JP2889385B2 - 挿入装置 - Google Patents

挿入装置

Info

Publication number
JP2889385B2
JP2889385B2 JP4180191A JP4180191A JP2889385B2 JP 2889385 B2 JP2889385 B2 JP 2889385B2 JP 4180191 A JP4180191 A JP 4180191A JP 4180191 A JP4180191 A JP 4180191A JP 2889385 B2 JP2889385 B2 JP 2889385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous body
inner diameter
forming material
diameter forming
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4180191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0542606A (ja
Inventor
栄一 加藤
秀春 山田
能久 羽生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP4180191A priority Critical patent/JP2889385B2/ja
Publication of JPH0542606A publication Critical patent/JPH0542606A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2889385B2 publication Critical patent/JP2889385B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/18Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using tubular layers or sheathings
    • B29C63/20Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using tubular layers or sheathings using pressure difference, e.g. vacuum
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2791/00Shaping characteristics in general
    • B29C2791/004Shaping under special conditions
    • B29C2791/007Using fluid under pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中空の多孔質体に内
径形成材を挿入する挿入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアセタール(以下PVAtと
略す)系の多孔質体は網目状の連続気孔を形成したもの
であり、その気孔径が均一であるとともに、製造途中で
適宜な気孔形成剤を選定することよって気孔径の異なっ
た多孔質体が得られる。また熱硬化性樹脂で補強したも
のは、仮比重が小さく軽量であり、気孔が均一であるた
めろ過精度が良好であり、しかもロングライフで耐薬品
性が高い等の特性を保有しているので、ろ過材に最適と
されている。
【0003】そして、ろ過装置の占有面積の少なさや取
扱いの簡単さなどから、中空円筒状のカートリッジ型フ
ィルターが広く使用されている。このような中空円筒状
カートリッジ型フィルターの製造方法の一例は、PVA
t系の反応原液を有底円筒型枠に注型し、円筒形状に反
応固化した連続気孔を有する中空円筒状の軟質なPVA
t系の多孔質体に熱硬化性樹脂を含浸させ、棒状の内径
形成材をその中空部に挿入し、さらに多孔質体を加熱し
て熱硬化させた後、内径形成材を抜き取りバイト等で外
層を仕上げるものである。
【0004】この場合、内径形成材を挿入しないで熱硬
化樹脂含浸後の軟質な状態で、立てて熱硬化させると、
不規則な歪みを生じ、同一形状で均一な気孔径の製品が
得られない。このため、中空部に内径形成材を入れて熱
硬化させることにより、真っ直ぐな形状のフィルターを
形成できるとともに、中空部の内面を鏡面状態に形成で
きフィルターの内径寸法に仕上げることができる。
【0005】また多孔質体の中空部をドリルで穴明けす
るものと比較して切削屑の発生がなく、原料の歩留りが
ない等の利点がある。しかし、熱硬化樹脂を含浸させた
後のPVAt系の多孔質体の内径は、樹脂の含浸により
若干細くなっており、この状態で正規の内径寸法を有す
る内径形成材を自動的に挿入するのは困難であった。そ
のため、内径形成材の挿入は手作業で行わざるを得なか
った。また手作業では摩擦抵抗が大きく、多孔質体が片
寄って偏肉を起こして気孔の均一性が損なわれ、超微細
な気孔を有する高精度のフィルターを製造する場合、安
定したろ過性能が得られない。しかも熟練度を必要と
し、生産性も悪い。
【0006】これに対して、自動化を可能にする従来の
挿入装置として、多孔質体を挟持してその中空部を案内
コイルで拡げ、内径形成材を自動で圧入する挿入装置
(実願昭63─132649号) があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この挿入装
置は、内径形成材を中空部の内部深くに挿入するに従
い、内径形成材の外周面との摩擦抵抗が大きくなり、多
孔質体の片寄りが残ったり、多孔質体を定位置に供給す
るのに手直しを必要としていた。したがって、この発明
の目的は、内径形成材を中空部に摩擦抵抗なく容易に挿
入できるとともに、生産性を向上することができる挿入
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の挿入装置は、
中空の多孔質体を受ける半筒状の多数の下型を有し、こ
れらの下型の凹部を外向きにして前記下型を径方向にル
ープ状に連結する連結手段を有し、この連結手段を周方
向に回動させる回動手段を有する搬送手段と、前記多孔
質体を載せる半筒状の複数の供給型を前記下型と同間隔
に有し、前記多孔質体を前記下型に落とし込み可能に前
記下型の上方に位置する落込み位置と前記搬送手段から
離れた供給位置とに前記供給型を往復させる移送手段を
有し、前記落込み位置で前記供給型に載せられた前記多
孔質体を前記下型に落とし込ませるようにした多孔質体
供給手段と、前記多孔質体の載せられた前記下型の上部
に配置されて前記下型とともに前記多孔質体の周面をシ
ールする上型を有する開閉手段と、投入口より1本ずつ
繰り出し可能に多数の内径形成材を収納したホッパーを
有し、前記投入口に対して移動することにより前記内径
形成材を順次受けるストック型を前記供給型と同数配設
した移載手段を有し、前記下型の側部に配設されて前記
下型に載った前記多孔質体の中空部と同一軸線状に内径
形成材を摺動自在に支持するガイドを前記ストック型と
同数有して、前記移載手段が前記ガイド上に移動した状
態で前記ストック型に載った前記内径形成材を前記ガイ
ドに落とし込ませるようにした内径形成材供給手段と、
前記搬送手段の前記内径形成材供給手段と反対側の側部
に配設されて、前記開閉手段によりシールされた前記多
孔質体の一端面をシールする端面押さえを有し、この端
面押さえを貫通して前記多孔質体の中空部に圧縮空気を
流入させるエアノズルを有する空気流入手段と、この空
気流入手段による圧縮空気の送り込み状態で前記内径形
成材を押して前記多孔質体の他端側から前記中空部に前
記内径形成材を挿入する挿入手段とを備えたものであ
る。
【0009】請求項2の挿入装置は、請求項1におい
て、前記多孔質体は湿潤状態で軟化するものであり、前
記空気流入手段は前記多孔質体の前記中空部の前記一端
部より液体を供給する液体供給ノズルを前記エアノズル
の近傍に有し、前記空気流入手段の動作時に前記中空部
に液体を供給するものである。
【0010】
【作用】請求項1の挿入装置によれば、搬送手段の動作
により下型が連結手段に沿って回動する。また多孔質体
供給手段の供給位置で多孔質体が供給型に供給され、移
送手段により落込み位置に移動し、多孔質体が下型に供
給され、開閉手段の位置で搬送手段が停止し、開閉手段
の動作により上型が下型に閉じられ、多孔質体の外周面
がシールされる。一方内径形成材供給手段のホッパーの
投入口より内径形成材がストック型に供給され、下型の
側部のガイドに供給される。また空気流入手段の動作に
より多孔質体の一端面が端面押さえでシールされ、エア
ノズルより中空部の一端部に圧縮空気が供給される。圧
縮空気の供給状態で多孔質体の中空部の反対側から挿入
手段の動作により中空部内に内径形成材が挿入される。
【0011】この場合、圧縮空気を中空部に供給しなが
ら、反対方向から内径形成材を挿入すると、圧縮空気は
内径形成材と中空部の内面との間を流れようと中空部の
内径を拡げるように空気の薄い流れ層が形成されるの
で、内径形成材と中空部の内面とが接触せず、したがっ
て摩擦抵抗がなくなる。その結果、内径形成材を迅速に
挿入することができるとともに、中空部の内面が損傷せ
ず、また不均一な歪みが生ぜず、偏肉もないので性能上
均一な製品を得ることができる。さらに搬送途中の多孔
質体群に複数の内径形成材を同時に挿入できるので生産
性を向上することができる。
【0012】請求項2の挿入装置によれば、液体供給ノ
ズルより液体を供給することにより、多孔質体の乾燥硬
化を抑え、内径形成材がすべりやすくなるとともに、多
孔質体が軟らかくなるので内径形成材をより一層スムー
スに挿入することができる。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を第1図ないし第9図に
基づいて説明する。すなわち、この挿入装置は、搬送手
段1と、多孔質体供給手段2と、内径形成材供給手段3
と、開閉手段4と、空気流入手段5と、挿入手段6とを
有する。搬送手段1は、中空の多孔質体7を受ける半筒
状の多数の下型8を有し、これらの下型8の凹部9を外
向きにして下型8を径方向にループ状に連結する連結手
段10を有し、この連結手段10を周方向に回動させる
回動手段11を有する。実施例の連結手段10は一対の
ループ状のチェーンであり、また回動手段11は第2図
に示すように一対のチェーンを巻き掛ける一対の回転体
24と、回転体24の一方に連結されて回転体24を回
転させる駆動装置25(第2図)からなる。これらは台
49に支持されている。また多孔質体7は円筒状を実施
例とし、下型8は半円筒状を実施例としている。
【0014】多孔質体供給手段2は、多孔質体7を載せ
る半筒状の複数の供給型12を下型8と同間隔に有し、
多孔質体7を下型8に落とし込み可能に下型8の上方に
位置する落込み位置H1 と搬送手段1から離れた供給位
置H2 とに供給型12を往復させる移送手段13を有
し、前記落込み位置H1 で供給型12に載せられた多孔
質体7を下型8に落とし込ませるようにしている。実施
例の供給型12は半円筒形であって4本有し、可動体2
8に反転用シリンダ66により反転可能に設けられてい
る。移送手段13は第2図に示すようにガイド棒27
と、このガイド棒27に移動自在に連結された可動体2
8と、この可動体28を駆動する可動用シリンダ30と
を有する。67はスタート釦である。移送手段13の供
給位置H2 で多孔質体7が供給型12に載せられ、スタ
ート釦67の操作で可動用シリンダ30を駆動すること
により可動体28を移送して落込み位置H1 に移送し、
供給型12を反転して多孔質体7を下型8に落とし込ま
せる。その後、可動体28は可動用シリンダ30で供給
位置H1 に復帰し、新たに多孔質体7が供給され、下型
8への多孔質体7の供給が繰り返される。第6図および
第7図は多孔質体7の供給過程を説明するものである。
すなわち、第6図および第7図の(a)は可動体28が
供給位置H2 にあり、供給型12に多孔質体7が載せら
れた状態である。同図(b)は可動体28を落込み位置
1 に移動した状態である。同図(c)は供給型12を
反転開始した状態、同図(d)は供給型12の反転が完
了した状態であり、このとき多孔質体7が下型8に落下
する。同図(e)は供給型12を元の姿勢に復帰した状
態、同図(f)は可動体28を供給位置H2 へ復帰した
状態である。
【0015】開閉手段4は、多孔質体7の載せられた下
型8の上部に配置されて下型8とともに多孔質体7の周
面をシールする上型15を有する。実施例の開閉手段4
はシリンダ装置であり、上型用ガイド61に案内された
平板状の開閉体42の下面に4本の上型15を取付けて
あり、シリンダ装置を駆動することにより上型15を下
型8に被せて、多孔質体7をシールする。
【0016】内径形成材供給手段3は、投入口19より
1本ずつ繰り出し可能に多数の内径形成材17を収納し
たホッパー20を有し、投入口19に対して移動するこ
とにより内径形成材17を順次受けるストック型21を
供給型12と同数配設した移載手段22を有し、下型8
の側部に配設されて下型8に載った多孔質体7の中空部
14と同一軸線状に内径形成材17を摺動自在に支持す
るガイド23をストック型21と同数有して、移載手段
22がガイド23上に移動した状態でストック型21に
載った内径形成材17をガイド23に落とし込ませるよ
うにしている。実施例のホッパー20は第4図に示すよ
うに、投入口19の内端側が内径形成材17を1本ずつ
通過できる通路65になっており、通路65の先端部に
配設された軸56(第2図,第5図)と、この軸56に
設けられてU字状の溝34を周縁部に複数形成した複数
枚の円板31と、この円板31の外周に対向する半円弧
状の案内体32とを有し、円板31の軸にモータ33を
連結している。モータ33の駆動により円板31が回転
し、溝34が通路65の下端部に位置すると多孔質体7
が溝34に落ち込み、円板31の回転により溝34に係
合した多孔質体7が案内体32との間に支持されながら
案内体32に沿って移動し、案内体32の端部で外部に
落とされ、ストック型21に落とし込まれる。63は内
径形成材用ガイドレールである。移載手段22は、シリ
ンダ装置36により移動自在に設けられ、シリンダ装置
36と円板31の回動との同期により順次内径形成材1
7がストック型21に載せられる。この移載手段22の
ストック型21の片型35は移載手段22のフレーム3
7に形成された落込み孔39に移動可能に設けられ、片
型35を反転用シリンダ64により移動させることによ
り多孔質体7を落込み孔39より下方へ落下させる。こ
の場合、フレーム37をシリンダ装置36により駆動し
てガイド23の位置の上方に移動させ、ストッパ(図示
せず)により片型35を復帰ばね(図示せず)に抗して
押して片型35を移動することにより多孔質体7が落込
み孔39からガイド23に落ち込む。したがってシリン
ダ装置36による移載手段22の動作は投入口19での
内径形成材17の受取り動作、ガイド23上への移動動
作、および内径形成材17の受取り位置への復帰動作と
なる。41はバイブレータである。
【0017】空気流入手段5は、搬送手段1の内径形成
材17と反対側の側部に配設されて開閉手段4によりシ
ールされた多孔質体7の一端面をシールする端面押さえ
16を有し、この端面押さえ16を貫通して多孔質体7
の中空部14に圧縮空気を流入させるエアノズル52を
有する。実施例では第8図に示すように端面押さえ16
を筒状体により形成し、端面押さえ用ガイドレール62
にガイドされ、シリンダ装置50で多孔質体7の一端面
を押さえ駆動する。このとき、端面押さえ16内に設け
られた復帰ばね54付きのエアノズル52が多孔質体7
の中空部14の端部に嵌合する。55はホースであり、
ポンプ(図示せず)に接続される。第8図(a)は上型
15が下型8に被さる前の状態で端面押さえ16は待機
状態にある。同図(b)は上型15が下型8に被さり、
多孔質体7の外周をシールした状態でシリンダ装置50
の駆動により端面押さえ16を多孔質体7の端面に押し
当てて端面をシールした状態である。端面押さえ16の
復帰動作は後述する。
【0018】挿入手段6は、空気流入手段5による圧縮
空気の送り込み状態で多孔質体7の他端側から中空部1
4に内径形成材17を挿入する。実施例はシリンダ装置
でありそのピストン51で内径形成材17の端部を押し
て行う。多孔質体7は外周面が上型15および下型8に
よりシールされ一端面が端面押さえ16によりシールさ
れるため、その一端部より圧力空気が供給されるととも
に内径形成材17を他端側から挿入しようとすると、多
孔質体7の中空部14は内径形成材17の周囲から吹き
出るため中空部14の内径が広がろうとする。この広が
りにより内径形成材17が中空部14にスムースに挿入
できる。第8図(c)は内径形成材17の先端部が多孔
質体7を貫通してエアノズル52を復帰ばね54に抗し
て押した状態、同図(d)は端面押さえ16が復帰した
状態であり、圧縮空気の供給は内径形成材17によりエ
アノズル52が押されることによりこれを検知手段(図
示せず)により検知して停止されるとともに、端面押さ
え16が復帰動作するように制御している。
【0019】45は内径形成材17が挿入された多孔質
体7を搬送手段1から受け取り搬出する取出用コンベ
ア、46はそのストック容器、47(第4図)は搬出装
置45に搬出されない多孔質体7をかき出すかき出しで
あり、コイルばねで形成している。48(第4図)は取
出用ブラシである。この挿入装置の挿入工程を第9図に
より説明する。第9図(a)は、多孔質体供給手段2の
動作により多孔質体7を下型8の上方の落込み位置H1
に供給型12を移動した状態である。同図(b)は搬送
手段1の下型8の搬送を停止し、供給型12の多孔質体
7を下型8に落とし込んだ状態である。同図(c)は多
孔質体供給手段2の移送手段13を復帰した状態であ
る。同図(d)は搬送手段1を駆動して多孔質体7が載
せられた下型8を上型15に対向する位置に移動してそ
の位置に停止する一方、内径形成材供給手段3により内
径形成材17をガイド23に供給した状態である。同図
(e)は開閉手段4を駆動して上型15を閉じるととも
に、空気流入手段5のシリンダ装置50を駆動して端面
押さえ16を多孔質体7の一端面に押さえ付け、さらに
圧縮空気を中空部14に嵌合して圧縮空気を中空部14
に送り込んだである。同図(f)は挿入手段6を駆動し
て内径形成材17を多孔質体7の他端部より中空部14
内に挿入する途中の状態である。同図(g)は内径形成
材17の挿入の完了を検知して(第8図(c))、圧縮
空気を停止するとともに、シリンダ装置のピストン51
を後退した状態である。同図(h)は開閉手段4の上型
15を下型8から離し、搬送手段1を搬送して内径形成
材17を挿入した多孔質体7を取出用コンベア45に送
り出した状態である。
【0020】この実施例によれば、圧縮空気を中空部1
4に供給しながら、反対方向から内径形成材17を挿入
すると、圧縮空気は内径形成材17と中空部14の内面
との間を流れようと中空部14の内径を拡げるように空
気の薄い流れ層が形成されるので、内径形成材17と中
空部14の内面とが接触せず、したがって摩擦抵抗がな
くなる。その結果、内径形成材17を迅速に挿入するこ
とができるとともに、中空部14の内面が損傷せず、ま
た不均一な歪みが生ぜず、偏肉もないので性能上均一な
製品を得ることができる。さらに搬送途中の多孔質体群
に複数の内径形成材17を同時に挿入できるので生産性
を向上することができる。
【0021】他の実施例として、多孔質体が湿潤状態で
軟化する性質を有する場合、前記実施例の空気流入手段
5に多孔質体7の中空部14の一端部より液体を供給す
る液体供給ノズル(図示せず)をエアノズル52の近傍
に有し、空気流入手段5の動作時に中空部14に液体を
供給するものである。液体供給ノズルより液体を供給す
ることにより、多孔質体7の乾燥硬化を抑え、内径形成
材17がすべりやすくなるとともに、多孔質体7が軟ら
かくなるので内径形成材17をより一層スムースに挿入
することができる。
【0022】また、その他の実施例として、多孔質体供
給手段等の各手段に用いられたシリンダ装置に代えてモ
ータを用いてもよい。さらに多孔質体供給手段の落込み
手段は前記反転手段に限らず、フレームに多孔質体係止
ガイドを移動自在に設けて多孔質体係止ガイドを移動す
ることにより、多孔質体を落下させるように構成しても
よい。
【0023】
【発明の効果】請求項1の挿入装置は、上型,下型およ
び端面押さえにより多孔質体をシールした状態で圧縮空
気を中空部の一端に供給しながら、反対方向から内径形
成材を挿入すると、圧縮空気は内径形成材と中空部の内
面との間を流れようと中空部の内径を拡げるように空気
の薄い流れ層が形成されるので、内径形成材と中空部の
内面とが接触せず、したがって摩擦抵抗がなくなる。し
たがって、内径形成材を迅速に挿入することができると
ともに、中空部の内面が損傷せず、また不均一な歪みが
生ぜず、偏肉もないので性能上均一な製品を得ることが
できる。さらに搬送途中の多孔質体群に複数の内径形成
材を同時に挿入できるので生産性を向上することができ
る。
【0024】請求項2の挿入装置は、液体供給ノズルよ
り液体を供給することにより、乾燥硬化する性質を有す
る多孔質体の乾燥を抑え、内径形成材がすべりやすくな
るとともに、多孔質体が軟らかくなるので内径形成材を
より一層スムースに挿入することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部斜視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】右側面図である。
【図4】左側面図である。
【図5】正面図である。
【図6】多孔質体供給手段の動作説明の正面図である。
【図7】その各図に対応する側面図である。
【図8】空気流入手段の動作説明の断面図である。
【図9】挿入工程の説明図である。
【符号の説明】
1 搬送手段 2 多孔質体供給手段 3 内径形成材供給手段 4 開閉手段 5 空気流入手段 6 挿入手段 7 多孔質体 8 下型 9 凹部 10 連結手段 11 回動手段 12 供給型 13 移送手段 14 中空部 15 上型 16 端面押さえ 17 内径形成材 19 投入口 20 ホッパー 21 ストック型 22 移載手段 23 ガイド 28 可動体 52 エアノズル H1 落込み位置 H2 供給位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 65/00 - 65/80 B01D 39/00 B29L 31:14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の多孔質体を受ける半筒状の多数の
    下型を有し、これらの下型の凹部を外向きにして前記下
    型を径方向にループ状に連結する連結手段を有し、この
    連結手段を周方向に回動させる回動手段を有する搬送手
    段と、 前記多孔質体を載せる半筒状の複数の供給型を前記下型
    と同間隔に有し、前記多孔質体を前記下型に落とし込み
    可能に前記下型の上方に位置する落込み位置と前記搬送
    手段から離れた供給位置とに前記供給型を往復させる移
    送手段を有し、前記落込み位置で前記供給型に載せられ
    た前記多孔質体を前記下型に落とし込ませるようにした
    多孔質体供給手段と、 前記多孔質体の載せられた前記下型の上部に配置されて
    前記下型とともに前記多孔質体の周面をシールする上型
    を有する開閉手段と、 投入口より1本ずつ繰り出し可能に多数の内径形成材を
    収納したホッパーを有し、前記投入口に対して移動する
    ことにより前記内径形成材を順次受けるストック型を前
    記供給型と同数配設した移載手段を有し、前記下型の側
    部に配設されて前記下型に載った前記多孔質体の中空部
    と同一軸線状に内径形成材を摺動自在に支持するガイド
    を前記ストック型と同数有して、前記移載手段が前記ガ
    イド上に移動した状態で前記ストック型に載った前記内
    径形成材を前記ガイドに落とし込ませるようにした内径
    形成材供給手段と、 前記搬送手段の前記内径形成材供給手段と反対側の側部
    に配設されて、前記開閉手段によりシールされた前記多
    孔質体の一端面をシールする端面押さえを有し、この端
    面押さえを貫通して前記多孔質体の中空部に圧縮空気を
    流入させるエアノズルを有する空気流入手段と、 この空気流入手段による圧縮空気の送り込み状態で前記
    内径形成材を押して前記多孔質体の他端側から前記中空
    部に前記内径形成材を挿入する挿入手段とを備えた挿入
    装置。
  2. 【請求項2】 前記多孔質体は湿潤状態で軟化するもの
    であり、前記空気流入手段は前記多孔質体の前記中空部
    の前記一端部より液体を供給する液体供給ノズルを前記
    エアノズルの近傍に有し、前記空気流入手段の動作時に
    前記中空部に液体を供給する請求項1記載の挿入装置。
JP4180191A 1991-03-07 1991-03-07 挿入装置 Expired - Lifetime JP2889385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180191A JP2889385B2 (ja) 1991-03-07 1991-03-07 挿入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180191A JP2889385B2 (ja) 1991-03-07 1991-03-07 挿入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0542606A JPH0542606A (ja) 1993-02-23
JP2889385B2 true JP2889385B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=12618440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4180191A Expired - Lifetime JP2889385B2 (ja) 1991-03-07 1991-03-07 挿入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2889385B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5960908B2 (ja) * 2013-04-02 2016-08-02 テルモ株式会社 電子体温計

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0542606A (ja) 1993-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2189347C2 (ru) Перемотно-разрезной станок для изготовления рулонов из рулонного материала и способ изготовления рулонов
US5571372A (en) Process and apparatus for manufacturing clutch friction plate
JPS59199133A (ja) 鍔付き巻きブツシユ軸受の製造方法ならびにその製造に使用される金型
JP2728771B2 (ja) 内径管の供給装置
JP2889385B2 (ja) 挿入装置
US4738408A (en) Tape winding apparatus and method
JP3968790B2 (ja) 円筒形電池の製造方法および装置
US4665661A (en) Centrifugal barrel finishing method
EP0128913B1 (fr) Installation pour la fabrication en continu et automatisee d'articles agglomeres, frittes, vulcanises et presses
CN209380246U (zh) 一种可组装两种编码器的自动组装设备
JP2007234606A (ja) 円筒形電池の製造方法および装置
JP2002239797A (ja) 粉末成形装置
JP2799086B2 (ja) 棒状体供給装置
EP0583516B1 (en) Process and apparatus for manufacturing clutch friction plate
JP2007211269A (ja) 突起付き部品のサイジング方法とサイジング設備
CN218949692U (zh) 一种压缩毛巾机械成型机构
JP2788165B2 (ja) 円筒状成形品の型剥離装置
JP2005125409A (ja) 粉末成形機
CN213766852U (zh) 一种多工位圆盘机
JP4756142B2 (ja) 発泡ウレタンロール製造用のテープ供給装置
JPS592598B2 (ja) 溶接棒被覆剤の塗装装置
JP4756141B2 (ja) 発泡ウレタンロール製造用の原料注入装置
JP2550924B2 (ja) スリッタ
JPH07223098A (ja) 粉体圧縮成形装置
JPS63247250A (ja) 熱可塑性樹脂シ−トの巻端処理方法およびその装置