JP2880992B1 - コンクリートの製造方法、及び製造装置 - Google Patents

コンクリートの製造方法、及び製造装置

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JP2880992B1
JP2880992B1 JP7593198A JP7593198A JP2880992B1 JP 2880992 B1 JP2880992 B1 JP 2880992B1 JP 7593198 A JP7593198 A JP 7593198A JP 7593198 A JP7593198 A JP 7593198A JP 2880992 B1 JP2880992 B1 JP 2880992B1
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一雄 鈴木
康司 伊藤
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】異なる産地、組成の粗骨材であっても、設計し
たスランプ量及び強度を有するコンクリートを製造する
ことができるものとすること。 【解決手段】セメントと、細骨材と、多孔質材で形成さ
れた粗骨材と、水と、その他の材料とを所定の割合で配
合してコンクリートミキサで混練するに際してコンクリ
ートミキサ内を減圧し(ST1,ST2)、該コンクリ
ートミキサの混練に必要なトルクを測定し(ST3)、
測定したトルクから現在混練しているコンクリートの推
定スランプ値を計算し(ST4)、予め定めた目標スラ
ンプ値と上記推定スランプ値とのスランプ値差を求め
(ST5)、上記スランプ値差に基づいてコンクリート
ミキサの大気圧への復圧時間を計算し(ST6)、この
復圧時間でコンクリートミキサ内を復圧する(ST7,
ST8,ST9)ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリートの製造
方法及びコンクリートの製造装置に係り、特にセメン
ト、細骨材、多孔質の骨材、水及びその他の材料を所定
の割合に配合して、これらを減圧条件下で混練した後に
大気圧に復圧するコンクリートの製造方法及びコンクリ
ートの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多孔質の材料、例えは火山礫、溶
鉱炉のスラグ等を粗骨材としたコンクリートが製造され
ている。このように多孔質の材料を粗骨材とするコンク
リートを製造方法及び装置として、セメント、細骨材、
多孔質の粗骨材、水、及びその他の材料を所定量配合し
て投入したコンクリートミキサを密閉して、このコンク
リートミキサの内部を減圧した状態で混練し、混練後コ
ンクリートミキサ内を大気圧に復圧するものがある(特
開昭63−1253305号参照)。
【0003】このようなコンクリートの製造方法では、
コンクリートの混練中にコンクリートミキサ内が減圧さ
れると、多孔質である骨材の細孔内から空気が吸い出さ
れ、この細孔内にモルタルが浸入する。そして、コンク
リートミキサ内が復圧されると、粗骨材の表面付近の細
孔内に浸入したモルタルが上昇する気圧により、加圧さ
れた状態で広い界面で硬化することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のコンクリートの製造方法によって製造されるコ
ンクリートは、同一の割合でセメント、骨材及び水を配
合したとしても多孔性骨材の組成、産地等によってその
スランプ量、強度等にばらつきが生じ、一定のスランプ
量、及び強度のコンクリートを安定して製造しにくいと
いう問題がある。
【0005】そこで、本発明は、粗骨材の組成や産地に
かかわらず、設計したスランプ量及び強度を有するコン
クリートを製造することができるコンクリートの製造方
法及びコンクリートの製造装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記の課
題を解決するためには、減圧状態にあるコンクリートミ
キサを復圧するに際して、復圧に要する時間を制御する
ことが有効であることを見いだした。
【0007】即ち、コンクリートミキサ内を圧状態か
ら、大気圧に復圧する時間を長くすればするほど、スラ
ンプ減少量が少なくなることから、復圧時間を調整する
ことにより、同一の配合のセメントのスランプ量を自由
に設定できるという知見を得た。
【0008】また、本願発明者は、復圧時間を長くすれ
ばするほど、多孔質の粗骨材に吸収されずに残る水は増
加することから、これらの水量に基づいてコンクリート
の強度を予測するとができるという知見を得た。
【0009】表1及び図5並びに図6は、様々な多孔質
材料を粗骨材として、以下の〜の多孔性粗骨材につ
いてそれぞれ行った実験結果である。 K製鉄製溶鉱炉スラグ 富士山火山礫 大島火山礫 島原火山礫 再生骨材
【0010】
【表1】
【0011】この実験は、各骨材を使用して、下記のよ
うに行ない、各復圧時間に対するスランプ減少量(ΔS
L)と水減少量(ΔW)とを測定したものである。即
ち、コンクリートの配合は、水セメント比を65%と一
定としてスランプを8および18cm、空気量を4.5
%となるよう試験練りによって定めた。コンクリートの
練混ぜには、公称容量90l(リットル)の可傾式ミキ
サを用い、1バッチの量を60m2 として行った。材料
の投入順序は、練混ぜ水の約80%、粗骨材、細骨材、
セメントを投入した後、20秒間ミキサを運転した後、
残水をミキサに投入し2分間練混ぜ、練混ぜ完了後のコ
ンクリートを直ちに練り板上に排出し、コンクリート用
ショベルで1往復切り返しを行った後、フレッシユコン
クリートの試験および強度試験用供試体の作製に供し
た。スランプ試験はJISA1101(コンクリートの
スランブ試験方法)、後述する空気量試験はJISA1
128(フレッシュコンクリートの窒気量の圧力による
試験方法−空気室圧力方法)に従って行った。
【0012】この実験の結果、所定の減圧時間(例えば
0.4秒〜0.6秒)の間において復圧時間と、スラン
プの減少量との関係が線型であり、復圧時間によって減
少するスランプ量が定まり、復圧時間を調整することに
より、所望のスランプ量のコンクリートを製造できるこ
とが分かった。
【0013】さらに、所定の減圧時間(例えば0.4秒
〜0.6秒)の間において復圧時間と水減少量との関係
が線型であり、復圧時間によって減少する水量が定ま
り、この水源水量から、製造しているコンクリートの強
度を推定できることが分かった。
【0014】この減圧時間とコンクリート強度とは、次
の実験において得られた結果によっても裏付けられた。
【0015】上述した各復圧時間に対するスランプ減少
量(ΔSL)と水減少量(ΔW)との測定と同様に試料
を作成し、JISA1101(コンクリートの圧縮強度
試験方法)に従って強度試験を行った。この実験の結果
を表2及び図7並びに図8に示す。ここで強度比は、減
圧復圧を行わないコンクリートの強度に対する減圧復圧
を行ったコンクリートの強度の比である。
【0016】
【表2】
【0017】その他、基礎実験としてこれら〜の粗
骨材を使用したコンクリートの、復圧時間とエントラッ
プエアの減少量との関係(表3,図9)、減圧度とエン
トレインドエアの減少量との関係(表4,図10)を測
定した。結果を以下に示す。これらの実験により、エン
トラップエア(大きな気泡/空隙)の量は、減圧度を−
650mmHgとした場合には、復圧時間の相違にかか
わらず略一定(1.5〜2.5%)であり、コンクリー
トの品質を低下させるエントラップエアが略排除させる
こと、及び空気量(エンドレインドエアとエントラップ
トエアの和)は、減圧度によって相違することが分かっ
た。
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】本発明は、このような知見に基づいてなさ
れたものであり、本発明において上記の課題を解決する
ための手段は、以下のものである。
【0021】本発明の請求項1に記載の発明は、セメン
トと、細骨材と、多孔質材で形成された粗骨材と、水
と、その他の材料とを所定の割合で配合してコンクリー
トミキサで混練するに際してコンクリートミキサ内を減
圧し(ST1,ST2)、該コンクリートミキサの混練
に必要なトルクを測定し(ST3)、測定したトルクか
ら現在混練しているコンクリートの推定スランプ値を計
算し(ST4)、予め定めた目標スランプ値と上記推定
スランプ値とのスランプ値差を求め(ST5)、上記ス
ランプ値差に基づいてコンクリートミキサの大気圧への
復圧時間を計算し(ST6)、この復圧時間でコンクリ
ートミキサ内を復圧する(ST7,ST8,ST9)よ
うにしたコンクリートの製造方法である。
【0022】また、請求項4に記載の発明は、所定の割
合に配合されたセメントと、細骨と、多孔質骨材で形成
された粗骨材と、水と、その他の材料とを密閉条件下で
混練するコンクリートミキサ1と、該コンクリートミキ
サ内を減圧する減圧ポンプ2と、該コンクリートミキサ
内を設定された時間をかけて復圧する復圧弁3と、該コ
ンクリートミキサの混練に必要なトルクを測定するトル
ク測定手段4と、測定したトルクから、混練しているコ
ンクリートの推定スランプ値を計算するスランプ値推定
手段5と、予め設定された目標スランプ値と上記推定ス
ランプ値とのスランプ値差を求めるスランプ値差計算手
段6と、上記スランプ値差からコンクリートミキサ内を
減圧状態から大気圧に復圧するべき復圧時間を計算する
復圧時間計算手段7と、上記復圧弁を3を駆動制御して
上記計算された復圧時間でコンクリートミキサ内を減圧
状態から常圧に復圧させる復圧弁制御手段8とを備えた
コンクリートの製造装置である。
【0023】請求項1に記載のコンクリートの製造方
法、及び請求項4に記載のコンクリートの製造装置によ
れば、目標とするスランプ値のコンクリートを製造する
に際して、所定の割合コンクリートミキサ1に投入(S
T1)したセメント、細骨材、粗骨材、水等をコンクリ
ートミキサで減圧(ST2)下で混練中にコンクリート
ミキサが混練に必要とするトルクをトルク測定手段4で
測定(ST3)して、このトルクからスランプ値推定手
段5で現在混練中のコンクリートの推定スランプ値を計
算する(ST4)。次に、この計算された推定スランプ
値と目標スランプ値との差(ΔSL)をスランプ値差計
算手段6で計算し(ST5)、復圧時間計算手段7で過
剰水を粗骨材に吸収させてコンクリートが目標スランプ
値になるコンクリートミキサの復圧時間(t)を計算す
る(ST6)。上記復圧時間tは、上記スランプΔSL
から t=(ΔSL−b)/a …(1) で計算される。ここで、a,bは使用する粗骨材によっ
て定まる定数であって、実験によって予め定めておくも
のである。
【0024】例えば、上記実験例の粗骨材〜では K製鉄製溶鉱炉スラグ a=−10,b=11 富士山火山礫 a=−8 ,b=10.4 大島火山礫 a=−11.5,b=13.1 島原火山礫 a=−10,b=13 再生骨材 a=−7 ,b=8.3 となる。
【0025】そして、この計算した時間でコンクリート
ミキサを復圧させて、粗骨材に吸収される余剰水の量を
調整するものとして、コンクリートのスランプ値を調整
することができ、様々な組成、産地の粗骨材を使用して
も、所望のスランプ値、強度のコンクリートを製造する
ことができる。
【0026】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のコンクリートの製造方法において、コンクリートミキ
サを異なる回転数で回転させ、各回転数において測定し
たコンクリーミキサの回転トルクに基づいて上記推定ス
ランプ値を計算する工程を備えたものである。
【0027】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載のコンクリートの製造装置において、推定スラン
プ値推定手段5は、コンクリートミキサを異なる回転数
で回転させた各回転数におけるコンクリートミキサの回
転トルクに基づいて上記推定スランプ値を計算するもの
である。
【0028】請求項2に記載のコンクリートの製造方
法、及び請求項5に記載のコンクリートの製造装置によ
れば、コンクリートミキサでの混練時において異なる回
転数でコンクリートミキサを回転して、その回転トルク
に基づいて混練中のコンクリートの推定スランプ値を計
算することができ、正確に推定スランプ値を測定するこ
とができる。
【0029】例えば、所定の材料を投入したコンクリー
トミキサを第1の回転数で回転させコンクリートを混練
しつつコンクリートミキサの回転トルクを測定し、次に
コンクリートをそのままにして、コンクリートミキサを
第2の回転数で回転させコンクリートを混練しつつコン
クリートミキサの回転トルクを測定する。このようにし
て測定したコンクリートミキサの回転トルクに基づい
て、混練されたコンクリートのスランプ値を計算する。
【0030】この計算は、以下の文献に記載されている
ように、これらの2水準の値から、混練しているコンク
リートの塑性粘性および降伏値を計算し、この値を基
に、薄肉円板の変形解析を行い、混練しているコンクリ
ートのスランプ値を推定するものである。降伏値の計算
については、以下の文献に記載の通りである。 「村田二郎、鈴木一雄、大内千彦:減圧ミキサによって
練りまぜた高炉スラグ骨材コンクリートの諾特性に関す
る研究、コンクリート工学論文集、VOL.2No,
1、p45−56(1991)」 「鈴木一雄:グラウトの管内流助に関する研究、学位論
文、p39−61(1988)」 「後藤廉平、平井西夫、花井哲也:レオロジーとその応
用、共立出版(株)(1962)」 また、薄肉円板の変形解析については、以下の文献に記
載の通りである。 「村田二郎:まだ固まらないコンクリートのレオロジー
に関する基礎的研究、コンクリート工学、VoL5N
o.1、p25−34、(1997)」
【0031】請求項3に記載の発明は、請求項1及び請
求項2に記載のコンクリートの製造方法において、上記
復圧時間の計算結果に基づいて、骨材内に圧入される水
量を計算し、水量と予め設定されて配合された水量とか
ら混練中のコンクリートの推定強度を計算して、目標強
度に達していることを確認する工程(ST10)を備え
たものである。
【0032】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
及び請求項5に記載のコンクリートの製造装置におい
て、上記復圧時間計算手段の計算結果に基づいて、骨材
内に圧入される水量を計算し、水量と予め設定されて配
合された水量とから混練中のコンクリートの推定強度を
計算して、目標強度に達していることを強度確認手段9
を備え、製造しているコンクリートが目標強度に達して
いることを確認するものである。
【0033】請求項3に記載のコンクリートの製造方
法、及び請求項6に記載のコンクリートの製造装置によ
れば、コンクリートの推定強度を計算して、目標強度に
達していることを確認するから、製造されるコンクリー
トの強度(δ)を安定したものとすることができる。
【0034】上述したように、粗骨材に圧入される水
(水の減少量ΔW)は、粗骨材の種類、産地毎に予め実
験で求めておいた定数d,eを用いて復圧時間tの関数 ΔW=dt−e …(2) としてあらわされ、 例えば、上記実験例の粗骨材〜
では
【0035】 K製鉄製溶鉱炉スラグ d=−34.5,e=34.3 富士山火山礫 d=−29.0,e=32.9 大島火山礫 d=−40.0,e=41.1 島原火山礫 d=−45.5,e=44.8 再生骨材 d=−32.0,e=31.3 となる。このように、使用する骨材に応じて定数d,e
を予め測定しておき、上記式(2)に基づいて減少量Δ
Wを算出することができる。
【0036】また、本発明では、製造されるコンクリー
トの強度を推定する強度推定手段9を備えている。この
強度推定手段9は、図4に示すように、骨材表面水を測
定し(S12)、自由水量W0 の計算して(S13)、
セメント水比を計算する。
【0037】強度(δ)は、表面水の測定値、自由水量
(W0 )、及び上記したように粗骨材に圧入される水の
減少量(ΔW)から、強度推定式 δ=f・C/w+g …(3) で計算することができる。
【0038】この係数f及びgは、C/wを変化させた
3種類以上のコンクリートについて圧縮強度を測定し、
それぞれの圧縮強度から最小自乗法により求めたもので
ある。
【0039】ここで、計算において強度が目標の値に達
しない場合には、新たに粗骨材内に圧入すべき過剰水量
(ΔW)を求め、復圧時間を計算すればよい。本例に係
る発明によれば、この計算及び復圧時間の再計算を行な
い、製造するコンクリートの強度を目標のものとして保
持することができる。
【0040】請求項7に記載の発明は、請求項4、請求
項5、及び請求項6に記載のコンクリートの製造装置に
おいて、復圧弁3を電磁弁としたものである。
【0041】請求項7に記載のコンクリートの製造装置
によれば、コンクリートミキサの復圧は、復圧時間設定
手段に設定された設定時間をかけて電磁弁で正確に行わ
れ、製造されるコンクリートのスランプ値を正確なもの
として製造することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るコンクリートの
製造方法及び製造装置の実施の形態について説明する。
【0043】本例において、本発明に係るコンクリート
の製造方法は、以下の製造装置で実行される。本例のコ
ンクリートの製造装置は、図2及び図3に示すように所
定の割合に配合されたセメントと、細骨材と、多孔質骨
材と、水と、その他の材料が所定の割合で配合されて投
入され、密閉条件下で混練できるコンクリートミキサ1
を備える。
【0044】コンクリートミキサ1は、架台14に回動
及び係争自在に使用された可傾式のミキサ本体10を備
え、このミキサ本体10には材料の投入及びコンクリー
トの排出を行なう開口11とこの開口11を開閉可能に
密閉する密閉蓋12とを備えている。そして、このコン
クリートミキサ1の密閉蓋12には該コンクリートミキ
サ1内を減圧する減圧ポンプ2と、該コンクリートミキ
サ1内を設定された時間をかけて復圧する電磁弁である
復圧弁3とが設けられている。
【0045】さらに、ミキサ本体11はミキサ本体11
に取り付けたモータ13の駆動力で回動し、架台14に
取り付けた液圧駆動装置15で傾動するようになってい
る。本例では、コンクリートミキサには、図3に示すよ
うに、コンクリートミキサ1の混練に必要なトルクを測
定するトルク測定手段4として、上記モータ13の駆動
電流を測定する電流測定手段17と、測定したトルクか
ら、混練しているコンクリートの推定スランプ値を計算
するスランプ値推定手段5と、目標とするスランプ値と
上記推定スランプ値とのスランプ値差を求めるスランプ
値差計算手段6と、上記スランプ値差から必要な水量を
骨材内に圧入させるのに必要な復圧時間を計算する復圧
時間計算手段7と、上記強度確認手段9で強度が確認さ
れた後、計算された復圧時間でコンクリートミキサ1内
が復圧するように上記復圧弁3を駆動制御する復圧弁制
御手段8とを備えている。
【0046】本例では、スランプ値推定手段5、スラン
プ値差計算手段6、復圧時間計算手段7、及び復圧時間
設定手段8は、CPU、メモリ等を備えたコンピュータ
19で、所定のソフトウエアを実行することにより実現
される。
【0047】尚、図中符号16は密閉蓋12と減圧ポン
プとの間に設けられた開閉弁、17はモータ13の回転
数を調整するモータ制御装置を示している。
【0048】また、本例では、あらかじめ測定された骨
材表面水の測定値に基づいて自由水量(w0 )を計算し
て、これらの値とセメント量とから水セメント比を求
め、さらに上述したスランプ管理システムが粗骨材に吸
収させるべき量として計算した過剰水(ΔW)を考慮し
て、製造しているコンクリートの強度を推定して、予め
定めた目標強度に達するかどうかを確認する強度確認手
段9を備えている。本例ではこの強度確認手段9もコン
ピュータ19で、所定のソフトウエアを実行する事によ
り実現される。
【0049】次に、本実施の形態に係るコンクリートの
製造装置で多孔質の粗骨材を使用して所望のスランプ量
のコンクリートを製造する場合について説明する。
【0050】図4は、本実施の形態にかかるコンクリー
トの製造装置で所望のスランプのコンクリートを製造す
る手順を示すフローチャートである。
【0051】まず、コンクリートミキサ内に設計した配
合で材料、即ちセメント、細骨材、粗骨材、水、その他
の材料をコンクリーとミキサ内に投入する(S1)。各
材料の配合比は、所望のスランプ量と強度及び使用する
粗骨材の組成産地によって予め略定められている。
【0052】そして、ミキサ本体の開口を密閉蓋で密閉
して、減圧ポンプでミキサ本体内を減圧する(S2)。
減圧は例えばミキサ本体内の圧力が−650mmHgに
なる程度まで行なう。そして、コンクリートミキサを第
1の回転数、例えば10r.p.mで回転させ、コンク
リートの材料を攪拌する(S3)。このときコンクリー
トミキサのトルクをコンクリートミキサ回転用のモータ
13の負荷電流を確認しつつトルクが一定になった時点
で第1回目のミキサの負荷即ちトルク測定する(S
4)。
【0053】第1回のトルク測定が終了した後、コンク
リートミキサの回転数を一回目の測定時から変化させ例
えば20r.p.mで攪拌して(S5)、同様に第2回
のトルクを測定する(S6)。
【0054】以下、コンピュータにより順次必要な計算
を行なう。まず、これらの2水準の値から、混練してい
るコンクリートの塑性粘性および降伏値を計算し(S
7)、この値を基に、薄肉円板の変形解析を行い、混練
しているコンクリートのスランプ値を推定する(S
8)。
【0055】このスランプ値の推定は、コンクリートを
レオロジー的に解析して、スランプコーンが自重で変形
するとして、以下の方法で計算される。
【0056】図11(1)の左図において、スランプコ
ーンに変形をおこさせる外力は、ある水平面から上の部
分の自重であり、また、スランプコーンは変形の進行に
ともなって断面の面積が増大するので、これにともなう
最大せん断応力は次第に減少して、降伏値に等しくなっ
たときに静止する。この状態は一軸応力状態であるた
め、水平断面に働く最大せん断応力は鉛直応力の1/2
に等しいから、式1として表せる。
【0057】
【数1】
【0058】ここで、式1において、 x:コーン頂面から考えている断面までの距離(cm) τx ,px :考えている断面に働く最大せん断応力及び
鉛直応力( gf/cm2 ) Wx :考えている断面から上の部分のコンクリートの自
重(gf) rx :考えている断面の半径(cm) w:コンクリートの単位容積重量(gf/cm2 ) H:スランプコーンの総高さ(=30cm) K:慣性に関する係数(ゆっくりと変形するからK=1
としてよい)
【0059】式1から計算した最大せん断応力の分布は
図11(1)の中央に示すようになり、この図におい
て、 τx ≦τJ (h0 区間):流動しない部分 τx >τj (h 区間):τx =τj となるまで流動す
る部分 不変形区間h0 は式1において、τx =τj としたとき
のx=h0 として求められる。h区間の変形後の高さを
求めるには、この区間を厚さdxの多数の薄肉円板要素
に分割し、個々の円板要素の変形を図11(2)のよう
に考える。体積不変の法則を適用し、変形前後の円板要
素の体積は等しいものとすれば、変形後の高さは式2と
表される。
【0060】
【数2】
【0061】ここで、式2において、 h1 :変形後の高さ(cm) dx 1 およびrx 1 :変形後の円板要素の厚さ及び半径
(cm) 式2により、変形後の高さはコンクリートの降伏点に比
例し、単位容積重量に反比例することが分かる。コーン
底面に働く摩擦抵抗力を考慮してh1 を補正してh1
とすれば、スランプ値は式3となる。
【0062】
【数3】 L =H−(h0 −h1 ’) ……式3
【0063】ここで、式3において、 SL :スランプ値(cm) h1 ’:変形部分の変形後の高さ(cm) h1 ’=kh1 (近似的にk=1.5としてよい)
【0064】尚、図11(3)は普通および軽量骨材コ
ンクリートの降伏値とスランプとの関係を示したもの
で、打点は実験値、曲線は式3による計算値である。図
11(3)からスランプ12〜15cm以上の軟練りのコ
ンクリートの場合は、式3を用いてスランプ値を推定で
きることが分かる。
【0065】そして、この推定スランプ値と予め入力さ
れた目標スランプ値とのスランプ差(ΔSL)を求める
(S9)。つぎに、このスランプ値の差を基に過剰水量
(ΔW)が粗骨材内に圧入されるのに必要とされるコン
クリートミキサの復圧時間(t)を計算する(S1
0)。
【0066】この値tは、 t=(ΔSL−b)/a …(1) で計算される。
【0067】この計算した時間でコンクリートミキサを
復圧させて、粗骨材に吸収される余剰水の量を調整する
ものとして、コンクリートのスランプ値、強度を調整す
ることができ、様々な組成、産地の粗骨材を使用して
も、所望のスランプ値、強度のコンクリートを製造する
ことができる。
【0068】ここで、a,bは使用する粗骨材によって
定まる定数であって、実験によって予め定めておく。
【0069】この結果に基づいて、復圧設定手段に復圧
時間tを設定し、電磁弁である復圧弁は設定された時間
tをかけて、コンクリートミキサ内のを減圧状態から大
気圧まで復圧する。
【0070】また、本例では、あらかじめ測定された骨
材表面水の測定値に基づいて自由水量(w0 )を計算し
て、これらの値とセメント量とから水セメント比を求
め、さらに上述したスランプ管理システムが粗骨材に吸
収させるべき量として計算した過剰水(ΔW)を考慮し
て、 C/(W0 −ΔW)→C/W1 …(4) とし(S11)、強度推定式 δ=f・C/w+g …(3) に基づいて強度を予測する(S15)。
【0071】次に、予測された強度(δ)と予め定めた
目標強度(δt )とを比較して(S16)、 δt ×0.9<δ …(5) であるとき上記復圧時間設定手段に復圧時間の設定を行
なう(S17)。
【0072】それ以外のときには、 W2 =(a/δt ×0.9−B)/C …(6) から、補正すべき水量ΔW0 を W1 −W2 =ΔW2 =W0 …(7) として求め(S21)、この値を上記スランプ量管理シ
ステムの復圧時間設定手段に再入力して、新たな復圧時
間を求める(S22)ものである。
【0073】従って、本実施の形態に係るコンクリート
の製造装置及び製造方法によれば、多孔質の粗骨材を用
いて、所望のスランプ量及び基準の強度を備えたコンク
リートを安定して製造することができる。
【0074】
【実施例】次に本発明に係るコンクリートの製造方法に
よって製造したコンクリートの実施例について説明す
る。本例は、粗骨材として島原火山礫を用い、細骨材と
して砕石2005を用いて表5に示すコンクリートの配
合で製造したものである。
【0075】
【表5】
【0076】本実施例では、上記に示した材料をミキサ
に投入し、ミキサ回転数2水準に変化させトルクを測定
した。それぞれの回転数とトルクから見かけの降伏値を
求め、この降伏値を用いて薄肉円板の変形解析を行っ
た。以下に、変形解析によるスランプの推定値、復圧時
問および強度の推定値ならびにスランプと圧縮強度の実
測値を示す。 薄肉円板の変形解析によるスランプの推定値:20(c
m) 目標スランプ値との差:20−12=8(cm) 復圧時間の設定値:0.5(s) 水量減少後のC/W:61.7(%) 強度推定式:δ=37.3・αw−28.8 目標強度:30(N/mm2 ) 強度の予側値:31.6(N/mm2 ) 復圧時間の再設定植:0.5(s) スランプの実測値:11.0(cm) 圧縮強度の実測値:33.0(N/mm2
【0077】以上のように、本実施例によれば、目標ス
ランプ値に略等しく、目標強度を上回るコンクリートを
得ることができた。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以上のよ
うな構成及び作用を備えるので粗骨材の組成や産地にか
かわらず、設計したスランプ量及び強度を有するコンク
リートを安定して製造することができるという効果を有
する。
【0079】即ち、請求項1に記載のコンクリートの製
造方法、及び請求項4に記載のコンクリートの製造装置
によれば、目標とするスランプ値のコンクリートを製造
するに際して、所定の割合コンクリートミキサに投入し
たセメント、細骨材、粗骨材、水等をコンクリートミキ
サで減圧下で混練中にコンクリートミキサが混練に必要
とするトルクで測定して、このトルクから現在混練中の
コンクリートの推定スランプ値を計算し、目標スランプ
値との差を計算し、過剰水を粗骨材に吸収させてコンク
リートが目標スランプ値になるコンクリートミキサの復
圧時間を計算し、この計算した時間でコンクリートミキ
サを復圧させて、粗骨材に吸収される余剰水の量を調整
するものとしたから、コンクリートのスランプ値、強度
を復圧時間を変化させることによって調整することがで
き、様々な組成、産地の粗骨材を使用しても、所望のス
ランプ値のコンクリートを容易な手順で製造することが
できる。
【0080】また、請求項2に記載のコンクリートの製
造方法、及び請求項5に記載のコンクリートの製造装置
によれば、コンクリートミキサでの混練時において異な
る回転数でコンクリートミキサを回転して、その回転ト
ルクに基づいて混練中のコンクリートの推定スランプ値
を計算するものとしたから、正確に推定スランプ値を測
定することができ、所望のスランプ値のコンクリートを
製造することができる。
【0081】さらに、請求項3に記載のコンクリートの
製造方法、及び請求項6に記載のコンクリートの製造装
置によれば、コンクリートの推定強度を計算して、目標
強度に達していることを確認するから、製造されるコン
クリートの強度を安定したものとすることができる。
【0082】そして、請求項7に記載のコンクリートの
製造装置によれば、コンクリートミキサの復圧は、復圧
時間設定手段に設定された設定時間をかけて電磁弁で正
確に行われ、製造されるコンクリートのスランプ値を正
確なものとして製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリートの製造方法を示すフ
ローチャートである。
【図2】本発明に係るコンクリートの製造装置を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明に係るコンクリートの製造装置の実施の
形態を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るコンクリートの製造方法の実施の
形態を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係るコンクリートの製造方法における
復圧時間とスランプ減少量との関係を示すグラフであ
る。
【図6】本発明に係るコンクリートの製造方法における
復圧時間とスランプ減少量との関係を示すグラフであ
る。
【図7】本発明に係るコンクリートの製造方法における
復圧時間と強度比との関係を示すグラフである。
【図8】本発明に係るコンクリートの製造方法における
復圧時間と強度比との関係を示すグラフである。
【図9】本発明に係るコンクリートの製造方法における
復圧時間とエントラップトエア減少量との関係を示すグ
ラフである。
【図10】本発明に係るコンクリートの製造方法におけ
る復圧時間とエントレインドエアの減少量との関係を示
すグラフである。
【図11】本発明に係るコンクリートの製造方法の実施
の形態における、スランプ値の推定の方法を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 コンクリートミキサ 2 減圧ポンプ 3 復圧弁 4 トルク測定手段 5 スランプ値推定手段 6 スランプ値差計算手段 7 復圧時間計算手段 8 復圧弁制御手段
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 康司 千葉県船橋市浜町二丁目16番1号 全国 生コンクリート工業組合連合会 中央技 術研究所内 (72)発明者 村田 二郎 神奈川県横浜市港北区大曽根三丁目21番 7号 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28C 5/46

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメントと、細骨材と、多孔質材で形成さ
    れた粗骨材と、水と、その他の材料とを所定の割合で配
    合してコンクリートミキサで混練するに際してコンクリ
    ートミキサ内を減圧し、 該コンクリートミキサの混練に必要なトルクを測定し、 測定したトルクから現在混練しているコンクリートの推
    定スランプ値を計算し、 予め定めた目標スランプ値と上記推定スランプ値とのス
    ランプ値差を求め、 上記スランプ値差に基づいてコンクリートミキサの大気
    圧への復圧時間を計算し、 この復圧時間でコンクリートミキサ内を復圧するコンク
    リートの製造方法。
  2. 【請求項2】上記推定スランプ値は、コンクリートミキ
    サを異なる回転数で回転させ、各回転数において測定し
    たコンクリートミキサの回転トルクに基づいて計算する
    請求項1記載のコンクリートの製造方法。
  3. 【請求項3】上記復圧時間の計算結果に基づいて、骨材
    内に圧入される水量を計算し、水量と予め設定されて配
    合された水量とから混練中のコンクリートの推定強度を
    計算して、目標強度に達していることを確認する工程を
    備えた請求項1、又は請求項2に記載のコンクリートの
    製造方法。
  4. 【請求項4】所定の割合に配合されたセメントと、細骨
    材と、多孔質骨材で形成された粗骨材と、水と、その他
    の材料とを密閉条件下で混練するコンクリートミキサ
    と、 該コンクリートミキサ内を減圧する減圧ポンプと、 該コンクリートミキサ内を設定された時間をかけて復圧
    する復圧弁と、 該コンクリートミキサの混練に必要なトルクを測定する
    トルク測定手段と、 測定したトルクから、混練しているコンクリートの推定
    スランプ値を計算するスランプ値推定手段と、 予め設定された目標スランプ値と上記推定スランプ値と
    のスランプ値差を求めるスランプ値差計算手段と、 上記スランプ値差からコンクリートミキサ内を減圧状態
    から大気圧に復圧するべき復圧時間を計算する復圧時間
    計算手段と、 上記復圧弁を駆動制御して上記計算された復圧時間でコ
    ンクリートミキサ内を減圧状態から常圧に復圧させる復
    圧弁制御手段とを備えたコンクリートの製造装置。
  5. 【請求項5】上記スランプ値推定手段は、コンクリート
    ミキサを異なる回転数で回転させた各回転数におけるコ
    ンクリートミキサの回転トルクに基づいて上記推定スラ
    ンプ値を計算する請求項4記載のコンクリートの製造装
    置。
  6. 【請求項6】上記復圧時間計算手段の計算結果に基づい
    て、骨材内に圧入される水量を計算し、水量と予め設定
    されて配合された水量とから混練中のコンクリートの推
    定強度を計算して、目標強度に達していることを強度確
    認手段を備え、製造しているコンクリートが目標強度に
    達していることを確認するコンクリート強度推定手段を
    備えた請求項4、又は請求項5に記載のコンクリートの
    製造装置。
  7. 【請求項7】上記復圧弁は電磁弁である請求項4、請求
    項5、又は請求項6に記載のコンクリートの製造装置。
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