JP2885331B2 - プリプレグ - Google Patents

プリプレグ

Info

Publication number
JP2885331B2
JP2885331B2 JP29009592A JP29009592A JP2885331B2 JP 2885331 B2 JP2885331 B2 JP 2885331B2 JP 29009592 A JP29009592 A JP 29009592A JP 29009592 A JP29009592 A JP 29009592A JP 2885331 B2 JP2885331 B2 JP 2885331B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
epoxy resin
resin
type epoxy
manufactured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29009592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06136242A (ja
Inventor
雅史 穂谷野
正人 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Toho Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Rayon Co Ltd filed Critical Toho Rayon Co Ltd
Priority to JP29009592A priority Critical patent/JP2885331B2/ja
Publication of JPH06136242A publication Critical patent/JPH06136242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2885331B2 publication Critical patent/JP2885331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた耐衝撃性と機械的
特性を有する樹脂組成物及びその樹脂組成物を用いたプ
リプレグに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エポキシ樹脂の硬化物は、強
度、弾性、靱性等の機械的性質に優れるため、これをマ
トリクスとした繊維強化複合材料は、産業用用途をはじ
め、ゴルフシャフト、テニスラケット等のスポーツ・レ
ジャー用、航空宇宙産業用等に広く使用されてきた。
【0003】エポキシ樹脂の中でも、汎用されているビ
スフェノール型エポキシ樹脂は、多官能エポキシ樹脂で
あるフェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキ
シ樹脂に比較して樹脂硬化物の剛性や曲げ強度が低く、
結果的に成形物の層間剪断強度が低くなるという欠点が
ある。
【0004】このために、ビスフェノール型エポキシ樹
脂をマトリクスとし、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維
を強化材とした複合材料においては、複合材料全体とし
て曲げ強度や層間剪断強度が低いものになっていた。こ
のようなビスフェノール型エポキシ樹脂の欠点を解消
し、強度を高めるために、機械的強度が高い樹脂である
フェノールノボラック型エポキシ樹脂、グリシジルアミ
ン型エポキシ樹脂等の多官能エポキシ樹脂をビスフェノ
ール型エポキシ樹脂に混合してマトリクス樹脂として使
用することにより、硬化物の架橋密度が向上し、その結
果、複合材料に高い曲げ強度や高い層間剪断強度を付与
することができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように複合材料に高い曲げ強度や高い層間剪断強度を付
与するために、フェノールノボラック型エポキシ樹脂及
びグリシジルアミン型エポキシ樹脂等の多官能エポキシ
樹脂をビスフェノール型エポキシ樹脂に混合してなるマ
トリクス樹脂を使用して製造された複合材料は、ビスフ
ェノール型エポキシ樹脂単独でマトリクス樹脂とした複
合材料に比較して耐衝撃性は著しく低下するという欠点
があった。
【0006】また、耐衝撃性を向上させるための手段と
して、熱可塑性樹脂やゴム変性樹脂を添加したものが、
特開昭62−148533号公報、特開昭58−830
31号公報により知られているが、このような系では樹
脂の粘度が上昇し、樹脂の混合工程が非常に複雑になる
という問題があった。そこで本発明は、上記のような問
題点を克服して、ビスフェノール型エポキシ樹脂が本来
有している耐衝撃性を低下させず、且つ、高い曲げ強度
や高い層間剪断強度等の優れた機械的特性を複合材料に
与えることができるビスフェノール型エポキシ樹脂を含
樹脂組成物を用いたプリプレグを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために、本発明は、 (A)ビスフェノール型エポキシ樹脂、 (B)スメクタイト、
【0008】 (C)エポキシ樹脂硬化剤、 の以上(A)、(B)、(C)成分を必須成分として含
樹脂組成物を繊維強化材に含浸してなるプリプレグと
するものである。
【0009】本発明の樹脂組成物を強化繊維に含浸して
なるプリプレグは、その成形物に優れた耐衝撃性を与え
ると同時に機械的特性を与えることが可能である。本発
明において、樹脂組成物の(A)の成分であるビスフェ
ノール型エポキシ樹脂には、ビスフェノールA型樹脂、
ビスフェノールF型樹脂、ビスフェノールAD型樹脂、
ビスフェノールS型樹脂等が含まれる。これらの樹脂の
具体的な商品名には、エピコート815(油化シェル社
製)、エピコート828(油化シェル社製)、エピコー
ト834(油化シェル社製)、エピコート1001(油
化シェル社製)、エピコート1002(油化シェル社
製)、エピコート807(油化シェル社製)、エポミッ
クR−710(三井石油化学社製)、EXA1514
(大日本インキ社製)等を挙げることができる。
【0010】本発明における樹脂組成物には、上記の
(A)成分のビスフェノール型エポキシ樹脂の他に、取
扱性を低下させない程度にウレタン変性エポキシ樹脂、
ゴム変性エポキシ樹脂等の他のエポキシ樹脂を添加して
もよいし、また、耐衝撃性を低下させない程度にフェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂等の
他のエポキシ樹脂を添加してもよい。上記(A)成分で
あるビスフェノール型エポキシ樹脂に添加することがで
きる他のエポキシ樹脂の量は、エポキシ樹脂の総量10
0重量部に対し0〜30重量部が好ましい。その理由
は、この範囲より多いと耐衝撃性、取扱性が低下するか
らである。
【0011】前記(A)成分に添加することのできるこ
れらの他のエポキシ樹脂の具体的な商品名には、ウレタ
ン変性エポキシ樹脂として例えばEPU−6(旭電化社
製)、ゴム変性エポキシ樹脂として例えばエポキシ変性
ブタジエン−アクリロニトリルゴム:TSR−960
(大日本インキ社製)、R−1309(商品名:ACR
社製)、フェノールノボラック型エポキシ樹脂として例
えばEp.152、Ep.154(商品名:油化シェル
社製),EPN−1138(商品名:日本チバガイギー
社製)、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂として例
えばECN1235(商品名:日本チバガイギー社
製),N−680(商品名:大日本インキ社製)、グリ
シジルアミン型エポキシ樹脂として例えばMY−720
(商品名:日本チバガイギー社製)、Ep.604(商
品名:油化シェル社製)等が挙げられる。
【0012】
【0013】前記(B)成分のスメクタイトには天然物
または合成物があり、別名モンモリロン石群鉱物と呼ば
れており、一般に膨潤性層状構造を有している。天然物
のスメクタイトには具体的には、例えば、モンモリロン
石、マグネシアンモンモリロン石、ヘクトライト、サポ
ー石、アルミニアンサポー石等を機械的に粉砕したもの
であり、その市販品としては、例えば、DT−5039
(商品名:日本チバガイギー社製)等が挙げられる。こ
のスメクタイトの粒径はマトリクス樹脂の調製の容易さ
の観点から、並びに機械的特性を発揮させる観点から、
1〜100μm、特に1〜30μmが好ましい。
【0014】合成物のスメクタイトには、例えば、チキ
ソピーR2(商品名:協和化学社製)、チキソピーR4
(商品名:協和化学社製)、合成スメクタイトSAF
(商品名:コープ・ケミカル社製)、ラボナイト(商品
名:土屋カオリン社製)等の市販品が挙げられる。前記
(C)成分のエポキシ樹脂硬化剤には、ジシアンジアミ
ド単独またはジシアンジアミドと硬化促進剤、例えば、
ジクロロフェニルジメチルウレア、フェニルジメチルウ
レア、メチルフェニレンビスジメチルウレア等の尿素誘
導体との併用、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォン等の芳香
族アミン類、無水フタル酸、無水ピロメリット酸等の酸
無水物、BFモノエチルアミン、BFベンジルアミ
ン等の三フッ化ホウ素錯塩類、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、2−フ
ェニルイミダゾール等のイミダゾール類が挙げられる。
【0015】前記(A)成分、(B)成分及び(C)成
分を同時に含む樹脂組成物は優れた機械的特性と耐衝撃
性を同時に有する複合材料となる。また、(A)成分に
対して前記他のエポキシ樹脂を添加しないで用いるか、
添加しても(A)成分に対して0〜30重量部の添加量
として用いるので、樹脂全体の架橋密度を向上させるこ
とがなく、したがって、(A)成分であるビスフェノー
ル型エポキシ樹脂が本来有している耐衝撃性の性質を損
なわない。これらの理由は、前記(B)成分であるスメ
クタイトは膨潤性層状構造であるために、(A)成分で
あるビスフェノール型エポキシ樹脂と(C)成分である
エポキシ樹脂硬化剤を含む樹脂組成物に(B)成分であ
るスメクタイトを加えると、(B)成分が(A)成分及
び(C)成分に膨張され、(B)成分の層状構造の内部
に(A)成分及び(C)成分が進入して硬化するので、
(B)成分の硬度が樹脂組成物全体に影響することにな
ると考えられるからである。そして(B)成分の硬度が
ビスフェノール型樹脂の硬化物の硬度に比べて高いため
に、曲げ強度及び層間剪断強度等の樹脂の剛性を大幅に
向上させると考えられるからである。
【0016】ところで、比較のために、本発明におい
、(B)成分であるスメクタイトの代わりに例えば、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ケイ酸マグネシ
ウム等を加えても機械的特性の向上は見られない。その
理由はこれらの化合物が(B)成分であるスメクタイト
のように膨潤性層状構造を有していないからと考えられ
るからである。
【0017】本発明において、(A)成分、(B)成
分、(C)成分の配合量は(A)成分が100重量部に
対し(B)成分が1〜20重量部、好ましくは3〜15
重量部である。(B)成分が1重量部未満では機械的特
性に優れた樹脂組成物は得られず、20重量部超では樹
脂の粘度が高くなり、樹脂組成物調製が困難となる。
【0018】(C)成分は、エポキシ樹脂の硬化剤であ
り、理論的にはエポキシ当量/アミン当量=1/1に配
合されるが、硬化促進性を有する硬化剤を使用する場合
にはこの限りではない。実際には硬化物の機械的特性に
対応させ、エポキシ当量/アミン当量=1/(0.3〜
1.3)の範囲で用いられる。本発明において樹脂組成
物の調製は、具体的には、例えば、以下の方法により行
うことができる。すなわち、各成分を混練機に供給し、
好ましくは不活性ガス雰囲気下で加熱混練する。この際
の加熱温度はエポキシ樹脂の硬化開始温度より低温とす
る。通常は20〜90℃の温度、好ましくは40〜80
℃の温度にて均一に混合した(A)成分に(C)成分及
び(B)成分を加え、均一に混合させる。
【0019】この場合、樹脂調製の観点から、均一に分
散させるために(B)成分は好ましくは1〜100μm
の微粉末状、更に好ましくは、1〜30μmの微粉末状
がよい。このような粒径範囲を選択する理由は、(B)
成分の粒子が1μm未満の場合は、樹脂組成物の硬化物
の剛性向上効果が低くなったり、粒子が細かくなり過ぎ
ると、混合し難く、その作業時に微粉が舞い上がり、作
業環境が悪くなってしまうからである。また、(B)成
分の粒子が100μm超の場合は、樹脂組成物の中に均
一に混合しないからである。
【0020】本発明における繊維強化材は、炭素繊維、
ガラス繊維、芳香族ポリアミド繊維、アルミナ繊維、ボ
ロン繊維、炭化ケイ素繊維等の単独、または、これらを
併用することもできる。複合材料の機械的特性を向上さ
せるためには、引張強度400kgf/mm2 以上、引
張弾性率24×103 kgf/mm2 以上の高強度炭素
繊維を用いることが好ましい。また繊維強化材の形態
は、織物、一方向引き揃え物等である。
【0021】本発明において、樹脂組成物を強化繊維材
に含浸させプリプレグを製造する場合、ホットメルト
法、溶剤法のいずれの方法を用いてもよい。
【0022】
【実施例】
〔実施例1〜〕 (A)成分としてエピコート834(商品名:油化シェ
ル社製)及びエピコート1002(商品名:油化シェル
社製)の混合物を用いた。この混合割合は、実施例1〜
において下記の表1に示す配合量とした。なお、表1
に示す配合量の単位は重量部である。
【0023】実施例においては、ビスフェノール型エ
ポキシ樹脂以外の他のエポキシ樹脂としてゴム変性エポ
キシ樹脂TSR−960(商品名:大日本インキ社製)
を(A)成分に加えて使用した。(B)成分として、天
然スメクタイトとしてヘクトライト粉砕物DT−503
9(商品名:日本チバガイギー社製)を使用し、合成ス
メクタイトとしてチキソピーR2(商品名:協和化学社
製)を使用した。その配合量は表1に示す通りである。
【0024】(C)成分として、ジシアンジアミドとジ
クロロフェニルジメチルウレアを下記の表1に示す配合
割合で用いた。
【0025】前記(A)成分に前記の(B)成分及び
(C)成分を加え、攪拌機により60℃、20分間混合
を行い、実施例1〜の各均一なプリプレグ用樹脂組成
物を得た。これらの樹脂組成物を用いてフィルムコータ
ーにより各々実施例1〜の樹脂フィルムを作製し、こ
れらの樹脂フィルム上に炭素繊維7μm×12000本
〔ベスファイトUT500(登録商標,東邦レーヨン
(株)製),引張強度500kgf/mm2 、引張弾性
率24×103 kgf/mm2 〕を並べて加熱し、樹脂
を含浸させ、炭素繊維重さ150g/m2 、樹脂含有量
35重量%の実施例1〜の各一方向プリプレグを得
た。これらのプリプレグを各種試験に供するために、0
°曲げ及び0°層間剪断試験用には18枚のプリプレグ
をカットしたものを、及び±45°シャルピー衝撃試験
用には12枚のプリプレグをカットしたものをそれぞれ
積層してオートクレーブにより130℃×90分間加熱
硬化させて成形板とした。この成形板より試験片を切り
出し、0°曲げ強度、0°層間剪断強度(ILSS)、
±45°シャルピー衝撃強度をそれぞれ測定した。結果
を下記の表1に示す。
【0026】〔比較例1〕前記実施例1に記載の(B)
成分を配合しない他は前記実施例1と同じ配合割合と
し、この樹脂組成物を用いて一方向プリプレグを作製
し、同様に成形板を作製した。この成形板から試験片を
切り出し、前記実施例1と同じ項目について測定した。
その結果を下記の表1に示す。
【0027】〔比較例2及び3〕前記実施例1に記載の
(B)成分を配合せず、且つ(A)成分としてビスフェ
ノール型エポキシ樹脂であるエピコート1002(商品
名:油化シェル社製)を20重量部とし、その他のエポ
キシ樹脂としてフェノールノボラック型エポキシ樹脂で
あるEPN−1138(商品名:日本チバガイギー社
製)を80重量部とした以外は、前記実施例1と同じ条
件にて比較例2の一方向プリプレグを作製した。
【0028】また、(A)成分としてエピコート834
(商品名:油化シェル社製)を30重量部とエピコート
1002(商品名:油化シェル社製)を30重量部と
し、且つ、その他のエポキシ樹脂としてフェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂であるEPN−1138(商品
名:日本チバガイギー社製)を40重量部添加し、
(B)成分を添加せずに、その他は前記実施例1と同じ
条件にて比較例3の一方向プリプレグを作製した。
【0029】これらの比較例2及び比較例3のプリプレ
グに対して、前記実施例1と同様に成形板を作製した。
これらの比較例2及び比較例3の成形板から試験片を切
り出し、前記実施例1と同じ項目について測定した。そ
の結果を下記の表1に示す。 〔比較例4及び5〕前記実施例1に記載の(B)成分を
珪酸マグネシウムに変えたもの及び(A)成分のビスフ
ェノール型エポキシ樹脂の一部をフェノールノボラック
型エポキシ樹脂に変えた以外、前記実施例1と同じ条件
にて一方向プリプレグを作製し、同様に成形板から試験
片を切り出し、前記実施例1と同じ項目について測定し
た。その結果を下記の表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1から明らかなごとく、スメクタイトを
添加した実施例1〜4のものは、特に±45°シャルピ
ー衝撃強度が高く、優れた耐衝撃特性を有している。ま
た、0°曲げ強度、0°層間剪断強度いずれも、(B)
成分を添加しないもの(比較例1、比較例4)と比べて
高い値を示しており、(A)成分にフェノールノボラッ
ク樹脂を添加したもの(比較例2、比較例3、比較例
5)と同等の値を示している。
【0032】これに対し、比較例1及び比較例4は機械
的特性が劣り、また比較例2、比較例3及び比較例5は
耐衝撃特性が劣り、いずれの比較例も耐衝撃特性と高い
機械的特性を同時に備えているものはなかった。 〔配合例1〜3〕前記実施例1に記載の(B)成分の配
合比を変え、該樹脂組成物の混合性の評価を行った。そ
の結果を下記の表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】(B)成分の配合量が5重量部である配合
例1、(B)成分の配合量が10重量部である配合例2
では良好な混合性を示したが、(B)成分の配合量が3
0重量部である配合例3では樹脂粘度の上昇が著しく、
樹脂組成物の混合は困難であった。
【0035】
【発明の効果】本発明にかかるプリプレグは、樹脂組成
物中に示されるスメクタイトを含有することにより、ビ
スフェノール型エポキシ樹脂が本来有している耐衝撃性
を低下させず、且つ、高い曲げ強度や高い層間剪断強度
等の優れた機械的特性を複合材料に与えることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 63/00 - 63/10 C08K 3/20 C08J 5/24 B32B 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)、(B)、(C)成分を必
    須成分として含む樹脂組成物を繊維強化材に含浸してな
    るプリプレグ: (A)ビスフェノール型エポキシ樹脂; (B)スメクタイト; (C)エポキシ樹脂硬化剤。
JP29009592A 1992-10-28 1992-10-28 プリプレグ Expired - Lifetime JP2885331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29009592A JP2885331B2 (ja) 1992-10-28 1992-10-28 プリプレグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29009592A JP2885331B2 (ja) 1992-10-28 1992-10-28 プリプレグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06136242A JPH06136242A (ja) 1994-05-17
JP2885331B2 true JP2885331B2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=17751738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29009592A Expired - Lifetime JP2885331B2 (ja) 1992-10-28 1992-10-28 プリプレグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2885331B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2444010B (en) * 2005-09-15 2010-12-08 Sekisui Chemical Co Ltd Resin composition, sheet-like formed body, prepreg, cured body, laminate, and multilayer laminate
CN103552325A (zh) * 2013-10-17 2014-02-05 嘉兴学院 一种超混杂碳纳米材料改性碳纤维/环氧基复合材料及其制备方法
JP7072806B2 (ja) * 2017-03-14 2022-05-23 Dic株式会社 樹脂組成物、成形体、積層体、コーティング材及び接着剤
JP7215001B2 (ja) * 2017-07-21 2023-01-31 東レ株式会社 エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06136242A (ja) 1994-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4962162A (en) Resin composition of thermosetting resin and thermoplastic resin
EP0764180A1 (en) Curable compositions
JP4475880B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
JP2003238657A (ja) エポキシ樹脂組成物、樹脂硬化物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
JPS585925B2 (ja) 炭素繊維プリプレグ用エポキシ樹脂組成物
JP2885331B2 (ja) プリプレグ
JPH0639519B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及びプリプレグ
WO2022039050A1 (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
JPH04249544A (ja) プリプレグ及びその製造方法
JP2604778B2 (ja) マトリックス樹脂組成物
JPH0365812B2 (ja)
JP2000281747A (ja) 複合材料用エポキシ樹脂組成物
JPH09216958A (ja) プリプレグ
JP2004292594A (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料
JPH07228716A (ja) プリプレグ
JP2003055534A (ja) 複合材料用樹脂組成物、複合材料用中間材および複合材料
JPH0365813B2 (ja)
JPH08301982A (ja) 繊維強化複合材料用エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよびコンポジット
JP2000303362A (ja) サイジング剤、及び該サイジング剤で処理されたチョップド炭素繊維
JP3145182B2 (ja) プリプレグ
JPS63152644A (ja) プリプレグ
JP2003041093A (ja) 複合材料用樹脂組成物、複合材料用中間材および複合材料
JP3591599B2 (ja) 複合材料用樹脂組成物の製造方法
JP2003012889A (ja) エポキシ樹脂組成物及びそれを用いたテニスラケット
JPH03243619A (ja) エポキシ樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080212

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110212

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120212

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120212

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212