JP2889008B2 - ガスレートセンサ - Google Patents

ガスレートセンサ

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JP2889008B2
JP2889008B2 JP5564691A JP5564691A JP2889008B2 JP 2889008 B2 JP2889008 B2 JP 2889008B2 JP 5564691 A JP5564691 A JP 5564691A JP 5564691 A JP5564691 A JP 5564691A JP 2889008 B2 JP2889008 B2 JP 2889008B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスレートセンサに関
し、特に、駆動信号である交流信号の周波数及び電圧に
応じて金属振動板の振動を変化させ、ガス流の状態を任
意に変化させ得る構成とすることにより、本体をOリン
グ等を用いることなく直接取付を可能とし、気体ポンプ
及び本体全体を小型化するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のガスレー
トセンサとしては、種々あるが、その中で代表的なもの
について述べると、例えば特公平1−56275号公報及び特
開平1−167671号公報に開示された構成を挙げることが
できる。
【0003】次に、前述の特開平1−167671号公報の構
成について、図3、図4、図5とともに説明する。図に
おいて、符号1で示されるものは全体がほぼ円筒状をな
し、その両端が開放された形状からなるケーシングであ
り、このケーシング1の各端部は、ポンプホルダ2及び
中継端子板3によって各々閉塞され、ケーシング1内が
外部から遮断されている。このポンプホルダ2には、電
歪形のセラミック円板からなる振動板4aが設けられ、
その周縁部がポンプホルダ2に一体状に固着されること
によって、電歪振動ポンプ4(気体ポンプ)が形成され
ている。
【0004】又、このケーシング1の内部には、この振
動板4aから所定距離だけ離間した位置に電極ホルダ5
が配置され、この電極ホルダ5は図4に示されるように
構成されている。すなわち、電極ホルダ5には、4個の
ガス案内孔5a〜5dが形成され、さらに、4個の電極
6a〜6dが、中心軸に対して対称的に配置されてい
る。これらの電極6a〜6dのうち、電極6a及び6b
間及び6c及び6d間には、ホットワイヤ7a及び7b
が溶着によって接続されている。さらに、前記ケーシン
グ1内における前記中継端子板3の近傍位置には、ノズ
ル孔8及び補助孔9を有するノズル板10が設けられ、
この中継端子板3とノズル板10との間には、それらの
ほぼ中間位置にダストプレート11が設けられている。
前記電歪振動ポンプ4(気体ポンプ)の振動板4aと前
記ポンプホルダ2との間には、ポンプ室12が形成され
ており、この電歪振動ポンプ4によって送り出されたガ
スは、ガス案内孔5a〜5dを経てガス流路13に送ら
れる。
【0005】前記ケーシング1の中継端子板3の外方位
置には、ICからなる信号処理回路部14が設けられ、
この信号処理回路部14は、外部から電力を受け、又、
ホットワイヤ7a及び7bの出力信号を外部へ取り出す
ための中継端子板3の中継端子15に接続されている。
又、前記中継端子板3には、リードピン16が設けら
れ、このリードピン16は外部ケーシング17に設けら
れた外部端子18に接続されている。前記外部端子18
は、前記電歪振動ポンプ4の作動に要する電力及び前記
ホットワイヤ7a及び7bを加熱するために要する電力
を、信号処理回路部14及びリードピン16を経ると共
に、ケーシング1内の軸方向に配設された複数のリード
線19を介して、適宜供給する作用を有している。又、
この外部端子18は、信号処理回路部14を経た後のホ
ットワイヤ7a及び7bの出力信号を外部に出力する作
用を有する。
【0006】従来のガスレートセンサは、前述したよう
に構成されており、以下に、その動作について説明す
る。まず、電歪振動ポンプ4(気体ポンプ)が通電され
ると、振動板4aが振動し、ポンプ室12内のガスが圧
縮され、この圧縮ガスはこの振動板4aの吐出口4b及
び電極ホルダ5の吐出口5eを介して流路13に流れ、
ノズル板10とダストプレート11との間に形成された
空間に導かれ、ノズル孔8と補助口9とを経て、ケーシ
ング1内の中空円筒部1a内の空間部1b内を、各電極
6a〜6dに向って噴出される。前述の圧縮ガスは、各
電極6a〜6dに溶接された各ホットワイヤ7a及び7
bを均等に冷却した後、ガス案内孔5a〜5dを経て振
動板4aに向って排出され、この排出ガスは再び電歪振
動ポンプ4(気体ポンプ)の作用によって、流路13を
経てノズル板10に戻り、ケーシング1内を矢印の方向
に従って循環している。前述の状態で、ケーシング1に
角速度が印加されない場合には、各ホットワイヤ7a及
び7bは均一に冷却されるが、外部から角速度が加えら
れた場合には、ガス流がケーシング1内において偏位
し、各ホットワイヤ7a及び7bの間において不均一状
態が生じ、そのために各ホットワイヤ7a及び7b間に
は、微少な電圧差が発生し、この電圧差を測定すること
により、ケーシング1に加わる角速度を検出することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスレートセン
サは、以上のように構成されていたため、次のような課
題が存在していた。すなわち、圧電振動子を振動板とし
て用いていたために、その周縁を完全に固定して密室を
作る必要があったが、そのために、ガスレートセンサの
本体をねじ等によって電子機器に直接固定すると、圧電
振動子にまでその応力が作用し、圧電振動子自体の振動
周波数が設計値よりも変化することになっていた。この
現象を避けるため、Oリングを介して本体を取付部材か
ら浮かせた状態で取付けなければならず、その取付構造
が複雑とならざるを得なかった。さらに前述のように圧
電素子は本体の気体ポンプに固定されていたため、その
振幅を大きくすることができず、ガス流を強くするには
大径の圧電素子を使うことになり、本体の全体形状を大
型化することになっていた。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、駆動信号である交流信号の
周波数及び電圧に応じて金属振動板の振動を変化させ、
ガス流の状態を任意に変化させ得る構成とすることによ
り、本体をOリング等を用いることなく直接取付を可能
とし、気体ポンプ及び本体全体を小型化することができ
るガスレートセンサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるガスレート
センサは、ケーシングに設けられた気体ポンプにより送
り出された気体を、ノズル板のノズル孔を介して気体流
として少なくとも一対のセンサに送り、前記気体流の偏
流を前記センサで検出するようにしたものにおいて、前
記気体ポンプは、永久磁石と鉄芯とからなる磁気回路に
設けられたコイルと、前記鉄芯に吸引される金属振動板
とからなり、前記コイルに交流信号を印加することによ
り、前記金属振動板は交流信号の周波数および電圧に応
じて変化するようにした構成である。
【0010】さらに詳細には、前記気体ポンプは、前記
ケーシングに設けられ吐出孔を有する箱体を有している
構成である。
【0011】
【作用】本発明によるガスレートセンサにおいて、気体
ポンプのコイルに交流信号を印加することにより、金属
振動板は交流信号の周波数および電圧に応じて変化する
ため、本体自体を取付部材に直接固定させた場合でも、
気体ポンプ自体の特性は、交流信号の周波数および電圧
で、自在に変更することができ、小型の気体ポンプでも
強いガス流を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるガスレートセ
ンサの好適な実施例について詳細に説明する。なお、従
来例と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明す
る。図1及び図2は、本発明によるガスレートセンサを
示すもので、図1は断面図、図2は図1の要部の拡大断
面図である。
【0013】図において符号1で示されるものは、全体
が円筒状をなし、その両端が開放された形状からなるケ
ーシングであり、このケーシング1の各端部は、端板2
0及び中継端子板3によって各々閉塞され、この端板2
0にはガス吐出孔21が形成されている。
【0014】前記端板20には、少なくとも4個(図面
には2個のみ)の電極6a、6bが設けられた電極ホル
ダ5が設けられており、この電極6a、6bには一対の
ホットワイヤ等のセンサ7a(実際には、図4の従来例
と同一構成)が設けられている。
【0015】前記電極ホルダ5の上部には、筒形の中空
円筒部1aが設けられており、この中空円筒部1aの上
端には、補助孔9及びノズル孔8を有するノズル板10
が取付けられている。
【0016】前記中継端子板3には、検出信号等を処理
するための信号処理回路部14が設けられていると共
に、この中継端子板3の外側には、外端板22が設けら
れている。
【0017】前記端板20の外方位置におけるケーシン
グ1内には、全体形状が円板型の箱体23を有する気体
ポンプ4が取付けられており、この箱体23内に設けら
れた輪状の永久磁石24の上部24aには、その中心に
磁片25を有する金属振動板26が振動自在に設けられ
ている。
【0018】前記永久磁石24の中心に形成された空隙
24bには、全体形状がほぼドラム型をなしコイル27
を有するボビン28が設けられており、このボビン28
内の空隙28aには、鉄芯29が設けられている。
【0019】前記鉄芯29と永久磁石24とにより磁気
回路を構成していると共に、この金属振動板26と鉄芯
29とはわずかなギャップGを介して配設されており、
前記永久磁石24による直流磁界によって透磁率の高い
金属振動板26はあらかじめ鉄芯29に吸引されて支持
されるように構成されている。
【0020】前記端板20と箱体23間には、前記ケー
シング1を介してポンプ室30が形成されており、前記
箱体23の天板23aに形成された吐出孔23bは前記
端板20のガス吐出孔21と整合している。
【0021】前述の構成において、コイル27に交流信
号を印加すると、それによる交流磁束が重畳され、鉄芯
29の吸引力がこの交流信号の周波数および電圧に応じ
て変化し、金属振動板26がこの交流信号に応じて振動
することにより、ポンプ室30内のガスが吐出孔23b
及びガス吐出孔21から吐出される。
【0022】前記ガス吐出孔21から吐出されたガス
は、前記中空円筒部1aが位置し前記ケーシング1内に
形成された密閉室1b内からノズル板10のノズル孔8
を経てガス流31として各センサ7a、7bに供給され
る。
【0023】従って、前述の状態で、外部から角速度の
入力があった場合には、このガス流31が偏流し、この
偏流を各センサ7a、7b(図4と同一)で微少温度差
に基づく微少抵抗差として検出することにより、角速度
入力を検出することができる。
【0024】なお、前述のポンプ室30から吐出孔23
bを経て吐出されるガスは、周知(例えば、特公平1−5
6275号公報に開示)のように、金属振動板26の周期振
動により、吐出孔23bの中心からガスが吐出し、この
吐出孔23bの周辺からガスを吸い込むことにより、連
続したガスの吐出を行うことができるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明によるガスレートセンサは、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、金属振動板に対する吸引力が、
コイルに印加する交流信号の周波数及び電圧に応じて任
意に変化させることができるため、ガス流の強さを任意
とすることができると共に、気体ポンプ自体の大きさを
小形化し、本体全体を小形化することができる。
【0026】また、従来の圧電振動子のように、本体の
取付部材への取付状態によってその振動状態が変化を受
けるようなことがないため、本体をOリング等を介する
ことなく直接取付部材に固定することができ、ガスレー
トセンサの電子機器等への固定構造を大幅に簡略化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスレートセンサを示す断面図で
ある。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】従来のガスレートセンサを示す断面図である。
【図4】図1の要部を示す平面図である。
【図5】ブロック図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 気体ポンプ 7a センサ 7b センサ 23 箱体 23b 吐出孔 24 永久磁石 26 金属振動板 27 コイル 29 鉄芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 19/00 G01P 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)に設けられた気体ポンプ
    (4)により送り出された気体を、ノズル板(10)のノズル
    孔(8)を介して気体流(31)として少なくとも一対のセン
    サ(7a、7b)に送り、前記気体流(31)の偏流を前記センサ
    (7a、7b)で検出するようにしたガスレートセンサにおい
    て、前記気体ポンプ(4)は、永久磁石(24)と鉄芯(29)と
    からなる磁気回路に設けられたコイル(27)と、前記鉄芯
    (29)に吸引される金属振動板(26)からなり、前記コイル
    (27)に交流信号を印加することにより、前記金属振動板
    (26)は前記交流信号の周波数および電圧に応じて変化す
    るように構成したことを特徴とするガスレートセンサ。
  2. 【請求項2】 前記気体ポンプ(4)は、前記ケーシング
    (1)に設けられ吐出孔(23b)を有する箱体(23)を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載のガスレートセンサ。
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