JP2890352B2 - 自動定尺切断機のnc制御装置 - Google Patents

自動定尺切断機のnc制御装置

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JP2890352B2 JP34001594A JP34001594A JP2890352B2 JP 2890352 B2 JP2890352 B2 JP 2890352B2 JP 34001594 A JP34001594 A JP 34001594A JP 34001594 A JP34001594 A JP 34001594A JP 2890352 B2 JP2890352 B2 JP 2890352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築工事に必要な屋根
・外壁用金属建材たる薄板鋼板のコイルから定尺板を自
動切断する機械なる自動定尺切断機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動定尺切断機には、切断長
や切断枚数を登録する機能が有り、又、寸法の異なる定
尺板を連続して自動切断できるようにと工程番号と共に
切断長・切断枚数を一組の工程データとして複数組登録
しておける多工程対応の機能を有しているものも有っ
た。
【0003】又、自動定尺切断機は図3に示すような定
尺切断から成型まで一貫したラインシステムの一部とし
て利用されることも多く、この場合先ず、アンコイラー
300にセットされた薄板鋼板コイル301の巻終わり
部分は、自動定尺切断機302に引き込まれ、ここで定
尺切断される。自動定尺切断機302で、定尺切断され
て出来た定尺板307はコイルパイラー305に送られ
る。コイルパイラー305では、後段の成型機308へ
定尺板307を送り出すタイミングを調整する。成型機
308では定尺板307を受け取って、例えば波板30
9に成型加工し、コンベア310に送り出すこととな
る。ところで、一般に自動定尺切断機302は、切断長
として設定登録された寸法の途中まで、薄板鋼板コイル
301から板材を高速で引き出し、その後引き出し動作
を減速し、更に一旦止めた状態にして設定登録の寸法で
切断してから、定尺板307として送り出すという、言
わば材料の流れが切断時に停止してしまう間歇動作を行
う機械である。それに対し、成型機308は材料の流れ
の動きを止めずに、材料を流したままフォーミングを加
えるタイプの機械であり、もしも誤ってフォーミング途
中で材料の流れが停止してしまうと、材料を送るローラ
ーの跡が製品に付いてしまい、成型不良となってしまう
特性を持つ機械である。
【0004】そこで、ゆっくりでもいいから一定速で材
料を流していないとまずい成型機308と材料の流れを
一旦止めてしまう自動定尺切断機302との間に上記コ
イルパイラー305なるものを設置することにより、両
者のスピードの違いの吸収も合わせて行うこととし、両
者のタイミングを調整していた。コイルパイラー305
では、スイングアーム306が図3で示すように最初点
線で示した水平の位置に有り、自動定尺切断機302か
ら板材の端が送られて来るのをスイングアーム306に
取り付けられたリミットスイッチや、光電管等で検出す
るとスイングアーム306を下に降ろす動作をする。ス
イングアーム306が下に下がると、自動定尺切断機3
02から送られてくる板材は、図3に実線で示したよう
にたわむこととなる。次いで、スイングアーム306が
点線位置へ戻ると共に板材が送り出され、このたわませ
具合で、自動定尺切断機302における、切断時の板材
の流れの一時停止等に起因する、上記タイミング調整を
行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記自動定尺切断機3
02の作業おいては、日常例えば、長さ6000を2
枚、5800を2枚、5600を2枚、5400を2
枚、5200を2枚、5000を2枚という風に、一巻
の薄板鋼板コイル301から複数規格の定尺板307を
連続自動切断するケースはよく有り、使用前コイル長か
ら実際に切断させた各工程分の使用量を減算してメモし
ておくようにしていた。なぜなら、こうしておかないと
残コイル長が不明となり、いくつの寸法のものを後何枚
取れるかということが分からなくなってしまい、在庫管
理に支障をきたしてしまうからで、このような減算の手
計算と、その都度メモしておかなければならないという
煩わしさが有った。又、図10で示したような平板葺き
(横葺き)の寄せ棟タイプの金属板屋根に使用する屋根
材として切断する場合には、長さが例えば6000、5
800、5600、5400、5200、5000とい
う風に一定長さづつ切断長を変化させて切断してやる必
要がある。その為、その都度手計算によりその一定長さ
を加減算した、いわゆる等差数列となる各切断長を算出
し、その切断長毎に上記工程番号をつけてそれぞれの枚
数と共に該数列の項数に相当する回数だけ設定登録を繰
り返さなければならないという、手数のかかる作業を行
わなければならなかった。しかも、個々の家毎に屋根の
形状や大きさが異なる訳であるから、上述のような手数
のかかる設定登録の作業を頻繁に行わなければならず、
手間がかかり過ぎるという問題もあった。
【0006】さらに、追加で切断材料が必要になった場
合や、既に設定登録済みであるが、未切断の工程に対し
て寸法変更や枚数変更等の修正を加えたい場合等が自動
運転中に生じても、自動運転中はこれら追加・修正が出
来なかったので、自動運転を中断させるか、又は登録済
み工程が全て終了するまで待つかしなければならず、非
常に不便を感ずる事が多かったという問題も有った。
【0007】更に、又、切断長が前記したように度々変
わるので、定尺板307の自動定尺切断機302から生
み出される時間間隔も度々変わることになる。一方、成
型機308はと言えば一般に例えば角波用とか、大波用
とか、一種類の成型しか出来ない機械であり、成型の種
類や製造メーカーによって流すスピードがまちまちであ
る為、コイルパイラー305による上記タイミング調整
が簡単では無く、ラインシステム全体の連携動作の効率
を上げるのにかなり、苦労するという問題も有った。
【0008】本発明は、従来の自動定尺切断機とそのラ
インシステムが持つ以上のような欠点を取り除いた、自
動定尺切断機のNC制御装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する為
に、本発明は次のような構成としている。即ち、 a)切断長、切断枚数、工程番号、コイル長をそれぞ
れ、入力及び記憶及び表示する為の各手段 b)等差数列となる各切断長の公差となる減算寸法を入
力及び記憶及び表示する為の各手段 c)書込/追加/修正を指示する為の入力手段 d)薄板鋼板コイルからの板材の走行状態を検出する為
の手段 e)上記板材を低速にて減速走行させる長さを入力する
為の手段 f)自動運転か、手動運転かのいずれかのモードを選択
入力するた為の手段 g)起動/停止/運転/逆転/切断機の各指令を入力す
る為の手段 h)切断機部の動作状態を検出する為の手段 i)上記板材の走行の動力源たる送りモータを駆動制御
する為の手段 j)上記送りモータ用のブレーキを駆動制御する為の手
段 k)上記切断機の動力源たる切断モータを駆動制御する
為の手段 l)上記a、b、c、e、f、g記載の各入力手段及び
上記d、h記載の各検出手段からの各出力を受け取り、
これらの内容を分析判断し、その結果に対応した演算処
理を行うと共に、上記a、b記載の各記憶手段及び各表
示手段並びに上記i、j、k記憶記載の各駆動手段にそ
れぞれ制御出力するための演算制御手段という技術的手
段を講じている。
【0010】又、本発明は上記薄板鋼板コイルから定尺
板を切断し、波板などの成型品にまで仕上げる一貫生産
のラインシステムに使用される一要素である自動定尺切
断機において、自動定尺切断機の起動を遅延させる手段
と、その起動遅延時間を入力する為の手段と、成型機モ
ータのインバータに与える制御信号を発生する手段と、
その制御信号のパラメータを入力及び記憶及び表示する
為の各手段と、自動定尺切断機で定尺切断されて出てき
た上記定尺板を上記成型機へ送り出すタイミングを調整
する機械なるコイルパイラーの起動指令手段とを備え、
上記起動遅延時間及び上記インバータ制御パラメータな
る入力データを受け取り、これらの内容を分析判断し、
その結果に対応した演算処理を行うと共に、上記インバ
ータ制御パラメータ記憶手段、上記インバータ制御パラ
メータ表示手段、上記起動遅延手段、上記インバータ制
御信号発生手段、上記起動指令手段の各手段にそれぞれ
制御出力する為の機能を付加した上記演算制御手段とを
備えて構成するという技術的手段を講じている。
【0011】
【作用】上記構成からなる解決の為の手段において、先
ず使用前のコイル長を入力すると、コイル長記憶領域に
設定登録されると共にコイル長表示手段で表示される。
次に、工程データとして、工程番号、切断長、切断枚数
を入力すると、それぞれの表示器で該入力値を表示する
こととなる。そして、書込指示された時点でそれぞれの
記憶領域に設定登録することとなる。上記コイル長表示
手段においては、使用前のコイル長を入力した時点では
使用前のコイル長をそのまま表示するが、上記工程デー
タが書込指示された時点で、上記演算制御手段が入力さ
れた工程データを基に数1で示す予定使用量Qを算出
し、上記使用前コイル長から予定使用量Qを減算した未
使用分コイル長たる残コイル長を算出して出力するの
で、コイル長表示手段は残コイル長を表示することとな
る。
【数1】 以下、次の工程データが順次入力され、書込指示される
に従い、上記コイル長表示手段は数1で示される予定使
用量Qを順次減算した後の残コイル長を表示していくこ
ととなる。
【0012】次に、切断を開始する為に減速走行長さを
入力し、自動運転のモードを選択して起動指令を与える
と、上記演算制御手段は、送りモータ駆動手段を介して
送りモータ129aを起動し、薄板鋼板コイル301か
らの板材を走行させる。そして、上記板材走行検出手段
からの検出信号を基に上記板材の走行寸法をチェックし
続けながら設定切断長と一致するまで上記板材を走行さ
せることとなる。この場合、数2に示した高速走行長さ
Fまでは高速で板材を走行させ、残りの上記減速走行
長さ分は低速で走行させることとなる。
【数2】 板材の走行寸法が切断長に一致したら、板材の走行を停
止させる為に上記送りモータ129aを停止させ、更に
前記送りモータブレーキ駆動手段を介して送りモータブ
レーキ127をかけることにより、確実な停止をさせる
こととなる。次いで、前記切断モータ駆動手段を介し
て、切断モータ129bを起動し、前記切断機部状態検
出手段からの検出信号をチェックしながら上記板材を定
尺切断させることとなる。一枚切断を終えた段階で、上
記コイル長表示手段には使用前のコイル長から今回の使
用切断長分を減算した実際の未使用分コイル長たる残コ
イル長を表示させることとなる。以下、切断が進む毎に
コイル長表示手段における残コイル長表示を更新してい
き、一つの工程の切断が終われば次の工程の切断へと順
次進んでいくこととなる。そして、全工程の切断が終了
するか、停止指令が入力されるかした段階で自動切断を
停止させることとなる。以上のように、コイル長表示手
段における残コイル長表示は切断の度に更新されるか
ら、停止又は全工程の終了のいずれの場合でも常に実際
の未使用分コイル長たる残コイル長を表示していること
となる。
【0013】図10で示したような各切断長が等差数列
となる屋根材の切断の場合は、切断長として下の一番長
い値を入力し、減算寸法として前記一定長さたるいわゆ
る等差数列の公差を入力し、工程番号と枚数を入力す
る。これらが入力されると、それぞれの表示手段で該入
力値を表示することとなる。次に、書込指示を与える
と、それぞれの記憶領域に設定登録されると共に、上記
コイル長表示手段は予定使用量Qを減算した後の新しい
残コイル長表示に変わり、上記演算制御手段が次の工程
データを自動的に算出出力するので、切断長、工程番号
の各表示手段は次の工程データが入力されたとして新し
く表示し直されることとなる。この場合の次の工程デー
タとは、図10のような屋根材の場合、枚数は同じで切
断長だけが一定長さだけ変化していくから、数3で与え
られる次の切断長LM+1と番号が一番増加した次の工程
番号
【数3】 とそのままの枚数と、という事になる。以下、書込指示
を順次与えるだけで、自動的に次の工程データが算出表
示され、それぞれの記憶領域に順次設定登録されていく
と共に、上記コイル長表示手段は該工程の予定使用量Q
を減算した後の新しい残コイル長を順次表示していくこ
ととなる。
【0014】更に、切断の自動運転中に上記工程データ
を新しく追加する為に追加指示を与え、該工程データを
入力した場合、上記演算制御手段は、自動運転を中断さ
せることなく、その追加入力を受付け、それぞれの表示
手段に該入力値を表示させると共に、コイル長表示手段
に予定使用量Qを減算した後、残コイル長を表示させる
ひこととなり、更に書込指示が与えられるとそれぞれの
記憶領域に設定登録することとなる。又、既に設定登録
済みであるが未切断の工程に対して、寸法変更や枚数変
更等の修正をする為に修正指示を与え、該修正値を入力
した場合も同様に、上記演算制御手段は、その切断の自
動運転を中断させることなく、その修正入力を受付け、
それぞれの表示手段に該入力値を表示させると共に、コ
イル長表示手段には予定使用量Qを減算した後の残コイ
ル長を表示させることとなり、更に書込指示が与えられ
るとそれぞれの記憶領域に設定登録することとなる。
【0015】又、前記起動遅延手段、前記起動遅延時間
入力手段、前記インバータ制御信号発生手段、前記イン
バータ制御パラメータの入力及び、記憶及び、表示の各
手段、前記コイルパイラー起動指令手段を備えて構成し
ている場合は、以下の通りとなる。
【0016】図3に示すラインシステムにおいて、成型
機308での成型スピードが遅いタイプの場合、又は切
断長が短い場合等の為に相対的に自動定尺切断機302
の切断間隔が短すぎる感じの連携になってしまい、この
ままでは定尺板307の成型が追いつかず、成型機30
8の前に未成型の定尺板307が溜まってしまいそうな
時に、成型機308の方で成型が終わった成型板なる波
板309が該成型機から出ていった後に、自動定尺切断
機302から定尺板307が出ていくような間に相当す
る時間を、上記起動遅延時間入力手段に与えると、上記
演算制御手段は、起動に先立って上記起動遅延手段に上
記起動遅延時間を計測開始させることとなる。次いで、
上記起動遅延時間が経過したという知らせが起動遅延手
段から演算制御手段にもたらされると、演算制御手段は
前記送りモータ工藤手段に起動の為の制御出力をするこ
ととなる。こうすることによって、成型機308の前に
定尺板307が溜まってしまわないよう、ラインシステ
ム連携動作うまくさせられることとなる。
【0017】一方、成型機308での成型スピードが速
いタイプの場合、又は切断長が長過ぎてコイルパイラー
305が使えない場合などの為に、相対的に自動定尺切
断機302の切断間隔が長すぎる感じの連携になってし
まい、このままでは定尺板307の成型機308への送
り込みが追いつかず、切断しないままの前記板材を成型
機308が噛み込んでしまうという危険がある時等に、
成型機308の成型スピードを遅くする為のパラメータ
を上記インバータ制御パラメータ入力手段に与えると、
上記演算制御手段は、このパラメータ値を記憶・表示さ
せると共に、上記インバータ制御信号発生手段で発生さ
せた信号を成型機モータのインバータ137へ与え、同
インバータを介して成型機308のモータが低速になる
ようインバータ制御することとなる。これによって、成
型機308の前段にコイルパイラー305を使用出来な
くてもラインシステムの連携動作をうまくさせられるこ
ととなる。
【0018】他方、コイルパイラー305においては、
前記した通り、スイングアーム306が動いて板材をた
わませ、スイングアーム306が元の位置へ戻るに従
い、板材を成型機308の方へ送り出すような動作をす
るのであるが、このスイングアーム306が元の位置へ
戻り始めるタイミングも板材のたわませ具合と共に、自
動定尺切断機302における切断時の板材の流れの一時
停止に起因して必要な前記タイミング調整にかわってく
ることになるので、上記演算制御手段は定尺切断された
板材なる定尺板307が自動定尺切断機302を抜け出
るタイミングで、上記コイルパイラー起動指令手段か
ら、起動指令をコイルパイラー305のモータドライブ
カイロ128cへ出力することにより、コイルパイラー
305にスイングアーム306の点線位置への戻りを開
始させることとなる。これによって、スイングアーム3
06の元の点線位置への戻り開始のタイミングが常に定
尺板307が自動定尺切断機302を抜け出る瞬間に固
定させられるので、ラインシステムの連携動作をうまく
させられることとなる。
【0019】よって、以上の如く技術的課題は解決され
るに至るのである。
【0020】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施例を添付図面を
参照して説明する。図1は発明の一実施例を示すマイク
ロコンピュータにより実施したハードウェア・ブロック
図を示す図である。図3は自動定尺切断機を使用した、
薄板鋼板コイル301から定尺切断し、波板309の成
型品にまで仕上げる、一貫生産のラインシステムを示す
図である。切断長、切断枚数、工程番号、コイル長、減
算寸法の各入力手段は、共にそれぞれの入力機能を指定
する為のスイッチと数値を入力するための、テン・キー
・スイッチ105とで構成している。そして、切断長ス
イッチ100、切断枚数スイッチ101、工程番号スイ
ッチ102、コイル長スイッチ103、減算寸法スイッ
チ104がそれぞれ切断長入力手段、切断枚数入力手
段、工程番号入力手段、コイル長入力手段、減算寸法入
力手段の各入力きのうを指定する為のスイッチとなる。
従って、例えば切断長入力手段は、上記入力機能指定ス
イッチとしての切断長スイッチ100とテン・キー・ス
イッチ105とで構成していることとなる。他の上記各
入力手段も同様な組み合わせで構成され、共に入力操作
を行うには先ず、入力機能指定スイッチに相当する上記
各スイッチのいずれかを操作してから、テン・キー・ス
イッチ105を操作して数値を入力することとなる。
【0021】切断長、切断枚数、工程番号、コイル長、
減算寸法の各記憶手段は、共に演算制御手段を構成する
マイクロコンピュータ119の一部たるRAM121で
構成していて、RAM121の内部のそれぞれに割り当
てられた記憶領域を更に工程番号に基づいて分類使用す
ることとなる。そして、上記テン・キー・スイッチ10
5を使って入力された各数値は、書込指示入力が有った
時点で上記マイクロコンピュータ119の一部たるCP
U120がそれを判断し、RAM121の中のそれぞれ
の所定の領域へ設定登録することとなる。切断長、切断
枚数、工程番号、コイル長、減算寸法の各表示手段は、
共にそれぞれの数値を表示する為の7セグメントLED
群とそのLEDをドライブする回路とで構成している。
従って、例えば切断長表示手段は7セグメントLED群
たる切断長用7セグメントLED125aとそのドライ
ブ回路たるLEDドライブ回路124aとで構成してい
ることとなる。他の上記各表示手段も同様な組み合わせ
で構成され、共に上記テン・キー・スイッチ105を操
作して入力された数値は、演算制御手段を構成するCP
U120によって何の数値かを判断され、直ちにいずれ
かの表示手段へ表示の為の出力が行われる。従って、テ
ン・キー・スイッチ105を使って数値入力を行えば、
同時に対応した上記7セグメントLED群なる表示器で
表示されることとなる。書込/追加/修正を指示する為
の入力手段は、書込スイッチ106、追加スイッチ10
7、修正スイッチ108で構成していて、これら各スイ
ッチが操作されるとそれぞれに書込指示信号、追加指示
信号、修正指示信号を出力することとなる。 板材走行
検出手段は、板材走行用ローターリーエンコーダ116
で構成し、図3の送りピンチローラ303なる板材を走
行させるローラに隣接して配置して有り、同ローターリ
ーエンコーダ軸に取り付けたカウントローラを、直接板
材に接触させることにより板材の走行距離を検出してい
る。減速走行長さ入力手段は減速走行ポテンションメー
タ109で構成し、これの操作は同ポテンションメータ
のダイヤル調整を行って設定するので、設定具合はダイ
ヤル1を視認しながら判断することとなる。
【0022】自動運転か、手動運転かのモード選択入力
手段は、モード選択スイッチ110で構成し、これを操
作すると自動/手動選択信号が出力される。起動/停止
/運転/逆転/切断機の各指令入力手段は、それぞれ起
動スイッチ111、停止スイッチ112、運転スイッチ
113、逆転スイッチ114、切断機スイッチ115の
各スイッチで構成していて、これらが操作されると起動
/停止/運転/逆転/切断機の各指令信号が出力され
る。
【0023】切断機部状態検出手段は切断機用リミット
スイッチ117で構成し、図3の切断機部304に設け
られており、切断用カッターの上昇端位置を検出してい
る。送りモータ駆動手段はモータドライブ回路128a
で構成し、上記送りピンチローラ303に連結された送
りモータ129aを駆動制御する。送りモータブレーキ
駆動手段は、ブレーキドライブ回路126で構成し、送
りモータ129aの回転を制動する為の送りモータブレ
ーキ127を駆動制御する。切断モータ駆動手段はモー
タドライブ回路128bで構成し、上記切断機部304
の切断用カッターに連結された切断モータ129bを駆
動制御する。
【0024】演算制御手段は入力ポート118、マイク
ロコンピュータ119、出力ポート123と、ROM1
22に書き込まれている制御プログラムやデータテーブ
ルとにより構成して実施している。上記マイクロコンピ
ュータ119はCPU120、RAM121、ROM1
22、タイマーカウンタ132、割込コントローラ13
3より構成されている。入力ポート118は、マルチプ
レクサより構成され、上記各入力手段、及び各検出手段
が接続されており、CPU120より信号線130を介
して与えられる入力ポート指定信号を受け取って、上記
各入力手段、及び各検出手段のいずれの手段の出力を入
力するかの選択を行う。ROM122には、演算等に必
要なデータ等を予めデータテーブルとして書き込んでお
くと共に、CPU120を制御するプログラムを書き込
んでおく。タイマーカウンタ132は、タイマー割込の
為の時間間隔をカウンターで計数し、タイムアップ信号
を割込コントローラ133へ出力する。割込コントロー
ラ133は、タイマーカウンタ132からのタイムアッ
プ信号が入力される度にCPU120へ割込をかける。
CPU120は、上記制御プログラムに従って入力ポー
ト118より必要とされる外部データを取り込んだり、
あるいは、RAM121との間でデータの授受を行った
り、タイマーカウンタ132や割込コントローラ133
の初期設定等を行ったり、割込コントローラ133から
の割込を受け付けたり、又ROM122内の上記データ
テーブルを参照したりしながら演算処理し、時には必要
に応じて処理したデータを出力ポート123へ出力す
る。CPU120から与えられる出力ポート指定信号を
受けて、そのポートにデータを一時記憶すると共に、上
記各表示手段、及び各駆動手段のいずれの手段へ出力す
るかの選択を行う。LEDドライブ回路、124a、1
24b、124c、124d、124e、ブレーキドラ
イブ回路126、モータドライブ回路128a、128
bは共に出力ポート123から個々に与えられるデジタ
ル信号を、それぞれの後段に接続されている7セグメン
トLED125a、125b、125c、125d、1
25e、ブレーキ127、モータ129a、129bに
対する駆動用の信号に変換してそれぞれ出力する。
【0025】ROM122に書き込まれている制御プロ
グラムの一実施例をフローチャートで示すと図4、図
5、図6、図7のようになる。尚、図注のP1〜P48
フローチャートの各ステップを示す。図4は設定プログ
ラム、図5は自動モードプログラム、図6は手動モード
プログラム、図7はタイマー割込プログラムである。P
1、で設定プログラムがスタートすると、P2でコイル長
の入力表示を行う。P3で、減算寸法の入力、表示を行
う。ゼロ以外の値を入力すると簡易入力モードに切り替
わる。P4で、減速走行長さの入力を行う。P5で、工程
番号の入力表示を行う。P6で、切断長の入力、表示を
行う。P7で、切断枚数の入力、表示を行う。P8aで、
書込指示の入力を行う。書込指示が入力されるとコイル
長、減算寸法、工程番号、切断長、切断枚数を共にRA
M121のそれぞれの記憶領域に記憶させると共に、数
1で示される使用量Qを算出し、更に現在表示している
コイル長値から上記使用量Qを減算して新たなコイル長
値として、残コイル表示をコイル長表示手段にさせる。
更に又、減算寸法がゼロ以外の値が入力されているかど
うかをチェックし、入力されていれば簡易入力モードと
して、数3で示される次の切断長LM+1を算出し、工程
番号を1番増加させ、切断枚数はそのままとした次の工
程データなるものを入力されたかのごとく準備して当該
表示手段に表示させる。以下、簡易入力モードの時は書
込指示入力の度にこれを繰り返す。最後に工程データの
入力作業が全て終わったかどうかをチェックする。P9
で、追加フラグ又は修正フラグのいずれかが立っている
かどうかチェックする。P10で、設定プログラムを終了
する。P11で立っている追加フラグ、又は修正フラグを
降ろす。P12で、自動モードプログラムがスタートする
と、P13でモード選択の入力をチェックする。P14で起
動指令の入力をチェックする。入力が有れば更にコイル
長表示手段に薄板鋼板コイル301の現在の実際に残っ
ているコイル長を残コイル長表示として表示させる。P
15で、贈りモータ駆動手段を介して送りモータ129a
に起動をかけ、板材を走行させる。P16で、切断長から
減速走行長さを差し引いた寸法、いわゆる数2で示す高
速走行長さと板材の走行距離とを比較チェックする。P
17で、送りモータ駆動手段を介して、送りモータ129
aを減速回転させる。P18で、板材の走行距離が切断長
と一致したかどうかをチェックする。P19で、送りモー
タ駆動手段を介して、送りモータ129aを停止させ
る。P20で、送りモータブレーキ駆動手段を介して、送
りモータブレーキ127を作動させる。P21で、切断モ
ータ駆動手段を介して切断モータ129bを起動させ
る。P22で、切断機部状態検出手段からの上昇端検出信
号をチェックする。P23で、切断モータ駆動手段を介し
て、切断モータ129bを停止させる。更に、今切断し
た分の使用量として、切断長値を現在表示としているコ
イル長値すから減算して、新たなコイル長値として残コ
イル表示をコイル長表示手段にさせる。P24で、全ての
工程を終了したかどうかをチェックする。P25で、自動
モードプログラムを終了する。P26a、P26bで、停止指
令の入力をチェックする。入力が有れば更に送りモータ
駆動手段を介して、送りモータ129aを停止させる。
【0026】P27で、手動モードプログラムをスタート
させると、P28で運転指令の入力をチェックする。P29
で、送りモータ駆動手段を介して、送りモータ129a
を正転起動する。P30で、手動モードプログラムを終了
する。P31で、逆転指令の入力をチ ェックする。P32
で送りモータ駆動手段を介して、送りモータ129aを
逆転起動する。p33で、切断機指令の入力チェックす
る。P34で、切断モータ駆動手段を介して、切断モータ
129bを起動する。
【0027】P35で、タイマー割込プログラムをスター
トさせると、P36で追加フラグ、又は修正フラグのいず
れかが立っているかどうかをチェックする。P37で、追
加指示の入力をチェックする。P38で、修正指示の入力
をチェックする。P39で、タイマー割込プログラムを終
了する。P40で、αフラグが立っているかどうかをチェ
ックする。P41で、タイマー割込がかかった直前のCP
U120のレジスタの各内容をRAM121のα領域と
して割り当てられて居る領域へ退避させる。P42で、R
AM121のβ領域として割り当てられている領域から
CPU120のレジスタの各内容を復帰させる準備をす
る。P43で、αフラグを降ろす。P44で、タイマー割込
がかかった直前のCPU120のレジスタの各内容をR
AM121のβ領域として割り当てられている領域へ退
避させる。P45で、RAM121のα領域として割り当
てられている領域からCPU120のレジスタの各内容
を復帰させる準備をする。P46で、αフラグを立てる。
【0028】タイマーカウンタ132で、設定した時間
間隔でCPU120に割り込みがかかり、その度にタイ
マー割込プログラムが実行される。タイマー割込プログ
ラムでは、追加、修正のフラグがセットされていなけれ
ば、追加スイッチ107や修正スイッチ108の操作状
態をチェックし、何も操作されていなければ、何もしな
いでタイマー割込プログラムを終了して、割り込みがか
かる前に実行していたプログラムへ戻る。しかし、上記
2つのスイッチのいずれかが操作されていると、追加、
修正のいずれかのフラグをセットして後述の随時追加、
随時修正のモードの準備をした後、タイマー割込プログ
ラムを終了して割り込みがかかる前とは異なるプログラ
ムへ進むこととなる。又、上記追加、修正いずれかのフ
ラグが立っている状態でタイマー割込プログラムが実行
されると、後述の随時追加、随時修正のモードの準備を
して同プログラムを終了し、常に割り込みがかかる前と
は異なるプログラムへ移ることとなる。随時追加、随時
修正とは、自動運転中等に運転を止めないまま、前記工
程データの追加・修正が出来る状態に有ることを意味
し、具体的には例えば自動モードプログラムと設定プロ
グラムがタイマーカウンタ132で設定した時間間隔で
交互に切り替えて実行されるというもので、その切り替
えの為の準備処理がタイマー割込プログラムで実行され
ることとなる。即ち、例えば設定プログラムをαプログ
ラムとし自動モードプログラムをβプログラムとして、
プログラムを切り替える前にそれぞれCPU120のレ
ジスタ内容をRAM121に割り当てられたα領域、β
領域へ退避・復帰の操作を行い、互いに途中で中断して
他のタスクを実行しても常に中断前に戻って処理を続け
ていけるようにしている。つまり、時分割でαプログラ
ムたる設定プログラムとβプログラムたる自動モードプ
ログラムを並行進行させていることになる。従って自動
運転中、手動運転中にかかわらず、運転を止めないまま
随時、工程データの追加・修正ができることとなる。
【0029】図2は本発明の他の実施例を示すものであ
る。説明を簡単にする為に図1と同様の作用をなす部分
は同一符号とし、上述の図1の説明を参照することとし
て、ここでの再説明は省略する。本実施例では、自動定
尺切断機の起動を遅延させる手段と、その起動の遅延時
間を入力する為の手段と、成型機モータのインバータ1
37に与える制御信号を発生する手段と、その制御信号
のパラメータを入力及び記憶及び表示する為の各手段と
コイルパイラー305の起動指令手段とを備えて構成し
ている。他の構成は上述した実施例と全く同様である。
上記起動遅延手段は、タイマーカウンタ132内蔵のカ
ウンタで構成し、送りモータ129aの起動に先立って
上記起動遅延時間として設定した時間を計数し、その時
間経過後、CPU120に割込コントローラ133を介
して設定した時間が経過した事を知らせる。その知らせ
を受けたCPU120は送りモータ駆動手段を介して送
りモータ129aを起動させることとなる。上記起動遅
延時間入力手段は起動遅延時間ポテンションメータ13
4で構成し、これの操作は同ポテンションメータのダイ
ヤル調整を行って設定する。上記インバータ制御信号発
生手段は、インバータ制御信号発生回路136で構成
し、成型機モータのインバータ137に接続され、同モ
ータの回転速度をインバータ制御するのに使用される。
上記インバータ制御パラメータ入力手段は、インバータ
制御パラメータスイッチ135なる入力機能を指定する
為のスイッチと数値を入力する為のテン・キー・スイッ
チ105とで構成している。この入力操作はインバータ
制御パラメータスイッチ135を操作してから、テン・
キー・スイッチ105を操作してパラメータ数値を入力
する。上記インバータ制御パラメータ記憶手段はRAM
121で構成し、インバータ制御パラメータ用として割
り当てられた記憶領域を使用する。入力された上記パラ
メータ値は書込指示入力が有った時点でCPU120が
該記憶領域へ設定登録することとなる。上記インバータ
制御パラメータ表示手段はインバータパラメータ用7セ
グメントLED125fsLEDドライブ回路124f
とで構成し、上記インバータ制御パラメータ入力手段で
上記パラメータ値が入力されると、CPU120によっ
て表示の為の出力がなされ、上記パラメータ値が表示さ
れることとなる。上記コイルパイラー起動指令手段は、
コイルパイラー起動指令回路138で構成し、コイルパ
イラー305のモータドライブ回路128cに接続さ
れ、コイルパイラー305の再起動のきっかけを与える
のに使用される。
【0030】本実施例の場合のROM122に書き込ま
れている上記制御プログラムの一実施例をフローチャー
トで示すと、図6、図7、図8、図9のようになる。説
明を簡単にするため、図4、図5と同様の処理を施す部
分は同一符号とし、上述の図4、図5、図6、図7の各
説明を参照することとして、ここでの再説明は省略す
る。尚、図中のP1〜P48、P100〜P104はフローチャ
ートの各ステップを示す。図6は、手動モードプログラ
ム、図7はタイマー割込プログラム、図8は設定プログ
ラム、図9は自動モードプログラムである。P100で、
起動遅延時間の入力を行う。P101で、インバータ制御
パラメータの入力、表示を行うと共に、インバータ制御
信号発生手段に出力し、成型機モータのインバータ13
7を介して成型機308をインバータ制御する。P
8bで、書込指示の入力を行う。書込指示が入力される
と、コイル長、減算寸法、インバータ制御パラメータ、
工程番号、切断長、切断枚数を共にRAM121のそれ
ぞれの記憶領域に記憶させると共に、数1で示される使
用量Qを算出し、更に現在表示しているコイル長値から
上記使用量Qを減算して新たなコイル長値として残コイ
ル表示をコイル長表示手段にさせる。更に又、減算寸法
がゼロ以外の値が入力されているかどうかをチェック
し、入力されていれば簡易入力モードとして、数3で示
される次の切断長LM+1 算出し、工程番号を1番増加さ
せ、切断枚数はそのままとした次の工程データなるもの
を入力されたかの如く準備して、当該表示手段に表示さ
せる。以下、簡易入力モードの時は、書込指示入力のた
びにこれを繰り返す。最後に、工程データの入力作業が
すべて終わったかどうかチェックする。P102で、上記
起動遅延時間をタイマーカウンタ132に設定して該時
間の計測を開始させる。P103で、設定した上記起動遅
延時間が経過したかどうかをチェックする。P104で、
上記コイルパイラー起動指令手段に起動指令を出させ、
該手段に接続されたコイルパイラー305のモータドラ
イブ回路128Cを介して、コイルパイラー305に再
起動のきっかけを与える。
【0031】尚、上記起動遅延手段及び起動遅延時間入
力手段としては、両手段の機能を合わせ持った単体の制
御部品として製造されている各種のタイマ、タイムリレ
ー等を用いてもよい。又、上記板材走行検出手段及び切
断機部状態検出手段は、共に目的の検出に合うセンサー
類であれば良く、ロータリエンコーダやリミットスイッ
チに限定するものでは無い。又、上記両検出手段共、説
明を簡単にする為にセンサー類を各1個用いただけの例
で説明したが、各所に多数設けるようにしても良い。
又、テン・キー・スイッチ105と機能を指定するスイ
ッチの組み合わせで入力手段を、LEDドライブ回路1
24aと7セグメントLED125aの組み合わせで表
示手段を実施した例で説明したが、上記両手段にタッチ
パネルスイッチ付グラフィック・ディスプレイ・パネル
を用いても良い。更に又、以上の各実施例においては、
上記マイクロコンピュータ119と上記ROM122に
書き込まれている上記制御プログラム及び上記データテ
ーブルとで構成して実施説明した部分については、マイ
クロコンピュータ119を例に取り上げているが、本発
明はこれに限定されるものでは無く、上記マイクロコン
ピュータ119に持たせた上述の諸機能を実現できるも
のであれば良く、外形的にもワンボード型マイクロコン
ピュータ回路である必要は無い。従って、例えばマイク
ロコンピュータを内蔵してシーケンス制御を行うために
作られているプログラマブル・コントローラいわゆるシ
ーケンサーといったものに、上述の諸機能をプログラミ
ングして実施しても良いし、あるいはファクトリー・オ
ートメーション用の外部コンピュータ・システムに上述
の諸機能をプログラミングして実施するようにしても良
い。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、切断長
と切断枚数を入力すると、この1工程分の予定使用量を
コイル長から自動的に減算して、残コイル長として工程
データを書き込みする度に、順次表示し続けるようにし
た為、現在セットしてあるコイルから後どの位、定尺板
を取れそうなのか、データ入力の段階でも常にチェック
できる。そして、切断を開始した後は、今度は実際の切
断済み分を実使用量としてコイル長から自動的に減算し
て、現時点の実際の残コイル長として1枚切断を終える
度に順次表示し続けるようにした為、1日の稼働終了後
のみならず、作業中にコイル交換の必要性が生じても、
その使用済みコイルに残コイル長をそのまま書き写して
おくことができ、従来のような頻繁な手計算やメモ書き
の煩わしさも無く、在庫管理に非常に役立つ効果があ
る。又、図10の屋根材のように一定長さづつ切断長を
変化させる場合は、減算寸法としてその一定長さを設定
し、一番長い切断長を設定すれば、一番長い切断長から
書込釦を押す度に、順次減算寸法を差し引いた切断長が
新しく自動的に設定表示されるという、等差数列となる
切断長に対する簡易入力機能を備えるようにした為、従
来のような一定長さをその都度手計算して切断長を繰り
返し入力していく必要も無く、入力作業の軽減と共に、
入力時間も大幅に節約できるという著しい効果が有る。
又、工程データ等の随時追加書込・随時修正書込ができ
るようにした為、自動運転中でも運転を中断させる事な
く入力作業ができ、従来のように中断させる事も入力済
み分の切断が終わるまで待たされる事も無く、急ぎの割
り込み作業や作業変更や修正にも柔軟に対応できるよう
になったという特段の効果を奏することとなる。
【0033】又、図3のラインシステムにおけるライン
システム全体の連携動作対策として 成型スピードの遅い成型機や切断長が短い場合に備
えて自動定尺切断機の起動遅延動作をできるようにし
た。 成型スピードの速い成型機や切断長が長くてコイル
パイラーが使えない場合に備えて成型機モータをインバ
ータ制御することにより、成型機の成型スピードを遅く
することができるようにした。 コイルパイラーのスイングアームが元の位置へ戻り
始めるタイミングと板材のたわませ具合調節に備えて、
板材が自動定尺切断機を抜け出るタイミングでコイルパ
イラーに再起動指令を与えることにより、スイングアー
ムが戻り始めるタイミングは板材が自動定尺切断機を抜
け出る瞬間に常に固定させるようにした。以上のような
3種類の連携動作対策を備えるようにした為、切断長の
変化や成型機の成型種類や製造メーカーによる成型スピ
ードのバラツキにも十分対応でき、従来のような連携動
作のできない状態でコイルパイラー単独で上記たわませ
具合のみの方法でタイミング調整に苦労するような羽目
に陥ることを無くすことができ、ラインシステム全体の
連携動作の効率を上げることができるという効果も有
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すマイクロコンピュー
タにより実施したハードウェア・ブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すマイクロコンピュー
タにより実施したハードウェア・ブロック図である。
【図3】自動定尺切断機を使用したラインシステムを示
す図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す設定プログラムのフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例を示す自動モードプログラ
ムのフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例及び第2実施例を示す手動
モードプログラムのフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施例及び第2実施例を示すタイ
マー割込プログラムのフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例を示す設定プログラムのフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例を示す自動モードプログラ
ムのフローチャートである。
【図10】平板葺き(横葺き)の寄せ棟タイプの金属板
屋根を示す図である。
【符号の説明】
100 切断長スイッチ 101 切断枚数スイッチ 102 工程番号スイッチ 103 コイル長スイッチ 104 減算寸法スイッチ 105 テン・キー・スイッチ 106 書込スイッチ 107 追加スイッチ 108 修正スイッチ 109 減速走行ポテンションメータ 110 モード選択スイッチ 111 起動スイッチ 112 停止スイッチ 113 運転スイッチ 114 逆転スイッチ 115 切断機スイッチ 116 板材走行用ロータリーエンコーダ 117 切断機用リミットスイッチ 118 入力ポート 119 マイクロコンピュータ 120 CPU(中央処理装置) 121 RAM(ランダム・アクセス・メモリー) 122 ROM(リード・オンリー・メモリー) 123 出力ポート 124a、124b、124c、124d、124e、
124f LEDドライブ回路 125a、125b、126c、125d、125e、
125f 7セグメントLED 126 ブレーキドライブ回路 127 送りモータブレーキ 128a、128b、128c モータドライブ回路 129a 送りモータ 129b 切断モータ 130 信号線 131 信号線 132 タイマーカウンタ 133 割込コントローラ 134 起動遅延時間ポテンションメータ 135 インバータ制御パラメータスイッチ 136 インバータ制御信号発生回路 137 成型機モータのインバータ 138 コイルパイラー起動指令回路 300 アンコイラー 301 薄板鋼板コイル 302 自動定尺切断機 303 送りピンチローラ 304 切断機部 305 コイルパイラー 306 スイングアーム 307 定尺板 308 成型機 309 波板 310 コンベア

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)切断長、切断枚数、工程番号、コイ
    ル長をそれぞれ、入力及び記憶及び表示する為の各手段 b)等差数列となる各切断長の公差となる減算寸法を入
    力及び記憶及び表示する為の各手段 c)書込/追加/修正を指示する為の入力手段 d)薄板鋼板コイルからの板材の走行状態を検出する為
    の手段 e)上記板材を低速にて減速走行させる長さを入力する
    為の手段 f)自動運転か、手動運転かのいずれかのモードを選択
    入力するた為の手段 g)起動/停止/運転/逆転/切断機の各指令を入力す
    る為の手段 h)切断機部の動作状態を検出する為の手段 i)上記板材の走行の動力源たる送りモータを駆動制御
    する為の手段 j)上記送りモータ用のブレーキを駆動制御する為の手
    段 k)上記切断機の動力源たる切断モータを駆動制御する
    為の手段 l)上記a、b、c、e、f、g記載の各入力手段及び
    上記d、h記載の各検出手段からの各出力を受け取り、
    これらの内容を分析判断し、その結果に対応した演算処
    理を行うと共に、上記a、b記載の各記憶手段及び各表
    示手段並びに上記i、j、k記憶記載の各駆動手段にそ
    れぞれ制御出力するための演算制御手段とから成る自動
    定尺切断機のNC制御装置。
  2. 【請求項2】 上記薄板鋼板コイルから定尺板を切断
    し、波板などの成型品にまで仕上げる一貫生産のライン
    システムに使用される一要素である自動定尺切断機にお
    いて、自動定尺切断機の起動を遅延させる手段と、その
    起動遅延時間を入力する為の手段と、成型機モータのイ
    ンバータに与える制御信号を発生する手段と、その制御
    信号のパラメータを入力及び記憶及び表示する為の各手
    段と、自動定尺切断機で定尺切断されて出てきた上記定
    尺板を上記成型機へ送り出すタイミングを調整する機械
    なるコイルパイラーの起動指令手段とを備え、上記起動
    遅延時間及び上記インバータ制御パラメータなる入力デ
    ータを受け取り、これらの内容を分析判断し、その結果
    に対応した演算処理を行うと共に、上記インバータ制御
    パラメータ記憶手段、上記インバータ制御パラメータ表
    示手段、上記起動遅延手段、上記インバータ制御信号発
    生手段、上記起動指令手段の各手段にそれぞれ制御出力
    する為の機能を付加した上記演算制御手段とを備えて構
    成したことを特徴とする請求項1記載の自動定尺切断機
    のNC制御装置。
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