JP6652300B2 - 画像処理装置、撮像装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置および制御方法に関する。
静止画や動画を撮影するための撮像装置において、撮影時の手振れにより発生する像ブレを補正する防振機能が広く普及している。撮影時の防振機能には、レンズを用いて光学的に像ブレを補正する光学防振と、撮像した映像信号の読み出し位置、または切り出し位置を変更することにより電子的に像ブレを補正する電子防振とがある。しかし、撮影時の防振性能には限界があり、少なからずブレ残りが発生してしまう。特に、装置に加わる振れが、手振れであるのか撮影者の意図的な動きによる振れであるのかを判断することは難しく、曖昧な動きの映像は補正されないままとなる場合が多い。
記録した映像を再生する際に、画像のベクトル量に基づいて、画像の切り出し位置を決定し、切り出した画像を拡大して再生することにより、電子的に像ブレを補正することが可能な再生防振機能を有する再生装置が提案されている。
特許文献1は、撮影時に検出した各フレーム毎の動きベクトルをメモリに記憶させておき、再生時に動きベクトルの情報に基づいて所望の像ブレ補正を行う再生装置を開示している。この再生装置によれば、未来方向に先読みすることができ、装置に加わる振れが手振れであるのか意図的な動きであるのかを判断可能となる。また、撮影時に一旦全ての撮影映像を仮記憶しておき、ユーザが指定した再生速度に応じて再生防振機能による像ブレ補正を施した映像を本記録する撮像装置も提案されている。
特開平6−139746号公報
従来技術では、再生防振機能を有さない再生装置で映像を再生すると、像ブレが残ったままの映像が再生されてしまう。また、撮影時に一旦全ての撮影映像を仮記憶しておき、ユーザが指定した再生速度に応じて再生防振機能による像ブレ補正を施した映像を本記録する撮像装置では、全ての撮影映像を仮記憶するための大容量のメモリが必要となる。したがって、メモリの容量によって、撮影時間が制限されてしまう。さらに、仮記憶した映像を本記録するためのレンダリング時間も必要となってしまうため、仮記憶した映像の長さ次第では、膨大なレンダリング時間が必要となる。
また、再生防振機能に共通に発生する課題として、画像を電子的に拡大するので、画質の劣化が発生してしまうことと、画像の切り出しを行うことにより被写体が望遠側に寄るので、画角変化による被写体の欠けが発生することが考えられる。
本発明は、大容量のメモリを必要とすることなく、再生防振機能と同等の機能を撮影時に実現することを可能にする画像処理装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の画像処理装置は、任意の数のフレームを含む映像を一時記憶する一時記憶手段と、第1のフレームに係る映像を第1の信号パスに出力し、前記一時記憶手段に一時記憶された前記第1のフレームより過去のフレームである第2のフレームに係る映像を第2の信号パスに出力する出力制御手段と、前記第1の信号パスに出力された前記第1のフレームに係る映像に基づいて、前記第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正するために用いる第1の補正量を算出する第1の補正量算出手段と、前記第1の補正量に基づいて、前記第2のフレームに係る映像から所定の領域を切り出すことによって、前記第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正する第1の像ブレ補正手段と、前記第1の像ブレ補正手段を有効とするか無効とするかを切り替える切り替え手段と、前記第1の信号パスに出力するフレームと前記第2の信号パスに出力するフレームとの時間差を制御する時間差制御手段と、を備え、前記時間差制御手段は、前記切り替え手段の切替え結果に応じて前記時間差を変更する。
本発明の画像処理装置によれば、大容量のメモリを必要とすることなく、再生防振機能と同等の機能を撮影時に実現することが可能になる。
本実施形態の画像処理装置の外観を示す図である。 デジタルビデオカメラの構成例を示す図である。 実施例1の画像処理装置の機能ブロック図である。 実施例2の画像処理装置の機能ブロック図である。 映像信号パスに出力するフレームの時間差の変更処理を示す図である。 映像データに係る表示画像と記録画像とを示す図である。 実施例3における表示画像の例を説明する図である。 実施例3における表示画像の他の例を説明する図である。 実施例4における表示画像の例を説明する図である。 実施例4における表示画像の他の例を説明する図である。
(実施例1)
図1は、本実施形態の画像処理装置の外観を示す図である。
図1に示す画像処理装置は、撮像装置の一例としてのレンズ交換式デジタルビデオカメラ(以下、単に「デジタルビデオカメラ」と記述する)100である。なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、本発明は、一眼レフカメラや、レンズ一体型コンパクトカメラや、カメラ機能付き携帯電話等にも適用可能である。
図1に示すモニタ28およびファインダ29は、画像や各種情報を表示する表示部107(図2)に含まれる。トリガーボタン61は、撮影指示を行うための操作ボタンである。電源/モードスイッチ72は、電源オン、電源オフや撮影モード、再生モードを切り替えるための操作ボタンである。操作パネル70は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン等の操作部材を有する。コネクタ12は、デジタルビデオカメラ100から外部モニタや外部記録装置に映像信号を出力するコネクタであり、外部出力I/F部120を構成する。また、バッテリーカバー11は、装填したバッテリーを保持するカバーである。アクセスランプ13は、記録用のカードスロットの状態を表示するランプであり、表示部107に含まれる。
図2は、図1に示すデジタルビデオカメラの構成例を示す図である。なお、デジタルビデオカメラ100が有する各機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能ブロックの1つ以上は、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、各機能ブロックの1つ以上は、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
デジタルビデオカメラ100が有する各種の操作部、表示部107、外部出力部121は、デジタルビデオカメラ100の表面に露出して設けられている。交換レンズ101は、複数のレンズ群を有する撮影レンズであり、フォーカスレンズ、ズームレンズ、シフトレンズを内部に備えるほか、絞りを含む。NDフィルタ103は、レンズに備えられた絞りとは別に、入射光量を調整するために設けられている。
撮像素子102は、光電変換素子を有する複数の画素が二次元状に配列された構成を有する。撮像素子102は、交換レンズ101により結像された被写体光を各画素で光電変換し、さらにA/D変換回路によってアナログ・デジタル変換して、映像に係る信号(RAW画像データ)を出力する。
メモリI/F部116は、撮像素子102から出力された全画素分のRAW画像データをメモリ117に書き込み、また、メモリ117に保持されたRAW画像データを読み出して、画像処理部118および画像処理部119に出力する。メモリ117は、任意の数のフレームの全画素分のRAW画像データ(映像)を一時記憶する揮発性の一時記憶手段である。
画像処理部118、119は、メモリI/F部116から送られた全画素分のRAW画像データに対し、撮像素子102に起因するレベル差を補正する画像処理を行う。画像処理部118,119は、例えば、OB領域の画素を用いて、有効領域の画素のレベルを補正するほか、欠陥画素に対して周囲画素を用いた補正を行う。また、周辺光量落ちに対する補正、色補正、輪郭強調、ノイズ除去、ガンマ補正、ディベイヤー、圧縮などの各処理を行う。画像処理部118,119は、撮像素子102から入力されたRAW画像データに対して上記処理を行って、画像データを出力する。
本体マイコン140は、CPU、ROM、RAMなどを備え、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMの作業領域に展開し、実行することにより、デジタルビデオカメラの全体の動作を制御する。また、本体マイコン140は、ROMに記憶されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。具体的には、本体マイコン140は、画像処理部118,119が出力した画像データを参照して、被写体の動きベクトルを算出し、算出した動きベクトルをもとに像ブレを相殺する処理(電子防振処理)を行う。
RAMは、本体マイコン140の動作用の定数、変数、ROMから読み出したプログラム等を展開する。記録媒体I/F部104は、記録媒体105とデジタルビデオカメラとのインターフェースであり、記録媒体105に対して、画像処理部119から入力された画像データの記録や記録した画像データの読み出しを制御する。記録媒体105は、デジタルビデオカメラの本体での記録用の映像を記録する記録手段である。記録媒体105は、例えば半導体メモリ等で構成される。記録媒体105は、記録媒体I/F部104による制御に応じて、映像の記録や記録された映像の読み出しを実行する。
表示用I/F部106は、画像処理部118からの映像データおよびGPU115で描画したVRAM(Video RAM)に対して、重畳合成およびリサイズ処理を行う。表示用I/F部106は、重畳合成およびリサイズ処理された映像を表示部107へ出力する。表示部107に出力される映像は、デジタルビデオカメラの本体での確認用の映像である。本体マイコン140によって拡大表示モードが有効になっているときは、表示用I/F部106は、映像データの部分領域に対して重畳合成およびリサイズ処理を行う。その結果、拡大表示モードでは、通常時よりも拡大された映像が表示部107に表示されるため、撮影者がMF調整操作をより正確に行いやすくなる。
表示部107は、表示用I/F部106から出力された画像データを画角確認用に表示するモニタやファインダである。GPU115は、ビデオカメラの各種情報表示やメニュー画面をVRAMに描画するレンダリングエンジンである。GPU115は、文字列や図形の描画機能のほか、拡大縮小描画機能や、回転描画機能、レイヤ合成機能を備えている。描画したVRAMは透過度を表すアルファチャネルを備えており、表示用I/F部106によって映像上にオンスクリーン表示することができる。
以下に説明するゲイン制御部109、シャッタ制御部110、ND制御部111および絞り制御部112は、いずれも露出制御のためのブロックである。画像処理部118または画像処理部119の出力した画像データの輝度レベルを本体マイコン140で算出した結果に基づいて、あるいは撮影者がマニュアル設定した動作パラメータに基づいて、本体マイコン140によってこれらの制御部の制御が行われる。この時、フレーム遅延の少ない画像処理部が出力した画像データから算出したほうが応答性に優れた制御となる。
ゲイン制御部109は、撮像素子102のゲインを制御する。シャッタ制御部110は、撮像素子102のシャッタスピードを制御する。ND制御部111は、NDフィルタ103を介して、撮像素子102に入射する光量を制御する。
絞り制御部112は、交換レンズ101の絞りを制御する。フォーカス制御部113は、本体マイコン140で保持されるフォーカス駆動状態が、AF(オートフォーカス)であるか、MF(マニュアルフォーカス)であるかによって異なる動作を行う。フォーカス駆動状態がMFである場合は、フォーカス制御部113は制御を停止する。この場合、撮影者が交換レンズ101に組み込まれたフォーカスリング134を回転させることによって、任意のフォーカス調整を行うことができる。
フォーカス駆動状態がAFである場合は、本体マイコン140が、画像処理部118または画像処理部119から出力された画像データに基づいて、フォーカスの合焦情報を算出する。フォーカス制御部113が、算出された合焦情報に基づいて、交換レンズ101内部のフォーカスレンズを制御する。本体マイコン140が、画像データの部分領域にAF枠を設定し、AF枠内の被写体のみに基づいてフォーカス合焦情報を算出することもできる。この時、フレーム遅延の少ない画像処理部が出力した画像データから算出したほうが、応答性に優れた制御となる。
AFは、2つの動作モードを有する。一つは、ワンショットAFモードである。ワンショットAFモードは、ワンショットAFキー129が押下されたときだけAF制御を行い、合焦成功または合焦失敗が確定した後はフォーカス制御部113の制御を停止するモードである。もう一つは、サーボAFモードないしコンティニュアスAFモードと呼ばれる、常にAF制御を行うモードである。ただし、コンティニュアスAFモードであっても、AFロックキー130の押下によってAFロック状態になっているときは、フォーカス制御部113の制御を停止する。2つのモードの切り替えは、メニュー画面内の設定変更によって行われる。
本体マイコン140が、画像処理部118または画像処理部119から出力された画像データに基づいて、被写体の動きベクトルを算出する。像ブレ補正制御部114は、算出された動きベクトルをもとに、像ブレを相殺するように交換レンズ101内部のシフトレンズを制御する光学式防振処理を行う。あるいは、像ブレ補正制御部114は、像ブレを相殺する方向に動画の各フレームで画像を切り出す電子式防振処理を行う。この時、フレーム遅延の少ない画像処理部が出力した画像データから算出したほうが応答性に優れた制御となる。
外部出力I/F部120は、画像処理部119からの映像データに対してリサイズ処理を行う。また、外部出力I/F部120は、外部出力部121の規格に適した信号変換および制御信号の付与を行い、外部出力部121へ出力する。外部出力部121は、記録用の映像データを外部装置に出力する端子である。外部出力部121は、例えばSDI端子やHDMI(登録商標)端子である。外部出力部121には、モニターディスプレイや外部記録装置が接続可能である。
外部操作用I/F部122は、外部操作部123による制御指示を受信し、本体マイコン140へ通知するインターフェースである。例えば、外部操作用I/F部122は、赤外線リモコン受光部、無線LANインターフェースや、LANC(登録商標)である。
外部操作部123は、外部操作用I/F部122に対して制御指示を送信する。外部操作部123は、デジタルビデオカメラ100や交換レンズ101に組み込まれたメニューキー124乃至AF/MFスイッチ135といった操作部の操作に相当する指示を送信することができる。また、外部操作部123は、表示部107で表示するメニュー画面における設定変更情報を送信することができる。
メニューキー124乃至AF/MFスイッチ135は、操作部であり、キー(ボタン)やダイヤル、タクトスイッチ、リング等の部材からなる。いずれの部材も、撮影者の操作を受け付け、本体マイコン140に対して制御指示を通知する役割を担っている。メニューキー124乃至START/STOPキー133はデジタルビデオカメラ100に組みつけられており、フォーカスリング134とAF/MFスイッチ135は、交換レンズ101に組みつけられている。これらの操作部の一部は、メニュー画面内の設定によって、キーの役割を交換したり、別の機能にアサインしたりすることも可能である。
メニューキー124は、表示部107にメニュー画面を表示する指示、またはすでに開いているメニュー画面を閉じる指示を行う。十字キー125およびダイヤル126は、メニュー画面内で項目を選択するためのカーソルを移動したり、フォーカスに関する枠表示を撮影者の望む方向へ移動したりする指示を行う。SETキー127は、メニュー画面内でカーソルの当たっている項目を選択したり、各種の設定操作を確定したりする指示を行う。
キャンセルキー128は、メニュー画面で深い階層の選択を行っているときにひとつ前の階層へ戻ったり、各種の設定操作を破棄したりする指示を行う。ワンショットAFキー129は、AFモードがワンショットAFであるときに、フォーカス制御部113によってAFを駆動する指示を行う。AFロックキー130は、AFモードがコンティニュアスAFであるときに、フォーカス制御部113による制御を停止したり、制御停止状態を解除したりする指示を行う。拡大キー131は、表示部107に表示される映像を拡大したり元に戻したりする指示を行う。DISPLAYキー132は、本体マイコン140で保持されるDispレベルを変更する指示を行う。選択されたDispレベルに基づいて、表示部107に表示される各種情報表示が制限され、より詳細な情報を表示したり、映像をよりクリアに表示したりすることができる。
START/STOPキー133は、記録媒体I/F部104による記録の開始と停止の指示を行う。フォーカスリング134は、フォーカス駆動状態がMFであるときに、交換レンズ101内のフォーカスレンズを移動し、フォーカス調整を行うことができる。AF/MFスイッチ135は、フォーカス駆動状態、すなわちAFとMFを相互に切り替える指示を行う。
図3は、実施例1の画像処理装置の機能ブロック図である。
図3では、デジタルビデオカメラ100の機能構成例のうち、電子防振に関する制御に関わる構成について説明する。
メモリI/F部116は、撮像素子102から出力された全画素分のRAW画像データをメモリ117に書き込む。また、メモリ117に保持されたRAW画像データを読み出して画像処理部118,119に出力する出力制御手段として機能する。メモリ117は、数フレームの全画素分のRAW画像データを格納する揮発性の記憶媒体である。メモリI/F部116は、画像処理部118に、画像処理部119に出力するフレームよりも新しい第1のフレーム(第N番目のフレーム)のRAW画像データを出力することで、このRAW画像データを第1の信号パスに出力する。第1の信号パスは、画像処理部118を介した映像信号パスである。表示部107は、第1の信号パスに接続されている。メモリI/F部116は、画像処理部119には、画像処理部118に出力するフレームよりも古い第2のフレーム(第(N−M)番目のフレーム)のRAW画像データを出力することで、このRAW画像データを第2の信号パスに出力する。第2の信号パスは、画像処理部119を介した映像信号パスである。記録媒体105と、外部出力部121は、第2の信号パスに接続される。なお、外部出力部121が、外部装置に確認用の映像を表示する外部表示手段として機能する構成を採ってもよい。この構成を採る場合、外部出力部121は、第1の信号パスに接続される。もちろん、デジタルビデオカメラ100が、外部出力部121とは別に、第1の信号パスに接続される外部表示手段を備えていてもよい。
画像処理部118は、メモリI/F部116から出力された全画素分のRAW画像データに対し、撮像素子102に起因するレベル差を補正する画像処理を行う。その後、本体マイコン140が備える像ブレ補正値演算部203が、画像処理部118から出力された画像データに基づいて、被写体の動きベクトルを算出する。像ブレ補正値演算部203は、算出した動きベクトルに基づいて、像ブレを相殺するために用いる第2の補正量を算出する(第2の補正量算出手段として機能する)。そして、画像処理部118の内部に備えられた電子防振処理部201が、像ブレ補正値演算部203から第2の補正量を受信し、受信した第2の補正量に基づいて、像ブレを相殺するように電子防振処理を行う。具体的には、電子防振処理部201は、第1のフレームに係る映像から所定の領域を切り出すことによって、第1のフレームに係る映像に関する像ブレを補正する(第2の像ブレ補正手段として機能する)。電子防振処理部201は、像ブレがある程度相殺されたRAW画像データを表示用I/F部106に出力する。
表示用I/F部106は、画像処理部118によって像ブレがある程度相殺された映像データと、GPU115で描画したVRAM(Video RAM)に対して、重畳合成およびリサイズ処理を行い、表示部107へ出力する。表示部107は、表示用I/F部106から出力された画像データを画角確認用に表示するモニタやファインダである。
画像処理部119は、メモリI/F部116から出力された全画素分のRAW画像データに対し、撮像素子102に起因するレベル差を補正する画像処理を行う。過去の像ブレ補正値演算部204は、画像処理部119に入力されている第(N−M)番目のフレームよりも未来のフレーム(第N番目のフレーム)に至るまでの像ブレ補正値演算部203による演算結果(動きベクトル)を受信する。そして、過去の像ブレ補正値演算部204は、受信した動きベクトルに基づいて、第(N−M)番目のフレームに係る映像の像ブレを補正するために用いる第1の補正値を演算する(第1の補正量算出手段として機能する)。その後、電子防振処理部202が、過去の像ブレ補正値演算部204によって算出された第1の補正量に基づいて、像ブレを相殺するように電子防振処理を行う。具体的には、電子防振処理部202は、第2のフレームに係る映像から所定の領域を切り出すことによって、第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正する(第1の像ブレ補正手段として機能する)。電子防振処理部202は、第2のフレームに係る映像の像ブレが適切に相殺されたRAW画像データを、記録媒体I/F部104および外部出力I/F部120に出力する。
記録媒体I/F部104は、画像処理部119によって像ブレが適切に相殺された後の映像データを記録媒体105に対して記録する。外部出力I/F部120は、画像処理部119からの映像データに対してリサイズ処理を行う。また、外部出力I/F部120は、外部出力部121の規格に適した信号変換および制御信号の付与を行い、例えばSDI端子やHDMI(登録商標)端子のような外部出力部121へ出力する。
上述のように、本実施例では、撮影した映像を、記録媒体に記録するための映像信号パスと、像ブレ補正値を算出するための映像信号パスの2つの映像信号パスに分割可能な構成とした。また、記録媒体に記録するための映像信号パスには数秒分の画像を蓄積可能なメモリを用意し、もう一方の映像信号パスと時間軸的に異なるタイミングの映像を流す構成とした。これにより、もう一方の映像信号パスに流した数秒後までの未来の映像を基にして算出された像ブレ補正値に基づいて電子防振処理を施してから記録媒体に記録するという構成をとることが可能となった。
なお、本実施例では、RAW画像データの段階でフレームメモリを設け、RAW画像データに対しての画像処理部を2つ設ける構成としたが、電子防振の直前までの画像処理を1つの映像信号パスで構成する形態としても良い。この構成をとった上で、電子防振の直前にフレームメモリを設け、電子防振処理部のみ2つ設けることで、本実施例と同様の処理が実現可能となる。また、記録媒体105への映像信号パスにのみ電子防振処理部を設け、表示部107への映像信号パスには設けずに、過去の像ブレ補正値演算部204のみ残す構成としても良い。すなわち、電子防振処理部201と像ブレ補正値演算部203を削除した構成としても良い。さらに、本実施例では、動きベクトルに基づいた切り出し制御による電子防振処理としたが、回転方向に対しての画像変形処理も追加で行うことで、さらに適切な電子防振処理となる。
以上説明した構成により、デジタルビデオカメラ100は、画像のベクトル量に基づいて、画像の切り出し位置を決定し、画像を拡大して再生することで、電子的に防振を行うことが可能な再生防振機能と同等の機能を撮影時に実現可能となる。すなわち、デジタルビデオカメラ100は、未来方向に先読みした画像も含めた画像のベクトル量を取得可能となるので、像ブレと撮影者の意図的な動きを判断して、適切な像ブレ補正を行うことが可能となる。また、記録画素数よりも高画素な撮像素子を使用した場合、画像を電子的に拡大する必要がなくなるため、画質の劣化も発生しなくなる。さらに、全ての撮影映像を仮記録するための大容量の記録媒体も不要となるため、メモリの容量による撮影時間制限もなくなり、レンダリング時間も必要のない構成となるため、ユーザのストレスを軽減することが可能となる。
(実施例2)
図4は、実施例2の画像処理装置の機能ブロック図である。
図4に示すデジタルビデオカメラ100の基本的な構成は、図3に示す構成と同様であるため説明を省略し、差分の構成のみ説明を行う。
本体マイコン140は、像ブレ補正有効無効切り替え部301を備える。像ブレ補正有効無効切り替え部301は、ユーザ操作にしたがって、像ブレ補正の有効/無効、つまり、電子防振処理部201,202を有効とするか無効とするかを切り替える切り替え手段として機能する。この例では、像ブレ補正有効無効切り替え部301は、電子防振処理部202を有効に切り替えた場合は、電子防振処理部201も有効とする。また、像ブレ補正有効無効切り替え部301は、電子防振処理部202を無効に切り替えた場合は、電子防振処理部201も無効とする。また、本体マイコン140は、フレームレート可変部302を備える。フレームレート可変部302は、ユーザ操作にしたがって、フレームレートを切り替える。
メモリI/F部116は、フレーム時間差変更部303を備える。フレーム時間差変更部303は、2つの映像信号パスに出力するフレームの時間差を制御する(時間差制御手段として機能する)。フレーム時間差変更部303は、例えば、画像処理部118に出力するフレームと画像処理部119に出力するフレームとの時間差を変更する。
ユーザが、像ブレ補正を無効にする操作をした場合、像ブレ補正有効無効切り替え部301は、電子防振処理部201,202を無効に切り替える。そして、フレーム時間差変更部303が、第1の信号パスに出力するフレームと、第2の信号パスに出力するフレームとの時間差をなくす。本体マイコン140が、像ブレ補正値演算部203、過去の像ブレ補正値演算部204を無効にしても良い。ユーザが、像ブレ補正を有効にする操作をした場合、像ブレ補正有効無効切り替え部301は、電子防振処理部201,202を有効に切り替える。そして、フレーム時間差変更部303が、第1の信号パスに出力するフレームと、第2の信号パスに出力するフレームとに時間差を設け、像ブレを相殺する制御を有効とする。
ユーザがフレームレートを切り替えた場合、本体マイコン140は、フレーム時間差変更部303を制御し、画像処理部118,119に出力するフレームの時間差を変化させる。本体マイコン140は、さらに、電子防振処理部201、電子防振処理部202による像ブレ補正を有効とし、像ブレを相殺する制御を有効とする。
図5は、実施例2における、2つの映像信号パスに出力するフレームの時間差を変更する処理の例を説明するフローチャートである。
この例では、デジタルビデオカメラ100は、60P,30P,24Pという3種類のフレームレートを選択可能であるものとする。また、未来方向への先読みフレーム数は、例えば、実時間で1秒間必要であるものとする。したがって、例えば、60Pのフレームでは、60フレーム分の先読みが必要とされる。
ステップS501において、本体マイコン140が、メニュー等の設定に基づいて、像ブレ補正が無効であるかを判断する。像ブレ補正が無効である場合は、処理がステップS502に進む。ステップS502において、本体マイコン140が、2つの映像信号パスのフレームの時間差が0となるように制御する。具体的には、本体マイコン140からメモリI/F部116のフレーム時間差変更部303を制御し、画像処理部118および画像処理部119に出力するフレームの時間差を0とする。
像ブレ補正が有効である場合は、処理がステップS503に進む。ステップS503において、本体マイコン140が、現在設定されているフレームレートが60Pであるかを判断する。現在設定されているフレームレートが60Pである場合は、処理がステップS504に進む。ステップS504において、本体マイコン140が、2つの映像信号パスのフレームの時間差が60フレームとなるように制御する。
現在設定されているフレームレートが60Pではない場合は、処理がステップS505に進む。ステップS505において、本体マイコン140が、現在設定されているフレームレートが30Pであるかを判断する。現在設定されているフレームレートが30Pである場合は、処理がステップS506に進む。そして、ステップS506において、本体マイコン140が、2つの映像信号パスのフレームの時間差が30フレームとなるように制御する。
現在設定されているフレームレートが30Pではなく、24Pである場合は、ステップS507に進む。そして、ステップS507において、本体マイコン140が、2つの映像信号パスのフレームの時間差が24フレームとなるように制御する。
実施例2では、実施例1と同様に、撮影した映像を、記録媒体に記録するための映像信号パスと、像ブレ補正値を算出するための映像信号パスの2つの映像信号パスに分割可能な構成とした。また、記録媒体に記録するための映像信号パスには数秒分の画像を蓄積可能なメモリを用意し、もう一方の映像信号パスと時間軸的に異なるタイミングの映像を流す構成とした。これにより、もう一方の映像信号パスに流した数秒後までの未来の映像を基にして算出された像ブレ補正値に基づいて電子防振処理を施してから記録媒体に記録するという構成をとることが可能となった。
また、実施例2では、像ブレ補正の有効無効を切り替え可能とし、その状態に応じてフレームの時間差を変化させる構成とした。これにより、外部出力部121からの映像信号を確認用映像としても利用するユーザが防振機能を無効とすることで、大幅に映像遅延が発生してしまうことを防止することが可能となる。さらに、実施例2では、フレームレートを変更可能とし、フレームレートに応じてフレームの時間差を変化させる、すなわち未来方向に先読みするフレーム数を変化させる構成とした。これにより、必要以上に外部出力部121への映像遅延が発生してしまうことを防止することが可能となる。
なお、実施例2では、RAW画像データの段階でフレームメモリを設け、RAW画像データに対しての画像処理部を2つ設ける構成としたが、電子防振の直前までの画像処理を1つの映像信号パスで構成する形態としても良い。この構成をとった上で、電子防振の直前にフレームメモリを設け、電子防振処理部のみ2つ設けることで、本実施例と同様の処理が実現可能となる。
また、記録媒体105への映像信号パスにのみ電子防振処理部を設け、表示部107への映像信号パスには設けずに、過去の像ブレ補正値演算部204のみ残す構成としても良い。すなわち、電子防振処理部201と像ブレ補正値演算部203を削除した構成としても良い。さらに、本実施例では、動きベクトルに基づいた切り出し制御による電子防振処理としたが、回転方向に対しての画像変形処理も追加で行うことで、さらに適切な電子防振処理となる。
(実施例3)
図6は、映像データに係る表示画像と記録画像とを示す図である。
デジタルビデオカメラ100は、撮像素子102の読み出し範囲が3M領域であるものとする。また、表示部107、記録媒体105、外部出力部121に出力する画像は2M領域に切り出しした画像を使用するものとして説明を行う。また、表示部107は、表示画像を表示する際に、記録媒体105に記録される映像の領域よりも広い領域を表示する。
図6(A)は、メモリI/F部116に入力されるRAW画像データに係る画像(撮影画像)を示す。図6(B)は、画像処理部118が表示用I/F部106を介して表示部107に出力する表示画像を示す。表示画像は、画像処理部118によって2M領域に切り出される。画像処理部118は、像ブレ補正値に基づいて、切り出し位置を変更する。図6(B)では、元画像の左寄りの領域が切り出されている。
図6(C)は、画像処理部119が記録媒体105、外部出力部121に出力する画像を示す。この画像は、2M領域に切り出され、その時の像ブレ補正値に基づいて切り出し位置が変更されている。図6(C)に示す画像は、図6(B)に示す表示画像よりも左寄りの領域が切り出されており、被写体である犬が欠ける画角となっている。
図6に示す例では、ユーザが被写体の確認に用いる表示画像と、実際に記録媒体105に記録される画像や外部出力部121に出力される画像とで、画角が異なってしまう。以下に説明する実施例3によれば、表示画像と、記録媒体105に記録される画像や外部出力部121に出力される画像との、画角の乖離を抑制できる。なお、以下に説明する処理は、表示部107の他、確認用の映像を外部装置に表示する外部表示手段にも適用できる。
図7は、実施例3における表示画像の例を説明する図である。
撮像素子102の読み出し範囲は、3M領域とする。また、表示部107、記録媒体105、外部出力部121に出力する画像は2M領域に切り出しした画像とする。図7(A)は、撮像素子102が読み出した3M領域のRAW画像データを示す。画像処理部118は、図7(B)に示すように、2Mの表示画像を表示部107に出力する。画像処理部108では3Mから2Mへの縮小処理が行われる。図7(B)に示す表示画像における破線で囲った領域は、電子防振処理部201が切り出す領域に対応する。すなわち、表示部107及び外部表示手段の少なくともいずれか一方は、記録用の映像の画角領域に対応する領域を示す情報(破線)を表示画像に表示する。図7(C)は、画像処理部119が記録媒体105、外部出力部121に出力する2Mの画像を示す。画像処理部109では過去の像ブレ補正値演算部204で算出された像ブレ補正値を基に、電子防振処理部202で3Mから2Mへの切り出し処理が行われる。
図8は、実施例3における表示画像の他の例を説明する図である。
撮像素子102の読み出し範囲は、2M領域とする。表示部107、記録媒体105、外部出力部121に出力する画像も2M領域とする。図8(A)は、撮像素子102が読み出した2M領域のRAW画像データを示す。画像処理部118は、図8(B)に示すように、表示部107に2Mの表示画像を出力する。表示画像における破線は、電子防振処理部201が切り出す領域に対応する。
図8(C)は、画像処理部119が記録媒体105、外部出力部121に出力する2Mの画像を示す。画像処理部109は、過去の像ブレ補正値演算部204で算出された像ブレ補正値を基に、電子防振処理部202で切り出した1.5M領域を2Mに拡大処理する。
実施例3では、表示部107及び外部表示手段の少なくともいずれか一方は、記録画像の画角領域よりも広い領域を表示し、表示画像に記録画角領域に対応する領域を示す情報(例えば、矩形の破線)を表示させる。したがって、ユーザは、記録画像の画角領域に対応する領域を判別可能となる。
(実施例4)
実施例3で表示画像に表示する破線で示す領域は、実際に記録される画角領域とは一致しない。実施例4では、記録画像の画角領域を有効領域として表示画像に表示する。これにより、主被写体が十分に有効領域の内側に入るようなカメラワークをユーザに促す必要がある。なお、以下に説明する処理は、表示部107の他、確認用の映像を外部装置に表示する外部表示手段にも適用できる。
図9は、実施例4における表示画像の例を説明する図である。
撮像素子102の読み出し範囲は、3M領域とする。表示部107、記録媒体105、外部出力部121に出力する画像は、2M領域に切り出しした画像とする。図9(A)は、撮像素子102が読み出した3M領域のRAW画像データを示す。
画像処理部119は、図9(B)に示すように、2Mの表示画像を表示部107に出力する。画像処理部108では3Mから2Mへの縮小処理が行われる。図9(B)に示す表示画像における破線で囲った領域は、有効領域すなわち記録画像の画角が収まる領域を示す。図9(C)は、画像処理部119が記録媒体105、及び外部出力部121に出力する2Mの画像を示す。画像処理部109では過去の像ブレ補正値演算部204で算出された像ブレ補正値を基に、電子防振処理部202で3Mから2Mへの切り出し処理が行われる。
図10は、実施例4における表示画像の他の例を説明する図である。
撮像素子102の読み出し範囲は2M領域とする。表示部107、記録媒体105、外部出力部121に出力する画像も2M領域とする。図10(A)は、撮像素子102が読み出した2M領域のRAW画像データを示す。
画像処理部118は、図10(B)に示すように、2Mの表示画像を出力する。図10(B)に示す表示画像における破線で囲った領域は、有効領域すなわち記録画像の画角が収まる領域を示す。図10(C)は、画像処理部119が記録媒体105、外部出力部121に出力する2Mの画像を示す。画像処理部109は、過去の像ブレ補正値演算部204で算出した像ブレ補正値を基に、電子防振処理部202で切り出した1.5M領域を2Mに拡大処理して出力する。
実施例4では、表示部107及び外部表示手段の少なくともいずれか一方は、実際の記録画像領域よりも広い領域を表示し、表示画像に有効領域を表示する。これにより、ユーザは、主被写体をどの領域に収めれば良いかを判別可能となる。
以上説明した実施例1乃至実施例4によれば、電子的に像ブレ補正を行うことが可能な再生防振機能と同等の機能を撮影時に実現することが可能となる。すなわち、未来方向に先読みした画像も含めた画像のベクトル量を取得可能となるので、像ブレと撮影者の意図的な動きとを判別でき、適切な像ブレ補正を行うことが可能となる。また、全ての撮影映像を仮記録するための大容量の記録媒体も不要となるので、メモリの容量による撮影時間制限もなくなり、レンダリング時間も必要のない構成となる。さらに、記録画素数よりも高画素な撮像素子を使用した場合、画像を電子的に拡大する必要がなくなるため、画質の劣化も発生しなくなる。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施例の一部を適宜組み合わせてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 デジタルビデオカメラ
116 メモリI/F部
118,119 画像処理部

Claims (12)

  1. 任意の数のフレームを含む映像を一時記憶する一時記憶手段と、
    第1のフレームに係る映像を第1の信号パスに出力し、前記一時記憶手段に一時記憶された前記第1のフレームより過去のフレームである第2のフレームに係る映像を第2の信号パスに出力する出力制御手段と、
    前記第1の信号パスに出力された前記第1のフレームに係る映像に基づいて、前記第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正するために用いる第1の補正量を算出する第1の補正量算出手段と、
    前記第1の補正量に基づいて、前記第2のフレームに係る映像から所定の領域を切り出すことによって、前記第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正する第1の像ブレ補正手段と
    前記第1の像ブレ補正手段を有効とするか無効とするかを切り替える切り替え手段と、
    前記第1の信号パスに出力するフレームと前記第2の信号パスに出力するフレームとの時間差を制御する時間差制御手段と、を備え
    前記時間差制御手段は、前記切り替え手段の切替え結果に応じて前記時間差を変更す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 記切り替え手段が、前記第1の像ブレ補正手段を有効に切り替えた場合は、前記時間差制御手段は、前記時間差を設け、
    前記切り替え手段が、前記第1の像ブレ補正手段を無効に切り替えた場合は、前記時間差制御手段は、前記時間差をなくす
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の信号パスに出力された前記第1のフレームに係る映像に基づいて、前記第1のフレームに係る映像に関する像ブレを補正するために用いる第2の補正量を算出する第2の補正量算出手段と、
    前記第2の補正量に基づいて、前記第1のフレームに係る映像から所定の領域を切り出すことによって前記第1のフレームに係る映像に関する像ブレを補正する第2の像ブレ補正手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の像ブレ補正手段を有効に切り替えた場合は、前記第2の像ブレ補正手段も有効とし、
    前記第1の像ブレ補正手段を無効に切り替えた場合は、前記第2の像ブレ補正手段も無効とする
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置の本体での確認用の映像を表示する表示手段または外部装置に確認用の映像を表示する外部表示手段を備え、
    前記表示手段または前記外部表示手段は、前記第1の信号パスに接続される
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置の本体での記録用の映像を記録する記録手段を備え、
    前記記録手段は、前記第2の信号パスに接続される
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 外部装置に記録用の映像を出力する外部出力手段を備え、
    前記外部出力手段は、前記第2の信号パスに接続される
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記表示手段または前記外部表示手段は、前記確認用の映像を表示する際に、前記第2の信号パスを介して記録される、記録用の映像の領域よりも広い領域を表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記表示手段または前記外部表示手段は、前記確認用の映像を表示する際に、前記記録用の映像の画角に対応する領域を示す情報を前記確認用の映像に表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記表示手段または前記外部表示手段は、前記確認用の映像を表示する際に、前記記録用の映像の画角が収まる領域を示す情報を前記確認用の映像に表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 被写体光を光電変換して前記映像に係る信号を出力する撮像手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能する撮像装置。
  12. 任意の数のフレームを含む映像を一時記憶する一時記憶手段を備える画像処理装置の制御方法であって、
    第1のフレームに係る映像を第1の信号パスに出力し、前記一時記憶手段に一時記憶された前記第1のフレームより過去のフレームである第2のフレームに係る映像を第2の信号パスに出力する工程と、
    前記第1の信号パスに出力された前記第1のフレームに係る映像に基づいて、前記第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正するために用いる第1の補正量を算出する工程と、
    前記第1の補正量に基づいて、前記第2のフレームに係る映像から所定の領域を切り出すことによって、前記第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正する工程と
    前記第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正する工程を有効とするか無効とするかを切り替える工程と、
    前記第2のフレームに係る映像に関する像ブレを補正する工程を有効とするか無効とするかに応じて、前記第1の信号パスに出力するフレームと前記第2の信号パスに出力するフレームとの時間差を制御する工程と、を有する
    ことを特徴とする制御方法。
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