JP2882425B2 - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2882425B2
JP2882425B2 JP3052271A JP5227191A JP2882425B2 JP 2882425 B2 JP2882425 B2 JP 2882425B2 JP 3052271 A JP3052271 A JP 3052271A JP 5227191 A JP5227191 A JP 5227191A JP 2882425 B2 JP2882425 B2 JP 2882425B2
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崇史 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ・カメラやTV
カメラなどの撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ・カメラは固体撮像素子の実用化
により小型・軽量化し、高倍率及び多機能化により急速
に普及している。最近では、露出制御や焦点制御が自動
化されており、これらに起因する撮影の失敗は少ない。
ところが、ビデオ・カメラは手持ちの体勢で使用するの
が普通であり、軽量・小型化に伴い、手振れの可能性が
高くなる。手持ちの場合には画面が必ず振れているとい
っても過言ではなく、このような画面振れによる画質低
下と、ビデオ酔いなどの不快な状況が、問題になってき
ている。
【0003】このような画面振れを抑制ないし解消する
手段として、ジャイロ機構を使用した構成や、可変頂角
プリズムなどの光学偏心装置を使用した構成が知られて
いる。前者は、ジャイロ機構によりレンズ鏡筒系を、撮
影装置本体の振れに関わらず安定化させるものであり、
後者は、撮影装置本体の振れを相殺する方向に、可変頂
角プリズムにより撮影光学系の光軸を偏心させるもので
ある。可変頂角プリズムは例えば、光軸方向に離れた2
枚の透明板の周囲を蛇腹で閉鎖し、内部に所定屈折率の
液体を充填した構成になっており、被写体側の透明板を
中心軸線(中立位置での光軸)に直交する面に対して傾
斜させることにより、撮影光軸を偏心させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ジャイロ機構を使用す
る従来例は、カメラ本体が大型化し、重量が増大すると
いう欠点がある。これに対し、可変頂角プリズムを使用
する従来例は、レンズ鏡筒自体を可動構造にする必要が
ないので、カメラ本体の大型化及び重量化を最小限に抑
え得るという利点がある。
【0005】しかし、可変頂角プリズムのような光軸偏
心手段を用いた振れ補正装置では、カメラの振れ量が大
きい場合には、その補正限界を越えてしまうことがあ
る。例えば、カメラ本体を適当な周期で揺らした場合を
考える。図3は振れ補正限界内で一定方向に揺らした場
合を示し、図4は振れ補正限界を越えて揺らした場合を
示す。図3,4の(A)で、破線は可変頂角プリズムに
よる振れ補正限界、一点鎖線は可変頂角プリズムの中立
位置を示す。また、図3,4の(A)で、40,42は
カメラ本体の揺れを示している。図3,4の(B)は揺
れ40,42に対して振れ補正を行なった場合の撮影画
像の振れを示す。
【0006】図3に示すように、カメラ本体の揺れが振
れ補正限界内にある場合には、撮影画像は、図3(B)
に符号44で示すように、画面内で揺れず、安定する。
これに対して、図4に示すように、カメラ本体の揺れが
振れ補正限界を越えることのある場合、振れ補正限界内
の揺れに対しては図4(B)に符号46で示すように撮
影画像は揺れないが、振れ補正限界を越えた部分(図4
(A)の斜線を付した部分42A,42B)について
は、図4(B)に符号46A,46Bで示すように、振
れ補正限界を越えた揺れ量に相当する揺れが撮影画面に
出現する。
【0007】即ち、撮影画像は、ぶれ補正範囲内のカメ
ラ振れに対しては静止しているが、補正限界を越えるカ
メラ振れがあると突然に振れ方向に大きく移動し、極め
て不快な品位のない画像変化を呈することになる。
【0008】本発明は、このような不都合を解消した撮
影装置を提示することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮影装置
は、振れを検知する振れ検知手段と、当該振れ検知手段
によって検知された振れを光学的に補正する振れ補正手
段と、当該振れ補正手段によって振れを補正された画像
信号を記憶する画像メモリ手段と、当該画像メモリ手段
の入力側及び出力側の何れか一方の画像信号を選択する
選択手段と、所定未満の振れに対して当該画像メモ
リ手段の入力側の画像信号を選択するとともに前記振れ
補正手段を動作させて振れ補正を行い、所定以上の振れ
に対して当該画像メモリ手段の出力側の画像信号を選択
するとともに前記振れ補正手段の動作を中断するよう
に、当該選択手段を制御する制御手段とを設けたことを
特徴とする。
【0010】
【作用】上記手段により、例えば振れ補正手段による振
れ補正限界を越える振れに対しては、画像メモリ手段に
記憶される振れ補正状態での直前の画像信号が選択され
る。従って、振れ補正限界を越える振れがあっても、撮
影画像は振れの無い安定したものになる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してビデオ・カメラに適用
した本発明の実施例を説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。10は可変頂角プリズム(VAP)であ
り、12は可変頂角プリズム10の頂角を変更するアク
チュエータ(例えば、電磁駆動力を発生するコイル)、
14は可変頂角プリズム10の頂角を検出する角度セン
サ、16は撮影光学系、18は可変頂角プリズム10及
び撮影光学系16による光学像を電気信号に変換する撮
像素子、20は撮像素子18から出力される画像信号に
ガンマ変換などの周知のカメラ信号処理を施して標準形
式のビデオ信号を出力するカメラ・プロセス回路、22
は1画面(1フィールド又は1フレーム)分の記憶容量
を具備し、カメラ・プロセス回路20の出力ビデオ信号
を記憶する画像メモリである。
【0013】24はカメラ・プロセス回路20の出力又
は画像メモリ22の出力を選択するスイッチである。ス
イッチ24は通常、カメラ・プロセス回路20の出力側
(a接点)に接続している。26はスイッチ24により
選択されたビデオ信号を磁気テープ、磁気ディスクなど
の記録媒体に記録する記録回路、28はスイッチ24に
より選択されたビデオ信号を映像表示するモニタ装置で
ある。
【0014】30は撮影光学系のレンズ鏡筒に固定さ
れ、カメラ振れを検知する振れ検知センサ、32は、本
実施例の振れ補正の全体を制御する振れ補正制御回路で
ある。
【0015】図2は、可変頂角プリズム10の側面図で
あって、同(B)は頂角がゼロの中立状態、同(A),
(C)は振れ補正限界を示す。図2(A)又は同(C)
に示す程度に頂角が大きくなると、それ以上、頂角を増
す(即ち、光軸偏心量を増す)ことができなくなり、振
れ補正限界となる。
【0016】振れ補正を作動させていないときの動作は
次の通りである。可変頂角プリズム10及び撮影光学系
を16を通過した光学像は撮像素子18に入射し、撮像
素子18は光電変換して画像信号を出力する。カメラ・
プロセス回路20は、周知のカメラ信号処理を施して所
定形式のビデオ信号を出力し、その出力ビデオ信号はス
イッチ24のa接点及び画像メモリ22に印加される。
画像メモリ22は、逐次、記憶画像を更新する。スイッ
チ24は通常、a接点側に接続しており、カメラ・プロ
セス回路20の出力ビデオ信号はスイッチ24を介して
記録回路26及びモニタ装置28に印加される。記録回
路26は、入力するビデオ信号を撮影者の指示に従い磁
気テープ等に記録する。モニタ装置28は、入力するビ
デオ信号を映像表示する。
【0017】振れ補正を機能させると、次のように動作
する。即ち、振れ検知センサ30はカメラ振れの量及び
方向を示す信号を振れ補正制御回路32に出力する。角
度センサ14は可変頂角プリズム10の頂角を示す信号
を振れ補正制御回路32に出力している。角度センサ1
4、振れ補正制御回路32、及びアクチュエータ12
は、可変頂角プリズム10の頂角を制御するための閉ル
ープを形成する。振れ補正限界内のカメラ振れに対し
て、振れ補正制御回路32は、カメラ振れを相殺するよ
うな撮影光軸の偏心量及び方向を演算し、そのような偏
心になるようにアクチュエータ12により可変頂角プリ
ズム10の頂角を変更する。これにより、図3に示した
ように、カメラ振れの影響しない安定した撮影画像が得
られる。
【0018】振れ補正限界を越えるカメラ振れに対して
は、次のように動作する。可変頂角プリズム10の振れ
補正限界を越える揺れについては、図5(A)に斜線5
0A,50Bで示すように撮影画面がカメラの揺れに同
調して揺れる。振れ補正制御回路32は、振れ補正限界
を越えるタイミング(図5(A)の符号52)でスイッ
チ24をb接点に切り換えると共に、画像メモリ22の
書き込み(更新)を禁止し、画像メモリ22の読み出し
開始する。可変頂角プリズム10の頂角はそのままとす
る。図5(B)はスイッチ24及び画像メモリ22の制
御タイミング信号56を示す。これにより、画像メモリ
22に記憶される画像のビデオ信号が、スイッチ24を
介して記録回路26及びモニタ回路28に出力され、視
覚的には、図5(C)に示すようにカメラ振れの無い、
静止した画像になる。
【0019】スイッチ24の切り換え及び画像メモリ2
2の制御は、カメラ・プロセス回路20から出力される
ビデオ信号の同期タイミングに同期して行なわれるのは
いうまでもなく、実際には、カメラの振れが振れ補正限
界を越える前の適当なタイミングで行なわれる。
【0020】カメラ振れが振れ補正限界を越えた状態か
ら振れ補正限界内に戻ってくるときには、振れ補正限界
内に入った適当なタイミング(図5のタイミング54)
で、スイッチ24をa接点側に切り換え、可変頂角プリ
ズム10による振れ補正を再度開始する。画像メモリ2
2の書き込み(更新)を許可する。この段階では、可変
頂角プリズム10による振れ補正により、カメラ振れに
かかわらず撮影画像は安定する。
【0021】以上の制御により、撮影画像は、図5
(C)に直線58で示すように、振れ補正限界を越える
カメラ振れの部分についても安定化され、全体として常
に安定した撮影画像を得ることができる。カメラ振れが
振れ補正限界を越えている期間では、記録回路26及び
モニタ28には同じ画像のビデオ信号が供給されること
になるが、このような期間は通常、瞬間的ともいえる極
めて短い時間であり、気付かれない場合が多いと考えら
れ、問題とはならない。また、図4の斜線46A,46
Bに示すような急激な移動に比べれば、視覚的な影響は
少ない。
【0022】本実施例では、カメラ・プロセス回路20
による処理後の画像信号を画像メモリ22に記憶し、所
定以上の振れに対して画像メモリ22に記憶される画像
信号を選択するようにしたが、本発明はこれに限定され
ず、撮像素子18の出力段階や、カメラ・プロセス回路
20内の信号などに対して、画像メモリ22及びスイッ
チ24と同様の回路を設けても、同様の効果を得ること
ができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、振れ補正能力の限界を越える振れ
があっても、視覚的に違和感の少ない撮影画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 可変頂角プリズム10の頂角変化を示す側面
図である。
【図3】 振れ補正限界内の揺れに対する動作特性の説
明図である。
【図4】 振れ補正範囲を越える揺れに対する従来例の
動作特性の説明図である。
【図5】 振れ補正範囲を越える揺れに対する本実施例
の動作特性の説明図である。
【符号の説明】
10:可変頂角プリズム(VAP) 12:アクチュエ
ータ 14:角度センサ16:撮影光学系 18:撮像
素子 20:カメラ・プロセス回路 22:画像メモリ
24:スイッチ 26:記録回路 28:モニタ装置
30:振れ検知センサ 32:振れ補正制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/232 G03B 5/00 G03B 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振れを検知する振れ検知手段と、 当該振れ検知手段によって検知された振れを光学的に
    正する振れ補正手段と、当該振れ補正手段によって振れを補正された 画像信号を
    記憶する画像メモリ手段と、 当該画像メモリ手段の入力側及び出力側の何れか一方の
    画像信号を選択する選択手段と、 所定未満の振れに対して当該画像メモリ手段の入力
    側の画像信号を選択するとともに前記振れ補正手段を動
    作させて振れ補正を行い、所定以上の振れに対して当該
    画像メモリ手段の出力側の画像信号を選択するとともに
    前記振れ補正手段の動作を中断するように、当該選択手
    段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする撮影
    装置。
JP3052271A 1991-03-01 1991-03-18 撮影装置 Expired - Fee Related JP2882425B2 (ja)

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