JP2880586B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2880586B2
JP2880586B2 JP3124368A JP12436891A JP2880586B2 JP 2880586 B2 JP2880586 B2 JP 2880586B2 JP 3124368 A JP3124368 A JP 3124368A JP 12436891 A JP12436891 A JP 12436891A JP 2880586 B2 JP2880586 B2 JP 2880586B2
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正和 滝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体製造装置に関
し、特にプラズマを利用したプラズマ処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のドライエッチング装置の
概略構成を示す断面図である。
【0003】この図を参照して、筒形状の反応室1は真
空気密に保たれている。この反応室1内には半導体ウェ
ハ3を載置保持する基板ステージ2が配置されている。
反応室1の底部には排気路4が設けられている。この排
気路4は真空ポンプ(図示せず)に接続されている。反
応室1の上面にはガス導入路5が設けられている。反応
室1の上面には導波管8がこのガス導入路5に対して並
設されている。導波管8の一方の端部には、マイクロ波
発生装置6が接続されている。導波管8の他方の端部の
管内であって導波管8と反応室1との接続部付近には石
英のマイクロ波導入窓7が取付けられている。反応室1
の外部には磁場発生手段のコイル9が半導体ウェハ3の
表面と垂直方向に磁力線を発生するように設けられてい
る。
【0004】従来のドライエッチング装置は上記のよう
に構成されており、排気路4に接続されている真空ポン
プによって反応室1を真空排気する。その後、ガス導入
路5より所定流量のガスを流し、所定の圧力にするとと
もにコイル9によって磁場を発生させる。また、マイク
ロ波発生装置6から導波管8を介し伝播されたマイクロ
波をマイクロ波導入窓7から反応室1に導入する。これ
によりプラズマを発生させて、基板ステージ2上の半導
体ウェハ3にエッチング処理を施す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エッチングのメカニズ
ムとしては、生成されたプラズマ内の分子,イオンによ
って処理が施される。一様なプラズマ下においてはウェ
ハ上で一様なエッチングが行なわれるものとされてい
る。
【0006】しかしながら、上記のような従来のドライ
エッチング装置ではプラズマ内の分子,イオンが反応室
1の側壁面において吸着および消滅する。このため分
子,イオンの密度分布は中央部が大きく周辺部が小さい
ものとなる。また、導波管8を伝播するマイクロ波も反
応室1内において中心部に比べ周辺部が小さいエネルギ
ー分布となり、上記プラズマ分布状態を助長させる一因
となっている。
【0007】このため、ウェハ上でのエッチング量は中
心が多く周辺が少なくなり、均一性の悪いエッチング処
理が施されるという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、一様な分布のプラズマを発生さ
せ、均一性のよいエッチング処理を施すドライエッチン
グ装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に従ったプラズ
マ処理装置は、ガスにプラズマを発生させることによっ
て処理を施すプラズマ処理装置であって、処理されるべ
き主表面を有する基板を載置保持するための基板ステー
ジと、基板ステージを収容する反応室と、主表面に対向
する位置に反応室に設けられた第1のマイクロ波導入部
と、反応室の外周を取囲むように配置された、マイクロ
波を通すための導波管と、主表面に沿う方向に基板を囲
むように反応室の側壁面に沿って環状に設けられ、かつ
導波管内のマイクロ波を反応室内に導く第2のマイクロ
波導入部とを備えている。
【0010】
【作用】この発明においては、第1のマイクロ波導入部
により、反応室内の中央部において高く、周辺部におい
て低い分子、イオン密度分布を有するプラズマが得られ
る。そして、第2のマイクロ波導入部により、この周辺
部のプラズマ内の分子、イオン密度分布を高めることが
できる。このように、第1のマイクロ波導入部から生ず
る不均一なプラズマの密度分布を第2のマイクロ波導入
部により補い平坦化できるため、反応室内の中央部およ
び周辺部において均一なプラズマ密度分布が得られる。
したがって、均一性の良いプラズマ処理を施すことが可
能となる。特に第2のマイクロ波導入部は反応室の側壁
面に沿って環状に設けられているため、反応室側壁面の
全円周からむらなくマイクロ波を導入することができ
る。このため、反応室周辺部の全円周においてむらのな
い均一なプラズマ密度分布が得られる。
【0011】
【実施例】図1は発明の一実施例の概略構成を示す断面
図であり、図2はその概略外観図を示している。
【0012】図1,図2において、図3に示した従来装
置と同一の部分についてはその説明を省略する。
【0013】石英からなる第1のマイクロ波導入窓10
1が、半導体ウェハ3の表面と対向する位置で反応室1
の上部に設けられている。この第1のマイクロ波導入窓
101を一方の端部の管内に備えた第1の導波管103
が反応室1の上方に設けられている。この第1の導波管
103の他方の端部には第1のマイクロ波発生装置10
2が接続されている。反応室1の外部には磁場発生手段
のコイル104が、半導体ウェハ3の表面と垂直方向に
磁力線を発生するように設けられている。石英からなる
第2のマイクロ波導入窓105が、半導体ウェハ3の表
面と垂直な反応室1の側壁面に沿って環状に設けられて
いる。この第2のマイクロ波導入窓105は反応室1に
Oリングなど(図示しない)で真空封止されている。こ
の第2のマイクロ波導入窓105に沿って、反応室1の
外周に第2の導波管106が環状に設けられている。こ
の第2の導波管106のE面107は反応室1の一部と
第2のマイクロ波導入窓105で構成されている。第2
の導波管106の一方の端部には第2のマイクロ波発生
装置108が接続されている。また第2の導波管106
の他方の端部には導波管の終端板109で短絡されてい
る。
【0014】上記のように構成されたドライエッチング
装置においては、コイル104で発生した磁場と第1の
マイクロ波発生装置102から導入されたマイクロ波と
により、反応室1の中央部で高く、周辺部で低い不均一
な密度分布を持つプラズマが生成される。この状態で第
2のマイクロ波発生装置108を動作させると、マイク
ロ波は第2の導波管106内を環状に伝播しながら徐々
に第2のマイクロ波導入窓105に結合し、第2のマイ
クロ波導入窓105の全周囲から反応室1内にマイクロ
波エネルギーを注入する。
【0015】これにより、反応室1の周辺部分のプラズ
マ密度を高めることが可能になる。すなわち第1のマイ
クロ波導入窓101から導入されるマイクロ波によって
生成されるプラズマ密度分布を第2のマイクロ波導入窓
105によって補い平坦化できる。よって第1および第
2のマイクロ波発生装置102,108のマイクロ波出
力を制御することにより、反応室1内で一様に均一な密
度分布のプラズマを生成することができる。したがっ
て、均一性の良いエッチング処理を施すことができる。
【0016】なお、上記実施例では第2の導波管106
のE面107の一部に第2のマイクロ波導入窓105を
設けたが、H面110の一部でもよい。また、上記実施
例ではドライエッチング装置について説明したが、プラ
ズマCVD装置に適用しても同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、プラズ
マ処理装置の反応室に第2のマイクロ波導入部を設ける
ことによって、第1のマイクロ波導入部から生ずる不均
一なプラズマの密度分布を補い平坦化するため、均一性
の良いプラズマ処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるドライエッチング装
置の構造を示す概略断面図である。
【図2】この発明の一実施例によるドライエッチング装
置の概略外観図である。
【図3】従来のドライエッチング装置の構造を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1 反応室 2 基板ステージ 3 半導体ウェハ 101 第1のマイクロ波導入窓 105 第2のマイクロ波導入窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−224234(JP,A) 特開 平3−19332(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/31 H01L 21/205 H01L 21/365 H01L 21/469

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスにプラズマを発生させることによっ
    て処理を施すプラズマ処理装置であって、 処理されるべき主表面を有する基板を載置保持するため
    の基板ステージと、 前記基板ステージを収容する反応室と、 前記主表面に対向する位置に前記反応室に設けられた第
    1のマイクロ波導入部と、前記反応室の外周を取囲むように配置された、マイクロ
    波を通すための導波管と、 前記主表面に沿う方向に前記基板を囲むように前記反応
    室の側壁面に沿って環状に設けられ、かつ前記導波管内
    のマイクロ波を前記反応室内に導く第2のマイクロ波導
    入部とを備えたことを特徴とする、プラズマ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02224234A (ja) * 1989-02-27 1990-09-06 Hitachi Ltd プラズマ処理装置およびその処理方法
JPH0319332A (ja) * 1989-06-16 1991-01-28 Hitachi Ltd マイクロ波プラズマ処理装置

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