JP2888694B2 - コンバインの扱深さ制御装置 - Google Patents
コンバインの扱深さ制御装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農地内を走行して作
物の穀稈を刈り取り、穀稈から穀粒を離脱および収穫す
るコンバインに関し、特に脱穀装置に対する穀稈の搬送
位置を制御する扱深さ制御装置に関する。
物の穀稈を刈り取り、穀稈から穀粒を離脱および収穫す
るコンバインに関し、特に脱穀装置に対する穀稈の搬送
位置を制御する扱深さ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインによる刈取作業時には、脱穀
装置における脱粒精度を高く維持するため、刈り取られ
た作物の穀稈を脱穀装置に対して適正な位置に搬送しな
ければならない。このため、従来のコンバインでは刈取
部から脱穀装置に搬送される穀稈の長さを検出する穂先
センサを備え、この穂先センサの出力が適正範囲内に維
持されるように搬送位置を制御する扱深さ制御装置を備
えている。この扱深さ制御装置によれば、農地面の起伏
や作物の長短が刈取作業中に変化した場合にも、常に脱
穀装置に対して適正な位置に穀稈を搬送することができ
る。
装置における脱粒精度を高く維持するため、刈り取られ
た作物の穀稈を脱穀装置に対して適正な位置に搬送しな
ければならない。このため、従来のコンバインでは刈取
部から脱穀装置に搬送される穀稈の長さを検出する穂先
センサを備え、この穂先センサの出力が適正範囲内に維
持されるように搬送位置を制御する扱深さ制御装置を備
えている。この扱深さ制御装置によれば、農地面の起伏
や作物の長短が刈取作業中に変化した場合にも、常に脱
穀装置に対して適正な位置に穀稈を搬送することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
扱深さ制御装置では、刈り取られた穀稈の長さに応じて
供給搬送部の穀稈搬送位置を浅扱側または深扱側に変位
するのみであった。このため、例えば図5に示すよう
に、農地51内をコンバインが矢印A方向に進行した際
に、農地51の端部近傍に接近した際には、刈歯を備え
た刈取部を畦52との当接を防止するために上方に移動
させる必要があり、このために刈り取られた穀稈の長さ
が短くなる。これによって供給搬送部の搬送位置は農地
の短部において深扱側に移動されるが、この状態のまま
コンバインを方向転換して刈取作業を続行すると、続行
された刈取作業の刈り始めにおいて刈取部を適正な位置
まで下降した場合、穀稈の長さが供給搬送部の搬送位置
に比較して長くなり、脱穀装置において正常な脱穀処理
を行うことができず、脱粒精度の低下を招く問題があっ
た。
扱深さ制御装置では、刈り取られた穀稈の長さに応じて
供給搬送部の穀稈搬送位置を浅扱側または深扱側に変位
するのみであった。このため、例えば図5に示すよう
に、農地51内をコンバインが矢印A方向に進行した際
に、農地51の端部近傍に接近した際には、刈歯を備え
た刈取部を畦52との当接を防止するために上方に移動
させる必要があり、このために刈り取られた穀稈の長さ
が短くなる。これによって供給搬送部の搬送位置は農地
の短部において深扱側に移動されるが、この状態のまま
コンバインを方向転換して刈取作業を続行すると、続行
された刈取作業の刈り始めにおいて刈取部を適正な位置
まで下降した場合、穀稈の長さが供給搬送部の搬送位置
に比較して長くなり、脱穀装置において正常な脱穀処理
を行うことができず、脱粒精度の低下を招く問題があっ
た。
【0004】この発明の目的は、刈取作業における安定
状態の供給搬送部の搬送位置を記憶しておき、方向転換
後等における刈取作業の開始時に記憶されている搬送位
置を設定するようにし、方向転換の直前などにおいて供
給搬送部等の搬送位置が安定状態と異なる位置に偏向さ
れたまま次の刈取作業が開始されることを防止し、刈取
作業開始時における穀稈長さと搬送位置との不一致によ
る脱粒精度の低下を確実に防止することができるコンバ
インの扱深さ制御装置を提供することにある。
状態の供給搬送部の搬送位置を記憶しておき、方向転換
後等における刈取作業の開始時に記憶されている搬送位
置を設定するようにし、方向転換の直前などにおいて供
給搬送部等の搬送位置が安定状態と異なる位置に偏向さ
れたまま次の刈取作業が開始されることを防止し、刈取
作業開始時における穀稈長さと搬送位置との不一致によ
る脱粒精度の低下を確実に防止することができるコンバ
インの扱深さ制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のコンバインの
扱深さ制御装置は、穀稈長さを検出する穂先センサを備
え、穂先センサの検出結果の長短に応じて供給搬送部に
よる脱穀装置に対する穀稈の搬送位置を浅扱側または深
扱側に調整するコンバインの扱深さ制御装置において、
前記供給搬送部の搬送位置を検出する搬送位置検出手段
と、前記穂先センサの検出結果が適正範囲に維持されて
いる状態で一定時間を経過した際の前記搬送位置検出手
段の検出結果を記憶する搬送位置記憶手段と、中断した
穀稈の刈取作業を再開する時に、搬送位置記憶手段の記
憶内容を読み出し、供給搬送部の搬送位置を搬送位置記
憶手段から読み出した搬送位置に設定する搬送位置設定
手段と、を設けたことを特徴とする。
扱深さ制御装置は、穀稈長さを検出する穂先センサを備
え、穂先センサの検出結果の長短に応じて供給搬送部に
よる脱穀装置に対する穀稈の搬送位置を浅扱側または深
扱側に調整するコンバインの扱深さ制御装置において、
前記供給搬送部の搬送位置を検出する搬送位置検出手段
と、前記穂先センサの検出結果が適正範囲に維持されて
いる状態で一定時間を経過した際の前記搬送位置検出手
段の検出結果を記憶する搬送位置記憶手段と、中断した
穀稈の刈取作業を再開する時に、搬送位置記憶手段の記
憶内容を読み出し、供給搬送部の搬送位置を搬送位置記
憶手段から読み出した搬送位置に設定する搬送位置設定
手段と、を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明においては、刈取作業中において穀稈
の長さが適正範囲に維持されている状態で一定時間を経
過した際における供給搬送部の適正な搬送位置を記憶し
ておき、刈取作業が一旦中断された後に再開される時
に、搬送位置記憶手段が記憶している搬送位置を読み出
し、読み出した搬送位置に供給搬送部を位置させる。し
たがって、刈取作業が中断される直前に供給搬送部の搬
送位置が適正な位置から移動した場合であっても、穀桿
の長さが適正範囲に維持されでいる状態において記憶し
た適正な搬送位置に供給搬送部を位置させた状態で中断
した刈取作業が再開される。しかも、刈取作業中におい
て穀桿の長さが適正範囲に維持されている状態で一定時
間を経過した際の供給搬送部の位置を記憶するため、供
給搬送部の搬送位置に対して穀稈の長さが安定した状態
における供給搬送部の位置を再開後の刈取作業における
適正な搬送位置として設定することができる。
の長さが適正範囲に維持されている状態で一定時間を経
過した際における供給搬送部の適正な搬送位置を記憶し
ておき、刈取作業が一旦中断された後に再開される時
に、搬送位置記憶手段が記憶している搬送位置を読み出
し、読み出した搬送位置に供給搬送部を位置させる。し
たがって、刈取作業が中断される直前に供給搬送部の搬
送位置が適正な位置から移動した場合であっても、穀桿
の長さが適正範囲に維持されでいる状態において記憶し
た適正な搬送位置に供給搬送部を位置させた状態で中断
した刈取作業が再開される。しかも、刈取作業中におい
て穀桿の長さが適正範囲に維持されている状態で一定時
間を経過した際の供給搬送部の位置を記憶するため、供
給搬送部の搬送位置に対して穀稈の長さが安定した状態
における供給搬送部の位置を再開後の刈取作業における
適正な搬送位置として設定することができる。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の実施例である扱深さ制御
装置が適用されるコンバインの外観図である。コンバイ
ン21は車体前端部に刈取部22を備えている。この刈
取部22において作物の穀稈を株元から刈り取り、これ
を供給搬送部23によって脱穀装置24に搬送する。一
般に、供給搬送部23はチェーンおよびこのチェーンに
対向するレールによって構成されており、このチェーン
とレールとの間に穀稈を挟持して搬送する。脱穀装置2
4は穀稈の穂先から穀粒を離脱および収穫する。
装置が適用されるコンバインの外観図である。コンバイ
ン21は車体前端部に刈取部22を備えている。この刈
取部22において作物の穀稈を株元から刈り取り、これ
を供給搬送部23によって脱穀装置24に搬送する。一
般に、供給搬送部23はチェーンおよびこのチェーンに
対向するレールによって構成されており、このチェーン
とレールとの間に穀稈を挟持して搬送する。脱穀装置2
4は穀稈の穂先から穀粒を離脱および収穫する。
【0008】図2は、上記コンバインの供給搬送部近傍
の構成を示す概略図である。刈取部22において刈り取
られた穀稈は、搬送チェーン1により図外のフィードチ
ェーンに搬送され、このフィードチェーンにより脱穀装
置に導かれる。この搬送チェーン1は前方側を支点に所
定範囲内において回転自在にされている。この搬送チェ
ーン1の回転により、フィードチェーンに対する作物の
搬送位置が変化し、この変化により脱穀装置における作
物の搬送位置を深扱側または浅扱側に変化させる。この
搬送チェーン1の後方側には、扱深さモータ18の回転
が変速装置3、軸4、レバー5およびリンク6を介して
伝達される。したがって、扱深さモータ18の回転方向
および回転量を制御することにより、搬送チェーン1の
回転位置を変えて脱穀装置における適正な扱深さが実現
される。この搬送チェーン1によって挟持された穀稈の
長さが、搬送チェーン1の前方側において穂先センサS
1,S2によって検出される。
の構成を示す概略図である。刈取部22において刈り取
られた穀稈は、搬送チェーン1により図外のフィードチ
ェーンに搬送され、このフィードチェーンにより脱穀装
置に導かれる。この搬送チェーン1は前方側を支点に所
定範囲内において回転自在にされている。この搬送チェ
ーン1の回転により、フィードチェーンに対する作物の
搬送位置が変化し、この変化により脱穀装置における作
物の搬送位置を深扱側または浅扱側に変化させる。この
搬送チェーン1の後方側には、扱深さモータ18の回転
が変速装置3、軸4、レバー5およびリンク6を介して
伝達される。したがって、扱深さモータ18の回転方向
および回転量を制御することにより、搬送チェーン1の
回転位置を変えて脱穀装置における適正な扱深さが実現
される。この搬送チェーン1によって挟持された穀稈の
長さが、搬送チェーン1の前方側において穂先センサS
1,S2によって検出される。
【0009】図3は、上記扱深さ制御装置の制御部の構
成を示すブロック図である。ROM12およびRAM1
3を備えたCPU11には、インタフェース回路を介し
て下側穂先センサS1、上側穂先センサS2、脱穀スイ
ッチ14、株元センサ15、自動制御スイッチ16、モ
ータドライバ17およびA/D変換器19が接続されて
いる。穂先センサS1,S2は穀稈の穂先が当接した際
にオンし、この時検出信号をCPU11に出力する。脱
穀スイッチ14はコンバイン21の運転席に備えられて
おり、脱穀装置24に駆動力が伝達されて脱穀装置24
が動作を開始したことを検出する。株元センサ15は刈
取部22の下方に備えられており、作物の株元の有無を
検出する。自動制御スイッチ16は運転席に備えられて
おり、コンバイン21のオペレータが扱深さの自動制御
を選択したことを検出する。
成を示すブロック図である。ROM12およびRAM1
3を備えたCPU11には、インタフェース回路を介し
て下側穂先センサS1、上側穂先センサS2、脱穀スイ
ッチ14、株元センサ15、自動制御スイッチ16、モ
ータドライバ17およびA/D変換器19が接続されて
いる。穂先センサS1,S2は穀稈の穂先が当接した際
にオンし、この時検出信号をCPU11に出力する。脱
穀スイッチ14はコンバイン21の運転席に備えられて
おり、脱穀装置24に駆動力が伝達されて脱穀装置24
が動作を開始したことを検出する。株元センサ15は刈
取部22の下方に備えられており、作物の株元の有無を
検出する。自動制御スイッチ16は運転席に備えられて
おり、コンバイン21のオペレータが扱深さの自動制御
を選択したことを検出する。
【0010】モータドライバ17には扱深さモータ18
が接続されており、CPU11から出力される駆動デー
タに従って扱深さモータ18を所定方向に所定量だけ回
転する。A/D変換器19には扱深さセンサS3が接続
されている。この扱深さセンサS3は図2に示した軸4
の回転位置から搬送チェーン1の位置を検出する。RO
M12にはCPU11の動作を規定するプログラムが予
め書き込まれており、CPU11はこのプログラムに従
って入出力機器を統括制御する。具体的には、脱穀スイ
ッチ14、株元センサ15および自動制御スイッチ16
がいずれもオンされている状態において下側穂先センサ
S1および上側穂先センサS2の検出信号および扱深さ
センサS3の検出データに従ってモータドライバ17に
対して扱深さモータ18の駆動データを出力する。この
時入出力されるデータがRAM13の所定のメモリエリ
アに格納される。
が接続されており、CPU11から出力される駆動デー
タに従って扱深さモータ18を所定方向に所定量だけ回
転する。A/D変換器19には扱深さセンサS3が接続
されている。この扱深さセンサS3は図2に示した軸4
の回転位置から搬送チェーン1の位置を検出する。RO
M12にはCPU11の動作を規定するプログラムが予
め書き込まれており、CPU11はこのプログラムに従
って入出力機器を統括制御する。具体的には、脱穀スイ
ッチ14、株元センサ15および自動制御スイッチ16
がいずれもオンされている状態において下側穂先センサ
S1および上側穂先センサS2の検出信号および扱深さ
センサS3の検出データに従ってモータドライバ17に
対して扱深さモータ18の駆動データを出力する。この
時入出力されるデータがRAM13の所定のメモリエリ
アに格納される。
【0011】図4は、上記扱深さ制御装置の処理手順を
示すフローチャートである。コンバイン21のメインキ
ーがオンされ、扱深さ制御装置に電源が投入されると、
CPU11はまずRAM13のメモリエリアMA1に記
憶されている記憶値を読み出す(n1)。電源投入直後
においてメモリエリアMA1に記憶値が記憶されていな
い場合には供給搬送部23の移動範囲の中間値を扱深さ
として設定する(n2→n4)。メモリエリアMA1に
記憶値が記憶されている場合にはこの記憶値を扱深さと
して設定し、これを実現するように搬送チェーン1の搬
送位置を移動する(n3)。次いで、手動による扱深さ
制御が選択されているか否かの判別を行い(n5)、手
動モードが選択されている場合にはオペレータにより手
動入力された入力値を実現する位置に搬送チェーン1を
移動する(n6)。自動制御モードが選択されている場
合にはn3またはn4において設定された記憶値または
中間値が維持される。
示すフローチャートである。コンバイン21のメインキ
ーがオンされ、扱深さ制御装置に電源が投入されると、
CPU11はまずRAM13のメモリエリアMA1に記
憶されている記憶値を読み出す(n1)。電源投入直後
においてメモリエリアMA1に記憶値が記憶されていな
い場合には供給搬送部23の移動範囲の中間値を扱深さ
として設定する(n2→n4)。メモリエリアMA1に
記憶値が記憶されている場合にはこの記憶値を扱深さと
して設定し、これを実現するように搬送チェーン1の搬
送位置を移動する(n3)。次いで、手動による扱深さ
制御が選択されているか否かの判別を行い(n5)、手
動モードが選択されている場合にはオペレータにより手
動入力された入力値を実現する位置に搬送チェーン1を
移動する(n6)。自動制御モードが選択されている場
合にはn3またはn4において設定された記憶値または
中間値が維持される。
【0012】この状態で脱穀スイッチ14がオンされ
(n7)、株元センサ15が穀稈の株元を検出すると
(n8)、穂先センサS1およびS2の検出信号に応じ
て搬送チェーン1の搬送位置を移動する扱深さ制御を行
う。すなわち、まず下側穂先センサS1のオン/オフ状
態をフェッチし(n9)、穀稈の長さが短いために下側
穂先センサS1がオフしている場合にはモータ18を図
2に示す矢印C方向に回転し搬送チェーン1を矢印A方
向の深い扱側に変位させる(n10)。また、下側穂先
センサS1および上側穂先センサS2の両方がオンして
いる場合には、穀稈の長さが長いと判断し、扱深さモー
タ18を矢印D方向に回転して搬送チェーン1を矢印B
方向の深扱側に変位させる(n11→n12)。
(n7)、株元センサ15が穀稈の株元を検出すると
(n8)、穂先センサS1およびS2の検出信号に応じ
て搬送チェーン1の搬送位置を移動する扱深さ制御を行
う。すなわち、まず下側穂先センサS1のオン/オフ状
態をフェッチし(n9)、穀稈の長さが短いために下側
穂先センサS1がオフしている場合にはモータ18を図
2に示す矢印C方向に回転し搬送チェーン1を矢印A方
向の深い扱側に変位させる(n10)。また、下側穂先
センサS1および上側穂先センサS2の両方がオンして
いる場合には、穀稈の長さが長いと判断し、扱深さモー
タ18を矢印D方向に回転して搬送チェーン1を矢印B
方向の深扱側に変位させる(n11→n12)。
【0013】下側穂先センサS1がオンしており、上側
穂先センサS2がオフしている状態では穀稈の長さが適
正な範囲にあると判断し、この状態で一定時間を経過し
たか否かの判別を行う(n13)。この適正な状態で一
定時間を経過した場合には搬送チェーン1の搬送位置に
対して穀稈の長さが安定していると判断し、この時の扱
深さセンサS3の出力データをメモリエリアMA1に記
憶値として書き込む(n14,n15)。上記n7〜n
15の処理は、刈取作業が中断または終了して株元セン
サ15が株元を検出しなくなるまで継続される。例え
ば、コンバイン21が農地の端部に達し、方向転換を必
要とする場合等において、刈取作業が一時中断される場
合には、株元センサ15は穀稈を検出しなくなる。ま
た、この時畦52との当接を防止するために刈取部22
は上昇され、刈り取られた穀稈の長さが短くなって搬送
チェーン1は深扱側に変位される。この状態で株元セン
サ15がオフするとn1に戻り、n14,n15の処理
によってメモリエリアMA1に書き込まれた記憶値を読
み出し、扱深さセンサS3の出力がこの記憶値に一致す
るように搬送チェーン1が変位される(n1〜n3)。
この処理によって、中断された刈取作業が開始される前
に搬送チェーン1はその農地における安定状態での搬送
位置に復帰し、穀稈は脱穀装置24に対して適正な位置
に搬送され、脱粒精度の低下を未然に防止することがで
きる。
穂先センサS2がオフしている状態では穀稈の長さが適
正な範囲にあると判断し、この状態で一定時間を経過し
たか否かの判別を行う(n13)。この適正な状態で一
定時間を経過した場合には搬送チェーン1の搬送位置に
対して穀稈の長さが安定していると判断し、この時の扱
深さセンサS3の出力データをメモリエリアMA1に記
憶値として書き込む(n14,n15)。上記n7〜n
15の処理は、刈取作業が中断または終了して株元セン
サ15が株元を検出しなくなるまで継続される。例え
ば、コンバイン21が農地の端部に達し、方向転換を必
要とする場合等において、刈取作業が一時中断される場
合には、株元センサ15は穀稈を検出しなくなる。ま
た、この時畦52との当接を防止するために刈取部22
は上昇され、刈り取られた穀稈の長さが短くなって搬送
チェーン1は深扱側に変位される。この状態で株元セン
サ15がオフするとn1に戻り、n14,n15の処理
によってメモリエリアMA1に書き込まれた記憶値を読
み出し、扱深さセンサS3の出力がこの記憶値に一致す
るように搬送チェーン1が変位される(n1〜n3)。
この処理によって、中断された刈取作業が開始される前
に搬送チェーン1はその農地における安定状態での搬送
位置に復帰し、穀稈は脱穀装置24に対して適正な位置
に搬送され、脱粒精度の低下を未然に防止することがで
きる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、刈り取られた作物の
穀稈の長さが安定している状態での供給搬送部の搬送位
置を予め記憶しておき、中断された刈取作業の再開前に
供給搬送部の位置をこの安定状態の搬送位置に復帰させ
ることができる。これによって、刈取作業の中断前また
は中断中において供給搬送部の搬送位置が判定時の位置
から変化した場合であっても、中断後の刈取作業は常に
供給搬送部の搬送位置を判定状態の搬送位置にして開始
することができ、刈取作業の再開直後から脱穀装置の適
正な位置に穀稈を搬送することができ、脱粒精度の低下
を確実に防止することができる利点がある。
穀稈の長さが安定している状態での供給搬送部の搬送位
置を予め記憶しておき、中断された刈取作業の再開前に
供給搬送部の位置をこの安定状態の搬送位置に復帰させ
ることができる。これによって、刈取作業の中断前また
は中断中において供給搬送部の搬送位置が判定時の位置
から変化した場合であっても、中断後の刈取作業は常に
供給搬送部の搬送位置を判定状態の搬送位置にして開始
することができ、刈取作業の再開直後から脱穀装置の適
正な位置に穀稈を搬送することができ、脱粒精度の低下
を確実に防止することができる利点がある。
【図1】この発明の実施例である扱深さ制御装置が適用
されるコンバインの外観図である。
されるコンバインの外観図である。
【図2】同コンバインの要部の構成を示す概略図であ
る。
る。
【図3】同扱深さ制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】同扱深さ制御装置の処理手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】コンバインによる農地端部における作物の刈取
状態を示す図である。
状態を示す図である。
1−搬送チェーン(供給搬送部) S1,S2−穂先センサ S3−扱深さセンサ(搬送位置検出手段) MA1−メモリエリア(搬送位置記憶手段)
Claims (1)
- 【請求項1】穀稈長さを検出する穂先センサを備え、穂
先センサの検出結果の長短に応じて供給搬送部による脱
穀装置に対する穀稈の搬送位置を浅扱側または深扱側に
調整するコンバインの扱深さ制御装置において、 前記供給搬送部の搬送位置を検出する搬送位置検出手段
と、前記穂先センサの検出結果が適正範囲に維持されて
いる状態で一定時間を経過した際の前記搬送位置検出手
段の検出結果を記憶する搬送位置記憶手段と、中断した
穀稈の刈取作業を再開する時に、搬送位置記憶手段の記
憶内容を読み出し、供給搬送部の搬送位置を搬送位置記
憶手段から読み出した搬送位置に設定する搬送位置設定
手段と、を設けたことを特徴とするコンバインの扱深さ
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11592692A JP2888694B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | コンバインの扱深さ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11592692A JP2888694B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | コンバインの扱深さ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05308833A JPH05308833A (ja) | 1993-11-22 |
| JP2888694B2 true JP2888694B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=14674615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11592692A Expired - Fee Related JP2888694B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | コンバインの扱深さ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2888694B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6216607B2 (ja) | 2013-10-25 | 2017-10-18 | アズビル株式会社 | 不具合検知システムおよび不具合検知方法 |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP11592692A patent/JP2888694B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6216607B2 (ja) | 2013-10-25 | 2017-10-18 | アズビル株式会社 | 不具合検知システムおよび不具合検知方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05308833A (ja) | 1993-11-22 |
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