JP2889014B2 - 電子写真装置の熱定着装置 - Google Patents

電子写真装置の熱定着装置

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JP2889014B2 JP9064091A JP9064091A JP2889014B2 JP 2889014 B2 JP2889014 B2 JP 2889014B2 JP 9064091 A JP9064091 A JP 9064091A JP 9064091 A JP9064091 A JP 9064091A JP 2889014 B2 JP2889014 B2 JP 2889014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体に転写され
たトナー像を、加熱しながら加圧することによって定着
させるようにした電子写真装置の熱定着装置に関する。
【0002】紙又はオーバーヘッドプロジェクタ用シー
トなど記録媒体に転写されただけのトナー像は、記録媒
体の表面にトナー粉が付着しているにすぎないものなの
で、定着させる必要がある。
【0003】電子写真装置に用いられる定着方式として
は、いわゆるフラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着
及びヒートローラ定着などがあり、本発明は、そのうち
のヒートローラを用いた定着装置に関するものである。
【0004】
【従来の技術】図3は、従来の電子写真装置の熱定着装
置の部分拡大図である。51は、トナー像が転写された
記録媒体に圧接されて回転駆動されるヒートローラであ
り、図示されていないヒータによって加熱される。
【0005】52は、ヒートローラ51の外周面の温度
を検出するための温度センサであり、板ばね53に取り
付けられた弾性体54の一端に支持されていて、ヒート
ローラ51に押し付けられる方向に付勢されている。
【0006】そして、ヒートローラ51の外周面と温度
センサ52との間に挟まれるように、合成樹脂製の薄い
遮蔽膜55が弾性体54側に固着されていて、温度セン
サ52が、ヒートローラ51に直接接触せずに、ヒート
ローラ51表面の温度を検出するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通紙枚数が徐
々に多くなった場合や、定着装置での用紙ジャムなどの
トラブルが発生すると、ヒートローラ51の表面に付着
している溶融トナーの破片が、遮蔽膜55の表面に付着
して次第に堆積する。
【0008】その結果、ヒートローラ51と温度センサ
52との間の熱伝導状態が悪くなって、温度センサ52
の検出温度が、実際のヒートローラ51の表面温度より
低くなってしまう。
【0009】すると、図示されていない加熱制御手段
は、温度センサ52の検出温度を設定値に保つようにヒ
ートローラ51の温度を制御するので、ヒートローラ5
1の実際の表面温度が設定温度以上に高くなり、その結
果、トナーがヒートローラ51側に移ってしまういわゆ
るホットオフセットなどによって画質が劣化してしまう
問題があった。
【0010】そこで本発明は、温度センサがヒートロー
ラの表面温度を常に正しく検出して、安定した良品質の
定着画像を得ることができる電子写真装置の熱定着装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子写真装置の熱定着装置は、実施例を説
明するための図1に示されるように、トナー像が転写さ
れた記録媒体100に圧接されて回転駆動されるヒート
ローラ12と、上記ヒートローラ12を加熱する加熱手
段11と、上記ヒートローラ12の外周面に近接して配
置されて、上記加熱手段11の動作を制御する制御手段
35に検出信号を出力する温度センサ21と、上記ヒー
トローラ12の外周面と上記温度センサ21との間に挟
まれた状態で移動可能に配置された遮蔽膜31と、上記
遮蔽膜31の未使用部分を上記ヒートローラ12の外周
面と上記温度センサ21との間に順次移動させることが
できる遮蔽膜駆動手段33とを設けたことを特徴とす
る。
【0012】なお、上記遮蔽膜31が耐熱性の合成樹脂
フィルムによって形成されていてもよく、また、上記遮
蔽膜駆動手段33が上記遮蔽膜31を間欠的に移動させ
るようにしてもよい。
【0013】
【作用】遮蔽膜駆動手段33によって、遮蔽膜31の未
使用部分をヒートローラ12の外周面と温度センサ21
との間に順次移動させることができ、それによって、ヒ
ートローラ12の外周面と温度センサ21との間に位置
する遮蔽膜31の部分は、常にある程度以上の汚れのな
い新しい状態のものに維持される。
【0014】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。
【0015】図2は電子写真式のプリンタ装置を略示し
ており、1は、矢印A方向に回転駆動される感光ドラム
である。2は、感光ドラム1の表面に帯電をさせる前帯
電器。3は、感光ドラム1の表面に露光して静電潜像を
形成する露光部。4は、潜像を現像してトナー像を形成
する現像器。5は、感光ドラム1に接して搬送される記
録用紙100にトナー像を転写する転写器。6は、転写
後に感光ドラム1表面に残留したトナーを除去するクリ
ーナ。7は用紙搬送ローラである。
【0016】10は、トナー像を記録用紙100の表面
に定着させるための熱定着装置であり、感光ドラム1や
用紙搬送ローラ7などと連動して回転駆動され内蔵ヒー
タ11によって加熱されるヒートローラ12と、それに
圧接して回転するボトムローラ13との間に、記録用紙
100が挟み付けられて送られる。
【0017】図1は定着装置を示している。ヒートロー
ラ12としては、例えば常温硬化型シリコンゴムをアル
ミニウム素管にライニングしたソフトローラが用いられ
ている。14及び15は、各ローラ12,13にトナー
が付着しないように、シリコンオイルを塗布すると共に
各ローラ12,13をクリーニングするフェルト材から
なるクリーナである。
【0018】16及び17は記録用紙100の送行をガ
イドする用紙ガイド。18は記録用紙100の先端をヒ
ートローラ12から剥がすための用紙分離爪である。
【0019】温度センサ21は、板ばね22に取り付け
られたフェルト又はゴム等からなる弾性体23の他端側
に固着されていて、ヒートローラ12の表面に押し付け
られる方向に付勢されている。
【0020】31は、ヒートローラ12の外周面と温度
センサ21との間に挟まれて両者を遮った状態で移動可
能に設けられた薄い遮蔽膜であり、摂氏160ないし2
50度程度でも材質変化を起こさない耐熱性があって、
表面の離形性及び平滑性の高い合成樹脂材料、例えば厚
さ5μmのポリイミドフィルムによって形成されてい
る。
【0021】この遮蔽膜31の未使用部分31aは、送
り出し軸32を中心にしてロール状に巻かれていて、中
間部分(使用部分)31bはヒートローラ12の外周面
と温度センサ21との間に挟まれ、使用済部分31cは
巻き取り軸33に巻き取られるようになっている。
【0022】34は、巻き取り軸33を回転駆動するモ
ータであり、制御部35からの制御信号によってその回
転が制御される。例えば、通常は巻き取り軸33は駆動
されず、一万枚の記録用紙100を定着する毎に、ある
いは定着装置10において用紙ジャムが発生したとき毎
に、ヒートローラ12と温度センサ21との間に新しい
未使用の遮蔽膜31が挟まれるように、遮蔽膜31が所
定長さだけ巻き取り軸33に巻き取られる。
【0023】その結果、トナーの破片などがある程度付
着した遮蔽膜31の使用部分31bは、ヒートローラ1
2と温度センサ21との間から巻き取り軸33側へ移動
し、ヒートローラ12と温度センサ21との間には、常
にある程度以上汚れていない熱伝導状態のよい遮蔽膜3
1が挟み付けられていることになる。
【0024】制御部35には、温度センサ21からの検
出信号が入力され、その検出温度が予め設定された設定
温度になるように、制御部35からヒータ11の駆動回
路に制御信号が出力される。
【0025】したがって、ヒートローラ12と温度セン
サ21との間の遮蔽膜31がある程度以上汚れないよう
になっている本発明の電子写真装置の熱定着装置におい
ては、ヒートローラ12の表面温度が温度センサ21に
常に正しく検出されて、ヒートローラ12の表面温度が
所定の一定温度に維持される。
【0026】送り出し軸32に巻かれた遮蔽膜31の未
使用部分31aが無くなったら、送り出し軸32に未使
用の新しい遮蔽膜ロールを取り付ける。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば複数の感光ドラムを用いたカラープ
リンタ装置や、プリンタ以外の複写機又はファクシミリ
装置などに適用してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の電子写真装置の熱定着装置によ
れば、ヒートローラの外周面と温度センサとの間に挟ま
れる遮蔽膜が、常にある程度以上の汚れのない新しいも
のになっているので、ヒートローラの表面温度が温度セ
ンサに常に正しく検出されて、ヒートローラの表面温度
が所定の一定温度に維持され、その結果、良い品質の定
着画像を安定して得ることができる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】実施例のプリンタの全体略示図である。
【図3】従来例の部分拡大図である。
【符号の説明】
11 ヒータ(加熱手段) 12 ヒートローラ 31 遮蔽膜 33 巻き取り軸(遮蔽膜駆動手段) 35 制御部(制御手段) 100 記録用紙(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−54426(JP,A) 特開 昭57−5074(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/20 109 G03G 15/20 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像が転写された記録媒体(100)
    に圧接されて回転駆動されるヒートローラ(12)と、
    上記ヒートローラ(12)を加熱する加熱手段(11)
    と、上記ヒートローラ(12)の外周面に近接して配置
    されて、上記加熱手段(11)の動作を制御する制御手
    段(35)に検出信号を出力する温度センサ(21)
    と、上記ヒートローラ(12)の外周面と上記温度セン
    サ(21)との間に挟まれた状態で移動可能に配置され
    た遮蔽膜(31)と、上記遮蔽膜(31)の未使用部分
    を上記ヒートローラ(12)の外周面と上記温度センサ
    (21)との間に順次移動させることができる遮蔽膜駆
    動手段(33)とを設けたことを特徴とする電子写真装
    置の熱定着装置。
  2. 【請求項2】上記遮蔽膜(31)が耐熱性の合成樹脂フ
    ィルムによって形成されている請求項1記載の電子写真
    装置の熱定着装置。
  3. 【請求項3】上記遮蔽膜駆動手段(33)が上記遮蔽膜
    (31)を間欠的に移動させる請求項1又は2記載の電
    子写真装置の熱定着装置。
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