸と
回腸を用いた。
カルシウム吸収試験は試験例1と同様の方法で行っ
た。
十二指腸を用いた試験結果を第3図に、回腸を用いた
試験結果を第4図に示す。第3図及び第4図に示したよ
うにカルシウム溶液だけの対照群に比べ、酪酸添加群で
はカルシウム吸収率が大きく上昇しており、その効果は
十二指腸、回腸ともに乳糖より大きく、乳酸と同等かそ
れ以上であった。
本発明を実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例1 脱気、脱水を行ったバターオイル5.0gを、ヘキサン:
メタノール:酢酸=5:3:1の容積比率の混合液の下層を
固定相とし、上層を移動相とした溶媒系を用いCPCに供
給し、上昇法による分離操作を実施した。このとき上層
と下層の密度差は0.15g/cm3であった。操作条件として
は、移動相空間速度は0.03〜0.2[/min]、温度10〜3
5℃の範囲が適当である。この操作により正溶出におい
て、短鎖脂肪酸を18%含有するトリグリセライド画分を
1.8g取得した。
チェダーチーズ5kg、ゴーダチーズ5kgを粉砕混合した
ものに、ポリ燐酸ナトリウム160g、ピロ燐酸ナトリウム
80g、重炭酸ナトリウム60g、前記乳由来短鎖脂肪酸画分
(上記画分)5〜100gを加え、常法に従ってチーズ乳化
釜で85℃の温度まで加熱融化を行い充填包装した。
実施例2 脱気、脱水を行ったバターオイル5.0gを、メタノール
存在下でアルカリ処理した後、これをヘキサン抽出し、
3.8gの脂肪酸メチルエステル画分を得た。この脂肪酸メ
チルエステル画分をヘプタン:エタノール:アセトニト
リル:酢酸=4:1:1:1の容積比率の混合液の下層を固定
相とし、上層を移動相とした溶媒系を用いCPCに供給
し、上昇法による分離操作を実施した。このとき上層と
下層の密度差は0.12g/cm3であった。操作条件として
は、移動相空間速度0.02〜0.2[/min]、温度10〜35
℃の範囲が適当である。一回の操作により正溶出におい
て、純度92%の短鎖脂肪酸メチルエステルを0.8g取得し
た。この一連の操作を30分間隔で間欠的に5回実施し、
総量3.9gの短鎖脂肪酸メチルエステルを取得した。
実施例1で得られた乳由来短鎖脂肪酸画分に代えて上
記短鎖脂肪酸メチルエステル5〜100gを加える以外実施
例1と同様の方法でプロセスチーズを製造した。
実施例3 酪酸カルシウム20gを用いる以外実施例1と同様にし
てプロセスチーズを製造した。
実施例4 重量% 混合異性化糖 15.0 果 汁 10.0 クエン酸 0.5 酪酸カルシウム 0.5 香 料 0.1 カルシウム(CaCl2) 0.1 水 73.8 上記配合比によって通常の製造法にて果汁飲料を製造
した。
実施例5 重量% 果 汁 20.0 グラニュー糖 15.0 水 飴 5.0 寒 天 1.0 酪酸カルシウム 0.5 香 料 0.1 カルシウム(CaCl2) 0.1 水 58.3 上記配合比によって通常の製造法にてゼリーを製造し
た。
実施例6 重量% 含水結晶ブドウ糖 73.5 酪酸カルシウム 20.0 カルシウム(CaCl2) 5.0 シュガーエステル 1.0 香 料 0.5 上記配合比によって通常の製造法にて錠剤を製造し
た。得られた食品は、カルシウム及び蛋白補強の栄養剤
として1日5〜6錠あるいは骨粗鬆症の予防または治療
に1日6〜10錠投与することができる。
実施例7〔イヌ飼育用飼料(ドックフード)〕 イヌ飼育用基礎飼料 重量% 大豆粕 11 脱脂粉乳 14 大豆油 4 コーン油 2 バーム油 2 とうもろこしデンプン 28 小麦粉 15 ふすま 8 ビタミン混合物1) 2 ミネラル混合物2) 9 セルロース 2 酪酸 カルシウム 3 100 1) ビタミン混合物 ビタミンA 1500 IU ビタミンD3 300 IU ビタミンE 6.8mg ビタミンB1 0.9mg ビタミンB2 0.4mg ビタミンB6 0.5mg ビタミンB12 3.4mg ビタミンC 50.0mg パントテン酸 4.0mg 葉 酸 0.2mg コリン 200.0mg ビオチン 24.4μg イノシトール 50.0mg ナイアシン 10.5mg ショ糖で2gとした。2) ミネラル混合物 CaCO3 3.0 g KH2PO4 2.0 g NaH2PO4 1.5 g MgO 0.5 g MnCO3 40.0 mg FeC6H5O7 30.0 mg 70% ZnO 10.0 mg 55% CaCO3 4.5 mg KIO3 0.65mg Na2SeO3 5H2O 0.05mg CrK(SO4) 12H2O 5.0 mg ショ糖で9gとした。
上記イヌ飼育用基礎飼料100g中に上記配合量でビタミ
ン混合物及びミネラル混合物を加え通常の製造法にてイ
ヌ飼育用飼料を製造した。
発明の効果 本発明のカルシウム吸収促進栄養剤、食品、飼料はそ
のカルシウム吸収促進作用により、機能性食品、健康食
品等として骨を強化することができる。また、カルシウ
ム吸収促進栄養剤として各種の骨関節疾患、特に骨粗鬆
症の予防または治療に有用である。さらに、動物飼料と
すると、動物の健康を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ラット十二指腸の酪酸濃度とカルシウム吸収
促進作用との関係を、第2図はラット回腸のその関係を
それぞれ示す。第3図は、ラット十二指腸の酪酸とその
他の食事因子とのカルシウム吸収促進作用の比較を、第
4図は、ラット回腸のその比較をそれぞれ示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酪酸カルシウム、または酪酸と水溶性カル
    シウム塩とを有効成分とするカルシウム吸収促進栄養
    剤。
  2. 【請求項2】酪酸カルシウム、または酪酸と水溶性カル
    シウム塩とを含有せしめてカルシウムの吸収を促進せし
    めたカルシウム吸収促進食品。
  3. 【請求項3】酪酸カルシウム、または酪酸と水溶性カル
    シウム塩とを含有せしめてカルシウムの吸収を促進せし
    めたカルシウム吸収促進飼料。
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