JP2888176B2 - プラズマディスプレイ及びその駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ及びその駆動方法

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JP2888176B2
JP2888176B2 JP7201686A JP20168695A JP2888176B2 JP 2888176 B2 JP2888176 B2 JP 2888176B2 JP 7201686 A JP7201686 A JP 7201686A JP 20168695 A JP20168695 A JP 20168695A JP 2888176 B2 JP2888176 B2 JP 2888176B2
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充生 上岡
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は3電極型ACメモリ
プラズマディスプレイの駆動方法及び装置に関し、特に
大型のプラズマディスプレイのための駆動方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、メモリ機能を有する従来のドッ
トマトリクス表示型ACプラズマディスプレイの断面構
成を模式的に示した図である。
【0003】図6を参照して、このプラズマディスプレ
イパネルは、絶縁基板1、2、走査電極3、維持電極
4、データ電極5、透明絶縁層6、絶縁層7、保護層
8、蛍光体層9、隔壁10から構成されている。なお、
11は放電空間、12は画素を示す。
【0004】図6に示すドットマトリクス表示型ACプ
ラズマディスプレイの従来の駆動方法を以下に説明す
る。
【0005】走査電極3に負極性の電圧パルス(「走査
パルス」という)を印加して順次走査し、これと同期し
て所望の表示データに対応する正極性の電圧パルス
(「データパルス」という)をデータ電極5に印加す
る。
【0006】これにより生じた書き込み放電を、走査電
極3と維持電極4に印加する負極性で互いに逆位相の電
圧パルス(「維持パルス」という)にて維持させること
により表示する。
【0007】表示色は、データ電極5上に形成した蛍光
体層9を放電による紫外光で励起して得ている。
【0008】図7は、従来の駆動方法を説明するための
タイミング図である。図7(a)は維持電極4に印加す
る電圧パルス列、図7(b)、図7(c)、図7(d)
は走査電極3に印加する電圧パルス列、図7(e)はデ
ータ電極5に印加する電圧パルス列をそれぞれ示してい
る。
【0009】この駆動波形によると、表示データの書き
込みは、図7(b)、図7(c)、図7(d)に示すご
とく、走査電極3に順次走査パルスを重畳して走査し、
これと同期するデータパルスを表示データに従って印加
することにより、走査電極3とデータ電極5との間で放
電させて行なう。
【0010】続いて、走査電極3と維持電極4との間に
印加した維持パルスAと維持パルスBとの間で、書き込
まれた前述の放電を維持発光させる。
【0011】更に、所望の階調を得るために前述の放電
を適当な回数だけ繰り返した後、消去パルスで放電を停
止する。
【0012】以上の動作により所望の表示パターンを得
ている。
【0013】また、この駆動方法においては、データ電
極5と走査電極3との間で生じさせる書き込み放電を確
実に起こさせるために、前記書き込み放電に先だって全
画面の全ての画素の走査電極3と維持電極4との間で放
電点灯させるプライミング期間を設けている。
【0014】このプライミング期間の放電により生じた
放電空間うちの荷電粒子等のプライミング粒子は放電の
種として作用し、書き込み放電の発生を容易にする作用
がある。
【0015】以上の方法により駆動されるプラズマディ
スプレイを用いた従来のディスプレイ装置の全体構成を
図8に示す。
【0016】図8を参照して、プラズマディスプレイ装
置は、プラズマディスプレイ13、データドライバ1
4、維持ドライバ15、走査ドライバ16、走査パルス
発生回路17、インタフェイス回路18、データ電源1
9、維持電源20、走査電源21、及びプライミング電
源22を含む。
【0017】プラズマディスプレイ13のデータ電極5
はデータドライバ14に接続され、走査電極3は走査ド
ライバ16に接続され、維持電極4は維持ドライバ15
に接続される。
【0018】データドライバ14、維持ドライバ15、
走査ドライバ16は、インタフェイス回路18により制
御され前述のパルス列を発生させている。
【0019】このパルス列の電圧波高値は、各々のドラ
イバに対応したデータ電源19、維持電源20、走査電
源21、及びプライミング電源22から供給される電圧
値により決められている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラズマデ
ィスプレイパネルの表示面積や表示容量が増大すると、
走査電極数(垂直方向の画素数に対応する)や、長さ
(垂直方向の画面の大きさに対応する)、あるいはデー
タ電極数(水平方向の画素数に対応する)や、長さ(水
平方向の画面の大きさに対応する)が増加し、パネルが
大型化する。
【0021】この大型のプラズマディスプレイパネル
は、透明ガラスから成る絶縁基板1、2を主に厚膜プロ
セスを用いて加工製造される。
【0022】この製造プロセスの焼成工程により、絶縁
基板1、2が部分的に変形したり、全長が膨張又は縮小
して、隔壁10と走査電極3、維持電極4及びデータ電
極5との位置にずれが生じることがある。
【0023】また、面積が大きくなるため、透明絶縁層
6や絶縁層7の膜厚のばらつきが大きくなることがあ
る。
【0024】このため、大型のプラズマディスプレイパ
ネルを従来の駆動方法で駆動すると、放電特性のばらつ
きが大きくなり、部分的に書き込み放電が起きない等の
放電の制御が困難になる。このため、動作マージンが減
少したり、ディスプレイ全面を駆動することが困難にな
るという問題があった。
【0025】このような大型化に伴う問題を解決するた
めに、例えば特開平1−200394号公報には、複数
の駆動回路を2組以上の組に分割し、かつ分割された組
の各々が個別の電源回路を有する表示装置が提案されて
いる。
【0026】しかしながら、前記公報記載の表示装置に
おいては、駆動回路を2組以上の組に分割して電圧を供
給するため、分割された表示領域ごとに輝度の差がで
き、全面を均一輝度にすることができないという問題を
有する。
【0027】従って、本発明の目的は、走査電極、維持
電極、データ電極で構成されるAC面放電型PDPの動
作を利用して、従来の分割方法では実現できなかった前
述の分割された表示領域ごとの輝度差の発生を防止しつ
つ大型画面の表示を実現する駆動方法及び装置を提供す
ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、放電セルの走査ラインに対応する複数の
走査電極から成る走査電極群と、前記放電セルの放電維
持用の複数の維持電極から成る維持電極群とで放電を維
持するための電極対を形成し、前記走査電極群および前
記維持電極群と直交し表示データの供給により駆動され
るデータ書込用の複数のデータ電極から成るデータ電極
群を備え、前記放電セル(画素)にガスを充鎮して成
り、且つ、プライミング期間、走査・書き込み期間を構
成する放電制御パルス列が少なくともプライミングパル
ス、走査パルス、消去パルス、及びデータパルスのいず
れかで構成される交流放電メモリ型プラズマディスプレ
イパネルの駆動方法において、プライミングパルス、走
査パルス、消去パルス、及びデータパルス等の放電制御
パルスを少なくとも含む放電制御パルス列と、維持パル
スからなる放電維持パルス列と、を有し、前記走査電極
群と前記維持電極群とが各々同一の放電維持パルス列で
駆動され、前記走査電極群と前記維持電極群と前記デー
タ電極群とのうち少なくとも一つの電極群が複数の組に
分割され、且つ、前記複数の組毎に、前記放電制御パル
ス列を構成するプライミングパルス、走査パルス、消去
パルス、及びデータパルスのうち少なくとも一種の放電
制御パルスを独立に制御することにより駆動することを
特徴とするプラズマディスプレイの駆動方法を提供す
る。
【0029】さらに、本発明は、前記放電制御パルス列
を構成するプライミングパルス、走査パルス、消去パル
ス、及びデータパルスのうち少なくとも一種のパルスを
独立に制御することにより駆動する際に、前記放電制御
パルスの位相、パルス幅、パルスの波高値のうちのいず
れか一で駆動制御することを特徴としている。
【0030】本発明は、放電セルの走査ラインに対応す
る複数の走査電極から成る走査電極群と、前記放電セル
の放電維持用の複数の維持電極から成る維持電極群とで
放電を維持するための電極対を形成し、前記走査電極群
および前記維持電極群と直交し表示データの供給により
駆動されるデータ書込用の複数のデータ電極から成るデ
ータ電極群を備え、前記放電セル(画素)にガスを充鎮
して成り、且つ、プライミング期間、走査・書き込み期
間を構成する放電制御パルス列が少なくともプライミン
グパルス、走査パルス、消去パルス、及びデータパルス
のいづれかで構成される交流放電メモリ型プラズマディ
スプレイパネル装置において、前記走査電極群と前記維
持電極群と前記データ電極群とのうち少なくとも一つの
電極群が複数の組に分割され、前記複数の組に分割され
た前記電極群が、プライミングパルス、走査パルス、消
去パルス、及びデータパルスのうち少なくとも一種の放
電制御パルスで組毎に独立に駆動され、前記走査電極群
と前記維持電極群とが共通の維持パルス列で駆動される
ように構成したことを特徴とする交流放電メモリ型プラ
ズマディスプレイパネル装置を提供する。
【0031】
【作用】本発明によれば、走査電極群と維持電極群とデ
ータ電極群のうち少なくとも一つの電極群を複数の組に
分割し、分割された電極に印加する、前記プライミング
パルス、走査パルス、データパルス、消去パルスの如き
放電制御用のパルス列をそれぞれの組に独立に印加し、
各々の組に最適の条件で放電を制御するものである。
【0032】一方、表示を維持するための維持放電は各
々の組に共通の維持パルスを印加して生じさせている。
【0033】この結果、大型のプラズマディスプレイパ
ネルであっても動作マージンを損なうことなく、均一な
発光輝度で駆動することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を以下に説明する。
【0035】
【実施形態1】図1に、本発明の一実施形態に係る駆動
方法による電圧パルス列(波形)を示す。図1は、放電
制御パルスの一つであるプライミングパルスの位相を独
立に制御して、2分割した表示領域のプライミング放電
の強度を調整する場合を示している。
【0036】図1を参照して、2n本の維持電極4に
は、プライミングパルスPcと維持パルスAを有するパ
ルス列Cが印加される。
【0037】また、m本のデータ電極5には、データパ
ルスdを含むデータパルス列Dmが印加される。
【0038】さらに、2n本の走査電極3は2つの組に
分割され、第1の組にはプライミングパルスPsa、走
査パルスS、維持パルスBから成るパルス列Sa1、S
a2、…、Sanが印加される。また、第2の組にはプ
ライミングパルスPsb、走査パルスS、維持パルスB
から成るパルス列Sb1、Sb2、…、Sbnが印加さ
れる。
【0039】ここで、所望の表示データに従ってデータ
パルスdと走査パルスSにより走査しつつ書き込まれた
放電を維持し表示するための維持パルスAは、2n本の
維持電極4に共通に印加され、維持パルスBは2n本の
走査電極3に共通に印加される。
【0040】一方、放電制御パルスのうち、プライミン
グパルスPsaの立ち上がりエッジとプライミングパル
スPsbの立ち上がりエッジは、Δtだけ位相差を設け
ている。
【0041】そして、プライミング放電は、プライミン
グパルスPcとプライミングパルスPsa及びプライミ
ングパルスPsbとの電位差で、維持電極4と走査電極
3との間で発生させている。
【0042】このため、位相差Δtだけ等価的に印加電
圧の波形が鈍りプライミングパルスPsbの印加で生じ
るプライミング放電を弱めることができる。
【0043】例えば絶縁基板1に走査電極3を形成する
際に焼成で絶縁基板1が収縮すると、これに積層する隔
壁10とのずれが部分的に偏って発生することがある。
このような場合、本実施形態のように、走査電極を複数
組に分割しておくと、部分部分で(組毎)独立して位相
差Δtを調整することができる。
【0044】これにより、部分的にプライミング放電が
強すぎた場合に発生する不要放電を防ぐことができる。
【0045】一方、上記のように、放電の維持発光は共
通して印加する維持パルスで発生させるため、表示輝度
を分割された組に関係なく均一にすることができる。
【0046】このように本実施形態に係る駆動方法は、
プライミングパルスのような放電制御パルスを分割した
組で独立に制御することができることから、分割数が多
い程、大型パネルであっても放電特性のばらつきを抑え
た調整ができる。
【0047】但し、分割数が多過ぎると調整が煩雑に成
るため、経済性と信頼性とを満足する最適な分割数をパ
ネル仕様により選択すれば良い。
【0048】
【実施形態2】次に、図2を参照して、本発明の第2の
実施形態について説明する。本実施形態は、前記第1の
実施形態と同様に放電制御パルスのうちプライミングパ
ルスのパルス幅を独立に制御したものである。
【0049】図2に示すように、プライミングパルス幅
をPsa>Psbとしているため、プライミングパルス
Psbの印加で生じるプライミング放電を弱めることが
でき、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0050】これまでは、放電制御パルスとしてプライ
ミングパルスを用いる方法について説明したが、その他
の走査パルス、消去パルスでも同様の方法が適用でき
る。
【0051】
【実施形態3】図3に本発明の第3の実施形態の電圧パ
ルス列を示す。また、図4に第3の実施形態の駆動方法
を適用したプラズマディスプレイ装置の構成を示す。
【0052】以下、図を参照して、本実施形態に係る駆
動方法について説明する。
【0053】図3に示す駆動パルス列はプライミング期
間、走査・書き込み期間、維持期間の駆動シーケンスを
有している。
【0054】パルス列Cは維持電極4に印加されるパル
ス列、パルス列Sa1〜San、Sb1〜Sbnは走査
電極3に印加されるパルス列、またパルス列Da、Db
はデータ電極5に印加されるパルス列をそれぞれ示して
いる。
【0055】本実施形態においては、走査電極3を2組
のブロック(n本×2)に分けて、それぞれのブロック
に前述のパルス列Sa1〜San、Sb1〜Sbnを印
加し、それぞれの組は波高値が互いに異なる走査パルス
Sa、Sbを有している。
【0056】また、データ電極5も2組にブロック分け
され、それぞれに波高値が互いに異なるデータパルスd
a、dbが印加される。
【0057】本実施形態においては、走査電極3を上
下、データ電極5を左右2分割ずつブロック分けしたた
め、前述の走査パルスSa、Sb、データパルスda、
dbの波高値を別々に調整することができる。
【0058】すなわち、走査・書き込み期間では表示領
域を4分割してそれぞれの領域での最適条件を個別に設
定することができる。このため、プラズマディスプレイ
装置が大型の場合にも、本実施形態によれば、4分の1
の面積のプラズマディスプレイパネルを駆動する場合と
ほぼ同等の動作マージンを確保して駆動することができ
た。
【0059】
【実施形態4】図4は、上述した本実施形態の駆動方法
が適用されるプラズマディスプレイ装置の構成を示すも
のである。
【0060】図4を参照して、プラズマディスプレイパ
ネル13の走査電極3を2組のブロックに分け、それぞ
れの組に対応する2組の走査ドライバ16a、16bを
設け、それぞれの走査ドライバ16a、16bは独立し
た走査電源21a、21bを有する走査パルス発生回路
17a、17bと接続されている。
【0061】また、データ電極5を2組に分割し、それ
ぞれの組に対応するデータドライバ14a、14bを設
け、それぞれの組は独立したデータ電源19a、19b
に接続されている。
【0062】維持電極4は、維持ドライバ15に接続し
ている。この維持ドライバ15には、維持パルスAの波
高値を決める維持電源20が接続されている。この維持
電源20は、走査ドライバ16a、16bとも接続して
いる。
【0063】さらに、維持ドライバ15と走査ドライバ
16a、16bは、プライミングパルスPc、Psの波
高値を決めるプライミング電源22と接続されている。
【0064】以上の構成のプラズマディスプレイ装置に
よると、2組に分割した組ごとに独立した走査電源及び
データ電源を有しているため、前述の駆動方法に示した
ように分割した領域部分に最適の電圧値で表示データを
走査・書込することができる。
【0065】その一方で、表示輝度を決定する維持パル
スA、Bの波高値を同一にしているため、表示輝度が分
割した領域部分で異なることがない。
【0066】このため、表示データの書込のような放電
の制御は、小型のプラズマディスプレイパネルの場合と
ほぼ同様の動作マージンを確保しつつ、表示輝度におい
ては分割された領域での輝度むらを防止することができ
る。
【0067】以上の駆動方法により、放電の制御は小型
のプラズマディスプレイパネルの場合と同程度で、且つ
輝度むらのない表示を得ることができた。これは表示デ
ータの書込みのような放電の制御期間と、表示時である
放電の維持期間とが独立する駆動方法を利用し、本実施
形態の駆動方法を適用することによって初めて実現でき
た。
【0068】図5に、本発明の実施形態に係る装置の変
形を示す。
【0069】図5を参照して、本実施形態は、前述の実
施形態とは異なり、プラズマディスプレイパネル13の
走査電極3、維持電極4、データ電極5をパネル内部で
2分割し、且つ各々の電極を2組にブロック分けしたも
のである。
【0070】このため、プラズマディスプレイパネル1
3は独立した4領域で構成されたパネルとして駆動でき
る。
【0071】すなわち、独立した4領域ごとに各ドライ
バの放電制御パルス(走査パルスやデータパルス等)の
電源を独立して設けて、これらの電源の電圧値を調整す
れば、独立に最適な条件で制御することができる。
【0072】本実施形態では、走査ドライバを16a、
16b、16c、16d、データドライバを4組ずつ設
け、それぞれに独立に走査電源21a、21b、21
c、21d及びデータ電源19a、19b、19c、1
9dを設けた。
【0073】これにより、上述の実施形態よりも更に大
型のプラズマディスプレイパネルであっても、放電の制
御を小型のプラズマディスプレイパネルと同様のマージ
ンをもって行うことができた。
【0074】また、本実施形態では、データ電源19と
走査電源21を独立した複数個の電源19a〜19d、
21a〜21dで構成したが、これ以外にもプライミン
グ電源22を独立した複数個の電源で構成することもで
きる。
【0075】更に、上記実施形態と異なる駆動方法であ
っても、放電の制御と表示放電の維持とが独立した駆動
方法あれば、放電制御用の電圧パルス、例えばプライミ
ングパルス、放電消去パルス、走査パルス、データパル
スの位相、パルス幅、波高値を複数個の組で独立に制御
し、複数個の組についてその表示放電維持電源電圧を同
一にすることにより、上記実施形態と同様な効果を得る
ことができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の組について放電制御を独立に設定された電圧パル
スで行い、且つ表示放電維持を各組に同一の電圧パルス
で行うようにしたことにより、大型のプラズマディスプ
レイパネルであっても、放電制御のマージンを損なうこ
となく、輝度むらのない表示を実現することができると
いう利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動方法の一実施形態を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図2】本発明に係る駆動方法の第2の実施形態を説明
するためのタイミングチャートである。
【図3】本発明に係る駆動方法の第3の実施形態を説明
するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明に係る装置の第1の実施形態の構成を示
すブロック図である。
【図5】本発明に係る装置の第2の実施形態の構成を示
すブロック図である。
【図6】プラズマディスプレイの一例を示す断面模式図
である。
【図7】従来の駆動方法を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図8】従来例の装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板(表示面) 2 絶縁基板(裏面) 3 走査電極 4 維持電極 5 データ電極 6 透明絶縁層 7 絶縁層 8 保護層 9 蛍光体層 10 隔壁 11 反射層(放電空間) 12 画素 13 プラズマディスプレイ 14 データドライバ 15 維持ドライバ 16 走査ドライバ 17 走査パルス発生回路 18 インタフェイス回路 19 データ電源 20 維持電源 21 走査電源 22 プライミング電源

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電セルの走査ラインに対応する複数の走
    査電極から成る走査電極群と、前記放電セルの放電維持
    用の複数の維持電極から成る維持電極群とで放電を維持
    するための電極対を形成し、 前記走査電極群および前記維持電極群と直交し表示デー
    タの供給により駆動されるデータ書込用の複数のデータ
    電極から成るデータ電極群を備え、 前記放電セル(画素)にガスを充鎮して成り、且つ、プ
    ライミング期間、走査・書き込み期間を構成する放電制
    御パルス列が少なくともプライミングパルス、走査パル
    ス、消去パルス、及びデータパルスのいずれかで構成さ
    れる交流放電メモリ型プラズマディスプレイパネルの駆
    動方法において、 プライミングパルス、走査パルス、消去パルス、及びデ
    ータパルス等の放電制御パルスを少なくとも含む放電制
    御パルス列と、維持パルスからなる放電維持パルス列
    と、を有し、 前記走査電極群と前記維持電極群とが各々同一の放電維
    持パルス列で駆動され、 前記走査電極群と前記維持電極群と前記データ電極群と
    のうち少なくとも一つの電極群が複数の組に分割され、
    且つ、前記複数の組毎に、前記放電制御パルス列を構成
    するプライミングパルス、走査パルス、消去パルス、及
    びデータパルスのうち少なくとも一種のパルスを独立に
    制御することにより駆動することを特徴とするプラズマ
    ディスプレイの駆動方法。
  2. 【請求項2】前記放電制御パルス列を構成するプライミ
    ングパルス、走査パルス、消去パルス、及びデータパル
    スのうち少なくとも一種の放電制御パルスを独立に制御
    することにより駆動する際に、前記放電制御パルスの位
    相、パルス幅、パルスの波高値のうちのいずれか一で駆
    動制御することを特徴とする請求項1記載のプラズマデ
    ィスプレイの駆動方法。
  3. 【請求項3】放電セルの走査ラインに対応する複数の走
    査電極から成る走査電極群と、前記放電セルの放電維持
    用の複数の維持電極から成る維持電極群とで放電を維持
    するための電極対を形成し、 前記走査電極群および前記維持電極群と直交し表示デー
    タの供給により駆動されるデータ書込用の複数のデータ
    電極から成るデータ電極群を備え、 前記放電セル(画素)にガスを充鎮して成り、且つ、プ
    ライミング期間、走査・書き込み期間を構成する放電制
    御パルス列が少なくともプライミングパルス、走査パル
    ス、消去パルス、及びデータパルスのいずれかで構成さ
    れる交流放電メモリ型プラズマディスプレイパネル装置
    において、 前記走査電極群と前記維持電極群と前記データ電極群と
    のうち少なくとも一つの電極群が複数の組に分割され、 前記複数の組に分割された前記電極群が、プライミング
    パルス、走査パルス、消去パルス、及びデータパルスの
    うち少なくとも一種の放電制御パルスで組毎に独立に駆
    動され、 前記走査電極群と前記維持電極群とが共通の維持パルス
    列で駆動されるように構成したことを特徴とする交流放
    電メモリ型プラズマディスプレイパネル装置。
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