JP2881367B2 - 鉄筋の組立・配筋装置 - Google Patents

鉄筋の組立・配筋装置

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JP2881367B2 JP5201839A JP20183993A JP2881367B2 JP 2881367 B2 JP2881367 B2 JP 2881367B2 JP 5201839 A JP5201839 A JP 5201839A JP 20183993 A JP20183993 A JP 20183993A JP 2881367 B2 JP2881367 B2 JP 2881367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル工事において
覆工コンクリート中に入れられる鉄筋の組立、配筋を行
う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の組立・配筋装置は存在せ
ず、トンネル工事において覆工コンクリート中に鉄筋を
入れる場合には、例えば図18に示すように、トンネル
61内に敷設されたトンネル方向のレール(図示せず)
上を走行可能な作業台車62を使用し、この作業台車6
2上に5〜8名の作業者Mが乗って、主筋63aと配力
筋63bからなるメッシュ状の鉄筋63の組立、配筋及
び結束等が行われている。図18において64は鉄筋6
3を入れた覆工コンクリートである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鉄筋の組立、配筋作業は、煩雑かつ重労働であると共
に、全て人力で行われているため、多数の作業者を必要
とする不具合がある。そこで、本発明は、トンネル内に
おける鉄筋の組立、配筋作業の容易化、軽労力化及び省
力化をなし得る鉄筋の組立・配筋装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の鉄筋の組立・配筋装置は、トンネル方向へ
延び、両端部の脚によりトンネル軸心部に支持されるガ
イドビームと、ガイドビームの約半分の長さを有し、そ
の外周に長手方向へ移動可能に嵌装された移動架台と、
移動架台の両端部の外周に装着した円形のガイドリング
と、両ガイドリングにその外周に沿って旋回可能に装着
された旋回フレームと、両旋回フレームに装着したゲー
ジリフトシリンダーを介してそれぞれトンネル内壁面に
進退可能に設けられ、トンネル内壁面の約1/3周の長
さを有する円弧状を呈し、かつ多数の配力筋を所要位置
に支持する配力筋ゲージと、両配力筋ゲージの両端部に
おける両ゲージ間に配置され、各配力筋ゲージに装着し
た主筋セットシリンダーを介して配力筋ゲージの鉄筋支
持部に進退可能に設けられ、多数の主筋を所要位置に支
持する主筋ゲージとを備えることを特徴とする。前記ガ
イドビームの脚が伸縮可能に設けられ、かつ移動架台の
両端部に伸縮可能な脚が設けられていることが望まし
い。又、ガイドビームは、鉄筋をガイドビーム上に上昇
させる鉄筋リフターを端部に備えていることが好まし
い。一方、前記各配力筋ゲージは、その曲率を変更可能
に設けられていることが好ましい。又、各配力筋ゲージ
は、両端部を曲率中心側へ折曲可能に設けられているこ
とが好ましい。
【0005】
【作用】上記手段においては、移動架台のゲージ上で鉄
筋の組立てが可能となると共に、組立てられたメッシュ
状の鉄筋がトンネル内壁面の所要位置へ移動可能とな
る。ガイドビームの脚が伸縮可能に設けられ、かつ移動
架台の両端部に伸縮可能な脚が設けられていることによ
り、ガイドビームと移動架台の脚を交互に伸縮し、かつ
両者を相対的に移動することによって、装置のトンネル
方向への移動が行われる。ガイドビームの端部に鉄筋リ
フターが備えられることにより、鉄筋のガイドビーム上
への上昇が容易となる。各配力筋ゲージが曲率変更可能
であることにより、トンネル空断面の変更や、鉄筋の2
重配置に対応可能となる。又、各配力筋ゲージの両端部
を折曲可能に設けることにより、トンネル内壁面に既に
配筋された鉄筋に対する次の鉄筋の接続が容易となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の鉄筋の組立・配筋装置の一
実施例を示す側面図である。図中1はトンネル2方向へ
延びるガイドビームで、図2〜図5に示すように、端面
方形の枠状をなすようにH形鋼等を適宜に組み合わせて
構成され、両端部に付設した伸縮可能な脚3により、ト
ンネル2の軸心部に支持可能に設けられている。脚3
は、端部両側に装着した上下方向のリフトシリンダー3
aと、両側のリフトシリンダー3aのピストンロッドの
下端部を連結する水平な連結部材3bと、トンネル2の
床面に高さ調節ブロック3cを介在して水平に載置さ
れ、上記連結部材3bをトンネル2の横方向(図4にお
いては左右方向)へ移動可能に載置した三日月状のガイ
ドベース3dと、上記連結部材3bを横送りする横送り
シリンダー3eとから構成されている。ガイドビーム1
の両端部の両側上部には、ガイドビーム1の横方向の振
れを防止するため、振れ止めジャッキ4が水平に突設さ
れており、その先端部には、トンネル内壁面に当接され
るスペーサブロック4aが取り付けられている。又、ガ
イドビーム1の前端部(図1においては右端部)には、
後述するように束状の鉄筋をガイドビーム1上に上昇さ
せる鉄筋リフター5が備えられている。鉄筋リフター5
は、ガイドビーム1の前端に付設した垂直なガイドレー
ル5aと、ガイドレール5aにローラー5bを介して昇
降可能に装着されたリフト架台5cと、ガイドレール5
aに敷設したチェーンと噛合するスプロケット(図示せ
ず)を駆動し、リフト架台5cを昇降させるモータ5d
と、その他の部材とから構成されている。更に、ガイド
ビーム1の上面には、このガイドビーム1と後述する移
動架台とをトンネル2方向へ相対的に移動する移動装置
の一部を構成する2条のチェーン6が、そのほぼ全長に
亘って敷設されている。各チェーン6は、チャンネル状
のチェーンガイド6aに収容され、かつテークアップ6
bによって張設されている。
【0007】前記ガイドビーム1の外周には、図2〜図
5に示すように、ガイドビーム1の約半分の長さを有す
る移動架台7が、長手方向へ移動可能に嵌装されてい
る。移動架台7は、ガイドビーム1と同様に、端面方形
の枠状をなすようにH形鋼等を適宜に組み合わせて、ガ
イドビーム1より適宜大きく構成されており、各隅の内
側に装着した多数のローラー8a,8bが、ガイドビー
ム1の各隅の外側に転動自在に設けられている。そし
て、移動架台7は、前記各チェーン6と噛合する三角配
置のスプロケットと、このスプロケットを駆動するモー
タとからなり、その後端部上に搭載された移動装置9に
よって長手方向へ移動可能に設けられている。移動架台
7の両端部には、ガイドビーム1の脚3と同様の伸縮可
能な脚10が付設されている。従って、ガイドビーム1
と移動架台7は、それぞれの脚3,10を交互に伸縮
し、かつ移動装置9により両者を相対的に移動すること
により、トンネル2方向へ移動される。
【0008】移動架台7の両端部の外周には、図2、図
3、図5及び図6に示すように、H形鋼からなる円形の
ガイドリング11が、それぞれガイドビーム1及び移動
架台7と同軸をなして装着されている。各ガイドリング
11の外周には、後述するチェーンを収容するため、チ
ャンネル材からなる有端環状のチェーンガイド12が装
着されており、その端部には、チェーンを張設するテー
クアップ13が取り付けられている。各ガイドリング1
1には、図7〜図11に示すように、正面視逆U字状の
旋回フレーム14が、その両端部の両側に装着したロー
ラー15をガイドリング11の側面に転動自在に係合す
ることにより、ガイドリング11に沿って旋回可能に設
けられている。そして、旋回フレーム14は、前記テー
クアップ13間に張設してチェーンガイド12に収容し
たチェーン16と、このチェーン16と噛合させて旋回
フレーム14上に装着した三角配置のスプロケット17
と、このスプロケット17を駆動するモータ18とから
なる旋回装置19によって旋回可能に設けられている。
旋回フレーム14の両端の背面には、角筒状のスライド
パイプ20を摺動自在に収容したガイドパイプ21の上
端部が装着されており、一方(図8においては右方)の
ガイドパイプ21は、製作誤差によるガタ等を吸収、緩
和すべくトンネル方向のピン22によって枢着されてい
る。そして、各スライドパイプ20は、シリンダー本体
23aをガイドパイプ21に枢着し、かつピストンロッ
ド23bの先端部をスライドパイプ20に枢着したゲー
ジリフトシリンダー23により、トンネル2の内壁面に
対して進退可能に設けられている。
【0009】両旋回フレーム14の両端のスライドパイ
プ20には、図7、図12〜図16に示すように、後述
する多数の配力筋を所要位置に支持し、かつ前記各ゲー
ジリフトシリンダー23を介してトンネル2の内壁面に
対して進退される配力筋ゲージ24が装着されている。
すなわち、配力筋ゲージ24は、トンネル2の内壁面の
約1/3周の長さを有する円弧状に形成され、両旋回フ
レーム14の間隔と同程度に離隔して配置された2枚
と、これらのほぼ中間に配置されて互いに接近して接合
された2枚の合計4枚からなり、トンネル方向の4本の
連結杆25によって連結されており、両端の2枚を介し
てそれぞれの旋回フレーム14の各スライドパイプ20
の先端部に、両端部を枢着されている。各配力筋ゲージ
24は、その曲率を変更可能とすべく、中間部がピン2
6により折曲自在に連結され、かつピン26を間にした
連結部付近が曲率中心側に配置した曲率変更シリンダー
27により連結されており、それぞれの外側(図14、
図15においては上側)には、配力筋28(図16参
照)を支持する多数の鉄筋セット溝24aが、スライド
パイプ20の移動方向へ切り欠いて設けられている。
又、各配力筋ゲージ24は、既設の鉄筋に対する次の鉄
筋の接続を容易とするため、両端部がピン29により曲
率中心(トンネル中心)側へ折曲自在に連結され、かつ
ピン29を間にした連結部付近が曲率中心側に配置した
折り畳みシリンダー30により連結されている。
【0010】一方、各配力筋ゲージ24の両端部におけ
る隣り合う配力筋ゲージ24間には、後述する多数の主
筋を所要位置に支持し、かつ配力筋ゲージ24の鉄筋支
持部である鉄筋セット溝24aに対して進退される主筋
ゲージ31が装着されている。すなわち、主筋ゲージ3
1は、端部の配力筋ゲージ24とこれと対向する中間の
配力筋ゲージ24との間の間隔と同程度の長さを有する
4本のT形鋼からなり、それぞれの端部のウエッブを、
各配力筋ゲージ24の両端部における隣り合う配力筋ゲ
ージ24の対向面に付設したガイド部材32に係合する
ことにより、配力筋ゲージ24の移動方向と同方向へ移
動可能に設けられており、各主筋ゲージ31のウエッブ
の縁部には、主筋33(図16参照)を支持する多数の
鉄筋セット溝31aが、スライドパイプ20の移動方向
へ切り欠いて設けられている。一方、各ガイド部材32
と対応する両端の配力筋ゲージ24の外側及び中間の2
枚の配力筋ゲージ24間には、ブラケット34が付設さ
れており、このブラケット34には、主筋ゲージ31を
移動する主筋セットシリンダー35のシリンダー本体3
5aが枢着され、かつそのピストンロッド35bが主筋
ゲージ31に枢着されている。
【0011】図1において36はガイドビーム1の後端
部上に搭載した制御盤で、同じくその近傍に搭載された
油圧ユニット37等を制御する。38は油圧ユニット3
7から供給される圧油を脚3のリフトシリンダー3a等
に供給する油圧ホースが巻装されるホースリールであ
り、39は移動架台7の後端部上に搭載した制御盤であ
る。又、図7において40は移動架台7に搭載したケー
ブルリールで、ガイドリング11に装着した複数のケー
ブル・ホースガイドローラー41を経て旋回装置19と
接続したケーブルが巻装されるものであり、42は同様
に移動架台7に搭載したホースリールで、上記ケーブル
・ホースガイドローラー41を経てゲージリフトシリン
ダー23等に圧油を供給する油圧ホースが巻装されるも
のである。43はガイドビーム1上に装着した複数のケ
ーブル・ホースガイドローラーで、ガイドビーム1のホ
ースリール38から繰り出されるホース等を案内するも
のであり、44は移動架台7に装着した折り畳み式の足
場45を伸縮する足場伸縮シリンダーである。
【0012】上記構成の鉄筋の組立・配筋装置を用いて
鉄筋を組立て、かつトンネル2の内壁面に配筋するに
は、先ず、図1に示すように、ガイドビーム1を施工位
置に移動し、かつ各振れ止めジャッキ4を伸長してガイ
ドビーム1の振れ止めを行った後、鉄筋リフター5のリ
フト架台5c上に、配力筋28、主筋33となる束状の
鉄筋(図示せず)を載せ、リフト架台5cを上昇させて
鉄筋をガイドビーム1上に上昇させる。次いで、移動架
台7を移動装置9により最大限前方へ移動させた後、旋
回装置19により旋回フレーム14を、図7に示すよう
に、配力筋ゲージ24が上部に位置するように旋回させ
ると共に、ゲージリフトシリンダー23を縮小作動させ
て配力筋ゲージ24を最大限下げ、かつ主筋セットシリ
ンダー35を縮小作動させて主筋ゲージ31を最大限下
げ、更に、足場伸縮シリンダー44を伸長作動させて足
場45を伸展させる。
【0013】次に、主筋33となる束状の鉄筋を主筋ゲ
ージ31上の前端部に載せ、かつ配力筋28となる束状
の鉄筋を配力筋ゲージ24上の中央部に載せると共に、
その結束を解き、配力筋28を1本ずつ全配力筋ゲージ
24に跨がらせて鉄筋セット溝24aにセットする。配
力筋28のセットが終了した後、ゲージリフトシリンダ
ー23を伸長作動させ、下に作業員が入れる位まで配力
筋ゲージ24を上げた後、主筋33となる束状の鉄筋を
解き、主筋33を1本ずつ両側の主筋ゲージ31に跨が
らせて鉄筋セット溝31aにセットする。配力筋28と
主筋33のセットが終了した後、主筋セットシリンダー
35を伸長作動させて主筋33を配力筋28に当接さ
せ、しかる後、主筋33と配力筋28の当接箇所を結束
する。
【0014】次いで、既にトンネル2の内壁面に配筋さ
れたメッシュ状の鉄筋との接続を容易にするため(相互
のラップが容易となるように)、折り畳みシリンダー3
0を縮小作動させて配力筋ゲージ24の両端部を曲率中
心側へ折曲した後、移動架台7を移動装置9の作動によ
り、トンネル方向の配筋位置へ移動する。この移動架台
7の配筋位置への移動は、束状の鉄筋を主筋ゲージ31
及び配力筋ゲージ24上に載せた後に行ってもよい。次
に、旋回装置19の作動により、旋回フレーム14を各
ゲージ24,31及びメッシュ状の鉄筋と共に、トンネ
ル2の内壁面の周方向の配筋位置へ旋回した後、ゲージ
リフトシリンダー23の伸縮量を調整し、メッシュ状の
鉄筋を正規の施工位置(断面)に合わせ、トンネル2の
内壁面のアンカーボルトへ固定し、かつ既設のメッシュ
状の鉄筋と接続する。
【0015】次いで、ゲージリフトシリンダー23を縮
小作動させると、メッシュ状の鉄筋から各ゲージ24,
31が離反され、かつ旋回装置19により旋回フレーム
14を上部に旋回させると共に、移動装置9により移動
架台7を最大限前方へ移動させると、最初の状態に戻
り、以下、同様の操作を繰り返してメッシュ状の鉄筋の
組立と配筋を行う。そして、所定位置のトンネル2の内
壁面全周に対する配筋が完了すると、移動架台7の脚1
0を伸長させてトンネル2の底面に接地させた後、ガイ
ドビーム1の脚3を縮小させてトンネル2の底面から離
反させ、しかる後に、移動装置9によりガイドビーム1
を前方へ移動する。
【0016】なお、上記実施例においては、鉄筋リフタ
ー5をガイドビーム1の前端部に付設する場合について
述べたが、これに限定されるものではなく、ガイドビー
ム1の後端部に付設するようにしてもよい。又、ガイド
ビーム1と移動架台7のそれぞれに伸縮可能な脚3,1
0を設け、移動装置9により装置のトンネル方向への移
動を行う場合について述べたが、これに限らず、例えば
ガイドビーム1にのみ脚を設け、この脚の下端に装着し
た車輪を介し、トンネル2内に敷設したレール上を走行
するようにしてもよい。更に、ガイドビーム1及び移動
架台7は、端面方形の枠状をなすように設ける場合に限
らず、端面五角形又は六角形等の枠状をなすようにして
もよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鉄筋の組
立・配筋装置によれば、移動架台のゲージ上で鉄筋の組
立てが可能となると共に、組立てられたメッシュ状の鉄
筋がトンネル内壁面の所要位置へ移動可能となるので、
従来のようにトンネル内壁面に対するメッシュ状の鉄筋
の組立てや配筋の全てを人力で行う必要がなくなり、鉄
筋の組立、配筋作業の容易化、軽労力化及び省力化を図
ることができる。ガイドビーム及び移動架台に伸縮可能
な脚が設けられていることにより、両者の脚を交互に伸
縮し、かつ移動装置で両者を相対的に移動することによ
って、装置のトンネル方向への移動を行うことができ
る。又、ガイドビームの端部に鉄筋リフターが備えられ
ていることにより、鉄筋のガイドビーム上への上昇が容
易となるので、鉄筋の組立、配筋作業の一層の省力化等
を図ることができる。各配力筋ゲージが曲率変更可能で
あることにより、トンネル空断面の変更や、鉄筋の2重
配置に対応可能となるので、より複雑な作業に対処する
ことができる。又、各配力筋ゲージの両端部を折曲可能
に設けることにより、トンネル内壁面に既に配筋された
鉄筋に対する次の鉄筋の接続を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄筋の組立・配筋装置の一実施例を示
す側面図である。
【図2】図1に示す装置におけるガイドビームと移動架
台の組み合わせ状態を表わした側面図である。
【図3】図2の一部を省略した平面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線半断面とIV′−IV′線半
断面の合成断面図である。
【図5】図2におけるV−V線断面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図1におけるVII −VII 線断面図である。
【図8】図1に示す装置におけるガイドリングと旋回フ
レームの組み合わせ状態を表わした正面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図8の左側面図である。
【図11】図8におけるXI−XI線断面図である。
【図12】図1に示す装置における配力筋ゲージと主筋
ゲージの組み合わせ状態を表わした平面図である。
【図13】図12におけるXIII−XIII線断面図である。
【図14】図12におけるXIV −XIV 線断面図である。
【図15】図12におけるXV−XV線断面図である。
【図16】図13のXVI 部の拡大図である。
【図17】図1に示す装置の作用説明図である。
【図18】従来の鉄筋の組立、配筋作業の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ガイドビーム 2 トンネル 3 脚 3a リフトシリンダー 3d ガイドベース 5 鉄筋リフター 5c リフト架台 5d モータ 7 移動架台 9 移動装置 10 脚 11 ガイドリング 14 旋回フレーム 19 旋回装置 23 ゲージリフトシリンダー 24 配力筋ゲージ 24a 鉄筋セット溝 26 ピン 27 曲率変更シリンダー 28 配力筋 29 ピン 30 折り畳みシリンダー 31 主筋ゲージ 31a 鉄筋セット溝 33 主筋 35 主筋セットシリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 光司 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内 (72)発明者 山崎 徹 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 克也 東京都中央区日本橋本町四丁目12番20号 佐藤工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル方向へ延び、両端部の脚により
    トンネル軸心部に支持されるガイドビームと、ガイドビ
    ームの約半分の長さを有し、その外周に長手方向へ移動
    可能に嵌装された移動架台と、移動架台の両端部の外周
    に装着した円形のガイドリングと、両ガイドリングにそ
    の外周に沿って旋回可能に装着された旋回フレームと、
    両旋回フレームに装着したゲージリフトシリンダーを介
    してそれぞれトンネル内壁面に進退可能に設けられ、ト
    ンネル内壁面の約1/3周の長さを有する円弧状を呈
    し、かつ多数の配力筋を所要位置に支持する配力筋ゲー
    ジと、両配力筋ゲージの両端部における両ゲージ間に配
    置され、各配力筋ゲージに装着した主筋セットシリンダ
    ーを介して配力筋ゲージの鉄筋支持部に進退可能に設け
    られ、多数の主筋を所要位置に支持する主筋ゲージとを
    備えることを特徴とする鉄筋の組立・配筋装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドビームの脚が伸縮可能に設け
    られ、かつ移動架台の両端部に伸縮可能な脚が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の鉄筋の組立・配
    筋装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドビームは、鉄筋をガイドビー
    ム上に上昇させる鉄筋リフターを端部に備えていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の鉄筋の組立・配筋装
    置。
  4. 【請求項4】 前記各配力筋ゲージは、その曲率を変更
    可能に設けられていることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の鉄筋の組立・配筋装置。
  5. 【請求項5】 前記各配力筋ゲージは、両端部を曲率中
    心側へ折曲可能に設けられていることを特徴とする請求
    項1、2、3又は4記載の鉄筋の組立・配筋装置。
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