JP2886394B2 - ジャックおよびその製造方法 - Google Patents
ジャックおよびその製造方法Info
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- JP2886394B2 JP2886394B2 JP4266090A JP26609092A JP2886394B2 JP 2886394 B2 JP2886394 B2 JP 2886394B2 JP 4266090 A JP4266090 A JP 4266090A JP 26609092 A JP26609092 A JP 26609092A JP 2886394 B2 JP2886394 B2 JP 2886394B2
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- carrier
- housing
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電気製品に取り付
けて使用されるジャックおよびその製造方法に関する。
けて使用されるジャックおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術における接触端子を組み込んだ
ハウジングは、図15に示すように、3つの接触端子
4、5、6を有し、各接触端子の一端が接続端子A、
B、Cとして外部に取り出された構成のジャック1が知
られている。
ハウジングは、図15に示すように、3つの接触端子
4、5、6を有し、各接触端子の一端が接続端子A、
B、Cとして外部に取り出された構成のジャック1が知
られている。
【0003】ジャック1は、図16及び図17に示すよ
うに、プラグ挿入口7を有するハウジング3と、このハ
ウジング3内に組み込まれた3つの接触端子4、5、6
とから構成され、これら各接触端子4、5、6の端部が
外部接続用の端子A、B、Cとして、ハウジングの同一
面から取り出された構造となっている。そして、端子
A、B、Cは、図示していないプリント配線板のパター
ンと半田付けにより接続される。
うに、プラグ挿入口7を有するハウジング3と、このハ
ウジング3内に組み込まれた3つの接触端子4、5、6
とから構成され、これら各接触端子4、5、6の端部が
外部接続用の端子A、B、Cとして、ハウジングの同一
面から取り出された構造となっている。そして、端子
A、B、Cは、図示していないプリント配線板のパター
ンと半田付けにより接続される。
【0004】接触端子4(スリ−ブバネ)は、ハウジン
グ3のプラグ挿入口7に取り付けられており、プラグ2
のスリ−ブの部分と接触する。接触端子5(チップバ
ネ)は、S字形の板バネであって、プラグ2の先端部分
と接触する。また、接触端子6(リングバネ)はC字状
の板バネであって、プラグ2の中間部のリング部分と接
触する。
グ3のプラグ挿入口7に取り付けられており、プラグ2
のスリ−ブの部分と接触する。接触端子5(チップバ
ネ)は、S字形の板バネであって、プラグ2の先端部分
と接触する。また、接触端子6(リングバネ)はC字状
の板バネであって、プラグ2の中間部のリング部分と接
触する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しなしながら、従来技
術におけるジャックの製造においては、種類の異なった
複数の接触端子をバネ板材で個々にプレス成形し、個々
の成形品を夫々別々に管理し、別々のルートを介して一
つ一つハウジングに組み込んでいる。そのため、個々の
成形品の管理作業及び組み立て作業が複雑であると共に
工数がかかり、ジャックの生産効率の低下に伴うコスト
アップにつながると云う問題点を有している。
術におけるジャックの製造においては、種類の異なった
複数の接触端子をバネ板材で個々にプレス成形し、個々
の成形品を夫々別々に管理し、別々のルートを介して一
つ一つハウジングに組み込んでいる。そのため、個々の
成形品の管理作業及び組み立て作業が複雑であると共に
工数がかかり、ジャックの生産効率の低下に伴うコスト
アップにつながると云う問題点を有している。
【0006】従って、従来のジャックの製造において
は、成形品、即ち、部品の管理と組み立て作業の簡略化
に解決しなければならない課題を有している。
は、成形品、即ち、部品の管理と組み立て作業の簡略化
に解決しなければならない課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願発明のジャックは、ハウジングのプラグ挿入口に
対して上部位置から貫通させた複数の竪孔の夫々に複数
の接触端子を組み入れた構造のジャックであって、前記
複数の接触端子を、帯状のキャリアの長手方向に沿った
両端側に一体にプレス成形した後に、該キャリアを基準
にして複数の接触端子を同一方向に互いに折り曲げた成
形品と、少なくともキャリアを挟んだ接触端子の切り取
り線間の幅よりも狭い幅からなる受台と、該受台の幅方
向の長さが収まる大きさの凹部を有するパンチと、該成
形品の折り曲げた接触端子の先端側を前記ハウジングの
竪孔に位置決めして挿入する際に、前記受台を前記キャ
リアとハウジングの間に挟み且つ前記パンチを前記キャ
リアの上部から押圧して前記キャリアと複数の接触端子
との間に設けた切り取り線を一斉に切り離し、該切り離
した複数の接触端子が該パンチで前記竪孔内に圧入係合
係止するようにしたことである。
に本願発明のジャックは、ハウジングのプラグ挿入口に
対して上部位置から貫通させた複数の竪孔の夫々に複数
の接触端子を組み入れた構造のジャックであって、前記
複数の接触端子を、帯状のキャリアの長手方向に沿った
両端側に一体にプレス成形した後に、該キャリアを基準
にして複数の接触端子を同一方向に互いに折り曲げた成
形品と、少なくともキャリアを挟んだ接触端子の切り取
り線間の幅よりも狭い幅からなる受台と、該受台の幅方
向の長さが収まる大きさの凹部を有するパンチと、該成
形品の折り曲げた接触端子の先端側を前記ハウジングの
竪孔に位置決めして挿入する際に、前記受台を前記キャ
リアとハウジングの間に挟み且つ前記パンチを前記キャ
リアの上部から押圧して前記キャリアと複数の接触端子
との間に設けた切り取り線を一斉に切り離し、該切り離
した複数の接触端子が該パンチで前記竪孔内に圧入係合
係止するようにしたことである。
【0008】又、前記ハウジングの受台を載せる台座
は、該ハウジングの長手方向に沿った中央位置であって
且つ前記竪孔の面一よりも高く形成されると共に、該台
座の両側に前記竪孔を設けたこと;前記キャリアから切
り離された夫々の接触端子は、切り離された枝部部分が
ハウジングの上面に露出した状態で圧入係合係止されて
いることである。
は、該ハウジングの長手方向に沿った中央位置であって
且つ前記竪孔の面一よりも高く形成されると共に、該台
座の両側に前記竪孔を設けたこと;前記キャリアから切
り離された夫々の接触端子は、切り離された枝部部分が
ハウジングの上面に露出した状態で圧入係合係止されて
いることである。
【0009】更に、ジャックの製造方法は、帯状のキャ
リアの長さ方向に沿った両側に種類の異なった複数の接
触端子をプレスにて一体成形し、該一体成形した複数の
接触端子を同一方向に90度折り曲げて成形品を形成
し、該成形品の複数の接触端子の端部側を、ハウジング
のプラグ挿入口に対して上部位置から貫通させた竪孔に
位置決めして挿入する際に、少なくともキャリアを挟ん
だ接触端子の切り取り線間の幅よりも狭い幅からなる受
台をキャリアとハウジングの間に挟むと共に、該受台の
幅方向の長さが収まる大きさの凹部を有するパンチで前
記キャリアの上部から押圧して前記キャリアと複数の接
触端子との間に設けた切り取り線を一斉に切り離し、該
切り離した複数の接触端子の夫々を該パンチで前記竪孔
内に圧入係合係止するようにしたことである。
リアの長さ方向に沿った両側に種類の異なった複数の接
触端子をプレスにて一体成形し、該一体成形した複数の
接触端子を同一方向に90度折り曲げて成形品を形成
し、該成形品の複数の接触端子の端部側を、ハウジング
のプラグ挿入口に対して上部位置から貫通させた竪孔に
位置決めして挿入する際に、少なくともキャリアを挟ん
だ接触端子の切り取り線間の幅よりも狭い幅からなる受
台をキャリアとハウジングの間に挟むと共に、該受台の
幅方向の長さが収まる大きさの凹部を有するパンチで前
記キャリアの上部から押圧して前記キャリアと複数の接
触端子との間に設けた切り取り線を一斉に切り離し、該
切り離した複数の接触端子の夫々を該パンチで前記竪孔
内に圧入係合係止するようにしたことである。
【0010】また、前記ハウジングの受台を載せる台座
は、該ハウジングの長手方向に沿った中央位置であって
且つ前記竪孔の面一よりも高く形成されると共に、該台
座の両側に前記竪孔を設けたこと;前記キャリアから複
数の接触端子を切り離す際に、接触端子側の切り離した
部分が接触端子と90度に折り曲げた枝部を残すように
し、該残った枝部の部分を前記パンチで押圧して圧入係
合係止させるようにしたこと;前記成形品の接触端子の
端子側を前記竪孔に位置決めして挿入する際に、前記キ
ャリアと接触端子との間に設けた切り取り線と前記受台
の稜線とを位置合わせするようにしたことである。
は、該ハウジングの長手方向に沿った中央位置であって
且つ前記竪孔の面一よりも高く形成されると共に、該台
座の両側に前記竪孔を設けたこと;前記キャリアから複
数の接触端子を切り離す際に、接触端子側の切り離した
部分が接触端子と90度に折り曲げた枝部を残すように
し、該残った枝部の部分を前記パンチで押圧して圧入係
合係止させるようにしたこと;前記成形品の接触端子の
端子側を前記竪孔に位置決めして挿入する際に、前記キ
ャリアと接触端子との間に設けた切り取り線と前記受台
の稜線とを位置合わせするようにしたことである。
【0011】
【作用】上記のように構成されたジャックは、パンチ作
用を応用して、帯状のキャリアから複数の接触端子を一
斉に切り離し、且つ切り離した複数の接触端子を一斉に
ハウジング内へ圧入係合係止することによって製造する
ことができる。
用を応用して、帯状のキャリアから複数の接触端子を一
斉に切り離し、且つ切り離した複数の接触端子を一斉に
ハウジング内へ圧入係合係止することによって製造する
ことができる。
【0012】上記のように構成されたジャックの製造方
法は下記の工程からなる。 (1)接触端子の材料であるバネ板材によって、帯状の
キャリアと、ジャック1個分、例えば、3個の接触端子
と、これら3個の接触端子の各々とキャリアとを接続す
る複数の細い枝部とを集合させて一体にプレス成形した
成形品を形成する。
法は下記の工程からなる。 (1)接触端子の材料であるバネ板材によって、帯状の
キャリアと、ジャック1個分、例えば、3個の接触端子
と、これら3個の接触端子の各々とキャリアとを接続す
る複数の細い枝部とを集合させて一体にプレス成形した
成形品を形成する。
【0013】成形品は、枝部を、後述の切断箇所より外
側(キャリアから遠い側)の位置で、複数の接触端子が
全て内向きになるように90度に折り曲げることによ
り、全体的にコの字型に成形される。
側(キャリアから遠い側)の位置で、複数の接触端子が
全て内向きになるように90度に折り曲げることによ
り、全体的にコの字型に成形される。
【0014】この成形品は、バネ板材に、一定のピッチ
で複数ジャック分成形され、必要に応じてジャック1個
分ずつ切り取って使用される。なお、各接触端子の位
置、間隔はハウジング内における所定の位置、間隔に一
致させる。
で複数ジャック分成形され、必要に応じてジャック1個
分ずつ切り取って使用される。なお、各接触端子の位
置、間隔はハウジング内における所定の位置、間隔に一
致させる。
【0015】(2)次に、別に製作されたハウジングと
成形品との相対的位置決めを行う。ハウジングには各接
触端子を収納するための竪孔がハウジングの上面に設け
られている。この夫々の竪孔の入口に、対応する接触端
子の先端(端子)を合わせる。
成形品との相対的位置決めを行う。ハウジングには各接
触端子を収納するための竪孔がハウジングの上面に設け
られている。この夫々の竪孔の入口に、対応する接触端
子の先端(端子)を合わせる。
【0016】(3)次に、パンチング治具を使用して、
ジャック1個分の接触端子を一斉に切断してキャリアか
ら切り離し、この切り離した接触端子を一斉にハウジン
グ内の竪孔へ押し込む。
ジャック1個分の接触端子を一斉に切断してキャリアか
ら切り離し、この切り離した接触端子を一斉にハウジン
グ内の竪孔へ押し込む。
【0017】複数の接触端子の一斉の切断と接触端子の
一斉圧入を連続して行う道具としては、キャリアの上部
から押圧するパンチとキャリアとハウジングとの間に挟
む受台との組み合わせによるパンチング治具が最適であ
る。このようなパンチング治具は、パンチ、受台間に置
かれた薄板(成形品)をせん断応力によって切断し、切
断後薄板の一部(キャリア)を残し、切り離した接触端
子の切り離した部分(枝部の細い連結部)をパンチと一
緒に運ぶ作用があるからである。
一斉圧入を連続して行う道具としては、キャリアの上部
から押圧するパンチとキャリアとハウジングとの間に挟
む受台との組み合わせによるパンチング治具が最適であ
る。このようなパンチング治具は、パンチ、受台間に置
かれた薄板(成形品)をせん断応力によって切断し、切
断後薄板の一部(キャリア)を残し、切り離した接触端
子の切り離した部分(枝部の細い連結部)をパンチと一
緒に運ぶ作用があるからである。
【0018】本発明はこのために、特製のパンチング治
具を用意する。このパンチング治具は、キャリアを挟ん
だ接触端子の切り取り線間の幅よりも狭い幅からなる受
台と、この受台の幅方向の長さが丁度収まる大きさの凹
部を有するパンチとからなり、固定された受台の外側面
とパンチの凹部の内側面とが滑らかに接触しながら、パ
ンチが外力により上下動するように構成されている。
具を用意する。このパンチング治具は、キャリアを挟ん
だ接触端子の切り取り線間の幅よりも狭い幅からなる受
台と、この受台の幅方向の長さが丁度収まる大きさの凹
部を有するパンチとからなり、固定された受台の外側面
とパンチの凹部の内側面とが滑らかに接触しながら、パ
ンチが外力により上下動するように構成されている。
【0019】本発明によるジャックは、ハウジングの上
面に、パンチング治具の受台を載置するための台座を有
するのが特徴の一つである。この台座は、ハウジングの
長手方向に沿った中央位置であって且つ竪孔の面一より
も高く形成され、その両側に竪孔を設けた構造となって
いる。
面に、パンチング治具の受台を載置するための台座を有
するのが特徴の一つである。この台座は、ハウジングの
長手方向に沿った中央位置であって且つ竪孔の面一より
も高く形成され、その両側に竪孔を設けた構造となって
いる。
【0020】次に、ハウジングの台座と成形品との間
に、パンチング治具の受台を挿入する。この際、成形品
のキャリア部分は受台上に、接触端子部分は受台の外に
あるようにし、接触端子とキャリア間の枝部の切断線は
受台の稜線と一致するように位置決めする。
に、パンチング治具の受台を挿入する。この際、成形品
のキャリア部分は受台上に、接触端子部分は受台の外に
あるようにし、接触端子とキャリア間の枝部の切断線は
受台の稜線と一致するように位置決めする。
【0021】このように位置決めした後に、パンチに下
向きの圧力を加えると、パンチは、その凹部の内側面と
受台の外側面との間に生ずるせん断応力によって、受台
の稜線に沿ってキャリアと接触端子間の枝部の部分を一
斉に切り離す。
向きの圧力を加えると、パンチは、その凹部の内側面と
受台の外側面との間に生ずるせん断応力によって、受台
の稜線に沿ってキャリアと接触端子間の枝部の部分を一
斉に切り離す。
【0022】切り離した後、パンチは更に下降するが、
その際、キャリアと枝部の一部を受台上に残し、切り離
した接触端子側の枝部を一斉に押し下げる。その結果、
接触端子は一斉にハウジングの竪孔の中へ押し込まれ、
ジャックの組み立てが完了する。
その際、キャリアと枝部の一部を受台上に残し、切り離
した接触端子側の枝部を一斉に押し下げる。その結果、
接触端子は一斉にハウジングの竪孔の中へ押し込まれ、
ジャックの組み立てが完了する。
【0023】また、本発明の構成における特徴の一つと
して、接触端子を圧入する時に、接触端子に残された枝
部の細い連結部をパンチング治具で押圧してハウジング
に圧入し、その細い連結部の一部がハウジングの上面に
露出していることである。
して、接触端子を圧入する時に、接触端子に残された枝
部の細い連結部をパンチング治具で押圧してハウジング
に圧入し、その細い連結部の一部がハウジングの上面に
露出していることである。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1〜図3は、本発明による3つの
接触端子を有するジャックの外観を示す正面図、側面
図、上面図である。
て詳細に説明する。図1〜図3は、本発明による3つの
接触端子を有するジャックの外観を示す正面図、側面
図、上面図である。
【0025】図1〜図3において、ハウジング11の内
部には、3つの接触端子12、13、14、すなわち、
スリ−ブバネ、リングバネ、チップバネが組み込まれて
おり、これ等複数の接触端子12、13、14の一端部
が夫々外部接続用の端子A、B、Cとしてハウジング1
1の下面から突出している。
部には、3つの接触端子12、13、14、すなわち、
スリ−ブバネ、リングバネ、チップバネが組み込まれて
おり、これ等複数の接触端子12、13、14の一端部
が夫々外部接続用の端子A、B、Cとしてハウジング1
1の下面から突出している。
【0026】ハウジング11の下面には、ジャックをプ
リント配線板上に位置決めするための突起16、17が
設けられている。又、ハウジング11の上面には、台座
15が設けられると共に、該台座15の両側に各接触端
子12、13、14を収納するジャック挿入口に貫通し
ている竪孔19、20、21の入口が開口している。
リント配線板上に位置決めするための突起16、17が
設けられている。又、ハウジング11の上面には、台座
15が設けられると共に、該台座15の両側に各接触端
子12、13、14を収納するジャック挿入口に貫通し
ている竪孔19、20、21の入口が開口している。
【0027】次に、本発明による上記ジャックの製造方
法について説明する。ジャックは下記のステップを踏ん
で製造される。
法について説明する。ジャックは下記のステップを踏ん
で製造される。
【0028】(1)接触端子の材料であるバネ板材に、
図4に示すパタ−ンがプレス成形される。パタ−ンの中
央には帯状のキャリア22が形成されており、このキャ
リア22の長手方向に沿った両端側に、所定の連鎖ピッ
チP毎にジャック1個分の接触端子12、13、14の
パタ−ンが夫々分枝している。
図4に示すパタ−ンがプレス成形される。パタ−ンの中
央には帯状のキャリア22が形成されており、このキャ
リア22の長手方向に沿った両端側に、所定の連鎖ピッ
チP毎にジャック1個分の接触端子12、13、14の
パタ−ンが夫々分枝している。
【0029】それぞれの接触端子12、13、14のバ
ネを形成する部分の中央部と、各接触端子の外部端子を
形成する端子部と、中央部とキャリア22とを接続する
枝部とからなる。
ネを形成する部分の中央部と、各接触端子の外部端子を
形成する端子部と、中央部とキャリア22とを接続する
枝部とからなる。
【0030】接触端子(スリーブバネ)12の中央部に
は、図5に示すように盛り上がったバネ部23が形成さ
れると共に、接触端子12がハウジングから抜け出ない
ようにする抜け止め26がバネ部23の突出方向とは逆
向きに切り起こされている。また、接触端子12とキャ
リア22とを接続する枝部27、28は、後で切断し易
いように、その真ん中が打ち抜かれ両側の細い連結部分
だけを残してある。
は、図5に示すように盛り上がったバネ部23が形成さ
れると共に、接触端子12がハウジングから抜け出ない
ようにする抜け止め26がバネ部23の突出方向とは逆
向きに切り起こされている。また、接触端子12とキャ
リア22とを接続する枝部27、28は、後で切断し易
いように、その真ん中が打ち抜かれ両側の細い連結部分
だけを残してある。
【0031】接触端子(リングバネ)13の中央部に
は、接触端子12のバネ部23と同様のバネ部24が形
成されると共に、抜け止め32がバネ部24の抜け止め
26と同様に設けられている。また、接触端子13とキ
ャリア22とを接続する枝部29、30は、その真ん中
が打ち抜かれ両側が細く形成した連結部分となってい
る。
は、接触端子12のバネ部23と同様のバネ部24が形
成されると共に、抜け止め32がバネ部24の抜け止め
26と同様に設けられている。また、接触端子13とキ
ャリア22とを接続する枝部29、30は、その真ん中
が打ち抜かれ両側が細く形成した連結部分となってい
る。
【0032】更に、接触端子(チップバネ)14の中央
部には、板状のバネ部25が形成されると共に、抜け止
め33がバネ部25の突出方向とは逆向きに突出してい
る。また、接触端子14とキャリア22とを接続する枝
部31は、細く形成した連結部分となっており、後で切
断し易いようにしてある。
部には、板状のバネ部25が形成されると共に、抜け止
め33がバネ部25の突出方向とは逆向きに突出してい
る。また、接触端子14とキャリア22とを接続する枝
部31は、細く形成した連結部分となっており、後で切
断し易いようにしてある。
【0033】(2)次に、前記パタ−ンを、キャリア2
2を基準にして枝部27〜30を通る折り曲げ線f、お
よび、枝部31を通る折り曲げ線gで、接触端子12、
13、14が同一方向に互いに90度折り曲げ、バネ部
23、24、25のいずれもが内向き方向に突出するよ
うにして成形品40が完成する。図6は、このようにし
て得られた成形品の上面図である。
2を基準にして枝部27〜30を通る折り曲げ線f、お
よび、枝部31を通る折り曲げ線gで、接触端子12、
13、14が同一方向に互いに90度折り曲げ、バネ部
23、24、25のいずれもが内向き方向に突出するよ
うにして成形品40が完成する。図6は、このようにし
て得られた成形品の上面図である。
【0034】(3)上述のようにして得られた成形品を
そのまま連続した状態で組み立て工程に供給するか、又
はカッタ−によってキャリア22を切り取り線e(図6
参照)で切断することにより、図11及び図12に示す
ようなジャック1個分の成形品40として組立工程に供
給するようにしても良い。
そのまま連続した状態で組み立て工程に供給するか、又
はカッタ−によってキャリア22を切り取り線e(図6
参照)で切断することにより、図11及び図12に示す
ようなジャック1個分の成形品40として組立工程に供
給するようにしても良い。
【0035】(4)一方、ハウジング11は下記のよう
に製作される。ハウジング11は、樹脂等の絶縁材料を
用いて、それに差し込まれるプラグの形状に合わせて、
図7〜図10に示すように成形される。
に製作される。ハウジング11は、樹脂等の絶縁材料を
用いて、それに差し込まれるプラグの形状に合わせて、
図7〜図10に示すように成形される。
【0036】図7〜図10において、ハウジング11の
プラグ挿入口に対して上部位置から貫通させた複数の竪
孔19、20、21を設けた構造となっており、左側の
壁41には、接触端子12、13をそれぞれ収納する竪
孔19、20が設けられている。竪孔19は接触端子1
2が収納され、その領域19b、19cは、バネ部23
の幅方向両端側の平坦部分23aによって占有され、領
域19aはバネ部23によって占有される。領域19c
は端子用としてハウジング11の下面に貫通し、仮想線
で示した係止領域19d(図9参照)には抜け止め26
が跳ね出して嵌合する。
プラグ挿入口に対して上部位置から貫通させた複数の竪
孔19、20、21を設けた構造となっており、左側の
壁41には、接触端子12、13をそれぞれ収納する竪
孔19、20が設けられている。竪孔19は接触端子1
2が収納され、その領域19b、19cは、バネ部23
の幅方向両端側の平坦部分23aによって占有され、領
域19aはバネ部23によって占有される。領域19c
は端子用としてハウジング11の下面に貫通し、仮想線
で示した係止領域19d(図9参照)には抜け止め26
が跳ね出して嵌合する。
【0037】竪孔20は接触端子13が収納され、竪孔
19と同様に、領域20b、20cがバネ部24の幅方
向両端側の平坦部分24aによって占有され、領域20
aはバネ部24によって占有される。そして、領域20
cは端子用としてハウジング11の下面に貫通し、係止
領域20dは抜け止め32が跳ね出して嵌合する。
19と同様に、領域20b、20cがバネ部24の幅方
向両端側の平坦部分24aによって占有され、領域20
aはバネ部24によって占有される。そして、領域20
cは端子用としてハウジング11の下面に貫通し、係止
領域20dは抜け止め32が跳ね出して嵌合する。
【0038】ハウジング11のプラグ挿入口に向かって
右側の壁42には、接触端子14を収容するための竪孔
21が設けられている。竪孔21の領域21aはバネ部
25によって占有され、領域21b、21cはバネ部2
5の基部側の平坦部分25aによって占有され、係止領
域21dは抜け止め33が嵌合する。この内、領域21
cは端子用としてハウジング11の下面を貫通してい
る。
右側の壁42には、接触端子14を収容するための竪孔
21が設けられている。竪孔21の領域21aはバネ部
25によって占有され、領域21b、21cはバネ部2
5の基部側の平坦部分25aによって占有され、係止領
域21dは抜け止め33が嵌合する。この内、領域21
cは端子用としてハウジング11の下面を貫通してい
る。
【0039】(5)次に、図13に示すように、それぞ
れ製作されたハウジング11の竪孔19、20、21
(図7参照)と成形品40の接触端子の先端側との位置
決めを行って挿入する。この位置決めは、成形品40の
接触端子12、13、14の先端側の端子A〜C(図4
参照)を貫通孔19c、20c、21c(図8参照)に
合わせて行う。
れ製作されたハウジング11の竪孔19、20、21
(図7参照)と成形品40の接触端子の先端側との位置
決めを行って挿入する。この位置決めは、成形品40の
接触端子12、13、14の先端側の端子A〜C(図4
参照)を貫通孔19c、20c、21c(図8参照)に
合わせて行う。
【0040】(6)位置決めされている接触端子12、
13、14は、キャリア22と各接触端子12、13、
14とを接続している枝部27〜31を、それぞれ、図
4に示す切り取り線h〜k、mで一斉に切断する。切断
した各接触端子12、13、14はハウジング11の各
竪孔19〜21内へそのまま一斉に圧入する。
13、14は、キャリア22と各接触端子12、13、
14とを接続している枝部27〜31を、それぞれ、図
4に示す切り取り線h〜k、mで一斉に切断する。切断
した各接触端子12、13、14はハウジング11の各
竪孔19〜21内へそのまま一斉に圧入する。
【0041】この切断及び圧入は、図13、図14に示
すように、パンチ50およびパンチ用受台51からなる
パンチング治具を設置することによって行われる。パン
チ用受台51は固い金属で形成され、その幅は、切り取
り線h〜kを通る直線と、切り取り線mとの間の距離に
等しく、高さは、キャリア22と接続してある接触端子
12、13の折り曲げ線fと抜け止め26、32の上縁
までの距離より若干大きく、長さは、適当に定められ
る。
すように、パンチ50およびパンチ用受台51からなる
パンチング治具を設置することによって行われる。パン
チ用受台51は固い金属で形成され、その幅は、切り取
り線h〜kを通る直線と、切り取り線mとの間の距離に
等しく、高さは、キャリア22と接続してある接触端子
12、13の折り曲げ線fと抜け止め26、32の上縁
までの距離より若干大きく、長さは、適当に定められ
る。
【0042】パンチ50は、受台51より大きい長方形
の固い金属で作られ、その下部に受台51を収容するこ
とができる形状の凹部52を有し、この凹部52の内側
面と受台51の外側面とを滑らかに接触させながら、上
下に手動または自動で移動可能なように構成されてい
る。
の固い金属で作られ、その下部に受台51を収容するこ
とができる形状の凹部52を有し、この凹部52の内側
面と受台51の外側面とを滑らかに接触させながら、上
下に手動または自動で移動可能なように構成されてい
る。
【0043】このようなパンチング治具は、受台51の
上に置かれた成形品40を、パンチ50の内側面と受台
51の外側面との間に生ずるせん断応力によって切断す
ることができる。
上に置かれた成形品40を、パンチ50の内側面と受台
51の外側面との間に生ずるせん断応力によって切断す
ることができる。
【0044】さて、この受台51は、図13に示すよう
に、成形品40とハウジング11の台座15との間に、
その一方の稜線53が成形品40の切り取り線h〜kと
一致し、他方の稜線54が切り取り線mと一致するよう
に位置合わせして設置する。
に、成形品40とハウジング11の台座15との間に、
その一方の稜線53が成形品40の切り取り線h〜kと
一致し、他方の稜線54が切り取り線mと一致するよう
に位置合わせして設置する。
【0045】そこで、キャリア22を跨ぐようにして配
置したパンチ50に圧力を加えて下降させると、上記せ
ん断応力によって、各枝部27〜31は、切り取り線h
〜k、mにおいて一斉に切り離される。
置したパンチ50に圧力を加えて下降させると、上記せ
ん断応力によって、各枝部27〜31は、切り取り線h
〜k、mにおいて一斉に切り離される。
【0046】この時、受台51の上にはキャリア22と
各枝部の一部分が残り、各枝部の細い連結部分の枝部2
7〜31の一面がパンチ50の下面55、56(図13
参照)によって押圧されて下降し、その結果、切り離さ
れた各接触端子12、13、14は、ハウジング11の
竪孔19、20、21内へ圧入されて押し込まれる。
各枝部の一部分が残り、各枝部の細い連結部分の枝部2
7〜31の一面がパンチ50の下面55、56(図13
参照)によって押圧されて下降し、その結果、切り離さ
れた各接触端子12、13、14は、ハウジング11の
竪孔19、20、21内へ圧入されて押し込まれる。
【0047】(7)そして、パンチ50が更に下降し、
切り離された接触端子12、13、14の各端子A、
B、Cがハウジング11の下面から突出し、更に各バネ
部23、24、25が竪孔19b、20b、21bの底
に当接した時、抜け止め26、32、33が夫々係止領
域19d、20d、21dに跳ね出して切り離された接
触端子12、13、14をハウジング内に係合係止する
と共に、パンチ50の下降運動は終了する。
切り離された接触端子12、13、14の各端子A、
B、Cがハウジング11の下面から突出し、更に各バネ
部23、24、25が竪孔19b、20b、21bの底
に当接した時、抜け止め26、32、33が夫々係止領
域19d、20d、21dに跳ね出して切り離された接
触端子12、13、14をハウジング内に係合係止する
と共に、パンチ50の下降運動は終了する。
【0048】このようにして挿着された各接触端子1
2、13、14は、ハウジング11の上面に切り離され
た細い連結部分の枝部27〜31が露出した状態で残る
ことになり、その露出状態はハウジング11の台座15
より低く、且つハウジング11の上面を略面一になるよ
うにする。
2、13、14は、ハウジング11の上面に切り離され
た細い連結部分の枝部27〜31が露出した状態で残る
ことになり、その露出状態はハウジング11の台座15
より低く、且つハウジング11の上面を略面一になるよ
うにする。
【0049】なお、上記圧入の方向は切り離された各接
触端子12、13、14の抜け止め26、32、33に
とって順方向であるので、圧入は円滑に遂行される。そ
して、切り離された接触端子12、13、14が竪孔1
9〜21に収容された後は、各抜け止め26、32、3
3が夫々係止領域19d、20d、21dに嵌って各接
触端子12、13、14が抜け出さないように係止す
る。
触端子12、13、14の抜け止め26、32、33に
とって順方向であるので、圧入は円滑に遂行される。そ
して、切り離された接触端子12、13、14が竪孔1
9〜21に収容された後は、各抜け止め26、32、3
3が夫々係止領域19d、20d、21dに嵌って各接
触端子12、13、14が抜け出さないように係止す
る。
【0050】以上、3つの種類の異なった接触端子を有
するジャックの製造方法について述べたが、本発明の技
術思想は一個以上の接触端子を有するジャックの全てに
適用可能であることは勿論である。また、成形品40の
製作、切断、圧入の各工程共、それぞれ個別に、あるい
は、全体の流れとして、自動化または半自動化が可能で
ある。
するジャックの製造方法について述べたが、本発明の技
術思想は一個以上の接触端子を有するジャックの全てに
適用可能であることは勿論である。また、成形品40の
製作、切断、圧入の各工程共、それぞれ個別に、あるい
は、全体の流れとして、自動化または半自動化が可能で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
それぞれ種類の異なった複数の接触端子をキャリアを介
して一体の成形品として形成し、この成形品から各接触
端子を一斉に切り離し、切り離したそれぞれの接触端子
をジャックのハウジング内へ圧入係合係止するようにし
たので、ジャックの組み立て作業が簡単になり、製造効
率が上がる。また、従来個々の接触端子毎に発生してい
た金型代および製造加工費が低減すると共に、部品の管
理が容易になるので、製品コストを低くできるという効
果がある。
それぞれ種類の異なった複数の接触端子をキャリアを介
して一体の成形品として形成し、この成形品から各接触
端子を一斉に切り離し、切り離したそれぞれの接触端子
をジャックのハウジング内へ圧入係合係止するようにし
たので、ジャックの組み立て作業が簡単になり、製造効
率が上がる。また、従来個々の接触端子毎に発生してい
た金型代および製造加工費が低減すると共に、部品の管
理が容易になるので、製品コストを低くできるという効
果がある。
【図1】本発明に係るジャックの正面図である。
【図2】同ジャックの側面図である。
【図3】同ジャックの上面図である。
【図4】接触端子を含む一部成形品のパタ−ンを示す平
面図である。
面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う要部の拡大断面図であ
る。
る。
【図6】図4の成形品を折り曲げ線で折り曲げた状態を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図7】ジャックのハウジングの上面図である。
【図8】ハウジングの中央部水平断面図である。
【図9】図8のC−C線に沿う断面図である。
【図10】図8のD−D線に沿う断面図である。
【図11】ハウジングに対する接触端子の位置決め位置
を示す概略正面図である。
を示す概略正面図である。
【図12】同位置決め状況を示す概略側面図である。
【図13】ハウジングに対する接触端子の切断(切り離
し)、圧入工程を示す概略正面図である。
し)、圧入工程を示す概略正面図である。
【図14】同切断(切り離し)、圧入工程を示す概略側
面図である。
面図である。
【図15】従来技術を説明するための説明図である。
【図16】従来のジャックの斜視図である。
【図17】従来のジャックの構造図である。
11 ハウジング 12、13、14 接触端子 15 台座 16、17 突起 19、20、21 竪孔 19a〜21c 竪孔の空間領域 19d〜21d 係止領域 22 キャリア 23、24、25 バネ部 23a、24a、25a 中央の平面部 26、32、33 抜け止め 27〜31 枝部の細い連結部 40 成形品 41、42 ハウジングの壁 50 パンチ 51 受台 52 パンチの凹部 53、54 受台の稜線 55、56 パンチの下面 A,B,C 端子 P ピッチ e、h〜k、m 切り取り線 f、g 折り曲げ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 17/04 H01R 43/00 H01R 43/16 H01R 43/20
Claims (7)
- 【請求項1】ハウジングのプラグ挿入口に対して上部位
置から貫通させた複数の竪孔の夫々に複数の接触端子を
組み入れた構造のジャックであって、 前記複数の接触端子を、帯状のキャリアの長手方向に沿
った両端側に一体にプレス成形した後に、該キャリアを
基準にして複数の接触端子を同一方向に互いに折り曲げ
た成形品と、 少なくともキャリアを挟んだ接触端子の切り取り線間の
幅よりも狭い幅からなる受台と、 該受台の幅方向の長さが収まる大きさの凹部を有するパ
ンチと、 該成形品の折り曲げた接触端子の先端側を前記ハウジン
グの竪孔に位置決めして挿入する際に、前記受台を前記
キャリアとハウジングの間に挟み且つ前記パンチを前記
キャリアの上部から押圧して前記キャリアと複数の接触
端子との間に設けた切り取り線を一斉に切り離し、 該切り離した複数の接触端子が該パンチで前記竪孔内に
圧入係合係止するようにしたこと を特徴とするジャッ
ク。 - 【請求項2】前記ハウジングの受台を載せる台座は、該
ハウジングの長手方向に沿った中央位置であって且つ前
記竪孔の面一よりも高く形成されると共に、該台座の両
側に前記竪孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載
のジャック。 - 【請求項3】前記キャリアから切り離された夫々の接触
端子は、切り離された枝部部分がハウジングの上面に露
出した状態で圧入係合係止されていることを特徴とする
請求項1又は2に記載のジャック。 - 【請求項4】帯状のキャリアの長さ方向に沿った両側に
種類の異なった複数の接触端子をプレスにて一体成形
し、 該一体成形した複数の接触端子を同一方向に90度折り
曲げて成形品を形成し、該成形品の複数の接触端子の端
部側を、ハウジングのプラグ挿入口に対して上部 位置か
ら貫通させた竪孔に位置決めして挿入する際に、 少なくともキャリアを挟んだ接触端子の切り取り線間の
幅よりも狭い幅からなる受台をキャリアとハウジングの
間に挟むと共に、該受台の幅方向の長さが収まる大きさ
の凹部を有するパンチで前記キャリアの上部から押圧し
て前記キャリアと複数の接触端子との間に設けた切り取
り線を一斉に切り離し、 該切り離した複数の接触端子の夫々を該パンチで前記竪
孔内に圧入係合係止するようにしたこと を特徴とするジ
ャックの製造方法。 - 【請求項5】前記ハウジングの受台を載せる台座は、該
ハウジングの長手方向に沿った中央位置であって且つ前
記竪孔の面一よりも高く形成されると共に、該台座の両
側に前記竪孔を設けたことを特徴とする請求項4に記載
のジャックの製造方法。 - 【請求項6】前記キャリアから複数の接触端子を切り離
す際に、接触端子側の切り離した部分が接触端子と90
度に折り曲げた枝部を残すようにし、 該残った枝部の部分を前記パンチで押圧して圧入係合係
止させるようにしたこと を特徴とする請求項4又は5に
記載のジャックの製造方法。 - 【請求項7】前記成形品の接触端子の端子側を前記竪孔
に位置決めして挿入する際に、前記キャリアと接触端子
との間に設けた切り取り線と前記受台の稜線とを位置合
わせするようにしたことを特徴とする請求項5に記載の
ジャックの製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266090A JP2886394B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ジャックおよびその製造方法 |
KR1019920026450A KR970001950B1 (ko) | 1992-10-05 | 1992-12-30 | 잭 및 그 제조방법 |
MYPI93000022A MY109802A (en) | 1992-10-05 | 1993-01-07 | Pin jack and method of making the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4266090A JP2886394B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ジャックおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06119954A JPH06119954A (ja) | 1994-04-28 |
JP2886394B2 true JP2886394B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=17426196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4266090A Expired - Fee Related JP2886394B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ジャックおよびその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2886394B2 (ja) |
KR (1) | KR970001950B1 (ja) |
MY (1) | MY109802A (ja) |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP4266090A patent/JP2886394B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-30 KR KR1019920026450A patent/KR970001950B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1993
- 1993-01-07 MY MYPI93000022A patent/MY109802A/en unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
MY109802A (en) | 1997-07-31 |
KR970001950B1 (ko) | 1997-02-19 |
KR940010427A (ko) | 1994-05-26 |
JPH06119954A (ja) | 1994-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212 Year of fee payment: 10 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |