JP2883796B2 - 通信管理ネットワークにおける複数ネットワーク要素の論理的統合 - Google Patents

通信管理ネットワークにおける複数ネットワーク要素の論理的統合

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  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】今日の複雑なデジタル通信システムにお
いて、これらのシステムに含まれるすべての領域の通信
インタフェースを開発することはきわめて複雑でかつ高
価なものとなってきている。さらに、各タイプの通信イ
ンタフェースは異なる動作レベルでサポートされうる。
【0003】このため、一般に、そのようなデジタル通
信システムでは、特定のタイプの通信インタフェース及
びその基本的動作サポートだけを提供することが行われ
ている。したがって、その特定の通信インタフェースの
動作サポートのレベルを上げるべくさらなる開発が要請
されている。このことにより、各タイプの通信インタフ
ェースに利用できる高められた動作サポートを提供する
ために、コストと時間が余計にかかる。
【0004】一つの特定の通信管理ネットワークが、同
時出願継続中の他の出願に開示されている。このネット
ワークでは、中央のデータベース内のネットワーク要素
の同一性情報が自動的に保持される。また、その管理ネ
ットワークでは、いわゆる「ディレクトリサービスネッ
トワーク要素(DSNE)」が、そのネットワーク要素
同一性情報を保持し、また分配する。通信管理ネットワ
ークにおけるDSNEを含む各ネットワーク要素は、操
作、管理、保守及び供給(OAM&P)の観点から論理
的に分離できる実体として動作する。特定のネットワー
ク要素が分離可能な実体であるということを示す外部か
ら観察できるOAM&Pの挙動は、次のものを含む。
【0005】A.特定のネットワーク要素の状態の変化
は、その特定のネットワーク要素を含むサブネットワー
ク内の他のすべてのネットワーク要素に対して通信され
る。 B.警報条件は、その特定のネットワーク要素からオペ
レーションシステムに報告される。 C.特定のネットワーク要素の動作に影響するクラフト
(craft)インタフェース命令は、そのネットワーク要
素に宛てたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の事情により、D
SNEによってサポートされる通信インタフェースか
ら、サポートされるべき新たな通信インタフェースへの
変換を実行する特定タイプのネットワーク要素によって
DSNEネットワークをインタフェースすることによ
り、そのDSNEにおける新たな通信インタフェースを
サポートする試みがなされるかもしれない。しかし、か
かるインタフェースは、OAM&Pを通じた見通しか
ら、分離可能なネットワークの組み合わせとしてみるこ
とができ、DSNEで新たな通信インタフェースをサポ
ートするという目標を達成するために必要な単一の統合
されたものを提供できない。
【0007】本発明の目的は、DSNEとして用意され
たネットワーク要素を含むデジタル通信システムにおい
て、新たな通信インタフェースをサポートするのに必要
な開発コスト及びその時間を軽減することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】デジタル通信システムに
おいてDSNEとして新しい通信インタフェースをサポ
ートするために必要な開発コストと時間に関する問題
は、その通信管理ネットワークを、そのDSNEを他の
ネットワーク要素またはそれらの一部とともに統合し、
OAM&Pの観点からみたときに外見上単一の統合ネッ
トワーク要素に見えるようにすることにより解決され
る。これは、統合ネットワーク要素またはその一部を、
その同一性情報をDSNEへ供給できるだけであるよう
に、そしてまたそのDSNEの同一性情報を受信できる
だけであるようにすることにより、実現できる。
【0009】DSNEは、その統合ネットワーク要素に
インタフェースするサブネットワークのどのネットワー
ク要素にも、その統合ネットワーク要素またはその一部
の同一性情報を、供給しない。したがって、そのネット
ワーク要素またはその一部がDSNEに統合されたとい
う事実は、そのインタフェースサブネットワーク及びD
SNE内のネットワーク要素にとって透明であり、また
統合されたネットワーク要素はそのサブネットワークか
らみると単一の「新しいDSNE」に見える。
【0010】
【作用】上記手段によれば、DSNEとして用意された
ネットワーク要素を含むデジタル通信システムにおい
て、新たな通信インタフェースをサポートするのに必要
な開発コスト及びその時間が軽減される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を更に詳細
に説明する。図1は、ダイレクトサービスネットワーク
要素(DSNE)または電気通信管理ネットワーク内の
遠隔ネットワーク要素(NE)として使用できるネット
ワーク要素100(DSNE/NE)の細部を簡略化さ
れたブロック図の形で示す。以下、ネットワーク要素1
00はDSNE/NE100と呼ぶ。
【0012】特に、図1には、DSNE/NE100内
で局所プロセッサ複合体を形成する、マイクロプロセッ
サ101,読出専用メモリ(ROM)102,ランダム
アクセスメモリ(RAM)103,不揮発性メモリ(フ
ラッシュ)104及びダイレクトメモリアクセスユニッ
ト(DMA)105が図示されている。このような局所
プロセッサ複合体は公知であり、周知の態様により動作
する。
【0013】マイクロプロセッサ101は回路経路10
8を介して、RS−232ドライバ/レシーバ及びLA
PBコントローラ107により外部ネットワーク管理シ
ステム(図示せず)に対してインタフェースされてい
る。ユニット106及び107の動作は当業者に周知で
ある。また、マイクロプロセッサ101はIEEE80
2.3LANコントローラ109及び回路経路110に
より、所謂、自局内構内通信網(LAN)(図示せず)
に対してもインタフェースされている。
【0014】更に、マイクロプロセッサ101はLAP
Dコントローラ111−1〜111−N及び対応する各
光インタフェース(OI)112−1〜112−Nによ
り光ファイバリンク114−1〜114−Nにもインタ
フェースされている。LAPDコントローラ111及び
光インタフェース112も当業者に周知である。
【0015】図2は、ディレクトリサービス位置決めを
行うためにDSNE201として、また、遠隔NE20
4として構成される場合の、DSNE/NE100の論
理動作を簡単な形で示す模式図である。特に、DSNE
201として構成される場合、図1のDSNE/NE1
00は分配マネージャ(DM)機能202を具備するよ
うに構成され、大域ディレクトリ情報ベース(DIB)
203を包含する。
【0016】NE204として構成される場合、図1の
DSNE/NE100は分配エージェント(DA)を具
備するように構成され、局所キャッシュ206を包含す
る。一般的に、図1のDSNE/NE100は、DSN
E201の機能と遠隔NE204の機能の両方を果たす
ための全てのルーチンを含み、それがどのように構成さ
れているかに応じて、DM202,DIB203,DA
205及び局所キャッシュ206のうちの適当なものが
駆動される。
【0017】図3は、少なくともネットワーク層3(適
当な経路指定プロトコルを含む)とアプリケーション層
7を含むオープンシステム相互接続(OSI)プロトコ
ルスタック300を簡単な形で示す模式図である。OS
Iプロトコルスタックは一般的に、作成者の所望によ
り、他の機能をサポートするためのその他の層も包含す
る。このようなOSIプロトコルスタックは当業者に公
知であり、ISO/ICE7498:1987に定義さ
れている。
【0018】従来のこのようなOSIプロトコルスタッ
クでは、各層は他の層と無関係に動作し、隣接層間での
み相互作用させ、他の層により隔離されている層間では
相互作用しないように特別に設計されていた。所謂、新
しい様式で連絡可能な遠隔NE要素(例えば、図2の2
04)はDSNE201内で自動的に登録される。
【0019】これは、経路指定テーブル301における
新たに到達可能なネットワーク要素204の同一性情報
を動的に維持するために経路指定交換プロトコル“中間
システム−中間システム(IS−IS)”および“終端
システム−中間システム(ES−IS)”を使用し、そ
して、新たに到達可能なネットワーク要素204が検出
されたことを示す指示又は現存のネットワーク要素が到
達不可能であることを示す指示をISOプロトコルスタ
ック300のアプリケーション層7(特に、この層内の
ディレクトリ分配プロトコル)に自動的に供給するため
に経路指定交換プロトコルインタフェースを増強するこ
とにより実現される。経路指定交換プロトコル及びその
インタフェースの増強は図4に図示されており、下記に
おいて詳細に説明する。
【0020】層7におけるディレクトリ分配プロトコル
は下記において説明されるような方法により分配マネー
ジャー202(図2)をインタフェースする。しかし、
DSNE201,NE204及びSONET管理サブシ
ステムブランチ(SMSB)内のその他の全てのNEは
IS−IS及びES−IS経路指定プロトコルを動作す
るので、DSNE201は新たに到達可能なネットワー
ク要素または到達不可能なネットワーク要素の存在を自
動的に検出することができる。
【0021】従って、新たに到達可能なネットワーク要
素の指示及び到達不可能なネットワーク要素の存在を示
す指示は分配マネージャー202により自動的に維持さ
れる。その結果、従来技術で行われていたような、この
ような情報を手操作で入力する必要性は除去される。
【0022】プロトコルIS−IS及びES−ISは当
業者に周知であり、ISO/IEC10589:199
1及びISO/IEC9542:1988にそれぞれ定
義されている。ネットワーク層3は無接続ネットワーク
プロトコル(CLNP)も包含する。この無接続ネット
ワークプロトコル(CLNP)はISO/IEC847
3:1988に定義されるような無接続モードのネット
ワークサービスを提供する。
【0023】アプリケーション層7は、CCITT勧告
X.500:1988に定義されるようなディレクトリ
サービスプロトコルのサブセットも包含する。アプリケ
ーション層7における付属コントロールサービス要素
(ACSE)は、別のネットワーク要素内に存在するア
プリケーションルーチン間の結合を確立するために使用
される。この付属コントロールサービス要素(ACS
E)はCCITT勧告X.217及びX.227に定義
されている。特に、一例として、DSNE201内の分
配マネージャー(DM)と遠隔NE204内の分配エー
ジェント(DA)との間で、ACSEにより確立された
結合が存在することがある。
【0024】図4は、新たに到達可能なネットワーク要
素204が検出されたことを示す指示又は現存のネット
ワーク要素が到達不可能であることを示す指示をISO
プロトコルスタック300(図3)のアプリケーション
層7(特に、この層内のディレクトリ分配プロトコル)
に自動的に供給するためにネットワーク層内の経路指定
交換プロトコルとそのインタフェースに対して行われる
増強を例証する流れ図である。
【0025】図4のルーチンは一般的に、DSNE/N
E100(図1)のフラッシュ104内に記憶され、そ
して、DSNEとして供給されるときに使用される。特
に、経路指定交換プロトコルはステップ311で入力さ
れる。その後、ステップ312で、経路指定交換プロト
コルの公知の通常のプロトコル機能が果たされる。この
ような機能が果たされた結果、新たに到達可能なネット
ワーク要素は経路指定交換プロトコル内の経路指定テー
ブルに加えられ、そして、到達不可能なネットワーク要
素は経路指定交換プロトコル内の経路指定テーブルから
公知の方法で除去される。
【0026】次いで、ステップ313で、新たに到達可
能なネットワーク要素が経路指定交換プロトコル内の経
路指定テーブルに加えられたか否か決定するためのテス
トを行う。ステップ313におけるテスト結果が“N
O”である場合、ステップ314は迂回され、コントロ
ールはステップ315から継続される。ステップ313
におけるテスト結果が“YES”である場合、コントロ
ールはステップ314から継続される。
【0027】ステップ314は、新たに到達可能なネッ
トワーク要素が検出されたことを示す指示を発生する。
この指示はアプリケーション層7(特に、この層内のデ
ィレクトリ分配プロトコル)に自動的に供給される。こ
のようにして、経路指定交換プロトコルインタフェース
は増強される。その後、ステップ315で、到達不可能
なネットワーク要素が経路指定交換プロトコル内の経路
指定テーブルから除去されたか否か決定するためのテス
トを行う。ステップ315におけるテスト結果が“N
O”である場合、ステップ316は迂回され、コントロ
ールはステップ312に戻る。ステップ315における
テスト結果が“YES”である場合、コントロールはス
テップ316から継続される。
【0028】ステップ316は現存のネットワーク要素
が到達不可能でることを示す指示を発生する。この指示
はアプリケーション層7(特に、この層内のディレクト
リ分配プロトコル)に自動的に供給される。またこのよ
うにして、経路指定交換プロトコルインタフェースは増
強される。その後、コントロールはステップ312へ戻
る。ステップ312から316からなるループは経路指
定交換プロトコル及びそのインタフェースを増強するこ
とができる。
【0029】図5は、遠隔ネットワーク要素の同一性情
報を自動的に登録する際のDSNE201の動作を例証
する流れ図である。図5のルーチンは一般的にDSNE
/NE100(図1)のフラッシュ104内に記憶され
ていて、DSNEとして供給されるときに使用される。
特に、ステップ401はDSNE201の始動を示す。
その後、ステップ402で、ネットワーク層3から経路
指定テーブル(特に、図3の経路指定テーブル301)
を入手する。次いで、ステップ403で、経路指定テー
ブル301内に登録するエントリが存在するか否か決定
するためのテストを行う。
【0030】始動する際、DSNE201は、経路指定
テーブル301内に含まれる全てのエントリを登録しよ
うとする。経路指定テーブル301内のエントリは、D
SNE201と共に1個以上のサブネットワークを形成
する遠隔ネットワーク要素の同一性情報(すなわち、ネ
ットワークアドレス)である。経路指定テーブル301
内にエントリが存在する場合、ステップ404で次のエ
ントリを獲得する。エントリを獲得すると、ステップ4
05で分配マネージャー(DM)ルーチンを呼び出す。
この分配マネージャー(DM)ルーチンはネットワーク
アドレスの自動登録を行う。分配マネージャー(DM)
ルーチンは図6に図示されており、下記において詳細に
説明する。
【0031】ステップ405で自動登録を行うと、コン
トロールはステップ406へ移る。ステップ406で
は、いわゆるSONET管理サブネットワークブランチ
(SMSB)を更新すべきか否か決定するためのテスト
を行う。ステップ406におけるテストの結果が“YE
S”である場合、ステップ407はDM更新SMSBル
ーチンを呼び出し、SMSBの更新を自動的に行う。そ
の後、コントロールはステップ403へ戻る。そして、
経路指定テーブル301(図3)内の遠隔ネットワーク
要素の全てのネットワークアドレスが登録されるまで、
ステップ403から406(または407)が繰り返さ
れる。
【0032】経路指定テーブル301内に登録すべきエ
ントリがもはや存在しない場合、コントロールはステッ
プ408へ移る。ステップ408で、ルーチンは、増強
された経路指定交換プロトコルインタフェースから“新
規到達可能NE”指示が受信されるまで待機する。新規
到達可能NE指示が受信されると、コントロールはステ
ップ409へ移り、図5のDM登録ルーチンが呼び出さ
れる。DM登録ルーチンは新規到達可能遠隔NEのネッ
トワークアドレスの自動登録を行う。その後、コントロ
ールはステップ410へ移る。
【0033】ステップ410で、SMSBを更新すべき
か否か決定するためのテストを行う。ステップ410に
おけるテスト結果が“NO”である場合、コントロール
はステップ408へ戻る。ステップ410におけるテス
ト結果が“YES”である場合、ステップ411でDM
更新SMSBルーチンを呼び出し、SMSBの更新を自
動的に行う。その後、コントロールはステップ408へ
戻される。DM更新SMSBの内容は図8に図示されて
おり、下記において詳細に説明する。
【0034】図6は図5で使用される分配マネージャー
(DM)登録ルーチンの動作を例証する流れ図である。
このルーチンもフラッシュ(図1)に記憶されている。
特に、DM登録ルーチンはステップ501から入力され
る。その後、ステップ502はタイマーをスタートさせ
る。タイマーの間隔は、遠隔ネットワーク要素(例え
ば、図2のNE204)の自動登録を可能にするような
ものであり、作成者に委ねられる。
【0035】ステップ503で、DSNE201(図
2)は、登録初期設定要求を遠隔NE204及びこの中
のいわゆる分配エージェント(DA)ルーチン(下記に
おいて説明する図7に図示されている)へ送る。ステッ
プ504で、DSNE201は、遠隔NE204内のD
Aからの応答またはステップ502におけるタイマーの
タイムアウトの何れかを待つ。
【0036】ステップ505で、タイマーがタイムアウ
トしたか否か決定するためのテストを行う。テスト結果
が“YES”である場合、タイマーはタイムアウトして
おり、コントロールは図5のルーチンに戻される。ステ
ップ505におけるテスト結果が“NO”である場合、
ステップ507で、DSNE201に、有効応答を受信
させる。すなわち、遠隔NE204内のDAから登録初
期設定応答を受信させる。
【0037】ステップ508で、遠隔NE204内のD
Aが有効応答の提供に成功したか否かテストする。テス
ト結果が“NO”である場合、コントロールはステップ
506を経由して図5のルーチンへ戻される。ステップ
508におけるテスト結果が“YES”である場合、有
効応答は受信され、そして、ステップ509で、DSN
E201は、遠隔NE204内のDAから登録追加要求
を受信する。
【0038】その後、ステップ510で、名称及びアド
レス(すなわち、遠隔NEの同一性情報)が有効である
か否か決定するためのテストを行う。テスト結果が“N
O”である場合、ステップ511は登録追加応答エラー
指示を遠隔NE204内のDAへ送り、コントロールは
ステップ506を経由して図5に示されるルーチンへ戻
される。ステップ510におけるテスト結果が“YE
S”である場合、遠隔NE204の同一性情報は有効で
あり、ステップ512は同一性情報及び更新フラグを大
域DIB203に追加させる。
【0039】その後、ステップ513で、DSNE20
1の同一性情報と共に登録追加応答成功指示を遠隔NE
204内のDAに自動的に送る。次いで、ステップ51
4において、ステップ512で供給された更新フラグが
SMSB情報を更新すべきであることを示すか否か決定
するためのテストを行う。すなわち、新規登録遠隔NE
204は、NE204を含めてSMSB内のその他の全
てのネットワーク要素の同一性情報を受信すべきか否か
決定する。
【0040】ステップ514におけるテスト結果が“N
O”である場合、コントロールはステップ506を経由
して図5のルーチンへ戻される。ステップ514におけ
るテスト結果が”YES”である場合、ステップ515
で、更新SMSB指示を図5のルーチンへ供給し、次い
で、前記のように、遠隔NE204の同一性情報を、N
E204を含めてSMSB内のその他の全ての要素へ自
動的に分配する。
【0041】図7は、同一性情報をDSNEへ自動的に
供給するために遠隔ネットワーク要素内で使用される分
配エージェント(DA)ルーチンの流れ図である。この
ルーチンも一般的に、各ネットワーク要素(図1)のフ
ラッシュ内に記憶される。特に、DAルーチンはステッ
プ601から入力される。その後、ステップ602で、
遠隔NE204(図2)は、DSNE201(図2)で
使用された図6のDMルーチンからの登録初期設定要求
を受信する。
【0042】次いで、ステップ603で、登録初期設定
要求が有効であるか否かを決定するためのテストを行
う。テスト結果が“NO”である場合、ステップ604
で、登録初期設定要求エラーをDSNE201内の図6
のDMルーチンへ送る。その後、このルーチンはステッ
プ605から出ていく。ステップ603におけるテスト
結果が“YES”である場合、有効登録初期設定要求が
受信され、ステップ606で、登録初期設定要求成功指
示がDSNE201内の図6のDMルーチンへ送られ
る。
【0043】ステップ607で、タイマーが始動され
る。タイマーの間隔は、遠隔NE204の同一性情報を
DSNE201内のDMルーチンに送ることが出来、か
つ、DSNE201内の図6のDMルーチンから応答指
示受領を獲得できるようなものである。次いで、ステッ
プ608で、NE204同一性情報と共に登録追加要求
をDSNE201内の図6のDMルーチンへ自動的に送
る。
【0044】ステップ609で、DAは、DMからの応
答またはタイマーのタイムアウトを待つ。ステップ61
0で、タイマーの間隔が経過したか否か決定するための
テストを行う。ステップ610におけるテスト結果が
“YES”である場合、DMからは何の応答も得られ
ず、ルーチンはステップ605から出ていく。ステップ
610におけるテスト結果が“NO”である場合、DM
から応答が得られ、ステップ611で、DSNE201
内のDMルーチンから登録追加要求を受信する。
【0045】その後、ステップ612で、受信登録追加
要求が有効か否か決定するためのテストを行う。テスト
結果が“NO”である場合、ルーチンはステップ605
から出ていく。ステップ612におけるテスト結果が
“YES”である場合、登録追加要求は有効であり、ス
テップ613で、DSNE201の同一性情報はNE2
04の局所キャッシュ206(図2)に記憶される。
【0046】図8は、図5のDM更新SMSBルーチン
のステップを示す流れ図である。特に、DM更新SMS
Bルーチンはステップ701から入力される。このルー
チンは一般的に、DSNE/NE100(図1)のフラ
ッシュ104に記憶され、DSNEとして供給される場
合に使用される。次いで、ステップ702で、SMSB
同一性情報はDSNE201(図2)内の大域ディレク
トリ情報ベース(DIB)203から回収される。
【0047】ステップ703で、何らかのSMSBネッ
トワーク要素が更新を必要とするか否か決定するために
テストを行う。ステップ703におけるテスト結果が
“NO”である場合、コントロールはステップ704を
経て図4のルーチンへ戻される。ステップ703におけ
るテスト結果が“YES”である場合、タイマーが始動
される。タイマーの間隔は、SMSBに関する同一性情
報をSMSB内のネットワーク要素に分配できるような
ものである。
【0048】次いで、ステップ706で、SMSB情報
と共に更新要求をネットワーク要素(例えば、NE20
4)内のDAへ送る。ステップ707で、DSNE20
1は応答またはステップ705におけるタイマーのタイ
ムアウトを待つ。ステップ708で、タイマーが経過し
たか否か決定するためのテストを行う。テスト結果が
“YES”である場合、コントロールはステップ712
へ移る。ステップ708におけるテスト結果が“NO”
である場合、ステップ709で、DSNE201は、遠
隔NE204のDAから更新要求を受信する。
【0049】次いで、ステップ710で、遠隔NE20
4内のDAから供給された更新フラグが変更されるか否
か決定するためのテストを行う。テスト結果が“NO”
である場合、コントロールはステップ712へ移る。こ
れは、特定の遠隔NEがSMSB同一性情報に関する別
の更新を受信し続けていることを示す。ステップ710
におけるテスト結果が“YES”である場合、ステップ
711で、この特定の遠隔NEに関する更新フラグを大
域DIB203(図2)で変更する。これは、特定の遠
隔NEがSMSB同一性情報に関する更新をもはや受信
しないことを示す。
【0050】その後、ステップ712で、更に別のSM
SBネットワーク要素が更新を必要としているか否か決
定するためのテストを行う。ステップ712におけるテ
スト結果が“NO”である場合、コントロールはステッ
プ704を経て図4のルーチンへ戻る。ステップ712
におけるテスト結果が“YES”である場合、コントロ
ールはステップ705へ戻り、ステップ705から71
2は、必要なネットワーク要素更新が行われるまで繰り
返される。
【0051】新規なネットワーク要素のネットワークへ
の追加に続いて行われる更新について説明してきたが、
本発明はSMSB情報の更新を必要とする用途にも同等
に使用できる。このような用途は例えば、サブネットワ
ーク内のネットワーク要素の同一性情報の変更(例え
ば、TIDの変更)に続いて必要とされる更新などであ
る。しかし、これらに限定されるものではない。
【0052】図9は、ネットワーク要素内の局所キャッ
シュを自動的に更新するための、遠隔ネットワーク要素
(例えば、図2のNE204)で使用される更新SMS
B分配エージェントルーチンの動作を例証する流れ図で
ある。このルーチンは一般的に、各ネットワーク要素の
フラッシュ104に記憶される。
【0053】特に、DA更新SMSBルーチンはステッ
プ801で入力される。その後、ステップ802で、ネ
ットワーク要素はDSNE201内のDMから更新要求
を受信する。次いで、ステップ803で、NE204内
の局所キャッシュは新規SMSB同一性情報と共に更新
される。ステップ804で、更新フラグを有する更新要
求がDSNE201内のDMへ送られる。その後、DA
更新SMSBルーチンはステップ805を経て出てい
く。
【0054】図10は、本発明を取り入れたサンプルネ
ットワークの単純化したブロック図である。特に、図1
0には、例えば、電気通信ネットワークを管理するのに
使用される公知のオペレーション及びサポートシステム
であるネットワーク管理システム901が図示されてい
る。ネットワーク管理システム901はDSNE902
に対してインタフェースされている。DSNE902は
例えば、デジタルアクセス及び交差接続システム(DA
CS),デジタルマルチプレクサなどである。
【0055】本発明を実施するのに使用できるこのよう
なデジタルアクセス及び交差接続システム(DACS)
は例えば、AT&Tから市販されているDACS IV−
2000であり、また、本発明を実施するのに使用でき
るこのようなデジタルマルチプレクサは例えば、AT&
Tから市販されているDDM−2000である。ネット
ワーク管理システム901は、例えば、公知のX.25
パケットプロトコルを使用するリンク903を介して通
信する。
【0056】図1を参照する。通信リンク903に対す
るDSNE902内のインタフェースはRS−232ド
ライバ/レシーバ106及びLAPBコントローラ10
7である。DSNE902は多数のサブネットワークを
有する構内通信網(LAN)904を介して通信する。
この実施例では、DSNE902はLAN904を介し
て、サブネットワークA(ネットワーク要素A1,A2
及びA3を包含する),サブネットワークB(ネットワ
ーク要素B1,B2,B3及びB4を包含する)及びサ
ブネットワークC(ネットワーク要素C1,C2,C3
及びC4を包含する)をインタフェースする。
【0057】再び図1を参照する。LAN904に対す
るDSNE902内のインタフェースは、この実施例で
は、IEEE802.3LANコントローラ109であ
る。これは当業者に周知である。同様に、サブネットワ
ークA,B及びCにおいて、ネットワーク要素A1,B
1及びC1は各々、IEEE802.3LANコントロ
ーラ109を介してLAN904に対してインタフェー
スする。
【0058】サブネットワークAでは、ネットワーク要
素A1,A2及びA3は光リンクを介して相互に通信す
る。特に、ネットワーク要素A1は光リンク905を介
してネットワーク要素A2と通信し、そして、ネットワ
ーク要素A2は光リンク906を介してネットワーク要
素A3と通信する。また、図1に示されているように、
この実施例では、サブネットワーク内の対応する光リン
クをインタフェースするのに、LAPDコントローラ1
11及び光インタフェース112が使用されている。
【0059】同様に、サブネットワークBでは、ネット
ワーク要素B1,B2,B3及びB4は光リンクを介し
て相互にインタフェースしている。特に、ネットワーク
要素B1は光リンク907を介してネットワーク要素B
2と通信し、ネットワーク要素B2及びB3は光リンク
908を介して通信し、そして、ネットワーク要素B2
及びB4は光リンク909を介して通信する。この実施
例では、サブネットワークB内の対応する各光リンクを
インタフェースするのにLAPDコントローラ111及
び光インタフェース112が使用されている。
【0060】最後に、サブネットワークCにおいて、ネ
ットワーク要素C1,C2,C3及びC4は光リンクを
介して相互にインタフェースしている。特に、ネットワ
ーク要素C1及びC2は光リンク910を介して通信
し、そして、ネットワーク要素C2及びC3は光リンク
911を介して通信し、ネットワーク要素C3及びC4
は光リンク912を介して通信し、また、ネットワーク
要素C4及びC1は光リンク913を介して通信する。
【0061】この実施例では、対応する光リンクをイン
タフェースするのにLAPDコントローラ111及び光
インタフェース112が使用されている。各ネットワー
ク要素(DSNE902を含む)は、電気通信管理ネッ
トワークに対して特定の、それ自身の独特なネットワー
クアドレスと独特な名称を有する。ネットワーク要素
(DSNE及び/又はNE)間の通信はデータ通信チャ
ネル(DCC)を経由する。
【0062】図11は、図10のDSNE902内に含
まれるディレクトリ情報ベース(DIB)の表図であ
る。図11には、ネットワークの名称(すなわち、目標
同一性(TID)),ネットワークのアドレス(すなわ
ち、ネットワーク要素のネットワークサービスアクセス
ポイント(NSAP))及びSMSB(この中に特定の
ネットワーク要素が包含されている)が表示されてい
る。NASPはISO/IEC8348:1987/補
遺2:1988に定義されている。しかし、説明の便宜
上、この明細書では少数の番号を有するNSAPを例と
して挙げて説明している。
【0063】従って、例えば、NSAP“xy274
4”を有するDSNE902は全てのSMSBに包含さ
れる。NSAP“xy9247”,“xy7741”及
び“xy1012”をそれぞれ有するネットワーク要素
A1〜A3はSMSB“A”に包含される。NSAP
“xy2571”,“xy3314”,“xy024
1”及び“xy4447”をそれぞれ有するネットワー
ク要素B1〜B4はSMSB“B”に包含される。NS
AP“xy5893”,“xy2727”,“xy45
15”及び“xy6002”をそれぞれ有するネットワ
ーク要素C1〜C4はSMSB“C”に包含される。
【0064】図12は、本発明に従って、図9のDSN
E902によりサブネットワークAのネットワーク要素
A1,A2及びA3へ分配された同一性情報の表図であ
る。サブネットワークA内の他のネットワーク要素のネ
ットワーク名及びネットワークアドレスとDSNEは各
ネットワーク要素について付与される。また、DSNE
及びNEのA1,A2及びA3はSMSB“A”を形成
する。
【0065】図13は、本発明に従って、図9のDSN
E902によりサブネットワークBのネットワーク要素
B1,B2,B3及びB4へ分配された同一性情報の表
図である。サブネットワークB内の他のネットワーク要
素のネットワーク名及びネットワークアドレスとDSN
Eは各ネットワーク要素に対して付与される。また、D
SNE及びNEのB1,B2,B3及びB4はSMSB
“B”を形成する。
【0066】図14は、本発明に従って、図9のDSN
E902によりサブネットワークCのネットワーク要素
C1,C2,C3及びC4へ分配された同一性情報の表
図である。サブネットワークC内の他のネットワーク要
素のネットワーク名及びネットワークアドレスとDSN
Eは各ネットワーク要素に対して付与される。また、D
SNE及びNEのC1,C2,C3及びC4はSMSB
“C”を形成する。
【0067】図15は電気通信管理システム1400の
単純化した形のブロック図である。このシステム140
0では、ネットワーク要素及びこれらの構成部分はDS
NE1402に統合され、単一の新たな“DSNE”1
401を形成する。装置的観点から見た場合、図15の
電気通信ネットワークは図10の装置に類似している。
【0068】しかし、図15の装置では、下記で説明す
るようなネットワーク要素A1* ,B1* 及びC1*
たはこれらの構成部分は基本的にDSNE1402に統
合され、いわゆる新規な“DSNE”1401を形成す
る。これは、サブネットワークに対してOAM&P展望
から単一のネットワーク要素として出現する。これは統
合されているネットワーク要素をまたはそれらの構成部
分を供給することにより実現される。そのため、このネ
ットワーク要素はその同一性情報をDSNE1402だ
けに供給することができ、しかも、DSNE1402の
同一性情報だけを受信することができる。
【0069】DSNE1402は、統合された何れのネ
ットワーク要素の同一性情報も、インタフェースされて
いるサブネットワーク内の他の何れのネットワーク要素
に供給しない。DSNE1402は、終端システム機能
と中間システム機能の両方を果たす。すなわち、DSN
E1402はアプリケーションメッセージを終了させる
ことができるばかりか、メッセージをこの実施例におけ
るSMSBのA,B及びCへ経路指定したり、中継した
りすることもできる。図10のネットワーク900に示
されたネットワーク要素と殆ど同一のネットワーク14
00のネットワーク要素には同じ番号が付されているの
で、ここで再度詳細に説明することはしない。
【0070】従って、電気通信ネットワーク1400に
おける新規“DSNE”1401は、各サブネットワー
クA,B及びCに対して、単一の統合DSNEとして出
現する。しかし、この実施例では、サブネットワークA
は今度はネットワーク要素A2及びA3だけを包含し、
サブネットワークBは今度はネットワーク要素B2〜B
5を包含し、そして、サブネットワークCは今度はネッ
トワーク要素C2〜C4だけを包含する。
【0071】ネットワーク要素A1* (1403),B
* (1404)及びC1* (1405)は新規“DS
NE”1401に統合され、SMSBのA,B及びC内
の他のネットワーク要素に対して“ルータ”または、い
わゆる“中間システム”(IS)として出現する。この
ようにして、新規“DSNE”1401は、大量の開発
時間とコストを費やす必要も無しに、図15のサブネッ
トワークA,B及びCの各々に対して光インタフェース
を提供することができる。
【0072】図16は図15のDSNE1402の細部
を簡単な形で示したブロック図である。図16のDSN
E1402と図1のDSNE/NE100の唯一の相違
点は不必要な要素が除去されていることである。DSN
E1402では、フラッシュメモリ104,LAPDコ
ントローラ111及び光インタフェース112が省略さ
れている。その他の点では、DSNE1402内のその
他の要素は図1のDSNE/NE100の要素と同一で
あり、同じ番号が付されいる。従って、再度説明するこ
とはしない。
【0073】図17は、図15のネットワーク要素A1
* ,B1* 及びC1* の細部を簡単な形で示したブロッ
ク図である。図17のネットワーク要素と図1のネット
ワーク要素との唯一の相違点は、図1のRS−232ド
ライバ/レシーバ106とLAPBコントローラ107
が省略されていることである。その他の点では、図17
のネットワーク要素内の残りの要素は図1における要素
に付された番号と同じ番号が付されているので、再度説
明することはしない。
【0074】図18は、市販の装置ユニットを使用して
“DSNE”1401を実現する具体例の簡略化された
形のブロック図である。特に、AT&Tから市販されて
いるDACS IV−2000(1702)が図示されて
いる。このDACS IV−2000(1702)は外部
ネットワーク管理システム(図示せず)をインタフェー
スし、更に、LAN904を介して、DDM−2000
デジタルマルチプレクサユニットまたはこれらの構成部
分(図17参照)、すなわち、1703,1704及び
1705に対するインタフェースともなり、複数個のS
MSBのA,B及びCのそれぞれに光インタフェースを
提供する。
【0075】このために、DSNEに統合された各DD
M−2000からのSONETデータ通信チャネルは、
各サブネットワーク内の遠隔ネットワーク要素と通信す
るために使用される。特に、SONETデータ通信チャ
ネルはSONETオーバーヘッドチャネルのD1〜D3
及び/又はD4〜D12をバイトする。
【0076】図19は、図15のDSNE1402に包
含されるディレクトリ情報ベース(DIB)の表図であ
る。この表には、ネットワーク要素のネットワーク名
(TID),ネットワークアドレス(NSAP)及び特
定のネットワーク要素が包含されるSMSBが表示され
ている。従って、例えば、DSNE1402は全てのS
MSB内に包含されている。
【0077】ネットワーク要素A1* はサブネットワー
クA* に包含される。ネットワーク要素A2及びA3は
サブネットワークAに包含される。ネットワーク要素B
*はサブネットワークB* に包含される。ネットワー
ク要素B2〜B5はサブネットワークBに包含される。
ネットワーク要素C1* はサブネットワークC* に包含
される。ネットワーク要素C2〜C4はサブネットワー
クCに包含される。
【0078】“*”印を有するネットワーク要素は、こ
れらの要素が“DSNE”1401に統合されることを
示す。従って、新規な単一の“DSNE”1402はD
SNE1401及びNEのA1* ,B1* 及びC1*
含む。
【0079】図20は、DSNE1402によりネット
ワーク要素A1* に分配された同一性情報の表図であ
る。ネットワーク要素A1* の同一性及び名称はもっぱ
らDSNE1402と共に共用される。ネットワーク要
素A1* は、オペレーション,アドミニストレーショ
ン,メンテナンス及びプロビジョニング(OAM&P)
展望からサブネットワークAのネットワーク要素A2及
びA3に対して透明であると思われる。
【0080】図21は、ネットワーク要素A1* (従っ
て、図15の“DSNE”1401)を介して、DSN
E1402によりサブネットワークAのネットワーク要
素A2及びA3に分配された同一性情報の表図である。
サブネットワーク及びDSNE1402内のその他のネ
ットワーク要素のネットワーク名及びネットワークアド
レスが、サブネットワークA内の各ネットワーク要素に
付与されている。“DSNE”1401及びNEのA2
及びA3はSMSB“A”を形成する。
【0081】図22は、DSNE1402によりネット
ワーク要素B1* に分配された同一性情報の表図であ
る。ネットワーク要素B1* の同一性及び名称はもっぱ
らDSNE1402と共に共用される。ネットワーク要
素B1* は、オペレーション,アドミニストレーショ
ン,メンテナンス及びプロビジョニング(OAM&P)
展望からサブネットワークBのネットワーク要素B2〜
B5に対して透明であると思われる。
【0082】図23は、ネットワーク要素B1* (従っ
て、図15の“DSNE”1401)を介して、DSN
E1402によりサブネットワークBのネットワーク要
素B2,B3,B4及びB5に分配された同一性情報の
表図である。サブネットワークB及びDSNE1402
内のその他のネットワーク要素のネットワーク名及びネ
ットワークアドレスが、各ネットワーク要素に付与され
ている。“DSNE”1401及びNEのB2,B3,
B4及びB5はSMSB“B”を形成する。
【0083】図24は、DSNE1402によりネット
ワーク要素C1* に分配された同一性情報の表図であ
る。ネットワーク要素C1* の同一性及び名称はもっぱ
らDSNE1402と共に共用される。ネットワーク要
素C* は、オペレーション,アドミニストレーション,
メンテナンス及びプロビジョニング(OAM&P)展望
からサブネットワークCのネットワーク要素C2〜C4
に対して透明であると思われる。
【0084】図25は、ネットワーク要素C1* (従っ
て、図15の“DSNE”1401)を介して、DSN
E1402によりサブネットワークBのネットワーク要
素C2,C3及びC4に分配された同一性情報の表図で
ある。サブネットワークC及びDSNE1402内のそ
の他のネットワーク要素のネットワーク名及びネットワ
ークアドレスが、各ネットワーク要素に付与されてい
る。“DSNE”1401及びNEのC2,C3,及び
C4はSMSB“C”を形成する。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、D
SNEとして用意されたネットワーク要素を含むデジタ
ル通信システムにおいて、新たな通信インタフェースを
サポートするのに必要な開発コスト及びその時間を軽減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイレクトサービスネットワーク要素(DSN
E)または電気通信管理ネットワーク内の遠隔ネットワ
ーク要素(NE)として使用できるネットワーク要素1
00(DSNE/NE)の細部を簡略化されたブロック
図である。
【図2】本発明を取り入れた電気通信ネットワークの簡
略化されたブロック図である。
【図3】特別なプロトコルスタックを使用する本発明の
動作を示す模式図である。
【図4】経路指定交換プロトコルインタフェースに対す
る増強を説明する流れ図である。
【図5】ディレクトリサービスネットワーク要素(DS
NE)における本発明の動作を説明する流れ図である。
【図6】図5で使用される分配マネージャー(DM)登
録ルーチンの動作を説明する流れ図である。
【図7】図6の分配マネージャルーチンと共に相互作用
するのに使用される分配エージェントルーチンの動作を
説明する流れ図である。
【図8】新規同一性情報を有する全てのネットワーク要
素を更新するDSNEの動作を説明する流れ図である。
【図9】更新された同一性情報を受信したときのDSN
E以外のネットワーク要素の動作を説明する流れ図であ
る。
【図10】本発明が実施される電気通信ネットワークの
簡略化された形のブロック図である。
【図11】図10のDSNE内に含まれるディレクトリ
情報ベース(DIB)を説明する表図である。
【図12】DSNEにより図9のネットワーク要素A
1,A2及びA3へ分配された同一性情報の表図であ
る。
【図13】DSNEにより図9のネットワーク要素B
1,B2,B3及びB4へ分配された同一性情報の表図
である。
【図14】DSNEにより図9のネットワーク要素C
1,C2,C3及びC4へ分配された同一性情報の表図
である。
【図15】複数個のネットワーク要素が一つのネットワ
ーク要素に統合された電気通信ネットワークの簡略化さ
れた形のブロック図である。
【図16】図15の“DSNE”1401で使用される
DSNE1402の細部を簡略化された形で示すブロッ
ク図である。
【図17】図15の“DSNE”1401に統合された
ネットワーク要素A1* ,B1*及びC1* の細部を簡
略化された形で示すブロック図である。
【図18】図15の単一の統合ネットワーク要素内に統
合ネットワーク要素を含む一つの形態の簡略化された形
のブロック図である。
【図19】図15の統合“DSNE”1401に包含さ
れるディレクトリ情報ベースを説明する表図である。
【図20】図15のDSNE1402により統合ネット
ワーク要素A1* へ分配された同一性情報の表図であ
る。
【図21】図15の統合“DSNE”1401によりネ
ットワーク要素A1及びA3へ分配された同一性情報の
表図である。
【図22】図15のDSNE1402により統合ネット
ワーク要素B1* へ分配された同一性情報の表図であ
る。
【図23】図15の統合“DSNE”1401によりネ
ットワーク要素B2,B3,B4及びB5へ分配された
同一性情報の表図である。
【図24】図15のDSNE1402により統合ネット
ワーク要素C1* へ分配された同一性情報の表図であ
る。
【図25】図15の統合“DSNE”1401によりネ
ットワーク要素C2,C3及びC4へ分配された同一性
情報の表図である。
【符号の説明】
100 ネットワーク要素(DSNE/NE) 101 マイクロプロセッサ 102 読出専用メモリ(ROM) 103 ランダムアクセスメモリ(RAM) 104 不揮発性メモリ(フラッシュ) 105 ダイレクトメモリアクセスユニット 106 RS−232 ドライバ/レシーバ 107 LAPBコントローラ 109 802.3 LANコントローラ 111 LAPDコントローラ 112 光インタフェース 201 DSNE 202 分配マネージャ 203 大域ディレクトリ情報ベース 204 遠隔ネットワーク要素 205 分配エージェント 206 局所キャッシュ 300 オープンシステム相互接続(OSI)プロトコ
ルスタック 900 サンプルネットワーク 903 リンク 904 LAN 905,906,907,908,909 光リンク 910,911,912,913 光リンク 1401,1402 DSNE 1403,1404,1405 ネットワーク要素 1702 DACS IV−2000 1703,1704,1705 DDM2000
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−240231(JP,A) 特開 平3−21135(JP,A) 特開 平3−150951(JP,A) 特開 平3−263941(JP,A) 特開 平4−68897(JP,A) 特開 平4−120831(JP,A) 特開 平6−29989(JP,A) 特開 平6−120968(JP,A) 特開 平6−132959(JP,A) 特開 平6−164592(JP,A) 特開 平6−175944(JP,A) 特開 平6−216905(JP,A) Wescon Conference Record,19−21 NOVEMV ER 1991,Resoner S.R. et al,”MANAGEMENT BY PROXY AGENT”,p p.190−195 IEEE Network Maga zine,Vol.5 No.5,SE PTEMBER 1991,Cox T.A et al,”SNMP Agent Support for SMD S”,pp.33−40 Telephone Enginee r and Management,V ol.96 No.10,Wells T. et al,”NO COPPER H ERE!”,pages.44−47 AT&T TECHNOLOGY,V ol.5 No.2,Couture R et al,”AT&T’S DA CS IV−2000 Centraliz es Control Of Digi tal Transport”,pag es40−41 AT&T TECHNOLOGY,V ol.5 No.3 Chaneski S et al,”Sential Network−Fiber Opti c Network of Tomor row,Today”,pages.10 −15 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/46 G06F 13/00 353 INSPEC(DIALOG) JICSTファイル(JOIS) PCI(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディレクトリサービスネットワーク要素
    (DSNE)として用意された第1ネットワーク要素
    と、 OSIルーティングプロトコルを含む少なくとも1つの
    ネットワーク層をサポートする手段を有する少なくとも
    1つの第2ネットワーク要素とからなり、 前記第1ネットワーク要素、前記少なくとも1つの第2
    ネットワーク要素、および、少なくとも1つの他のネッ
    トワーク要素を含むディジタル通信システムで用いられ
    る統合ネットワーク要素において、 前記第2ネットワーク要素は、 OSIプロトコルスタックデータをサポートするための
    データ通信チャネルを通じて、該第2ネットワーク要素
    を前記少なくとも1つの他のネットワーク要素と接続す
    る手段を有し、 前記第1ネットワーク要素は、 OSIルーティングプロトコルを含む少なくとも1つの
    ネットワーク層と、ディレクトリ分配プロトコルを含む
    アプリケーション層とを有するOSIプロトコルスタッ
    クをサポートする手段と、 OSIプロトコルスタックデータをサポートするための
    データ通信チャネルを通じて、該第1ネットワーク要素
    を前記少なくとも1つの第2ネットワーク要素と接続す
    る手段と、 前記OSIルーティングプロトコルを利用して、少なく
    とも1つの他のネットワーク要素が到達可能になったこ
    とを、前記少なくとも1つの第2ネットワーク要素から
    受信されたOSIプロトコルスタックデータを通じて検
    出するとともに、該少なくとも1つの他のネットワーク
    要素が到達可能になったことを示す指示を前記アプリケ
    ーション層内の前記ディレクトリ分配プロトコルに自動
    的に供給する手段と、 前記指示された新たに到達可能な少なくとも1つの他の
    ネットワーク要素から、前記少なくとも1つの第2ネッ
    トワーク要素を通じて、ネットワーク識別情報を自動的
    に獲得する手段と、 前記少なくとも1つの第2ネットワーク要素を通じて、
    前記新たに到達可能な少なくとも1つの他のネットワー
    ク要素の前記ネットワーク識別情報を、前記新たに到達
    可能な少なくとも1つの他のネットワーク要素を含むサ
    ブネットワーク内の他のネットワーク要素へ制御可能に
    自動的に供給する手段とを有し、 前記第1ネットワーク要素は、該第1ネットワーク要素
    のネットワーク識別情報のみを前記少なくとも1つの第
    2ネットワーク要素に供給し、かつ、前記少なくとも1
    つの第2ネットワーク要素のネットワーク識別情報を他
    のネットワーク要素に供給することはなく、 前記少なくとも1つの第2ネットワーク要素は、運用、
    管理、保守、または設備提供に関して、前記他のネット
    ワーク要素からみて透過的であることを特徴とする、デ
    ィジタル通信システムで用いられる統合ネットワーク要
    素。
  2. 【請求項2】 前記第1ネットワーク要素は、 前記少なくとも1つの第2ネットワーク要素を通じて、
    前記新たに到達可能な少なくとも1つの他のネットワー
    ク要素を含む前記サブネットワークに含まれる他のネッ
    トワーク要素の識別情報を、前記新たに到達可能な少な
    くとも1つの他のネットワーク要素に制御可能に自動的
    に供給する手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1に記載の統合ネットワーク要素。
  3. 【請求項3】 前記第1ネットワーク要素は、 前記OSIルーティングプロトコルを利用して、前記少
    なくとも1つの他のネットワーク要素が到達不可能にな
    ったことを、前記少なくとも1つの第2ネットワーク要
    素から受信されたOSIプロトコルスタックデータを通
    じて検出するとともに、該少なくとも1つの他のネット
    ワーク要素が到達不可能になったことを示す指示を前記
    アプリケーション層内の前記ディレクトリ分配プロトコ
    ルへ自動的に供給する手段と、 到達不可能になった前記少なくとも1つの他のネットワ
    ーク要素のネットワーク識別情報を自動的に獲得する手
    段と、 前記到達不可能になった前記少なくとも1つの他のネッ
    トワーク要素の前記ネットワーク識別情報を、前記サブ
    ネットワーク内の他のネットワーク要素へ制御可能に自
    動的に供給する手段とをさらに有することを特徴とする
    請求項2に記載の統合ネットワーク要素。
  4. 【請求項4】 前記第1ネットワーク要素は、 分配マネージャと、 ディレクトリ情報ベースと、 前記指示を前記アプリケーション層内の前記ディレクト
    リ分配プロトコルから前記分配マネージャへ供給する手
    段と、 前記新たに到達可能な少なくとも1つの他のネットワー
    ク要素の前記識別情報を前記ディレクトリ情報ベースへ
    追加する手段とをさらに有することを特徴とする請求項
    3に記載の統合ネットワーク要素。
  5. 【請求項5】 前記第1ネットワーク要素は、 到達可能な少なくとも1つの他のネットワーク要素が到
    達不可能になったことを示す前記指示を、前記アプリケ
    ーション層内の前記ディレクトリ分配プロトコルから前
    記分配マネージャへ供給する手段と、 到達不可能になった前記少なくとも1つの他のネットワ
    ーク要素の前記識別情報を前記ディレクトリ情報ベース
    から削除する手段とをさらに有することを特徴とする請
    求項4に記載の統合ネットワーク要素。
  6. 【請求項6】 前記統合ネットワーク要素は複数の第2
    ネットワーク要素を含み、 各第2ネットワーク要素は、前記第1ネットワーク要素
    からのデータを、該第2ネットワーク要素および前記少
    なくとも1つの他のネットワーク要素によって形成され
    るサブネットワーク内の少なくとも1つの他のネットワ
    ーク要素へ転送する手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載の統合ネットワーク要素。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも1つの第2ネットワーク
    要素は、前記第1ネットワーク要素からのデータを、前
    記少なくとも1つの他のネットワーク要素へ転送する手
    段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の統
    合ネットワーク要素。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1つの第2ネットワーク
    要素は、前記少なくとも1つの他のネットワーク要素か
    らのデータを、前記第1ネットワーク要素へ転送する手
    段をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の統
    合ネットワーク要素。
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