JP2884852B2 - ドライエッチング方法 - Google Patents
ドライエッチング方法Info
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Description
関し、特に多結晶シリコンのドライエッチング方法に関
する。
反応性イオンエッチング(以下RIEと略す)が主に用
いられている。その反応ガスとしては、(1)フロンガ
スでは(ァ)Perfluorocarbon(たとえ
ばCF4 などのC,Fのみ含む化合物),(ィ)Hyd
ro−fluorocarbon(たとえばCHF3 な
どのC,Fのみを含む化合物),(ゥ)Chloro−
fluorocarbon(たとえばCCl2 F2 など
のC,Cl,Fのみを含む化合物),(ェ)Hydro
−Chloro−fluorocarbon(たとえ
ば、CHClF2 などのC,H,Cl,Fからなる化合
物)があり、又(2)ハロンガス(たとえばCClBr
F2 などのようにフロンガスの1つ以上のFがBrに置
き換えた化合物の総称)および(3)Cl2 ガスが用い
られている。
んでいるため、エッチング技術としてはアンダーカット
の生じない異方性の形状が要求されている。つまり、図
2に示すようにフォトレジスト24の線幅(パターン
幅)をL1 ,エッチング後の多結晶シリコン層の線幅を
L2 とすると、エッチング変化率L2 /L1 ができるだ
け1に近いことが要求されている。
向が進んでいるため、多結晶シリコンのエッチングとし
ては下地であるシリコン酸化膜22との選択比か高いこ
とが要求される。
シリコンエッチング用ガスのうち、(1)フロンガスの
(ァ)Perfluorocarbonは化学反応によ
るエッチングが主であるため、サイドエッチングが生じ
るという問題点がある。また、(ァ)Perfluor
ocarbon及び(ィ)Hydor−fluoroc
arbonは酸化膜をエッチングするため、酸化膜との
選択比が低くなる。
ro−fluorocarbon,(ェ)Hydro−
Chloro−fluorocarbon及び(2)の
ハロンガスは、エッチング形状は良好であるが、酸化膜
との選択比は20しかない。さらに、成層圏にあるオゾ
ン層を破壊するという環境破壊の問題を有している。
ンダーカットが生じるという問題点がある。低圧でエッ
チングした場合、アンダーカットは生じないが、フォト
レジストや酸化膜との選択比が低下する。つまり、形状
と選択比がトレードオフの関係にあり、Cl2 ガス単体
では、両者の両立は困難であるという問題がある。
チングにおいて、フォトレジストの下にアンダーカット
が生じず、さらにシリコン酸化膜との選択比が高いドラ
イエッチング方法を提供することにある。
グ方法は、エッチング用ガスとしてCl2 ,HBr及び
N2 の混合ガスまたはCl2 ,HBr,N2 及びHeの
混合ガスを用いる。そして、ここでこのドライエッチン
グ時のHBr流量/Cl 2 流量の比を1/4以上に設定
する。
る。図1は本発明の一実施例によるエッチング方法を適
用して得たエッチング形状の断面図である。シコン基板
11上にシリコン酸化膜12を形成し、その上に被エッ
チング物である多結晶シリコン層13を成長する。その
後、リソグラフィー技術を用いてフォトレジスト14を
形成する。
2 及びN2 ガスを含む混合ガスを用いてRIEでエッチ
ングを行って図1を得る。今回行なったエッチング条件
は、圧力8Pa,RFパワー700W,HBr流量60
sccm,Cl2 流量40sccm,N2 流量40sc
cmである。
まり、HBr流量/Cl2 流量)は1/4以上が望し
い。フォトレジストの線幅をL1 ,エッチング後の線幅
をL2 とすると、エッチング時の寸法変化率L2 /L1
は図3に示すように、BHr流量が増すにつれて増大
し、ガス比が1/4以下になると、アンダーカットが大
きいことがわかる。
すると酸化膜との選択比が向上する。
をエッチングするガスとして、HBr,Cl2 ,N2 及
びHeガスを用いる。今回のエッチング条件は、圧力8
Pa,RFパワー700W,HBr流量60sccm,
Cl2 流量40sccm,N2 流量40sccm,He
流量40sccmである。
ハー面内均一性とHe流量の関係は図5に示されてい
る。ここでエッチングレートの最大値,最小値,平均値
をそれぞれRMAX ,RMin ,Rとおくと、上記均一性は
(RMAX −RMin )/2・Rと定義した。図5からわか
るように、Heガスを添加することによって実施例1と
比べて上記均一性が向上するという利点がある。
リコン層のエッチングガスとして、HBr,Cl2 及び
N2 の混合ガスを用いたので、第1にエッチング後の寸
法をフォトレジストと同一寸法に仕上げることができる
という効果を有する。これによって、例えば、微細パタ
ーンを制御性良く高精度で得ることができる。
であり、高い選択比でエッチングできるという効果を有
する。
スにHeを添加することにより、ウェハー面内のエッチ
ングレートの均一性を向上できる効果もある。
を破壊するガスが含まれていないという利点も有する。
り得られた半導体装置の縦断面図である。
半導体装置の縦断面図である。
を示すグラフである。
比の関係を示すグラフである。
レートのウェーハ面内均一性の関係を示すグラフであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 多結晶シリコンを反応性イオンエッチン
グによりドライエッチングする方法において、エッチン
グ用ガスとして、臭化水素(HBr),塩素(Cl2 )
及び窒素(N2 )の混合ガスを用い、前記ドライエッチ
ング時のHBr流量/Cl 2 流量の比を1/4以上に設
定することを特徴とするドライエッチング方法。 - 【請求項2】 前記エッチング用ガスにヘリウム(H
e)ガスを混合させることを特徴とする請求項1記載の
ドライエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3279397A JP2884852B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ドライエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3279397A JP2884852B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ドライエッチング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05121370A JPH05121370A (ja) | 1993-05-18 |
JP2884852B2 true JP2884852B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=17610553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3279397A Expired - Fee Related JP2884852B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | ドライエッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2884852B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6794294B1 (en) * | 1999-11-09 | 2004-09-21 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Etch process that resists notching at electrode bottom |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03127826A (ja) * | 1989-10-13 | 1991-05-30 | Fujitsu Ltd | ドライエッチング方法 |
JPH03222417A (ja) * | 1990-01-29 | 1991-10-01 | Nec Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP3279397A patent/JP2884852B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05121370A (ja) | 1993-05-18 |
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