JP2881942B2 - 絶縁監視用アンテナ装置 - Google Patents
絶縁監視用アンテナ装置Info
- Publication number
- JP2881942B2 JP2881942B2 JP2105658A JP10565890A JP2881942B2 JP 2881942 B2 JP2881942 B2 JP 2881942B2 JP 2105658 A JP2105658 A JP 2105658A JP 10565890 A JP10565890 A JP 10565890A JP 2881942 B2 JP2881942 B2 JP 2881942B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- slot
- frequency short
- pair
- circuit
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- Audible And Visible Signals (AREA)
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ガス絶縁開閉装置等の電気機器内の絶縁
異常を間接的に検出する絶縁監視用アンテナ装置に関す
るものである。
異常を間接的に検出する絶縁監視用アンテナ装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕 電気機器内において絶縁劣化等の異常が生じると、地
絡事故等の発生以前に部分放電が発生し、この部分放電
により電気機器内に数MHz〜数100MHzの電磁波が満たさ
れることが知られている。したがって、この電磁波を受
信することにより、地絡事故等を未然に防止することが
できる。
絡事故等の発生以前に部分放電が発生し、この部分放電
により電気機器内に数MHz〜数100MHzの電磁波が満たさ
れることが知られている。したがって、この電磁波を受
信することにより、地絡事故等を未然に防止することが
できる。
この電磁波を受信するため、絶縁監視用アンテナ装置
が使用される。
が使用される。
従来、第３図に示すように、ガス絶縁開閉装置の一対
の管路容器50,51の接合部のフランジ52,53間の絶縁スペ
ーサ54にまたがるようにスロットアンテナ55を添設した
ものが提案されている。管路容器50,51内に部分放電が
発生し、電磁波が発生すると、この電磁波が絶縁スペー
サ54より外部に漏れる。この電磁波をスロットアンテナ
55により受信するものである。56,57は導体、58は同軸
ケーブルである。
の管路容器50,51の接合部のフランジ52,53間の絶縁スペ
ーサ54にまたがるようにスロットアンテナ55を添設した
ものが提案されている。管路容器50,51内に部分放電が
発生し、電磁波が発生すると、この電磁波が絶縁スペー
サ54より外部に漏れる。この電磁波をスロットアンテナ
55により受信するものである。56,57は導体、58は同軸
ケーブルである。
ところが、この絶縁監視用アンテナ装置は、専用のス
ロットアンテナを設けているためアンテナおよび取付部
分の構造が複雑になり、且つ大形となるという欠点があ
った。
ロットアンテナを設けているためアンテナおよび取付部
分の構造が複雑になり、且つ大形となるという欠点があ
った。
したがって、この発明の目的は、構成の簡単な絶縁監
視用アンテナ装置を提供することである。
視用アンテナ装置を提供することである。
この発明の絶縁監視用アンテナ装置は、電気機器の容
器の被接続部と、この被接続部に絶縁筒を介して接続す
る接続部との間を、所定間隔を隔てた一対の高周波短絡
板により高周波的に短絡することにより、前記一対の高
周波短絡板間にアンテナ用スロットを形成し、前記高周
波短絡板の相互間の中間部の前記被接続部と前記接続部
とにアンテナ給電点を設け、前記アンテナ給電点に給電
線を接続したものである。
器の被接続部と、この被接続部に絶縁筒を介して接続す
る接続部との間を、所定間隔を隔てた一対の高周波短絡
板により高周波的に短絡することにより、前記一対の高
周波短絡板間にアンテナ用スロットを形成し、前記高周
波短絡板の相互間の中間部の前記被接続部と前記接続部
とにアンテナ給電点を設け、前記アンテナ給電点に給電
線を接続したものである。
この発明の絶縁監視用アンテナ装置によれば、被接続
部と絶縁筒を介した接続部とを一対の高周波短絡板で短
絡することにより、被接続部と接続部と一対の高周波短
絡板とで閉ループ回路を形成するアンテナ用スロットが
形成される。このアンテナ用スロットは、その長手方向
に平行な磁界および短手方向に平行な電界を有する電磁
波に対して共振するスロットアンテナとして作用するた
め、電気機器内に電磁波が発生すると、被接続部と接続
部のアンテナ給電点よりリード線を通じて信号を取り出
すことができる。したがって、電気機器に自然に構成さ
れるスロットアンテナを有効に利用でき、専用のスロッ
トアンテナを設ける必要がないので構成を簡単にするこ
とができる。
部と絶縁筒を介した接続部とを一対の高周波短絡板で短
絡することにより、被接続部と接続部と一対の高周波短
絡板とで閉ループ回路を形成するアンテナ用スロットが
形成される。このアンテナ用スロットは、その長手方向
に平行な磁界および短手方向に平行な電界を有する電磁
波に対して共振するスロットアンテナとして作用するた
め、電気機器内に電磁波が発生すると、被接続部と接続
部のアンテナ給電点よりリード線を通じて信号を取り出
すことができる。したがって、電気機器に自然に構成さ
れるスロットアンテナを有効に利用でき、専用のスロッ
トアンテナを設ける必要がないので構成を簡単にするこ
とができる。
この発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて
説明する。すなわち、この絶縁監視用アンテナ装置は、
電気機器１と、一対の高周波短絡板２と、給電線３とを
有する。
説明する。すなわち、この絶縁監視用アンテナ装置は、
電気機器１と、一対の高周波短絡板２と、給電線３とを
有する。
電気機器１は容器４に被接続部５を有し、この被接続
部５に絶縁筒６を介して接続部７を接続している。電気
機器１の容器４はガス絶縁開閉装置の接地電位の容器を
実施例とし、被接続部５はスリップオンタイプのケーブ
ルヘッドすなわち電線引込口のケーブル受け金具を実施
例とし、接続部７は架橋ポリエチレンケーブルを実施例
とするケーブル８の端末金具を実施例とし、かつ絶縁筒
６はエポキシ樹脂等の絶縁物を実施例とし、内部を電路
（図示せず）が貫通する。
部５に絶縁筒６を介して接続部７を接続している。電気
機器１の容器４はガス絶縁開閉装置の接地電位の容器を
実施例とし、被接続部５はスリップオンタイプのケーブ
ルヘッドすなわち電線引込口のケーブル受け金具を実施
例とし、接続部７は架橋ポリエチレンケーブルを実施例
とするケーブル８の端末金具を実施例とし、かつ絶縁筒
６はエポキシ樹脂等の絶縁物を実施例とし、内部を電路
（図示せず）が貫通する。
一対の高周波短絡板２は、被接続部５と、この被接続
部５に絶縁筒６を介して接続する接続部７との間を高周
波的に短絡するものである。一対の高周波短絡板２の相
互の所定間隔はアンテナ用スロット９を形成するように
たとえば長手方向の距離ｌに設定している。この高周波
短絡板２の表面は低周波電流に対して絶縁し、高周波を
導通するように絶縁体により被覆されている。この高周
波短絡板２により、高周波短絡板2,被接続部５および接
続部７を閉ループ回路とするアンテナ用スロット９が形
成されるので、一種の変形スロットアンテナを形成する
こととなる。
部５に絶縁筒６を介して接続する接続部７との間を高周
波的に短絡するものである。一対の高周波短絡板２の相
互の所定間隔はアンテナ用スロット９を形成するように
たとえば長手方向の距離ｌに設定している。この高周波
短絡板２の表面は低周波電流に対して絶縁し、高周波を
導通するように絶縁体により被覆されている。この高周
波短絡板２により、高周波短絡板2,被接続部５および接
続部７を閉ループ回路とするアンテナ用スロット９が形
成されるので、一種の変形スロットアンテナを形成する
こととなる。
給電線３は、一対の高周波短絡板２の相互間の中間部
の被接続部５と接続部７とに設けたアンテナ給電点10に
接続している。アンテナ給電点10の範囲はアンテナ用ス
ロット９の長手方向の長さｌとして長手方向の中央部
（端から1/2l）における約l/3の範囲が好ましい。
の被接続部５と接続部７とに設けたアンテナ給電点10に
接続している。アンテナ給電点10の範囲はアンテナ用ス
ロット９の長手方向の長さｌとして長手方向の中央部
（端から1/2l）における約l/3の範囲が好ましい。
この実施例によれば、被接続部５と絶縁筒６を介した
接続部７とを一対の高周波短絡板２で短絡することによ
り、被接続部５と接続部７と一対の高周波短絡板２とで
閉ループ回路を形成するアンテナ用スロット９が形成さ
れる。このアンテナ用スロット９は、その長手方向に平
行な磁界および短手方向に平行な電界を有する電磁波に
対して共振するスロットアンテナとして作用する。すな
わち、スロットアンテナは、導体板に長方形のスロット
を形成したものであり、それだけでスロットの長手方向
の磁界Ｈおよび短手方向の電界Ｅの電磁波に対して共振
するアンテナとなる。そして、アンテナ給電点はスロッ
トの長手方向の長さに対する約半分の位置の２点であ
る。
接続部７とを一対の高周波短絡板２で短絡することによ
り、被接続部５と接続部７と一対の高周波短絡板２とで
閉ループ回路を形成するアンテナ用スロット９が形成さ
れる。このアンテナ用スロット９は、その長手方向に平
行な磁界および短手方向に平行な電界を有する電磁波に
対して共振するスロットアンテナとして作用する。すな
わち、スロットアンテナは、導体板に長方形のスロット
を形成したものであり、それだけでスロットの長手方向
の磁界Ｈおよび短手方向の電界Ｅの電磁波に対して共振
するアンテナとなる。そして、アンテナ給電点はスロッ
トの長手方向の長さに対する約半分の位置の２点であ
る。
このため、電気機器１内に電磁波が発生すると、被接
続部５と接続部７のアンテナ給電点10より給電線３を通
じて信号を取り出すことができる。
続部５と接続部７のアンテナ給電点10より給電線３を通
じて信号を取り出すことができる。
したがって、電気機器１の絶縁異常時に部分放電が発
生して電磁波が発生すると、この絶縁監視用アンテナ装
置の給電線３に電磁波の受信信号が出力され、その出力
信号から絶縁劣化が始まったことを知ることができ、間
接的に絶縁異常を検知することができる。
生して電磁波が発生すると、この絶縁監視用アンテナ装
置の給電線３に電磁波の受信信号が出力され、その出力
信号から絶縁劣化が始まったことを知ることができ、間
接的に絶縁異常を検知することができる。
この場合、電気機器１に自然に構成されるスロットア
ンテナを有効に利用でき、専用のスロットアンテナを設
ける必要がないので構成を簡単にすることができる。
ンテナを有効に利用でき、専用のスロットアンテナを設
ける必要がないので構成を簡単にすることができる。
なお、アンテナ給電点10と給電線３との間に容量手段
を接続して、低周波成分をカットするようにしてもよ
い。
を接続して、低周波成分をカットするようにしてもよ
い。
この発明の絶縁監視用アンテナ装置は、被接続部と、
この被接続部に絶縁筒を介して接続する接続部との間を
一対の高周波短絡板により高周波的に短絡してアンテナ
用スロットルを形成したため、電気機器に自然に構成さ
れるスロットアンテナを有効に利用でき、専用のスロッ
トアンテナを設ける必要がないので構成を簡単にするこ
とができるという効果がある。
この被接続部に絶縁筒を介して接続する接続部との間を
一対の高周波短絡板により高周波的に短絡してアンテナ
用スロットルを形成したため、電気機器に自然に構成さ
れるスロットアンテナを有効に利用でき、専用のスロッ
トアンテナを設ける必要がないので構成を簡単にするこ
とができるという効果がある。
第１図はこの発明の一実施例を示す部分正面図、第２図
は全体の概略図、第３図は従来例の斜視図である。 １……電気機器、２……高周波短絡板、３……給電線、
４……容器、５……被接続部、６……絶縁筒、７……接
続部、９……アンテナ用スロット、10……アンテナ給電
点
は全体の概略図、第３図は従来例の斜視図である。 １……電気機器、２……高周波短絡板、３……給電線、
４……容器、５……被接続部、６……絶縁筒、７……接
続部、９……アンテナ用スロット、10……アンテナ給電
点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02B 13/00 - 13/075 H02H 5/00 H01Q 1/22 G01R 31/12 G08B 7/00
Claims (1)
- 【請求項１】電気機器の容器の被接続部と、この被接続
部に絶縁筒を介して接続する接続部との間を、所定間隔
を隔てた一対の高周波短絡板により高周波的に短絡する
ことにより、前記一対の高周波短絡板間にアンテナ用ス
ロットを形成し、前記高周波短絡板の相互間の中間部の
前記被接続部と前記接続部とにアンテナ給電点を設け、
前記アンテナ給電点に給電線を接続した絶縁監視用アン
テナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2105658A JP2881942B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 絶縁監視用アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2105658A JP2881942B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 絶縁監視用アンテナ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH044710A JPH044710A (ja) | 1992-01-09 |
| JP2881942B2 true JP2881942B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=14413544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2105658A Expired - Lifetime JP2881942B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 絶縁監視用アンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2881942B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP2105658A patent/JP2881942B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH044710A (ja) | 1992-01-09 |
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