JP2550924B2 - スリッタ - Google Patents

スリッタ

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JP2550924B2
JP2550924B2 JP6238546A JP23854694A JP2550924B2 JP 2550924 B2 JP2550924 B2 JP 2550924B2 JP 6238546 A JP6238546 A JP 6238546A JP 23854694 A JP23854694 A JP 23854694A JP 2550924 B2 JP2550924 B2 JP 2550924B2
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勝美 長谷川
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Winding Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物用スリッタ
に関し、とくに巻取コアを両側から支持する巻取コアチ
ャックを備えた巻取アームを有するスリッタに関する。
【0002】
【従来の技術】シート状物(たとえばプラスチックフィ
ルム、プラスチックシート、紙等)を、広巾の原反から
複数条の帯状の狭巾シート状物に切断して巻取るスリッ
タにおいては、切断された帯状シート状物はそれぞれ対
応する巻取コアに巻取られる。巻取コアは、回転駆動の
ため、および空の巻取コアを装着しシート状物を所定長
巻取った巻取コアを取り外すため、通常、回転駆動力の
伝達が可能でかつ脱着機能を有する巻取コアチャックに
保持される。巻取コアの外周面側はシート状物が巻取ら
れる部位であるから、巻取シート状物との干渉を避ける
とともに巻取コアの外周面側を傷付けないために、巻取
コアチャックは巻取コアを内周面側から保持する構造で
あることが望ましい。
【0003】このような構造を満たす巻取コアチャック
として、従来から、図7および図8に示すように、巻取
コアチャック1に円周方向に適当数に分割された円弧状
ピース2を設け、この円弧状ピース2を巻取コアチャッ
ク1の径方向に移動させ、円弧状ピース2の外周面で巻
取コア3の内周面側を押圧して保持する構造が知られて
いる。円弧状ピース2を移動させる機構としては、たと
えばテーパ面4を有する支持部材5と円弧状ピース2を
巻取コア軸方向Aに移動させる押圧部材6とを設け、円
弧状ピース2をテーパ面4に沿って移動させることによ
り、テーパ面4の径方向角度成分だけ円弧状ピース2を
巻取コア3の内周面方向に移動させるようにしたものが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な分割型ピースを用いたチャック構造においては、以下
のような問題がある。まず、図7に示したような構造で
は、円弧状ピース2を必要量だけ径方向に移動させるに
は、テーパ面4におけるストロークおよび押圧部材6の
ストロークを相当大きく見込まなければならず、そのた
め巻取コアチャック1の巻取コア軸方向Aの幅がある程
度大きくならざるを得ない。シート状物用スリッタにお
いては、図9および図10に示すように、切断された帯
状シート状物7は巻取部に千鳥に配置された巻取コア3
に巻取られる。巻取コアチャック1は巻取アーム8に設
けられ巻取コア3脱着時には巻取アーム8側に引込めら
れるが、巻取アーム8は、巻取コアチャック1引込み時
に巻取コア3が余裕をもって装着、取外しできる位置に
セットされる必要がある。そのため、巻取コアチャック
1の幅が大きくなると、隣接する巻取アーム8が干渉す
るため狭巾の帯状シート状物7のスリットができなくな
るという問題が生じる。また、巻取コアチャック1の幅
が大きくなると、巻取コア3脱着のための巻取コアチャ
ック必要移動ストロークが大となり、それだけ巻取コア
3を取り外す際等に巻取コア3が巻取コアチャック1に
引っ掛ったりする等のトラブルが生じ易くなるという問
題もある。
【0005】また、巻取コア3の偏心回転を防止するた
めには、巻取コア3は巻取コアチャック1に正確にセン
タリングされて保持される必要があるが、上述のような
分割ピース型のチャック構造では摺動部が多いため、各
円弧状ピース2が正確に同期して径方向に移動しない確
率が高くなり、巻取コア3が正確にセンタリングされな
い場合も生じるおそれがある。また、各円弧状ピース2
の径方向の拡がりが十分でないと、巻取コア3は内周面
から均一に保持されない場合も生じ、巻取コアチャック
1から巻取コア3への回転駆動力の伝達が十分に行なわ
れず、この間でスリップが生じるおそれがあるという問
題がある。
【0006】又、シート状物を巻終った後、台車に巻取
シートロールをのせた状態で巻取コアチャックを外す場
合、巻取コアチャックと巻取コア内面の摩擦により、巻
取チャックが軸方向(脱着方向)に移動した際にシート
ロールも同様に移動し、せっかく巻いたシート状物が台
車上でずれてしまうといった問題がある。
【0007】更に、従来の巻取コアのチャッキングにお
いては、作業者が巻取コアを手で支えた状態でチャッキ
ングしていたため、長尺で重い巻取コアの場合には、巻
取コアを支える人と、チャッキング動作をさせる人が別
々に必要となったり、巻取コア端部近辺に手をおいてい
るため、軸方向に移動する巻取コアチャックと巻取コア
との間に手をはさまれるおそれがあるという問題もあ
る。
【0008】さらに、作業者が巻取コアを手で支えてチ
ャッキングする方法では、手で支えられた巻取コアと巻
取コアチャックとを正確に所望の位置関係に保つことが
難しく、チャッキングが正確に行われないおそれがある
という問題もある。
【0009】本発明の目的は、上述のような各種問題に
対し、とくに、巻取コアを作業者が支えなくても、容易
にかつ正確にチャッキングできるようにすることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿う本発明の
スリッタは、シート状物を巻き取る筒状の巻取コアを該
コアの両端部で回転可能に支持しかつ該コア軸方向に進
退する巻取コアチャックを備えた、前記巻取コアの両側
に配置される一対の巻取アームを有するスリッタにおい
て、 (A)それぞれの巻取アームに、前記巻取コアの両端部
の外周面を下方から支持するコア受け手段を設け、 (B)該コア受け手段は、少なくとも、コア受けと該コ
ア受けをコア軸方向に進退させる移動手段とを有すると
共に、該移動手段を前記巻取アームに固定したことを特
徴とするものから成る。ここで、前記コア受けをコア軸
方向に進退させる移動手段としては、たとえばエアシリ
ンダから構成できる。また、前記コア受け手段に前記巻
取コアを載置したときに、該巻取コアの中心と巻取コア
チャックの中心とがほぼ一致し、該巻取コアを巻取コア
チャックでチャッキングしたときに、前記コア受けとチ
ャッキングされた該巻取コアの間に隙間ができるような
位置関係に前記コア受け手段を配設することが好まし
い。さらに、前記シート状物としては、とくに限定され
ないが、前述の如く、プラスチックフィルム等が挙げら
れる。
【0011】
【作用】上記本発明のスリッタにおいては、巻取アーム
側に引っ込んでいるコア受けを、移動手段により巻取コ
アの軸方向に突出させ、新しい巻取コアをコア受けの上
にのせることにより、該巻取コアの両端部がコア受けに
よって下方から支持される。巻取コアをコア受けの上に
のせるだけで、巻取コアの中心は巻取コアチャックの中
心とほぼ一致する。したがって、巻取コアを作業者が支
えなくても、容易にかつ正確にチャッキングできるよう
になる。巻取コアチャックによるチャッキング後には、
コア受けは移動手段によって巻取アーム側に退行され、
所定の巻取準備状態が完了する。
【0012】このとき、後述の実施例に示す如く、巻取
コアが巻取コアチャックに支持されると、巻取コアの外
周面とコア受けとの間に隙間があくような位置関係にコ
ア受けを配設しておくと、移動手段によるコア受けの退
行は一層容易に行われる。
【0013】また、巻取コアの両端面を押圧するコア押
え手段を設けておき、コア受け上に巻取コアをのせた
後、該コア押え手段を突出させると、巻取コアの軸方向
位置がより正確に位置決めされる。この位置決めによ
り、コア受け手段に新しい巻取コアをのせるときには軸
方向の位置にそれほど気をつかわなくてもよくなり、作
業が簡素化される。続いて巻取コアの両端面側から、巻
取コアチャックを挿入し、巻取コアを把持する。その
際、上述の如く、巻取コアと巻取コアチャックの中心が
ほぼ一致しているため、巻取コアチャックはスムーズに
巻取コア内に挿入される。
【0014】
【実施例】以下に本発明の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1ないし図6は、本発明の一実施例に
係るスリッタの巻取アームを示している。図において、
10は円筒体からなる巻取コアを示しており、この外周
面側に所定幅にスリットされた帯状シート状物(図示
略)が巻取られる。11は、巻取コアチャック全体を示
しており、巻取コアチャック11は、巻取アーム12に
対し、シリンダ13によって巻取コア軸方向Aに出入り
(移動)可能に支持されている。
【0015】巻取コアチャック11には、巻取コア10
の端面側から巻取コア10内に挿入される支持部材14
が設けられている。支持部材14は、円板状部材から成
っており、図4に示すように、外周面側に、支持部材1
4の回転中心軸15に対し直角の面をなす押圧面16と
巻取コア10の内面と適当な隙間δを保有する、回転中
心軸15と同心の外周面50およびリング状ゴム体32
が嵌着される外周面51が形成されている。外周面50
は、巻取コア10にシート状物を大量に巻いたときの重
量により、リング状ゴム体32が部分的に変形して、同
心が狂った場合に、部分変形を最小にとどめるためのガ
イドであり、通常隙間δは0. 1〜1.0mmである
が、好ましくは0. 1〜0. 3mmの範囲が良い。支持
部材14は、本実施例では駆動軸17と一体に構成され
ている(ただし別体構成としてもよい。)。駆動軸17
にはプーリ18が連結されており、プーリ18を介して
タイミングベルト等の適当な手段によって回転駆動力が
伝達されるようになっている。駆動軸17は、移動ハウ
ジング19に内蔵されたベアリング20、21に回転自
在に支持されており、シリンダ13による移動ハウジン
グ19の巻取コア軸方向A移動とともに、巻取コア軸方
向Aに移動可能となっている。
【0016】支持部材14の巻取コア10内挿入方向先
端側には、ボルト22により、円板状のばね押え23が
固定されている。このばね押え23と支持部材14間に
は、ピストン24が介装されている。ピストン24の外
周には、支持部材14の内周面との間をシールする0リ
ング25がはめ込まれており、ピストン24は支持部材
14に対し巻取コア軸方向Aに移動可能に支持されてい
る。このピストン24と支持部材14とによって形成さ
れる空間はエアシリンダ室26に構成されている。ま
た、ピストン24とばね押え23との間には、ばね27
が介装されている。ばね27は、本実施例では皿ばねを
3段直列に重ねたものから成っており、ばね押え23に
対しピストン24を駆動軸17方向に付勢している。
【0017】ピストン24のボス部28は、ばね押え2
3を貫通して延びており、その先端側にボルト29によ
って円板状の押圧部材30が取付けられている。押圧部
材30は、ばね押え23とは間隔をもって設けられてお
り、その外周側に、支持部材14の押圧面16に対向す
る押圧面31が形成されている。この押圧面16、31
間には、リング状ゴム体32が介装されている。リング
状ゴム体32は、支持部材14の外周面に全周にわたっ
て嵌合されており、支持部材14の回転中心軸15と同
心状態に設置されている。リング状ゴム体32は、押圧
部材30の駆動軸17方向への移動により、押圧面1
6、31間に挾圧されるようになっており、この挾圧に
よる弾性変形によってリング状ゴム体32の外周面側が
巻取コア10の内周面方向に張り出し、内周面に密着し
かつ内周面を押圧できるよう構成されている。このリン
グ状ゴム体32の内周面側は、図5(イ)に示すよう
に、上記挾圧による弾性変形を見込んでゴム体32が若
干凹ませてある。そして、図5(ロ)に示すようにリン
グ状ゴム体32が押圧面16、31間に挾圧され弾性変
形した際に、その内周面側が支持部材14の外周面51
に密着するようになっている。このリング状ゴム体32
の材質としては、上記の作動を考慮すれば、弾性があ
り、ポアソン比が高いゴム状材料がよい。
【0018】また、巻取アーム12は、図6に示す巻取
コア10の両側に設けられ、巻取コアチャック11が巻
取コア10の両側に設けられる、いわゆる両持チャック
とされており、巻取コア10は両側から支持される。
【0019】つぎに、本実施例における押圧部材30を
支持部材14に対して移動させる機構について説明す
る。移動ハウジング19にカプラ33が取付けられ、カ
プラ33には図示を省略した適当なエア供給手段が接続
され、エアの供給制御が可能となっている。カプラ33
は、移動ハウジング19内に形成されたエア通路34を
介して、ベアリング20、21間のエア室35に連通し
ている。エア室35は、Oリング36、37およびシー
ル部材48、49によるシールによってエアの密封可能
に構成されている。駆動軸17には、エア室35からエ
アシリンダ室26へと通じるエア通路38が形成されて
いる。したがって、ピストン24および押圧部材30
は、エアシリンダ室26へと送られてくるエアのエア圧
と、ばね27の付勢力とによって移動が制御できるよう
になっている。
【0020】なお、39はエアシリンダ、40はロッド
41の先端に設けられたコア押えであり、コア押え40
を突き出すことにより、巻取コア10装着時に巻取コア
10の軸方向Aの位置を所定位置に規制できるようにな
っている。
【0021】また、図2、図3に示すように、巻取コア
10の下面側には、コア受け42が設けられている。コ
ア受け42は、エアシリンダ43のピストン部44と一
体に形成されており、ピストン部44はばね45によっ
てコア受け42を引っ込める方向に付勢されている。カ
プラ46からエアシリンダ室47にエアが供給される
と、ばね45の付勢力に抗してピストン部44およびコ
ア受け42が巻取コア10の下面側に突き出され、巻取
コアを所定位置に受けることができるようになってい
る。したがって、このエアシリンダ43は、本発明にお
ける、コア受け42をコア軸方向に進退させる移動手段
を構成しており、該エアシリンダ43は巻取アーム12
に固定されている。コア受け42に巻取コア10をのせ
た時、巻取コア10の中心と巻取コアチャック11の中
心がほぼ一致しており、かつ、巻取コア10が巻取コア
チャック11により支持されると、巻取コア10の外周
面とコア受け42との間に隙間があくような位置関係に
コア受け42は配設されている。
【0022】上記のように構成された実施例装置の作用
について以下に説明する。まず、巻取コアチャック11
全体の巻取コア10内への出し入れについては、複動式
のシリンダ13の作動を制御し移動ハウジング19と一
体に移動させることにより、容易に行われる。
【0023】空の巻取コア10は、コア受け42上に載
置されることにより略所定位置に位置決めされ、コア押
え40を突き出すことにより、軸方向Aに位置決めされ
る。この状態で、巻取コアチャック11が巻取コア10
内に挿入されるが、挿入前、すなわち巻取コア10が装
着されていない状態においては、エアシリンダ室26に
はエア供給手段から、カプラ33、エア通路34、エア
室35、エア通路38を介してエア圧が供給されてお
り、ばね27の付勢力に抗して、ピストン24、押圧部
材30は、支持部材14に対し離れる方向(駆動軸17
と反対方向)に移動されている。したがって、押圧部材
30が移動されると、押圧面16、31によるリング状
ゴム体32の挾圧が解除され、リング状ゴム体32の弾
性変形が解除される。この状態では、巻取コア内周とリ
ング状ゴム体32の外周の間に隙間があり、巻取コアチ
ャック11が巻取コア10内に挿入可能となっている。
【0024】巻取コアチャック11の挿入が完了する
と、エア供給手段からのエア供給が停止され、エアシリ
ンダ室26のエア圧が抜かれる。すると、ばね27の付
勢力により、ピストン24および押圧部材30が再び駆
動軸17側へと移動される。押圧部材30の移動によ
り、リング状ゴム体32は押圧面16、31間に挾圧さ
れ、弾性変形して外周面側が巻取コア10の内周面側へ
と張り出す。この張り出しにより、巻取コア10は内周
面側からリング状ゴム体32によって保持される。この
後コア押え40、コア受け42が駆動軸17の方向に移
動して、巻取の準備を完了する。
【0025】上記の動作においては、リング状ゴム体3
2は実質的に支持部材14に対して巻取コア軸方向Aに
移動させる必要がなく、しかも押圧部材30の移動代
も、リング状ゴム体32を弾性変形させるに必要な小さ
な量でよいので、巻取コアチャック11における巻取コ
ア軸方向Aの幅は小さくてよいことになる。
【0026】また、リング状ゴム体32は、巻取コア1
0の内周面全周にわたって支持部材14と同心状態で延
びており、しかも同様に全周にわたって延びる押圧面1
6、31間に挾圧されるのであるから、弾性変形による
外周面の張り出しは全周にわたって均一に行われる。し
たがって、コア受け42上に載置された巻取コア10
は、リング状ゴム体32の張り出しが進むにつれ自然に
かつ正確に支持部材14の回転中心軸15に対しセンタ
リングされる。また、正確にセンタリングされ、かつリ
ング状ゴム体32の張り出しも均一に行われるので、リ
ング状ゴム体32の外周面が巻取コア10の内周面を押
圧することによる巻取コア10に対する保持力も、全周
にわたって均一な力が得られる。したがって、十分な駆
動力の伝達も可能になる。
【0027】次に、巻取コア10にシート状物を巻取
り、所定の巻取量を巻上げて巻取を完了したあとの作用
を説明する。巻取コアチャックの回転が停止すると、巻
取られたシート状物のロールを巻取アーム12から移し
かえ、次の工程にまで運ぶための図示しない台車で受け
る。次いで、コア押え40が巻取コア10の端面を押す
ようにコア押え40を作動させ、巻取コア10及び巻取
られたシート状物のロールが、巻取コア軸方向に動かな
いよう規制したのち、巻取コア10から巻取コアチャッ
ク11を抜き出す。この時、シート状物のロールの重量
を台車で受けているため、巻取コアチャック11を抜き
出してもシート状物のロールが落下したりすることはな
い。
【0028】また、巻取コア10から巻取コアチャック
11を抜きだすには、前記巻取準備の逆の動作をすれば
よい。即ち、エア供給手段からカプラ33を通してエア
シリンダ室26にエア圧を供給し、ばね27の付勢力に
抗して、ピストン24、押圧部材30を、支持部材14
に対して離れる方向に移動させてリング状ゴム体32の
挟圧を解除し、巻取コア10の内周とリング状ゴム体の
外周の間に隙間があくようにする。このように、巻取コ
ア10の内周とリング状ゴム体32の外周の間に隙間が
あけば、巻取コアチャック11は抜き出しが可能とな
り、エアシリンダ13の作動により、巻取コアチャック
11は駆動軸17側へ移動され、巻取コア10から抜き
取られる。巻取コアチャック11が抜き取られた、シー
ト状物の巻かれた巻取コア10が台車の上に残り、次の
工程へと運搬される。上記一連の作動、操作により、順
次、新しい巻取コアの装着、シート状物の巻取り、巻取
シートロールの取り外し、運搬が繰返される。
【0029】
【発明の効果】本発明のスリッタによるときは、次のよ
うな効果が得られる。 (1)巻取コアをチャッキングする時、従来は人手で巻
取コアを支えていたため、巻取コアチャックと巻取コア
とを同心に維持することが難しく、巻取コアチャックを
巻取コア方向に移動した時に巻取コアチャックが巻取コ
アの端面にぶつかって巻取コアチャックを挿入すること
ができない等の不都合が発生するおそれがあった。本発
明では、巻取コアをコア受けで支えるようにしたので、
単に巻取コアをコア受け上にのせるだけで、巻取コアの
中心と巻取コアチャックの中心とをほぼ一致させること
ができるので、極めて容易にかつ正確に所望のチャッキ
ング動作を行わせることができる。
【0030】(2)また、巻取コアが巻取コアチャック
に支持されたとき、該巻取コアの外周面とコア受けとの
間に隙間があくような位置関係にコア受けを配設してお
くことにより、チャック後のコア受けの退行も極めて円
滑に行われ、容易に所定の巻取開始の準備が整う。
【0031】(3)また、多数の巻取アームにて複数の
ロールのスリット巻取を行うスリッタにおいては、本発
明の適用により、各巻取アームのコア受けに巻取コアを
のせておき、一斉にチャッキングを行うこともできるた
め、準備時間を大幅に短縮することも可能となる。
【0032】(4)更に、巻取コアが長尺あるいは金属
製の重いものでも、人手により支える必要がなくなるた
め、省力化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスリッタの巻取アーム
部の縦断面図である。
【図2】図1の装置の正面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う部分断面図であ
る。
【図4】図1の装置の部分拡大断面図である。
【図5】(イ)(ロ)は図1の装置のリング状ゴム体ま
わりの部分拡大断面図である。
【図6】図1の装置における巻取コアチャック状態を示
す概略構成図である。
【図7】従来の巻取アームのコアチャック部の概略部分
縦断面図である。
【図8】図7の装置の分割型ピース部の正面図である。
【図9】一般的なスリッタの巻取部の斜視図である。
【図10】図9の装置の平面図である。
【符号の説明】
10 巻取コア 11 巻取コアチャック 12 巻取アーム 13 シリンダ 14 支持部材 15 回転中心軸 16、31 押圧面 17 駆動軸 19 移動ハウジング 23 ばね押え 24 ピストン 26 エアシリンダ室 27 ばね 30 押圧部材 32 リング状ゴム体 34、38 エア通路 40 コア押え 42 コア受け 43 移動手段としてのエアシリンダ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物を巻き取る筒状の巻取コアを
    該コアの両端部で回転可能に支持しかつ該コア軸方向に
    進退する巻取コアチャックを備えた、前記巻取コアの両
    側に配置される一対の巻取アームを有するスリッタにお
    いて、 (A)それぞれの巻取アームに、前記巻取コアの両端部
    の外周面を下方から支持するコア受け手段を設け、 (B)該コア受け手段は、少なくとも、コア受けと該コ
    ア受けをコア軸方向に進退させる移動手段とを有すると
    共に、該移動手段を前記巻取アームに固定したことを特
    徴とするスリッタ。
  2. 【請求項2】 前記コア受けをコア軸方向に進退させる
    移動手段がエアシリンダであることを特徴とする請求項
    1のスリッタ。
  3. 【請求項3】 前記コア受け手段に前記巻取コアを載置
    したときに、該巻取コアの中心と巻取コアチャックの中
    心とがほぼ一致し、該巻取コアを巻取コアチャックでチ
    ャッキングしたときに、前記コア受けとチャッキングさ
    れた該巻取コアの間に隙間ができるような位置関係に前
    記コア受け手段を配設したことを特徴とする請求項1の
    スリッタ。
  4. 【請求項4】 前記シート状物がプラスチックフィルム
    であることを特徴とする請求項1のスリッタ。
JP6238546A 1994-09-05 1994-09-05 スリッタ Expired - Fee Related JP2550924B2 (ja)

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