JPH11176338A - 気体放電パネル及びその駆動方法 - Google Patents

気体放電パネル及びその駆動方法

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JPH11176338A
JPH11176338A JP9338819A JP33881997A JPH11176338A JP H11176338 A JPH11176338 A JP H11176338A JP 9338819 A JP9338819 A JP 9338819A JP 33881997 A JP33881997 A JP 33881997A JP H11176338 A JPH11176338 A JP H11176338A
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JP
Japan
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display
anodes
cathodes
anode
auxiliary
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Withdrawn
Application number
JP9338819A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Kobayashi
芳彦 小林
Atsushi Takahashi
敦 高橋
Shigeru Takasaki
茂 高崎
Yuuji Teronai
雄二 手呂内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極面積を広くとることにより高輝度化を図
ることができ、陽極バスラインと陽極放電電極の間の誘
電体層のプロセスコントロールを容易にして歩留まりを
向上し低コストを図ることができる気体放電パネル及び
その駆動方法を提供する。 【解決手段】 直流型気体放電パネル1は、背面ガラス
10上に所定数の走査陽極12を平行配置するととも
に、走査陽極12上に表示セル16及び補助セル14を
形成するための隔壁18を設け、隔壁18上のプライミ
ング用空間27により補助セル14と表示セル16とを
空間的に結び付け、また前面ガラス20(画像表示面)
上には表示陰極22及び補助陰極24を平行配置し、さ
らに走査陽極12と表示陰極22の交点で、かつ隔壁1
8の囲まれた空間を表示セル16とし、走査陽極12と
補助陰極24の交点を補助セル14とした構造を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体放電パネル
(PDP:plasma display panel)の構造及び駆動方法
に係り、特に、直流型気体放電パネル及びその駆動方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】直流型気体放電パネル(以下、適宜DC
−PDPという)は、平板ディスプレイの中でも最も大
型化しやすく、応答速度、色再現性などの基本性能もす
ぐれているため、壁掛けテレビ実現の最有力候補として
期待されている。気体放電パネルには、DC型とAC型
があるが、取り扱いが簡単で大型化が比較的容易な気体
放電パネルは、直流型気体放電パネルである。直流型気
体放電パネルは、本来メモリ機能を持たないためそのま
までは大型化した時に輝度が低下してしまう。そこで駆
動法によりメモリ機能を持たせるものがパルスメモリ駆
動法である。
【0003】従来、この種のメモリ方式の直流型気体放
電パネルには、例えば「National Technical Report Vo
l.42 No.3 Jun. 1996 pp283-289」(以下、文献とい
う)に記載されるものがある。
【0004】図9は上記文献に記載された従来の直流型
気体放電パネルの基本構造を示す図である。
【0005】図9において、100は直流型気体放電パ
ネルであり、直流型気体放電パネル100は背面ガラス
120上に所定数のアノード(以下、表示陽極という)
122及び補助アノード(以下、補助陽極という)12
4を平行配置している。表示陽極122と補助陽極12
4は2対1の割合で配置されている。表示陽極122及
び補助陽極124上に表示セル116及び補助セル11
4を形成するための隔壁118を設けている。また、1
27は隔壁118上に設けられたプライミング用空間で
あり、補助セル114と表示セル116とを空間的に結
び付けている。また、表面ガラス110上に陰極112
を表示陽極122及び補助陽極124と直交するように
平行配置している。
【0006】そして、赤(R)、緑(G)、青(B)の
蛍光体126を表示陽極122を露出させるようにして
絶縁石121に塗布している。
【0007】表面ガラス110及び背面ガラス120の
電極形成面を対向させしかも陰極112と陽極122、
124が交差するように基板を位置合わせした状態で、
これら基板の外周部を図示しない気密封入部を介して封
着し、基板間の放電領域に放電用のガス媒体を閉じ込め
ている。
【0008】陰極112及び表示陽極122で生じる放
電により発生した紫外線で蛍光体126が発光する。
【0009】図10は従来の駆動方法における直流型気
体放電パネルの略パネル配線図である。
【0010】図10において、直流型気体放電パネル1
00は、Μ行の陰極及びN(Μ、Nは1以上の整数)列
の表示陽極、L(Lは1以上の整数)列の補助陽極、直
流型気体放電パネル100を駆動するための書込みパル
ス発生回路130、補助パルス発生回路136、走査パ
ルス及び維持パルス発生回路138を備えている。
【0011】直流型気体放電パネル100は、Μ行の陰
極とN列の表示陽極1221〜122Nを備えており、Μ
行N列目の表示セルは116MNとなる。また、L列の補
助陽極1241〜124Lも備えており、M行L列目の補
助セルは114MLとなる。
【0012】直流型気体放電パネル100を駆動するた
めに表示陽極1221〜122Nを書込みパルス発生回路
130に接続し、補助陽極1241〜124Lを補助パル
ス発生回路136に接続する。陰極1121〜112Mを
走査パルス及び維持パルス発生回路138に接続する。
【0013】図11は上記文献に開示されている直流型
気体放電パネルの一般的な駆動方法を示すタイミングチ
ャートである。
【0014】図11に示すように、補助陽極124には
周期T(例えば、4μs)の補助パルスΡsa(振幅V
sa、パルス幅τsa)が印加されている。陰極112
には1行目からM行目まで補助パルスΡsaに同期した
タイミングで走査パルスPk(振幅Vk、パルス幅τ
k)が印加される。陰極112と補助陽極124の交点
に形成されている補助セル114は、走査パルスΡkが
印加されるに従って順次放電していく。例えば、1行目
の陰極1121に走査パルスΡkが印加される期間T0〜
T1で1行目の補助セルは放電する。
【0015】一方、表示陽極122には画像データに従
って印加される書込みパルスPw(振幅Vw、パルス幅
τw)が、走査パルスPkに同期して印加される。書込
みパルスΡwが印加された表示セルは補助セルの放電を
種火として、速やかに書込み放電を開始する。例えば、
2行2列めの表示セルに書込み放電を形成する場合、2
行目の陰極1122に走査パルスが印加される期間T2〜
T3に表示陽極1222に書込みパルスΡwを印加する。
【0016】ところで、気体放電は放電によって生じた
荷電粒子等が放電の停止後漸減していき、また、荷電粒
子等が存在する場合再放電しやすいといった性質を有し
ている。この性質を活かし、書込み放電の形成後、陰極
112には、維持パルスΡspが一定周期、一定期間印
加され、放電を維持する。書込み放電後再放電しやすい
状態のうちに維持パルスを印加するので書込み放電を形
成するために必要な電圧より低い電圧で放電を維持でき
る。維持パルスPspは書込みパルスΡwと位相が異な
るため、書込み動作には影響はない。
【0017】また、階調表示は次のようにして行われ
る。原理は1つの画像を構成する1フィールドをいくつ
かの表示輝度の異なるサブフィールドに分割しそれらの
組み合わせによって多階調表示を行う。各サブフィール
ドには、パルス数の異なる維持パルスPspが印加さ
れ、サブフィールドの表示輝度を変え、重み付けを行っ
ている。例えば、256階調表示を行う場合、1フィー
ルドは8つのサブフィールドに分割され、それぞれのサ
ブフィールドは、異なる数の維持パルスPspが印加さ
れる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の直流
型気体放電パネルは、現在実用レベルに達しているが、
まだ効率が低いという問題点がある。高効率化を達成す
るためには、気体放電パネル自身の効率(高輝度化、低
消費電力化)を上げることと、気体放電パネルを駆動さ
せる回路系の低消費電力化(無効電力の削減も含む)が
必要となる。
【0019】また、今後様々な分野でのデジタル化を考
えた場合、従来の気体放電パネルの1画素構成であるR
GGBモザイク色配列は、RGBストライプ若しくはR
GBトリオ配列にすることが望ましい。
【0020】さらに、現状の気体放電パネルは、パネル
の製造プロセス工程が多く、しかも高い精度が要求さ
れ、その結果、歩留まりが低くなりコストが高くなると
いう問題があった。低コスト化は、パネルのプロセス工
程の削減や各プロセスでの歩留まりの向上などが必要に
なってくる。
【0021】本発明は、陰極面積を広くとることにより
高輝度化を図ることができ、陽極バスラインと陽極放電
電極の間の誘電体層のプロセスコントロールを容易にし
て歩留まりを向上し低コストを図ることができる気体放
電パネル及びその駆動方法を提供することを目的とす
る。
【0022】また、本発明は、取り出し電極の本数を低
減することができ、低コスト化を図ることができる気体
放電パネル及びその駆動方法を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係る気体放電パ
ネルは、複数の陽極及び複数の陰極を放電ガスを介して
直交対向配置し、陽極及び陰極の交点に複数の放電セル
を構成し、陰極及び陽極に電圧パルスを印加して放電を
制御する気体放電パネルにおいて、直交対向配置する複
数の陰極と複数の陽極は、陰極が気体放電パネルの垂直
方向に配置され、陽極が気体放電パネルの水平方向に配
置されることを特徴とする。
【0024】上記複数の陰極は、画像表示面上に配置さ
れるものであってもよい。
【0025】本発明に係る気体放電パネルは、複数の陽
極と複数の陰極が、複数の走査陽極と複数の表示陰極及
び複数の補助陰極から構成され、走査陽極と表示陰極の
交点に複数の表示セルを形成し、走査陽極と補助陰極の
交点に複数の補助セルを形成することを特徴とするもの
であってもよい。
【0026】本発明に係る気体放電パネルは、複数の陽
極と複数の陰極が、複数の走査陽極及び複数の補助陽極
と複数の表示陰極から構成され、走査陽極と表示陰極の
交点に複数の表示セルを形成し、補助陽極と表示陰極の
交点に複数の補助セルを形成するものであってもよい。
【0027】本発明に係る気体放電パネルは、複数の陽
極には、該陽極を母線とし、各セルに対応するように該
陽極に対し垂直方向に櫛歯状に電流制限抵抗を配置した
ものであってもよい。
【0028】本発明に係る気体放電パネルの駆動方法
は、複数の陽極及び複数の陰極を放電ガスを介して直交
対向配置し、陽極及び陰極の交点に複数の放電セルを構
成し、陰極及び陽極に電圧パルスを印加して放電を制御
する気体放電パネルの駆動方法において、直交対向配置
する複数の陰極と複数の陽極は、陰極が気体放電パネル
の垂直方向に配置され、陽極が気体放電パネルの水平方
向に配置されることを特徴とする。
【0029】本発明に係る気体放電パネルの駆動方法
は、複数の陽極と複数の陰極が、複数の走査陽極と複数
の表示陰極及び複数の補助陰極から構成され、走査陽極
と表示陰極の交点に複数の表示セルを形成し、走査陽極
と補助陰極の交点に複数の補助セルを形成するととも
に、走査陽極には、1行目からM(Mは1以上の整数)
行目に一定の走査周期で順次陽極走査パルスと陽極と位
相の異なる維持パルスが印加され、表示陰極には、陽極
走査パルスと同期したタイミングで表示データに従った
書込みパルスが印加されるものであってもよい。
【0030】本発明に係る気体放電パネルの駆動方法
は、複数の陽極と複数の陰極が、複数の走査陽極及び複
数の補助陽極と複数の表示陰極から構成され、走査陽極
と表示陰極の交点に複数の表示セルを形成し、補助陽極
と表示陰極の交点に複数の補助セルを形成するととも
に、走査陽極には、1行目からM(Mは1以上の整数)
行目に一定の走査周期で順次陽極走査パルスと陽極と位
相の異なる維持パルスが印加され、表示陰極には、陽極
走査パルスと同期したタイミングで表示データに従った
書込みパルスが印加されるものであってもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明に係る気体放電パネルの構
造及び駆動方法は、メモリ駆動方式のDC型PDΡに適
用することができる。
【0032】第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係る直流型気体放電パ
ネル(DC−PDP)の構造を示す図である。
【0033】図1において、1は直流型気体放電パネル
であり、直流型気体放電パネル1は背面ガラス10上に
所定数の走査陽極12を平行配置している。走査陽極1
2上に表示セル16及び補助セル14を形成するための
隔壁18を設けている。また、27は隔壁18上に設け
られたプライミング用空間(プライミングスリット)で
あり、補助セル14と表示セル16とを空間的に結び付
けている。
【0034】そして、赤(R)、緑(G)、青(B)の
蛍光体26を走査陽極12を露出させるようにして絶縁
石21に塗布している。蛍光体26の配列は1画素をR
GB3色ストライプとする構成になっている。
【0035】一方、前面ガラス20(画像表示面)上に
は表示陰極22及び補助陰極24が平行配置され、表示
陰極22と補助陰極24は2対1の割合で配置されてい
る。走査陽極12と表示陰極22の交点で、かつ隔壁1
8の囲まれた空間を表示セル16とし、走査陽極12と
補助陰極24の交点を補助セル14とする。
【0036】前面ガラス20及び背面ガラス10の電極
形成面を対向させしかも走査陽極12と表示陰極22、
補助陰極24が交差するように基板を位置合わせした状
態で、これら基板の外周部を図示しない気密封入部を介
して封着し、基板間の放電領域に放電用のガス媒体を閉
じ込めている。走査陽極12及び表示陰極22で生じる
放電により発生した紫外線で蛍光体26が発光する。
【0037】図2は上記直流型気体放電パネル1の略パ
ネル配線図である。
【0038】図2において、直流型気体放電パネル1
は、Μ行の走査陽極とN(M、Nは1以上の整数)列の
表示陰極を備えている。したがって、M行N列目の表示
セルは16MNとなる。また、L(Lは1以上の整数)列
の補助陰極も備えており、M行L列目の補助陽極は14
MLとなる。直流型気体放電パネル28を駆動するために
表示陰極221〜22Nを書込みパルス発生回路30に接
続し、補助陰極241〜24Lを補助パルス発生回路36
に接続する。走査陽極121〜12Mを陽極走査パルス及
び維持パルス発生回路38に接続する。
【0039】これら書込みパルス発生回路30、補助パ
ルス発生回路36及び走査パルス及び維持パルス発生回
路38は、以下に述べるようなパルスを発生して直流型
気体放電パネル1を駆動する。
【0040】以下、上述のように構成された直流型気体
放電パネル1に、本発明に係る駆動方法を適用する時の
動作を説明する。
【0041】図3は上記直流型気体放電パネル1の駆動
方法を示すタイミングチャートである。
【0042】図3に示すように、直流型気体放電パネル
1では、すべての補助陰極24に周期T(例えば、4μ
s)の補助パルスΡsc(振幅Vsc、パルス幅τs
c、振幅はマイナス電位の方向)が印加されている。ま
た、すべての走査陽極にはバイアス電圧Va(DC電
位、振幅Va、振幅はプラス方向)が印加されている。
【0043】走査陽極12には1行目からM行目まで補
助パルスΡscに同期したタイミングで陽極走査パルス
Ρascn(振幅Vascn、パルス幅τascn、振
幅はプラス電位の方向)が順次1行目からM行目へと印
加される。
【0044】走査陽極12と補助陰極24の交点に形成
されている補助セル14は、陽極走査パルスΡascn
が印加されるに従って順次1行目からΜ行目へと放電し
ていく。例えば、図3において1行目の走査陽極121
に陽極走査パルスPsacnが印加される期間T0〜T1
で1行目の補助セル1411〜141Lは放電する。この期
間T0〜T1で補助セル1411〜141Lには絶対電圧とし
て|Vascn|+|Va|+|Vsc|の電圧が印加
され放電が起きる。
【0045】補助陰極24には常に一定周期の補助パル
スΡscが印加されているが、陽極走査パルスΡasc
nが印加されない時は、絶対電圧|Va|+|Vsc|
しか補助セル14にかからないため放電は形成しない。
【0046】期間T0〜T1で1行目の補助セルは放電
し、その放電によって生成された荷電粒子等がプライミ
ングスリット27を介して隣接する1行目の表示セル1
611〜161Nに拡散する。この補助セルからのプライミ
ングによって、表示セル16は、表示データがある場合
放電を速やかに形成することができる。
【0047】次に、表示データの書込み(アドレス)に
ついて述べる。
【0048】表示データの書込みは、表示陰極22に陽
極走査パルスΡascnに同期した書込みパルスΡw
(振幅Vw、パルス幅τw、振幅はマイナス方向)を印
加することによって行う。例えば、表示セル1622に書
込み(アドレス)を行う時、図3の期間T2〜T3で表示
陰極222に書込みパルスΡwを印加する。この書込み
パルスΡwと陽極走査パルスPascnによって書込み
放電を行い、書込み(アドレス)する。
【0049】期間T2〜T3で2行目の走査陽極には陽極
走査パルスPascnが印加されるが、このとき表示陰
極222以外には書込みパルスが印加されないので表示
セル1622以外では書込み放電は起こらない。このよう
に選択的に表示セルを放電させることができる。書込み
放電を形成するとき表示セルには絶対電圧として|Va
scn|+|Va|+|Vw|が印加され書込み放電を
形成する。
【0050】ところで、気体放電は放電によって生じた
荷電粒子等が放電の停止後漸減していき、また、荷電粒
子等が存在する場合再放電しやすいといった性質を有し
ている。この性質を活かし、書込み放電の形成後、走査
陽極12には、維持パルスΡsp(振幅Vsp、パルス
幅τsp)が一定周期、一定期間印加され、放電を維持
する。書込み放電後再放電しやすい状態のうちに維持パ
ルスを印加するため書込み放電を形成するために必要な
電圧より低い電圧で放電を維持できる。維持パルスΡs
pは書込みパルスΡwを位相が異なるため、書込み動作
には影響はない。
【0051】例えば、図3において、表示セル1622で
書込み放電が起きた後、期間T4〜T5の維持パルスΡs
pが印加されるときに維持放電が起きる。維持放電を停
止する場合は、維持パルスΡspの印加を停止すればよ
い。維持放電が形成される時、表示セル16には絶対電
圧として|Vsp|+|Va|が印加される。
【0052】直流気体放電パネル1を一般的に駆動する
際の各パルスの振幅の例を以下に示す。
【0053】補助パルスΡsc振幅:−100(V) バイアス電圧Va:+150(V) 陽極走査パルスPascn及び維持パルスΡsp振幅:
100(V) 書込みパルスΡw振幅:−50(V) したがって、補助セル14が放電を形成する時、補助セ
ルに印加されている絶対電圧は100+150+100
=350(V)となり、表示セル16が書込み放電を形
成する時、表示セルに印加されている絶対電圧は50+
150+100=300Vとなり、維持放電を形成する
時、150+100=250(V)となる。
【0054】以上説明したように、第1の実施形態に係
る直流型気体放電パネル1は、背面ガラス10上に所定
数の走査陽極12を平行配置するとともに、走査陽極1
2上に表示セル16及び補助セル14を形成するための
隔壁18を設け、隔壁18上のプライミング用空間27
により補助セル14と表示セル16とを空間的に結び付
け、また前面ガラス20(画像表示面)上には表示陰極
22及び補助陰極24を平行配置し、さらに走査陽極1
2と表示陰極22の交点で、かつ隔壁18の囲まれた空
間を表示セル16とし、走査陽極12と補助陰極24の
交点を補助セル14とした構造を備え、走査陽極12に
は、1行目からM(Mは1以上の整数)行目に一定の走
査周期で順次陽極走査パルスPascnと陽極と位相の
異なる維持パルスPspが印加され、表示陰極22に
は、陽極走査パルスPascnと同期したタイミングで
表示データに従った書込みPwパルスが印加されるよう
にしたので、陰極面積を広くとることにより高輝度化を
図ることができる。
【0055】すなわち、放電セルの輝度を上げるために
は、放電電流を増やさなくてならない。気体放電パネル
は放電の形態で述べると、正規グロー領域を使用してい
るため陰極面積と放電電流は比例する。このため、陰極
面積を極力広くとることが必要になる。従来例のよう
に、走査電極に陰極を使用し、データ電極に陽極を使用
した場合、陰極面積が十分とれず、その結果、放電電流
を多く流すことができず高輝度化の達成が困難であっ
た。また、陰極面積を大きくしないまま、放電電流のみ
増加させると、放電の形態が正規グロー領域から、異常
グロー領域、そしてアーク放電へと移行し気体放電パネ
ルを破壊する可能性がある。
【0056】本実施形態で説明したように、走査電極1
2を陽極とし、データ電極を陰極とした場合、RGBス
トライプ配列の1セル(例えば、REDセル)の形状の
長手方向に陰極を形成することができ、陰極面積を広く
とることが可能である。この結果、高輝度化を達成する
ことが可能になる。
【0057】第2の実施形態 図4は本発明の第2の実施形態に係る直流型気体放電パ
ネルの構造を示す図である。なお、本実施形態の説明に
あたり前記図1に示す直流型気体放電パネルと同一構成
部分には同一符号を付している。
【0058】図4において、41は直流型気体放電パネ
ルであり、直流型気体放電パネル41は背面ガラス10
上に所定数の走査陽極42を平行配置している。図4に
は図示されていないが、走査陽極42には、各放電セル
1つ1つに対応するように電流制限抵抗43が走査陽極
42に直交するように櫛歯状に配置されている。
【0059】図5は陽極と電流制限抵抗部の詳細構造を
示す図である。
【0060】図5に示すように、走査陽極42を母線と
してY方向に電流制限抵抗43が放電セル毎に櫛歯状に
配置される。母線となる走査陽極42と電流制限抵抗4
3は、直接若しくは接続電極などを介して電気的に接続
される。そして母線と接続していない電流制限抵抗43
の他端は、陽極放電電極13と接続される。これら、走
査陽極42、電流制限抵抗43及び陽極放電電極13を
形成後、陽極放電電極13を露出させるように絶縁石2
1を形成する(図4)。
【0061】また、絶縁石21上に表示セル16及び補
助セル14を形成するための隔壁18を設けている。2
7は隔壁18上に設けられたプライミング用空間(プラ
イミングスリット)であり、補助セル14と表示セル1
6を空間的に結び付けている。そして、赤(R)、緑
(G)、青(B)の蛍光体26を走査陽極42を露出さ
せるようにして絶縁石21に塗布している。蛍光体26
の配列は1画素をRGB3色ストライプとする構成にな
っている。
【0062】一方、前面ガラス20上には表示陰極22
及び補助陰極24が平行配置され、表示陰極22と補助
陰極24は2対1の割合で配置されている。走査陽極4
2と表示陰極22の交点で、かつ隔壁18の囲まれた空
間を表示セル16とし、走査陽極42と補助陰極24の
交点を補助セル14とする。
【0063】前面ガラス20及び背面ガラス10の電極
形成面を対向させしかも走査陽極42と表示陰極22、
補助陰極24が交差するように基板を位置合わせした状
態で、これら基板の外周部を図示しない気密封入部を介
して封着し、基板間の放電領域に放電用のガス媒体を閉
じ込めている。走査陽極42及び表示陰極22で生じる
放電により発生した紫外線で蛍光体26が発光する。
【0064】第2の実施形態に係る直流型気体放電パネ
ル41の動作は、第1の実施形態と同じである。
【0065】以上説明したように、第2の実施形態に係
る直流型気体放電パネル41は、背面ガラス10上に所
定数の走査陽極42を平行配置するとともに、走査陽極
42を母線としてY方向に電流制限抵抗43を放電セル
毎に櫛歯状に配置し、母線と接続していない電流制限抵
抗43の他端は、陽極放電電極13に接続するように構
成したので、以下のような効果を得ることができる。
【0066】各セル毎に設けられている電流制限抵抗
は、背面板に造り込まなくてはならず、しかも放電セル
1つ1つに設ける必要がある。1つ1つの抵抗値は60
0〜700kΩと大きく、しかも均一性が要求されるた
め、電流制限抵抗の長さをある程度確保する必要があ
る。従来例のように陰極を走査電極、陽極をデータ電極
とし、十分な抵抗長をとるためには、前記文献のよう
に、陽極バスラインと電流制限抵抗を平行に配置する
か、陽極バスライン上に誘電体層を介して抵抗を積層す
る方法が考えられる。このとき、陽極バスラインと電流
制限抵抗を介した陽極放電電極は、誘電体を介して非常
に近い位置に配置される。このため、誘電体上のピンホ
ール等で、放電セルで起きる放電が、電流制限抵抗を介
さず陽極バスラインと直接放電し(陰極と陽極バスライ
ンが放電する)、その結果放電電流が制限されず大電流
が流れ気体放電パネルが破壊されることがある。これを
避けるために、陽極バスラインと陽極放電電極の間の誘
電体層は厚く、かつピンホール等の欠陥がないようにし
なければならない。
【0067】本実施形態の構成にすれば、走査電極42
を陽極にすることによって、長い距離の電流制限抵抗4
3を、走査陽極42と直交する方向で形成することがで
き、その結果、陽極バスラインと陽極放電電極の距離を
十分保つことができ、電流制限抵抗を介さずに放電する
確率は格段に低くなる。このため、陽極バスラインと陽
極放電電極の間の誘電体層のプロセスコントロールが容
易になり、歩留まりが向上し低コスト化を図ることがで
きる。
【0068】第3の実施形態 図6は本発明の第3の実施形態に係る直流型気体放電パ
ネルの構造を示す図である。なお、本実施形態の説明に
あたり前記図1及び図4に示す直流型気体放電パネルと
同一構成部分には同一符号を付している。
【0069】図6において、51は直流型気体放電パネ
ルであり、直流型気体放電パネル51は背面ガラス10
上に所定数の所定数の走査陽極52と補助陽極17を平
行配置する。走査陽極52と補助陽極17は2対1の割
合で設けられている。走査陽極52及び補助陽極17上
に表示セル16及び補助セル14を形成するための隔壁
18を設けている。27は隔壁18上に設けられたプラ
イミング用空間(プライミングスリット)であり、補助
セル14と表示セル16を空間的に結び付けている。そ
して、赤(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体26を走
査陽極52を露出させるようにして絶縁石21に塗布し
ている。蛍光体26の配列は1画素をRGB3色ストラ
イプとする構成になっている。
【0070】一方、前面ガラス20上には表示陰極22
が平行配置されている。走査陽極52と表示陰極22の
交点で、かつ隔壁18の囲まれた空間を表示セル16と
し、補助陽極17と表示陰極22の交点を補助セル14
とする。
【0071】前面ガラス20及び背面ガラス10の電極
形成面を対向させしかも走査陽極52、補助陽極17と
表示陰極22が交差するように基板を位置合わせした状
態で、これら基板の外周部を図示しない気密封入部を介
して封着し、基板間の放電領域に放電用のガス媒体を閉
じ込めている。走査陽極52及び表示陰極22で生じる
放電により発生した紫外線で蛍光体26が発光する。
【0072】図7は上記直流型気体放電パネル51の略
パネル配線図であり、前記図2の直流型気体放電パネル
1の略パネル配線図に対応する。
【0073】図7において、直流型気体放電パネル51
は、M行の走査陽極とN(M、Nは1以上の整数)列の
表示陰極を備えている。したがって、M行N列目の表示
セルは16MNとなる。また、L(Lは1以上の整数)行
の補助陰極も備えている。したがって、L行N列目の補
助セルは14LNとなる。直流型気体放電パネル51を駆
動するために表示陰極221〜22Nを書込みパルス発生
回路30と接続し、補助陽極171〜17Lをバイアス/
補助パルス発生回路53に接続する。走査陽極521〜
52Mを陽極走査パルス及び維持パルス発生回路54に
接続する。
【0074】これら書込みパルス発生回路30、バイア
ス/補助パルス発生回路53及び走査パルス及び維持パ
ルス発生回路54は、以下に述べるようなパルスを発生
して直流型気体放電パネル51を駆動する。
【0075】以下、上述のように構成された直流型気体
放電パネル51に、本発明に係る駆動方法を適用する時
の動作を説明する。
【0076】図8は上記直流型気体放電パネル51の駆
動方法を示すタイミングチャートである。
【0077】図8に示すように、直流型気体放電パネル
51では、すべての補助陽極17にバイアス電圧Vsa
b(DC電位、振幅Vsab)、そしてすべての表示陰
極にはバイアス電圧Vkb(DC電位、振幅Vkb、振
幅はマイナス方向)が印加されている。したがって、定
常的に補助セル14では放電が形成される。補助セル1
4で起きた放電によって生成された荷電粒子等はプライ
ミングスリット2を介して表示セルに拡散し、表示セル
の放電を速やかに形成させる。
【0078】走査陽極52には1行目からM行目まで一
定の走査周期(周期T)で陽極走査パルスPascn
(振幅Vascn,パルス幅τascn、振幅はプラス
電位の方向)が順次1行目からM行目へと印加される。
【0079】表示データの書込み(アドレス)について
は、表示陰極22に陽極走査パルスΡascnに同期し
た書込みパルスPw(振幅Vw、パルス幅τw、振幅は
マイナス方向)を印加することによって行う。例えば、
表示セル1622に書込み(アドレス)を行う時、図8の
期間T0〜T1で表示陰極222に書込みパルスΡwを印
加する。補助セル14は定常的に放電するため、補助セ
ル14の放電を種火として、書込みパルスΡwと陽極走
査パルスΡascnによって速やかに書込み放電を行
い、書込み(アドレス)する。
【0080】期間T0〜T1で2行目の走査陽極には陽極
走査パルスΡascnが印加されるが、このとき表示陰
極222以外には書込みパルスが印加されないので表示
セル1622以外では書込み放電は起こらない。
【0081】このように選択的に表示セルを放電させる
ことができる。書込み放電を形成するとき表示セルには
絶対電圧として|Vascn|+|Vkb|+|Vw|
が印加され書込み放電を形成する。
【0082】ところで、気体放電は放電によって生じた
荷電粒子等が放電の停止後漸減していき、また、荷電粒
子等が存在する場合再放電しやすいといった性質を有し
ている。この性質を活かし、書込み放電の形成後、走査
陽極52には、維持パルスΡsp(振幅Vsp、パルス
幅τsp)が一定周期、一定期間印加され、放電を維持
する。書込み放電後再放電しやすい状態のうちに維持パ
ルスを印加するため書込み放電を形成するために必要な
電圧より低い電圧で放電を維持できる。維持パルスPs
pは書込みパルスΡwと位相が異なるため、書込み動作
には影響はない。
【0083】例えば、図8において、表示セル1622で
書込み放電が起きた後、期間T2〜T3の維持パルスΡs
pが印加されるときに維持放電が起きる。維持放電を停
止する場合は、維持パルスΡspの印加を停止すればよ
い。維持放電が形成される時、表示セル16には絶対電
圧として|Vsp|+|Vkb|が印加される。また、
補助陽極17には、走査周期Tと比較して非常に大きい
周期のパルスを印加してもよい。
【0084】直流気体放電パネル51を一般的に駆動す
る際の各パルスの振幅の例を以下に示す。
【0085】補助陽極バイアス電圧Vsab:150
(V) 陰極バイアス電圧Vkb:−150(V) 陽極走査パルスΡascn及び維持パルスΡsp振幅:
100(V) 書込みパルスPw振幅:−50(V) したがって、補助セル14には常時150+150=3
00(V)印加され放電を形成して表示セル16が書込
み放電を形成する時、表示セルに印加されている絶対電
圧は50+150+100=300Vとなり、維持放電
を形成する時、150+100=250(V)となる。
【0086】以上説明したように、第3の実施形態に係
る直流型気体放電パネル51は、背面ガラス10上に所
定数の所定数の走査陽極52と補助陽極17を平行配置
するとともに、前面ガラス20上には表示陰極22を平
行配置し、走査陽極52と表示陰極22の交点で、かつ
隔壁18の囲まれた空間を表示セル16とし、補助陽極
17と表示陰極22の交点を補助セル14とした構造を
備え、走査陽極52には、1行目からM(Mは1以上の
整数)行目に一定の走査周期で順次陽極走査パルスPa
scnと陽極と位相の異なる維持パルスPspが印加さ
れ、表示陰極22には、陽極走査パルスPascnと同
期したタイミングで表示データに従った書込みPwパル
スが印加されるようにしたので、従来例と比較して取り
出し電極の本数を低減することができ、低コスト化を図
ることができる。
【0087】例えば、VGAクラスの表示を考えた場
合、RGBの画素数は640×480でセル数は(64
0×3)×480となる。
【0088】従来技術であるRGGBモザイク配列と本
実施形態の取り出し電極数の比較結果は表1に示され
る。表1はVGA画像を完全に再現するために必要な取
り出し電極数を示している。
【0089】
【表1】
【0090】表1からも明らかなように、本実施形態で
は、従来例と比較して電極本数を低減することができ、
低コスト化が可能となる。
【0091】このような特長を有する直流型気体放電パ
ネルを、メモリ駆動方式のDC型PDΡに応用すると、
高輝度化を実現できるとともに、低コスト化を図ること
ができる。
【0092】なお、上記各実施形態では、メモリ機能を
有するDC型PDΡについて適用した例であるが、複数
の陽極及び複数の陰極を放電ガスを介して直交対向配置
し、陽極及び陰極によって複数の放電セルを構成するも
のであればどのような直流型気体放電パネルにも適用で
きることは言うまでもない。
【0093】また、上記各実施形態では、各パルスの振
幅や電圧を例示して説明したが、これらは一例であって
上記値に限定されず、最適な値が決定されるのは言うま
でもない。また、図3及び図8に示す駆動タイミングは
一例であることは勿論である。
【0094】さらに、上記直流型気体放電パネル、表示
セル、補助セル、各回路等を構成する各種電極等の種
類、接続数、接続形態などは上述の実施形態に限られな
いことは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】本発明に係る気体放電パネルの駆動方法
では、直交対向配置する複数の陰極と複数の陽極は、陰
極が気体放電パネルの垂直方向に配置され、陽極が気体
放電パネルの水平方向に配置されるようにしたので、陰
極面積を広くとることにより高輝度化を図ることがで
き、陽極バスラインと陽極放電電極の間の誘電体層のプ
ロセスコントロールを容易にして歩留まりを向上し低コ
ストを図ることができる。また、取り出し電極の本数を
低減することができ、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施形態に係る直流型気
体放電パネルの構造を示す図である。
【図2】上記直流型気体放電パネルの略パネル配線図で
ある。
【図3】上記直流型気体放電パネルの駆動方法を示すタ
イミングチャートである。
【図4】本発明を適用した第2実施形態に係る直流型気
体放電パネルの構造を示す図である。
【図5】上記直流型気体放電パネルの陽極と電流制限抵
抗部の詳細構造を示す図である。
【図6】本発明を適用した第3実施形態に係る直流型気
体放電パネルの構造を示す図である。
【図7】上記直流型気体放電パネルの略パネル配線図で
ある。
【図8】上記直流型気体放電パネルの駆動方法を示すタ
イミングチャートである。
【図9】従来の直流型気体放電パネルの構造を示す図で
ある。
【図10】従来の直流型気体放電パネルの略パネル配線
図である。
【図11】従来の直流型気体放電パネルの駆動方法を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,41,51 直流型気体放電パネル、10 背面ガ
ラス、12,121〜12M,42,52,521〜52M
走査陽極、14,1411〜14M 補助セル、13
陽極放電電極、16,1611〜16MN 表示セル、18
隔壁、20前面ガラス(画像表示面)、22,221
〜22N 表示陰極、24,241〜24L 補助陽極、
26 蛍光体、27 プライミング用空間(プライミン
グスリット)、43 電流制限抵抗、30 書込みパル
ス発生回路、36 補助パルス発生回路、38,54
陽極走査パルス及び維持パルス発生回路、53 補助バ
イアス/補助パルス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手呂内 雄二 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の陽極及び複数の陰極を放電ガスを
    介して直交対向配置し、陽極及び陰極の交点に複数の放
    電セルを構成し、陰極及び陽極に電圧パルスを印加して
    放電を制御する気体放電パネルにおいて、 直交対向配置する前記複数の陰極と前記複数の陽極は、 前記陰極が気体放電パネルの垂直方向に配置され、前記
    陽極が気体放電パネルの水平方向に配置されることを特
    徴とする気体放電パネル。
  2. 【請求項2】 前記複数の陰極は、画像表示面上に配置
    されることを特徴とする請求項1記載の気体放電パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記複数の陽極と前記複数の陰極は、 複数の走査陽極と複数の表示陰極及び複数の補助陰極か
    ら構成され、 前記走査陽極と前記表示陰極の交点に複数の表示セルを
    形成し、前記走査陽極と前記補助陰極の交点に複数の補
    助セルを形成することを特徴とする請求項1記載の気体
    放電パネル。
  4. 【請求項4】 前記複数の陽極と前記複数の陰極は、 複数の走査陽極及び複数の補助陽極と複数の表示陰極か
    ら構成され、 前記走査陽極と前記表示陰極の交点に複数の表示セルを
    形成し、前記補助陽極と前記表示陰極の交点に複数の補
    助セルを形成することを特徴とする請求項1記載の気体
    放電パネル。
  5. 【請求項5】 前記複数の陽極には、該陽極を母線と
    し、各セルに対応するように該陽極に対し垂直方向に櫛
    歯状に電流制限抵抗を配置したことを特徴とする請求項
    1、2、3又4の何れかに記載の気体放電パネル。
  6. 【請求項6】 複数の陽極及び複数の陰極を放電ガスを
    介して直交対向配置し、陽極及び陰極の交点に複数の放
    電セルを構成し、陰極及び陽極に電圧パルスを印加して
    放電を制御する気体放電パネルの駆動方法において、 直交対向配置する前記複数の陰極と前記複数の陽極は、 前記陰極が気体放電パネルの垂直方向に配置され、前記
    陽極が気体放電パネルの水平方向に配置されることを特
    徴とする気体放電パネルの駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の陽極と前記複数の陰極は、 複数の走査陽極と複数の表示陰極及び複数の補助陰極か
    ら構成され、 前記走査陽極と前記表示陰極の交点に複数の表示セルを
    形成し、前記走査陽極と前記補助陰極の交点に複数の補
    助セルを形成するとともに、 前記走査陽極には、1行目からM(Mは1以上の整数)
    行目に一定の走査周期で順次陽極走査パルスと前記陽極
    と位相の異なる維持パルスが印加され、 前記表示陰極には、前記陽極走査パルスと同期したタイ
    ミングで表示データに従った書込みパルスが印加される
    ことを特徴とする請求項6記載の気体放電パネルの駆動
    方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の陽極と前記複数の陰極は、 複数の走査陽極及び複数の補助陽極と複数の表示陰極か
    ら構成され、 前記走査陽極と前記表示陰極の交点に複数の表示セルを
    形成し、前記補助陽極と前記表示陰極の交点に複数の補
    助セルを形成するとともに、 前記走査陽極には、1行目からM(Mは1以上の整数)
    行目に一定の走査周期で順次陽極走査パルスと前記陽極
    と位相の異なる維持パルスが印加され、 前記表示陰極には、前記陽極走査パルスと同期したタイ
    ミングで表示データに従った書込みパルスが印加される
    ことを特徴とする請求項6記載の気体放電パネルの駆動
    方法。
JP9338819A 1997-12-09 1997-12-09 気体放電パネル及びその駆動方法 Withdrawn JPH11176338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100683770B1 (ko) * 2005-04-26 2007-02-20 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널

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