JP2888418B2 - 照明器具昇降装置 - Google Patents

照明器具昇降装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明器具昇降装置に関
するものであり、特に、消防自動車等に装着され、必要
に応じて照明器具を上昇させたり、下降させることが可
能な照明器具昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、夜間の災害救助等には照明車
が広く使用されている。この種の照明車は、照明器具が
搭載された専用の自動車である。
【0003】例えば、夜間の火事等の場合には、消防署
から消防自動車と共に照明車も出動し、消防活動を行な
う。そして、火災が鎮火すると、後は自治消防団等の地
域消防に任せて、消防自動車と共に照明車も消防署に戻
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、火事場の後片
付け等の際にも、照明は必要であり、通常の自治消防団
等の地域消防は、消防自動車は保有しているものの照明
車は保有していないために、各種の作業を照明なしで行
なわなければならなかった。このため、各地の自治消防
団等の地域消防においても、照明車の必要性を感じてい
るものの、各地の自治消防団等が各々個別に、専用の照
明車を保有するのは経済的に極めて困難であることか
ら、消防自動車に照明器具を搭載することが考えられて
いた。
【0005】ところが、消防自動車の走行時や、昼間の
火災等においては、照明器具は必要なく、また、照明器
具が必要な場合には、ある程度高い位置から照明を行な
うのが効果的であるため、使用時に照明器具を上昇で
き、不使用時は照明器具を下降させることが可能な簡易
な装置が望まれていた。
【0006】しかも、通常、照明器具としては比較的大
型の器具が使用されることが多く、照明器具自体の重量
が重いので、照明器具を確実に支持し、安全に昇降でき
る装置が望まれていた。
【0007】そこで、本発明は、消防自動車等に装着で
き、必要に応じて照明器具を上昇させたり、下降させる
ことが安全にできる照明器具昇降装置の提供を課題とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
照明器具昇降装置は、手動で回動させる回転ハンドル
と、前記回転ハンドルの回動によって軸転する回転軸
と、前記回転軸に固着され、前記回転軸と共に回動する
ラックギヤと、前記ラックギヤと噛合して上下動可能な
ラックを有し、頂部に照明器具の装着が可能な上下移動
支柱と、前記上下移動支柱を摺動可能に支持し、前記回
転軸を軸支する固定外筒支柱と、前記上下移動支柱の下
降を必要に応じて阻止する可動ストッパーと、前記回転
軸に所定の押圧状態で挟持され、順回転方向が前記上下
移動支柱を上昇させる方向のラチェットホイールと、前
記ラチェットホイールの順回転を許容し、逆回転を阻止
するラチェット爪とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明にかかる照明器具昇降装置
は、請求項1の前記可動ストッパーを、前記可動ストッ
パーは、前記固定外筒支柱に回動自在に配設され、前記
上下移動支柱のラックと係止することにより上下移動支
柱の下降を阻止するものである。
【0010】請求項3の発明にかかる照明器具昇降装置
は、請求項1または請求項2の前記ラチェットホイール
を、前記回転軸にブレーキコルク板を介してスプリング
の付勢力により押圧状態で挟持したものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明の照明器具昇降装置によれば、
ラチェットホイールの順回転方向に回転ハンドルを手動
で回動させることにより、ラックギヤとラックが噛合し
て頂部に照明器具が装着された上下移動支柱を上昇させ
ることができ、ラチェットホイールの逆回転方向に回転
ハンドルを回動させることにより、回転軸に押圧状態で
挟持されたラチェットホイールが滑り、ラックギヤとラ
ックが噛合して上下移動支柱を下降させることができ
る。また、可動ストッパーで上下移動支柱の下降を阻止
することにより、上下移動支柱を所望の高さ位置で固定
することができる。
【0012】請求項2の発明の照明器具昇降装置によれ
ば、固定外筒支柱に回動自在に配設された可動ストッパ
ーを上下移動支柱のラックに係止することにより上下移
動支柱の下降を阻止できるとともに、可動ストッパーと
上下移動支柱のラックとの係止状態を解除することによ
り上下移動支柱を下降させることができる。
【0013】請求項3の発明の照明器具昇降装置によれ
ば、回転軸にブレーキコルク板を介してスプリングの付
勢力によりラチェットホイールが押圧状態で挟持されて
おり、ラチェットホイールの逆回転方向に所定以上の回
動力が作用するとラチェットホイールとブレーキコルク
板とが滑り、回転軸が軸転する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の一実施例である照明器具昇降装置の要部
を示す正面図であり、図2は側面図である。図3は本発
明の一実施例である照明器具昇降装置のラックギヤ、ラ
ック及び可動ストッパー部分を示す断面図、図4は本発
明の一実施例である照明器具昇降装置の要部を示す斜視
図である。
【0015】図1乃至図4に示すように、この照明器具
昇降装置は、回転ハンドル1を回動させることにより、
頂部に照明器具40が装着された上下移動支柱20が固
定外筒支柱10内を上下移動するものである。
【0016】回転ハンドル1はアーム部1aと握持部1
bとからなり、握持部1bを把持して手動で回動させる
ことによって回転軸2が軸転する。回転軸2にはラック
ギヤ3が固着されているとともに、ラチェットホイール
4がブレーキコルク板5a,5bを介してスプリング6
の付勢力によってフランジ7,8間に所定の押圧状態で
挟持されている。つまり、スプリング6の付勢力及びブ
レーキコルク板5a,5bの摩擦力を利用してラチェッ
トホイール4は挟持されており、このスプリング6の付
勢力及びブレーキコルク板5a,5bの摩擦力以上の回
動力が回転軸2に作用した場合には、回転軸2はラチェ
ットホイール4が固定状態のままでも回動する。
【0017】上記の回転軸2は固定外筒支柱10の支持
部材11に軸転可能な状態に支持されており、固定外筒
支柱10の側部には上記ラチェットホイール4と噛合可
能なラチェット爪13が支持軸12を支点に回動自在に
支持されている。
【0018】固定外筒支柱10は中空状の筒体であり、
この内部には上下移動支柱20が摺動自在に挿入されて
いる。上下移動支柱20の側部には上記ラックギヤ3と
噛合するラック21が形成されており、頂部には照明器
具40の装着が可能な取付部材22が回動自在に装着さ
れている。取付部材22の周囲には溝部22aが形成さ
れており、固定捩子23,24を締付けて固定捩子2
3,24の先端を溝部22aに当接させることにより、
取付部材22の回動を規制するようになっている。した
がって、取付部材22を回動させることにより照明器具
40の照射方向を決定できる。また、照明器具40は上
下方向の照射角度を調節できるようになっている。
【0019】支持部材11の上部には可動ストッパー3
0が支持軸31を支点に回動自在に装着されている。可
動ストッパー30は上下移動支柱20のラック21と係
止可能な爪部30aと、この係止状態を手動で解除する
ためのレバー30bとで構成されている。
【0020】上記の回転軸2、ラックギヤ3、ラチェッ
トホイール4、ブレーキコルク板5a,5b、スプリン
グ6、フランジ7,8及び支持部材11等からなる機構
全体を所定の箱体等で覆い、回転ハンドル1のみ手動で
回動自在に前記箱体から突出させてもよい。
【0021】ここで、この照明器具昇降装置の動作につ
いて説明する。上下移動支柱20を上方に移動させる場
合には、回転ハンドル1の握持部1bを把持して手動で
図2に示すように実線矢印方向に回動させる。回転ハン
ドル1を回動させると、回転軸2及びラックギヤ3も同
方向に回動し、ラックギヤ3と噛合するラック21が上
方向に移動することにより、上下移動支柱20が固定外
筒支柱10内を上方へ移動する。このとき、ラチェット
ホイール4はラチェット爪13によって回動が阻止され
ることはない。つまり、ラチェットホイール4は順回転
方向が上下移動支柱20を上昇させる方向となるように
回転軸2に装着されているので、ラチェット爪13の先
端がラチェットホイール4の各歯上を当接しながら、ラ
チェットホイール4は順方向に回転軸2と共に回動す
る。また、可動ストッパー30も爪部30aがラック2
1の各歯上を当接しながら、上下移動支柱20が上方向
に移動できるように配設されているので、可動ストッパ
ー30は図2に示す実線の状態のままでよい。こうし
て、上下移動支柱20を上方に移動させ、頂部の照明器
具40を所望の高さ位置にすることにより、回転ハンド
ル1の回動を停止する。この状態のまま回転ハンドル1
から手を放しても、照明器具40及び上下移動支柱20
が降下することはない。つまり、照明器具40及び上下
移動支柱20は所定の重量を有しているが、可動ストッ
パー30の爪部30aがラック21と係止し、照明器具
40及び上下移動支柱20の降下を阻止するためであ
る。したがって、万一、大きな振動等が作用しても、照
明器具40及び上下移動支柱20が下降する虞れはな
い。
【0022】また、この照明器具昇降装置では、可動ス
トッパー30の爪部30aとラック21とを係止させな
くても、回転ハンドル1から手を放すことにより、照明
器具40及び上下移動支柱20が直ちに下降することは
ない。つまり、ラチェットホイール4とラチェット爪1
3とが係止しており、ラチェットホイール4が挟持され
ている圧力以上の回動力が回転軸2に作用しない限り、
照明器具40及び上下移動支柱20は下降しない。この
ため、上下移動支柱20及び照明器具40の荷重による
回転ハンドル1の空転を防止できる。
【0023】一方、上下移動支柱20を下方に移動させ
る場合には、まず、可動ストッパー30のレバー30b
に手を掛けて、爪部30aとラック21との係止状態を
解除する。このとき、予め回転ハンドル1を図2の実線
矢印方向に少し回動させて、可動ストッパー30が回動
し易い状態にして、可動ストッパー30を図2の二点鎖
線に示すように支持軸31を支点に回動させ、可動スト
ッパー30の爪部30aとラック21との係止状態を解
除する。そして、回転ハンドル1の握持部1bを把持し
て手動で図2に示すように鎖線矢印方向にやや大きな回
動力でもって回動させる。回転ハンドル1を回動させる
と、回転軸2及びラックギヤ3も同方向に回動し、ラッ
クギヤ3と噛合するラック21が下方向に移動すること
により、上下移動支柱20が固定外筒支柱10内を下方
へ移動する。このとき、ラチェットホイール4はラチェ
ット爪13によって回動が阻止されるが、ラチェットホ
イール4はフランジ7,8間にブレーキコルク板5a,
5bを介してスプリング6によって付勢された状態で挟
持されているので、ラチェットホイール4は固定状態の
ままで回転軸2が回動する。したがって、照明器具40
及び上下移動支柱20の重量によって、急激に照明器具
40及び上下移動支柱20が降下することはない。つま
り、ラチェットホイール4が所定の押圧力で挟持されて
いるので、この押圧力以上の回転力が回転軸2に作用し
ない限り、照明器具40及び上下移動支柱20は下降し
ない。このため、上下移動支柱20を下方に移動させる
場合には、回転ハンドル1を図2に示す鎖線矢印方向に
所定の回転力以上で回動させる必要がある。
【0024】なお、ラチェットホイール4のブレーキコ
ルク板5a,5bによる挟持力は、フランジ7,8間を
適宜調整して、スプリング6の付勢力を変化させること
により、所望の強さにすることができる。
【0025】このように、本実施例の照明器具昇降装置
は、アーム部1a及び握持部1bからなる手動で回動さ
せる回転ハンドル1と、前記回転ハンドル1の回動によ
って軸転する回転軸2と、前記回転軸2に固着され、前
記回転軸2と共に回動するラックギヤ3と、前記ラック
ギヤ3と噛合して上下動可能なラック21を有し、頂部
に取付部材22を介して照明器具40の装着が可能な上
下移動支柱20と、前記上下移動支柱20を摺動可能に
支持し、前記回転軸2を支持部材11を介して軸支する
固定外筒支柱10と、前記上下移動支柱20の下降を必
要に応じて阻止する可動ストッパー30と、前記回転軸
2に所定の押圧状態で挟持され、順回転方向が前記上下
移動支柱20を上昇させる方向のラチェットホイール4
と、前記固定外筒支柱10に支持軸12を支点に回動自
在に配設され、前記ラチェットホイール4の順回転を許
容し、逆回転を阻止するラチェット爪13とを備えてい
る。
【0026】そして、ラチェットホイール4の順回転方
向に回転ハンドル1を手動で回動させることにより、ラ
ックギヤ3とラック21とが噛合して頂部に照明器具4
0が装着された上下移動支柱20を上昇させることがで
きる。一方、ラチェットホイール4の逆回転方向に回転
ハンドル1を回動させることにより、回転軸2に押圧状
態で挟持されたラチェットホイール4が滑り、ラックギ
ヤ3とラック21が噛合して上下移動支柱20を下降さ
せることができる。また、可動ストッパー30で上下移
動支柱20の下降を阻止することにより、上下移動支柱
20を所望の高さ位置で固定することができる。
【0027】したがって、回転ハンドル1を適宜回動さ
せることにより、照明器具40を所望の高さ位置まで上
昇させることができ、その位置で固定することができる
ので、極めて簡単に照明器具40を使用に適した高さ位
置にすることができるとともに、回転ハンドル1を逆回
動させることにより、照明器具40を下方位置まで降下
させることができるので、不使用時に照明器具40が邪
魔になることがない。即ち、極めて簡単に、必要に応じ
て照明器具を上昇させたり、下降させることができるの
で、使い勝手がよい。
【0028】特に、本実施例の照明器具昇降装置では、
固定外筒支柱10の支持部材11に支持軸31を支点に
回動自在に配設された可動ストッパー30の爪部30a
を、上下移動支柱20のラック21に係止することによ
り上下移動支柱20の下降を阻止できるとともに、可動
ストッパー30の爪部30aと上下移動支柱20のラッ
ク21との係止状態を解除することにより上下移動支柱
20を下降させることができる。したがって、照明器具
40を所望の高さ位置で固定することができ、照明器具
40の自重等で照明器具40及び上下移動支柱20が勝
手に降下しないので、安全性が高い。
【0029】また、回転軸2にブレーキコルク板5a,
5bを介してスプリング6の付勢力によりラチェットホ
イール4がフランジ7,8間に押圧状態で挟持されてお
り、ラチェットホイール4の逆回転方向に所定以上の回
動力が回転軸2に作用するとラチェットホイール4とブ
レーキコルク板5a,5bとが滑り、回転軸2が軸転す
る。したがって、上下移動支柱20を降下させる場合に
も、所定以上の回動力を回転軸2に作用させない限り、
上下移動支柱20は降下しない。このため、照明器具4
0及び上下移動支柱20等の自重により、照明器具40
及び上下移動支柱20が急激に降下することがなく、照
明器具40及び上下移動支柱20を極めて安全な速度で
降下させることができる。
【0030】次に、本実施例の照明器具昇降装置を消防
自動車に搭載した場合について説明する。図5は本発明
の一実施例である照明器具昇降装置を消防自動車に据付
けた状態を示す側面図である。
【0031】図5に示すように、本実施例の照明器具昇
降装置は消防自動車の荷台等に搭載されて使用される。
つまり、この照明器具昇降装置は回転ハンドル1を回動
させ易い位置に、固定外筒支柱10を溶接等によって消
防自動車の荷台等に強固に固着されており、使用時には
回転ハンドル1を回動させて照明器具40を上昇でき、
不使用時は回転ハンドル1を逆方向に回動させて照明器
具40を下降することができる。
【0032】したがって、専用の照明車を保有すること
なく、消防自動車に照明器具40を搭載することによ
り、消防自動車が照明車を兼ねることができる。しか
も、必要に応じて照明器具40を上昇させたり、下降さ
せることができるので、消防自動車の走行時や、昼間の
火災等の照明器具が必要ない場合には、照明器具40を
下降させておき、夜間の火事等のように照明器具40が
必要な場合には、照明器具40を上昇させて使用するこ
とができる。
【0033】ところで、上記実施例では照明器具昇降装
置を消防自動車に搭載する場合について説明したが、必
ずしも消防自動車に搭載する場合に限定されるものでは
なく、他の自動車に搭載してもよく、また、建物等に配
設してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の照明器
具昇降装置は、ラチェットホイールの順回転方向に回転
ハンドルを手動で回動させることにより、ラックギヤと
ラックが噛合して頂部に照明器具が装着された上下移動
支柱を上昇させることができ、ラチェットホイールの逆
回転方向に回転ハンドルを回動させることにより、回転
軸に押圧状態で挟持されたラチェットホイールが滑り、
ラックギヤとラックが噛合して上下移動支柱を下降させ
ることができ、また、可動ストッパーで上下移動支柱の
下降を阻止することにより、上下移動支柱を所望の高さ
位置で固定することができるので、必要に応じて照明器
具を上昇させたり、下降させることにより、極めて簡単
に照明器具を使用に適した高さ位置にすることができる
とともに、不使用時に照明器具が邪魔になることがな
く、使い勝手がよい。
【0035】請求項2の発明の照明器具昇降装置は、定
外筒支柱に回動自在に配設された可動ストッパーを上下
移動支柱のラックに係止することにより上下移動支柱の
下降を阻止できるとともに、可動ストッパーと上下移動
支柱のラックとの係止状態を解除することにより上下移
動支柱を下降させることができるので、照明器具を所望
の高さ位置で固定することができ、照明器具の自重等で
照明器具及び上下移動支柱が勝手に降下しないので、安
全性が高い。
【0036】請求項3の発明の照明器具昇降装置は、回
転軸にブレーキコルク板を介してスプリングの付勢力に
よりラチェットホイールが押圧状態で挟持されており、
ラチェットホイールの逆回転方向に所定以上の回動力が
作用するとラチェットホイールとブレーキコルク板とが
滑り、回転軸が軸転するので、照明器具及び上下移動支
柱が急激に降下することがなく、照明器具及び上下移動
支柱を極めて安全な速度で降下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である照明器具昇降装置の要
部を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例である照明器具昇降装置の要
部を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例である照明器具昇降装置のラ
ックギヤ、ラック及び可動ストッパー部分を示す断面図
である。
【図4】本発明の一実施例である照明器具昇降装置の要
部を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施例である照明器具昇降装置を消
防自動車に据付けた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 回転ハンドル 2 回転軸 3 ラックギヤ 4 ラチェットホイール 5a,5b ブレーキコルク板 6 スプリング 7,8 フランジ 10 固定外筒支柱 11 支持部材 12 支持軸 13 ラチェット爪 20 上下移動支柱 21 ラック 22 取付部材 30 可動ストッパー 30a 爪部 30b レバー 40 照明器具

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動で回動させる回転ハンドルと、 前記回転ハンドルの回動によって軸転する回転軸と、 前記回転軸に固着され、前記回転軸と共に回動するラッ
    クギヤと、 前記ラックギヤと噛合して上下動可能なラックを有し、
    頂部に照明器具の装着が可能な上下移動支柱と、 前記上下移動支柱を摺動可能に支持し、前記回転軸を軸
    支する固定外筒支柱と、 前記上下移動支柱の下降を必要に応じて阻止する可動ス
    トッパーと、 前記回転軸に所定の押圧状態で挟持され、順回転方向が
    前記上下移動支柱を上昇させる方向のラチェットホイー
    ルと、 前記ラチェットホイールの順回転を許容し、逆回転を阻
    止するラチェット爪とを具備することを特徴とする照明
    器具昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記可動ストッパーは、前記固定外筒支
    柱に回動自在に配設され、前記上下移動支柱のラックと
    係止することにより上下移動支柱の下降を阻止すること
    を特徴とする請求項1に記載の照明器具昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記ラチェットホイールは、前記回転軸
    にブレーキコルク板を介してスプリングの付勢力により
    押圧状態で挟持されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2のいずれかに記載の照明器具昇降装置。
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