JP2881810B2 - ブランキング回路 - Google Patents
ブランキング回路Info
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- circuit
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ディスプレイ装置においてCRTに印加する
ブランキング信号を作成するブランキング回路に関し、
特に電源回路を簡単化することのできるブランキング回
路に関する。
ブランキング信号を作成するブランキング回路に関し、
特に電源回路を簡単化することのできるブランキング回
路に関する。
[発明の概要] 本発明は、ディスプレイ装置のCRTに印加するブラン
キング信号を作成するブランキング回路において、 ブランキングパルスをレベル変換した信号の波高値を
整流して得られた負電圧のクランプ電圧に、上記レベル
変換した信号をクランプして、必要な電圧レベルのブラ
ンキング信号を得ることにより、 高電圧源の数を少なくして電源回路を簡単化するもの
である。
キング信号を作成するブランキング回路において、 ブランキングパルスをレベル変換した信号の波高値を
整流して得られた負電圧のクランプ電圧に、上記レベル
変換した信号をクランプして、必要な電圧レベルのブラ
ンキング信号を得ることにより、 高電圧源の数を少なくして電源回路を簡単化するもの
である。
[従来の技術] CRT(カソードレイチューブ)を用いるディスプレイ
装置では、電子ビームの走査によって画像の表示を行っ
ているが、この電子ビームの走査においては帰線消去
(ブランキング)の必要がある。
装置では、電子ビームの走査によって画像の表示を行っ
ているが、この電子ビームの走査においては帰線消去
(ブランキング)の必要がある。
第5図は従来例のブランキング回路を示している。10
0はCRT、G1はCRT100のグリッド、KはCRT100のカソー
ド、101はビデオ出力回路、102は高電圧源である。ビデ
オ出力回路101とCRT100のインターフェイスを考える
時、代表例として (1)ビデオ出力回路101の電源電圧(+B電圧)は60V
であり、ペデスタル電圧は50Vである。
0はCRT、G1はCRT100のグリッド、KはCRT100のカソー
ド、101はビデオ出力回路、102は高電圧源である。ビデ
オ出力回路101とCRT100のインターフェイスを考える
時、代表例として (1)ビデオ出力回路101の電源電圧(+B電圧)は60V
であり、ペデスタル電圧は50Vである。
(2)CRT100のカソード電圧はEKCO=90Vであり、その
変化範囲はΔEKCO=20%即ち108V〜72Vである。
変化範囲はΔEKCO=20%即ち108V〜72Vである。
ことを想定すると、インターフェイスをするためには何
らかのレベルシフト回路が必要であり、従来は(バリア
ブル)ツェナーダイオードやクランプ回路を用いること
が多かった。第5図は、コンデンサC101とダイオードD
101と+120V程度の高電圧源102などから成るクランプ回
路を用いて、レベルシフトを行い、ブランキング期間で
のブランキングを行っていた。
らかのレベルシフト回路が必要であり、従来は(バリア
ブル)ツェナーダイオードやクランプ回路を用いること
が多かった。第5図は、コンデンサC101とダイオードD
101と+120V程度の高電圧源102などから成るクランプ回
路を用いて、レベルシフトを行い、ブランキング期間で
のブランキングを行っていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の技術におけるブランキング
回路では、クランプ回路において72V〜108Vの半固定ク
ランプ電圧を得るために、回路電圧+60Vの他に,+120
V程度の安定な高電圧源102を必要とする問題点があっ
た。このように、クランプ電圧が高くなるのを嫌って、
CRTのグリッドG1に−60V程度の電圧を印加し、クランプ
電圧を12V〜48Vとする方法も考えられるが、いずれにし
ても+120V,−60V等の別電源を用意しなければならな
い。もちろん、第5図においてコンデンサC101を省い
て、CRT100のカソードKにビデオ出力回路101を直結
し、クランプ回路を省いてブランキングに必要なレベル
シフトを行うことは可能であるが、高精細度なディスプ
レイ装置では、周波数特性を高くしなければならないこ
とから、+B電源60Vにプルアップしている抵抗R101を2
00Ω前後と小さくせざるを得ず、消費電力の増大と発熱
の問題が生じる。
回路では、クランプ回路において72V〜108Vの半固定ク
ランプ電圧を得るために、回路電圧+60Vの他に,+120
V程度の安定な高電圧源102を必要とする問題点があっ
た。このように、クランプ電圧が高くなるのを嫌って、
CRTのグリッドG1に−60V程度の電圧を印加し、クランプ
電圧を12V〜48Vとする方法も考えられるが、いずれにし
ても+120V,−60V等の別電源を用意しなければならな
い。もちろん、第5図においてコンデンサC101を省い
て、CRT100のカソードKにビデオ出力回路101を直結
し、クランプ回路を省いてブランキングに必要なレベル
シフトを行うことは可能であるが、高精細度なディスプ
レイ装置では、周波数特性を高くしなければならないこ
とから、+B電源60Vにプルアップしている抵抗R101を2
00Ω前後と小さくせざるを得ず、消費電力の増大と発熱
の問題が生じる。
本発明は、上記問題点を解決するために創案されたも
ので、ディスプレイ装置において、消費電力の増大と発
熱を伴わず、かつ電源回路を簡単化できるブランキング
回路を提供することを目的とする。
ので、ディスプレイ装置において、消費電力の増大と発
熱を伴わず、かつ電源回路を簡単化できるブランキング
回路を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明のブランキング回
路の構成は、 入力されるブランキングパルスに応じて、所定の電圧
とグランドとの間でスイッチング動作することにより、
電圧レベルを変換するレベル変換手段と、 上記ブランキングパルスのブランキング期間におい
て、上記レベル変換手段の出力信号の波高値を整流して
上記所定の電圧の極性を反転したクランプ電圧を得る整
流手段と、 上記レベル変換手段の出力信号を上記クランプ電圧に
クランプして、CRTに供給するブランキング電圧を得る
クランプ手段とを、備えることを特徴とする。
路の構成は、 入力されるブランキングパルスに応じて、所定の電圧
とグランドとの間でスイッチング動作することにより、
電圧レベルを変換するレベル変換手段と、 上記ブランキングパルスのブランキング期間におい
て、上記レベル変換手段の出力信号の波高値を整流して
上記所定の電圧の極性を反転したクランプ電圧を得る整
流手段と、 上記レベル変換手段の出力信号を上記クランプ電圧に
クランプして、CRTに供給するブランキング電圧を得る
クランプ手段とを、備えることを特徴とする。
[作用] 本発明は、整流手段がブランキングパルスをレベル変
換した信号の波高値を整流して得た所定の電圧と逆極性
の電圧により、特別な電圧源を用いることなくクランプ
電圧を得、クランプ手段が上記のブランキングパルスを
レベル変換した信号をそのクランプ電圧にクランプし
て、必要な電圧レベルのブランキング信号を得る。
換した信号の波高値を整流して得た所定の電圧と逆極性
の電圧により、特別な電圧源を用いることなくクランプ
電圧を得、クランプ手段が上記のブランキングパルスを
レベル変換した信号をそのクランプ電圧にクランプし
て、必要な電圧レベルのブランキング信号を得る。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を示すブランキング回路の
回路図である。
回路図である。
1はCRT、G1はCRT1のグリッド、2はブランキングパ
ルスの入力端子である。npnトランジスタQ1,Q2から成る
回路は、入力端子1から入力されるブランキングパルス
のレベル変換を行ない、元になるブランキング信号を作
成するレベル変換手段である。入力端子1はトランジス
タQ1のベースに接続し、そのコレクタは抵抗R11により6
0Vの+B電源にプルアップするとともに、次段のトラン
ジスタQ2のベースに接続する。トランジスタQ2は、その
コレクタを+B電源に接続し、エミッタを抵抗R12を通
して接地して、エミッタフォロワ回路を形成する。
ルスの入力端子である。npnトランジスタQ1,Q2から成る
回路は、入力端子1から入力されるブランキングパルス
のレベル変換を行ない、元になるブランキング信号を作
成するレベル変換手段である。入力端子1はトランジス
タQ1のベースに接続し、そのコレクタは抵抗R11により6
0Vの+B電源にプルアップするとともに、次段のトラン
ジスタQ2のベースに接続する。トランジスタQ2は、その
コレクタを+B電源に接続し、エミッタを抵抗R12を通
して接地して、エミッタフォロワ回路を形成する。
次に、本実施例における整流手段の構成を説明する。
整流手段は、コンデンサC1,C2とダイオードD1,D2および
抵抗R1より形成される。前記トランジスタQ2のエミッタ
出力は、コンデンサC1の+側に接続する。コンデンサC2
の−側には、ダイオードD1のアノードとダイオードD2の
カソードを接続し、ダイオードD1のカソードはグランド
へ接続する。ダイオードD2のアノードは抵抗R1の一端と
コンデンサC2の−側へ接続し、抵抗R1の他端およびコン
デンサC2の+側はグランドへ接続する。上記において、
ダイオードD1は信号期間におけるコンデンサC1の充電回
路を形成するためのものであり、ダイオードD2はブラン
キング期間におけるコンデンサC2の充電回路を形成する
ためのものである。コンデンサC2の+側は所定の電位と
して0V(グランド)へクランプすることにより、−側に
負のクランプ電圧が発生する。
整流手段は、コンデンサC1,C2とダイオードD1,D2および
抵抗R1より形成される。前記トランジスタQ2のエミッタ
出力は、コンデンサC1の+側に接続する。コンデンサC2
の−側には、ダイオードD1のアノードとダイオードD2の
カソードを接続し、ダイオードD1のカソードはグランド
へ接続する。ダイオードD2のアノードは抵抗R1の一端と
コンデンサC2の−側へ接続し、抵抗R1の他端およびコン
デンサC2の+側はグランドへ接続する。上記において、
ダイオードD1は信号期間におけるコンデンサC1の充電回
路を形成するためのものであり、ダイオードD2はブラン
キング期間におけるコンデンサC2の充電回路を形成する
ためのものである。コンデンサC2の+側は所定の電位と
して0V(グランド)へクランプすることにより、−側に
負のクランプ電圧が発生する。
次に、本実施例におけるクランプ手段の構成を説明す
る。クランプ手段は、コンデンサC3とダイオードD3およ
び抵抗R2より形成される。コンデンサC3の+側は前述の
トランジスタQ2のエミッタに接続し、その−側はダイオ
ードD3のアノードに接続するとともに、抵抗R2の一端に
接続してCRT1のグリッドG1へ接続する。抵抗R2の他端は
グランドへ接続し、ダイオードD3のカソードはコンデン
サC2の−側へ接続して、コンデンサC3を介して供給され
る元のブランキング信号をコンデンサC2で得られるクラ
ンプ電圧でクランプする。このようにして得られた負電
圧のブランキング信号は、CRT1のグリッドG1に3色共通
な信号として印加される。
る。クランプ手段は、コンデンサC3とダイオードD3およ
び抵抗R2より形成される。コンデンサC3の+側は前述の
トランジスタQ2のエミッタに接続し、その−側はダイオ
ードD3のアノードに接続するとともに、抵抗R2の一端に
接続してCRT1のグリッドG1へ接続する。抵抗R2の他端は
グランドへ接続し、ダイオードD3のカソードはコンデン
サC2の−側へ接続して、コンデンサC3を介して供給され
る元のブランキング信号をコンデンサC2で得られるクラ
ンプ電圧でクランプする。このようにして得られた負電
圧のブランキング信号は、CRT1のグリッドG1に3色共通
な信号として印加される。
以上のように構成した実施例の動作および作用を述べ
る。第2図は第1図の回路における各部の動作波形図を
示している。図においてはトランジスタQ1のベース電
圧、即ちブランキングパルス入力、はトランジスタQ2
のエミッタ出力即ち元のブランキング信号、は本ブラ
ンキング回路の出力即ちCRT1のグリッドG1へ印加するブ
ランキング信号、C1はコンデンサC1の+側の電位、C2は
コンデンサC2の−側の電位即ちクランプ電圧である。
のブランキングパルスは信号期間(a)が0Vでブランキ
ング期間(b)が0.6V程度の信号である。トランジスタ
Q1,Q2の回路は、ブランキングパルスを、に示すよう
な信号期間(a)で+B電源電位+60Vとなり、ブラン
キング期間(b)で抵抗R12を介して0V(グランド)と
なるような元になるブランキング信号にレベル変換す
る。この信号の信号期間(a)においては、トランジス
タQ2→コンデンサC1→ダイオードD1→グランド(GND)
のルートでコンデンサC1をほぼ元のブランキング信号の
波高値、すなわちほぼ+B電源電位の+60Vまで充電
し、ブランキング期間(b)においては、グランド(GN
D)→コンデンサC2→ダイオードD2→コンデンサC1→ト
ランジスタQ2の回路の抵抗R12のルートでコンデンサC2
をほぼ元のブランキング信号の波高値、すなわちほぼ+
B電源電位の+60Vまで充電する。ここで、コンデンサC
2の+即はグランド(GND)に接続して0Vにクランプして
あるので、その−側にはほぼ−60Vの負電圧が得られ
る。この負電圧をクランプ電圧として、コンデンサC3を
介して供給した元のブランキング信号をダイオードD3で
クランプすることにより、定常状態において、に示す
ように元のブランキング信号から見て信号期間(a)が
−60V(−(+B))であり、ブランキング期間(b)
が−120V(−2×(+B))であるようなレベルシフト
したブランキング信号を別電源を用いることなく得るこ
とができる。レベルシフトしたブランキング信号はCRT1
のグリッドG1に加えられ、ブランキング期間(b)にお
いて、−120Vの電位で電子ビームをカットオフしブラン
キングを行う。信号期間(a)では、ブランキング信号
は−60Vとなり、CRT100のカソードより与えるビデオ出
力による映像表示を可能にする。また、ブランキング信
号を得るために、ビデオ出力回路の回路定数を変える必
要がないので、そのために消費電力が増大することもな
い。従って、本実施例は高精細度のディスプレイ装置に
好適なものとなる。
る。第2図は第1図の回路における各部の動作波形図を
示している。図においてはトランジスタQ1のベース電
圧、即ちブランキングパルス入力、はトランジスタQ2
のエミッタ出力即ち元のブランキング信号、は本ブラ
ンキング回路の出力即ちCRT1のグリッドG1へ印加するブ
ランキング信号、C1はコンデンサC1の+側の電位、C2は
コンデンサC2の−側の電位即ちクランプ電圧である。
のブランキングパルスは信号期間(a)が0Vでブランキ
ング期間(b)が0.6V程度の信号である。トランジスタ
Q1,Q2の回路は、ブランキングパルスを、に示すよう
な信号期間(a)で+B電源電位+60Vとなり、ブラン
キング期間(b)で抵抗R12を介して0V(グランド)と
なるような元になるブランキング信号にレベル変換す
る。この信号の信号期間(a)においては、トランジス
タQ2→コンデンサC1→ダイオードD1→グランド(GND)
のルートでコンデンサC1をほぼ元のブランキング信号の
波高値、すなわちほぼ+B電源電位の+60Vまで充電
し、ブランキング期間(b)においては、グランド(GN
D)→コンデンサC2→ダイオードD2→コンデンサC1→ト
ランジスタQ2の回路の抵抗R12のルートでコンデンサC2
をほぼ元のブランキング信号の波高値、すなわちほぼ+
B電源電位の+60Vまで充電する。ここで、コンデンサC
2の+即はグランド(GND)に接続して0Vにクランプして
あるので、その−側にはほぼ−60Vの負電圧が得られ
る。この負電圧をクランプ電圧として、コンデンサC3を
介して供給した元のブランキング信号をダイオードD3で
クランプすることにより、定常状態において、に示す
ように元のブランキング信号から見て信号期間(a)が
−60V(−(+B))であり、ブランキング期間(b)
が−120V(−2×(+B))であるようなレベルシフト
したブランキング信号を別電源を用いることなく得るこ
とができる。レベルシフトしたブランキング信号はCRT1
のグリッドG1に加えられ、ブランキング期間(b)にお
いて、−120Vの電位で電子ビームをカットオフしブラン
キングを行う。信号期間(a)では、ブランキング信号
は−60Vとなり、CRT100のカソードより与えるビデオ出
力による映像表示を可能にする。また、ブランキング信
号を得るために、ビデオ出力回路の回路定数を変える必
要がないので、そのために消費電力が増大することもな
い。従って、本実施例は高精細度のディスプレイ装置に
好適なものとなる。
第3図は上記実施例の応用例を示す回路である。本応
用例は、第1図の実施例におけるダイオードD1のカソー
ドの接続先を0V(グランド)とはせずに、ボリュウムVR
に接続したものである。ボリュウムVRはその固定端子を
−12Vと0V(グランド)間に接続し、可変端子をダイオ
ードD1のカソードへ接続する。その他の回路構成は、第
1図と全く同様である。従って、本応用例の動作は基本
的には第1図の実施例と同様であり、同様に作用する
が、ボリュウムVRの操作によりコンデンサC2で発生する
クランプ電圧を−{(+B)+(0〜12)V}で連続可
変できる点が異なる。側ち、トランジスタQ2の回路から
出力される元のブランキング信号の信号期間(+B出力
時)にトランジスタQ2→コンデンサC1→ダイオードD1→
0〜−12V(VR)のルートでコンデンサC1を(+B)+
(0〜12)Vで充電し、ブランキング期間にその電圧で
第1図と同じルートによりコンデンサC2をほぼ上記電位
に充電で、クランプ電位として−{(+B)+(0〜1
2)V}を得る。ここで、+B=60Vであるから、これに
よって、第4図の動作波形図に示すようにグリッドG1に
印加する電位(第3図)が、ブランキング期間(b)
においては−120V(c)〜−132V(d)となり、信号期
間(a)においては−60V〜−72Vと連続可変できるの
で、本応用例は簡易ブライトコントロール回路として使
用することできる。このように、本発明はその主旨に沿
って種々に応用され、種々の実施態様を取り得るもので
ある。
用例は、第1図の実施例におけるダイオードD1のカソー
ドの接続先を0V(グランド)とはせずに、ボリュウムVR
に接続したものである。ボリュウムVRはその固定端子を
−12Vと0V(グランド)間に接続し、可変端子をダイオ
ードD1のカソードへ接続する。その他の回路構成は、第
1図と全く同様である。従って、本応用例の動作は基本
的には第1図の実施例と同様であり、同様に作用する
が、ボリュウムVRの操作によりコンデンサC2で発生する
クランプ電圧を−{(+B)+(0〜12)V}で連続可
変できる点が異なる。側ち、トランジスタQ2の回路から
出力される元のブランキング信号の信号期間(+B出力
時)にトランジスタQ2→コンデンサC1→ダイオードD1→
0〜−12V(VR)のルートでコンデンサC1を(+B)+
(0〜12)Vで充電し、ブランキング期間にその電圧で
第1図と同じルートによりコンデンサC2をほぼ上記電位
に充電で、クランプ電位として−{(+B)+(0〜1
2)V}を得る。ここで、+B=60Vであるから、これに
よって、第4図の動作波形図に示すようにグリッドG1に
印加する電位(第3図)が、ブランキング期間(b)
においては−120V(c)〜−132V(d)となり、信号期
間(a)においては−60V〜−72Vと連続可変できるの
で、本応用例は簡易ブライトコントロール回路として使
用することできる。このように、本発明はその主旨に沿
って種々に応用され、種々の実施態様を取り得るもので
ある。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明のブランキング
回路によれば、ブランキング信号を回路電源とは別の+
120Vとか−60Vとかの電源を用いることなく、必要なレ
ベルのブランキング信号を作り出すことができるので、
電源が簡単化されるとともに、ビデオ出力回路の回路定
数に影響を与えないので、高精細度ディスプレイ装置に
おける消費電力の増大や発熱の問題を解消することがで
きる。
回路によれば、ブランキング信号を回路電源とは別の+
120Vとか−60Vとかの電源を用いることなく、必要なレ
ベルのブランキング信号を作り出すことができるので、
電源が簡単化されるとともに、ビデオ出力回路の回路定
数に影響を与えないので、高精細度ディスプレイ装置に
おける消費電力の増大や発熱の問題を解消することがで
きる。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は上記
実施例の各部の動作波形図、第3図は上記実施例の応用
例を示す回路図、第4図は上記応用例の動作波形図、第
5図は従来例の回路図である。 1……CRT、2……入力端子、C1,C2……コンデンサ(整
流手段)、D1,D2……ダイオード(整流手段)、C3……
コンデンサ(クランプ手段)、D3……ダイオード(クラ
ンプ手段)。
実施例の各部の動作波形図、第3図は上記実施例の応用
例を示す回路図、第4図は上記応用例の動作波形図、第
5図は従来例の回路図である。 1……CRT、2……入力端子、C1,C2……コンデンサ(整
流手段)、D1,D2……ダイオード(整流手段)、C3……
コンデンサ(クランプ手段)、D3……ダイオード(クラ
ンプ手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】入力されるブランキングパルスに応じて、
所定の電圧とグランドとの間でスイッチング動作するこ
とにより、電圧レベルを変換するレベル変換手段と、 上記ブランキングパルスのブランキング期間において、
上記レベル変換手段の出力信号の波高値を整流して上記
所定の電圧の極性を反転したクランプ電圧を得る整流手
段と、 上記レベル変換手段の出力信号を上記クランプ電圧にク
ランプして、CRTに供給するブランキング電圧を得るク
ランプ手段とを、 備えることを特徴とするブランキング回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11334289A JP2881810B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | ブランキング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11334289A JP2881810B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | ブランキング回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02292966A JPH02292966A (ja) | 1990-12-04 |
JP2881810B2 true JP2881810B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=14609815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11334289A Expired - Fee Related JP2881810B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | ブランキング回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2881810B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-02 JP JP11334289A patent/JP2881810B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02292966A (ja) | 1990-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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