JP2887306B2 - 吸気バルブ制御装置 - Google Patents

吸気バルブ制御装置

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JP2887306B2 JP16098994A JP16098994A JP2887306B2 JP 2887306 B2 JP2887306 B2 JP 2887306B2 JP 16098994 A JP16098994 A JP 16098994A JP 16098994 A JP16098994 A JP 16098994A JP 2887306 B2 JP2887306 B2 JP 2887306B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つの吸気バルブを有
する内燃期間の吸気バルブの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】4バルブ内燃期間において、機関回転数
や負荷などの機関運転状態に応じて、最適なスワール値
を得ることを目的とし、図6に示すように高スワール吸
気ポート3´と低スワール吸気ポート1´との途中を相
互に連通する連通路20´を設け、その連通路にはその
開口面積を可変する制御弁90´を介装し、その制御弁
の開度をエンジン回転数及び負荷により制御して、高ス
ワール吸気ポートから低スワール吸気ポートに流れこむ
吸気流量を制御し、燃焼の最適化をはかった技術が実開
平5−87230号公報により開示されている。尚、同
図中2´は低スワール吸気バルブ、4´は高スワール吸
気バルブ、30´はポートドームを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術では
二つの吸気バルブを作動したまま高スワール吸気ポート
から低スワール吸気ポートに流れこむ吸気流量の制御を
行なっているため、お互いのポートの流れが干渉し合
い、高スワールを発生させることが困難であった。
【0004】したがって本発明では、二つの吸気バルブ
を有する内燃期間において、エンジン回転数に応じて吸
気バルブの一方を作動させないで閉じたままとすること
によりひとつのポートから強力な流れを得ることが出
来、高スワールを発生させる吸気バルブの制御装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、二つの
吸気バルブを有する内燃期間の吸気バルブの制御におい
て、二つの吸気バルブを開閉するためのブリッジの水平
部内にシリンダ部を形成しこのシリンダ内を摺動し、シ
リンダ先端部に押付けられた時に一方のバルブステムが
貫通できる穴を有するピストンAと、このピストンAに
圧油を印加する油路と、この油路に連通してダンパ室と
を設け、前記油路は図示しない圧力源に制御弁を介して
連通され、低回転時に前記ピストンAの貫通穴の中心位
置を前記バルブステムの軸中心と一致する位置に動かす
制御装置を有している。
【0006】
【作用】上記のように本発明では、発進時等のようにエ
ンジンが低回転域の場合は一方の吸気バルブが閉じられ
るため、作動している(開いている)バルブからはより
強力な流れの吸気となり、その結果、高スワールを発生
させることが出来る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面によって説
明する。図1において、この場合はエンジン回転が中・
高速の状態であり、まず、吸気ポートA1を開閉する吸
気バルブA2及び吸気ポートB3を開閉する吸気バルブ
B4はシリンダヘッド5を貫通するバルブガイドA6と
バルブガイドB7の内径に沿って上下に揺動できる。そ
してこの2本のバルブガイド6、7の略中間には、前記
シリンダヘッドに植設されたブリッジガイド8の外周に
沿って気密を保ちながら上下に揺動するT字状のブリッ
ジ9が設けられている。
【0008】そして、ブリッジ9の水平部で前記吸気バ
ルブA2の頭上側にはシリンダ部91が形成され、この
シリンダ部91内を前記吸気バルブA2のバルブステム
を貫通させる穴11が穿設されたピストンA10が左右
に摺動可能に組付けられている。また、ブリッジ9の水
平部で前記シリンダ部91に対抗する位置にダンパ室9
2が形成され、このダンパ室92内にはピストンBが左
右に摺動可能に組み付けられている。そして、前記吸気
バルブB4の直上に位置し前記ダンパ室92に直交して
バルブ調整用のスタッド13とナット14が前記水平部
に螺合され、このスタッド13の下面に前記吸気バルブ
B4の頭部が当接している。
【0009】そして、前記ブリッジ9のシリンダ部91
とダンパ室92は油路93からブリッジガイド8、配管
15及び制御弁16を介して油圧源17に接続されてい
る。また、前記制御弁16はエンジン回転センサ18の
エンジン回転数の情報に基づきコントロ−ラ19で開閉
の判断がなされ、開閉作動が制御される。尚、同図にお
いては制御弁は閉の状態であり、前記シリンダ部91と
ダンパ室92には油圧は印加されていない。従ってピス
トンAはリターンスプリング95の反力でシリンダ部左
端91aに当接させられ、ピストンBはリターンスプリ
ング96の反力でダンパ室右端92aに当接させられて
いる。このため吸気バルブAの頭部は前記ピストンAの
穴11を貫通出来なく、ピストンAの胴部に当接するの
で、前記ブリッジの頭部94をロッカアーム先端が押し
込むと、吸気バルブA2と吸気バルブB4は同時に押し
下げられ、吸気ポートA1、吸気ポートB3は同時に開
口する。
【0010】又、ロッカアームが上方に遠のくと弁バネ
60、70の反力で吸気バルブA2、吸気バルブB4及
びこれに連動したブリッジは同時に上方へ押し上げられ
る。
【0011】尚、ダンパ室92の役割は制御弁16が閉
の状態でブリッジが上下運動をしてもピストンBの移動
により油路の体積変化を相殺するものである。
【0012】次に、エンジンが低速回転時の吸気弁の開
閉運動を図2を使って説明する。
【0013】エンジン回転センサ18の情報から、コン
トロ−ラ19はエンジン回転が低速であると判断し、制
御弁16を開に作動させる。すると油圧はシリンダ部9
1のピストンA10及びダンパ室92のピストンB12
に印加され、このためピストンA10はリターンスプリ
ング95を撓ませ、シリンダ室の右端に当接させ、ピス
トンB12はリターンスプリング96を撓ませダンパ室
の左端に当接させる。
【0014】このため、ピストンA10に穿設された穴
11の中心とバルブステム21の中心が一致し、ロッカ
アーム50によりブリッジ9が下方に押し下げられる
と、弁バネ60の反力により吸気バルブA2の頭部は前
記ピストンA10に穿設された穴11を貫通する。
【0015】一方、吸気バルブB4の頭部は調整用スタ
ッド13の下面に当接したままであるので、エンジンが
低速回転の場合には常に吸気バルブB4のみが開閉作動
を行なう。
【0016】尚、図3の30はポートドームを、図5は
参考として、従来のブッリジ9´の形状を示すものであ
る。
【0017】次に、図4のフローチャート及び図1、図
2を参照しながらコントロ−ラ19における制御動作に
ついて説明する。
【0018】まずスタートして、ステップ1(図中、S
1で示し、以下同様とする)では、イグニションをON
にし(この時はエンジンをスタートさせた直後でエンジ
ン回転は低回転域である)、ステップ2に進み、制御バ
ルブを開とする。(この時、前述したように吸気バルブ
A2は閉じたままで吸気バルブB4のみが開閉作動をし
ている)そしてエンジン回転は徐々に上がり、ステップ
3に進み、この時のエンジン回転数をセンサ18により
読み取り、エンジン回転数が一定開転数N1 以上である
か否かを判断し、N1 以上であればステップ4に進み、
制御バルブを閉じる。(この時は二つの吸気バルブ2、
4は共に開閉作動をする)N1 以上となっていなければ
ステップ3を繰り返す。ステップ4の次にはステップ5
に進み、エンジン回転数が一定開転数N2 以下であるか
否かを判断し、N2 以下であればステップ2に戻り、以
下同様に繰り返す。N2 以下でなければステップ5を繰
り返す。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、発進時等のようにエンジンが低回転域の場合は一方
の吸気バルブが閉じられるため、作動している(開いて
いる)バルブからはより強力な流れの吸気となり、その
結果、高スワールを発生させることが出来、燃焼を最適
なものとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の吸気バルブ機構断面図(二つ
の吸気バルブが共に作動している状態)。
【図2】本発明の実施例の吸気バルブ機構断面図(一方
の吸気バルブが不作動の状態)。
【図3】本発明の実施例の燃焼室を下から覗いた図で二
つの吸気ポートを示す図。
【図4】本発明の制御フローチャート図。
【図5】従来技術のバルブ駆動用ブリッジの断面図。
【図6】従来技術の吸気スワール制御装置の平面図。
【符号の説明】
1・・・吸気ポートA 2・・・吸気バルブA 3・・・吸気ポートB 4・・・吸気バルブB 5・・・シリンダヘッド 8・・・ブリッジガイド 9・・・ブリッジ 10・・・ピストンA 12・・・ピストンB 13・・・スタッド 16・・・制御弁 17・・・油圧源 18・・・エンジン回転センサ 19・・・コントローラ 30・・・ポートドーム 50・・・ロッカアーム 60、70・・・弁バルブ 91・・・シリンダ部 92・・・ダンパ室 93・・・油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 13/02 F01L 1/26 F01L 13/00 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つの吸気バルブを有する内燃期間の吸気
    バルブの制御において、二つの吸気バルブを開閉するた
    めのブリッジの水平部内にシリンダ部を形成しこのシリ
    ンダ内を摺動し、シリンダ先端部に押付けられた時に一
    方のバルブステムが貫通できる穴を有するピストンA
    と、このピストンAに圧油を印加する油路と、この油路
    に連通してダンパ室とを設け、前記油路は圧力源に制御
    弁を介して連通され、低回転時に前記ピストンAの貫通
    穴の中心位置を前記バルブステムの軸中心と一致する位
    置に動かす制御装置を有することを特徴とする吸気バル
    ブ制御装置。
JP16098994A 1994-07-13 1994-07-13 吸気バルブ制御装置 Expired - Fee Related JP2887306B2 (ja)

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