JP2886691B2 - 共焦点型レーザ走査顕微鏡 - Google Patents
共焦点型レーザ走査顕微鏡Info
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- JP2886691B2 JP2886691B2 JP40781090A JP40781090A JP2886691B2 JP 2886691 B2 JP2886691 B2 JP 2886691B2 JP 40781090 A JP40781090 A JP 40781090A JP 40781090 A JP40781090 A JP 40781090A JP 2886691 B2 JP2886691 B2 JP 2886691B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- objective lens
- scanning microscope
- laser scanning
- light source
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、共焦点型レーザ走査
顕微鏡に関する。
顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】光偏向器により光ビームを偏光して試料
上を走査することにより、高い解像力を有しながら通常
の顕微鏡と同様な使い勝手の良さを確保する走査型光学
顕微鏡が知られている(特開昭61−219919)。
上を走査することにより、高い解像力を有しながら通常
の顕微鏡と同様な使い勝手の良さを確保する走査型光学
顕微鏡が知られている(特開昭61−219919)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この走査型光
学顕微鏡によると、レーザ光が多数の光学素子を通過す
る際の反射光や散乱光が測定精度を低下させるという欠
点があった。
学顕微鏡によると、レーザ光が多数の光学素子を通過す
る際の反射光や散乱光が測定精度を低下させるという欠
点があった。
【0004】そこで、本発明はレーザ光が多数の光学素
子を通過する際の反射・散乱光の大半を除去できる共焦
点型レーザ走査顕微鏡を提供することを目的とする。
子を通過する際の反射・散乱光の大半を除去できる共焦
点型レーザ走査顕微鏡を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は光源(例えば、レーザ光源)と、上記光源
から発した光を集光する対物レンズと、上記光源と上記
対物レンズとの間に形成された光路上に配置され上記対
物レンズに入る光の入射角度を変化させることにより物
体(例えば、試料)上を走査する一対の光偏向部材(例
えば、X方向スキャナ、Y方向スキャナ)と、物体から
の光を検出する検出器と、上記一対の光偏向部材の間に
形成された光路上に配置された一対のリレーレンズと、
上記一対のリレーレンズの間に形成された光路上に配置
されたスリット部材を有することを特徴とする。
め、本発明は光源(例えば、レーザ光源)と、上記光源
から発した光を集光する対物レンズと、上記光源と上記
対物レンズとの間に形成された光路上に配置され上記対
物レンズに入る光の入射角度を変化させることにより物
体(例えば、試料)上を走査する一対の光偏向部材(例
えば、X方向スキャナ、Y方向スキャナ)と、物体から
の光を検出する検出器と、上記一対の光偏向部材の間に
形成された光路上に配置された一対のリレーレンズと、
上記一対のリレーレンズの間に形成された光路上に配置
されたスリット部材を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、レ
ーザ光が多数の光学素子を通過する際に生じた反射光や
散乱光はスリット部材のスリット孔を通過する際に遮断
される。
ーザ光が多数の光学素子を通過する際に生じた反射光や
散乱光はスリット部材のスリット孔を通過する際に遮断
される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例に係る共焦点型レ
ーザ走査顕微鏡を添付図面に基づき説明する。なお、説
明において同一要素には同一符号を用い、重複する説明
は省略する。
ーザ走査顕微鏡を添付図面に基づき説明する。なお、説
明において同一要素には同一符号を用い、重複する説明
は省略する。
【0008】第1図は実施例に係る共焦点型レーザ走査
顕微鏡の概略図を示すものである。レーザ光源1の光照
射方向に沿って、集光レンズ2、ピンホール部材3及び
ハーフミラー4が配置されている。ハーフミラー4は、
レーザ光源1のレーザ光を90度方向へ反射できるよう
に傾いて配置されている。このハーフミラー4を中心と
して、レーザ光源1および集光レンズ2などの配列方向
と直交するように、コリメータレンズ5およびX方向ス
キャナ6が配置されている。X方向スキャナ6は対物レ
ンズ12に入射する光の入射角度はX方向に偏向され
る。このX方向スキャナ6の出射側には、一対のリレー
レンズ7、9とY方向スキャナ10がほぼ一列に配置さ
れており、上記リレーレンズ7、9の間にスリット部材
8が設置されている。スリット部材8はX方向スキャナ
6による偏向方向に沿ってスリット孔が形成されてお
り、このスリット孔がピンホール部材3のピンホールと
共役位置になるように配置されている。Y方向スキャナ
10は対物レンズ12に入射する光の入射角度をY方向
に偏向する。Y方向スキャナ10の出射側には、結像レ
ンズ11、対物レンズ12及び試料13がほぼ一列に配
置されており、ハーフミラー4を挾みコリメータレンズ
5の反対側にはピンホール部材14と検出器15が配列
されている。
顕微鏡の概略図を示すものである。レーザ光源1の光照
射方向に沿って、集光レンズ2、ピンホール部材3及び
ハーフミラー4が配置されている。ハーフミラー4は、
レーザ光源1のレーザ光を90度方向へ反射できるよう
に傾いて配置されている。このハーフミラー4を中心と
して、レーザ光源1および集光レンズ2などの配列方向
と直交するように、コリメータレンズ5およびX方向ス
キャナ6が配置されている。X方向スキャナ6は対物レ
ンズ12に入射する光の入射角度はX方向に偏向され
る。このX方向スキャナ6の出射側には、一対のリレー
レンズ7、9とY方向スキャナ10がほぼ一列に配置さ
れており、上記リレーレンズ7、9の間にスリット部材
8が設置されている。スリット部材8はX方向スキャナ
6による偏向方向に沿ってスリット孔が形成されてお
り、このスリット孔がピンホール部材3のピンホールと
共役位置になるように配置されている。Y方向スキャナ
10は対物レンズ12に入射する光の入射角度をY方向
に偏向する。Y方向スキャナ10の出射側には、結像レ
ンズ11、対物レンズ12及び試料13がほぼ一列に配
置されており、ハーフミラー4を挾みコリメータレンズ
5の反対側にはピンホール部材14と検出器15が配列
されている。
【0009】以上のように実施例に係る共焦点型レーザ
走査顕微鏡は構成されているので、レーザ光源1から出
射されたレーザ光は集光レンズ2によりピンホール部材
3のピンホールに集光され、その結果、点光源が形成さ
れる。この点光源はハーフミラー4によって反射され、
コリメータレンズ5に入射する。レーザ光はコリメータ
レンズ5により平行光に変わり、この平行光はX方向ス
キャナ6に入射する。この入射光はX方向スキャナ6に
より対物レンズ12に対してX方向に偏向され、X方向
スキャナ6の出射光はリレーレンズ7、スリット8、リ
レーレンズ9に送られる。さらに、リレーレンズ9から
の出射光はY方向スキャナ10に入射し、その出射光は
対物レンズ12に対し入射角度がY方向に偏向される。
Y方向スキャナ10により偏向された出射光は、結像レ
ンズ11により対物レンズ12の入射瞳上に結像され、
その後、対物レンズ12を介して試料13に照射され
る。この照射光は、X方向スキャナ6とY方向スキャナ
10によって対物レンズ12に対しX方向とY方向に偏
向されているので、試料13上を2次元的にスキャンす
る。一方、試料13で反射された反射ビームは試料13
の光学情報を得て、試料13に入射した時と全く同じ経
路を逆に辿りスリット部材8を介してハーフミラー4に
到達する。ハーフミラー4に到達したレーザ光は、ハー
フミラー4を通過した後でピンホール部材14のピンホ
ール上に集められ、点光源が形成された後で検出器15
に入射する。
走査顕微鏡は構成されているので、レーザ光源1から出
射されたレーザ光は集光レンズ2によりピンホール部材
3のピンホールに集光され、その結果、点光源が形成さ
れる。この点光源はハーフミラー4によって反射され、
コリメータレンズ5に入射する。レーザ光はコリメータ
レンズ5により平行光に変わり、この平行光はX方向ス
キャナ6に入射する。この入射光はX方向スキャナ6に
より対物レンズ12に対してX方向に偏向され、X方向
スキャナ6の出射光はリレーレンズ7、スリット8、リ
レーレンズ9に送られる。さらに、リレーレンズ9から
の出射光はY方向スキャナ10に入射し、その出射光は
対物レンズ12に対し入射角度がY方向に偏向される。
Y方向スキャナ10により偏向された出射光は、結像レ
ンズ11により対物レンズ12の入射瞳上に結像され、
その後、対物レンズ12を介して試料13に照射され
る。この照射光は、X方向スキャナ6とY方向スキャナ
10によって対物レンズ12に対しX方向とY方向に偏
向されているので、試料13上を2次元的にスキャンす
る。一方、試料13で反射された反射ビームは試料13
の光学情報を得て、試料13に入射した時と全く同じ経
路を逆に辿りスリット部材8を介してハーフミラー4に
到達する。ハーフミラー4に到達したレーザ光は、ハー
フミラー4を通過した後でピンホール部材14のピンホ
ール上に集められ、点光源が形成された後で検出器15
に入射する。
【0010】この実施例では、リレーレンズ7、9の間
にスリット部材8を設置することにより、スリット部材
8から対物レンズ12に至るまでの光学系で発生した反
射・散乱光を効率良くカットすることができる。
にスリット部材8を設置することにより、スリット部材
8から対物レンズ12に至るまでの光学系で発生した反
射・散乱光を効率良くカットすることができる。
【0011】また、不要な光をカットする働きを持つ共
焦点ピンホール14の効果が一段と効果的になり、良好
なコントラストの画像を得ることができる。
焦点ピンホール14の効果が一段と効果的になり、良好
なコントラストの画像を得ることができる。
【0012】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、種々の変更が可能である。
のではなく、種々の変更が可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、レーザ光が多数の光学素子を通過する際の
反射光や散乱光の大半を除去することができる。
ているので、レーザ光が多数の光学素子を通過する際の
反射光や散乱光の大半を除去することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る共焦点型レーザ走査顕
微鏡を示す概略図である。
微鏡を示す概略図である。
1…レーザ光源 2…集光レンズ 3、14…ピンホール部材 4…ハーフミラー 5…コリメータレンズ 6…X方向スキャナ 7、9…リレーレンズ 8…スリット部材 10…Y方向スキャナ 11…結像レンズ 12…対物レンズ 13…試料 15…検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 21/00 - 21/36
Claims (1)
- 【請求項1】 共焦点型レーザ走査顕微鏡において、光
源と、前記光源から発した光を集光する対物レンズと、
前記光源と前記対物レンズとの間に形成された光路上に
配置され前記対物レンズに入る光の入射角度を変化させ
ることにより物体を走査する一対の光偏向部材と、前記
物体からの光を検出する検出器と、前記一対の光偏向部
材の間に形成された光路上に配置された一対のリレーレ
ンズと、前記一対のリレーレンズの間に形成された光路
上に配置されたスリット部材を有する共焦点型レーザ走
査顕微鏡。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US53840590A | 1990-06-15 | 1990-06-15 | |
US538405 | 1990-06-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618786A JPH0618786A (ja) | 1994-01-28 |
JP2886691B2 true JP2886691B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=24146807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40781090A Expired - Fee Related JP2886691B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-12-27 | 共焦点型レーザ走査顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2886691B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6251101B1 (en) | 1998-06-26 | 2001-06-26 | Visx, Incorporated | Surgical laser system microscope with separated ocular and objective lenses |
KR20020084786A (ko) * | 2001-05-04 | 2002-11-11 | 이재웅 | 선형 선 스캐닝을 이용하는 공초점 영상 형성 장치 및 방법 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP40781090A patent/JP2886691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0618786A (ja) | 1994-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |