JP2885699B2 - 低挿抜力コネクタ構造 - Google Patents

低挿抜力コネクタ構造

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JP2885699B2
JP2885699B2 JP8153532A JP15353296A JP2885699B2 JP 2885699 B2 JP2885699 B2 JP 2885699B2 JP 8153532 A JP8153532 A JP 8153532A JP 15353296 A JP15353296 A JP 15353296A JP 2885699 B2 JP2885699 B2 JP 2885699B2
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NEC Saitama Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器における
配線基板間の接続に際し、低挿抜力で接続する低挿抜力
コネクタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3の(a)〜(c)は、それぞれ従来
の多極コネクタの構成の断面図を示したもので、(a)
は接続後の静止状態、(b)は接続前の状態、(c)は
接続する途中の状態を示している。構造は、FPC(f
lexible printed circuit)基
板20(信号回路)と、この基板を保持するバネ30
と、FPC基板(ヒータ回路)50と、形状記憶合金6
0とからなる。その機構は、電気的接続用のバンプ10
を形成し、格子状に配列したFPC基板20が向かい合
って位置しており、このFPC基板20は接続後の定常
状態において、内蔵されたバネ30により配線基板40
に押圧される。配線基板40の挿抜時、内側に配置され
たFPC基板50は、ヒータ回路により形状記憶合金6
0を加熱し、加熱により膨張した形状記憶合金がバネ3
0を押し広げ、対向するFPC基板20の間隔が広が
り、これにより配線基板40が無挿抜力で挿抜される。
従って、挿抜時にFRC(ヒータ回路)50が作動し、
FRC(信号回路)20の間隔が広がるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において、
前述の配線基板40とコネクタとの嵌合にあたっては無
挿抜力化するために、ヒータ回路を構成するFPC基板
50,形状記憶合金60等を必要とするため、形状的に
も大きく、複雑な機構をとっていた。また、コネクタは
バンプ10が配線基板40上の接続パッドに垂直方向に
圧接されるだけであり、バンプ10が配線基板40上の
接続パッドの面方向,すなわち水平方向に相対移動しな
いため、バンプ10と接続パッドとの接触界面に形成さ
れる絶縁性の酸化被膜を除去することができず、確実に
接触されていない場合も起こり、接触信頼性に欠けると
いった問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、多極コネクタに
おいて上述したような複雑な構造をとらずに挿抜力を低
減させ、且つ、接触信頼性を向上させる、低挿抜力コネ
クタ構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の従来技術における
問題点は、本発明のコネクタ構造、すなわち、コンタク
トが格子状に配されたプリント基板と、プリント基板を
保持し、かつ、配線基板が挿入された時に、コンタクト
が配線基板に接触せずに推移するように、その先端部に
おいて前記コンタクトの間隔よりも小さい間隔を有して
対向する突起部を有するバネと、配線基板の所定の位置
に、バネの突起部を受け入れ、コンタクトと配線基板と
を接続させるための凹部とを有し、前記バネの接触点
が、前記配線基板上を摺動し、バネが凹部によって任意
の位置で開放されるとき、初めて前記コンタクトと配線
基板が接触することを特徴とする低挿抜力コネクタ構造
によって達成できる。特に、コンタクトを格子状に配置
することにより高密度化を実現し、コネクタの嵌合にお
いては挿抜力を低減させ、且つ単一動作において配線基
板との接続が完了する構造を得るため、実際の電気接点
とは別にコンタクト全体を開閉駆動させるためのバネを
有するようにした。より具体的には、コンタクトを格子
状に配するプリント基板を一対のバネに保持し、プリン
ト基板、すなわち、コンタクト群を一括して開閉する構
造をもち、さらに、バネの先端には、配線基板上を摺動
する接点を有すると良い。
【0006】以上のように本発明では、実際に信号伝搬
を行うコンタクトのほかに、コンタクト全体を開閉する
バネを設け、バネの先端がコンタクトを浮かせながら嵌
合される基板の接点上を摺動する構造をとる。従って、
本発明のコネクタ構造は、実際の電気接点とは別に設け
られた接点を有するバネによって開閉駆動させるため、
前述した多数の電気接点と配線基板との摩擦力は係合し
ないため挿抜力の低減が可能である。また、前述のバネ
に配する接点が配線基板上を摺動する構造のため、酸化
被膜除去効果、即ち「ワイピング」効果を持つ接触面の
酸化被膜除去が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の低挿抜力コネクタ構造を
示す。図1の(a)は、コンタクト1が配されたプリン
ト基板2の透視図であり、コンタクト1より入出力され
る電気信号は、プリント基板2上に印刷された回路を通
じて接続される。図1の(b)は、本発明の低挿抜力コ
ネクタ構造の断面図であり、コンタクト1が格子状に配
されたプリント基板2と、プリント基板2を保持し、か
つ、配線基板5が挿入された時に、プリント基板上のコ
ンタクトが配線基板上の接点パッドに接触せずに推移す
るように、その先端部において対向するコンタクトの間
隔よりも小さい間隔を有して対向する一対の突起部4を
有するバネ3と、配線基板5の所定の位置に、バネ3の
突起部4を受け入れ、プリント基板2上のコンタクト1
と配線基板上5の接点パッド6とを接続させるための凹
部7と、を有する。この構成によって、バネ3が凹部7
によって任意の位置で解放されるとき、はじめてコンタ
クト1と配線基板5の接点パッド6とが接触するように
する。突起部4は、円形でも半円形でも形成できる。
尚、配線基板5を接続した定常状態においては、凹部7
と突起部4とが合致し、それと同時に、接続基板5の接
点パッド6が、格子状に配置されたコンタクト1のそれ
ぞれに対応するように配置することが必要である。
【0009】図2は、前述したコネクタと配線基板との
接続過程を示しており、図2の(a)は、接続直前の状
態を示す断面図、図2の(b)は接続途中の状態を示す
断面図、図2の(c)は接続後の状態を示す断面図であ
る。図2の(a)では、バネ3の突起部4が配線基板5
のエッジに当り、コンタクト1の配されたプリント基板
2の間隙を開く。その後、図2の(b)のように、突起
部4は配線基板5の接点パッド6上を摺動しながら嵌合
方向へ推移する。この時、コンタクト1は配線基板5と
非接触で推移し、図2の(C)のように、突起部4が配
線基板5上の任意の位置に設けた凹部7に到達すると
き、はじめてコンタクト1とパッド6との接続を完了す
る。
【0010】以上のように、電子機器のプリント基板配
線基板間接続に使用する多極コネクタにおいて、多極化
による挿抜力の増大を緩和するために、一般的には接触
子の接触圧を低く設計したり、挿抜時、接触圧を無にす
るために十分に確保しにくかったり、構造が複雑になる
場合が多かったコネクタ構造を、本発明の低挿抜力コネ
クタ構造により、接触信頼性を確保し、安易な構造によ
り、多極化を実現するコネクタ構造を実現する。
【0011】
【発明の効果】上述の本発明の低挿抜力コネクタ構造を
用いることにより、実際の電気接点であるコンタクトの
摩擦力が軽減されるため、従来技術と比較して簡単な構
造で高密度化による多極コネクタの挿抜力を低減するこ
とができ、さらに突起部が配線基板の接触パッド上を摺
動することにより、接点界面に発生する酸化被膜の除去
を可能にし、接触信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低挿抜力コネクタ構造の一実施形態を
示す図であり、(a)はコンタクトの配されるプリント
基板を示す上面図、(b)は定常状態を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示す本発明の低挿抜力コネクタ構造の接
続過程を示す断面図であり、(a)は接続直前の状態を
示す断面図、(b)は接続途中を示す断面図、(c)は
接続後の状態を示す断面図である。
【図3】従来技術の一実施形態を示す図であり、(a)
は接続後の静止状態、(b)は接続直前の状態を示す断
面図、(c)は接続途中を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンタクト 2 プリント基板 3 バネ 4 突起部 5 配線基板 6 接点パッド 7 凹部 10 バンプ 20 FPC基板(信号回路) 30 バネ 40 配線基板 50 FPC基板(ヒータ回路) 60 形状記憶合金

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器のプリント基板と配線基板との低
    挿抜力コネクタにおいて、 コンタクトが格子状に配されたプリント基板と、 前記プリント基板を保持し、かつ、前記配線基板が挿入
    された時に、前記コンタクトが前記配線基板に接触せず
    に推移するように、その先端部において前記コンタクト
    の間隔よりも小さい間隔を有して対向する突起部を有す
    るバネと、 前記配線基板の所定の位置に、前記バネの前記突起部を
    受け入れ、前記コンタクトと前記配線基板とを接続させ
    るための凹部と、 を有し、前記バネの接触点が、前記配線基板上を摺動
    し、前記バネが前記凹部によって任意の位置で開放され
    るとき、はじめて前記コンタクトと前記配線基板が接触
    することを特徴とする低挿抜力コネクタ構造。
  2. 【請求項2】前記バネの接触点が、前記コンタクト群の
    先端に列配置されたことを特徴とする、請求項1に記載
    の低挿抜力コネクタ構造。
  3. 【請求項3】前記バネの突起部が、半円形である、請求
    項1または2に記載の低挿抜力コネクタ構造。
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