JP2880445B2 - ブレーカーチゼルのダストシール構造 - Google Patents
ブレーカーチゼルのダストシール構造Info
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- JP2880445B2 JP2880445B2 JP2459996A JP2459996A JP2880445B2 JP 2880445 B2 JP2880445 B2 JP 2880445B2 JP 2459996 A JP2459996 A JP 2459996A JP 2459996 A JP2459996 A JP 2459996A JP 2880445 B2 JP2880445 B2 JP 2880445B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chisel
- breaker
- holding cylinder
- seal structure
- dust seal
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル掘削或
は転炉解体等に使用するブレーカーの防水及びダストシ
ール構造に関する。
は転炉解体等に使用するブレーカーの防水及びダストシ
ール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルでの上打ち又は転炉内での水平
打撃によるブレーカー作業においては多量の塵埃発生を
防ぐため撒水下で行なわれる。このような使用環境では
チゼルとブッシュの間に水と土砂が侵入して両者の摩耗
が異常に促進されて最終的にはピストンさえも破損する
結果になる。これを防ぐために図1のようにブレーカー
先端ベースプレート30内にゴム製ダストシール31を
設けたブレーカーが提案されたが、破砕岩石によって亀
裂を生じたり、摩耗によってチゼル胴との間に間隙を生
じ所期の目的を達するには不充分なものであった。
打撃によるブレーカー作業においては多量の塵埃発生を
防ぐため撒水下で行なわれる。このような使用環境では
チゼルとブッシュの間に水と土砂が侵入して両者の摩耗
が異常に促進されて最終的にはピストンさえも破損する
結果になる。これを防ぐために図1のようにブレーカー
先端ベースプレート30内にゴム製ダストシール31を
設けたブレーカーが提案されたが、破砕岩石によって亀
裂を生じたり、摩耗によってチゼル胴との間に間隙を生
じ所期の目的を達するには不充分なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、撒水下での
上打ち作業等過酷な条件においても長期間使用に耐える
チゼルのダストシール構造を提供すると共にチゼルに加
わる曲げモーメントに対する強度を向上させることによ
って先端作業視界を良好に確保できる長いチゼル装着を
可能にするものである。
上打ち作業等過酷な条件においても長期間使用に耐える
チゼルのダストシール構造を提供すると共にチゼルに加
わる曲げモーメントに対する強度を向上させることによ
って先端作業視界を良好に確保できる長いチゼル装着を
可能にするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明ダストシール構造
は、ブレーカー本体内にチゼル基部を嵌合保持する第
1,第2のブッシュを備えたブレーカーにおいて、ブレ
ーカー先端ベースプレートに第3のブッシュを嵌装した
保持筒体を固着すると共にチゼルの外周に前記保持筒体
を囲繞するスリーブを設け、該スリーブ内面と前記保持
筒体間に摺動シールリングを介装させて構成される。保
持筒体の長さ及びスリーブの長さはチゼルのストローク
以上の長さであってストロークの約2倍長である。シー
ルリングの取付位置は、保持筒体の基部側よりも先端側
の方がよい。
は、ブレーカー本体内にチゼル基部を嵌合保持する第
1,第2のブッシュを備えたブレーカーにおいて、ブレ
ーカー先端ベースプレートに第3のブッシュを嵌装した
保持筒体を固着すると共にチゼルの外周に前記保持筒体
を囲繞するスリーブを設け、該スリーブ内面と前記保持
筒体間に摺動シールリングを介装させて構成される。保
持筒体の長さ及びスリーブの長さはチゼルのストローク
以上の長さであってストロークの約2倍長である。シー
ルリングの取付位置は、保持筒体の基部側よりも先端側
の方がよい。
【0005】
【発明の実施の形態】図1,図2において、1はチゼ
ル、2はブレーカー本体であって、チゼル基部を保持し
ている第1ブッシュ3、第2ブッシュ4、ピストン5の
構成は従来の構造と同様であるので図2においては省略
する。10はベースプレート、11はフランジ付保持筒
体であって、フランジ12はベースプレート10に固定
されている。13は、保持筒体に嵌着されている第3ブ
ッシュであって、チゼル1の基部1aを摺動可能に嵌挿
している。14は、フランジの外周から半径方向に保持
筒体及び第3ブッシュを貫通して穿設したグリース圧入
孔である。15は保持筒体を囲繞するスリーブであって
チゼルの外周に設けた環状膨出部16を介してチゼルと
一体に設けられている。17は膨出部のテーパ面であ
る。18はシールリングであって保持筒体の先端側外周
面に形成した凹溝19内に嵌合保持され、撒水及び粉塵
等が内部に侵入するのを防いでいる。
ル、2はブレーカー本体であって、チゼル基部を保持し
ている第1ブッシュ3、第2ブッシュ4、ピストン5の
構成は従来の構造と同様であるので図2においては省略
する。10はベースプレート、11はフランジ付保持筒
体であって、フランジ12はベースプレート10に固定
されている。13は、保持筒体に嵌着されている第3ブ
ッシュであって、チゼル1の基部1aを摺動可能に嵌挿
している。14は、フランジの外周から半径方向に保持
筒体及び第3ブッシュを貫通して穿設したグリース圧入
孔である。15は保持筒体を囲繞するスリーブであって
チゼルの外周に設けた環状膨出部16を介してチゼルと
一体に設けられている。17は膨出部のテーパ面であ
る。18はシールリングであって保持筒体の先端側外周
面に形成した凹溝19内に嵌合保持され、撒水及び粉塵
等が内部に侵入するのを防いでいる。
【0006】
【作用及び効果】本発明は上記の構造を備えているから
チゼル先端からの破砕岩石等が直接シール部材又はブッ
シングに衝突することがない他、撒水下で上打ち姿勢で
使用しても撒水がシール部材及び摺動部に侵入すること
もない。また、飛散粉塵がスリーブ開口端15aと保持
筒体のフランジとの間隙20から侵入してもシールリン
グ18によって侵入を阻止されるので摺動部の摩耗が激
減し、メンテナンスコストを著しく低減できた。更に、
チゼル胴部がベースプレート10より先端側で第3ブッ
シュによって支持されているからチゼルに加わる曲げモ
ーメントに対する強度が増大し、従来より約30cm長
いチゼルの使用が可能になった。これによって作業視界
が広くなり作業の安全性が向上する。
チゼル先端からの破砕岩石等が直接シール部材又はブッ
シングに衝突することがない他、撒水下で上打ち姿勢で
使用しても撒水がシール部材及び摺動部に侵入すること
もない。また、飛散粉塵がスリーブ開口端15aと保持
筒体のフランジとの間隙20から侵入してもシールリン
グ18によって侵入を阻止されるので摺動部の摩耗が激
減し、メンテナンスコストを著しく低減できた。更に、
チゼル胴部がベースプレート10より先端側で第3ブッ
シュによって支持されているからチゼルに加わる曲げモ
ーメントに対する強度が増大し、従来より約30cm長
いチゼルの使用が可能になった。これによって作業視界
が広くなり作業の安全性が向上する。
【図1】従来のブレーカー先端部の要部断面図。
【図2】本発明のシール構造を示す要部断面図。
1 チゼル 3 第1ブッシュ 4 第2ブッシュ 10 ベースプレート 11 保持筒体 12 フランジ 13 第3ブッシュ 15 スリーブ 17 テーパ面 18 シールリング
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーカー本体内にチゼル基部を嵌合保
持する第1,第2のブッシュを備えたブレーカーにおい
て、ブレーカー先端ベースプレートに第3のブッシュを
嵌装した保持筒体を固着すると共にチゼルの外周に前記
保持筒体を囲繞するスリーブを設け、該スリーブ内面と
前記保持筒体間に摺動シールリングを介装させてなるブ
レーカーチゼルのダストシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2459996A JP2880445B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ブレーカーチゼルのダストシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2459996A JP2880445B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ブレーカーチゼルのダストシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193047A JPH09193047A (ja) | 1997-07-29 |
JP2880445B2 true JP2880445B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12142625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2459996A Expired - Fee Related JP2880445B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ブレーカーチゼルのダストシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2880445B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP2459996A patent/JP2880445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09193047A (ja) | 1997-07-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |