JP2887550B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2887550B2
JP2887550B2 JP5019490A JP1949093A JP2887550B2 JP 2887550 B2 JP2887550 B2 JP 2887550B2 JP 5019490 A JP5019490 A JP 5019490A JP 1949093 A JP1949093 A JP 1949093A JP 2887550 B2 JP2887550 B2 JP 2887550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、湿式現像方式による画
像形成方法に関し、さらに詳しくは液体現像剤により形
成されたトナー画像を吸油剤により処理する画像形成方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法における湿式現像方式として
は、感光体上に帯電および画像露光を行って静電潜像を
形成し、これを液体現像剤、例えば、脂肪族炭化水素キ
ャリア液中に、樹脂及び着色剤を主成分とするトナー粒
子を分散して構成されたもので現像し、得られたトナー
画像を転写紙上に転写、定着することにより画像を形成
する方法が一般的方法として知られている。図1にその
代表的な装置の概略の構成を示す。感光体101に帯電
コロトロン102で一様帯電させ、露光器103で画像
露光して静電潜像を形成し、次いで現像器104に収容
されている液体現像剤と接触させて静電潜像を顕像化さ
せる。形成されたトナー像は、次いで転写紙106に転
写コロトロン107によって転写され、定着器108に
よって定着される。感光体101に残留する電荷および
トナーは、イレーズランプ109、クリーニングロール
110およびクリーニングブレード111によって除去
され、次のサイクルのために準備される。なお、105
はメタリングロールである。
【0003】感光体として酸化亜鉛、酸化チタン等の光
導電材料を塗工した感光紙や感光フイルムを用いる場合
は、上記の方法における転写工程を省略して、現像した
後、形成されたトナー像を直接感光体上に定着してもよ
い。また感光体を用いずに、電気入力により誘電体上に
静電潜像を形成する静電記録方式等の現像手段として液
体現像剤を用いる場合も上記と同様に転写定着が行われ
る。湿式現像方式は、サブミクロンから数μm程度のト
ナー微粒子を上記の如く脂肪族炭化水素等の高電気抵抗
率キャリア液中に分散し、主に電気泳動の原理によって
静電潜像を現像する。それ故、数μm以上のトナー粒子
を用いる乾式現像方式よりも高解像度の画質が得られや
すいという特長を持っている。メトカルフェが公表した
初期の二つの文献(K.A.Metcalfe:J.S
ci,Instrum.,32,74(1955)、お
よびibid.,33,194(1956))には、液
体現像剤には、顔料として、カーボンブラック、酸化マ
グネシウムを始め、多くの有機無機顔料類が、またキャ
リア液として、ガソリン、ケロシン、四塩化炭素等が使
用できる旨記載されている。
【0004】またメトカルフェの初期の頃の特許公報に
は、同じくキャリア液としてハロゲン系炭化水素(特公
昭35−5511号公報)、ポリシロキサン(特公昭3
6−14872号公報)、リグロイン及びこれらの石油
炭化水素との混合(特公昭38−22343号、同43
−13519号公報)等が使用できる旨記載されてい
る。またトナー製造法に関する特許の中にも、キャリア
液に関する多くの記載がある(代表的なものとして、特
公昭40−19186号公報,特公昭45−14545
号公報,特公昭56−9189号公報等があげられ
る。)。これら文献には、キャリア液(トナー粒子重合
時の分散媒を兼ねる場合がある。)として、トルエン、
キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素、エステル、ア
ルコール、n−ヘキサン、イソドデカン、エクソン化学
のアイソパーH,G,L,V等の脂肪族炭化水素等が使
用できることが記載されている。しかしながら、これら
従来提案されているキャリア液は、殆どが蒸気圧の高い
有機溶媒系キャリアであるために、(i)定着時等に排
出されるキャリア液蒸気が環境汚染を引き起こしやす
い、(ii)引火しやすいという問題をかかえている。
【0005】これらの問題点に対して、例えばキャリア
液蒸気の発生を防止するために、キャリア液に蒸気圧の
低い炭化水素系の石油溶媒を用いることが提案されてい
る。しかしながら、蒸気圧を低くする目的で、炭化水素
の分子量を増加させると、一般にキャリア液の粘度が上
昇し、現像速度に悪影響を及ぼす結果となる。またキャ
リア液の融点が室温近傍まで上昇し、液体現像剤として
使用するには常時加熱が必要となり、省エネルギー、熱
汚染、現像液の劣化等の点で好ましくないという欠点を
持つ。
【0006】また、低蒸気圧キャリア液を使用した液体
現像剤を用いると、転写紙上に現像、転写した過剰キャ
リア液が蒸発せずに紙中に浸透するため、非画像部が透
明化したり、キャリア液によるシミ状のノイズが発生し
やすいという画質上の問題点がある。
【0007】これらの問題点に対して、トナー粒子内部
に油凝固剤を添加し、定着の熱により吸油する液体現像
剤が提案されている(特開昭62ー49363号公
報)。しかしながら、この場合、吸油可能なキャリア液
はトナー画像近傍のキャリア液に限られ、転写紙上のす
べての領域のキャリア液を満足に吸油することができな
い。さらにこの特許公報に記載の油凝固剤は、一般にト
ナーバインダーに溶解しないため、トナー定着像の強度
が低下し、あるいはトナーの帯電性に影響を及ぼす結果
となる。さらに、吸油により解像度が低下してしまうと
いう問題点もあり、いまだ満足な結果が得られていな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
提案されている液体現像剤用のキャリア液については、
昨今の環境規制に対して十分満足できるものや、あるい
はシステムとして液体現像剤を用いる方式の複写機やプ
リンターから排出されるキャリア液の量を低減するため
の根本的な手段は未だ得られていないのが現状である。
【0009】本発明の目的は、上記のごとき問題点ある
いは不都合点をもたらすことなく、液体現像剤を用いる
複写機あるいはプリンターから排出されるキャリア液の
量が低減し、また火災の危険性が少ない画像形成方法を
提供することにある。本発明の他の目的は、低蒸気圧キ
ャリア液を使用する際の、用紙非画像部の透明化現象
や、キャリア液によるシミ状のノイズの発生という問題
のない画像形成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、複写機あ
るいはプリンターから排出されるキャリア液量を低減さ
せ、環境にやさしい液体現像剤を得るために鋭意検討の
結果、トナー画像中に含まれるキャリア液を、低密度に
架橋したアクリル系の樹脂、あるいは低密度に架橋した
ノルボルネン系の樹脂等の吸油性のポリマーと接触させ
ることにより、固化せしめ、それらを回収することによ
り、複写機あるいはプリンターから排出される溶剤蒸気
量の大幅な低減が行われることを見いだし、本発明の完
成に至った。
【0011】本発明の画像形成方法の一つは、潜像保持
体上に形成された静電潜像をキャリア液を用いた液体現
像剤によって現像する工程、形成されたトナー画像を吸
油剤と接触させてキャリア液を除去する工程を含むこと
を特徴とする。本発明の画像形成方法の他の一つは、潜
像保持体上に形成された静電潜像をキャリア液を用いた
液体現像剤によって現像する工程、形成されたトナー画
像を転写材に転写する工程、転写されたトナー画像を吸
油剤と接触させてキャリア液を除去する工程を含むこと
を特徴とする。本発明の画像形成方法のさらに他の一つ
は、潜像保持体上に形成された静電潜像をキャリア液を
用いた液体現像剤によって現像する工程、形成されたト
ナー画像を吸油剤を含有する基体に転写する工程を含む
ことを特徴とする。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。まず、本
発明において用いる吸油剤について説明する。油状物を
吸収する吸油性材料については、古くは不織布等が利用
されているが、最近では新素材の開発も進められてお
り、本発明においては、これら公知のものが吸油剤とし
て使用できる。吸油性材料を吸油の原理に従って分類す
ると以下の3種類になる。第1のものは、例えば特開昭
49−30382号公報、特開昭49−128891号
公報、特開昭50−29478号公報、特開昭51−6
243号公報、特開昭52−76287号公報、特公昭
57−2364号公報、特開昭53−99274号公
報、特開昭54−47887号公報、特公昭60−80
33号公報、特開昭54−100572号公報、特開昭
54−159387号公報、特公昭61−33602号
公報、特開昭57−101035号公報、特開昭58−
199041号公報、特開昭62−49914号公報等
に記載のピートモス、ポリプロピレン不織布マット、カ
ボット繊維、クレー、活性炭、セライト等に代表される
繊維、或いは無機および有機多孔質体の空隙に、油を毛
細管現象で物理吸収させるもの、第2のものは、化学工
業日報;1990年4月25日号(カクイ/オルガ
ノ)、日経産業新聞;1991年5月29日号、特開平
1−270992号公報等に記載の金属石鹸、12−ヒ
ドロキシステアリン酸、N−アシルアミノ酸アミドおよ
びエステル、ジベンジリデンD−ソルビトールのよう
に、油中で低分子ゲル化剤同士がネットワークを形成
し、油を増粘ゲル化させるもの、第3のものは、油をポ
リマー内部に取り込んで自身が膨潤するもので油、溶媒
と高い親和力のある低架橋重合体から成り立っているも
のである。
【0013】本発明においては、これら公知の材料すべ
てを使用することができるが、効果的にキャリア液を吸
油し、またキャリア液の蒸発速度を制御できる吸油性材
料としては、第3に分類したゲル膨潤型吸油性のポリマ
ーが好適である。吸油性のポリマーの具体例としては、
これまでにいくつか報告されている合成樹脂系吸油剤を
用いることができるが、以下の特定の化学構造を有する
アクリル系、ノルボルネン系の樹脂が特に都合よく使用
できる。
【0014】より具体的には、例えば特開昭45−27
081号公報、特開昭50−15882号公報、特開昭
50−59486号公報等に示されるものを挙げること
ができ、例えば、t−ブチルメタクリレートまたはネオ
ペンチルメタクリレート、およびこれ等と共重合可能な
スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、メタ
クリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、塩化ビニル、酢酸ビニル等の
ビニルモノマーの混合物を、1分子あたり少なくとも二
個の不飽和基を有する交叉結合剤、例えば、ジビニルベ
ンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジ(メタ)アクリルフタレート、ジ(メタ)アリルマレ
レート等の存在下で共重合した化合物をあげることがで
きる。
【0015】また特開平3−221582号公報に示さ
れる下記一般式で示される一個の重合性不飽和基を有す
る炭素数10から16の一価脂肪族炭アルコールの(メ
タ)アクリレートと、 CH2 =CR1 −COOR2 (式中、R1 は水素またはメチル基を表わし、R2 は炭
素数10ないし16の脂肪族炭化水素基を表わす。)分
子鎖中に少なくとも二個の重合性不飽和基を持つ架橋性
モノマー成分、例えばエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート
等とからなる自己膨潤性の(メタ)アクリレート系ポリ
マーを等を用いることができる。式中、R2 の炭素数は
10ないし16であることが望ましいが、その理由は、
炭素数が10より小さいと、吸油性能の不十分な架橋重
合体しか得られなく、また16より大きいと、側鎖同士
の結晶性が高いため常温での吸油性能が著しく低い架橋
重合体しか得られないからである。
【0016】さらにまた、低密度に架橋したポリノルボ
ルネン系の吸油剤を用いることができる。(特公昭45
−27081号公報)
【0017】これらの樹脂がキャリア液を吸油あるいは
保油する機能を発揮する本質的な理由は、キャリア液と
親和性のあるモノマーが低密度に架橋した構造をとるこ
とであると考えられる。そして樹脂と包合されるキャリ
ア液からなるゲルのさまざまな構造が、キャリア液を吸
収して膨潤したり、ゲルが含んでいるキャリア液を排出
して収縮する特性を支配すると考えられる。たとえば、
高分子ゲルを構成するモノマーの化学構造や立体構造、
また架橋点間の分子量や分子量分布、共有結合かイオン
結合か等の架橋点の構造、ポリマーが架橋されているこ
とによる網目鎖濃度の場所による不均一性等が上記特性
を支配すると考えられる。いずれにしても吸油性、保油
力を大きく発現するためには、キャリア液中におけるポ
リマーの膨潤度を大きい方向に持ってゆく必要があり、
架橋度をあまり大きくして固体状のリジッドな形態にな
っては好ましくない。すなわち、キャリア液に溶解して
液状を呈する少し手前の状態の、架橋密度の小さい方が
がよいと考えられる。
【0018】本発明に用いられる吸油性のポリマーは、
そのままトナー像に接触させたり、あるいは、種々の形
態に加工して用いてもよい。例えば、これら吸油性のポ
リマー粒子を布に散布あるいは、塗布してトナー画像に
接触させて用いてもよい。
【0019】本発明は、先ず、潜像保持体上に形成され
た静電潜像をキャリア液を用いた液体現像剤によって現
像するが、この工程は公知の方法で実施することができ
る。次いで、(1)形成されたトナー画像を吸油剤と接
触させてキャリア液206を除去するか、(2)形成さ
れたトナー画像を転写材に転写し、転写されたトナー画
像を吸油剤と接触させてキャリア液を除去するか、また
は(3)形成されたトナー画像を吸油剤を含有する基体
に転写することによって、画像が形成される。以下に、
吸油剤として上記吸油性のポリマーを使用する場合の具
体的な方法について述べる。
【0020】先ず、第1の方法として、光導電性感光紙
上に直接現像した後のトナー画像(現像像)、あるいは
電子写真感光体上から中間転写体上或いは転写紙上に転
写したトナー画像(転写像)に、これら吸油性のポリマ
ーを直接カスケードさせてトナー像中の余剰キャリアを
直接吸油する方法がある。この方法は、特に感光体上の
トナー画像上を吸油することにより、紙へのキャリア液
付着が減少でき、より良好な画像を得ることができるの
で好ましい。吸油後のポリマーは回収され必要に応じて
ポリマー中からキャリア液を回収して再利用することも
可能である。
【0021】図2はこの方法を説明する図であって、基
材201上に、トナー像202が形成された感光紙また
は転写紙203を載せ、その上に吸油性のポリマー粒子
204を容器205からカスケードさせて、トナー像内
および感光紙または転写紙表面に存在するキャリア液2
06を吸油させる。吸油したポリマー粒子は回収トレイ
207に回収する。
【0022】第2の方法として、例えば図3に示すよう
な装置を用い、粒子状の吸油性のポリマーをロール表面
に供給、搬送し、ブレードで規制してポリマー層を形成
させる。これを現像像や転写像に接触させてキャリア液
を吸引する方法である。吸油性のポリマーは、キャリア
液を吸油した後は、自己膨潤して体積が大きく増加する
特性を示す。これによりポリマーの流動性が向上した
り、あるいはポリマー同士の凝集力が低下して回収再生
する際のハンドリングが容易となる。図5(a)および
(b)は、吸油する前の吸油性のポリマー粒子の顕微鏡
写真(倍率:80倍)であり、図6(a)および(b)
は吸油した後の吸油性のポリマー粒子の顕微鏡写真(倍
率:80倍)である。なお、これら写真の場合、キャリ
ア液としてアイソパ−L(エクソン化学社製)、吸油性
ポリマーとして後記実施例1に使用のものを用い、キャ
リア液:吸油性ポリマー=1:1(重量比)の条件下で
吸油させたものである。
【0023】図3は、この方法を実施するための装置の
概略構成を説明する図であって、ホッパー301内に回
転可能に載置された表面に凹凸を有する搬送ロール30
2の表面に、ブレード303によって吸油性のポリマー
粒子304を層状に形成して搬送させ、これを基材30
5の上に載置されたトナー像306を保持する感光紙ま
たは転写紙307と接触させ、トナー像内および感光紙
または転写紙表面に存在するキャリア液308を吸油さ
せる。吸油して膨潤したポリマー粒子304aは、排出
口309から排出されて図示しない回収装置に送られ、
回収される。なお、310はスクレーパーであって、吸
油後のポリマー粒子を搬送ロールから分離して、吸油前
のポリマー粒子と隔離する作用をする。
【0024】また、第3の方法として、吸油性のポリマ
ー自体からなるか、または吸油性ポリマーを散布または
塗布処理したフィルム、布、スポンジ等を、現像像や転
写像に接触させて過剰なキャリア液を吸油、回収する方
法である。余剰なキャリアを吸油性のポリマーで処理す
る前にスクイーズロール、ブレード、スポンジ、フェル
ト、エアナイフ、吸引法等であらかじめ機械的に余剰キ
ャリアを減少させておくとより効率的な処理が可能とな
る。図4は、この方法を説明するためのものであって、
吸油性のポリマーを散布もしくは塗布処理したフィルム
またはウエブ401が、スクロール402および403
の間でコンタクトロール404を経由して巻き取られる
ように構成されており、このフィルムまたはウエブ40
1を、コンタクトロールによって基材405の上に載置
されたトナー像406を保持する感光紙または転写紙4
07と接触させ、トナー像内および感光紙または転写紙
表面に存在するキャリア液408を吸油させる。
【0025】さらに第4の方法としては、最終画像とな
る転写紙、OHPフイルム等の基体上に、あらかじめこ
れら吸油性のポリマーを散布或いは塗布処理して、基体
に吸油性のポリマーを含有させておき、現像によって形
成されたトナー像をこれら基体上に転写して定着画像を
作成する方法である。
【0026】上記したいずれの方法においても、自己吸
油性のポリマーを使用することができるが、自己吸油性
のポリマーは、従来廃油や漏油の処理に用いられている
吸油剤に比して、次のような特長を有している。すなわ
ち、従来から廃油や漏油の処理に用いられているもみが
ら、わら、パルプ、ビート、綿等の天然植物系吸油剤、
石炭、シリカ、バーライト等の無機多孔質粉体を撥水処
理した無機系吸油剤、ポリプロピレン繊維、ポリエチレ
ン繊維、ポリスチレン繊維等の合成繊維系吸油剤、発泡
ポリウレタンフォーム等の発泡樹脂系吸油剤等が、その
材質中に存在する空隙または細孔に油を吸着保持するの
に対して、自己吸油性のポリマーは、架橋ポリマー鎖の
ネットワーク中に油を取り込みゲルを作成する為に、複
写機、あるいはプリンター内で使用する際に、次の特長
を有する。(i)トナー像に接した後、自発的に余剰キ
ャリア吸油性化ゲル化することができる。(ii)室温で
もトナー画像中の過剰キャリアは吸油性のポリマーに容
易に吸収されるが、熱定着等の外部からの加熱によって
更にこの吸油性、ゲル化性を促進させることができる。
(iii )ゲル化後キャリア液の蒸発速度は大きく低下
し、実質的にプリント画像からのキャリア液の蒸発、排
出を防止できる。また前述の空隙、細孔に油、溶媒を吸
着保持する従来の吸油性材料や水素結合等のネットワー
ク形成後のゲル化剤と異なり、加圧等の力学的なストレ
スではキャリア液が吸油性のポリマーから放出されるこ
とがないので、極めて安定かつ効率的にキャリア液排出
が防止できるという大きな特徴を有する。以上の作用機
構により複写機、プリンター等から排出されるキャリア
液の排出量の低減化や、プリント後のキャリア液の蒸発
防止に対しても有効である。
【0027】本発明において、これら吸油性のポリマー
等の吸油剤を用い吸油、ゲル化させることの可能なキャ
リア液には、従来公知のものが使用できる。例えばエク
ソン社製アイソパーH、G、L、M、V等の分岐鎖状脂
肪族炭化水素、或いは同じくエクソン社製のノルパー1
4、15、16等の直鎖脂肪族炭化水素類等、高絶縁性
のイソパラフィン、ノルマルパラフィン等の炭化水素系
のオイルを使用することができる。更にはn−ウンデカ
ン、n−ドデカン、n−トリデカン、n−テトラデカ
ン、n−ペンタデカン、nーヘキサデカン、nーヘプタ
デカン、nーオクタデカン、n−ノナデカン等のより高
分子のワックス状炭化水素、それらのハロゲン化物、フ
ルオロカーボン類があげられる。更にはシクロヘキサ
ン、デカリン、アルキルナフタリン、アルキルジフェニ
ル、ジフェニルエーテル等の芳香族炭化水素類のオイル
も使用することができる。
【0028】また、シリコーンオイルとして代表的なジ
メチルシリコーン、ジメチルシリコーンの一部がフェニ
ル基置換されているフェニルメチルシリコーン、または
クロロフェニル基、長鎖アルキル基、トリフロロアルキ
ル基、アミノ基、カルボキシル基、水酸基等を含んだ変
性シリコーンオイルを使用することができる。さらにま
た、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ペンチレングリコールあるいはジエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ジブチレン
グリコール、ジペンチレングリコール等のグリコール類
のジアルキルエーテル、あるいはモノアルキルエーテル
・モノエステル、およびジアルキルエステル類をも使用
することができる。
【0029】表1に、代表的なキャリア液の25℃にお
ける蒸気圧と引火点のデータを示す。ただし、本発明の
効果をより望ましく発現し環境にやさしい現像剤を得る
為には、キャリア液として低蒸気圧のキャリアを用いる
のが好ましい。より具体的には25℃における蒸気圧が
1Torr以下または1気圧における沸点が170℃以
上のキャリア液が好ましく使用できる。上記したように
吸油性のポリマーによる処理でも蒸発量の低減に対して
充分効果的であるが、蒸発量を殆どゼロまで低減させる
為には、キャリア液の蒸気圧、または沸点が上記の範囲
であるものが望ましい。またこれら低蒸気圧のキャリア
液を用いる際の用紙の透明化、キャリア液によるシミ状
の画像ノイズに対しても、これら吸油性のポリマーで散
布、塗布処理された転写紙を用いることにより阻止する
ことができるのである。
【0030】
【実施例】以下に実施例および比較例によって本発明を
説明する。ただし下記の実施例および比較例は、本発明
を具体的に説明するものであるが、限定するものではな
い。なお、以下の実施例において使用する評価方法は、
以下の通りである。
【0031】1.自己吸油性のポリマーによるキャリア
液のゲル化速度および蒸発量の測定方法 A)キャリア液の蒸発量の測定:開口部78cm2 のガ
ラスシャーレにキャリア液を3g投入した。このシャー
レを22℃、及び40℃の一定温度に加熱されたホット
プレート上に放置した。そして時間に対するキャリア液
の蒸発重量の変化を精密天秤で測定することによって求
めた。キャリア蒸発率は下記式(1)で定義される。
【0032】
【数1】
【0033】B)ゲル化剤によるキャリア液のゲルの作
成およびその蒸発量の測定:所定の量の吸油剤、キャリ
ア液を開口部78cm2 のガラスシャーレに入れ、室温
で放置した。一定の時間放置した後、ガラスシャーレを
傾けてゆき、溶剤がすべてポリマー中に取り込まれたこ
とを目視で確認しキャリア液のゲルを作成した。そして
更にこのゲルが流動しなくなった点の時間をゲル化時間
と判断した。ゲル化した後のキャリア液の蒸発率の測定
は、キャリア液単独の場合と同じ計算方法を用いて行っ
た。
【0034】2.マシンからの溶剤臭気の測定 複写機(FX−5030、富士ゼロックス社製)の黒色
の現像器部分を液体現像剤用に改造し、更に定着器部分
を液体現像剤用に改造し、用紙裏部をヒートロールで加
熱し、用紙表部をエメリロールで定着する用にした液体
現像複写機を作製した。画像面積率25%のチャートを
用い、A4普通紙で単色カラーモード(毎分15枚)で
の複写を行い、通常オペレートする距離に立った10人
の人間による官能評価を、以下の4段階の評価基準で行
ない、10人のデータの平均値で判定した。1…溶剤の
臭気が全くしない。2…溶剤の臭気が僅かにある。3…
溶剤の臭気がかなりある。4…溶剤の臭気がひどくあ
る。
【0035】実施例1 キャリア液のゲルの作成:以下の手順でキャリア液のゲ
ルを作成し、その蒸発の諸特性を評価した。 吸油剤:ドデシルアクリレートとエチレングリコールジアク リレートとの架橋重合樹脂粒子 10部 キャリア液:n−テトラデカン(試薬特級) 10部 上記の組成の材料を、開口部78cm2 のガラスシャー
レに入れ、室温で放置した。一定の時間放置した後、ガ
ラスシャーレを傾けてゆき、溶剤がすべてポリマー中に
取り込まれたことを目視で確認した。傾けた時ゲルが流
動しなくなった点の時間をゲル化の終了時間と判断し
た。このようにして作成したゲルをガラスシャーレに入
れたまま、22℃または40℃の一定温度に加熱された
ホットプレート上に放置し、時間に対するキャリア液の
蒸発重量の変化を精密天秤で測定した。6時間後のキャ
リア蒸発率を前記式(1)に従って求めた。結果を表1
に示す。
【0036】実施例2 吸油剤:オレオソーブSL−200 (低架橋アクリル重合体日本触媒株式会社製) 10部 キャリア液:n−テトラデカン(試薬特級) 10部 上記の組成の材料を用い、実施例1と同様にガラスシャ
ーレ中でゲルを作成し、一定温度に加熱されたホットプ
レート上での蒸発重量の変化特性を測定した。結果を表
1に示す。
【0037】実施例3 吸油剤:ポリノルボルネン樹脂粒子 10部 キャリア液:n−テトラデカン(試薬特級) 10部 上記の組成の材料を用い、実施例1と同様にガラスシャ
ーレ中でゲルを作成し、一定温度に加熱されたホットプ
レート上での蒸発重量の変化特性を測定した。結果を表
1に示す。
【0038】実施例4 キャリア液としてアイソパーL(エクソン化学)を用い
る以外は、すべて実施例1と同様にしてゲルを作成し、
その蒸発の諸特性を評価した。結果を表1に示す。
【0039】実施例5 キャリア液としてジエチレングリコールジブチルエーテ
ル(試薬特級)を用いる以外は、すべて実施例1と同様
にしてゲルを作成しその蒸発の諸特性を評価した。結果
を表1に示す。
【0040】比較例1〜3 吸油剤を用いず、キャリア液として実施例1から5で用
いたn−テトラデカン、アイソパーLおよびジエチレン
グリコールジブチルエーテルのそれぞれを用い、キャリ
ア液単独の蒸発の諸特性を実施例1と同様に評価した。
結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1から明らかなように、実施例1、2、
3のキャリア液の蒸発率は、比較例1に比べて22℃、
40℃共に約1/2〜1/1.4に低減している。実施
例4のキャリア液の蒸発率も比較例2に比べて22℃、
40℃共に約1/2に低減している。また、実施例5の
キャリア液の蒸発率も、比較例3に比べて22℃、40
℃共に約1/3に低減している。
【0043】実施例6および比較例4 以下の手順で吸油性のポリマーをコートした特殊紙を作
成した。 吸油剤:オレオソーブEM−631 (日本触媒社製、30wt%の水分散液) 5部 用紙:富士ゼロックスL紙(A−4版)用紙上に吸油剤
をワイヤーバーにてコートした後、常温にて風乾し、コ
ート紙を作成した。このコート紙上に、実施例1で用い
たキャリア液(n−テトラデカン)をスポイドで1滴垂
らし、40℃、6時間後のキャリア液の蒸発量と用紙中
への広がりを、実施例1と同様にホットプレート上で測
定した。比較のために未処理の用紙を用いて同様な評価
を行った(比較例4)。それらの結果を表2に示す。
【0044】実施例7および比較例5 実施例6におけるコートする用紙をOHPフィルムに代
えた以外は、すべて実施例6と同様にして表面処理OH
Pフイルムを作成し実施例6と同様な評価を行った。比
較例のために未処理のOHPフイルムを用いて同様な評
価を行った(比較例5)。それらの結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】表2から明らかなように、実施例6および
7で用いたコート紙上のキャリア液の蒸発率は、比較例
4、5の場合に比べて大きく低減している。
【0047】実施例8 複写機(FX−5030、富士ゼロックス社製)の黒色
の現像器部分を液体現像剤用に改造し、更に定着器部分
を液体現像剤用に改造し、用紙裏部をヒートロールで加
熱し、用紙表部をエメリロールで定着するようにして液
体現像複写機を作製した。この液体現像複写機の転写プ
ロセスの後に、図3で示される構造の吸油吸油サブシス
テムを装着させ、転写紙上の余剰キャリア液を吸油でき
るように調整した。
【0048】使用した吸油性のポリマー粒子は、ヘキサ
デシルメタクリレートとジビニルベンゼンの架橋重合樹
脂であった。現像液は以下の材料と手順で作成した。 エチレン−メタクリル酸共重合体 85重量部 銅フタロシアニン顔料 15重量部
【0049】上記の混合物をアイソパーL200重量部
中に投入し、加熱して溶解させ、冷却後析出した粒子を
アトライターで粉砕してd=2.5μmのトナーを得
た。このトナーに、帯電制御剤としてBBP(ベーシッ
クバリウムペトロネート)を現像剤中のトナー1重量部
当たり0.1重量部添加し、充分に撹拌した。得られた
現像剤を、前述の液体現像剤用に改造した複写機に入れ
て複写を行った。さらに転写紙上の余剰キャリア液の吸
油処理評価を併せて行った。複写に用いた用紙は普通紙
であった。この改造複写機を用い、画像面積率25%の
チャートで、A4単色モード15cpmでの連続100
枚の複写を行った。結果を表3に示す。
【0050】実施例9 実施例8に使用した改造複写機を用い、吸油性のポリマ
ーとしてデシルアクリレートと1、6ヘキサンジオール
ジアクリレートの架橋重合樹脂を用いた以外は、すべて
実施例8と同様にして連続複写操作を行い、その評価を
行った。結果を表3に示す。
【0051】実施例10 実施例8に使用した改造複写機を用い、吸油システムと
して、図4に記載のものを装着した以外は、すべて実施
例8と同様にして連続複写操作を行い、その評価を行っ
た。なお、吸油性のウエブは、PETフイルムを基材と
し、その上にポリプロピレン不織布を接着させたものに
さらに吸油性のポリマーを散布して作製した。結果を表
3に示す。
【0052】実施例11 実施例10で使用した吸油システムを用い、吸油性のポ
リマーとしてポリノルボルネン樹脂粒子を用いた以外
は、全て実施例10と同じ条件で、同様に連続複写操作
を行い、評価を行った。結果を表3に示す。
【0053】実施例12 実施例6で用いたコート紙で、実施例8で用いた改造複
写機と現像剤を用い、複写を行った。その結果、出力さ
れた画像は、文字部の滲みや潰れが無く未処理の普通紙
と遜色の無い良好なものであり、更に連続複写時におい
て複写機からの溶剤臭気も全く気にならないレベルであ
った。結果を表3に示す。
【0054】実施例13 実施例6で用いたコート紙で、実施例8の改造複写機の
うちロール搬送式吸油サブシステムを用いない以外は、
すべて実施例8と同じにして複写を行った。その結果、
出力された画像は、文字部の滲みや潰れがなく、未処理
の普通紙と遜色のない良好なものであり、更に連続複写
時において複写機からの溶剤臭気も全く気にならないレ
ベルであった。結果を表3に示す。
【0055】比較例6 実施例8で使用した吸油システムを用いない以外は、全
て実施例8と同じ条件で同様に連続複写を行い、評価を
行った。結果を表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】表3から明らかなように、実施例8、9、
10、11、12、13ともに連続複写時の複写機から
の溶剤臭気は全くなく、また得られた画質も文字部の潰
れのない良好なものであった。本発明の吸油システムを
搭載しない比較例6では、連続複写時に石油系溶剤特有
の臭気を持つガスが主に定着器周辺から発生した。さら
に、油による透明化が発生し、不鮮明な画像が得られ
た。
【0058】
【発明の効果】本発明は、上記のように、液体現像剤を
用いて静電潜像を現像し、転写によってトナー画像を形
成する画像形成法であって、吸油剤を用いてトナー画像
に含まれるキャリア液を除去するから、複写機或いはプ
リンターから排出されるキャリア液の量を低減すること
ができ、また、火災の危険も少なくなる。さらに低蒸気
圧キャリア液を使用した場合、用紙非画像部の透明化現
象や、キャリア液によるしみ状のノイズが発生する等の
問題もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液体現像剤を使用する液体現像方式を説明す
る説明図である。
【図2】 本発明を実施する吸油プロセスの一例を示す
説明図である。
【図3】 本発明を実施する吸油プロセスの他の一例を
示す説明図である。
【図4】 本発明を実施する吸油プロセスの他の一例を
示す説明図である。
【図5】 吸油前の吸油性のポリマー粒子の粒子形状を
示す顕微鏡写真である。
【図6】 吸油後の吸油性のポリマー粒子の粒子形状を
示す顕微鏡写真である。
【符号の説明】
101…感光体、102…帯電コロトロン、103…露
光器、104…現像器、106…転写紙、108…定着
器、201…基材、202…トナー像、203…感光紙
または転写紙、204…ポリマー粒子、205…容器、
206…キャリア液、207…回収トレイ、301…ホ
ッパー、302…搬送ロール、303…ブレード、30
4…ポリマー粒子、305…基材、306…トナー像、
307…感光紙または転写紙、308…キャリア液、3
09…排出口、310…スクレーパー、401…フィル
ムまたはウエブ、402および403…スクロール、4
04…コンタクトロール、405…基材、406…トナ
ー像、407…感光紙または転写紙、408…キャリア
液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−15882(JP,A) 特開 昭50−59486(JP,A) 特公 昭45−27081(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像保持体上に形成された静電潜像をキ
    ャリア液を用いた液体現像剤によって現像する工程、形
    成されたトナー画像を吸油剤と接触させてキャリア液を
    除去する工程を含むことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 潜像保持体上に形成された静電潜像をキ
    ャリア液を用いた液体現像剤によって現像する工程、形
    成されたトナー画像を転写材に転写する工程、転写され
    たトナー画像を吸油剤と接触させてキャリア液を除去す
    る工程を含むことを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 潜像保持体上に形成された静電潜像をキ
    ャリア液を用いた液体現像剤によって現像する工程、形
    成されたトナー画像を吸油剤を含有する基体に転写する
    工程を含むことを特徴とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 吸油剤が吸油性ポリマーである請求項1
    ないし3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 吸油剤が架橋したアクリル系の樹脂また
    は架橋したノルボルネン系の樹脂である請求項1ないし
    3のいずれかに記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 キャリア液の25℃における蒸気圧が1
    Torr以下、または1気圧における沸点が170℃以
    上である請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成
    方法。
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