JP2884580B2 - 無刷子直流モータ - Google Patents

無刷子直流モータ

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JP2884580B2
JP2884580B2 JP63333197A JP33319788A JP2884580B2 JP 2884580 B2 JP2884580 B2 JP 2884580B2 JP 63333197 A JP63333197 A JP 63333197A JP 33319788 A JP33319788 A JP 33319788A JP 2884580 B2 JP2884580 B2 JP 2884580B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は1個の磁気検出素子で3相全波駆動を可能に
した無刷子直流モータに関するものである。
従来の技術 近年、小型直流モータは音響分野ばかりでなく、情報
・産業分野においてもその制御性の良さが認められ、非
常な勢いで用途が拡大している。その中でも無刷子直流
モータは刷子・整流子という接触部分がなく、長寿命と
いう利点をもっていることから特に信頼性が重視される
産業用モータとしての用途が拡大している。
そうした中で小型軸流ファンはここ数年交流から直流
へとその駆動方式が増えてきている。
直流軸流ファンは限られたスペースの中に駆動回路を
収納しなければならないことと、低コストであることが
求められている。これらのことを実現するために各種方
式の中から1個の磁気検出素子で駆動でき、配線が簡単
な2相半波駆動方式を採用している。
直流軸流ファンに多く採用されている従来の2相半波
駆動方式について図面を用いて簡単に説明する。
第7図(a)は最も一般的な2相半波駆動方式の駆動
回路を示し、A相,B相の駆動コイル51、52に出力トラン
ジスタ53、54がそれぞれ直列に接続されている。第7図
(b)はロータマグネット55の着磁分布を示し、駆動部
55aと位置検出部55bよりなる。第7図(c)は前記駆動
コイル各相51、52に発生する誘起電圧波形、第7図
(d)は前記ロータマグネット55の位置検出部55bの磁
束分布を表わしている。前記ロータマグネット55の位置
検出部55bの磁束を位置検出素子(図示せず)によって
検出し、その出力でA相及びB相の出力トランジスタ5
3、54を120°el毎(elは電気角を示す)に交互に導通さ
せて、回転させることができるが、ロータの停止位置が
第7図(c)の誘起電圧を発生しない点、すなわち死点
=0Vにある時はこのモータを自起動させることはできな
い。従って、それを補うために誘起電圧が0Vとなる点以
外で停止するように、例えば駆動コイル51、52が巻装さ
れるステータコア(図示せず)とロータマグネット55と
の空隙を不均一にしてレラクタンスを設ける。このよう
にすれば、停止時に前記死点で停止することがないた
め、起動時には必ず起動トルクを持ち正常に回転するこ
とができる。
次に第8図は特公昭43-8771号公報に記載されている
ように、前記の起動時の問題点を解消するためにマグネ
ットの着磁分布を工夫したものである。
すなわち、第8図(a)は駆動回路を示し、A相、B
相の駆動コイル61、62に出力トランジスタ63、64が接続
され、第7図(a)の構成と同一である。第8図(b)
はロータマグネット65の着磁分布を示し、N極とS極と
の間に無着磁部0極を有する駆動部65aと、N、S着磁
された位置検出部65bよりなる。第8図(c)はコイル
各相に発生する誘起電圧波形、第8図(d)はロータマ
グネット65の位置検出部65bの磁束分布を表わしてい
る。ロータマグネット65の着磁分布とステータコア形状
を適当に選べば、第8図(c)のように誘起電圧波形を
120°el以上に拡大させることができる。
このようにすれば前記位置検出部65bの磁束を位置検
出素子(図示せず)によって検出し、その出力でA相,B
相の出力トランジスタ63、64を120°el毎に交互に導通
して、回転させても常に誘起電圧があるため死点を持つ
ことはない。したがって、起動時における死点の問題は
発生しない。
発明が解決しようとする課題 以上説明したように2相半波駆動方式は構造が簡単で
あるという長所をもっているが、その反面モータとして
の効率が非常に悪い。したがって消費電流も多く、マグ
ネット及び巻線が大きくなり、重量も重くなるなどの欠
点をもっている。
第9図(a)は駆動回路を示し、A相、B相、C相の
駆動コイル71、72、73に出力トランジスタ74、75、76が
それぞれ直列に接続されている。第9図(b)はロータ
マグネット77の着磁分布を示し、N、S着磁された駆動
部77aと、N極とS極の間に0極(無着磁部)を有する
位置検出部77bよりなる。第9図(c)はコイル各相に
発生する誘起電圧波形、第9図(d)はロータマグネッ
ト77の位置検出部77bの磁束分布、第9図(e)はモー
タ駆動信号を表わしている。第9図(b)のように位置
検出部77bをN−0−Sとなるように着磁し、第9図
(d)のように位置検出部素子の出力にプラス側、マイ
ナス側にそれぞれスレッショルドを設け、これをロジッ
ク処理すると第9図(e)のような3値の信号が得られ
る。この3値信号によって第9図(a)のA相、B相、
C相の出力トランジスタ74、75、76を120°el毎に順に
導通させると死点のない駆動を行うことができる。しか
し、この方式においても効率という面ではいま一歩であ
る。
本発明は磁気検出素子1個で3相全波駆動できるモー
タ駆動方式を実現し、配線構造が簡単でしかも効率が高
く消費電流を大巾に減少できる無刷子直流モータを提供
せんとするものである。
課題を解決するための手段 本発明は、多極着磁された駆動用マグネット部と、こ
の駆動用マグネット部と同磁極数をもち、この駆動用マ
グネット部のN極に対応してN−0−N、S極に対応し
てS−0−S(0は無着磁又は実効的に磁束を発生しな
い部分)の形にほぼ等分に着磁された位置検出用マグネ
ット部と、この位置検出用マグネット部に対向して配置
され、位置信号を出力する1個の磁気検出素子と、この
磁気検出素子からの信号を増幅する増幅回路と、その増
幅された前記磁気検出素子からの位置信号のゼロクロス
電位の正電位側及び負電位側に各々スレッショルド電圧
を設けて、前記位置検出用マグネット部の磁極に対応し
た矩形波状の位置検出用マグネット部N極対応信号と位
置検出用マグネット部S極対応信号とに波形整形して出
力する波形整形手段と、 前記磁気検出素子からの信号をさらに増幅して前記駆
動用マグネット部の磁極に対応した矩形波状の駆動用マ
グネット部磁極対応信号を得る増幅手段と、 前記駆動用マグネット部磁極対応信号と前記位置検出
用マグネット部N極対応信号の反転信号とを入力して3
相全波120°el駆動A相主信号と3相全波120°el駆動C
相補信号を出力する順序回路と、 駆動用マグネット部磁極対応信号の反転信号と位置検
出用マグネット部S極対応信号の反転信号とを入力して
3相全波120°el駆動A相補信号と3相全波120°el駆動
C相主信号を出力する前記順序回路と同じ構成の別の順
序回路と、 電源投入時に前記順序回路へ初期化パルスを与える初
期化パルス供給手段と、 前記3相全波120°el駆動A相主信号と前記3相全波1
20°el駆動C相主信号を入力して3相全波120°el駆動
B相主信号を出力するNOR回路と、 前記3相全波120°el駆動C相補信号と前記3相全波1
20°el駆動A相補信号を入力して3相全波120°el駆動
B相補信号を出力する前記NOR回路と同じ構成の別のNOR
回路と、 前記3相全波120°el駆動A相主信号と前記3相全波1
20°el駆動A相補信号と3相全波120°el駆動B相主信
号と3相全波120°el駆動B相補信号と3相全波120°el
駆動C相主信号と3相全波120°el駆動C相補信号から
なる3相全波駆動用信号で3相コイルを駆動する3相全
波駆動回路とを備えた無刷子直流モータにおいて、 前記順序回路は、順序回路第1入力端子と、順序回路
第2入力端子と、順序回路第1出力端子と、順序回路第
2出力端子と、各々の第1の入力端子と出力端子が互い
にクロスカップリング接続された第1のNANDゲートおよ
び第2のNANDゲートと、各々の第1の入力端子と出力端
子が互いにクロスカップリング接続された第4のNANDゲ
ートおよび第5のNANDゲートと、各々の第1の入力端子
と出力端子が互いにクロスカップリング接続された第7
のNANDゲートおよび第8のNANDゲートと、出力端子が前
記第4のNANDゲートの第2の入力端子に接続された第3
のNANDゲートと、出力端子が前記第7のNANDゲートの第
2の入力端子に接続された第6のNANDゲートと、第1の
入力端子に前記第8のNANDゲートの出力端子が接続され
たANDゲートと、出力端子が第6のNANDゲートの第2の
入力端子に接続されたインバータとを備え、前記第3の
NANDゲートの第1の入力端子に第1のNANDゲートの出力
端子が接続され、前記第6のNANDゲートの第1の入力端
子に前記第4のNANDゲートの出力端子が接続され、前記
順序回路第1入力端子は前記第2のNANDゲートと第5の
NANDゲートと前記第8のNANDゲートと前記ANDゲートの
各々の第2の入力端子が共通接続され、前記順序回路第
2入力端子は前記第1のNANDゲートと前記第3のNANDゲ
ートの各々の第2の入力端子と前記インバータの入力端
子が共通接続され、前記順序回路第1出力端子は前記AN
Dゲートの出力端子が接続されて、前記順序回路第2出
力端子は前記第4のNANDゲートの出力端子が接続される
構成で、 前記初期化パルス供給手段により、前記順序回路の前
記第2のNANDゲートと第5のNANDゲートと前記第8のNA
NDゲートの各々の第1の入力端子へ電源投入時に初期化
パルスを供給され、前記順序回路の順序回路第1入力端
子に前記駆動用マグネット部磁極対応信号を入力し、前
記順序回路の順序回路第2入力端子に前記位置検出用マ
グネット部N極対応信号の反転信号を入力することで、
前記順序回路第1出力端子からは、3相全波120°el駆
動A相主信号を出力し、前記順序回路第2出力端子から
は、3相全波120°el駆動C相補信号を出力し、 前記初期化パルス供給手段により、前記順序回路と同
じ構成の別の順序回路の前記第2のNANDゲートと第5の
NANDゲートと前記第8のNANDゲートの各々の第1の入力
端子へ電源投入時に初期化パルスを供給され、前記順序
回路と同じ構成の別の順序回路の順序回路第1入力端子
に前記駆動用マグネット部磁極対応信号の反転信号を入
力し、前記順序回路と同じ構成の別の順序回路の順序回
路第2入力端子に前記位置検出用マグネット部S極対応
信号の反転信号を入力することで、前記順序回路と同じ
構成の別の順序回路の順序回路第1出力端子からは、3
相全波120°el駆動A相補信号を出力し、前記順序回路
と同じ構成の別の順序回路の順序回路第2出力端子から
は、3相全波120°el駆動C相主信号を出力し、 前記NOR回路により前記3相全波120°el駆動A相主信
号と、前記3相全波120°el駆動C相主信号とから前記
3相全波120°el駆動B相主信号を出力し、前記NOR回路
と同じ構成の別のNOR回路により前記3相全波120°el駆
動C相補信号と、前記3相全波120°el駆動A相補信号
とから前記3相全波120°el駆動B相補信号を出力する
ことにより各々順序付され、 前記3相全波120°el駆動A相主信号と前記3相全波1
20°el駆動A相補信号と3相全波120°el駆動B相主信
号と3相全波120°el駆動B相補信号と3相全波120°el
駆動C相主信号と3相全波120°el駆動C相補信号から
なる3相全波駆動用信号で3相コイルを駆動する3相全
波駆動回路を備えたからなる構成としたものである。
作用 前記構成によれば、磁気検出素子の出力を増巾器にか
けた後、その出力波形の正電位側及び負電位側におのお
のスレッショルド特性を有する波形整形回路を通して波
形整形を行うと、磁極に応じた信号が得られ、この信号
を信号処理回路で演算処理して合成することにより120
°el位相のずれた3相全波駆動用信号が得られ、この信
号に基づき駆動回路を作動させて3相全波駆動用を行う
ことができる。
実施例 本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明
する。
第1図はリング状ロータマグネットを展開した着磁分
布のパターン図、第2図はブラシレスモータの構成を示
す断面図、第3図は第2図のロータ部を示す断面図であ
る。図において、1はロータフレーム2の内面に固着し
たリング状ロータマグネット、3は内周にロータシャフ
ト4を支持する軸受5が装備され、外周にステータコア
を介して駆動コイル6が装備された支持台、7はロータ
マグネット1の位置検出部1bに対向して設けた磁気検出
素子、8は回路基板である。前記構成において、ロータ
マグネット1の着磁分布及び1個の磁気検出素子7以外
は通常の2極3相3コイルのモータ構造である。本発明
の構造上の特徴の一つに前記ロータマグネット1の着磁
分布がある。即ち、第1図のように駆動用マグネット部
1aと同磁極数をもった位置検出用マグネット部1bの中央
に磁極巾の約1/3の巾で0極(無着磁又は切り欠きなど
により磁束を発生しない部分)を設け、駆動用マグネッ
ト部1aのN極に対応してN−0−N極を配置し、駆動用
マグネット部1aのS極に対応してS−0−S極を配置し
ている。このような磁極分布を得るには着磁ヨークを工
夫するか、プラスチックマグネット又はゴムマグネット
を用いて切欠き部を設けても容易に実現可能である。
上述したような位置検出用マグネット部1bと1個の磁
気検出素子7を用いて本発明の3相全波の駆動信号を合
成する構成を第4図の信号波形及び第5図のブロック図
と第6図を用いて説明する。第6図は第5図の信号処理
回路14の一部分を構成する順序回路である。
前記位置検出用マグネット部1bの磁束を検出する例え
ばホール素子のような磁気検出素子11の出力を増巾器12
に入力して、その出力波形の上側及び下側に各々スレッ
ショルド特性を有する波形整形手段の波形整形回路13を
通して波形整形を行うと第4図(b)の位置検出用マグ
ネット部N極対応信号、第4図(c)の位置検出用マグ
ネット部S極対応信号が得られる。これらの波形と、前
記位置検出用マグネット部1bの磁束を検出する例えばホ
ール素子のような磁気検出素子11の出力を更に増巾して
得られた第4図(a)の駆動用マグネット部磁極対応信
号を信号処理回路14で演算処理する。即ち、第4図
(a)の駆動用マグネット部磁極対応信号の正電位側と
第4図(b)の位置検出用マグネット部N極対応信号の
反転した信号とを信号処理回路14で演算処理すると第4
図(d)の3相全波120°el駆動A相主信号及び第4図
(e)の3相全波120°el駆動C相補信号を得る。同様
にして第4図(a)の駆動用マグネット部磁極対応信号
の負電位側の反転した信号と第4図(c)の位置検出用
マグネット部S極対応信号の反転した信号とを信号処理
回路14で演算処理すると第4図(f)の3相全波120°e
l駆動A相補主信号及び第4図(g)の3相全波120°el
駆動C相主信号を得る。以上のようにして得られた4つ
の信号のうち、第4図(d)の3相全波120°el駆動A
相主信号と第4図(g)の3相全波120°el駆動C相主
信号を第5図の信号処理回路14の一部分を構成するNOR
回路に入力すると第4図(h)の3相全波120°el駆動
B相主信号が得られ、同様に第4図(e)の3相全波12
0°el駆動C相補信号と第4図(f)の3相全波120°el
駆動A相補信号を第5図の信号処理回路14の一部分を構
成するNOR回路に入力すると第4図(i)の3相全波120
°el駆動B相補信号が得られる。
次に第4図(d)の3相全波120°el駆動A相主信号
と第4図(e)の3相全波120°el駆動C相補信号との
論理和を求めると第4図(j)の3相全波120°el駆動
A相補信号を得、同様にして第4図(f)の3相全波12
0°el駆動A相補信号と第4図(h)の3相全波120°el
駆動B相主信号との論理和を求めると第4図(k)の3
相全波120°el駆動B相主信号を、第4図(g)の3相
全波120°el駆動C相主信号と第4図(i)の3相全波1
20°el駆動B相補信号との論理和を求めると第4図
(l)の3相全波120°el駆動C相補信号を得ることが
できる。第4図(j)の3相全波120°el駆動A相主信
号。(k)の3相全波120°el駆動B相主信号、(l)
の3相全波120°el駆動C相主信号は各々120°el位相ず
れた信号であり、これらを駆動回路15に出力すれば3相
全波120°el駆動を行うことができる。
又、第4図(d)の3相全波120°el駆動A相主信号
〜(i)の3相全波120°el駆動B相補信号の6つの信
号で駆動すれば3相全波120°el駆動を行うことができ
る。
以上述べてきた一連の動作を行う回路構成のうち、信
号処理回路14の一部分を構成する順序回路について一実
施例に基づいて説明する。第6図に順序回路を示す。夫
々第1の入力端子と出力端子が互いにクロスカップリン
グ接続された第1のNANDゲート21及び第2のNANDゲート
22と、夫々第1の入力端子と出力端子が互いにクロスカ
ップリング接続された第4のNANDゲート25及び第5のNA
NDゲート26と、夫々第1の入力端子と出力端子が互いに
クロスカップリング接続された第7のNANDゲート28及び
第8のNANDゲート29と、出力端子が前記第4のNANDゲー
ト25の第2の入力端子に接続された第3のNANDゲート23
と、出力端子が前記第7のNANDゲート28の第2の入力端
子に接続された第6のNANDゲート27と、第1の入力端子
に前記第7のNANDゲート28及び第8のNANDゲート29によ
るゲート対の出力が供給されたANDゲート30を備え、前
記第3のNANDゲート23の第1の入力端子に前記第1のNA
NDゲート21及び第2のNANDゲート22によるゲート対の出
力が供給され、前記第6のNANDゲート27の第1の入力端
子に第4のNANDゲート25及び第5のNANDゲート26による
ゲート対の出力が供給され、前記第2のNANDゲート22の
第2の入力端子と第5のNANDゲート26の第2の入力端子
と第8のNANDゲート29の第2の入力端子とANDゲート30
の第2の入力端子は接続されて順序回路第1入力端子と
し、前記第1のNANDゲート21の第2の入力端子は前記第
3のNANDゲート23の第2の入力端子に接続されると共に
インバータ24の入力端子が接続されて順序回路第2入力
端子とし、インバータ24の出力端子は前記第6のNANDゲ
ート27の第2の入力端子に接続され、ANDゲート30の出
力端子を順序回路第1出力端子とし、第4のNANDゲート
25の出力端子を順序回路第2出力端子とし、このように
前記第1のNANDゲート21〜第8NANDゲート29とANDゲート
30とインバータ24とにより信号処理回路14の一部分を構
成する第6図の順序回路が構成される。
前記順序回路の第1入力端子に第4図(a)の前記駆
動用マグネット部磁極対応信号を入力し、前記順序回路
の第2入力端子に第4図(b)の前記位置検出用マグネ
ット部N極対応信号の反転信号を入力することで、前記
順序回路第1出力端子からは、第4図(d)の3相全波
120°el駆動A相主信号が出力され、前記順序回路第2
出力端子からは、第4図(e)の3相全波120°el駆動
C相補信号が出力され、 同様に、第6図の順序回路と同じ構成の別の順序回路
の順序回路第1入力端子に第4図(a)の前記駆動用マ
グネット部磁極対応信号の反転信号を入力し、第6図の
順序回路と同じ構成の別の順序回路の順序回路第2入力
端子に第4図(C)の前記位置検出用マグネット部S極
対応信号の反転信号を入力することで、第6図の前記順
序回路と同じ構成の別の順序回路の順序回路第1出力端
子からは、第4図(f)の3相全波120°el駆動A相補
信号が出力され、第6図の順序回路と同じ構成の別の順
序回路の順序回路第2出力端子からは、第4図(g)の
3相全波120°el駆動C相主信号が出力される。
更に前述したようにNOR回路を用いて、第4図(d)
の3相全波120°el駆動A相主信号と第4図(g)の3
相全波120°el駆動C相主信号から第4図(h)の3相
全波120°el駆動B相主信号が得られ、同様にして第4
図(e)の3相全波120°el駆動C相補信号と第4図
(f)の3相全波120°el駆動A相補信号から第4図
(i)の3相全波120°el駆動B相補信号が得られる。
本出願人の出願に係る特開昭63-121493号公報記載の
発明の場合は分周回路を用いていたため、起動時にロー
タの位置と駆動信号との間に信号の同期化が必要とな
り、別途起動回路を付加したが、本発明においては前記
順序回路の第2のNANDゲート22の第1の入力端子と第5
のNANDゲート26の第1の入力端子と第8のNANDゲート28
の第1の入力端子に電源投入時に初期化パルスを供給す
るだけでよい。このようにしておけば、増幅された前記
磁気検出素子からの位置信号において0からの正電位側
のスレッショルド電圧を超えるまでと、0から負電位側
のスレッショルド電圧を超えるまでの各々1区間ずつの
間、起動時に逆回転するがこの区間を通過するとすぐに
正回転モードになり、その後は上述したような3相全波
駆動を行うことができる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれば、従来
の2相半波駆動及び3相半波駆動モータに比べて体積効
率及び電流効率の高い3相全波駆動モータが磁気検出素
子1個と位置検出用マグネットの構造の組合わせによっ
て実現した。電流効率が高いため電流が少なくてすむと
いうことは機器の電流容量を小さくでき、省エネルギー
の観点で好ましく、またコストダウンに通じる。又、3
相半波駆動モータに比べてトルクリップルも小さいた
め、振動・騒音レベルも低くなる。
このように本発明は、磁気検出素子が1個でも3相全
波駆動モータが構成できて、その工業的価値は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のリング状ロータマグネットを展開した
着磁分布のパターン図、第2図は本発明のブラシレスモ
ータ実施例の構成を示す断面図、第4図は本発明の信号
処理の出力波形図、第5図は本発明の一実施例の回路構
成のブロック図、第6図は信号処理回路の一部分を構成
する順序回路図、第7図は従来例の2相半波駆動方式の
説明図、第9図は従来例の3相半波駆動方式の説明図で
ある。 1……ロータマグネット、1a……駆動用マグネット部、
1b……位置検出用マグネット部、5……コイル、7、11
……磁気検出素子、12……増巾器、13……波形整形回
路、14……信号処理回路、15……駆動回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多極着磁された駆動用マグネット部と、こ
    の駆動用マグネット部と同磁極数をもち、この駆動用マ
    グネット部のN極に対応してN−0−N、S極に対応し
    てS−0−S(0は無着磁又は実効的に磁束を発生しな
    い部分)の形にほぼ等分に着磁された位置検出用マグネ
    ット部と、この位置検出用マグネット部に対向して配置
    され、位置信号を出力する1個の磁気検出素子と、この
    磁気検出素子からの信号を増幅する増幅回路と、その増
    幅された前記磁気検出素子からの位置信号のゼロクロス
    電位の正電位側及び負電位側に各々スレッショルド電圧
    を設けて、前記位置検出用マグネット部の磁極に対応し
    た矩形波状の位置検出用マグネット部N極対応信号と位
    置検出用マグネット部S極対応信号とに波形整形して出
    力する波形整形手段と、 前記磁気検出素子からの信号をさらに増幅して前記駆動
    用マグネット部の磁極に対応した矩形波状の駆動用マグ
    ネット部磁極対応信号を得る増幅手段と、 前記駆動用マグネット部磁極対応信号と前記位置検出用
    マグネット部N極対応信号の反転信号とを入力して3相
    全波120°el駆動A相主信号と3相全波120°el駆動C相
    補信号を出力する順序回路と、 駆動用マグネット部磁極対応信号の反転信号と位置検出
    用マグネット部S極対応信号の反転信号とを入力して3
    相全波120°el駆動A相補信号と3相全波120°el駆動C
    相主信号を出力する前記順序回路と同じ構成の別の順序
    回路と、 電源投入時に前記順序回路へ初期化パルスを与える初期
    化パルス供給手段と、 前記3相全波120°el駆動A相主信号と前記3相全波120
    °el駆動C相主信号を入力して3相全波120°el駆動B
    相主信号を出力するNOR回路と、 前記3相全波120°el駆動C相補信号と前記3相全波120
    °el駆動A相補信号を入力して3相全波120°el駆動B
    相補信号を出力する前記NOR回路と同じ構成の別のNOR回
    路と、 前記3相全波120°el駆動A相主信号と前記3相全波120
    °el駆動A相補信号と3相全波120°el駆動B相主信号
    と3相全波120°el駆動B相補信号と3相全波120°el駆
    動C相主信号と3相全波120°el駆動C相補信号からな
    る3相全波駆動用信号で3相コイルを駆動する3相全波
    駆動回路とを備えた無刷子直流モータにおいて、 前記順序回路は、順序回路第1入力端子と、順序回路第
    2入力端子と、順序回路第1出力端子と、順序回路第2
    出力端子と、各々の第1の入力端子と出力端子が互いに
    クロスカップリング接続された第1のNANDゲートおよび
    第2のNANDゲートと、各々の第1の入力端子と出力端子
    が互いにクロスカップリング接続された第4のNANDゲー
    トおよび第5のNANDゲートと、各々の第1の入力端子と
    出力端子が互いにクロスカップリング接続された第7の
    NANDゲートおよび第8のNANDゲートと、出力端子が前記
    第4のNANDゲートの第2の入力端子に接続された第3の
    NANDゲートと、出力端子が前記第7のNANDゲートの第2
    の入力端子に接続された第6のNANDゲートと、第1の入
    力端子に前記第8のNANDゲートの出力端子が接続された
    ANDゲートと、出力端子が第6のNANDゲートの第2の入
    力端子に接続されたインバータとを備え、前記第3のNA
    NDゲートの第1の入力端子に第1のNANDゲートの出力端
    子が接続され、前記第6のNANDゲートの第1の入力端子
    に前記第4のNANDゲートの出力端子が接続され、前記順
    序回路第1入力端子は前記第2のNANDゲートと第5のNA
    NDゲートと前記第8のNANDゲートと前記ANDゲートの各
    々の第2の入力端子が共通接続され、前記順序回路第2
    入力端子は前記第1のNANDゲートと前記第3のNANDゲー
    トの各々の第2の入力端子と前記インバータの入力端子
    が共通接続され、前記順序回路第1出力端子は前記AND
    ゲートの出力端子が接続されて、前記順序回路第2出力
    端子は前記第4のNANDゲートの出力端子が接続される構
    成で、 前記初期化パルス供給手段により、前記順序回路の前記
    第2のNANDゲートと第5のNANDゲートと前記第8のNAND
    ゲートの各々の第1の入力端子へ電源投入時に初期化パ
    ルスを供給され、前記順序回路第1入力端子に前記駆動
    用マグネット部磁極対応信号を入力し、 前記順序回路第2入力端子に前記位置検出用マグネット
    部N極対応信号の反転信号を入力することで、前記順序
    回路第1出力端子からは、3相全波120°el駆動A相主
    信号を出力し、前記順序回路第2出力端子からは、3相
    全波120°el駆動C相補信号を出力し、 前記初期化パルス供給手段により、前記順序回路と同じ
    構成の別の順序回路の前記第2のNANDゲートと第5のNA
    NDゲートと前記第8のNANDゲートの各々の第1の入力端
    子へ電源投入時に初期化パルスを供給され、前記順序回
    路と同じ構成の別の順序回路の順序回路第1入力端子に
    前記駆動用マグネット部磁極対応信号の反転信号を入力
    し、前記順序回路と同じ構成の別の順序回路の順序回路
    第2入力端子に前記位置検出用マグネット部S極対応信
    号の反転信号を入力することで、前記順序回路と同じ構
    成の別の順序回路の順序回路第1出力端子からは、3相
    全波120°el駆動A相補信号を出力し、前記順序回路と
    同じ構成の別の順序回路の順序回路第2出力端子から
    は、3相全波120°el駆動C相主信号を出力し、 前記NOR回路により前記3相全波120°el駆動A相主信号
    と、前記3相全波120°el駆動C相主信号とから前記3
    相全波120°el駆動B相主信号を出力し、 前記NOR回路と同じ構成の別のNOR回路により前記3相全
    波120°el駆動C相補信号と、前記3相全波120°el駆動
    A相補信号とから前記3相全波120°el駆動B相補信号
    を出力することにより各々順序付され、 前記3相全波120°el駆動A相主信号と前記3相全波120
    °el駆動A相補信号と3相全波120°el駆動B相主信号
    と3相全波120°el駆動B相補信号と3相全波120°el駆
    動C相主信号と3相全波120°el駆動C相補信号からな
    る3相全波駆動用信号で3相コイルを駆動する3相全波
    駆動回路を備えた構成とした無刷子直流モータ。
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