JP2888689B2 - エレベーターの停電時着床装置 - Google Patents

エレベーターの停電時着床装置

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JP2888689B2 JP4041821A JP4182192A JP2888689B2 JP 2888689 B2 JP2888689 B2 JP 2888689B2 JP 4041821 A JP4041821 A JP 4041821A JP 4182192 A JP4182192 A JP 4182192A JP 2888689 B2 JP2888689 B2 JP 2888689B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベーターの停電時着
床装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】停電時にバッテリー電源で最寄階まで救
出運転をしカゴ内の乗客の閉じ込めを防止するエレベー
ターの停電時着床装置において従来着床レベルから±20
0 〜300mm 程度の範囲に設けられたドア開閉可能領域
(以下ドアゾーンと呼ぶ)にエレベーター乗りカゴが有
る時に停電となった場合その場でバッテリー電源により
ドアを開けてカゴ内乗客を救出するものが多かったが近
年停電時においても±10〜20mm程度の通常の着床レベル
までエレベーターを運転後戸開しカゴ内乗客を救出する
ものが増えている。
【0003】ところが停電時の運転を自らのカゴの自重
にたよっている油圧エレベーターや巻胴式エレベーター
では停電時の運転方向は下降方向のみに限られる。この
ようなエレベーターではドアゾーン内の着床レベルより
下で停電となって場合には、わざわざ1つ下の階まで運
転する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のエレベーターに
おいては乗りカゴがドアゾーン内に有るにもかかわら
ず、1つ下の階の着床レベルまで運転するためにカゴ内
乗客の救出時間を長くしてしまい停電灯のみの暗いカゴ
内に閉じ込められた乗客の不安感を引き起こしてしまう
不具合がある。また繰り返し停電が発生した場合には停
電時駆動用のバッテリーに蓄えられていた電力が早期に
消費され救出出来なくなる恐れがある。しかしながら、
特に車イス利用者にとってはエレベーターのわずかな着
床のずれが降車時に支障をきたすため車イス利用時に
は、着床精度を優先し1階床走行しても着床ゾーンにエ
レベーターが着床した方が好ましい。
【0005】本発明は上述の課題を解決するためなされ
たもので通常は早期救出を行ない、車イス利用時には早
期救出を行うとともに着床誤差を、小さくすることので
きるエレベーターの停電時着床装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するために、停電時にバッテリ電源に切換えて救出運
転を行うエレベーターの停電時着床装置をエレベータド
アの開閉可能位置を検出するドアゾーン検出手段と正常
運転時のエレベーターが着床戸開する位置を検出する着
床レベル検出手段と、身障者呼釦による呼登録の有無を
検出する身障者呼検出手段と、エレベーターが前記ドア
ゾーン内でかつ着床レベル外にいる時に停電が発生した
際に身障者呼が有るとき、エレベーターを最寄階の着床
レベルまで運転後、エレベータードアを戸開する停電運
転制御手段とにより構成する。
【0007】
【作用】停電時にバッテリ電源に切換えて救出運転を行
うものにおいて、停電が発生した際にエレベーターがド
アゾーン内でかつ着床レベル外にいて、かつ身障者呼が
有るときには、このエレベーターを最寄階の着床レベル
まで運転し、エレベータードアを戸開し、乗客を救出す
る。
【0008】
【実施例】本発明に基づく一実施例を、図面を用いて説
明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の構成を表わすブ
ロック図である。図において1はエレベーター乗りカゴ
がドア開閉可能な位置に有ることを検出するドアゾーン
検出装置、2はエレベーター乗りカゴが着床レベルにあ
ることを検出する着床ゾーン検出装置、3は停電検出装
置、4は身障者呼び釦が押されたことを検出する身障者
呼び検出装置、9は1〜4の各検出装置からの検出信号
5〜8を入力しドア制御装置12、エレベーター駆動装置
13に制御指令10〜11を出力する停電運転制御装置であ
る。
【0010】以上のように構成されたエレベーターの停
電時着床装置において次にその作用を述べる。停電が発
生すると停電検出装置3により停電が検出されその検出
信号7が停電運転制御装置9に入力され停電時着床運転
が開始されるがその際エレベーター乗りカゴの位置によ
り下記のように運転が異なる。
【0011】エレベーター乗りカゴがドアゾーン外に有
る場合には最寄の下方階まで運転し着床レベルへ着床後
戸開するようエレベーター駆動装置13及びドア制御装置
12を制御する。また、エレベーター乗りカゴがドアゾー
ン内で着床レベルより上に有る場合にはその階の着床レ
ベルまで下降運転後戸開する。さらに、エレベーター乗
りカゴが着床レベルに有る場合にはそのまま戸開する。
【0012】エレベーター乗りカゴがドアゾーン内で着
床レベルより下に有る場合であるが停電時着床運転が下
降方向のみに限られる油圧式、巻胴式エレベーター等で
は着床レベルにエレベーターを着床させるには次の下方
階まで運転する必要がある。本発明においてはここで身
障者呼の検出を行い身障者呼が無い場合には多少床ずれ
を生じていても特に降車に問題は無いのでその場で戸開
する。身障者呼が有る場合には多少でも床ずれを生じて
いると車いすの降車に問題となるため次の下方階まで運
転し着床レベルに着床させて戸開する。さらに、図1の
実施例における停電運転制御装置にマイクロコンピュー
タを用いたものについて詳細に説明する。
【0013】図2において1はエレベーター乗りカゴが
ドアゾーン内に有ることを検出するスイッチ、2はエレ
ベーター乗りカゴが着床レベルに有ることを検出する着
床レベル検出スイッチ、3は停電を検出するリレー、4
は身障者呼を登録する身障者呼登録装置、9は上記1〜
4の各装置から検出信号を入力し図3がフローチャート
図に示す停電運転制御を行うマイクロコンピュータ、12
はマイクロコンピュータ9の出力する指令10により戸開
閉制御を行うドア制御装置、13はマイクロコンピュータ
9の出力する指令11によりエレベーターを駆動するエレ
ベーター駆動装置である。
【0014】以上のように構成された本発明の実施例に
ついて図3のフローチャート図を用いてその作用を以下
に説明する。停電検出リレー3により停電が検出される
とマイクロコンピュータ9により停電時着床運転の制御
が開始されるがその際の乗りカゴの位置により図3のフ
ローチャート図のように運転が異なる。
【0015】ドアゾーン検出スイッチ1の検出信号5に
よりガコがドアゾーン外に有ることが検出された場合に
はマイクロコンピュータ9は下方階へ運転し着床レベル
に着床後戸開する指令をエレベーター駆動装置13、ドア
制御装置12に出力する。
【0016】また、ドアゾーン検出信号5及び着床レベ
ル検出信号6によりカゴがドアゾーン内で着床レベルよ
り上に有る場合にはマイクロコンピュータ9はその階の
着床レベルまで下降後戸開する指令をエレベーター駆動
装置13、ドア制御装置12に出力する。
【0017】さらに、前記ドアゾーン検出信号5及び着
床レベル検出信号6によりカゴが着床ゾーン内に有る場
合にはマイクロコンピュータ9はその位置で戸開指令を
ドア制御装置12に出力する。
【0018】ドアゾーン検出信号5及び着床レベル検出
信号6によりカゴがドアゾーン内で着床レベルより下に
有る場合、身障者呼び検出信号8により身障者呼が登録
されていなければそのままの位置で戸開指令を出力し、
身障者呼が登録されていれば下方階へ運転し着床レベル
に着床後戸開指令を出力する。
【0019】以上によりエレベーター乗りカゴがドアゾ
ーン内着床レベル下で停電が発生した場合、身障者呼の
有無により停電時着床運転の運転を変えることが出来、
身障者利用時にはカゴの着床レベルの精度を上げ、身障
者が利用していない時には救出運転時間短縮とバッテリ
ー消費節約をすることが可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば油圧エレベーターや巻胴
式エレベーター等停電時にバッテリ電源により行う停電
時着床装置においてエレベーター乗りカゴがドアゾーン
内で着床レベルよりも下に有る時に停電が発生した場
合、身障者呼登録の有無により停電時着床運転を変える
ことにより、それぞれの目的に合った最適な停電時着床
運転を提供することができる。つまり、身障者呼が登録
されている場合には車イスの降車を容易にするためエレ
ベーター乗りカゴの着床レベル精度を向上させ、逆に身
障者呼が登録されていない場合には乗客の不安感を少な
くするため短時間に救出出来る様、又繰り返し停電が発
生した場合にも停電時着床運転が可能となる様バッテリ
ーの消費を少なくする停電時着床装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のエレベーターの停電時着床
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示されるエレベーターの停電時着床装置
にマイクロコンピュータを用いたエレベーターの停電時
着床装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の停電時着床装置の動作を示すフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
1…ドアゾーン検出装置 2…着床レベル検出装置 3…停電検出装置 4…身障者呼び検出装置 5…ドアゾーン検出信号 6…着床レベル検出信号 7…停電検出信号 8…身障者呼び検出信号 9…停電運転制御装置 10…戸開指令 11…エレベーター運転指令 12…ドア制御装置 13…エレベーター駆動装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 停電時にバッテリ電源に切換えて救出運
    転を行うものにおいて、エレベータードアの開閉可能位
    置を検出するドアゾーン検出手段と正常運転時のエレベ
    ーターが着床戸開する位置を検出する着床レベル検出手
    段と、身障者呼釦による呼登録の有無を検出する身障者
    呼検出手段と前記エレベーターがドアゾーン内でかつ着
    床レベル外にいる時に停電が発生した際に身障者呼が有
    るとき、前記エレベーターを最寄階の着床レベルまで運
    転後前記エレベータドアを戸開する停電運転制御手段を
    備えたことを特徴とするエレベーターの停電時着床装
    置。
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